JP3440811B2 - 送給電線位置ずれ防止装置 - Google Patents

送給電線位置ずれ防止装置

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JP3440811B2 JP06858898A JP6858898A JP3440811B2 JP 3440811 B2 JP3440811 B2 JP 3440811B2 JP 06858898 A JP06858898 A JP 06858898A JP 6858898 A JP6858898 A JP 6858898A JP 3440811 B2 JP3440811 B2 JP 3440811B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電線加工装置と併用
される送給電線位置ずれ防止装置に関し、特に、直線状
に延びる電線送給路に沿って間欠的に送給される電線の
切断、切断された端部の皮剥ぎ、および皮剥ぎされた端
部への端子金具を連続的に圧着する連続端子圧着機に併
用される送給電線位置ずれ防止装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より知られている電線加工装置の典
型例として、所定長さに切断された電線の両端部に端子
金具を圧着するようにした連続端子圧着機がある(例え
ば、特公平6−66148号)。この連続端子圧着機に
おいては、電線送給路に沿って電線を送給し、この電線
送給路中で電線の切断および電線端部の皮剥ぎを皮剥ぎ
装置により行う。その後、皮剥ぎ装置に裁断されること
により、電線送給方向上流側で当該電線送給路中に位置
する電線に関しては、これをノズル付クランプによって
クランプした状態で、電線送給路を挟んだ両側にある端
子圧着装置の一方に移送し、当該電線の電線送給方向下
流側(いわゆる「A端側」)の皮剥ぎ端部に端子金具を
圧着する。 【0003】また、これと並行して、電線送給方向下流
側で当該電線送給路中に位置する電線に関しては、これ
を円盤状のインデックステーブルに放射方向に配設され
たクランプ機構によってクランプした状態で、電線送給
路を挟んだ両側にある端子圧着装置の他方に移送し、当
該電線の電線送給方向上流側(いわゆる「B端側」)の
皮剥ぎ端部に端子金具を圧着する。ここで、連続端子圧
着機においては、皮剥ぎ装置によって電線が切断された
際に、インデックステーブルが電線の長手方向に変位す
ることにより、電線送給方向下流側にある電線のB端側
の皮剥ぎ動作を行なっていた。 【0004】上記連続端子圧着機においては、その加工
速度を速くするために、ノズル付クランプから電線が相
当高速で電線送給路に飛ばされることにより送給される
ので、送給時に電線に踊りが生じやすくなる傾向があ
る。しかし、そのような電線の踊りが生じると、インデ
ックステーブルのクランプ機構が電線送給路上に飛ばさ
れた電線を掴むことができなくなる。そこで従来より、
インデックステーブルのノズル付クランプと反対側に断
面V字形の受け皿を設け、送給された電線の先端部を受
け皿に受けることにより、電線の踊りを防止し、もって
クランプ機構によるクランプミスの防止を図っていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが上述したよう
に、インデックステーブルは皮剥ぎ動作を行なうために
電線の長手方向に変位するものであるため、インデック
ステーブルと受け皿との間には、インデックステーブル
の移動スペースを確保しておく必要があった。このた
め、クランプ機構と受け皿との間は相当隔たってしまい
(例えば60mm)、電線に僅かでも歪みや変形がある
と、電線の先端部分が受け皿から外れてしまう結果、イ
ンデックステーブルのクランプ機構によるクランプミス
が生じやすくなるという不具合があった。 【0006】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、電線加工装置に採用されているインデックステ
