JP3444397B2 - ディジタル信号受信装置、方法、および該方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

ディジタル信号受信装置、方法、および該方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体

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JP3444397B2 JP04109198A JP4109198A JP3444397B2 JP 3444397 B2 JP3444397 B2 JP 3444397B2 JP 04109198 A JP04109198 A JP 04109198A JP 4109198 A JP4109198 A JP 4109198A JP 3444397 B2 JP3444397 B2 JP 3444397B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルオー
ディオ信号をパケット化して転送する伝送システムに関
し、詳しくはディジタル信号受信装置、方法、および該
方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルオーディオ信号を伝送する場
合、各サービスインターバルに発生したN個のオーディ
オ信号(サンプル)を1つのパケットにして転送する方
法が考えられる。各パケットのサンプル数Nは、オーデ
ィオ信号のサンプリング周波数が一定であって、サービ
スインターバルがサンプリング周期の整数倍であって
も、両者が完全に同期していない限りは一定ではない。
したがって、そのようなパケット化をした場合、例えば
そのパケットの先頭のサンプルの発生時刻をタイムスタ
ンプとしてパケットに付加すると、タイムスタンプは一
定でないサンプル数ごとに存在することになる。
【0003】オーディオ信号の受信側では、例えば、ア
ナログPLL(Phase-Locked Loop:位相同期ループ)
を用いて、送信側と同じサンプリングクロックを生成す
る。ここで、タイムスタンプの系列からサンプリングク
ロックを生成する場合、タイムスタンプの間隔が一定
で、さらに2のべき乗であると、実装が簡単になること
は良く知られている。受信側で、次にタイムスタンプが
送られてくる時刻が予測できるので、それに合わせた構
成とすればよいからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な一定でないサンプル数ごとに存在するタイムスタンプ
の系列からサンプリングクロックを生成する場合は、パ
ケット化が複雑になったり、送受信のディレイが長くな
るなどの問題が発生する。
【0005】この発明は、ディジタルオーディオ信号を
伝送するシステムで、送信側から一定でないサンプル数
ごとにタイムスタンプを送り、受信側でサンプリングク
ロックを生成するようなシステムにおいて、正確に送信
側のサンプリングクロックを生成することができるとと
もに、簡単な構成で容易に実装することができるように
したディジタル信号受信装置、方法、および該方法に係
るプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るディジタル信号受信装置は、連続す
る複数サンプルと該サンプルの先頭サンプルの時間的位
置を示すタイムスタンプとを含むパケットデータを受信
する手段を備え、受信したパケットデータのタイムスタ
ンプに基づいて上記先頭サンプルの時間的位置を推定す
るとともに、該先頭サンプル以外のサンプルを該先頭サ
ンプルの時間的位置から所定時間間隔ごとに配置するこ
とにより各サンプルの時間的位置を推定する手段と、該
推定された時間的位置と次のパケットデータのタイムス
タンプとの差に応じて上記時間間隔の値を修正する手段
と、上記推定した各サンプルの時間的位置からサンプリ
ングクロックを生成する手段とを含むことを特徴とす
る。
【0007】請求項2に係るディジタル信号受信方法
は、連続する複数サンプルと該サンプルの先頭サンプル
の時間的位置を示すタイムスタンプとを含むパケットデ
ータを受信するステップと、受信したパケットデータの
タイムスタンプに基づいて上記先頭サンプルの時間的位
置を推定するとともに、該先頭サンプル以外のサンプル
を該先頭サンプルの時間的位置から所定時間間隔ごとに
配置することにより各サンプルの時間的位置を推定する
ステップと、該推定された時間的位置と次のパケットデ
ータのタイムスタンプとの差に応じて上記時間間隔の値
を修正するステップと、上記推定した各サンプルの時間
的位置からサンプリングクロックを生成するステップと
を含むことを特徴とする。
【0008】請求項3に係るディジタル信号受信プログ
ラムを格納した記憶媒体は、該プログラムが、連続する
複数サンプルと該サンプルの先頭サンプルの時間的位置
