JP3441364B2 - 電気部品検査用ソケット - Google Patents

電気部品検査用ソケット

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JP3441364B2 JP12058098A JP12058098A JP3441364B2 JP 3441364 B2 JP3441364 B2 JP 3441364B2 JP 12058098 A JP12058098 A JP 12058098A JP 12058098 A JP12058098 A JP 12058098A JP 3441364 B2 JP3441364 B2 JP 3441364B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネル、
エレクトロルミネセンスパネル、プラズマディスプレイ
パネルなどの表示パネルの表示品位などの検査、あるい
は半導体集積回路(IC)の動作確認などの検査に好適
に用いることができる電気部品検査用ソケットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気部品、例えば液晶表示パネ
ル、エレクトロルミネセンスパネル、プラズマディスプ
レイパネルなどの各種の表示パネルは、基板上に多数の
電極部を備えている。そこで、表示パネルの製造工程に
おいては、駆動用ICタブなどの周辺回路接続前の表示
パネルに対して、表示欠陥箇所や表示品位などの検査が
行われる。この種の表示パネルの表示あるいは性能など
を検査する場合、表示パネルに駆動用の電力を供給する
ための表示パネル検査用ソケットと称されるコンタクト
部材を備えた電気部品検査用ソケットが使用されてい
る。
【0003】この種の電気部品検査用ソケットの一例と
して、コンタクトフィルム上に接触子パターンを形成し
て構成したコンタクト部材をプレート上に配設し、この
コンタクト部材上に載接した電気部品とを断面ほぼU字
状のクリップ部材で挟むことにより、電気部品の基板上
の電極部とコンタクト部材の接触子とを所要の接触圧で
接触させるように構成され、クリップ部材は電気部品の
背面側を押圧する位置と電気部品を着脱可能に開放する
位置との間をスライド可能となっているものが提案され
ている。
【0004】また、電気部品検査用ソケットの他例とし
て、2枚のプレートを使用する電気部品検査用ソケット
が提案されている。これは、電気部品を挟む2枚のプレ
ートを緊締具によって締結することにより、検査時に一
方のプレート上に配設されたコンタクト部材の接触子と
電気部品の基板上の電極部とを所要の接触圧で接触させ
るように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
従来の電気部品検査用ソケットにおいては、例えば電気
部品としての表示パネルを検査する場合、コンタクト部
材の接触子が上を向いているので、表示パネルの表示部
が下を向いた状態で電気部品検査用ソケットに装着され
るようになっており、表示パネルを電気部品検査用ソケ
ットに装着した状態で上下(表裏)反転して表示パネル
の電極部を上に向けた正規の方向としてから検査を実行
しなければならないという問題点があった。
【0006】また、従来の電気部品検査用ソケットにお
いては、電気部品のサイズや電気部品の電極部の配設位
置に応じてそれぞれ専用の個別に形成された電気部品検
査用ソケットを必要としており、製造ラインで形成され
る電気部品のサイズや電極部の配設位置がかわった場
合、例えば一つの製造ラインで一日に多種類の電気部品
を製造する場合などにおいて、電気部品のサイズや電極
部の配設位置がかわる毎に電気部品検査用ソケット全体
を交換しなければならず、電気部品検査用ソケットの交
換に多大な労力と時間とを要するという問題点があっ
た。
【0007】すなわち、従来の電気部品検査用ソケット
においては、電気部品の検査効率に劣るという問題点が
あった。
【0008】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、電気部品を効率よく検査することができる電気
部品検査用ソケットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明の電気部
品検査用ソケットの特徴は、電気部品の電極部に対して
コンタクト部材の接触子を所定の接触圧で接触させる電
気部品検査用ソケットにおいて、前記コンタクト部材お
よびこのコンタクト部材の背面側を支持する弾性支持体
を具備する固定部材と、前記電気部品の背面側を押圧す
る押圧体を具備しこの押圧体が前記弾性支持体と接離す
るように前記固定部材に対して移動可能に取着された可
動部材とを備えた接触ユニットと、複数の前記接触ユニ
ットがそれぞれの可動部材を非接触状態で対向するよう
にして取着される固定基板と、常時は前記コンタクト部
材と前記押圧体との間に前記電気部品の電極部が挿入可
能となるように前記押圧体が前記コンタクト部材に対し
て離間した開放状態を保持する退避位置に位置し、検査
時には前記押圧体が前記電気部品の電極部に対して前記
コンタクト部材の接触子を所定の接触圧で接触させる接
触状態を保持する進入位置に位置する可動部材移動手段
と、を有し、前記固定基板に固定側カム体を形成し、前
記接触ユニットの可動部材の押圧体の背面側に前記固定
側カム体と間隔をおいて対向する可動側カム体を形成
し、前記可動部材移動手段を進入位置に位置させた場
合、前記可動部材移動手段が前記固定側カム体と前記可
動側カム体との間の間隔を拡大して接触状態を得るよう
に形成し、前記可動部材移動手段が、スライド移動可能
なスライドばね体を有し、このスライドばね体の先端部
に、間隔をおいて同一面内にそれぞれ位置するようにし
て複数の弾性変形可能な固定側カム当接部と、これら固
定側カム当接部が存在しない部位に間隔をおいて同一面
内にそれぞれ位置するようにして複数の弾性変形可能な
可動側カム当接部とを具備するカム当接部を一体形成
し、接触状態において前記各固定側カム当接部を前記固
定側カム体に当接させ、前記各可動側カム当接部を前記
可動側カム体に当接させるように形成した点にある。そ
して、このような構成を採用したことにより、接触ユニ
ットは、可動部材移動手段が退避位置に位置すると押圧
体が弾性支持体と離間した開放状態を保持するので電気
部品の挿入を容易に行うことができる。また、接触ユニ
ットは、可動部材移動手段が進入位置に位置すると押圧
体が電気部品の電極部に対してコンタクト部材の接触子
を所定の接触圧で接触させる接触状態を保持するので電
気部品の検査を容易に行うことができる。さらに、接触
ユニットは、コンタクト部材の接触子が上を向いた状態
で電気部品を装着することができるので、電気部品を検
査する場合、電気部品を上下(表裏)反転させることな
く検査を実行することができ、その結果、電気部品を効
率よく検査することができるし、電気部品の検査の自動
化を容易に図ることもできる。さらにまた、ユニット化
された接触ユニットは、電気部品の電極部の配設位置に
応じて固定基板に取着することができるので、軽量化を
容易に図ることができるとともに、製造ラインで製造す
る電気部品のサイズや電極部の配設位置がかわる場合、
接触ユニットの数とその取付位置を変更するという簡単
な作業で、電気部品のサイズや電極部の配設位置に対応
することができ、その結果、電気部品を効率よく検査す
ることができるし、電気部品の検査の自動化を容易に図
ることもできる。
【0010】また、前記固定基板に固定側カム体を形成
し、前記接触ユニットの可動部材の押圧体の背面側に前
記固定側カム体と間隔をおいて対向する可動側カム体を
形成し、前記可動部材移動手段を進入位置に位置させた
場合、前記可動部材移動手段が前記固定側カム体と前記
可動側カム体との間の間隔を拡大して接触状態を得るよ
