JP3440559B2 - 照明制御システム - Google Patents
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Description
や人体検知及び照度検出により照明負荷を制御する照明
制御システムに関するものである。
検知及び照度検出により照明負荷を制御する照明制御シ
ステムとして図12〜図14に示すようなものがあっ
た。図13に示す照明制御システムは、図12に示すよ
うな人体を検知する人体検知部61と、周囲の照度を検
出する照度検出部62とを設けた照明器具60をあるエ
リア内に複数配設したものであって、各照明器具60で
は、人体検知部61において人体を検知すると点灯し、
また、照度検出部62において周囲の照度を検出し周囲
が所定の照度となるように照明器具60が調光されるよ
うになっていた。そして、上記エリア内に人が進入する
と複数の照明器具60のうち人体を検知した照明器具6
0、すなわち人の近辺に配設されている照明器具60の
みが点灯し、複数の照明器具60のうち必要な照明器具
60のみを点灯させることで省エネ化を図り、効率のよ
い照明を行うようにしていた。
は、大規模なオフィス等に用いられているものであっ
て、複数の照明器具70や人体検知装置71、照度検出
装置72等を伝送線Lsを介して伝送制御装置73に接
続してある。各照明器具70や人体検知装置71及び照
度検出装置72には個別のアドレスが設定してあり、伝
送制御装置73において各アドレスを管理して各照明器
具70や人体検知装置71及び照度検出装置72を個別
に制御できるようにしたものであった。
の従来構成では、複数の照明器具60の全てに人体検知
部61及び照度検出部62を設けなければならず、コス
トが非常に高くなるという問題があった。さらに、上記
の後者の従来構成では、伝送制御装置73によって複数
の照明器具70を制御するようにしているから、全ての
照明器具70や人体検知装置71等にアドレスを設定す
る必要があり、なおかつ、全ての照明器具70や人体検
知装置71等を伝送線にて伝送制御装置73に接続しな
ければならないから、接続の手間がかかり施工に大きな
労力とコストがかかるという問題があった。
のであり、構成が簡単で施工も容易な照明制御システム
を提供しようとするものである。
目的を達成するために、照明負荷、ワイヤレスのリモー
トコントロール信号を受信するリモコン信号受信部、こ
のリモコン信号受信部で受信したリモートコントロール
信号に基づいて照明負荷を制御する負荷制御部を具備す
る複数の照明器具と、人体を検知する人体検知部、周囲
の照度を検出する照度検出部、照明器具にワイヤレスの
リモートコントロール信号を送信するリモコン信号送信
部、人体検知部の検知出力及び照度検出部の検出出力あ
るいはこれらの検知出力や検出出力に基づくリモートコ
ントロール信号をリモコン信号送信部から送信させるリ
モコン制御部、人体検知部において人体が検知されなく
なってから照明器具の照明負荷が消灯するまでの遅延時
間を設定する設定部を具備し可搬性を有するリモートコ
ントローラとを備え、リモコン信号送信部から送信され
るリモートコントロール信号の到達可能範囲を各々の照
明器具との位置関係により任意の一部の照明器具のみに
リモートコントロール信号が到達するような範囲とした
ことを特徴とする。
て、リモートコントローラの設定部において人体検知部
の人体検知機能をオン・オフ設定するとともに、リモー
トコントロール信号が得られなくなってから一定時間後
に負荷制御部が照明負荷を消灯させるモードと、人体検
知部で人体を検知しなくなっても負荷制御部が照明負 荷
を消灯させずに設定部により消灯させる設定をした場合
に負荷制御部が照明負荷を消灯させるモードとの少なく
とも何れか一方を設定してなることを特徴とする。
レスのリモートコントロール信号を受信するリモコン信
号受信部、このリモコン信号受信部で受信したリモート
コントロール信号に基づいて照明負荷を制御する負荷制
御部を具備する複数の照明器具と、人体を検知する人体
検知部、周囲の照度を検出する照度検出部、照明器具に
ワイヤレスのリモートコントロール信号を送信するリモ
コン信号送信部、人体検知部の検知出力及び照度検出部
の検出出力あるいはこれらの検知出力や検出出力に基づ