を示すタイムスタンプとを含むパケットデータを受信す
るステップと、受信したパケットデータのタイムスタン
プに基づいて上記先頭サンプルの時間的位置を推定する
とともに、該先頭サンプル以外のサンプルを該先頭サン
プルの時間的位置から所定時間間隔ごとに配置すること
により各サンプルの時間的位置を推定するステップと、
該推定された時間的位置と次のパケットデータのタイム
スタンプとの差に応じて上記時間間隔の値を修正するス
テップと、上記推定した各サンプルの時間的位置からサ
ンプリングクロックを生成するステップとを含むことを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、この発明の
実施の形態を説明する。
【0010】図4は、この発明を適用する伝送システム
の構成例を示す。送信ノード401から、伝送線404
を介して、受信ノード402に、一定の時間間隔(サー
ビスインターバルと呼ぶ)でディジタルオーディオ信号
を伝送する。送受するディジタルオーディオ信号は、複
数サンプルとタイムスタンプを含むパケットデータであ
る。受信ノード402内には、ディジタルPLL403
が備えられており、受信したパケットデータから当該オ
ーディオ信号のサンプリングクロックを生成する。送信
ノード401と受信ノード402は、それぞれ、転送す
るオーディオ信号のサンプリングクロックの周波数に比
べて十分に高い周波数で動作している基準時計(GLOBAL
_TIMEと呼ぶ)を備えているものとし、これらの基準時
計は一定の精度で同一の時刻を指すように常に調整され
ているものとする。
【0011】図5は、送信側におけるパケット化の様子
を示すタイムチャートである。502は時間軸、501
はその時間軸上で所定のサンプリングクロックにしたが
う周期で並べられたディジタルオーディオ信号の各サン
プルを示す。501で、サンプル1,2,3,…と番号
が付けられている位置(*印の位置)が、それぞれのサ
ンプルの時間的な位置である。これらのサンプル1,
2,3,…を幾つかずつまとめてパケットデータを作成
する。
【0012】パケットデータは、データの先頭にタイム
スタンプと当該パケットに含まれるサンプルの数とが設
定され、続いて、サンプルが順に設定されて構成され
る。511〜513は、501に示したサンプル1〜1
4をパケット化した例である。パケットデータ511
は、先頭にタイムスタンプT1が設定され、その次にこ
のパケットデータに含まれるサンプルの数である「5」
が設定されている。その後に、サンプル1〜5が順に設
定されている。タイムスタンプは、当該パケットに含ま
れるサンプルのうちの先頭のサンプルの時間的な位置を
示す値である。例えば、パケットデータ511のタイム
スタンプT1は、このパケット中の先頭サンプルである
サンプル1の時間的な位置を示す。同様に、パケットデ
ータ512,513も、先頭から、タイムスタンプT
2,T3、サンプル数、および各サンプルの順に設定さ
れて構成されている。
【0013】以上のようなパケットデータ511〜51
3が、図4の送信ノード401から伝送線404を介し
て受信ノード402に伝送される。受信ノード402に
おいては、受信したパケットデータ511〜513に基
づいて、ディジタルPLL403によってサンプリング
クロックを生成するが、その際、図5で説明した送信側
のサンプリングクロックをできる限り正確に再現した
い。そこで、この実施の形態のシステムでは、ディジタ
ルPLL403により図6のようにして受信側でサンプ
リングクロックを推定する。以下、この推定方式につい
て説明する。
【0014】図6は、受信側におけるサンプリングクロ
ックの推定方式を説明するためのタイムチャートであ
る。ここでは、受信した各サンプルの時間的な位置を推
定し、それに基づいてサンプリングクロックを生成す
る。以下、各サンプルの時間的位置を推定時間Loca
lTimeと呼ぶ。LocalTimeは推定時間の値
を格納する変数である。なお、LocalTimeなど
の変数を表す記号は、その変数自体を表すとともに、そ
の変数に格納されている値(例えばLocalTime
であれば推定時間)をも表すものとする。
【0015】受信ノード402(図4)では、まずパケ
ットデータ511(図5)を受信した時点で、タイムス
タンプT1により、当該パケットデータ511の先頭の
サンプルであるサンプル1の推定時間LocalTim
eをT1とする。一方、この時点では次のパケットデー
タ512を受信しているか否か保証されないので、当該
パケットデータ511に含まれるサンプル2〜5につい
ては、サンプル1の推定時間LocalTime=T1
から所定の時間間隔Δt1ごとに配置する。図6の線分
603は、サンプル1のT1の位置から、サンプル2〜
5を時間間隔Δt1ごとに配置した様子を示す。各サン
プル2〜5の推定時間LocalTimeは、1つ前の
