JP3442236B2 - ゲートウェイシステム間転送方法及びシステム - Google Patents

ゲートウェイシステム間転送方法及びシステム

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JP3442236B2
JP3442236B2 JP28713196A JP28713196A JP3442236B2 JP 3442236 B2 JP3442236 B2 JP 3442236B2 JP 28713196 A JP28713196 A JP 28713196A JP 28713196 A JP28713196 A JP 28713196A JP 3442236 B2 JP3442236 B2 JP 3442236B2
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幸男 齋藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲートウェイシス
テム間転送方法及びシステムに係り、特に、パーソナル
コンピュータ等の端末から送信された電子メールをファ
クシミリ情報や音声に変換し、その電子メールの宛先、
本文等、当該電子メールの一部分に指定されたファクシ
ミリ端末の電話番号や一般電話の電話番号に対して、フ
ァクシミリ情報や音声を配送するゲートウェイシステム
間転送方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の端末から送
信された電子メールをファクシミリ情報や音声に変換
し、その電子メールの宛先、本文等、当該電子メールの
一部分に指定されたファクシミリ端末で電話番号や一般
電話の電話番号にファクシミリ情報や音声を配送するゲ
ートウェイシステムにおいて、当該ゲートウェイシステ
ムが複数のシステムで構成されている場合に、本サービ
スの使用者は、自ら、自分の発出したい電話及びファク
シミリの局番に最も通信距離が近いゲートウェイシステ
ムを選定して送信するか、または、使用者が収容されて
いるゲートウェイシステムから最適なゲートウェイシス
テムを選択し、使用者から電子メールを対象ゲートウェ
イへそのまま転送している。
【0003】また、パーソナルコンピュータ等の端末か
ら送信された電子メールをファクシミリ情報や音声に変
換し、その電子メールの宛先、本文等、当該電子メール
の一部分に指定されたファクシミリ端末の電話番号や一
般電話の電話番号にファクシミリ情報や音声を配送する
ゲートウェイシステムにより、一般の電子メール使用者
に本サービスを提供し、ファクシミリ出力要求メールの
発信者に対して対価を徴収するサービスを行う場合、悪
意の使用者が発信者を虚偽に設定してメールを送信し、
対価を無関係の加入者に負わせる行為を防ぐための方策
として、使用を可能とする加入者端末装置側にパスワー
ド等を生成する機能を付与し、これを持ってサービスを
提供するか否かを決定する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ゲートウェイシステムにおいて、使用者が発出したい電
話やファクシミリの局番に最も近いゲートウェイシステ
ムを選択する、または、使用者が収容されているゲート
ウェイシステムから最適なゲートウェイシステムを選択
し、電子メールを対象ゲートウェイシステムへ転送する
方法は、インターネットの電子メール上の情報として、
発信者の情報を偽って発信することが可能であるため
に、一般の電子メール使用者が、サービスを提供するゲ
ートウェイシステムが認識する他のゲートウェイシステ
ムを発信者の情報に虚偽に設定して、当該システムへ電
子メールを送信することにより、ファクシミリ出力や音
声出力を不正に行うことが可能である。サービス提供者
側は、これら不正使用による通話料金を負担しなければ
ならず、料金的損害を被ることになる。
【0005】また、上記従来のパーソナルコンピュータ
等の端末から送信された電子メールをファクシミリ情報
や音声に変換し、その電子メールの宛先、本文等、当該
電子メールの一部分に指定されたファクシミリ端末の電
話番号や一般電話番号にファクシミリ情報や音声を配送
するゲートウェイシステムを使用して、一般の電子メー
ル使用者に対して当該サービスを提供する場合、サービ
スを受けることを希望する使用者に対して、予めパスワ
ード等を生成するための装置構成或いは、ソフトウェア
を提供し、加入者端末側に搭載してもらう必要がある。
このような方法では、サービスを受けることを希望する
使用者に対し、設定のための作業等の不便を強いるばか
りでなく、サービス提供者側でも使用者が電子メールを
使用する種々の環境に対応したパスワード等を生成する
ための装置或いは、ソフトウェアを準備する必要があ
り、逆に、加入者が使用できる環境を限定すれば幅広い
加入者を獲得できないという問題がある。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、ファクシミリ出力、音声出力要求を転送する元のゲ
ートウェイシステムがファクシミリ出力、及び音声出力
サービスを提供するためのユーザ認証を行っていること
を前提として、他のインターネット利用者が発信者を虚
偽設定することでゲートウェイ間転送に見せかけて送信
してきたメールを分割排除することにより、不正使用を
防ぐことが可能でかつ、安価な通話料金体系を構築可能
なゲートウェイシステム間転送方法及びシステムを提供
することを目的とする。
【0007】さらに、本発明は、サービスを受けること
を希望する使用者の電子メール使用環境は特に手を加え
ることなく、ゲートウェイシステム側にて、悪意の使用
者が発信者を虚偽に設定してメールを送信し、対価を無
関係の加入者に負わせる行為を検出し、当該メールを分
別排除することにより不正使用を防ぐことが可能なゲー