ーブルのクランプ機構によるクランプミスを確実に防止
することのできる送給電線位置ずれ防止装置を提供する
ことを課題としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、直線状の電線送給路に送給された電線
を、円盤状のインデックステーブルに等配されている複
数のクランプ機構の一つに受け渡して、当該クランプ機
構がクランプした電線を連続的に加工する電線加工装置
に併用される送給電線位置ずれ防止装置であって、上記
クランプ機構と電線受け皿との間に配置され、電線送給
路と交差する平面上で、電線送給路に送給された電線を
全周にわたって囲繞する囲繞姿勢と電線送給路上におけ
るクランプ機構の電線送給方向沿いの変位を許容する解
放姿勢とに変位可能な電線ガイド手段を有し上記電線
ガイド手段は、上下に昇降される鉛直棒と、斜めに傾斜
した姿勢で鉛直棒に片持ち状に取り付けられ、その自由
端が電線送給路の上方から下方に電線をガイドするガイ
ド棒であって、上記自由端には「ハ」字形に開くガイド
端およびガイド端に連続して上方に突出する逆「U」字
形に湾曲した収容部が形成されたガイド棒と、ガイド棒
に対して相対的に回動可能な基部を有し、且つこの基部
に延設されて、電線送給路に下方から臨む電線囲繞凹部
を備え、ガイド棒と協働して電線をガイドするガイド片
と、ガイド棒とガイド片とが連動して囲繞姿勢と解放姿
勢とに変位するように両者を連結する連結手段とを含む
ものであり、電線ガイド手段を電線送給動作に連動させ
ることにより、送給された電線がインデックステーブル
のクランプ機構に受け渡される過程では、電線ガイド手
段を囲繞姿勢に変位させるとともに、送給された電線が
クランプ機構にクランプされた後は、電線ガイド手段を
速やかに解放姿勢に変位させる変位制御手段を備えてい
ることを特徴とする送給電線位置ずれ防止装置である。 【0008】この発明では、電線ガイド手段を囲繞姿勢
と解放姿勢との間で変位(以下、単に「開閉」という)
させることにより、送給された電線のガイドを行うこと
ができるとともに、このガイド動作が、変位制御手段に
よって送給動作と連動することにより、送給電線がイン
デックステーブルのクランプ機構に受け渡される過程で
は、電線ガイド手段を囲繞姿勢に変位させて、ガイド機
能を奏することができる一方、送給された電線がクラン
プ機構にクランプされた後は、直ちに電線送給路を解放
することが可能になる。 【0009】 【0010】また、専らガイド棒を上下に昇降させるだ
けで当該ガイド棒と協働して電線をガイドするガイド片
が連動する。そして上記ガイド棒は、鉛直線に対して斜
めに交差する姿勢で保持されているので、ガイド棒を片
持ち状にして鉛直方向沿いに昇降させる際に、ガイド棒
の自由端側の振幅を小さくすることが可能になる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1は
本発明の実施の一形態が採用されている電線加工装置と
しての連続端子圧着機の概略構成を示す平面略図であ
る。 【0012】同図を参照して、図示の実施の形態に係る
連続端子圧着機1は、図の上下方向に沿って直線状に延
びる電線送給路Rを区画しており、この電線送給路Rに
対し、図示しない電線繰り出しロールから繰り出される
被覆電線Wを調尺しながら一方向(以下、「電線送給方
向D」という)に沿って送給する一対の送給ロ―ラ2
a、2bを備えている。送給ローラ2a、2bによって
上記電線送給路R中に送給された被覆電線Wを皮剥ぎす
るために、連続端子圧着機1は、電線送給路Rを開閉す
ることによって被覆電線Wの切断並びに被覆部分に切込
みを入れる皮剥ぎ装置3を備えている。皮剥ぎ装置3
は、一対のカッタホルダ3A、3B上に、それぞれ電線
切断用の切断刃3aを着脱可能に固定して対をなしてい
るとともに、各カッタホルダ3A、3B上に、切断刃3
aを挟んで電線送給方向Dの前後に対向する2枚のスト
リップ刃3bを着脱可能に固定して対をなしている公知
の構成のものである。図示の実施の形態に係る皮剥ぎ装
