JP3444274B2 - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JP3444274B2
JP3444274B2 JP2000175856A JP2000175856A JP3444274B2 JP 3444274 B2 JP3444274 B2 JP 3444274B2 JP 2000175856 A JP2000175856 A JP 2000175856A JP 2000175856 A JP2000175856 A JP 2000175856A JP 3444274 B2 JP3444274 B2 JP 3444274B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から出射され
た光束を変調した後に拡大投写して投写画像を形成する
プロジェクタに関する。
【0002】
【背景技術】近年、プロジェクタを使用する環境が拡が
りつつあり、社内会議や出張先でのプレゼンテーション
などで用いられる他、CAD/CAM/CAEのデータ
を取り込んで拡大投写することで、研究開発部門等での
技術検討会に用いられたり、各種セミナーや研修会、さ
らには視聴覚教育を行う学校の授業でも用いられてい
る。また、CTスキャンやMRIなどの医療画像やデー
タを投写し、治療法の検討、医療指導などに役立てた
り、展示会や大勢が集まるイベントなどを効果的に演出
するのにも用いられる。
【0003】このように、あるゆる環境でプロジェクタ
が用いられる現在では、プロジェクタに求められる仕様
・機能も様々であり、携帯性を追求した軽量コンパクト
モデル、画像品質を追求した高輝度モデルおよび高解像
度モデル、各デジタル機器やモバイルツールとの接続を
可能にした高機能モデルなどがある。そして、使用され
る環境のさらなる拡大が予想されることから、新たな使
用環境を想定したより高付加価値のプロジェクタの開発
が盛んに行われている。そのような中にあって、とりわ
け軽量コンパクトモデルの開発は、大きな需要が見込ま
れるだけに重要である。
【0004】ところで、プロジェクタには、内部の光学
ユニットや冷却ファンなどの内部部品を制御するドライ
バーボード等の回路基板が設けられている。この回路基
板は、他の内部部品の上方に平置き状態で配置されるこ
とが多いうえ、その後方側(背面側)の部分は、種々の
コネクタが外装ケースから露出するように実装されたイ
ンターフェース部になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インタ
ーフェース部に実装されるコネクタの大きさや数等はほ
ぼ決まっているので、コネクタを露出させる面部分の大
きさを容易に小さくすることができず、外装ケースひい
てはプロジェクタ全体の小型軽量化を阻害するという問
題が生じる。
【0006】この際、それらのコネクタをドライバーボ
ードの後方側などの一辺縁のみに実装せず、ボードのコ
ーナー部分を形成する二辺縁に沿って実装することも考
えられるが、このような場合には、各コネクタを露出さ
せるための開口(2つ)を、例えば、外装ケースの背面
部および側面部の両方の面部分に設けなければならず、
2つの開口の中間部分の強度が低下するおそれがある。
このため、背面部や側面部の補強が必須となるが、これ
では補強部材が余計に必要になったり、構造等が複雑に
なったり、接続ケーブルの取出し方向が二面にわたり接
続ケーブルが取扱い難いなど、かえって小型軽量化等が
阻害される結果になる。
【0007】本発明の目的は、小型軽量化を確実に図る
ことができるプロジェクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプロジェクタ
は、光源から出射された光束を変調した後に拡大投写し
て投写画像を形成するプロジェクタであって、該プロジ
ェクタを構成する回路基板の上方または下方に配置され
て投写画像形成用の光学部品が支持される支持体の外形
形状に対応して傾斜し、かつ、平面視での前後方向に対
して斜めに交差する面に沿ってインターフェース部が設
けられていることを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、傾斜辺縁におい
ては、プロジェクタの前後方向に対して直交する方向の
幅寸法が傾斜辺縁自身の長さ寸法よりも短くなるので