くリモートコントロール信号をリモコン信号送信部から
送信させるリモコン制御部、人体検知部において人体が
検知されなくなってから照明器具の照明負荷が消灯する
までの遅延時間を設定する設定部を具備し可搬性を有す
るリモートコントローラとを備え、リモコン信号送信部
から送信されるリモートコントロール信号の到達可能範
囲を各々の照明器具との位置関係により任意の一部の照
明器具のみにリモートコントロール信号が到達するよう
な範囲としたので、照明器具を複数配設する場合でも各
照明器具ごとに人体検知手段を設けたり、あるいは複数
の照明器具を人体検知に基づいて制御するのに各照明器
具を信号線でつないだり、各照明器具に伝送制御用のア
ドレスを設定したりする必要がなく、照明器具の構成を
簡素化できるとともに施工が容易でコストダウンが図
れ、また、リモートコントローラを携帯したまま人が移
動するような場合に、複数の照明器具のうちリモートコ
ントローラを携帯した人の近くにある照明器具のみを点
灯させることができ、照明制御システムの省エネ化を図
ることができるとともに、人体検知部の検知領域内に頻
繁に人が出入りするような場合でも、照明器具が煩雑に
点灯・消灯を繰り返すのを避けることができ、照明制御
システムの使い勝手を向上させることができるものであ
る。
トローラの設定部において人体検知 部の人体検知機能を
オン・オフ設定するとともに、リモートコントロール信
号が得られなくなってから一定時間後に負荷制御部が照
明負荷を消灯させるモードと、人体検知部で人体を検知
しなくなっても負荷制御部が照明負荷を消灯させずに設
定部により消灯させる設定をした場合に負荷制御部が照
明負荷を消灯させるモードとの少なくとも何れか一方を
設定してなるので、人体検知機能をオフにして人体検知
に無関係に照明器具を制御することができ、照明制御シ
ステムにおいてよりきめの細かい制御を行うことができ
るようになるものである。
す。この照明制御システムは、照明器具1とリモートコ
ントローラ(以下、リモコンと略す)10とから構成さ
れている。
0からワイヤレスにて送信されるリモコン信号を受信す
るリモコン信号受信部3と、受信したリモコン信号に基
づいて照明負荷2を制御する負荷制御部4とを備えてい
る。一方、リモコン10は、ある領域内における人体の
存在を検知する人体検知部11と、周囲の照度を検出す
る照度検出部12と、照明器具1にワイヤレスにてリモ
コン信号を送信するリモコン信号送信部13と、人体検
知部11の検知出力や照度検出部12の検出出力を監視
し、検知出力及び検出出力あるいはこれらの検知出力や
検出出力に基づくリモートコントロール信号(以下、リ
モコン信号と略す)をリモコン信号送信部13から送信
させるリモコン制御部14とが、例えば可搬性を有する
ケースに一体に収納されて成るものである。
型感熱センサ等により人体から発せられる熱を検出する
ものであり、また、照度検出部12は、例えば、硫化カ
ドミウムセル若しくはセレン化カドミウムセル等の光導
電素子を用いて入射光量を検出するものであり、人体検
知部11も照度検出部12も特に上記のものに限定する
ものではなく、人体検知部11及び照度検出部12の検
知手段及び検出手段は本発明の要旨ではない。
について説明する。まず、人がリモコン10を携帯して
照明器具1に接近した場合、リモコン10の人体検知部
11がリモコン10を携帯している人を検知して検知出
力をリモコン制御部14に与え、リモコン制御部14
は、この検知出力をリモコン信号としてリモコン信号送
信部13から照明器具1に定期的に送信させる。リモコ
ン信号送信部13から送信された上記リモコン信号は、
照明器具1のリモコン信号受信部3において受信されて
負荷制御部4に送られ、負荷制御部4が照明負荷2を制
御して照明を行う。
おいて、照明器具1の照明による周囲照度を検出して検
出出力をリモコン制御部14に与える。リモコン制御部
14では、その検出出力に基づき、検出した周囲照度が
所定の照度よりも高い場合には照度を下げるための調光
信号をリモコン信号としてリモコン信号送信部13から
照明器具1に送信させる。この調光信号を受けた照明器
具1は、負荷制御部4により照明負荷2を調光制御して
照度を低下させるのである。
コン10から離れた場合、人体検知部11の検知領域外
に人が移動すれば検知出力が得られなくなる。そこで、
リモコン制御部14は、人体検知部11からの検知出力
が得られなくなれば、照明器具1による照明を停止(消
灯)したり、あるいは照度を下げるというような制御を
行うためのリモコン信号をリモコン信号送信部13から
照明器具1に送信させる。そして、上記リモコン信号を
受けた照明器具1の負荷制御部4は、照明負荷2を制御
して照明を停止したり、あるいは照度を下げるのであ
る。
知部や照度検出部を設ける必要がなく、リモコン10に
具備された人体検知部11によって人体が検知され、且
つそのリモコン10が照明器具1のリモコン信号の到達
可能範囲内にあるときにのみ照明器具1の照明負荷2を
動作させて照明を行ったり、調光したりすることがで
き、照明制御システムの構成を簡素化しコストダウンを
図ることができる。また、リモコン10に具備された照
度検出部12にて周囲照度を検出し、それに基づいて照
明器具1の照明負荷2を調光制御しているから、リモコ
ン10が存在する場所における照度をきめ細かく制御す
ることができるという利点がある。
の照明制御システムは、基本例において説明した照明器
具1とリモコン10とを用い、複数の照明器具1a〜1
d(本実施例においては4台)を配設したものである。
なお、使用する照明器具1の数は4台に限定するものは
なく、これ以上でもこれ以下でも良いことは言うまでも
ない。また、4台の照明器具1a〜1dは各々独立して
配設され、各照明器具1a〜1d間において制御信号等
を送受信するための信号線は一切使用していない。さら
に、リモコン10のリモコン信号送信部13から送信さ
れるリモコン信号の到達可能範囲を、各々の照明器具1
a〜1dとの位置関係により任意の一部の照明器具1a
〜1dのみにリモコン信号が到達するような範囲として
いる。
て説明する。ここで、リモコン10を携帯した人が図2
中の点Pあるいは点Qの位置に居る場合のリモコン信号
の送信範囲を同図に点線で示してある。いま、リモコン
10を携帯した人が点Pの位置に来たとすると、リモコ
ン10の人体検知部11の検知出力がリモコン信号送信
部13より照明器具1に送信される。しかるに、このリ
モコン信号は上記の送信範囲内にある照明器具1a,1
bには到達するが、送信範囲外にある照明器具1c,1
dには到達しないようなリモコン信号の到達可能範囲と
してあるから、送信範囲内にある照明器具1a,1bの
リモコン信号受信部3にのみリモコン信号が受信され、
照明器具1a,1bのみが照明を行う。
て周囲照度を検出して検出出力をリモコン制御部14に
与える。リモコン制御部14では、その検出出力に基づ
き、例えば、検出した周囲照度が所定の照度よりも低い
場合には照度を適当な値に上げるための調光信号をリモ
コン信号としてリモコン信号送信部13から照明器具1
a,1bに送信させる。この調光信号を受けた照明器具
1a,1bは、負荷制御部4a,4bにより照明負荷2
a,2bを調光制御して照度を調節するのである。
の位置から点Qの位置へ移動すると、照明器具1a,1
bはリモコン10のリモコン信号送信範囲の外に出てし
まい、照明器具1a,1bにはリモコン信号が到達しな
くなる。その結果、照明器具1a,1bの負荷制御部4
は、リモコン信号受信部3からリモコン信号が送られな
くなり一定時間後に照明負荷2を制御して消灯する。
知出力は照明器具1c,1dに到達し、今度はこれら2
つの照明器具1c,1dが点灯して照明を行い、照明器
具1a,1bの場合と同様に周囲の照度に応じた制御が
なされる。さらに、人がリモコン10を携帯せずにリモ
コン10から離れた場合、人体検知部11の検知領域外
に人が移動すれば検知出力が得られなくなるから、リモ
コン制御部14は、照明器具1c,1dによる照明を一
定時間後に消灯するのである。
る場所だけを適度な照度で照明することができて省エネ
化が図れるとともに、きめ細かな照明の制御が可能とな
る照明制御システムを実現でき、しかも、このような照
明制御システムは、複数の照明器具1a〜1dを信号線
で接続する必要はなく、リモコン10に人体検知部11
と照度検出部12を備えるだけの簡単な構成で構築する
ことができ、施工も容易になるのである。
の照明制御システムに使用される照明器具1は実施例1
と共通のものであり、また、リモコン10’もその基本
構成は実施例1のリモコン10と共通するものである。
すなわち、本実施例におけるリモコン10’には、後述
する各種の設定を行う設定部15を設けてある点におい
て、実施例1のリモコン10と異なるものである。
る人体検知機能のオン・オフ設定と、人体検知の機能が
オン設定されている場合に人体検知部11から検知出力
が得られるなくなってから実際に照明器具1が消灯する
までの遅延時間の設定とを行うものである。上記の照明
制御システムの動作を図4に示すフローチャートにより
説明する。まず、リモコン制御部14は設定部15から
の何がしかの設定入力の有無を判別し(S1)、設定入
力がある場合にはその入力を読み込み(S2)、その設
定部15の設定状態に応じたリモコン信号を照明器具1
に送信する(S3)。一方、設定部15からの設定入力
がない場合には人体検知部11からの検知出力の変化を
判別し(S4)、検知出力に変化がなければ最初のステ
ップS1に戻る。逆に検知出力に変化がある場合には、
設定部15における人体検知機能のオン・オフ設定状態
を判別し(S5)、オフ設定されていれば設定部15に
おける他の設定状態を示す設定入力を読み込み(S
6)、その設定状態に応じて照明器具1に消灯させるた
めのリモコン信号を送信する(S7)。反対に、人体検
知機能がオン設定されていれば、同じく設定部15にお
ける他の設定入力を判別し(S8)、設定部15の設定
状態に応じて照明器具1に点灯のためのリモコン信号の
送信を開始する(S9)。次に、照明器具1が点灯すれ
ば照度検出部12による照度検出が行われ(S10)、
その検出出力がリモコン制御部14において設定部15
で設定された所定の照度レベルと比較される(S1
1)。そして、検出した照度レベルが所定の照度レベル
よりも高い場合には、照明器具1に照度を下げる調光ダ
ウン信号をリモコン信号として送信し(S12)、逆に
検出した照度レベルが所定の照度レベルよりも低い場合
には、照明器具1に照度を上げる調光アップ信号をリモ
コン信号として送信し(S13)、照明器具1による照
明の照度を設定部15において設定した照度に近づくよ
うに制御されるのである。
体検知部11の機能がオフ設定されている場合には、照
明器具1の点灯状態が人の移動などによって変化せず、
例えば、実施例1の照明制御システムのように複数の照
明器具1a〜1dが配設された場所をリモコン10’を
携帯した人が移動する場合でも、人の移動に伴って照明
を行う照明器具1a〜1dが次々と移り変わって行くよ
うなことを防ぐことができる。また、上記設定部15に
おいて遅延時間を設定することにより、リモコン10’
から人が離れた場合にも照明器具1の照明は遅延時間だ
け点灯させることができるから、人が離れていった照明
器具1の照明を直ぐに消灯せずに遅延時間だけ点灯さ
せ、上記のようなことを防ぐことができる。よって、必
要に応じて人体検知によらずに照明を行ったり、人体が
検知されなくなってから照明が消灯されるまでの遅延時
間を設定したりすることができ、細かな照明制御が可能
となり、このような照明制御システムの使用用途を拡大
し、使い勝手の向上を図ることができるものである。
10’から送信されたリモコン信号が照明器具1に到達
しなくなった場合に、照明器具1の負荷制御部4は直ち
に照明負荷2を制御して消灯するのではなく、リモコン
信号が得られなくなってから一定時間後に照明負荷2を
制御して消灯させるようなモードに設定するようにして
もよい。すなわち、設定部15にて予め上記のようなモ
ードに設定し、その設定状態を示すリモコン信号を照明
器具1に送信しておくのである。このようにすれば、人
がリモコン10’を携帯したまま照明器具1のある場所
から居なくなっても、直ちに照明器具1が消灯してしま
うことを防ぐことができる。
て、設定部15において設定した状態に基づく信号を照
明器具1が受信しない限り消灯しないようにすることも
可能である。すなわち、リモコン10’の人体検知部1
1において人体を検知しなくなっても照明器具1は消灯
せず、リモコン10’の設定部15にて照明器具1を消
灯させるように設定して初めて照明器具1を消灯させる
のである。
照度検出部12において検出した照度と比較される設定
照度を、この設定部15において設定するようにしても
よい。すなわち、リモコン10’の設定部15において
設定した照度となるように照明器具1の照度がフィード
バック制御され、所望の設定照度を得ることができるの
である。
人体検知によって必要なときに必要とする照明レベルを
得ること、不必要な時には照明レベルを落とすことが省
エネ化を図る上で重要である。しかしながら、照明レベ
ルを人体検知によってのみ可変とすることが必ずしも好
ましいとは言えない。例えば、オフィスなどにおいて、
人が居ることが検知されていて、人が居るときに必要で
あるとされて予め設定された任意の照明レベルで照明装
置による照明が行われていたとする。しかし、その場所
に居る人が行う作業の種類によって必要な照明レベルが
異なることは日常よくあることである。すなわち、細か
な手先の作業や精密さを要求されるような作業時に必要
な照明レベルと、上記のような作業でない普通の作業時
に必要な照明レベルとは異なるはずである。
点灯・消灯を制御して省エネ化を図るとともに、人体検
知の機能を必要に応じてオフさせ、作業等に応じた任意
の照明レベルをリモコン等を使って調整するようにすれ
ば、より効率が良く快適な照明環境を得ることができ
る。そこで、図5に示すようにリモコン信号受信部21
と、ランプや点灯回路などを含む照明装置22と、人体
を検知する人体検知部23と、人体検知部23からの人
体検知信号やリモコン信号受信部21からのリモコン信
号に基づいて照明装置22を制御して照明を行う制御部
24とを具備する照明器具20において、リモコン30
から送信されるリモコン信号によって照明制御がなされ
る状態を保持する状態保持手段と、上記状態を解除して
人体検知部23による人体検知に基づいて照明制御がな
される状態に戻す状態解除手段とを制御部24にて構成
し、リモコン30を操作することによって、人体検知に
よらずに自由に任意の照明レベルを設定して照明環境を
作りだすことができる。
照明器具20が天井に配設された室内に人が入ってきた
場合、照明器具20の人体検知部23においてその人を
検知して制御部24により照明装置22が制御され、そ
の室内の照明レベルが無人の場合の照明レベルから予め
設定されている有人の場合の照明レベルに上昇する。こ
こで、上記設定された有人の照明レベルは、照明装置2
2を全点灯させた場合を100%として80%の照明レ
ベルである。また、この80%の照明レベルは普通の作
業を行うには充分な明るさであるとする。
おいて細かな作業を行おうと思った場合には、図7に示
すようにリモコン30を操作して照明器具20を人体検
知による照明制御の状態からリモコン30による照明制
御の状態に移行させ、照明器具20の制御部24におい
てその状態に保持させれば、上記細かな作業に必要な照
明レベル(例えば全点灯100%)にリモコン30を使
って自由に調整することができる。そして、その作業終
了後に再度リモコン30を操作して上記状態を解除し、
照明器具20を人体検知による照明制御される状態に戻
せば元の人体検知により照明が行われるようになる。
であり、リモコン30から照明器具20に人体検知によ
る照明制御モードと、リモコン30による照明制御モー
ド(マニュアルモード)とを切り換えし(SS1)、人
体検知による照明制御モードにおいては人体検知部23
における人体検知の有無を制御部24において判断して
(SS2)、人体を検知すれば照明装置22を制御して
有人の照明レベルでの照明を行い(SS3)、人体が検
知されなければ無人の照明レベルでの照明を行う(SS
4)。一方、リモコン30によりマニュアルモードに切
り換えた状態では制御部24においてリモコン30から
の調光信号の送信を待ち(SS5)、調光信号の入力が
あればその調光信号に基づいて照明装置22を制御して
所定の照明レベルでの照明を行う(SS6)。また、調
光信号の送信がなければ現在の照明レベルを保持する
(SS7)。ここで、調光信号の送信がない場合として
は、人が頻繁に出入りするような場所において、人体検
知による照明制御モードでは照明レベルが煩雑に変化す
るために却って人に不快感を与えてしまう可能性がある
ためにマニュアルモードにしてそのような煩雑な照明レ
ベルの変化を防止するような場合が考えられる。
40を人体検知部51とリモコン信号受信部52とを備
えた制御装置50によって一括制御するようにもでき
る。例えば、このような4つの照明器具40を会議室等
の天井に配設し、同じく天井に配設した制御装置50に
よって上記のような人体検知の照明制御モードとマニュ
アルモードとを切り換えて照明を行うようにしてもよ
い。すなわち、図10に示すように通常は人体検知によ
る照明制御モードにしておき、室内で例えばOHPを使
って作業をするような場合には、リモコン53でマニュ
アルモードに切り換えて室内の照明レベルを適当な暗さ
に調光するのである。
にリモコン信号受信部21と照明装置22と人体検知部
23と制御部24とを備えた照明器具20が広い室内に
多数配設されている場合に、1つの照明器具20の人体
検知部23の人体検知エリアは同図Aに示す範囲でしか
ないが、作業の種類によっては同図Bに示す広い範囲の
照明領域が必要であれば、リモコン30により範囲B内
の照明器具201 〜209 をマニュアルモードに切り換
えれば、範囲B内の人の存在に無関係に範囲Bの照明領
域を得ることができる。
スのリモートコントロール信号を受信するリモコン信号
受信部、このリモコン信号受信部で受信したリモートコ
ントロール信号に基づいて照明負荷を制御する負荷制御
部を具備する複数の照明器具と、人体を検知する人体検
知部、周囲の照度を検出する照度検出部、照明器具にワ
イヤレスのリモートコントロール信号を送信するリモコ
ン信号送信部、人体検知部の検知出力及び照度検出部の
検出出力あるいはこれらの検知出力や検出出力に基づく
リモートコントロール信号をリモコン信号送信部から送
信させるリモコン制御部、人体検知部において人体が検
知されなくなってから照明器具の照明負荷が消灯するま
での遅延時間を設定する設定部を具備し可搬性を有する
リモートコントローラとを備え、リモコン信号送信部か
ら送信されるリモートコントロール信号の到達可能範囲
を各々の照明器具との位置関係により任意の一部の照明
器具のみにリモートコントロール信号が到達するような
範囲としたので、照明器具を複数配設する場合でも各照
明器具ごとに人体検知手段を設けたり、あるいは複数の
照明器具を人体検知に基づいて制御するのに各照明器具
を信号線でつないだり、各照明器具に伝送制御用のアド
レスを設定したりする必要がなく、照明器具の構成を簡
素化できるとともに施工が容易でコストダウンが図れ、
また、リモートコントローラを携帯したまま人が移動す
るような場合に、複数の照明器具のうちリモートコント
ローラを携帯した人の近くにある照明器具のみを点灯さ
せることができ、照明制御システムの省エネ化を図るこ
とができるとともに、人体検知部の検知領域内に頻繁に
人が出入りするような場合でも、照明器具が煩雑に点灯
・消灯を繰り返すのを避けることができ、照明制御シス
テムの使い勝手を向上させることができるという効果が
ある。
の設定部において人体検知部の人体検知機能をオン・オ
フ設定するとともに、リモートコントロール信号が得ら
れなくなってから一定時間後に負荷制御部が照明負荷を
消灯させるモードと、人体検知部で人体を検知しなくな
っても負荷制御部が照明負荷を消灯させずに設定部によ
り消灯させる設定をした場合に負荷制御部が照明負荷を
消灯させるモードとの少なくとも何れか一方を設定して
なるので、人体検知機能をオフにして人体検知に無関係
に照明器具を制御することができ、照明制御システムに
おいてよりきめの細かい制御を行うことができるように
なり、照明制御システムの使い勝手の向上とともに使用
用途の拡大を図ることができるという効果がある。
す図である。
示す図である。
示す図である。
ある。
示す図である。
例を示す図である。
の構築例を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 照明負荷、ワイヤレスのリモートコント
ロール信号を受信するリモコン信号受信部、このリモコ
ン信号受信部で受信したリモートコントロール信号に基
づいて照明負荷を制御する負荷制御部を具備する複数の
照明器具と、人体を検知する人体検知部、周囲の照度を
検出する照度検出部、照明器具にワイヤレスのリモート
コントロール信号を送信するリモコン信号送信部、人体
検知部の検知出力及び照度検出部の検出出力あるいはこ
れらの検知出力や検出出力に基づくリモートコントロー
ル信号をリモコン信号送信部から送信させるリモコン制
御部、人体検知部において人体が検知されなくなってか
ら照明器具の照明負荷が消灯するまでの遅延時間を設定
する設定部を具備し可搬性を有するリモートコントロー
ラとを備え、リモコン信号送信部から送信されるリモー
トコントロール信号の到達可能範囲を各々の照明器具と
の位置関係により任意の一部の照明器具のみにリモート
コントロール信号が到達するような範囲としたことを特
徴とする照明制御システム。 - 【請求項2】 リモートコントローラの設定部において
人体検知部の人体検知機能をオン・オフ設定するととも
に、リモートコントロール信号が得られなくなってから
一定時間後に負荷制御部が照明負荷を消灯させるモード
と、人体検知部で人体を検知しなくなっても負荷制御部
が照明負荷を消灯させずに設定部により消灯させる設定
をした場合に負荷制御部が照明負荷を消灯させるモード
との少なくとも何れか一方を設定してなることを特徴と
する請求項1記載の照明制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16396194A JP3440559B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 照明制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16396194A JP3440559B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 照明制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0831576A JPH0831576A (ja) | 1996-02-02 |
JP3440559B2 true JP3440559B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=15784114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16396194A Expired - Lifetime JP3440559B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 照明制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3440559B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011074085A1 (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-23 | 三菱電機株式会社 | エレベーターの制御装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3817839B2 (ja) * | 1997-05-27 | 2006-09-06 | 松下電工株式会社 | 照明制御装置 |
JP2007258996A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Matsushita Electric Works Ltd | 可視光通信用照明器具及びこれを備えた可視光通信照明システム |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP16396194A patent/JP3440559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011074085A1 (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-23 | 三菱電機株式会社 | エレベーターの制御装置 |
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Publication number | Publication date |
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