置3には、電線規制ユニット10が、板状の取付け部材
11を介して電線送給路Rの他側部側のカッタホルダ3
B上に装着されている。そして、この電線規制ユニット
10の電線ガイド部材16によって、裁断された被覆電
線Wが後述するように復動する際の位置ずれを規制して
いる。 【0013】さらに、裁断された被覆電線Wの当該電線
送給方向Dの下流側の皮剥ぎ端部(いわゆる「A端側の
皮剥ぎ端部」)に端子金具Tを圧着するために、電線送
給路Rを挟んだ状態で皮剥ぎ装置3の一側部(図の左
側部)には、A端側の端子圧着装置4が配置されている
とともに、他側部(図の右側部)には、当該電線送給
方向Dの上流側の皮剥ぎ端部(いわゆる「B端側の皮剥
ぎ端部」)に端子金具Tを圧着するためのB端側の端子
圧着装置5が配置されている。 【0014】各端子圧着装置4、5は、連続端子圧着機
1の機枠1Aの上面に固定された基台41、51にダイ
セット42、52が配置された公知の構成のものであ
る。この端子圧着装置4、5においては、複数連結され
た端子金具Tを、上記ダイセット42、52によって1
つずつ被覆電線Wの皮剥ぎ端部にかしめながら、各端子
金具Tとそれに後続する連結端子帯との間を切断するよ
うになっている。 【0015】また、電線送給方向Dの上流側の被覆電線
Wを移動したり送給したりするために、上記電線送給路
Rの皮剥ぎ装置3よりも上流側には、移動クランプ装置
6が配置されている。移動クランプ装置6は、図示しな
い周知の駆動機構により電線送給路Rと平行な回動軸6
1回りに回動する回動アーム62と、回動アーム62の
自由端に設けられ、被覆電線Wをクランプするノズル付
クランプ64とを含んでいる。そして、上記図示しない
駆動機構により、ノズル付クランプ64は、電線送給路
Rと直交する面内で回動されて、A端側の皮剥ぎ端部を
停止させる圧着側姿勢と、端子金具Tが圧着された被覆
電線Wを上記A端側の端子圧着装置4から搬送路R中に
戻す送給側姿勢とに被覆電線Wを移動させるように構成
されている。さらに、上記駆動機構は、上述した皮剥ぎ
装置3による被覆電線Wの切断後に、移動クランプ装置
6のノズル付クランプ64を電線送給路Rの上下流方向
に移動させて、切断された被覆部分を剥ぎ取り、被覆電
線Wに皮剥ぎ端部を形成するように構成されている。 【0016】他方、皮剥ぎ装置3によって切断された電
線送給方向D下流側の被覆電線Wを処理するために、上
記電線送給路R他側部の、皮剥ぎ装置3よりも下流側に
は、電線送給路Rと直交する面内で間欠的に回動する円
盤状のインデックステーブル7が配置されている。この
インデックステーブル7の外周部には、一定間隔を隔て
て電線クランプ71が配設されており、その一つが上記
電線送給路Rに臨んで、皮剥ぎ装置3によって切断され
た電線送給方向D下流側の被覆電線Wをクランプすると
ともに、インデックステーブル7が間欠的に回動するこ
とにより、被覆電線WのB端側の皮剥ぎ端部を端子圧着
装置5に搬送し、さらに、端子金具Tの圧着後に排出部
8に移動するように構成されている。図示の実施の形態
においては、このインデックステーブル7も図示しない
駆動機構により、所定のタイミングで電線送給路Rの上
下流方向に移動されて、切断された被覆部分を剥ぎ取
り、被覆電線Wに皮剥ぎ端部を形成するように構成され
ている。 【0017】なお、図示の実施の形態において、電線送
給路Rのインデックステーブル7と皮剥ぎ装置3との間
には、電線送給路R内に被覆電線Wを案内するガイド部
材9が設けられている。図1において、1Eは電線送給
路D上において電線クランプ71の下流側に配置された
電線受け皿であり、この電線受け皿1Eで送給された被
覆電線Wの自由端を受けるようにしている。 【0018】以上のような構成において、上記インデッ
クステーブル7の電線クランプ71と電線受け皿1Eと
の間には、送給電線位置ずれ防止装置20が設けられて
いる。図2および図3は図1の実施の形態に係る電線位
置ずれ防止装置20の概略構成を示す斜視図である。図
