JP3443543B2 - 集合住宅構造 - Google Patents

集合住宅構造

Info

Publication number
JP3443543B2
JP3443543B2 JP26670199A JP26670199A JP3443543B2 JP 3443543 B2 JP3443543 B2 JP 3443543B2 JP 26670199 A JP26670199 A JP 26670199A JP 26670199 A JP26670199 A JP 26670199A JP 3443543 B2 JP3443543 B2 JP 3443543B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entrance
space
partition member
common corridor
corridor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26670199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001090360A (ja
Inventor
亮一 三沢
Original Assignee
株式会社ミサワアソシエイツ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ミサワアソシエイツ filed Critical 株式会社ミサワアソシエイツ
Priority to JP26670199A priority Critical patent/JP3443543B2/ja
Publication of JP2001090360A publication Critical patent/JP2001090360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3443543B2 publication Critical patent/JP3443543B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の住戸からな
る集合住宅の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集合住宅における玄関周りの画一
的な印象をなくすために、住居部分への入り口空間とし
てのアルコーブを、積極的に活用せんとする提案がなさ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アルコーブを活用する
ことにより、共用廊下側の居室のプライバシーの確保が
容易となる利点が発揮されるが、アルコーブなどの入り
口空間をより積極的に利用することにより一戸建ての雰
囲気を提供できる集合住宅構造の開発が望まれている。
【0004】本発明もこうした事情に鑑みなされたもの
であり、集合住宅でありながら一戸建ての雰囲気を提供
することが出来る、集合住宅構造を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の住戸(3)が共用廊下(2)を介して接続された集合
住宅(1)において、前記各住戸(3)は1個以上の居
室を有する住居部分(5)を有しており、前記各住戸
(3)には、前記住居部分(5)と前記共用廊下(2)
を接続する玄関部(7)が閉鎖開放自在に設けられてお
り、前記複数の住戸のうち少なくとも1個の住戸の住居
部分(5)と共用廊下(2)との間には、入り口空間
(6)が設けられており、前記少なくとも1個の住戸の
玄関部(7)は、該玄関部の設けられた住戸の住居部分
(5)と前記入り口空間(6)の間に設けられており、
前記入り口空間(6)と前記共用廊下(2)との間に
は、仕切部材(12)が前記入り口空間と前記共用廊下
との間を仕切る形で設けられており、前記仕切部材の上
方に、前記共用廊下と前記入り口空間を接続する開放連
通空間(22)を形成し、前記仕切部材(22)に隣接
した位置に出入部(23)を、前記入り口空間と前記共
用廊下を接続する形で設け、前記仕切部材と出入部との
間に柱部材を、上下スラブ間を接続する形で設け、前記
仕切部材の上部には花台が前記共用廊下に沿って該仕切
部材の全長に渡って設けられており、前記出入部に門扉
を開放閉鎖自在に設け、前記花台の下方の前記仕切部材
の内部に、エアコン室外機を収納する物品収納空間を形
成して構成される。
【0006】請求項2の発明は、前記門扉を前記入り口
空間側にセットバックさせた形で設け、前記門扉と前記
共用廊下との間にアルコーブ空間を前記共用廊下と接続
すする形で設け、 メータボックスを該アルコーブ空間に
接する形で設け、前記メータボックスに対する点検作業
を容易に行えるようにしたことを特徴として構成され
る。
【0007】請求項3の発明は、前記住居部分の前記入