うに形成したから、可動部材移動手段が進入位置に位置
すると、可動部材移動手段は、固定側カム体と可動側カ
ム体との間の間隔を拡大し、固定側カム体に対して可動
側カム体を離間させるので、その結果、接触ユニットの
可動部材の押圧体が固定部材の前記弾性支持体と当接す
るように移動して接触状態を容易に得ることができる。
さらに、電気部品のサイズや電極部の配設位置に応じ
て、固定側カム体および可動側カム体の配設位置および
有無などを容易に変更することができる。言い替える
と、電気部品のサイズや電極部の配設位置に応じて、必
要な箇所だけを確実に押圧することができるので、電気
部品を効率よく検査することができるし、電気部品の検
査の自動化を容易に図ることもできる。さらにまた、製
造ラインで製造する電気部品のサイズや電極部の配設位
置がかわる場合、電気部品のサイズや電極部の配設位置
により容易かつ確実に対応することができ、その結果、
電気部品をより効率よく検査することができるし、電気
部品の検査の自動化をより容易に図ることもできる。
【0011】さらに、前記可動部材移動手段が、スライ
ド移動可能なスライドばね体を有し、このスライドばね
体の先端部に、間隔をおいて同一面内にそれぞれ位置す
るようにして複数の弾性変形可能な固定側カム当接部
と、これら固定側カム当接部が存在しない部位に間隔を
おいて同一面内にそれぞれ位置するようにして複数の弾
性変形可能な可動側カム当接部とを具備するカム当接部
を一体形成し、接触状態において前記各固定側カム当接
部を前記固定側カム体に当接させ、前記各可動側カム当
接部を前記可動側カム体に当接させるように形成した
ら、スライドばね体の各固定側カム当接部および可動側
カム当接部は、スライドばね体が進入位置に位置する
と、各固定側カム当接部は固定側カム体に当接し、各可
動側カム当接部は可動側カム体に当接して可動部材の押
圧体を所定の力、すなわち、スライドばね体のばね力で
弾性支持体に向かって移動させるので、電気部品の電極
部に対してコンタクト部材の接触子を適正な接触圧で確
実に接触させることができる。さらに、スライドばね体
の各固定側カム当接部および可動側カム当接部は、固定
側カム体および可動側カム体に対して均等な接触圧を確
実に付与することができるので、その結果、電気部品の
電極部に対してコンタクト部材の接触子をより適正な接
触圧で確実に接触させることができる。
【0012】また、特許請求の範囲の請求項に記載の
本発明の電気部品検査用ソケットの特徴は、請求項
おいて、前記スライドばね体を前記電気部品の挿入方向
に対して傾斜移動するように形成し、前記スライドばね
体の固定側カム当接部および可動側カム当接部を前記ス
ライドばね体の移動方向に対してほぼ直交する方向に整
列配置した点にある。そして、このような構成を採用し
たことにより、固定側カム体および可動側カム体の配設
位置にかかわらず、スライドばね体を一方向に往復移動
させることにより、スライドばね体を進入位置と退避位
置との間を容易に移動させることができる。
【0013】また、特許請求の範囲の請求項に記載の
本発明の電気部品検査用ソケットの特徴は、請求項1ま
たは請求項において、前記固定側カム体および可動側
カム体のうちの少なくとも一方を着脱可能に形成した点
にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、固定側カム体および可動側カム体の配設位置をより
容易に変更したり、固定側カム体および可動側カム体を
必要な箇所のみに配設することがより容易にできるの
で、固定側カム体および可動側カム体の配設位置および
有無などをより容易に変更することができ、電気部品を
より効率よく検査することができるし、電気部品の検査
の自動化をより容易に図ることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。
【0015】説明の便宜上、始めに、本発明の電気部品
検査用ソケットにより検査される電気部品としての表示
パネルの一例について図21により説明する。
【0016】図21は本発明に係る電気部品検査用ソケ
ットの第1実施形態により検査される電気部品としての
表示パネルの一例を電極端子側から見て示す概略平面図
である。
【0017】図21に示すように、本発明の電気部品検
査用ソケットにより検査される電気部品である表示パネ
ルとしてのアクティブ・マトリックス方式の液晶表示パ
ネル1は矩形のガラスにより形成された絶縁性の基板2
の片面2a上に矩形の液晶表示部3を突出形成したもの
となっており、液晶表示部3の側辺に沿って基板2の片
面2a上には電極部としての複数の電極端子4が液晶駆
動モジュール毎にブロック分けされて互いに平行に配列
形成されている。この液晶表示パネル1においては、基
板2の図21上下に位置する長辺と、図21右方に位置
する短辺との3辺にそれぞれ電極端子4が配列形成され
ている。なお、電極端子4の配設位置は、液晶表示パネ
ル1の4辺から設計コンセプトなどの必要に応じて選択
すればよく、特に、本実施形態の液晶表示パネル1の電
極端子4の配設位置に限定されるものではない。また、
本発明の電気部品検査用ソケットにより検査される電気
部品たる表示パネルとしては、エレクトロルミネセンス
パネル、プラズマディスプレイパネルなどであってもよ
い。
【0018】つぎに、本発明の電気部品検査用ソケット
の第1実施形態について図1から図10により説明す
る。
【0019】図1から図10は本発明に係る電気部品検
査用ソケットの第1実施形態を示すものであり、図1は
全体構成を示す概略平面図、図2は図1の接触ユニット
を除いて示す概略平面図、図3は図1の3−3線に沿っ
た拡大断面図、図4は図1の4−4線に沿った拡大断面
図、図5は固定側カム体の一部拡大斜視図、図6はテン
ションプレートの概略平面図、図7はテンションプレー
トの変形例を示す概略平面図、図8は図2の8−8線に
沿った拡大断面図、図9はスライドばね体の先端部に形
成されたカム当接部の一部拡大平面図、図10は図9の
スライドばね体のカム当接部を矢印Bから見て示す正面
図である。
【0020】本実施形態の電気部品検査用ソケット10
は、図1および図2に示すように、平面ほぼ四角枠状に
形成された固定基板11を有しており、その表面たる上
面の内部側ISには、図3および図4に示すように、平
面ほぼ四角枠状に形成された凹溝12が内部側ISに位
置する内端縁に接続するようにして形成されている。そ
して、凹溝12の図1上下に位置する長辺と図1右方に
位置する短辺との3辺の内部側ISには、図3および図
4に示すように、固定側カム体13が取着されている。
この固定側カム体13は、図5に示すように、横長のほ
ぼ長方体状に形成された基体部14を有しており、この
基体部14の図5において上方に示す一面には、後述す
るスライドばね体60に形成された固定側カム当接部6
6が接離可能とされた断面ほぼ台形状の複数のカム15
が適宜な間隔をおいて突設されている。このカム15
は、本実施形態においては基体部14の長手方向、つま
り、図1に示す液晶表示パネル1の装着方向Aに対して
45度程度の角度をもって基体部14とほぼ平行に延在
する頂面15aを相互に共通とするように相互にほぼ直
交するようにして2個1組にて形成されている。そし
て、固定側カム体13は、図3および図4に示すよう
に、基体部14の図5下方に示す一面(カム形成面の背
面)の短手方向中央部に突設された取付突部16を前記
固定基板11の上面に形成された嵌合凹溝17に嵌合す
ることにより所定位置に取着されている。なお、固定側
カム体13は、図示しないねじなどの締結手段により前
記固定基板11の所定位置に取着してもよい。さらにま
た、固定側カム体13は、固定基板11に対して図示し
ないクランプ機構などの着脱手段を用いてワンタッチで
着脱する構成としてもよい。また、液晶表示パネル1の