サンプルの推定時間の値にΔt1を足して求めている。
【0016】さらに、次のサンプル6の推定時間Loc
alTimeも同様にして求める。図6の線分603の
終点6’の位置がサンプル6の推定時間LocalTi
meの位置になる。その下に、 LocalTime=LocalTime+Δt1*5 とあるのは、サンプル6の推定時間LocalTime
は、サンプル1の推定時間LocalTime(=T
1)にΔt1と5(サンプル1からサンプル6までには
5つ分の時間間隔Δt1が存在する)との積を足して求
めていることを示す。なお、上記式の左辺のLocal
Timeはサンプル6の推定時間を示し、右辺のLoc
alTimeはサンプル1の推定時間を示すものとす
る。
【0017】図6のケースでは、時刻T2でタイムスタ
ンプT2を含むパケットデータ512(サンプル6〜
9)を受信したとする。ここで、サンプル6の推定時間
LocalTimeは上述したように線分603の終点
6’の位置と推定したが、パケットデータ512を受信
してそのタイムスタンプT2を取得しているので、サン
プル6の正確な時間的位置がT2であることが分かる。
そこで、サンプル6の推定時間LocalTimeを正
確な時間的位置であるT2に変更する。また、サンプル
6の位置として推定した終点6’の位置と正確な位置T
2とでは、推定した時間的位置の方が進んでいるので、
サンプル7〜9を配置する時間間隔を小さくする方向に
修正する。具体的には、サンプル2〜5の推定時間を求
める際に使用した時間間隔Δt1から所定値αを減算し
てΔt2(=Δt1−α)を求め、これをサンプル7〜
9の時間間隔とする。すなわち、パケットデータ512
に含まれるサンプル7〜9については、サンプル6の推
定時間LocalTime=T2から上記時間間隔Δt
2ごとに配置する。図6の線分604は、サンプル6の
T2の位置から、サンプル7〜9を時間間隔Δt2ごと
に配置した様子を示す。
【0018】さらに、次のサンプル10の推定時間Lo
calTimeも同様にして求める。図6の線分604
の終点10’の位置がサンプル10の推定時間Loca
lTimeの位置になる。その下に、 LocalTime=LocalTime+Δt2*4 とあるのは、サンプル10の推定時間LocalTim
eは、サンプル6の推定時間LocalTime(=T
2)にΔt2と4(サンプル6からサンプル10までに
は4つ分の時間間隔Δt2が存在する)との積を足して
求めていることを示す。なお、上記式の左辺のLoca
lTimeはサンプル10の推定時間を示し、右辺のL
ocalTimeはサンプル6の推定時間を示すものと
する。
【0019】図6のケースでは、時刻T3でタイムスタ
ンプT3を含むパケットデータ513(サンプル10〜
14)を受信したとする。ここで、サンプル10の推定
時間LocalTimeは上述したように線分604の
終点10’の位置と推定したが、パケットデータ513
を受信してそのタイムスタンプT3を取得しているの
で、サンプル10の正確な時間的位置がT3であること
が分かる。そこで、サンプル10の推定時間Local
Timeを正確な時間的位置であるT3に変更する。ま
た、サンプル10の位置として推定した終点10’の位
置と正確な位置T3とでは、推定した時間的位置の方が
遅れているので、サンプル11〜14を配置する時間間
隔を大きくする方向に修正する。具体的には、サンプル
7〜9の推定時間を求める際に使用した時間間隔Δt2
に所定値βを加算してΔt3(=Δt2+β)を求め、
これをサンプル11〜14の時間間隔とする。すなわ
ち、パケットデータ513に含まれるサンプル11〜1
4については、サンプル10の推定時間LocalTi
me=T3から上記時間間隔Δt3ごとに配置する。図
6の線分605は、サンプル10のT3の位置から、サ
ンプル11〜14を時間間隔Δt3ごとに配置した様子
を示す。
【0020】以下同様にして、パケットデータを受信す
るたびに、該パケットデータの先頭のサンプルを正確な
タイムスタンプに基づいて配置し、そのタイムスタンプ
と推定時間とのずれ量に基づいて時間間隔Δtを修正
し、その時間間隔Δtごとにサンプルを配置して各サン
プルの推定時間を求める。各サンプルの推定時間に基づ
いてサンプリングクロックを生成する。
【0021】図1および図2は、受信側において各サン
プルの推定時間LocalTimeを求める処理手順を
示すフローチャートであり、受信側のディジタルPLL
403が図6で説明した処理を実行する具体的な手順を
示す。図1はタイムスタンプを持つサンプル(例えば、
図5および図6で説明したサンプル1、6、10)の場
合の処理であり、図2はタイムスタンプを持たないサン
プル(例えば、図5および図6で説明したサンプル2〜
5、7〜10、11〜14)の場合の処理である。
【0022】図1において、タイムスタンプを持つサン
プルの場合は、まずステップ101で、受信パケットか