1並びに図2および図3を参照して、この送給電線位置
ずれ防止装置20は、機枠1Aに固定されるエアシリン
ダ21と、エアシリンダ21によって上下に昇降される
鉛直棒22とを有しており、この鉛直棒22には、ブロ
ック体23を介してガイド棒24が片持ち状に取り付け
られている。 【0019】このガイド棒24は、図示の実施の形態に
おいて電線ガイド手段の要部を構成するものであり、上
記ブロック体23によって、斜めに傾斜した姿勢で固定
されて、その自由端には、電線を囲繞するために囲繞部
24aが形成されている。囲繞部24aは、基端側部分
と略対称形に「ハ」の字形に開くガイド端24bと、ガ
イド端24bと連続して上方に突出して逆「U」字形に
湾曲している収容部24cとで形成されており、この収
容部24cが電線送給路D上の被覆電線Wを囲繞可能に
上方から臨んでいる。 【0020】他方、上記エアシリンダ22は、鉛直棒2
2を介して上記ガイド棒24を上下に所定ストローク
(例えば100mm)昇降させて、ガイド棒24の自由
端側が上方に退避してインデックステーブル7の電線ク
ランプ71の軸方向の変位を許容する退避姿勢と、ガイ
ド棒24を降下させることにより、上記電線送給路Dを
概ね収容部24cで囲繞する囲繞姿勢とに変位させる
(図3参照)ものであり、その制御は、連続端子圧着機
1の制御ユニット100によって後述するように、電線
送給動作と連動可能になっている。 【0021】次に、図2および図3並びに図4を参照し
て、電線ガイド手段を構成する電線囲繞機構26につい
て詳述する。図4は図1の実施の形態に係る電線囲繞機
構26の要部を拡大して示す斜視図である。これらの図
を参照して、この電線囲繞機構26は、連続端子圧着機
1の機枠1Aに立設された支柱27と、支柱の自由端に
固定された取り付けブロック28と、取り付けブロック
28に軸支されている回動片29とを備えており、この
回動片29には、ガイド片30が、片持ち状に固定され
ている。図4を参照して、上記取り付けブロック28
は、回動片29に一体形成された回動軸29aを挿通さ
せる取り付け面28aと、取り付け面28aに延設され
た規制リブ28bとを一体に有しており、上記規制リブ
28bを回動片29のガイド片自由端側部分の上方に臨
ませることにより、片持ち状に回動片29に固定された
ガイド片30の自由端側が上方に回動する量を規制して
いる。ガイド片30は、平面視略クランク状に矩形に屈
曲した棒材であり、その自由端部分は、電線送給路Dに
下方から臨んでいる電線囲繞凹部31を区画している。 【0022】そして、上記回動片29には、回動軸29
aを支点とし、ガイド片30の自由端側を作用点とした
場合に力点となる部位に、引っ張りコイルばね33の一
端部が取り付けられており、この引っ張りコイルばね3
3の他端部を上記ガイド棒24のブロック体23と連結
することにより、ガイド棒24が上昇した際には図2に
示すように、ガイド片30の自由端側が下方に回動し
て、電線クランプ71が電線送給路D沿いに変位可能な
状態で、電線送給路D上の被覆電線Wを解放する解放姿
勢に変位するとともに、ガイド棒24が下方に降下した
場合には、ガイド片30の自由端側が上方に回動して、
電線送給路D上の被覆電線Wを全周にわたって囲繞する
囲繞姿勢とに変位するように連結されている。 【0023】次に、図示の実施の形態の作用について説
明する。先ず、図1を参照して、被覆電線Wは、上述し
た送給ローラ2a、2bによって、所定長さ調尺された
状態で電線送給路R中に飛ばされることにより、至って
高速で送給される。この直後のタイミングで、制御ユニ
ット100は、エアシリンダ21を駆動し、図2 に示す
初期状態( 解放姿勢) にあるガイド棒24を囲繞姿勢に
降下させる。これに伴って、ガイド片30も引っ張りコ
イルばね33からガイド棒24の駆動力が伝達されるこ
とにより回動し、電線送給路Dに送給された被覆電線W
をガイド棒24の収容部24cと協働して、図3に示す
ように全周にわたって囲繞する。そして、この囲繞動作
の直後に、電線クランプ71が被覆電線Wをクランプす
ることにより、被覆電線Wの受け渡しが行われる。この
とき、被覆電線Wは、移動クランプ装置6のノズル付ク
ランプ64によってもクランプされることにより、ノズ
ル付クランプ64との間で、所定の張力が付与された状
態で電線送給路Rに沿い、直線状に延びている。 【0024】電線クランプ71が電線送給路D上の被覆
電線Wをクランプした後は、制御ユニット100は直ち
にエアシリンダ21を駆動し、電線ガイド手段としての
ガイド棒24およびガイド片30を図2に示す解放姿勢
に戻す。次に、図1を参照して、被覆電線Wが電線送給
路R中に止定されると、皮剥ぎ装置3の各カッタホルダ
3A、3Bが互いに接近し、切断刃3aによって被覆電
線Wを裁断するとともに、ストリップ刃3bよって、切
断された被覆電線Wの被覆端部に切込みを入れる。 【0025】その後、ノズル付クランプ64が電線送給
方向Dと反対側に被覆電線Wを引き離すとともに、イン
デックステーブル7が電線送給方向Dに被覆電線Wを引
き離すことにより、被覆電線Wには、それぞれA端側の
皮剥ぎ端部とB端側の皮剥ぎ端部とが形成される。その
後、ノズル付クランプ64およびインデックステーブル
7は、それぞれ電線送給路Rに沿って互いに元の位置に
戻る。 【0026】この皮剥ぎ動作において、インデックステ
ーブル7が電線送給方向Dに変位するが、この段階で
は、上記制御ユニット100によって、エアシリンダ2
1がガイド棒24およびガイド片30を図2に示す解放
姿勢に変位させるように制御しているため、インデック
ステーブル7は、何ら電線ガイド手段としてのガイド棒
24、ガイド片30と干渉することなく、スムーズに往
復動作を行うことができる。 【0027】そして、図1に示すように、対応する方向
に回動することにより、ノズル付クランプ64に関して
は、圧着側姿勢に変位して、A端側の端子圧着装置4に
被覆電線Wを搬送するとともに、インデックステーブル
7に関しては、B端側の皮剥ぎが施された長尺被覆電線
WをB端側の端子圧着装置5に搬送して、各被覆電線W
の皮剥ぎ端部を対応する端子圧着装置4、5のダイセッ
ト42、52に供給し、端子圧着を行う。 【0028】その後は、ノズル付クランプ64が、送給
側姿勢に戻り、A端側の端子圧着が終了した被覆電線W
を電線送給路Rに戻す一方、電線送給路Rの下流側の被
覆電線Wは、B端側に端子圧着工程が行なわれ、最終的
に排出部8に移動する。以上説明したように、上述した
実施の形態では、ガイド棒24およびガイド片30を囲
繞姿勢と解放姿勢との間で開閉させることにより、送給
された被覆電線Wのガイドを行うことができるととも
に、このガイド動作が、変位制御手段(エアシリンダ2
1、制御ユニット100)によって送給動作と連動する
ことにより、送給被覆電線Wがインデックステーブル7
の電線クランプ71に受け渡される過程では、ガイド棒
24およびガイド片30を囲繞姿勢に変位させて、ガイ
ド機能を奏することができる一方、送給された被覆電線
Wが電線クランプ71にクランプされた後は、直ちに電
線送給路Dを解放することが可能になる。従って、イン
デックステーブル7の変位動作を何ら妨げることなく、
確実に被覆電線Wを電線クランプ71にガイドすること
ができる。 【0029】また、上述した実施の形態では、専らガイ
ド棒を上下に昇降させるだけで当該ガイド棒と協働して
被覆電線Wをガイドするガイド片が連動するので、きわ
めて簡素な構成で電線ガイド手段を構成することがで
き、低廉なコストで発明を実施することができるという
利点がある。加えて、図示の実施の形態のように、ガイ
ド棒24が、鉛直線に対して斜めに交差する姿勢で保持
されている場合には、ガイド棒24を片持ち状にして鉛
直方向沿いに昇降させる際に、ガイド棒24の自由端側
の振幅を小さくすることが可能になる。従って、昇降動
作を繰り返した場合でも、その振動等によるガイド棒2
4の劣化を低減させ、ガイド棒24の耐久性を高めるこ
とが可能になる。 【0030】上述した実施の各形態は本発明の好ましい