トウェイシステム間転送方法及びシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の第1の
原理を説明するための図である。第1の発明は、パーソ
ナルコンピュータを含む端末から送信された電子メール
をファクシミリ情報や音声に変換し、該電子メールの宛
先、本文を含む電子メールの一部分に指定されたファク
シミリ端末の電話番号や、一般電話の電話番号にファク
シミリ情報や音声を、インターネット上のゲートウェイ
間で転送するゲートウェイシステム間転送方法におい
て、ゲートウェイシステムが複数のシステムで構成され
ている場合に、電子メールを受け付けたゲートウェイシ
ステムにおいて(ステップ1)、配送先のファクシミリ
端末、又は、一般電話の電話番号を分析し、自ゲートウ
ェイシステムにおいて出力するのか、または、他のゲー
トウェイシステムに転送するかを判定し(ステップ
2)、判定の結果、他のゲートウェイシステムに転送す
る場合には、分析された電話番号に基づいて、最も経済
的なゲートウェイシステムの電子メールアドレスを決定
し(ステップ3)、決定された電子メールアドレスへ
受け付けた電子メールを転送し(ステップ4)、判定の
結果、自ゲートウェイシステムで出力する場合には、電
子メールの要求に基づいて指定された配送先の端末に出
力する(ステップ5)。
【0009】また、本発明は、電子メールを受け付け、
先の配送先のファクシミリ端末、一般電話の電話番号を
分析した結果、インターネット上の他のゲートウェイシ
ステムへ転送する場合、ゲートウェイ化電子メールに、
転送元ゲートウェイシステムが有するハードウェアを識
別する情報、該電子メールを一意に識別するための情
報、該電子メールの発信者のメールアレス情報を、
送元ゲートウェイシステムと、該転送先ゲートウェイシ
ステムのみが知る暗号化方式で暗号化し、暗号化された
暗号化情報を該転送先ゲートウェイシステムに送信し、
転送先ゲートウェイシステムは、予め登録された暗号化
方式の復号方法で、転送された暗号化された情報を復号
し、復号できた場合のみ、電子メールを受け付ける。
【0010】また、本発明は、インターネット上の転送
元ゲートウェイシステムから転送先ゲートウェイシステ
ムへ電子メールを転送する際に、暗号化情報に加えて、
電子メールの内容も暗号化し、暗号化電子メールとして
送信する。
【0011】また、本発明は、インターネット上の前記
転送元ゲートウェイシステムから転送先ゲートウェイシ
ステムへ転送される電子メール、前記暗号化電子メー
ル、または、前記暗号化情報を、予め前記転送元ゲート
ウェイシステムと前記転送先ゲートウェイシステムで設
定されたデータ圧縮方法を用いて圧縮して転送する。
【0012】また、本発明は、判定の結果、インターネ
ット上の他のゲートウェイシステムから転送された電子
メールであり、自ゲートウェイにおいて出力する場合
に、該電子メールの転送先のゲートウェイシステムが正
当であるかをチェックする。また、本発明は、インター
ネット上の電子メールの転送元のゲートウェイシステム
において、転送するゲートウェイ間電子メールの、転送
元ゲートウェイシステムが有するハードウェアを識別す
る情報、該電子メールを一意に識別するための情報、該
電子メールの発信者のメールアドレス情報を、転送元ゲ
ートウェイシステムと該転送先ゲートウェイシステムの
みが知る暗号化方式で暗号化し、ゲートウェイ間電子メ
ールを生成して転送先のゲートウェイシステムに転送
し、転送先のゲートウェイシステムでは、暗号化された
ゲートウェイ間電子メールを、予め登録された転送元ゲ
ートウェイシステムが有するハードウェアを識別する情
報を用いて復号し、転送された該ゲートウェイ間電子メ
ールに含まれる該電子メールの発信者のメールアドレス
情報及び電子メールを一意に識別するための情報と一致
するかをチェックする。
【0013】図2は、本発明の第2の原理を説明するた
めの図である。第2の発明は、パーソナルコンピュータ
を含む端末から送信された電子メールをファクシミリ情
報や音声に変換し、該電子メールの宛先、本文を含む電
子メールの一部分に指定されたファクシミリ端末の電話
番号や、一般電話の電話番号にファクシミリ情報や音声
を、インターネット上のゲートウェイ間で転送するゲー
トウェイシステム間転送方法において、ゲートウェイシ
ステムがインターネット上の複数のシステムで構成され
ている場合に、電子メールを受け付けたゲートウェイシ
ステムにおいて(ステップ10)、該電子メールの発信
元の端末の正当性をチェックし(ステップ11)、チェ
ックの結果、発信元の端末が正当であるとき、配送先の
ファクシミリ端末、一般電話の電話番号を分析し、自ゲ
ートウェイシステムにおいて出力するのか、または、他
のゲートウェイシステムに転送するかを判定し(ステッ
プ12)、判定の結果、他のゲートウェイシステムに転
送する場合には、分析された電話番号に基づいて最も経
済的なゲートウェイシステムの電子メールアドレスを決
定し(ステップ13)、決定された電子メールアドレス
へ受け付けた電子メールを転送し(ステップ14)、判
定の結果、自ゲートウェイシステムで出力する場合に
は、電子メールの要求に基づいて指定された配送先の端
末に出力する(ステップ15)。
【0014】また、本発明は、電子メールの発信元の端
末の正当性をチェックする際に、予め登録されている発
信許可可能な端末のアドレス情報を登録しておき、発信
元の端末から電子メールが発信されると、発信許可可能
な端末のアドレス情報を参照し、登録されていない発信
元の端末からの該電子メールを破棄する。
【0015】また、本発明は、電子メールの発信元の端
末の正当性をチェックする際に、転送元のゲートウェイ
システムでは、電子メールを受信する毎に、該電子メー
ルの発信元の端末のアドレス情報を履歴情報として保持
しておき、受信した電子メールに含まれる発信元の端末
のアドレス情報に基づいて、履歴情報を検索して、該発
信元の端末のアドレス情報と一致するものが存在し、か
つ、予め出力が許可されているアドレス情報である場合
のみ、該電子メールを受け付ける。
【0016】図3は、本発明の第1の原理構成図であ
る。第3の発明は、パーソナルコンピュータを含む端末
から送信された電子メールをファクシミリ情報や音声に
変換する変換手段と、該電子メールの宛先、本文を含む
電子メールの一部分に指定されたファクシミリ端末の電
話番号や、一般電話の電話番号にファクシミリ情報や音
声を、インターネット上のゲートウェイシステム間で配
送する配送手段を有する複数のゲーウェイシステムを有
するゲートウェイシステム間転送システムであって、
ンターネットを介して電子メールを受け付け、配送先の
ファクシミリ端末、一般電話の電話番号を分析し、該電
子メールに含まれる情報を当該ゲートウェイシステムよ
り出力するものか、または、該インターネット上の他の
ゲートウェイシステムに該電子メールを転送するのかを
判定する番号分析手段1と、番号分析手段で分析された
結果、他のゲートウェイシステムに転送する場合、電話
番号に基づいて最も経済的なゲートウェイシステムの電
子メールアドレスを決定するアドレス決定手段41と、
決定された電子メールアドレスへ受け付けた電子メール
、インターネットを介して転送する転送手段42を有
するゲートウェイシステムを有する。
【0017】また、上記のゲートウェイシステムの転送
手段42は、番号分析手段1において、電話番号を分析
した結果、他のゲートウェイシステムへ転送する場合、
転送するゲートウェイ間電子メールの、転送元ゲートウ
ェイシステムが有するハードウェアを識別する情報、該
電子メールを一意に識別するための情報、該電子メール
の発信者のメールアドレス情報を、転送元ゲートウェイ
システムと該転送先ゲートウェイシステムのみが知る暗
号化方式で暗号化する暗号化手段を更に有し、転送先ゲ
ートウェイシステムは、予め登録された暗号化方式の復
号方法で、転送された暗号化されたゲートウェイ間電子
メールの情報を復号し、復号できた場合のみ、電子メー
ルを受け付ける復号手段を有する。
【0018】また、上記の暗号化手段は、暗号化情報に
加えて、前記電子メールの内容も暗号化し、暗号化電子
メールとして送信する電イメール暗号化手段を含む。ま
た、上記の転送手段は、予め、設定されたデータ圧縮
を有し、前記データ圧縮手段を用いて、前記転送先ゲ
ートウェイシステムへ転送される電子メール、前記暗号
化電子メール、または、前記暗号化情報を前記データ圧
縮方法を用いて圧縮する圧縮手段を更に有する。
【0019】また、上記のアドレス決定手段は、転送先
ゲートウェイシステムを選択するためのアドレス情報が
予め設定された転送先テーブルを有し、転送先テーブル
を参照することにより、転送された電子メールの転送先
の電話番号に基づいて最も経済的なゲートウェイシステ
ムの電子メールアドレスを決定する手段を含む。
【0020】また、本発明は、予め登録された転送元ゲ
ートウェイシステムが有するハードウェアを識別する情
報を有する確認テーブルと、番号分析手段により、自ゲ
ートウェイシステムにおいて電子メールの要求に対応す
る情報を出力すると判定された場合に、暗号化された情
報を確認テーブルの転送元ゲートウェイシステムが有す
るハードウェアを識別する情報を用いて復号し、該転送
元ゲートウェイシステムの正当性を確認する転送元ゲー
トウェイ確認手段を更に有する。
【0021】図4は、本発明の第2の原理構成図であ
る。第4の発明は、パーソナルコンピュータを含む端末
から送信された電子メールをファクシミリ情報や音声情
報に変換する変換手段と、該電子メールの宛先、本文を
含む電子メールの一部分に指定されたファクシミリ端末
の電話番号や、一般電話の電話番号にファクシミリ情報
や音声を、インターネット上のゲートウェイシステム間
で配送する配送手段を有する複数のゲートウェイシステ
ムを有するゲートウェイシステム間転送システムであっ
て、電子メールを受け付け、該電子メールの発信元の端
末の正当性をチェックする端末確認手段11と、端末確
認手段11により発信元の端末の正当性が確認できた場
合に、配送先のファクシミリ端末、一般電話の電話番号
を分析し、該電子メールに含まれる情報を当該ゲートウ
ェイシステムにより出力するものか、または、インター
ネット上の他のゲートウェイシステムに該電子メールを
転送するかを判定する番号分析手段1と、番号分析手段
で分析された結果、他のゲートウェイシステムに転送す
る場合、電話番号に基づいて最も経済的なゲートウェイ
システムの電子メールアドレスを決定するアドレス決定
手段41と、決定された電子メールアドレスへ、受け付
けた電子メールをインターネットを介して転送する転送
手段42を有するゲートウェイシステムを有する。
【0022】また、上記の端末確認手段11は、予め、
出力が許可されている端末のアドレス情報を保持する許
可アドレス管理手段と、発信元の端末から電子メールが
発信されると、許可アドレス管理手段を参照し、登録さ
れていない発信元の端末からの該電子メールを破棄する
チェック手段とを含む。
【0023】また、上記の端末確認手段11は、電子メ
ールを受信する毎に、該電子メールの発信元の端末のア
ドレス情報を履歴情報として保持する履歴情報管理手段
と、予め、出力が許可されている端末のアドレス情報を
保持する許可アドレス管理手段と、電子メールの発信元
の端末から電子メールの受信時に該電子メールに含まれ
る転送元の端末のアドレス情報に基づいて、履歴情報管
理手段及び許可アドレス管理手段を検索して、受け付け
た電子メールの発信元の端末が正当であるかをチェック
し、正当性が認められない場合には、該電子メールを破
棄するチェック手段を更に有する。
【0024】上記のように本発明によれば、電子メール
発信元の端末を収容するゲートウェイシステムにおい
て、電子メールを受け付けた際に、当該電子メールに記
載されている転送先のFAX・電話番号に基づいて、最
も経済的な転送先のゲートウェイシステムを選択し、当
該ゲートウェイシステムの電子メールアドレスに対して
受け付けた電子メールを転送することにより、ゲートウ
ェイシステム間転送において安価なインターネットの通
信を利用することが可能となり、転送先の端末に対して
FAXを経済的に送信することが可能となる。
【0025】さらに、本発明によれば、ゲートウェイシ
ステム間における電子メールを送信する際に、電子メー
ルの内容を暗号化して転送することにより、受け取った
ゲートウェイシステムにおいて、転送元のゲートウェイ
システムと共有する暗号化システムにより復号化するこ
とにより、情報の秘匿性が保持できる。
【0026】また、本発明によれば、ゲートウェイシス
テム間における電子メールを送信する際に、電子メール
の内容を圧縮処理して転送することによりネットワーク
における通信量が削減される。さらに、本発明によれ
ば、予め転送元ゲートウェイシステムが有するハードウ
ェアを識別する情報を設定しておき、転送された電子メ
ールに含まれる転送元のゲートウェイシステムが当該転
送元ゲートウェイシステムが有するハードウェアを識別
する情報と対応しているかを判定することにより、転送
元のゲートウェイシステムの正当性を確認することが可
能であり、これにより、当該転送元のゲートウェイシス
テムから転送された情報を配送先の端末に出力すること
ができる。なお、当該転送元ゲートウェイシステムが有
するハードウェアを識別する情報(例えば、ホスト名)
は、暗号化された電子メール情報を復号する際の復号鍵
として用いることにより、悪意の使用者が暗号化した情
報は、復号できない。
【0027】さらに、本発明は、電子メール発信元の端
末の正当性をチェックすることにより、正当でない端末
から発出された電子メールを棄却することが可能とな
る。
【0028】
【発明の実施の形態】図5は、本発明のゲートウェイシ
ステム間転送システムの第1の構成図である。同図に示
すゲートウェイシステム間転送システムは、電子メール
受信部1、電子メール−ファクシミリ(以下FAXと記
す)・音声変換部2、FAX・音声出力部3、ゲートウ
ェイ間送信転送部4、転送先番号展開テーブル5、ホス
ト管理テーブル6及びゲートウェイ間転送受信部7より
構成される。
【0029】電子メール受信部1は、使用者からFAX
音声出力要求の電子メール、他のゲートウェイシステム
から転送されてきた、ゲートウェイ間転送の電子メール
が入力される。これにより、電子メール受信部1は、入
力された電子メールから、出力内容の情報及び出力すべ
きFAX・電話番号の情報を抽出する。なお、抽出方法
は、通常の電子メールから内部情報を抽出する既存の手
法を使用し、本発明では、その方法を特に規定しない。
また、当該電子メール受信部1は、発信元の端末が正当
であるかをチェックする機能を有するが、詳細は後述す
る。
【0030】電子メール−FAX・音声変換部2は、電
子メール受信部1により抽出された出力内容の情報をF
AX及び音声に出力可能な画像及び音声情報に変換す
る。なお、ここでの変換方法は、通常のデータをFAX
及び音声情報に変換する既存の手法を使用し、本発明で
は、その方法を特に規定しない。
【0031】FAX・音声出力部3は、電子メール受信
部1により抽出されたFAX番号に対し、電子メール−
FAX・音声変換部2より入力されたFAX画像及び音
声情報を出力する。なお、ここでのFAX・音声出力方
法は、FAX手順に対応したモデム装置を用いて出力す
る既存の手法及び音声を合成し、電話を通じて出力する
手法を使用し、ここでは、特に説明しない。
【0032】ゲートウェイ間転送送信部4は、電子メー
ル受信部1により、ゲートウェイ間転送と判定された電
子メールの内容をゲートウェイ間転送形式に変換すると
共に、ゲートウェイ間転送のための情報を付加して、イ
ンターネットの電子メールを介して対象ゲートウェイに
転送する。なお、当該ゲートウェイ間転送送信部4は、
対象ゲートウェイに転送する際に、転送情報を暗号化及
び圧縮処理を行うものとする。なお、暗号化及び圧縮方
式は、既存の手法を使用し、ここでは、特に説明しな
い。
【0033】図6は、本発明の転送先番号展開テーブル
の構成例を示す。同図に示す転送先展開テーブル5は、
全国のFAX・電話番号の市外局番に対応して、それら
をFAX及び電話に出力するのに最適なゲートウェイシ
ステムのアドレスを格納し、ゲートウェイ間送信転送部
4により参照される。
【0034】図7は、本発明のホスト管理テーブルの構
成例を示す。同図に示すホスト管理テーブル6は、上記
の図6に示すゲートウェイシステムのアドレスに対応し
て当該装置のホストIDが格納され、ゲートウェイ間転
送受信部7により参照される。
【0035】ゲートウェイ間転送受信部7は、電子メー
ル受信部1によりゲートウェイ間転送されてきた電子メ
ールであると判別された場合に、受信した電子メールか
ら発信者を抽出し、それらとゲートウェイ間転送のため
に付加された情報と、ホスト管理テーブル6を参照して
照合し、本当に他のゲートウェイシステムから転送され
たものか否かを判別する。もし、照合処理において、マ
ッチしなかった場合には、異常と判定し、異常と判定さ
れた電子メールがあった場合には、当該電子メールを破
棄し、適合した電子メールのみ出力内容を予め登録され
た方式による復号化及び展開を行うことにより抽出し、
出力先FAX番号を抽出して電子メール−FAX・音声
変換部2へ入力する。なお、抽出方法についても通常の
電子メールからの内部情報を抽出する既存の手法を使用
し、ここでは、特に説明しない。また、復号化及び展開
方式についても転送元ゲートウェイが使用した暗号化及
び圧縮方式に対応する既存の手法を使用し、本発明で
は、特に規定しない。
【0036】図8は、本発明におけるゲートウェイシス
テムの転送方法を説明するためのシーケンスチャートで
ある。 ステップ101) 受信ゲートウェイ200は、使用者
である転送元端末100からの電子メールを受信する。
なお、このとき、後述する方法において、当該転送元端
末が正当な端末であるかを判定するものとし、正当性が
認められなければ、以降の処理は行わない。
【0037】ステップ102) 受信ゲートウェイ20
0では、当該電子メールに含まれる宛先の電話・FAX
番号により、当該電子メールの要求に対応する情報を自
ゲートウェイシステムから出力するか、インターネット
に接続される他のゲートウェイシステムに転送するかを
判定する。
【0038】ステップ103) 転送元ゲートウェイ2
00のゲートウェイ間転送受信部7は、自ゲートウェイ
システム200において出力する場合には、電子メール
−FAX・音声変換部2により当該電子メールに対する
情報を生成し、FAX・音声出力部3から電子メールで
指定された端末に出力する。
【0039】ステップ104) また、転送元ゲートウ
ェイ200において、転送する場合には、ゲートウェイ
間送信転送部4において、転送先番号展開テーブル5を
参照して、転送先ゲートウェイ300に転送する。この
とき、必要に応じて暗号化及び圧縮処理を行うものとす
る。
【0040】ステップ105) 転送先ゲートウェイシ
ステム300の電子メール受信部1では、当該電子メー
ルが他の転送先ゲートウェイに転送するのか、自ゲート
ウェイ300においてFAX・音声情報を出力するのか
を判定し、他のゲートウェイに転送する場合には、当該
他のゲートウェイに電子メールを転送する。
【0041】ステップ106) 自ゲートウェイ300
において出力する場合には、ゲートウェイ間転送受信部
7において、ホスト管理テーブル6を参照して、転送元
のゲートウェイ300が正当なものであるかを、予めゲ
ートウェイアドレスに対応するホストIDが存在するか
を確認し、転送元のゲートウェイ200の正当性を確認
する。
【0042】ステップ107) 正当性が確認できない
場合には、当該電子メールを破棄する。 ステップ108) 正当性が確認できた場合には、電子
メール−FAX・音声変換処理部2において、当該電子
メールの要求に対応する情報をFAX情報または、音声
情報に変換する。
【0043】ステップ109) 転送先ゲートウェイ3
00のFAX・音声出力部3は、変換されたFAX情報
を電子メールの転送先として指定されている転送先の端
末400に出力する。次に、電子メールの正当性を確認
するシステムについて説明する。
【0044】図9は、本発明のゲートウェイシステム間
転送システムの第2の構成図である。同図において、図
5の構成と同一部分については、同一符号を付し、その
説明を省略する。図9に示す構成は、図5の構成の電子
メール受信部1の構成を詳細に示したものであり、履歴
取得部8、履歴記憶部9、発信許可テーブル10、発信
元チェック部11、転送振分部12を設けた構成であ
る。このうち、当該電子メール受信部1において、転送
振分の機能は、前述した。
【0045】履歴取得部8は、電子メール受信部1で受
信した電子メールの転送元のアドレス情報を取得し、当
該アドレス情報を履歴記憶部9に転送する。これによ
り、履歴記憶部9は、当該転送元アドレス情報を蓄積
し、発信元チェック部11により参照される。発信許可
テーブル10には、予め、電子メールの発信元のユーザ
にサービスを提供してよい端末のアドレス情報が設定さ
れている。発信元チェック部11は、履歴記憶部9と発
信許可テーブル10に格納されているアドレス情報の双
方を照合し、照合できた場合には、転送振分部12に制
御を移行する。つまり、履歴記憶部9に転送元の端末の
アドレスが存在し、かつ、発信許可テーブル10に当該
端末のアドレスが存在する場合のみ、受信した電子メー
ルの要求に対応する情報を指定されている転送先の端末
を収容するゲートウェイに転送するか、または、自ゲー
トウェイの電子メール−FAX・音声変換部2に転送す
る。
【0046】他の処理は、図5に示す動作と同様であ
る。
【0047】
【実施例】以下、図面と共に、本発明の実施例を説明す
る。図10は、本発明の一実施例のゲートウェイを使用
した電子メール−FAX出力サービスの例である。
【0048】同図に示すシステム構成は、東京のユーザ
端末20、宛先FAX端末30、40、ゲートウェイシ
ステム50、60、70、商用インターネット80及び
電話網90より構成される。 (1) 同図において、東京のユーザ端末20は、自端
末が登録されている東京のゲートウェイシステム70へ
FAX出力要求の電子メールを発信する。電子メールの
内容には、メール発信者アドレス、出力先FAX番号、
出力内容等の要求情報が含まれている。
【0049】(2) 上記要求電子メールを受け取った
東京のゲートウェイシステム70は、メール発信者のア
ドレスを抽出し、当該ユーザにサービスを提供してよい
か判断するために、予め自ゲートウェイシステム70に
発信許可テーブル10に登録されているアドレス情報を
検索することによりチェックする。
【0050】(3) 上記(2)により、サービス可能
であると判定された出力要求メールは、出力先FAX番
号に基づいて、ゲートウェイ間送信転送部4が転送先番
号展開テーブル5を参照し、転送相手先のゲートウェイ
を判定する。同図の場合には、電話番号“06−xxx
x−xxxx”に対応した大阪のゲートウェイシステム
50がサービス先となる。ここで、転送先番号展開テー
ブル5に設定がない場合には、自ゲートウェイから、直
接電話をかけることにより、宛先FAXへ出力する。
【0051】(4) 上記(3)で転送先番号展開テー
ブル5に転送相手先が設定されていた場合には、該当す
るゲートウェイシステム50に対して、出力要求電子メ
ールに転送制御情報(必要に応じて、暗号化、圧縮処理
したもの)を加えた電子メールを送信する。
【0052】(5) 受信側である大阪のゲートウェイ
システム50では、電子メール内の転送制御情報を参照
することにより、当該メールが他のゲートウェイから転
送されてきたものかを判定し、他のゲートウェイから転
送されてきたものであると判定した場合には、ゲートウ
ェイ間転送受信部7において、ホスト管理テーブル6を
参照して転送制御情報が正当なものかチェックする。な
お、暗号化された電子メールである場合にはホスト管理
テーブル6の内容を用いて復号し、当該転送制御情報の
正当性をチェックする。
【0053】(6) 上記(5)により、正当な転送メ
ールであると判断した場合には、指定されたFAX番号
に対し、当該電子メール内容を出力する。次に、ゲート
ウェイシステム間転送動作の概要を説明する。図11
は、本発明の一実施例のゲートウェイ間転送シーケンス
を示す。
【0054】まず、ユーザ端末100から出力要求電子
メールaが転送元ゲートウェイシステムAに転送される
(ステップ201)。これにより、転送元ゲートウェイ
システムAでは、履歴取得部8が、当該出力要求メール
aについて、当該発信者名に基づいて当該発信者のアド
レス情報を履歴記憶部9に格納する。さらに、発信元チ
ェック部11は、発信許可テーブル10を参照して当該
発信者の正当性をチェックする。ここで、当該出力要求
メールaの発信者の正当性が確認され、かつ、当該メー
ルaが他のゲートウェイシステムBに転送するメールで
ある場合には、ゲートウェイ間送信転送部4が、転送先
番号展開テーブル5を参照して、電話番号に付与されて
いる直近(最も経済的な)の転送先のゲートウェイを決
定し、自ゲートウェイ名(A)と発信者名とメッセージ
IDをキーワードとし、さらに、出力要求電子メールa
の内容を含むゲートウェイ間転送電子メールbを生成
し、転送先ゲートウェイBに転送する(ステップ20
2)。
【0055】転送先ゲートウェイBでは、転送されてき
たゲートウェイ間転送電子メールbについおて、ホスト
管理テーブル6を参照し、転送元ゲートウェイAのホス
ト名(A)が当該テーブル6に格納されているかをチェ
ックすると共に、受信した電子メールに付与されている
キーワードとゲートウェイ間転送電子メールbに含まれ
る出力要求電子メール内の発信者名とメッセージIDが
合致するかをチェックして、合致する場合にのみ、当該
電子メールbを、送信先に指定されている転送先端末に
出力する(ステップ203)。
【0056】次に、本発明における転送元のゲートウェ
イシステムが正当なゲートウェイシステムであるかを判
定するための例を説明する。インターネッットに2つの
ゲートウェイシステム(ゲートウェイシステムA,B)
が接続されており、それぞれ以下のアドレスを有するも
のとする。これらは、下記のホストIDを持つものとす
る。
【0057】
【数1】
【0058】上記に示したユーザ発信者名を有するユー
ザ端末から、上記の電話番号(FAX番号)が指定され
たものとする。なお、ゲートウェイシステムAの転送先
番号展開テーブル5には、図6に示す情報が登録されて
おり、一方、ゲートウェイシステムBのホスト管理テー
ブル6には、図7に示す情報が登録されているものとす
る。
【0059】ゲートウェイシステムAの電子メール受信
処理部1は、電子メールを受け取ると、FAX出力・音
声出力の内容の情報と、出力FAX・電話番号により、
当該電子メールが“06”から始まる市外局番であるた
め、図6に示す転送先番号展開テーブル5から“fax
eq2.domain.co.jp”なるアドレスを有
するゲートウェイシステムBへのゲートウェイ間転送と
判定し、ゲートウェイ間転送送信部4に転送する。
【0060】ゲートウェイ間転送送信部4は、ユーザか
ら入力されたFAX・音声出力内容及び出力先FAX・
電話番号及び、ユーザ発信者名
【0061】
【数2】
【0062】及び要求メッセージID「AAAAA」か
ら、ゲートウェイ間転送のためのメールを作成する。こ
のゲートウェイ間を転送される電子メールには、ユーザ
から指定されたFAX出力・音声出力内容及び出力先F
AX・電話番号に加え、ユーザ発信者名
【0063】
【数3】
【0064】及び要求メッセージID「AAAAA」
を、自ゲートウェイAのホストIDをキーとして暗号化
されたキーワード文字列が付加されている。なお、当該
情報を付加するための場所としては、電子メールの手順
上、拡張が許されている「X−」から始まるキーワード
を使用し、設定する。
【0065】受信側のゲートウェイシステムBの電子メ
ール受信処理部1では、受信したゲートウェイ間転送メ
ールにキーワード文字列が付加されていれば、ゲートウ
ェイ間による受信メールと判断し、ゲートウェイ間転送
処理部7に受信した情報を入力する。
【0066】ゲートウェイ間転送受信処理部7は、転送
メールに含まれるメールの転送者(ゲートウェイシステ
ムA)のアドレスを抽出し、ホスト管理テーブル6に登
録されているゲートウェイシステムAのホストID“X
XXX”を取得する。このようにして得られたホストI
Dにより、キーワード文字列を復号化し、FAX出力内
容に含まれる要求ユーザ名
【0067】
【数4】
【0068】及び要求メッセージID「AAAAA」と
一致するかを確認する。一致すれば、FAX・音声内容
及び送信先FAX・電話番号を電子メール−FAX・音
声変換処理部2に入力し、指定された配送先の端末のF
AXに画像を出力、あるいは電話へ音声を出力する。も
し、復号した結果が要求ユーザ名と要求メッセージID
が一致しなければ、不正な要求とみなし、当該要求を破
棄する。
【0069】次に、電子メール発信元の端末の正当性を
チェックする具体例を説明する。ここで、インターネッ
トにゲートウェイ(GW1)が接続されており、いまゲ
ートウェイGW1に以下に示すユーザ発信者名を有する
ユーザから以下の電子メールによる出力要求があったも
のとする。
【0070】
【数5】
【0071】電子メール受信処理部1では、ユーザ発信
者から上記出力要求を受け付けると、図13に示す送受
信情報を履歴取得部8により、履歴記憶部9に格納する
と同時に当該メールの内容を発信元チェック部11に入
力する。発信元チェック部11は、履歴記憶部9に設定
されている図13の情報から、電子メール転送情報上の
ユーザ発信者名(A)を抽出し、同時に取得した電子メ
ールの内容から、当該電子メールのユーザ発信者名
(B)を抽出する。これら、(A)、(B)を照合し、
一致する場合には、図12に示す発信許可テーブル10
に当該発信者名が登録されているかを確認する。登録さ
れている場合には、当該電子メールの内容を転送先振分
部12に転送する。そうでない場合には、エラーとして
当該要求電子メールを破棄する。この例の場合には、
(A)と(B)が一致しないので、当該要求は破棄され
る。
【0072】なお、本発明の実施例において、インター
ネット上のゲートウェイ間転送に使用する手順として
は、既存の電子メール転送手順に準拠したものを用い
る。なお、本発明は、上記の実施例に限定されることな
く、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能である。
【0073】
【発明の効果】上述のように、本発明のゲートウェイシ
ステム間転送方法及びシステムによれば、ゲートウェイ
システムをインターネット上の各地に配置し、各システ
ムの転送テーブルを適正に設定することにより、配送要
求のあった電子メールを指定された電話番号の局番応じ
て最も経済的な(コストが安価な)ゲートウェイシステ
ムの電子メールアドレスにインターネットを介して転送
することにより、比較的高い従量料金である電話料金に
より通信する距離を短くし、安価なインターネットを通
信(の一部)に使用することができ、FAXを経済的に
送信することができる。
【0074】さらに、本発明によれば、ユーザから受信
したFAX出力要求の電子メールをゲートウェイシステ
ム間でゲートウェイ間転送するにあたり、転送元のホス
トIDを鍵にして、発信者の情報及びメールを一意に規
定するメッセージIDを暗号化したデータをメールに付
加して転送し、登録されているホストIDにより復号す
ることにより、悪意の発信者が、転送メールを傍受し
て、同じキーワードや発信者名を故意に自分から直接送
信したメールに付加して、ゲートウェイ間転送を偽り、
FAXに不正に出力することを防ぐと共に、転送先のゲ
ートウェイシステムでのゲートウェイ間転送メールが直
接要求したFAX出力要求との分別が容易となる。
【0075】さらに、本発明によれば、パーソナルコン
ピュータ等の端末からインターネットで送信された電子
メールの内容を指定されたFAX端末番号及び電話端末
に出力できるゲートウェイシステムにより、一般の電子
メール使用者に本サービスを提供し、FAX・音声出力
要求メールの発信者に対して対価を徴収するサービスを
行うにあたり、電子メール転送処理ソフト及び電子メー
ル受信処理部が取得した発信者のアドレス情報を照合す
ることにより、悪意の使用者が発信者を虚偽に設定して
メールを送信し、対価を無関係の加入者に負わせる行為
を防ぐと共に、加入者が使用できる環境を特定せずに、
サービスを提供可能とすることにより、幅広い加入者を
獲得でき、サービス提供者のサポートが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理を説明するための図であ
る。
【図2】本発明の第2の原理を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の第1の原理構成図である。
【図4】本発明の第2の原理構成図である。
【図5】本発明のゲートウェイシステム間転送システム
の第1の構成図である。
【図6】本発明の転送先番号展開テーブルの構成例であ
る。
【図7】本発明のホスト管理テーブルの構成例である。
【図8】本発明におけるゲートウェイシステムの転送方
法を説明するためのシーケンスチャートである。
【図9】本発明のゲートウェイシステム間転送システム
の第2の構成図である。
【図10】本発明の一実施例のゲートウェイを使用した
電子メール−FAX出力サービスの例である。
【図11】本発明の一実施例のゲートウェイ間転送シー
ケンスである。
【図12】本発明の一実施例の発信許可テーブルの例で
ある。
【図13】本発明の一実施例の履歴記憶部に設定されて
いる内容の例である。
【符号の説明】
1 番号分析手段,電子メール受信部 2 電子メール−FAX・音声変換部 3 FAX・音声出力部 4 ゲートウェイ間送信転送部 5 転送先番号展開テーブル 6 ホスト管理テーブル 7 ゲートウェイ間転送受信部 8 履歴取得部 9 履歴記憶部 10 発信許可テーブル 11 端末確認手段,発信元チェック部 12 転送振分部 41 アドレス決定手段 42 転送手段 20 ユーザ端末(発信元) 30,40 宛先FAX端末 50,60,70 ゲートウェイシステム 80 商用インターネット 90 電話網 100 ユーザ端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−186598(JP,A) 特開 平8−204701(JP,A) 特開 平7−87248(JP,A) 特開 平8−163269(JP,A) 特表 平6−503911(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーソナルコンピュータを含む端末から
    送信された電子メールをファクシミリ情報や音声に変換
    し、該電子メールの宛先、本文を含む電子メールの一部
    分に指定されたファクシミリ端末や一般電話の電話番号
    にファクシミリ情報や音声をゲートウェイ間で転送する
    ゲートウェイシステム間転送方法において、 ゲートウェイシステムが複数のシステムで構成されてい
    る場合に、前記電子メールを受け付けたゲートウェイシ
    ステムでは、配送先のファクシミリ端末一般電話の電
    話番号を分析し、自ゲートウェイシステムにおいて出力
    するのか、または、他のゲートウェイシステムに転送す
    るかを判定し、判定の結果、自ゲートウェイシステムで
    出力する場合には、前記電子メールの要求に基づいて指
    定された配送先の端末に出力し、他のゲートウェイシス
    テムに転送する場合には、分析された電話番号に基づい
    て最も経済的な転送先ゲートウェイシステムの電子メー
    ルアドレスを決定し、転送元ゲートウェイシステムと転
    送先ゲートウェイシステムのみが知る暗号化方式によっ
    て、前記電子メールの発信者のメールアドレス情報及び
    前記電子メールを一意に識別するための情報からなる暗
    号化情報を生成し、該暗号化情報をゲートウェイ間電子
    メールに付加して前記転送先ゲートウェイシステムに送
    信し、 前記転送先ゲートウェイシステムは、予め登録された
    暗号化方式の復号方法によって転送された該暗号化情報
    を復号し、復号できた場合のみ該ゲートウェイ間電子メ
    ールを受け付け、さらに、復号化された前記電子メール
    の発信者のメールアドレス情報及び前記電子メールを一
    意に識別するための情報と、該ゲートウェイ間電子メー
    ルに含まれる前記電子メールの発信者のメールアドレス
    情報及び前記電子メールを一意に識別するための情報と
    照合することを特徴とするゲートウェイシステム間転
    送方法。
  2. 【請求項2】 前記転送元ゲートウェイシステムから前
    記転送先ゲートウェイシステムへ前記電子メールを転送
    する際に、前記暗号化情報に加えて、前記電子メールの
    内容も暗号化し、暗号化電子メールとして送信する請求
    項1記載のゲートウェイシステム間転送方法。
  3. 【請求項3】 前記転送元ゲートウェイシステムから転
    送先ゲートウェイシステムへ転送される電子メール、前
    記暗号化電子メール、または、前記暗号化情報を、予め
    前記転送元ゲートウェイシステムと前記転送先ゲートウ
    ェイシステムで設定されたデータ圧縮方法を用いて圧縮
    して転送する請求項1または、2に記載のゲートウェイ
    システム間転送方法。
  4. 【請求項4】 パーソナルコンピュータを含む端末から
    送信された電子メールをファクシミリ情報や音声に変換
    する変換手段と、該電子メールの宛先、本文を含む電子
    メールの一部分に指定されたファクシミリ端末一般電
    話の電話番号にファクシミリ情報や音声をゲートウェイ
    システム間で配送する配送手段を有する複数のゲートウ
    ェイシステムを有するゲートウェイシステム間転送シス
    テムであって、前記 電子メールを受け付けたゲートウェイシステムは
    配送先のファクシミリ端末一般電話の電話番号を分析
    し、ゲートウェイシステムより出力するのか、また
    は、他のゲートウェイシステムに転送するかを判定する
    番号分析手段と、前記番号分析手段で分析された結果、
    他のゲートウェイシステムに転送する場合、電話番号に
    基づいて最も経済的な転送先ゲートウェイシステムの電
    子メールアドレスを決定するアドレス決定手段と、転送
    元ゲートウェイシステムと転送先ゲートウェイシステム
    のみが知る暗号化方式によって、前記電子メールの発信
    者のメールアドレス情報及び前記電子メールを一意に識
    別するための情報からなる暗号化情報を生成する暗号化
    手段と、該暗号化情報をゲートウェイ間電子メールに付
    加して前記転送先ゲートウェイシステムに転送する転送
    手段とを有し、 前記転送先ゲートウェイシステムは、予め登録された暗
    号化方式の復号方法によって転送された該暗号化情報
    復号し、復号できた場合のみ該ゲートウェイ間電子メー
    ルを受け付ける復号手段と、復号化された前記電子メー
    ルの発信者のメールアドレス情報及び前記電子メールを
    一意に識別するための情報と、ゲートウェイ間電子メ
    ールに含まれる前記電子メールの発信者のメールアドレ
    ス情報及び前記電子メールを一意に識別するための情報
    とを照合する転送元ゲートウェイ確認手段を有すること
    を特徴とするゲートウェイシステム間転送システム。
  5. 【請求項5】 前記暗号化手段は、前記暗号化情報に加
    えて、前記電子メールの内容も暗号化し、暗号化電子メ
    ールとして送信する電子メール暗号化手段を含む請求項
    4記載のゲートウェイシステム間転送システム。
  6. 【請求項6】 前記転送手段は、予め、設定されたデー
    タ圧縮方法を有し、前記データ圧縮方法を用いて前記転
    送先ゲートウェイシステムへ転送される電子メール、前
    記暗号化電子メール、または、前記暗号化情報を前記デ
    ータ圧縮方法を用いて圧縮する圧縮手段を更に有する請
    求項4または5記載のゲートウェイシステム間転送シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記アドレス決定手段は、前記転送先ゲ
    ートウェイシステムを選択するためのアドレス情報が予
    め設定された転送先テーブルを有し、前記転送先テーブ
    ルを参照することにより、転送された前記電子メールの
    転送先の電話番号に基づいて最も経済的なゲートウェイ
    システムの電子メールアドレスを決定する手段を含む請
    求項4記載のゲートウェイシステム間転送システム。
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