らタイムスタンプを得てtimestamp(変数)に
設定する。次に、ステップ102で、現在の推定時間L
ocalTimeがタイムスタンプtimestamp
を越えているか否か、すなわち推定時間がタイムスタン
プより進んでいるか否かを判別する。
【0023】ステップ102で推定時間の方が進んでい
るときは、ステップ103で、時間が逆転しないように
しつつ、 Work=LocalTime LocalTime=timestamp と設定する。Workは現在の推定時間を退避するワー
ク用変数である。「時間が逆転しないように」とは、例
えば図6の例で、サンプル5の推定時間がタイムスタン
プT2より進んでいたとき、サンプル6の推定時間をT
2に合わせるとサンプル5がサンプル6の後に配置され
て時間が逆転してしまうので、そのようなことがないよ
うにする、ということである。
【0024】なお、そのような進みによる時間の逆転が
発生したときには、ステップ103の処理のうちLoc
alTime=timestampの処理は実行せずに
(すなわちタイムスタンプ値を使わない)、現在の推定
時間LocalTimeをそのまま用いることとしてい
る。図6の606と607は、タイムスタンプ値を使用
せずそのまま推定時間を使用した例を示す。606は6
03と同じである。607はタイムスタンプ値T2の位
置ではなく、推定時間6’の位置からサンプル6〜10
を配置している。
【0025】次に、ステップ104で、Work(ステ
ップ103の処理前の推定時間が退避されている)とt
imestampとの差が所定の閾値THRESHOL
D_GAIN以上であるか否かを判別する。そうである
場合は、ステップ105で、時間間隔Δtから所定値S
LOWERを減算し、リターンする。ステップ104
で、Workとtimestampとの差が閾値THR
ESHOLD_GAIN以上でなかったときは、そのま
まリターンする。なお、Δtは図6で説明した時間間隔
Δt1、Δt2、あるいはΔt3が設定される変数であ
る。所定値SLOWERは、図6で説明した所定値αに
相当する。
【0026】ステップ102で推定時間がタイムスタン
プに等しいかまたは遅れているときは、ステップ106
で、 Work=LocalTime LocalTime=timestamp と設定する。次に、ステップ107で、Work(ステ
ップ106の処理前の推定時間が退避されている)とt
imestampとの差が所定の閾値THRESHOL
D_LOSE以上であるか否かを判別する。そうである
場合は、ステップ108で、時間間隔Δtに所定値FA
STERを加算し、リターンする。ステップ107で、
Workとtimestampとの差が閾値THRES
HOLD_LOSE以上でなかったときは、そのままリ
ターンする。なお所定値FASTERは、図6で説明し
た所定値βに相当する。
【0027】図2を参照して、タイムスタンプを持たな
いサンプルの場合の推定時間の求め方を説明する。この
場合は、ステップ201で、 LocalTime=LocalTime+Δt により、推定時間を求め、リターンする。
【0028】図3は、図1のステップ103の詳細を示
す。ステップ103を、図3のステップ301、302
に置き換えればよい。ステップ301で、推定時間Lo
calTimeからタイムスタンプtimestamp
を引いた差が時間間隔Δt以上であるか否かを判別す
る。上記の差がΔt以上であったときは、LocalT
ime=timestampと設定してしまうと時間の
逆転が起こってしまうので、そのまま現在のLocal
Timeを使用するため、ステップ302でWork=
LocalTimeの設定のみを行なってからステップ
104に進む。ステップ301で上記の差がΔt以上で
なかったときは、時間の逆転は起こらないから、ステッ
プ303でWork=LocalTimeおよびLoc
alTime=timestampの設定を行なってか
らステップ104に進む。
【0029】以上により、受信側ディジタルPLL40
3で、送信側のサンプリングクロックと同じサンプリン
グクロックを生成することができる。
【0030】なお、ステップ103と106の処理は、
何もしないことを含め、種々に変形してもよい。また、
図1の処理においては、THRESHOLD_GAI
N、THRESHOLD_LOSE、FASTER、お
よびSLOWERの値に応じて動作が変化するので、こ
れらの値を適宜制御することにより、各サンプルの時間
的な配置の仕方を調整することができる。また、FAS
TER、およびSLOWERの値は、ステップ104あ
るいは107で評価するWorkとtimestamp
との差の大きさに応じて決定するようにすれば、より早
くΔtが適正な値に収束するようにできる。
【0031】上記実施の形態では、ディジタルPLL4
03によりサンプリングクロックを生成したが、このデ
ィジタルPLL403のあとにアナログPLLを用いる
ようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、受信側において、受信したパケットデータのタイム
スタンプに基づいて先頭サンプルの時間的位置を推定す
るとともに、該先頭サンプル以外のサンプルを該先頭サ
ンプルの時間的位置から所定時間間隔ごとに配置するこ
とにより各サンプルの時間的位置を推定し、該推定され
た時間的位置と次のパケットデータのタイムスタンプと
の差に応じて上記時間間隔の値を修正するようにしてい
るので、送信側から一定でないサンプル数ごとにタイム
スタンプを送り、受信側でサンプリングクロックを生成
するようなシステムでも、正確に送信側のサンプリング
クロックを生成することができるとともに、簡単な構成
で容易に実装することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タイムスタンプを持つサンプルの推定時間を
求める処理手順を示すフローチャート図
【図2】 タイムスタンプを持たないサンプルの推定時
間を求める処理手順を示すフローチャート図
【図3】 ステップ103の詳細図
【図4】 この発明を適用する伝送システムの構成例を
示す図
【図5】 送信側におけるパケット化の様子を示すタイ
ムチャート図
【図6】 受信側におけるサンプリングクロックの推定
方式を説明するためのタイムチャート図
【符号の説明】
401…送信ノード、402…受信ノード、403…デ
ィジタルPLL、404…伝送線、511〜513…パ
ケットデータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−362827(JP,A) 特開 平9−64860(JP,A) 特開 平9−149016(JP,A) 特開 平5−14399(JP,A) 特開 平8−111685(JP,A) 特開 平6−30043(JP,A) 特開 平11−136224(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 7/00 H04L 12/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続する複数サンプルと該サンプルの先頭
    サンプルの時間的位置を示すタイムスタンプとを含むパ
    ケットデータを受信する手段を備え、 受信したパケットデータのタイムスタンプに基づいて上
    記先頭サンプルの時間的位置を推定するとともに、該先
    頭サンプル以外のサンプルを該先頭サンプルの時間的位
    置から所定時間間隔ごとに配置することにより各サンプ
    ルの時間的位置を推定する手段と、該推定された時間的
    位置と次のパケットデータのタイムスタンプとの差に応
    じて上記時間間隔の値を修正する手段と、上記推定した
    各サンプルの時間的位置からサンプリングクロックを生
    成する手段とを含むことを特徴とするディジタル信号受
    信装置。
  2. 【請求項2】連続する複数サンプルと該サンプルの先頭
    サンプルの時間的位置を示すタイムスタンプとを含むパ
    ケットデータを受信するステップと、 受信したパケットデータのタイムスタンプに基づいて上
    記先頭サンプルの時間的位置を推定するとともに、該先
    頭サンプル以外のサンプルを該先頭サンプルの時間的位
    置から所定時間間隔ごとに配置することにより各サンプ
    ルの時間的位置を推定するステップと、 該推定された時間的位置と次のパケットデータのタイム
    スタンプとの差に応じて上記時間間隔の値を修正するス
    テップと、 上記推定した各サンプルの時間的位置からサンプリング
    クロックを生成するステップとを含むことを特徴とする
    ディジタル信号受信方法。
  3. 【請求項3】ディジタル信号受信プログラムを格納した
    記憶媒体であって、該プログラムは、 連続する複数サンプルと該サンプルの先頭サンプルの時
    間的位置を示すタイムスタンプとを含むパケットデータ
    を受信するステップと、 受信したパケットデータのタイムスタンプに基づいて上
    記先頭サンプルの時間的位置を推定するとともに、該先
    頭サンプル以外のサンプルを該先頭サンプルの時間的位
    置から所定時間間隔ごとに配置することにより各サンプ
    ルの時間的位置を推定するステップと、 該推定された時間的位置と次のパケットデータのタイム
    スタンプとの差に応じて上記時間間隔の値を修正するス
    テップと、 上記推定した各サンプルの時間的位置からサンプリング
    クロックを生成するステップとを含むことを特徴とする
    ディジタル信号受信プログラムを記憶した記憶媒体。
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