り口空間に面した位置には窓(10、11)が設けられ
て構成される。
【0008】請求項4の発明は、前記開放連通空間(2
2)には、面格子(25)が前記仕切部材(12)と天
井を接続する形で設けられており、前記門扉(17)は
スラブと天井間に、前記入り口空間(6)を閉鎖自在に
設けられて構成される。
【0009】
【発明の効果】請求項1及び2の場合、仕切部材(1
2)と玄関部(7)との間に形成される入り口空間
(6)により、各住居(3)の住居部分(5)が直接共
用廊下(2)にさらされることが極力防止され、プライ
バシーの確保が容易となる。
【0010】また、入り口空間(6)は、共用廊下
(2)と、仕切部材(12)により仕切られることによ
り、外部との一定の距離感を保つことが出来るばかり
か、該仕切部材(12)の上方に形成された開放連通空
間(22)が、入り口空間(6)に開放感を与えると共
に、共用廊下(2)にも、その光景を殺風景なものから
変化に富んだものとすることが出来、集合住宅(1)に
戸建ての雰囲気を醸成することが出来る。また、開放連
通空間(22)により入り口空間(6)の採光及び通風
が図られるので、入り口空間(6)を明るく軽快なもの
とすることが出来、各住戸の居住性の向上に貢献するこ
とが出来る。
【0011】また、柱部材(15)が、門柱のような役
割を果たすことが出来るので、柱部材(15)及び仕切
部材(12)に対して共用廊下(2)から入り口空間
(6)を隔てて玄関部(7)が配置されることとなり、
集合住宅でありながら一戸建ての雰囲気を醸成すること
が出来る。
【0012】更に、柱部材が上下スラブ(16)間を接
続する形で設けらることにより、より一層の高級感を醸
成することが出来、質の高い集合住宅の提供が可能とな
る。
【0013】また、花台(12a)により、仕切部材
(12)の上部を有効に活用することが出来る。
【0014】更に、物品収納空間(12b)により、仕
切部材(12)の下部を有効に活用することが出来る。
【0015】請求項の発明によると、入り口空間
(6)を介して採光や通風を取ることが出来、共用廊下
(2)に直接面した形で窓が向くことがないので、プラ
イバシーの確保が容易となる。
【0016】請求項の発明によると、面格子(25)
及び門扉(17)により、入り口空間(6)は、完全に
共用廊下側から閉鎖可能なことから、セキュリティを確
保することが容易で、防犯性が高い。
【0017】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0018】
【発明の実施の形態】集合住宅1は、図1、図4及び図
5に示すように、外廊下等の共用廊下2に沿って配置さ
れた複数の住戸3を有しており、各住戸3は該共用廊下
2により互いに接続されている。また、各住戸3は、図
1に示すように、居間、台所、浴室、食堂などの1個以
上の居室を有する住居部分5を有している。各住戸3の
住居部分5と共用廊下2との間には、アルコーブなどの
入り口空間6がそれぞれ設けられており、入り口空間6
と住居部分5の間には、住居部分5と共用廊下2とを接
続する玄関ドア7が、住居部分5の内部と入り口空間
6、従って、共用廊下2との間を開放閉鎖自在に設けら
れている。
【0019】入り口空間6は、共用廊下2に対して各住
戸5の住居部分5に入り込んだ形で形成されており、入
り口空間6と各住居部分5との間には仕切壁9が設けら
れている。仕切壁9には、前述の玄関ドア7及び開閉窓
10、ガラスブロックなどからなる採光用固定窓11が
配置されており、開閉窓10や採光用固定窓11などは
入り口空間6を介して各居室に対する採光(開閉窓の場
合には、通気も)を行うことが出来る。従って、各居室
は、そうした窓などの採光部を介して共用廊下2側から
直接室内を覗き込まれる危険性が無く、プライバシーの
確保を容易に行うことが出来る。
【0020】入り口空間6と共用廊下2との間には、図
2及び図3に示すように、ガラリなどからなる仕切部材
12が入り口空間6と共用廊下2との間を仕切る形で設
けられており、仕切部材12は各階のスラブから立ち上
がり、天井(上階のスラブ下面)にまで達することなく
途中で途切れており、その上部には花台12aが設けら
れている。花台12a、従って、仕切部材12の上方
は、共用廊下2と入り口空間6を連通接続する四角い窓
状に形成された開放連通空間22を形成しており、花台
12a下方の仕切部材12の内部には、エアコン室外機
などを収納するための物品収納空間12bが形成されて
いる。物品収納空間12bの入り口空間6側には、図3
に示すように、仕切部材12を構成する、ガラリ13が
物品収納空間12bと入り口空間6の間を仕切る形で設
けられている。
【0021】仕切部材12の図2右端の、後述する出入
部23との間には、飾り柱部材15が上下スラブ16間