ロジェクタの小型軽量化が促進される。また、回路基
板を光学部品用の支持体の直上に平置き状態に配置した
場合でも、光学部品用の支持体の外形部分と回路基板と
の納まりが良好になり、やはりプロジェクタ内に無駄な
空間が生じない。さらに、インターフェース部は信号伝
送路で中でも電磁障害に係るノイズ等の影響を受け易い
部分であるため、このようなインターフェース部の近傍
には、プロジェクタ内部でのノイズ源になり易い電源等
を配置するよりも、ノイズ源になり難い光学部品用の支
持体を配置することがよく、これにより伝送路中にノイ
ズが乗る心配がなくなる。 本発明のプロジェクタでは、
回路基板を含む内部部品が収容される外装ケースには当
該インターフェース部を露出させる露出用開口が設けら
れていることを特徴とする。 このような構成では、傾斜
辺縁においては、プロジェクタの前後方向に対して直交
する方向の幅寸法が傾斜辺縁自身の長さ寸法よりも短く
なるので、この傾斜辺縁を露出させるために必要な露出
用開口の幅寸法もまた、前記幅寸法と同程度に小さくな
る。従って、前後方向に対して直交するような回路基板
の辺縁にインターフェース部を設ける一般的な場合に比
べて、露出用開口の幅寸法が小さくなるから、その分だ
け外装ケースの幅寸法が小さくなり、ひいてはプロジェ
クタの小型軽量化が促進される。
【0010】この際、露出用開口は、外装ケースを形成
する背面部等の一面部分に設けられればよいから、余計
な補強部材等が不要になり、小型軽量化が確実に促進さ
れる。
【0011】本発明のプロジェクタでは、前記外装ケー
スには前記斜めに交差する面に対応した傾斜面が設けら
れ、この傾斜面に前記露出用開口が設けられていること
を特徴とする。
【0012】このような構成では、傾斜したインターフ
ェース部に近接させて外装ケースが形成されるから、イ
ンターフェース部と外装ケースとの間にデットスペース
等の無駄な空間が生じ難くなり、プロジェクタの小型軽
量化がより促進される。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】本発明のプロジェクタでは、前記支持体
は、前記光束の絞り込みの度合い応じた外形形状を有し
ていることを特徴とする。
【0018】このような構成では、支持体の小型軽量化
も促進され、ひいてはプロジェクタの小型軽量化を一層
促進することになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】〔1.プロジェクタの主な構成〕図1は、
本実施形態に係るプロジェクタ1を上方から見た全体斜
視図、図2は、プロジェクタ1を下方から見た全体斜視
図、図3は、プロジェクタ1の内部を示す斜視図であ
る。図1ないし図3において、プロジェクタ1は、外装
ケース2と、外装ケース2内に収容された電源ユニット
3と、同じく外装ケース2内に配置された平面L字形の
光学ユニット4とを備えている。
【0021】外装ケース2は、図4に示すように、合成
樹脂製のアッパーケース21と、アルミニウム等の金属
製のロアーケース22と、同じくアルミニウム等の金属
製のフロントケース23とで構成されている。これらの
ケース21、22、23は、互いにネジで固定されてい
る。
【0022】アッパーケース21は、上面部211およ
び背面部212が一体成形された形状である。上面部2
11の内部側には、アルミニウム板のパンチング加工に
よる多孔状の第1電磁遮蔽部材213が取り外し可能に
設けられている。アッパーケース21の背面部212の
内部側にも、アルミニウム板からなる第2電磁遮蔽部材
214が設けられている。第2電磁遮蔽部材214は、
ロアーケース22側にネジ止めされている。
【0023】ロアーケース22は、底面部221および
対向し合う一対の側面部222が一体に形成された形状
であり、プレスやマシニングセンタ等で加工された所定
形状のアルミニウム板等を曲げ加工することで、底面部
221および側面部222が互いに折曲して形成されて
いる。
【0024】底面部221の前方の両隅部分には、プロ
ジェクタ1全体の傾きを調整して投写画像の位置合わせ
を行う高さ位置調整機構7が設けられている。これに対
して底面部221の後方側中央部には、樹脂製のフット
部材6(図2)が嵌合しているのみである。
【0025】フロントケース23は、外装ケース2の前
面部231を形成する部材であり、やはりプレスやマシ
ニングセンタ等で加工された所定形状のアルミニウム板
等の曲げ加工あるいは絞り加工によって形成されてい
る。この フロントケース23には投写レンズ46に対
応して丸孔開口232が設けられ、丸孔開口232の周
辺は絞り加工によって内部側に湾曲している。
【0026】このような外装ケース2には、内部に冷却
空気を取り入れるための吸気口2A,2B,2C、およ
び内部から冷却空気を排出するための排気口2D,2E
の他、操作パネル2Fや、スピーカの位置に対応した多
数の孔2G等が設けられている。また、外装ケース2の
背面側には、図2に示すように、インターフェース用の
種々のコネクタ80,90を露出させる露出用開口21
5が設けられている。電源ユニット3は、外装ケース2
(図3)内の前面側に配置された主電源31と、主電源
31の後方に配置されたバラスト32とで構成されてい
る。主電源31は、電源ケーブルを通して供給された電
力をバラスト32や図示しないドライバーボード(電子
回路基板)等に供給するものであり、前記電源ケーブル
が差し込まれるインレットコネクタ33(図2)、周囲
を囲むアルミニウム製のフレーム34、図示しない電源
回路等を備えている。バラスト32は、電力を主に光学
ユニット4の光源ランプ(後述)に供給するものであ
り、ランプ駆動回路を備えている。
【0027】光学ユニット4は、図5に示すように、イ
ンテグレータ照明光学系41、色分離光学系42、リレ
ー光学系43、電気光学装置44、色合成光学系として
のクロスダイクロイックプリズム45、および投写光学
系としての投写レンズ46を備えている。
【0028】〔2.光学系の詳細な構成〕図5におい
て、インテグレータ照明光学系41は、光源ランプ41
1およびリフレクタ412を含む光源装置413と、第
1レンズアレイ414と、偏光変換素子415と、第2
レンズアレイ416とを備えている。光源ランプ411
から射出された光束は、リフレクタ412によって集光
点に集光するように反射した後、集光点までの途中位置
に配置された第1レンズアレイ414によって複数の部
分光束に分割され、そして、偏光変換素子415によっ
て1種類の偏光光に変換され、第2レンズアレイ416
に入射する。なお、このような偏光変換素子415は、
例えば特開平8−304739号公報に紹介されてい
る。偏光変換素子415によって1種類の偏光光に変換
された各部分光束は、集光レンズ417に集光し、最終
的に電気光学装置44を構成する3枚の光変調装置(ラ
イトバルブ)としての液晶パネル441(色光毎に液晶
パネル441R,441G,441Bと示す)上にほぼ
重畳される。
【0029】色分離光学系42は、2枚のダイクロイッ
クミラー421,422と、反射ミラー423とを備
え、ミラー421、422によりインテグレータ照明光
学系41から射出された複数の部分光束を赤、緑、青の
3色の色光に分離する機能を有している。
【0030】リレー光学系43は、入射側レンズ43
1、リレーレンズ433、および反射ミラー432、4
34を備え、色分離光学系42で分離された色光、例え
ば、青色光を液晶パネル441Bまで導く機能を有して
いる。
【0031】電気光学装置44は、3枚の光変調装置と
なる液晶パネル441R,441G,441Bを備え、
これらは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング
素子として用いたものであり、色分離光学系42で分離
された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R,4
41G,441Bによって、画像情報に応じて変調され
て光学像を形成する。
【0032】クロスダイクロイックプリズム45は、3
枚の液晶パネル441R,441G,441Bから射出
された各色光ごとに変調された画像を合成してカラー画
像を形成するものである。なお、プリズム45には、赤
色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体
多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字
状に形成され、これらの誘電体多層膜によって3つの色
光が合成される。そして、プリズム45で合成されたカ
ラー画像は、投写レンズ46から射出され、スクリーン
上に拡大投写される。
【0033】以上説明した各光学系41〜45は、図6
に示す支持体としての合成樹脂製のライトガイド47に
収容される。すなわち、このライトガイド47には、光
源装置413を覆う光源保護部471の他、前述の各光
学部品414〜416,421〜423,431〜43
4を上方からスライド式に嵌め込む溝部472〜481
が設けられている。ここで、溝部473には、一体にユ
ニット化された偏光変換素子415および第2レンズア
レイ416が嵌め込まれる。そして、ライトガイド47
には、図3に示すカバー48が取り付けられている。
【0034】また、ライトガイド47の光出射側にはヘ
ッド部49(図6、図7)が形成されている。ヘッド部
49の一端側に液晶パネル441R,441G,441
Bが一体に取り付けられたプリズム45が固定され、他
端側の半円筒状部分に沿ったフランジ上に投写レンズ4
6が固定されている。
【0035】〔3.冷却構造〕図1ないし図3におい
て、プロジェクタ1内には、投写レンズ46脇および外
装ケース2底面の吸気口2Aから吸引された冷却空気が
排気口2Dから排気される第1冷却系統A、外装ケース
2の側面に設けられた吸気口2Bから吸引された冷却空
気が排気口2Eから排気される第2冷却系統B、外装ケ
ース2の底面に設けられた吸気口2Cから吸引された冷
却空気が排気口2Eから排気される第3冷却系統Cが形
成されている。
【0036】第1冷却系統Aでは、主電源31の投写レ
ンズ46側に軸流吸気ファン51(図3中に一点鎖線で
図示)が設けられ、バラスト32の光源装置413側に
第1シロッコファン52が設けられている。軸流吸気フ
ァン51の駆動によって投写レンズ46脇および吸気口
2Aから吸引された冷却空気は、主電源31を冷却した
後に第1シロッコファン52に吸引される。また、この
第1シロッコファン52の吸引作用により、吸気口2A
からの冷却空気の一部は、バラスト32を冷却しながら
シロッコファン52側に流れ、吸引される。第1シロッ
コファン52から吐き出された冷却空気は、ライトガイ
ド47に設けられた吸気用切欠部471Aから光源保護
部471内に入り込んで光源装置413を後方から冷却
し、排気用切欠部471B(図6)から排気され、最終
的に排気口2Dから外装ケース2外に排気される。
【0037】第2冷却系統Bでは、図7、図8の断面図
に示すように、投写レンズ46の下側に第2シロッコフ
ァン53が設けられている。この第2シロッコファン5
3は、吸気口2Bから電気光学装置44の下方まで冷却
空気を導くダクト部材60(図6)の途中に配置されて
いる。吸気口2Bから吸引された吸気は、ダクト部材6
0に導かれて第2シロッコファン53に吸い込まれ、外
装ケース2の底面に沿って吐き出された後、電気光学装
置44を冷却する。この後に冷却空気は、上部に平置き
状態で配置された回路基板としてのドライバーボード8
(図3中の二点鎖線および図9、図10参照)を冷却し
ながら背面側の軸流排気ファン54に向かい、この排気
ファン54で排気口2Eから排気される。
【0038】第3冷却系統Cでは、図6中に一点鎖線で
示すように、ライトガイド47の下面における外装ケー
ス2底面の吸気口2Cに対応した位置に第3シロッコフ
ァン55が設けられている。吸気口2Cは、個々の孔を
極力小径とすることで、プロジェクタ1の設置箇所上に
ある塵や埃を吸い込み難くしている。吸気口2Cから第
3シロッコファン55に吸い込まれた冷却空気は、外装
ケース2の底面およびライトガイド47の下面間に形成
されるダクト状部分を通って光源装置413側に吐き出
された後、ライトガイド47の溝部473に対応して設
けられた吸気用開口473A(図6)に導かれ、この溝
部473に配置される前述したユニット(偏光変換素子
415および第2レンズアレイ416からなるユニッ
ト)を下方から上方に向かって冷却する。この後に冷却
空気は、カバー48の排気用開口48A(図3)から排
気され、最終的に背面側の軸流排気ファン54で排気口
2Eから排気される。
【0039】〔4.回路基板およびインターフェース部
分の構造〕図1、図9、図10において、一回路基板と
してのドライバーボード8は、ガラス・エポキシ樹脂等
からなる一般的な複層基板の表裏両面に電子回路部品を
実装した構成であり、操作パネル2Fあるいは背面側の
コネクタ80を介して入力された各種信号に基づき、電
気光学装置44や各ファン51,52,55等を駆動制
御する機能を有している。ドライバーボード8の中央に
は、連通開口8Aが設けられ、この連通開口8Aを通し
て液晶パネル441R,441G,441Bとボード8
の上面側との結線を行っているとともに、これらの液晶
パネル441R,441G,441Bを冷却した後の冷
却空気を上面側に導いている。
【0040】ドライバーボード8の背面側の辺縁は、図
10に平面視して模式的に示すように、プロジェクタ1
の前後方向(矢印D−D)に対して傾斜した方向(矢印
E−E)に沿った傾斜辺縁81となっている。
【0041】また、図9に示すように、ドライバーボー
ド8の下方には細長の実装用基板9が設けられている。
実装用基板9は前述と同材料の基板からなり、専ら複数
のコネクタ90を実装する目的で用いられ、ドライバー
ボード8と電気的に接続されている。この実装用基板9
も回路基板である。実装用基板9の背面側にも矢印E−
Eに沿った傾斜辺縁91が形成されている。
【0042】ドライバーボード8には、複数のコネクタ
80が実装されている。ドライバーボード9には、複数
のコネクタ90が実装されている。そして、コネクタ8
0,90を含んで本発明に係るインターフェース部10
が形成されている。コネクタ80は矢印E−E方向に傾
斜した傾斜辺縁81に沿って実装されており、コネクタ
90は矢印E−E方向に傾斜した傾斜辺縁91に沿って
実装されている。したがって、コネクタ80,90を含
んで構成されるインターフェース部10は、矢印E−E
方向に沿って、すなわち、前後方向(矢印D−D)に対
して斜めに交差する面に沿って、設けられていることに
なる。
【0043】図10に示すように、インターフェース部
10の実際の幅寸法L1と、前後方向に対して直交する
方向の幅寸法W1とは、W1<L1の関係にある。ま
た、インターフェース部10を露出させるために設けら
れた背面部212の露出用開口215の幅寸法も、W1
とほぼ同じである。
【0044】また、インターフェース部10は、ライト
ガイド47の外形形状にも沿うように配置されている。
ライトガイド47内での光束は、図5に示す第2レンズ
アレイ416から入射側レンズ431にかけて集光する
ように絞り込まれるが、この時の絞り込みの度合いは、
光軸Fに対する矢印Gの傾きによって表されるため、ラ
イトガイド47の形状を光束の絞り込みに応じて縮径さ
せると、ライトガイド47の外形形状は、矢印G(図3
をも参照)の傾斜方向に沿った形状となる。本実施形態
では、矢印E−Eの方向をこの矢印Gの方向に概略一致
させることにより、ライトガイド47の外形の傾斜度合
いと、インターフェース部10の傾斜度合いを概略同じ
にしている。
【0045】さらに、ドライバーボード8は、特に傾斜
辺縁81の両端側において、当該傾斜辺縁81に沿って
垂下したアルミニウム製の固定板100の上段側固定部
101にネジ102で固定され、実装用基板9は、固定
板100の下段側固定部103にネジ104で固定され
る。この固定板100もまた、矢印E−E方向に沿っ
て、すなわち、前後方向(矢印D−D)に対して斜めに
交差する面に沿って、設けられていることになる。
【0046】固定板100は、ロアーケース22の背面
側に設けられた立面部223(図7) にワッシャ10
5およびネジ106で固定され、図2に示すように、ア
ッパーケース21の背面部212に設けられた前記露出
用開口215に露出するようになっている。この際、背
面部212の露出用開口215が設けられた部分も、平
面視において矢印E−Eに沿ってなだらかに傾斜した傾
斜面216になっており、また、この傾斜面216と連
続した上面部211の辺縁により、平面視において傾斜
した外郭が形成されるようになっている。そして、この
ような傾斜した部分は、符号を省略するが、アッパーケ
ース21の反対側、すなわち排気口2D(図2)側にも
同様に形成されている。
【0047】なお、固定板100は、アルミニウム製で
あることにより、露出用開口215を塞ぐ電磁遮蔽板と
しても機能する。
【0048】〔5.実施形態の効果〕 (1)インターフェース部10を、プロジェクタ1の前後
方向(矢印D−D)に対して斜めに(矢印E−E方向
に)交差する面に沿って配置しているので、前後方向と
直交する方向の幅寸法W1をインターフェース部10の
実際の幅寸法L1よりも短くでき、インターフェース部
10を露出させるために必要な露出用開口215の幅寸
法もまた、W1と同程度に小さくできる。従って、前後
方向に対して直交するようにインターフェース部を設け
る一般的な場合に比べて、露出用開口215の幅寸法を
小さくできるから、その分だけ外装ケース2も小さくで
き、ひいてはプロジェクタ1の小型軽量化を促進でき
る。
【0049】この際、露出用開口215は、外装ケース
2を形成する背面部212の一面部分に設けられればよ
いから、余計な補強部材等を不要にでき、小型軽量化を
確実に促進できる。
【0050】(2)外装ケース2の背面部212におい
て、露出用開口215が設けられた部分は、矢印E−E
方向、すなわち斜めに交差する面に対応した傾斜面21
6とされ、また、上面部211においても、矢印E−E
方向、すなわち斜めに交差する面に対応した部位が平面
視において傾斜した外郭を形成しているので、傾斜した
インターフェース部10に近接させて背面部212等を
形成でき、インターフェース部10と背面部212との
間にデットスペースが生じ難くしてプロジェクタ1の小
型軽量化をより促進できる。
【0051】さらに、外装ケース2を通常の矩形状か
ら、傾斜面216や傾斜した外郭を有した多彩のものに
でき、外観上の意匠性を向上させることができる。
【0052】(3)インターフェース部10はライトガイ
ド47の縮径した外形形状に対応して傾斜しているた
め、デットスペースを無くしてプロジェクタ1の小型軽
量化を促進できる。
【0053】(4)インターフェース部10に近接してラ
イトガイド47が配置されているが、このライトガイド
47は各光学部品414〜416,421〜423,4
31〜434を支持する部品であるから、電源ユニット
3などと違ってノイズ源になるおそれがない。このた
め、プロジェクタ1の内部からインターフェース部10
に与えるノイズの影響を心配する必要がなく、インター
フェース部10での信号伝送を良好に行える。
【0054】(5)ライトガイド47の外形形状が光束の
絞り込みの度合い応じて縮径されていることにより、ラ
イトガイド47自身の小型軽量化も促進でき、ひいては
プロジェクタ1の小型化軽量化を一層促進できる。
【0055】〔6.変形例〕なお、本発明は、前記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成で
きる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発
明に含まれる。例えば、前記実施形態では、インターフ
ェース部10がライトガイド47の縮径した外形形状に
対応して傾斜していたが、本発明に係る傾斜辺縁の近傍
に別の内部部品が配置されている場合など、この内部部
品の外形形状に応じて傾斜させてもよい。ただし、この
場合の内部部品としては、インターフェース部に対して
ノイズ源になり難い部品が好ましい。
【0056】また、前記実施形態において、ドライバー
ボード8および実装用基板9は、それぞれ傾斜辺縁8
1、91を有していたが、この傾斜辺縁81、91は、
必ずしも必要ではない。すなわち、ドライバーボード
8、実装用基板9の形状に関わらず、インターフェース
部10が前後方向(矢印D−D)に対して斜めに交差す
る面に沿って配置されていればよい。
【0057】前記実施形態の外装ケース2の背面部21
2には、傾斜面216に露出用開口215が設けられて
いたが、このような傾斜面がない場合でも本発明に含ま
れる。例えば、インターフェイス部は傾斜させて取付け
てはいるが背面部を平面視で略直線状となるように形成
し、このような背面部に露出用開口を設けてもよい。
【0058】また、前記実施形態の露出用開口215
は、固定板100を含むインターフェース部10の略全
体が露出可能に大きく設けられていたが、例えば、固定
板100に設けられた開口のように、コネクタ80,9
0のみが露出するように複数の開口を設け、これらの開
口全体で露出用開口を形成してもよい。
【0059】前記実施形態では、ドライバーボード8が
光学ユニット4等の内部部品の上方に配置されていた
が、ドライバーボードを内部部品の下方に配置してもよ
い。
【0060】また、コネクタ80,90を実装する回路
基板として、ドライバーボード8および実装用基板9の
ように複数の回路基板を用いる必要はなく、例えば、実
装用基板に全てのコネクタを実装してもよく、反対に、
ドライバーボードに全てのコネクタを実装してもよい。
【0061】前記実施形態では、3つの光変調装置を用
いたプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、1つ
の光変調装置のみを用いたプロジェクタ、2つの光変調
装置を用いたプロジェクタ、あるいは、4つ以上の光変
調装置を用いたプロジェクタにも適用可能である。ま
た、前記実施形態では、光変調装置として液晶パネルを
用いていたが、マイクロミラーを用いたデバイスなど、
液晶以外の光変調装置を用いても良い。さらに、前記実
施形態では、光入射面と光出射面とが異なる透過型の光
変調装置を用いていたが、光入射面と光出射面とが同一
となる反射型の光変調装置を用いても良い。さらにま
た、前記実施形態では、スクリーンを観察する方向から
投写を行なうフロントタイプのプロジェクタの例のみを
挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反
対側から投写を行なうリアタイプのプロジェクタにも適
用可能である。
【0062】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
前後方向に対して直交するような回路基板の辺縁にイン
ターフェース部を設ける一般的な場合に比べて、露出用
開口の幅寸法を小さくでき、その分だけ外装ケースが小
さくしてプロジェクタの小型軽量化を促進できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一本実施形態に係るプロジェクタを上
方から見た全体斜視図である。
【図2】プロジェクタを下方から見た全体斜視図であ
る。
【図3】プロジェクタの内部を示す斜視図である。
【図4】前記実施形態の外装ケースの分解斜視図であ
る。
【図5】プロジェクタの各光学系を模式的に示す平面図
である。
【図6】プロジェクタの光学ユニットの構成部材を示す
斜視図である。
【図7】図1の矢印VII−VIIから見た縦断面図である。
【図8】図1の矢印VIII−VIIIから見た縦断面図であ
る。
【図9】前記実施形態の要部を示す分解斜視図である。
【図10】前記要部を模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ 8 回路基板でありドライバーボード 9 回路基板である実装用基板 10 インターフェース部 47 支持体であるライトガイド 81,91 傾斜辺縁 215 露出用開口 216 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/00 - 21/30 H05K 5/00 - 5/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された光束を変調した後に
    拡大投写して投写画像を形成するプロジェクタであっ
    て、該プロジェクタを構成する 回路基板の上方または下方に
    配置されて投写画像形成用の光学部品が支持される支持
    体の外形形状に対応して傾斜し、かつ、平面視での前後
    方向に対して斜めに交差する面に沿ってインターフェー
    ス部が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロジェクタにおい
    て、前記回路基板を含む内部部品が収容される外装ケー
    スには当該インターフェース部を露出させる露出用開口
    が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプロジ
    ェクタにおいて、前記外装ケースには前記斜めに交差す
    る面に対応した傾斜面が設けられ、この傾斜面に前記露
    出用開口が設けられていることを特徴とするプロジェク
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    プロジェクタにおいて、前記支持体は、前記光束の絞り
    込みの度合い応じた外形形状を有していることを特徴
    とするプロジェクタ。
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