具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施
の形態に限定されない。本発明の特許請求の範囲内で種
々の設計変更が可能であることは云うまでもない。 【0031】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
線ガイド手段を開閉することにより、インデックステー
ブルの変位動作を何ら妨げることなく、確実に電線をク
ランプ機構にガイドすることができる。また、専らガイ
ド棒を上下に昇降させるだけで当該ガイド棒と協働して
電線をガイドするガイド片が連動するので、きわめて簡
素な構成で電線ガイド手段を構成することができ、低廉
なコストで発明を実施することができるという利点があ
る。 【0032】加えて、ガイド棒が、鉛直線に対して斜め
に交差する姿勢で保持されているので、昇降動作を繰り
返した場合でも、その振動等によるガイド棒の劣化を低
減させ、ガイド棒の耐久性を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明の実施の一形態が採用されている
電線加工装置としての連続端子圧着機の概略構成を示す
平面略図である。 【図2】図1の実施の形態に係る電線位置ずれ防止装置
の概略構成を示す斜視図である。 【図3】図1の実施の形態に係る電線位置ずれ防止装置
の概略構成を示す斜視図である。 【図4】図1の実施の形態に係る電線囲繞機構の要部を
拡大して示す斜視図である。 【符号の説明】 1 連続端子圧着機 7 インデックステーブル 20 電線位置ずれ防止装置 21 エアシリンダ(変位制御手段) 24 ガイド棒 30 ガイド片 D 電線送給方向 R 電線送給路 W 電線

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】直線状の電線送給路に送給された電線を、
    円盤状のインデックステーブルに等配されている複数の
    クランプ機構の一つに受け渡して、当該クランプ機構が
    クランプした電線を連続的に加工する電線加工装置に併
    用される送給電線位置ずれ防止装置であって、 上記クランプ機構と電線受け皿との間に配置され、電線
    送給路と交差する平面上で、電線送給路に送給された電
    線を全周にわたって囲繞する囲繞姿勢と電線送給路上に
    おけるクランプ機構の電線送給方向沿いの変位を許容す
    る解放姿勢とに変位可能な電線ガイド手段を有し上記電線ガイド手段は、上下に昇降される鉛直棒と、斜
    めに傾斜した姿勢で鉛直棒に片持ち状に取り付けられ、
    その自由端が電線送給路の上方から下方に電線をガイド
    するガイド棒であって、上記自由端には「ハ」字形に開
    くガイド端およびガイド端に連続して上方に突出する逆
    「U」字形に湾曲した収容部が形成されたガイド棒と、
    ガイド棒に対して相対的に回動可能な基部を有し、且つ
    この基部に延設されて、電線送給路に下方から臨む電線
    囲繞凹部を備え、ガイド棒と協働して電線をガイドする
    ガイド片と、ガイド棒とガイド片とが連動して囲繞姿勢
    と解放姿勢とに変位するように両者を連結する連結手段
    とを含むものであり、 電線ガイド手段を電線送給動作に連動させることによ
    り、送給された電線がインデックステーブルのクランプ
    機構に受け渡される過程では、電線ガイド手段を囲繞姿
    勢に変位させるとともに、送給された電線がクランプ機
    構にクランプされた後は、電線ガイド手段を速やかに解
    放姿勢に変位させる変位制御手段を備えていることを特
    徴とする送給電線位置ずれ防止装置。
JP06858898A 1998-03-18 1998-03-18 送給電線位置ずれ防止装置 Expired - Fee Related JP3440811B2 (ja)

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