を連絡接続する形で立設されており、仕切部材12と隣
接する位置である飾り柱部材15と、仕切壁9との間に
は出入部23が、入り口空間6と共用廊下2を接続する
形で形成されている。また、出入部23には、開閉自在
な門扉17が、入り口空間6と外廊下2との間を開放閉
鎖自在に設けられている。飾り柱部材15には、表札
(図示ぜず)、門灯19、インターホン20、郵便受け
(図示ぜず)などが設置されている。
【0022】集合住宅1は、以上のような構成を有する
ので、各住戸3に設けられた入り口空間6を共用廊下2
から区切る、仕切部材12、飾り柱部材15及び門扉1
7により、入り口空間6が各住戸3の住居部分5に対す
る導入部としての役割を果たし一戸建ての雰囲気を醸成
するばかりか、仕切部材12上部の開放連通空間22が
共用廊下2及び入り口空間6に対して大きな開放感を相
互的に与えることが出来るので、単調な表情となりやす
い共用廊下2に変化を与え、また集合住宅1に高級感を
与えることが出来る。
【0023】また、仕切部材12により入り口空間6が
区切られるので防犯上も有利となり、開放感の達成と防
犯性の確保という互いに矛盾した課題の達成が可能とな
る。
【0024】なお、柱部材の数は任意であり、図2に示
すように1本の場合の外、出入部23の両側に2本設け
ることも可能である。
【0025】仕切部材12の上部の開放連通空間22に
は、図6及び図7に示すように、防犯上の必要に応じて
視界透過性を有する面格子25などを配置することも当
然可能である。更に、仕切部材12と出入部23との位
置関係及び仕切部材12及び出入部23の形状は、図2
に示すもののほかに、各種の形態を採用することが出来
る。また、仕切部材12を複数設け、それら仕切部材1
2の間に出入部23を配置することも可能である。
【0026】なお、図6及び図7に示す実施例では、格
子状に形成された開閉自在な門扉17もスラブ16から
天井に達するまで設けられ、面格子25と格子状の門扉
17により入り口空間6を完全に閉鎖可能にし、セキュ
リティを確保している。更に、この場合、門扉17を施
錠自在に設けているので、門扉17の位置を、やや入り
口空間6側にセットバックさせ、共用廊下2と門扉17
の間にアルコーブ空間26をメータボックス21に接す
る形でかつ共用廊下2と接続する形で設け、メータボッ
クス21などの点検作業を容易に行うように構成してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】集合住宅構造の一例を示す平面図。
【図2】図1の入り口空間部分を共用廊下側から見た斜
視図。
【図3】図1の入り口空間部分を玄関側から見た斜視
図。
【図4】図1の集合住宅における隣接する住戸の各入り
口空間部分を示す平面図。
【図5】図4の正面図。
【図6】集合住宅構造の別の例において、入り口空間部
分を玄関側から見た斜視図。
【図7】図6の集合住宅構造の平面図。
【符号の説明】
1……集合住宅 2……共用廊下 3……住戸 5……住居部分 6……入り口空間 7……玄関部(玄関) 10、11……窓 12……仕切部材 12a……花台 12b……物品収納空間 15……柱部材 16……スラブ 17……門扉 22……開放連通空間 25……面格子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の住戸が共用廊下を介して接続され
    た集合住宅において、 前記各住戸は1個以上の居室を有する住居部分を有して
    おり、 前記各住戸には、前記住居部分と前記共用廊下を接続す
    る玄関部が閉鎖開放自在に設けられており、 前記複数の住戸のうち少なくとも1個の住戸の住居部分
    と共用廊下との間には、入り口空間が設けられており、 前記少なくとも1個の住戸の玄関部は、該玄関部の設け
    られた住戸の住居部分と前記入り口空間の間に設けられ
    ており、 前記入り口空間と前記共用廊下との間には、仕切部材が
    前記入り口空間と前記共用廊下との間を仕切る形で設け
    られており、 前記仕切部材の上方に、前記共用廊下と前記入り口空間
    を接続する開放連通空間を形成し、 前記仕切部材に隣接した位置に出入部を、前記入り口空
    間と前記共用廊下を接続する形で設け、前記仕切部材と出入部との間に柱部材を、上下スラブ間
    を接続する形で設け、 前記仕切部材の上部には花台が前記共用廊下に沿って該
    仕切部材の全長に渡って設けられており、 前記出入部に門扉を開放閉鎖自在に設け、 前記花台の下方の前記仕切部材の内部に、エアコン室外
    機を収納する物品収納空間を形成し、 て構成した集合住宅構造。
  2. 【請求項2】 前記門扉を前記入り口空間側にセットバ
    ックさせた形で設け、 前記門扉と前記共用廊下との間にアルコーブ空間を前記