装着方向Aに対するカム15の形成角度は、スライドば
ね体60を直線状に往復移動することにより、各辺に形
成された固定側カム体13の各カム15がスライドばね
体60に形成された固定側カム当接部66とほぼ同時に
接離することのできるものであればよい。
【0021】図2に示すように、前記固定基板11の図
2上下に位置する長辺と図2右方に位置する短辺との3
辺の上面には、板厚方向に貫通する複数、本実施形態に
おいては2つの長孔18が適宜な間隔をおいて相互に平
行に延在するようにしてそれぞれ形成されている。この
各長孔18は、その長手方向を液晶表示パネル1の装着
方向Aに対して図2において左斜め上方から右斜め下方
に向かう45度程度の角度で傾斜配置されている。そし
て、各長孔18には、図3および図4に示すように、作
動ピン19の小径に形成された先端部が固定基板11の
上面から突出するようにして配設されている。なお、説
明の便宜上、図3および図4における長孔18は、その
長手方向に切断した状態で示してある。この作動ピン1
9は、図示しない移動機構によってスライド移動可能と
されている。また、固定基板11の図1左方に示す左辺
の内部側ISには、板厚方向に貫通する複数、本実施形
態においては2つのほぼU字形状の切欠溝20が適宜な
間隔をおいて相互に平行に延在するようにして形成され
ている。この各切欠溝20は、その長手方向を液晶表示
パネル1の装着方向Aに対して平行に延在するようにし
て配置されており、液晶表示パネル1の検査を実行する
検査時に、表示パネル検査用ソケット10へ液晶表示パ
ネル1を装着するための後述するパネル装着手段80の
液晶表示パネル1の装着方向先頭側に位置するパネル前
支持体83が待機位置に位置する際の移動経路を確保す
ることができるようになっている。
【0022】前記固定基板11の図1上下に位置する長
辺と図1右方に位置する短辺との3辺の上面には、接触
ユニット25がそれぞれ取着されている。この接触ユニ
ット25は、液晶表示パネル1の電極端子4の配設位置
に応じて固定基板11に取着可能とされている。そし
て、各接触ユニット25は、図3および図4に示すよう
に、固定基板11の上面の外部側OSに図示しないねじ
などによって取着される取付基部26と、この取付基部
26の図3および図4左方に示す左側面から図3および
図4左方に示す固定基板11の内部側ISに向かって固
定基板11とほぼ平行なようにほぼ水平に延出されたコ
ンタクト部材取着部27とを具備する固定部材28を有
している。そして、コンタクト部材取着部27の図3お
よび図4下方に示す下面の図3および図4左方に示す先
端部たる左端部近傍には、固定部材28の長手方向(図
3および図4の紙面垂直方向)に沿って取付溝29が形
成されている。この取付溝29には、平板状の取付基板
30がその下面を前記固定部材28のコンタクト部材取
着部27の下面とほぼ同一平面となるようにして装着さ
れている。そして、取付基板30は、その下面の図3お
よび図4右方に示す右端側が押え板31の図3および図
4左方に示す左端側の上面により下方から付勢されて固
定されている。また、押え板31は、図3および図4右
方に示す右端側に複数の押え板固定ねじ(図3および図
4に一部のみ図示)32を下方から挿通するとともに、
この押え板固定ねじ32を前記固定部材28のコンタク
ト部材取着部27の下面に螺入させることにより、コン
タクト部材取着部27の下面に取着されている。
【0023】前記取付基板30の下面の図3および図4
左右方向に示す短手方向の中央部には、ほぼ平板状のフ
ィルム取付板33が固着されており、このフィルム取付
板33の下面には、コンタクトフィルムなどと称される
前記液晶表示パネル1の電極端子4に接触させるための
接触子(図示せず)を有するコンタクト部材34が取着
されている。このコンタクト部材34は、その下面の図
3および図4左右に示す短手方向両端部が前記フィルム
取付板33から突出するようにして取着されており、コ
ンタクト部材34の接触子は、コンタクト部材34の図
3および図4左方に示す左端部側の下面に配設されてい
る。また、取付基板30の下面の図3および図4左方に
示す左端部近傍には、コンタクト部材34の背面側、詳
しくはコンタクト部材34の接触子の背面側を支持する
弾性支持体35が固着されている。なお、取付基板30
の図3および図4左方に示す左端部方向の長さを短くし
て、弾性支持体35をコンタクト部材取着部27の下面
の図3および図4左方に示す左端部近傍に設ける構成と
してもよい。
【0024】前記固定部材28のコンタクト部材取着部
27の下方には、図3および図4に示すように、可動部
材40が間隔をおいて配設されている。この可動部材4
0の図3および図4左方に示す前記固定基板11の内部
側ISに位置する左端部側の上面には、前記液晶表示パ
ネル1の背面側を押圧する押圧体41が液晶表示パネル
1の基板2が進入可能な間隔をおいて前記弾性支持体3
5と対向するようにして配設されている。また、可動部
材40の図3および図4左方に示す左端部側の下面に
は、間隔をおいて前記固定側カム体13と対向するよう
にして可動側カム体(図5参照)42が取着されてい
る。この可動側カム体42は、図5に示すように、横長
のほぼ長方体状に形成された基体部14を有しており、
この基体部の図5において上方に示す一面には、後述す
るスライドばね体60に形成された可動側カム当接部6
7が接離可能とされた断面ほぼ台形状の複数のカム15
が適宜な間隔をおいて突設されている。また、本実施形
態の可動側カム体42は、前記固定側カム体13と同一
形状に形成されており、その他の詳しい説明は省略す
る。そして、可動側カム体42は、図3および図4に示
すように、基体部14の図5における下方に示す一面
(カム形成面の背面)の短手方向中央部に突設された取
付突部16を前記可動部材40の下面の図3および図4
左方に示す左端側に形成された嵌合凹溝17に嵌合する
ことにより所定位置に取着されている。
【0025】前記可動部材40の図3および図4右方に
示す右端側の下面には、例えば金属製のばね素材により
ほぼ平板状に形成されたテンションプレート45の図3
および図4左方に示す左端側が取着されている。このテ
ンションプレート45は、図6に示すように、図6左側
に示す可動側部46と図6右方に示す固定側部47とが
図6左右方向(図3および図4左右方向)に伸縮可能と
された弾性変形可能な1対の連結部48により接続され
て一体形成されている。そして、可動側部46には、複
数、本実施形態においては2つの可動側ねじ挿通孔50
が図6に上下方向に示す方向に間隔をおいて穿設されて
おり、これら各可動側ねじ挿通孔50の左側には、可動
側位置決め孔51が穿設されている。また、固定側部4
7には、前記可動側部46の可動側ねじ挿通孔50と可
動側位置決め孔51とのそれぞれの中心を結ぶ直線の延
長線上に位置するようにして固定側ねじ挿通孔52がそ
れぞれ穿設されており、これら各固定側ねじ挿通孔52
の図6に上下方向に示す上下方向両端側には、固定側位
置決め孔53が穿設されている。そして、図3および図
4に示すように、テンションプレート45の可動側部4
6に配設された可動側位置決め孔51を可動部材40に
配設した複数の可動側位置決めピン(図3および図4に
一部のみ図示)43に挿通したうえで、テンションプレ
ート45の可動側部46に形成された可動側ねじ挿通孔
50に複数の可動側固定ねじ(図3および図4に一部の
み図示)44を下方から挿通するとともに、この可動側
固定ねじ44を前記可動部材40の下面に螺入させるこ
とにより、テンションプレート45の可動側部46が可
動部材40の所定位置に取着されている。
【0026】また、図3および図4に示すように、テン
ションプレート45の固定側部47に配設された固定側
位置決め孔53を前記固定部材28の取付基部26の下
面に形成された図3および図4に左右方向に貫通する所
定長さのプレート取付溝37の底部に突設した図示しな
い固定側位置決めピンに挿通したうえで、テンションプ
レート45の固定側部47に形成された固定側ねじ挿通
孔52に複数の固定側固定ねじ(図3および図4に一部
のみ図示)39を下方から挿通するとともに、この固定
側固定ねじ39を前記プレート取付溝37の底部に螺入
させることにより、テンションプレート45の固定側部
47が固定部材28の所定位置に取着されている。さら
にまた、図3および図4に示すように、可動部材40の
図3および図4右方に示す右端面と、固定部材28の取
付基部の26の図3および図4右方に示す左端面との間
には、ピンまたは球などの可動部材用回転支持部材55
が可動部材40の右端面および取付基部の26の左端面
の少なくとも何れか一方、本実施形態においては可動部
材40の右端面に形成したV字状の支持溝56に支持さ
れて介装されている。
【0027】すなわち、可動部材40は、図3および図
4において左方に示す左端側に向かって移動しながら可
動部材用回転支持部材55の中心を回転中心としてヒン
ジの如く図3および図4において時計方向に回動できる
ようにして固定基板11に対して非接触状態で対向する
ようにして固定部材28のコンタクト部材取付部27の
下方に支持されている。
【0028】また、可動部材用回転支持部材55は、図
3および図4に示すように、液晶表示パネル1の装着方
向のほぼ延長線上に位置するように配設されている。
【0029】なお、テンションプレート45の形状とし
ては、接触ユニット25の大きさ、可動部材40の大き
さや重量などの設計コンセプトなどの必要に応じて、例
えば図7に示すように、可動側部46と固定側部47と
を3つの連結部48により連結する構成のテンションプ
レート45Aとしてもよく、特に、本実施形態の形状に
限定されるものではない。
【0030】前記固定基板11の上面には、図1および
図2に示すように、可動部材移動手段としてのスライド
ばね体60が前記接触ユニット25によって一部が上方
から覆われるようにして配設されている。このスライド
ばね体60は、例えば金属製のばね素材により、図2に
示すように、固定基板11より外径寸法を小さくされた
平面ほぼ四角枠状に形成されている。このスライドばね
体60の図2上下に位置する長辺と図2右方に位置する
短辺との3辺には、複数、本実施形態においては2つの
ピン係止孔61が適宜な間隔をおいて相互に平行に延在
するようにしてそれぞれ形成されている。これらのピン
係止孔61には、図3および図4に示すように、前記作
動ピン19の先端部が挿通されており、作動ピン19を
移動させることにより、スライドばね体60が固定基板
11上をスライド移動するように形成されている。さら
に、スライドばね体60の図2上下に位置する長辺と図
2右方に位置する短辺との3辺には、複数、本実施形態
においては上辺および下辺には3つ、右辺には2つの長
孔形状のガイド孔62が適宜な間隔をおいて相互に平行
に延在するようにしてそれぞれ形成されている。これら
のガイド孔62は、その長手方向を液晶表示パネル1の
装着方向Aに対して図2において左上から右下に向かう
45度程度の角度で傾斜配置されている。そして、図8
に示すように、ガイド孔62に2段筒状に形成された固
定ガイド63の図8下方に示す小径部の外周面を挿通す
るとともに、当該小径部の先端側を前記固定基板11の
上面に形成した係止穴21に嵌合させたうえで、固定ガ
イド63の軸心部に形成した貫通孔64に挿通されるガ
イド固定ねじ22を前記固定基板11の上面に螺入させ
ることにより、スライドばね体60が前記固定基板11
上をガイド孔62の長手方向に沿ってスライド移動可能
に取着されている。つまり、本実施形態のスライドばね
体60は、ガイド孔62によって、液晶表示パネル1の
装着方向Aに対して図2において左上から右下に向かう
45度程度の角度でスライド移動、つまり傾斜移動する
ようにその移動軌跡が規制されている。
【0031】前記スライドばね体60の図2上下に位置
する長辺と図2右方に位置する短辺との3辺の内部側I
Sに位置する先端部には、図2に示すように、櫛歯状の
カム当接部65がそれぞれ形成されている。このカム当
接部65は、図2に示すように、その長手方向を液晶表
示パネル1の装着方向Aに対して図2において左上から
右下に向かう45度程度の角度で傾斜配置されている。
そして、カム当接部65は、図3および図4に下方に示
す固定側カム当接部66と、図3および図4に上方に示
す可動側カム当接部67とを有しており、固定側カム当
接部66および可動側カム当接部67によって、全体と
して二股状に形成されている。なお、図3および図4に
おけるカム当接部65は、説明の便宜上簡略化して示し
てある。そして、固定側カム当接部66は、平面ほぼ板
状に形成されており、図3、図4および図10に示すよ
うに、スライドばね体60の内部側ISに位置する先端
部から一旦下方に向かって延出された後ほぼ水平とされ
るとともにその先端が上方に向かって折り曲げるように
延出成形されており、その頂面66aが固定側カム体1
3のカム15にそれぞれ当接可能に形成されている。さ
らに、可動側カム当接部67は、固定側カム当接部66
と同様に、平面ほぼ板状に形成されており、図3、図4
および図10に示すように、スライドばね体60の内部
側ISに位置する先端部から一旦上方に向かって延出さ
れた後ほぼ水平とされるとともにその先端が下方に向か
って折り曲げるように延出成形されており、その頂面6
7aが可動側カム体42のカム15にそれぞれ当接可能
に形成されている。
【0032】このように、本実施形態における前記カム
当接部65は、図9および図10に詳示するように、前
記スライドばね体60の内部側ISに位置する先端部
に、間隔をおいて同一面内にそれぞれ位置するように相
互に平行に配置された複数の弾性変形可能な固定側カム
当接部66と、これら固定側カム当接部66が存在しな
い部位にそれぞれ位置するようにして相互に平行に配置
された複数の弾性変形可能な可動側カム当接部67とが
一体形成されている。
【0033】したがって、カム当接部65は、固定側カ
ム当接部66と可動側カム当接部67とが交互に隣位す
るように形成されているとともに、固定側カム当接部6
6および可動側カム当接部67は、スライドばね体60
の移動方向に対してほぼ直交する方向に整列配置されて
いる。
【0034】また、図2に示すように、スライドばね体
60が左斜め上方に位置する場合、スライドばね体60
の図2上辺に配設されたカム当接部65は、図3に示す
ように、固定側カム体13および可動側カム体42のそ
れぞれのカム面15の何れとも当接(弾接)せずに固定
基板11の上面と接触ユニット25の可動部材40の下
面との間に位置している。また、図2右辺および下辺に
示すカム当接部65は、図4に示すように、固定側カム
体13および可動側カム体42のそれぞれのカム面15
の何れとも当接(弾接)せずに固定基板11の内部側I
Sに突出した位置に位置している。その結果、スライド
ばね体60は、コンタクト部材34と押圧体41との間
に、液晶表示パネル1の電極端子4が挿入可能な押圧体
41がコンタクト部材34に対して離間した開放状態を
保持する退避位置に位置している。
【0035】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について図1から図4、および図11から図20
により説明する図1から図4はスライドばね体60が退
避位置に位置しコンタクト部材34と押圧体41との間
に電気部品としての液晶表示パネル1の電極部たる電極
端子4が挿入可能な押圧体41がコンタクト部材34に
対して離間した開放状態を示している。図11は本発明
に係る電気部品検査用ソケットの第1実施形態の電気部
品のセット状態を示す概略平面図、図12は図11の1
2−12線に沿った概略断面図、図13は本発明に係る
電気部品検査用ソケットの第1実施形態の電気部品の装
着状態を示す図11と同様の図、図14は図13の14
−14線に沿った概略断面図、図15は本発明に係る電
気部品検査用ソケットの第1実施形態の接触状態を示す
図1と同様の図、図16は本発明に係る電気部品検査用
ソケットの第1実施形態の接触状態を示す図2と同様の
図、図17は図15の17−17線に沿った図3と同様
の図、図18は図15の18−18線に沿った図4と同
様の図、図19は本発明に係る電気部品検査用ソケット
の第1実施形態の接触状態における固定側カム体および
可動側カム体に対するカム当接部の当接状態を固定基板
の内部側から見て示す一部拡大図、図20は本発明に係
る電気部品検査用ソケットの第1実施形態の接触状態に
おける固定側カム体に対する固定側カム当接部の当接状
態を示す一部拡大斜視図である。
【0036】本実施形態の電気部品検査用ソケット10
は、液晶表示パネル1の製造ラインに組み込まれたり、
付設されたり、併設されたりして液晶表示パネル1の表
示欠陥箇所や表示品位などの検査に用いられる。そし
て、電気部品検査用ソケット10は、製造ラインの所定
位置に設置された図示しないソケット支持台に取着され
るようになっており、電気部品検査用ソケット10の下
方には、図11および図12に示すように、液晶表示パ
ネル1を電気部品検査用ソケット10へ装着するパネル
装着手段80が配設されている。このパネル装着手段8
0は、図11および図12に示すように、液晶表示パネ
ル1の姿勢および位置などを適正に制御するXYZθ調
整機構81を有している。このXYZθ調整機構81
は、図示しない移動機構により図11左右方向に移動可
能とされている。そして、XYZθ調整機構81の上部
には、図11に示すように、液晶表示パネル1の4角近
傍を下方から支持する4つのパネル支持体82が配設さ
れている。これら4つのパネル支持体82のうちの図1
1右方に示す2つは、液晶表示パネル1の装着方向Aの
先頭側に位置する2角隅部近傍を支持するパネル前支持
体83とされており、固定基板11の内部に位置するよ
うに配設されている。そして、パネル前支持体83の上
端には、図12に示すように、液晶表示パネル1を吸着
可能な吸着盤84が配設されている。
【0037】また、4つのパネル支持体83のうちの図
11左方に示す2つは、液晶表示パネル1の装着方向A
の末尾側に位置する2角隅部近傍を支持するパネル後支
持体85とされており、固定基板11の外部に配設され
ている。このパネル後支持体85は、図12に示すよう
に、XYZθ調整機構81から上方に向けてほぼ鉛直に
突出した鉛直部85aと、この鉛直部85aの上端から
液晶表示パネル1の装着方向Aに沿って前記パネル前支
持体83に向かってほぼ水平に延出された水平部85b
とを有している。この水平部85bの先端部近傍の上面
には、液晶表示パネル1を吸着可能な吸着盤84が配設
されている。さらにまた、パネル前支持体83の上端
と、パネル後支持体85の水平部85bの上端とは、そ
れぞれXYZθ調整機構81の上面からの高さ寸法がほ
ぼ同一となるようにされている。すなわち、パネル前支
持体83およびパネル後支持体85に配設された各吸着
盤84は、XYZθ調整機構81の上面からの高さ寸法
がほぼ同一となるようにして配設されている。また、パ
ネル後支持体85の水平部85bの下端面は、前記固定
基板11の上面より上方に位置するように形成されてい
る。
【0038】前記パネル装着手段80は、図11および
図12に示すように、常時は図示しない移動機構によ
り、パネル前支持体83が固定基板の切欠溝20の内部
に位置して停止した待機状態に保持されている。そし
て、待機状態に保持されたパネル装着手段80に対して
図示しないパネル移送機構によって液晶表示パネル1を
載置する。この時、液晶表示パネル1は、従来と異な
り、液晶表示部3および電極端子4(図22参照)が上
を向いた状態で載置する。そして、パネル装着手段80
に対して液晶表示パネル1を載置すると、液晶表示パネ
ル1の4角隅部近傍が吸着盤84によって吸着され、液
晶表示パネル1のパネル装着手段80に対する供給が終
了してセット状態になる。
【0039】そして、液晶表示パネル1のパネル装着手
段80に対する供給が終了すると、図示しない液晶表示
パネル検出手段、例えばCCDカメラなどにより、液晶
表示パネル1の姿勢および位置などを検出する。そし
て、液晶表示パネル1の姿勢および位置の検出結果が、
予め設定された適正状態、詳しくは液晶表示パネル1を
移動して開放状態の電気部品検査用ソケット10に適正
に装着できる状態の時は、図示しない移動機構を駆動し
てパネル装着手段80のXYZθ調整機構81を装着方
向A、詳しくは図11および図12右方に向かって移動
する。一方、液晶表示パネル1の姿勢および位置の検出
結果が、予め設定された適正状態でない場合には、XY
Zθ調整機構81を駆動して、液晶表示パネル1の姿勢
および位置を適正状態としたうえで、図示しない移動機
構を駆動してパネル装着手段80のXYZθ調整機構8
1を装着方向A、詳しくは図11および図12右方に向
かって移動する。
【0040】この時、開放状態の電気部品検査用ソケッ
ト10は、図1から図4に示すように、スライドばね体
60が退避位置に位置して停止している。このスライド
ばね体60が退避位置に位置した状態においては、図2
に示すように、作動ピン19が、図示しない移動機構に
よって固定基板11に形成された長孔18の左斜め上方
に位置する一端側(図3右側、図4左側)に寄せられて
停止しており、スライドばね体60は、その左端部が固
定基板11の左端部から外側に突出している。さらに、
図2上方に示すスライドばね体60の上辺に形成された
カム当接部65は、図3に示すように、固定側カム体1
3および可動側カム体42のそれぞれのカム面15の何
れとも当接(弾接)せずに固定基板11の上面と接触ユ
ニット25の可動部材40の下面との間に位置してい
る。
【0041】また、図2右辺および下辺に示すカム当接
部65は、図4に示すように、固定側カム体13および
可動側カム体42のそれぞれのカム面15の何れとも当
接(弾接)せずに固定基板11の内部側ISに突出した
位置に位置している。また、接触ユニット25の可動部
材40は、図3および図4に示すように、可動部材用回
転支持部材55を回転中心として図3および図4におい
て半時計方向に付勢されており、接触ユニット25の可
動部材40に配設された押圧体41の先端部は、液晶表
示パネル1の電極端子4が挿入可能な間隔をおいて、接
触ユニット25の固定部材28に配設されたコンタクト
部材34の背面側を支持する弾性支持体35の先端部と
ほぼ対向する位置を保持している。
【0042】そして、パネル装着手段80のXYZθ調
整機構81が装着方向Aに沿って、図11および図12
右方に向かって移動すると、液晶表示パネル1の図11
および図12上下に示す液晶表示部3が配設されておら
ず電極端子4(図22参照)が形成されている基板2の
上下両端部が、図3に破線にて示すように、開放状態の
電気部品検査用ソケット10の接触ユニット25の弾性
支持体35に背面が支持されたコンタクト部材34と押
圧体41との間に形成された隙間に、図11および図1
2右方に示す装着方向A先頭側から順次挿入される。そ
して、液晶表示パネル1の図11および図12右方に示
す基板2の右端部が、図4に破線にて示すように、弾性
支持体35に背面が支持されたコンタクト部材34と押
圧体41との間に形成された隙間に到達すると、XYZ
θ調整機構81が停止して、図11および図12に示す
各部は、図13および図14に示す装着状態となる。
【0043】そして、開放状態の電気部品検査用ソケッ
ト10に液晶表示パネル1を装着したら、電気部品検査
用ソケット10と液晶表示パネル1とを相対移動、本実
施形態においてはXYZθ調整機構81を駆動して液晶
表示パネル1を移動して液晶表示パネル1の電極端子4
と電気部品検査用ソケット10のコンタクト部材34の
電極部との位置合わせ、いわゆるアライメント調整を行
う。
【0044】そして、アライメント調整を終了したら、
図示しない移動機構によって作動ピン19を図2右斜め
下方へスライド移動する。すると、図2に示す待機位置
に位置するスライドばね体60は、ガイド孔62によっ
て移動軌跡を規制されて図2左上から右下に向かう液晶
表示パネル1の装着方向Aに対して45度程度の角度で
スライド移動して進入位置で停止し、図1および図2に
示す各部は、図15および図16に示す状態となる。こ
のスライドばね体60が進入位置に位置した状態におい
ては、図16に示すように、作動ピン19が、図示しな
い移動機構によって固定基板11に形成された長孔18
の右斜め下方に位置する他端側(図17左側、図18右
側)に寄せられて停止しており、スライドばね体60の
左端部は、図15および図16に示すように、固定基板
11の左端部とほぼ同一位置に位置している。さらに、
図16上方に示すスライドばね体60の上辺、ならび
に、図16下方および右方に示す下辺および右辺に示す
各カム当接部65は、図17および図18に示すよう
に、固定側カム当接部66の頂面66aが固定側カム体
13のカム面15の頂面15aに当接(弾接)し、可動
側カム当接部67の頂面67aが可動側カム体42のカ
ム面15の頂面15aに当接(弾接)し、図3および図
4に示す開放状態の可動側カム体42が可動部材用回転
支持部材55の中心を回転中心として時計方向に回動
し、図17および図18に示すように、固定側カム体1
3と可動側カム体42との間の間隔を拡大させて、固定
側カム体13に対して可動側カム体42が離間し、その
結果、接触ユニット25の可動部材40の押圧体41が
コンタクト部材34を背面側から支持している弾性支持
体35と当接するように図17および図18上方に向か
って移動する。そして、押圧体41が上方に向かって移
動する途中で、押圧体41の先端部が液晶表示パネル1
の基板2の端部、詳しくは液晶表示パネル1の基板2の
電極端子4が形成されている部位の背面側に当接して液
晶表示パネル1を3点支持して上方に移動させ、液晶表
示パネル1の電極端子4がコンタクト部材34の接触子
と所定の接触圧で接触し液晶表示パネル1の検査が可能
な接触状態となる。なお、その際には、液晶表示パネル
1の上方への移動にともなって、液晶表示パネル1をそ
れまで保持していた吸着盤84自体も若干(液晶表示パ
ネル1の上方への移動量に相当する量だけ)上方へ移動
し、これにより安定で且つ良好な接触状態が実現され
る。この接触状態における固定側カム体13および可動
側カム体42に対するカム当接部65の当接状態を図1
9に示し、接触状態における固定側カム体13のカム面
15の頂面15aに固定側カム当接部66の頂面66a
が当接(弾接)した状態を図20に示す。
【0045】そして、液晶表示パネル1の電極端子4が
電気部品検査用ソケット10のコンタクト部材34の接
触子と所定の接触圧で接触した接触状態において、コン
タクト部材34の接触子から液晶表示パネル1の電極端
子4へ電力を供給することにより液晶表示パネル1の検
査を実行する。
【0046】そして、液晶表示パネル1の検査が終了し
たら、作動ピン19を逆方向に移動してスライドばね体
60を進入位置から退避位置に移動させることにより、
電気部品検査用ソケット10が接触状態から開放状態に
復帰する。ついで、図示しない移動機構を駆動してパネ
ル装着手段80のXYZθ調整機構81を装着方向Aと
逆方向に移動させることにより、パネル装着手段80の
XYZθ調整機構81が待機位置に復帰したら、液晶表
示パネル1を吸着盤84から離脱する。
【0047】以下、前述した動作を繰り返すことにより
液晶表示パネル1の検査を順次行う。
【0048】このように、本実施形態の電気部品検査用
ソケット10によれば、ユニット化された接触ユニット
25は、液晶表示パネル1の電極端子4の配設位置に応
じて固定基板11に取着することができるので、軽量化
を容易に図ることができるとともに、製造ラインで製造
する液晶表示パネル1のサイズや電極端子4の配設位置
がかわる場合、接触ユニット25の数とその取付位置を
変更するという簡単な作業で、液晶表示パネル1のサイ
ズや電極端子4の配設位置に対応することができ、その
結果、汎用性をもたせることができるし、液晶表示パネ
ル1を効率よく検査することができるし、液晶表示パネ
ル1の検査の自動化を容易に図ることもできる。さら
に、四角枠状に形成された固定基板11は、電気部品検
査用ソケット10全体の剛性を確実に確保することがで
きる。
【0049】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、接触ユニット25は、可動部材移動手
段としてのスライドばね体60が退避位置に位置する
と、押圧体41が弾性支持体35と離間した開放状態を
保持するので、電気部品としての液晶表示パネル1の挿
入を容易に行うことができる。
【0050】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、接触ユニット25は、スライドばね体
60が進入位置に位置すると押圧体41が液晶表示パネ
ル1の電極部たる電極端子4に対してコンタクト部材3
4の接触子を所定の接触圧で接触した接触状態を保持す
るので液晶表示パネル1の検査を容易に行うことができ
る。
【0051】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、接触ユニット25は、コンタクト部材
34の接触子が下を向いた状態で配設されており、液晶
表示パネル1の電極端子4が上を向いた状態、つまり液
晶表示部3が上を向いた正規の状態で液晶表示パネル1
を装着することがでるので、従来と異なり、液晶表示パ
ネル1を検査する場合、液晶表示パネル1を上下(表
裏)反転させることなく検査を実行することができ、そ
の結果、液晶表示パネル1を効率よく検査することがで
きるし、液晶表示パネル1の検査の自動化を容易に図る
こともできる。
【0052】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、可動部材40は、テンションプレート
45によってヒンジの如く可動とされているので、開放
状態から接触状態とした押圧時における液晶表示パネル
1の電極端子4とコンタクト部材34の接触子との位置
ずれの検査を適正に行うことができる程度にすることが
できる。
【0053】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、液晶表示パネル1の検査を実行する際
に、液晶表示パネル1を下方から支持した状態で装着す
ることができるので、小さな吸着力の吸着盤84を用い
て装着することができる。
【0054】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、可動部材移動手段としてのスライドば
ね体60が進入位置に位置すると、スライドばね体60
は、固定側カム体13と可動側カム体42との間の間隔
を容易に拡大して、固定側カム体13に対して可動側カ
ム体42を容易に離間させることができるので、その結
果、接触ユニット25の可動部材40の押圧体41が固
定部材28の弾性支持体35と当接するように移動して
接触状態を容易に得ることができる。
【0055】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、液晶表示パネル1のサイズや電極端子
4の配設位置に応じて、固定側カム体13および可動側
カム体42の配設位置および有無などを容易に変更する
ことができる。言い替えると、液晶表示パネル1のサイ
ズや電極端子4の配設位置に応じて、必要な箇所だけを
確実に押圧することができる。
【0056】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、スライドばね体60の各固定側カム当
接部66および可動側カム当接部67は、スライドばね
体60が進入位置に位置すると、各固定側カム当接部6
6は固定側カム体13に当接し、各可動側カム当接部6
7は可動側カム体42に当接して可動部材40の押圧体
41を所定の力、すなわち、スライドばね体60のばね
力で弾性支持体35に向かって移動させるので、液晶表
示パネル1の電極端子4に対してコンタクト部材34の
接触子を適正な接触圧で確実に接触させることができ
る。
【0057】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、スライドばね体60の各固定側カム当
接部66および可動側カム当接部67は、固定側カム体
13および可動側カム体42の各カム15に対して均等
な接触圧を確実に付与することができるので、その結
果、液晶表示パネル1の電極端子4に対してコンタクト
部材34の接触子をより適正な接触圧で確実に接触させ
ることができる。
【0058】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、固定側カム体13および可動側カム体
42の配設位置にかかわらず、スライドばね体60を一
方向に往復移動させることにより、スライドばね体60
を進入位置と退避位置との間を容易に移動させることが
できる。
【0059】また、本実施形態の電気部品検査用ソケッ
ト10によれば、固定側カム体13および可動側カム体
42のうちの少なくとも一方を着脱可能とすることによ
り、固定側カム体13および可動側カム体42の配設位
置をより容易に変更したり、固定側カム体13および可
動側カム体42を必要な箇所のみに配設することがより
容易にできるので、固定側カム体13および可動側カム
体42の配設位置および有無などをより容易に変更する
ことができる。
【0060】また、電気部品検査用ソケット10をパネ
ル装着手段80から取り外し可能な構成としておけば、
液晶表示パネル1などの表示パネルのエージングテスト
(高温状態での動作カム人テスト)を点灯状態で行った
り、半導体集積回路などのバーンインテストを通電状態
で行うことができる。
【0061】図22は本発明に係る電気部品検査用ソケ
ットの第2実施形態を示すものであり、本実施形態の電
気部品検査用ソケット10Aは、図23に示す下辺およ
び右辺に電極端子4が配設された電気部品としての液晶
表示パネル1Aの検査に用いるものである。
【0062】本実施形態の電気部品検査用ソケット10
Aは、図22に示すように、固定基板11の上面の図2
2下辺および右辺に接触ユニット25がそれぞれ配設さ
れており、固定基板の図22上辺には、液晶表示パネル
1Aを3点支持するためのパネル支持ユニット70が配
設されている。このパネル支持ユニット70は、前述し
た第1実施形態の電気部品検査用ソケット10の接触ユ
ニット25と同一構成とされており、その詳しい構成に
ついては省略する。その他の構成は、前述した第1実施
形態の電気部品検査用ソケット10Aと同様の構成とさ
れている。よって、前述した実施形態のものと同一ない
し相当する構成については、図面中に同一の符号を付
し、その詳しい説明は省略する。
【0063】このような構成の本実施形態の電気部品検
査用ソケット10Aによれば、前述した第1実施形態の
電気部品検査用ソケット10と同様の効果を奏すること
ができるとともに、接触ユニット25を液晶表示パネル
1Aを3点支持するためのパネル支持ユニット70とし
て用いることができるので、液晶表示パネル1Aの電極
端子4の配設位置が2辺の場合においても、適正な検査
を容易に行うことができる。
【0064】なお、液晶表示パネル1Aのサイズが小さ
い場合には、パネル支持ユニット70として、固定基板
11の内部側ISに位置する先端部が図22下方に長い
ものを用いればよい。
【0065】また、本発明が表示パネル以外の電気部
品、例えば半導体集積回路(IC)や複数の電気部品が
搭載されている回路基板などについても適用可能である
ことは言うまでもない。
【0066】さらにまた、本発明は前記各実施形態に限
定されるものではなく、必要に応じて変更することがで
きる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明の電気部品検査用ソケットによれば、接触ユニット
は、可動部材移動手段が退避位置に位置すると押圧体が
弾性支持体と離間した開放状態を保持するので電気部品
の挿入を容易に行うことができる。また、接触ユニット
は、可動部材移動手段が進入位置に位置すると押圧体が
電気部品の電極部に対してコンタクト部材の接触子を所
定の接触圧で接触した接触状態を保持するので電気部品
の検査を容易に行うことができる。さらに、接触ユニッ
トは、コンタクト部材の接触子が上を向いた状態で電気
部品を装着することができるので、電気部品を検査する
場合、電気部品を上下(表裏)反転させることなく検査
を実行することができ、その結果、電気部品を効率よく
検査することができるし、電気部品の検査の自動化を容
易に図ることもできる。さらにまた、ユニット化された
接触ユニットは、電気部品の電極部の配設位置に応じて
固定基板に取着することができるので、軽量化を容易に
図ることができるとともに、製造ラインで製造する電気
部品のサイズや電極部の配設位置がかわる場合、接触ユ
ニットの数とその取付位置を変更するという簡単な作業
で、電気部品のサイズや電極部の配設位置に対応するこ
とができ、その結果、電気部品を効率よく検査すること
ができるし、電気部品の検査の自動化を容易に図ること
もできるなどの極めて優れた効果を奏する。
【0068】また、請求項に記載の本発明の電気部品
検査用ソケットによれば、可動部材移動手段が進入位置
に位置すると、可動部材移動手段は、固定側カム体と可
動側カム体との間の間隔を拡大し、固定側カム体に対し
て可動側カム体を容易に離間させるので、その結果、接
触ユニットの可動部材の押圧体が固定部材の前記弾性支
持体と当接するように移動して接触状態を容易に得るこ
とができる。さらに、電気部品のサイズや電極部の配設
位置に応じて、固定側カム体および可動側カム体の配設
位置および有無などを容易に変更することができる。言
い替えると、電気部品のサイズや電極部の配設位置に応
じて、必要な箇所だけを確実に押圧することができるの
で、電気部品を効率よく検査することができる。さらに
また、電気部品の検査の自動化を容易に図ることもでき
るととともに、製造ラインで製造する電気部品のサイズ
や電極部の配設位置がかわる場合、電気部品のサイズや
電極部の配設位置により容易かつ確実に対応することが
でき、その結果、電気部品をより効率よく検査すること
ができるし、電気部品の検査の自動化をより容易に図る
こともできるなどの極めて優れた効果を奏する。
【0069】また、請求項に記載の本発明の電気部品
検査用ソケットによれば、スライドばね体の各固定側カ
ム当接部および可動側カム当接部は、スライドばね体が
進入位置に位置すると、各固定側カム当接部は固定側カ
ム体に当接し、各可動側カム当接部は可動側カム体に当
接して可動部材の押圧体を所定の力、すなわち、スライ
ドばね体のばね力で弾性支持体に向かって移動させるの
で、電気部品の電極部に対してコンタクト部材の接触子
を適正な接触圧で確実に接触させることができる。さら
に、スライドばね体の各固定側カム当接部および可動側
カム当接部は、固定側カム体および可動側カム体に対し
て均等な接触圧を確実に付与することができるので、そ
の結果、電気部品の電極部に対してコンタクト部材の接
触子をより適正な接触圧で確実に接触させることができ
るなどの極めて優れた効果を奏する。
【0070】また、請求項に記載の本発明の電気部品
検査用ソケットによれば、固定側カム体および可動側カ
ム体の配設位置にかかわらず、スライドばね体を一方向
に往復移動させることにより、スライドばね体を進入位
置と退避位置との間を容易に移動させることができるな
どの極めて優れた効果を奏する。
【0071】また、請求項に記載の本発明の電気部品
検査用ソケットによれば、固定側カム体および可動側カ
ム体の配設位置をより容易に変更したり、固定側カム体
および可動側カム体を必要な箇所のみに配設することが
より容易にできるので、固定側カム体および可動側カム
体の配設位置および有無などをより容易に変更すること
ができ、電気部品をより効率よく検査することができる
し、電気部品の検査の自動化をより容易に図ることもで
きるなどの極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第1
実施形態の開放状態における全体構成を示す概略斜視図
【図2】 図1の接触ユニットを除いて示す概略平面図
【図3】 図1の3−3線に沿った拡大断面図
【図4】 図1の4−4線に沿った拡大断面図
【図5】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第1
実施形態の固定側カム体の一部拡大斜視図
【図6】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第1
実施形態のテンションプレートの概略平面図
【図7】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第1
実施形態のテンションプレートの変形例を示す概略平面
【図8】 図2の8−8線に沿った拡大断面図
【図9】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第1
実施形態のスライドばね体の先端部に形成されたカム当
接部の一部拡大平面図
【図10】 図9のスライドばね体のカム当接部を矢印
Bから見て示す正面図
【図11】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第
1実施形態の電気部品のセット状態を示す概略平面図
【図12】 図11の12−12線に沿った概略断面図
【図13】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第
1実施形態の電気部品の装着状態を示す図11と同様の
【図14】 図13の14−14線に沿った概略断面
図、
【図15】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第
1実施形態の接触状態を示す図1と同様の図
【図16】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第
1実施形態の接触状態を示す図2と同様の図
【図17】 図15の17−17線に沿った図3と同様
の図
【図18】 図15の18−18線に沿った図4と同様
の図
【図19】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第
1実施形態の接触状態における固定側カム体および可動
側カム体に対するカム当接部の当接状態を固定基板の内
部側から見て示す一部拡大図
【図20】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第
1実施形態の接触状態における固定側カム体に対する固
定側カム当接部の当接状態を示す一部拡大斜視図
【図21】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第
1実施形態により検査される電気部品としての表示パネ
ルの一例を電極端子側から見て示す概略平面図
【図22】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第
2実施形態の開放状態における全体構成を示す概略斜視
【図23】 本発明に係る電気部品検査用ソケットの第
2実施形態により検査される電気部品としての表示パネ
ルの他例を電極端子側から見て示す概略平面図
【符号の説明】
1、1A (電気部品としての)液晶表示パネル 2 基板 3 液晶表示部 4 (電極部としての)電極端子 10、10A、電気部品検査用ソケット 11 固定基板 13 固定側カム体 15 カム 25 接触ユニット 28 固定部材 34 コンタクト部材 35 弾性支持体 40 可動部材 41 押圧体 42 可動側カム体 45、45A テンションプレート 55 可動部材用回転支持部材 56 支持溝 60 (可動部材移動手段としての)スライドばね体 65 カム当接部 66 固定側カム当接部 67 可動側カム当接部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品の電極部に対してコンタクト部
    材の接触子を所定の接触圧で接触させる電気部品検査用
    ソケットにおいて、 前記コンタクト部材およびこのコンタクト部材の背面側
    を支持する弾性支持体を具備する固定部材と、前記電気
    部品の背面側を押圧する押圧体を具備しこの押圧体が前
    記弾性支持体と接離するように前記固定部材に対して移
    動可能に取着された可動部材とを備えた接触ユニット
    と、 複数の前記接触ユニットがそれぞれの可動部材を非接触
    状態で対向するようにして取着される固定基板と、 常時は前記コンタクト部材と前記押圧体との間に前記電
    気部品の電極部が挿入可能となるように前記押圧体が前
    記コンタクト部材に対して離間した開放状態を保持する
    退避位置に位置し、検査時には前記押圧体が前記電気部
    品の電極部に対して前記コンタクト部材の接触子を所定
    の接触圧で接触させる接触状態を保持する進入位置に位
    置する可動部材移動手段と、 を有し、 前記固定基板に固定側カム体を形成し、前記接触ユニッ
    トの可動部材の押圧体の背面側に前記固定側カム体と間
    隔をおいて対向する可動側カム体を形成し、前記可動部
    材移動手段を進入位置に位置させた場合、前記可動部材
    移動手段が前記固定側カム体と前記可動側カム体との間
    の間隔を拡大して接触状態を得るように形成し、 前記可動部材移動手段が、スライド移動可能なスライド
    ばね体を有し、このスライドばね体の先端部に、間隔を
    おいて同一面内にそれぞれ位置するようにして複数の弾
    性変形可能な固定側カム当接部と、これら固定側カム当
    接部が存在しない部位に間隔をおいて同一面内にそれぞ
    れ位置するようにして複数の弾性変形可能な可動側カム
    当接部とを具備するカム当接部を一体形成し、接触状態
    において前記各固定側カム当接部を前記固定側カム体に
    当接させ、前記各可動側カム当接部を前記可動側カム体
    に当接させるように形成した ことを特徴とする電気部品
    検査用ソケット。
  2. 【請求項2】 前記スライドばね体を前記電気部品の挿
    入方向に対して傾斜 移動するように形成し、前記スライ
    ドばね体の固定側カム当接部および可動側カム当接部を
    前記スライドばね体の移動方向に対してほぼ直交する方
    向に整列配置したことを特徴とする請求項1に記載の電
    気部品検査用ソケット。
  3. 【請求項3】 前記固定側カム体および可動側カム体の
    うちの少なくとも一方を着脱可能に形成したことを特徴
    とする請求項1または請求項に記載の電気部品検査用
    ソケット。
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