    共用廊下と接続する 形で設け、 メータボックスを該アルコーブ空間に接する形で設け、 前記メータボックスに対する点検作業を容易に行えるよ
    うにしたことを特徴とする、請求項1記載の集合住宅構
    造。
  3. 【請求項3】 前記住居部分の前記入り口空間に面した
    位置には窓が設けられている、請求項1又は2記載の集
    合住宅構造。
  4. 【請求項4】 前記開放連通空間には、面格子が前記仕
    切部材と天井を接続する形で設けられており、前記門扉はスラブと天井間に、 前記入り口空間を閉鎖自
    在に設けられている、請求項1又は2記載の集合住宅構
    造。
JP26670199A 1999-09-21 1999-09-21 集合住宅構造 Expired - Fee Related JP3443543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26670199A JP3443543B2 (ja) 1999-09-21 1999-09-21 集合住宅構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26670199A JP3443543B2 (ja) 1999-09-21 1999-09-21 集合住宅構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001090360A JP2001090360A (ja) 2001-04-03
JP3443543B2 true JP3443543B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=17434492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26670199A Expired - Fee Related JP3443543B2 (ja) 1999-09-21 1999-09-21 集合住宅構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3443543B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4001339B2 (ja) * 2003-03-20 2007-10-31 株式会社長谷工アーベスト 集合住宅構造
JP2007100361A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 集合住宅
JP2007291769A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Takenaka Komuten Co Ltd 駐輪スペース付き集合住宅
JP5210288B2 (ja) * 2009-11-17 2013-06-12 大成建設株式会社 集合住宅

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001090360A (ja) 2001-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3443543B2 (ja) 集合住宅構造
JP2000234388A (ja) 住宅と建物ユニット
JP2009138443A (ja) 集合住宅構造
JPH11280275A (ja) 集合住宅用玄関外構造
JPH0853983A (ja) 住 宅
JPH0444662B2 (ja)
JPH08193426A (ja) 集合住宅における住宅玄関構造
JP5308239B2 (ja) 集合住宅の玄関の採光構造
JP4843290B2 (ja) 建物
JP2814448B2 (ja) 室外機設置構造
JP2008214949A (ja) 住居
JP2006200295A (ja) 集合住宅
JP4221108B2 (ja) 出窓組立体
JPH0112903B2 (ja)
JP2006016828A (ja) 集合住宅
JP2000017853A (ja) 住 宅
JP2682901B2 (ja) ユニット住宅の採光構造
JPH04363466A (ja) 収納ユニットの取付構造
JPH0329841Y2 (ja)
JP2003166356A (ja) 共用廊下に面するプライバシーを配慮した住宅構造
JPH07238695A (ja) 住宅における居室玄関構造
JP2002013194A (ja) 集合住宅のバルコニー
JP2020070600A (ja) 住宅
JPH094241A (ja) 車庫付集合住宅
JP2005068992A (ja) ゆとりのある居住空間構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees