JP3439426B2 - 表示装置用のテープキャリアパッケージとこれを用いた表示パネルモジュール - Google Patents

表示装置用のテープキャリアパッケージとこれを用いた表示パネルモジュール

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JP3439426B2 JP2000141932A JP2000141932A JP3439426B2 JP 3439426 B2 JP3439426 B2 JP 3439426B2 JP 2000141932 A JP2000141932 A JP 2000141932A JP 2000141932 A JP2000141932 A JP 2000141932A JP 3439426 B2 JP3439426 B2 JP 3439426B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置用のテー
プキャリアパッケージとこれを用いた表示パネルモジュ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば液晶表示パネルやPDP或いはE
L表示パネルのようなフラットディスプレイパネルを用
いた表示装置には、表示パネルと表示装置外部の電気回
路との間に、表示パネル駆動用のドライバICチップを
搭載したテープキャリアパッケージ(TCP)と、上記
のドライバICを駆動するための信号処理回路が形成さ
れた回路基板とをこの順に介在させ、表示パネルとTC
Pとの間及び、TCPと回路基板との間を導電的に固着
接続することによって、表示を装置の外部から制御でき
るようにしたものがある。このような、表示パネルとT
CPと回路基板とを接続した構造体を、以後、表示パネ
ルモジュールと呼ぶことにする。
【0003】図4(a)に、この種の表示パネルモジュ
ールの一例として、液晶表示パネルモジュールの接続構
造部分の平面図を示す。また図4(b)に断面図を示
す。図4を参照して、液晶表示パネル1を構成する下基
材11及び上基材12のうち、下基材11の方が上基材
12より紙面右方向に張り出すようにされていて、その
下基材11の張出し部分に、TCP2との接続のための
図示しない電極が、パネルの辺に沿って並んで形成され
ている。下基材11の上記電極が形成された辺の外側に
は、その辺に沿って4つのTCP2が並んでいる。それ
ぞれのTCP2は例えばポリイミドなどのフレキシブル
なテープ21(図5参照)をベースとしているが、一部
分がパネルの下基材11の上に重なっていて、その重な
った部分の下基材11側と向き合う面に、上述した下基
材11上の電極と導電的に接続するリード(図示せず)
が形成されている。このリードは、通常、TCPの出力
側リードと呼ばれ、パネルの下基材11上の電極とは、
異方導電性フィルムを用いて固着、接続されていること
が多い。TCP2の下(上記出力側リードが形成されて
いる面の側)には、更に、回路基板3が配置されてい
る。この回路基板3は、TCP2の下面の、出力側リー
ドとは反対側の部分に設けられている図示しない入力側
リードに導電的に固着、接続されている。TCP2の入
力側リードと回路基板3との接続には、異方導電性フィ
ルムや或いははんだなどの接続手段が用いられる。液晶
表示パネル駆動用のドライバICのチップ22は、TC
P2の入力側リードと出力側リードとが形成されている
面とは反対側の面から、TAB方式で搭載されていて、
図示しないインナーリードを介して、アウターリードで
ある入力側リード及び出力側リードに導電的に接続して
いる。
【0004】ここで、本発明との関連で図4に示す表示
パネルモジュールに特徴的なのは、各TCP2を出力側
リード部と、ICチップ搭載部と、入力側リード部の三
つの領域に分けて考え、表示パネル1の電極が形成され
ている辺の伸長方向をこのTCP2の幅方向としたと
き、上記三つの領域の幅が全て同一でTCP2全体とし
て四角形をなしていて、隣り合うTCPどうしの間に隙
間が空いている点と、回路基板3が、TCP2に対して
表示パネルの下基材11の側に位置している点である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図4
に示す従来の表示パネルモジュールにおいては、隣り合
うTCP2どうしの間に隙間が空いている。このような
隙間があると、図5中に破線の丸印で囲って示すよう
に、表示パネルモジュールの上部で発生した異物41
が、上記TCPどうしの間の隙間を通り抜けてパネルの
下基材11の側にまで侵入して行くことがある。ところ
が、TCP2にあっては、基材であるテープ21の下面
(表示パネルの下基材11及び回路基板3側の面)に形
成された配線やインナーリードなどの導体部は、大部分
はレジスト層23で覆われて保護されてはいるものの、
表示パネル1との接続部である出力側リード部25では
リードが露出しているので、侵入してきた異物41が導
電性のものであれば、隣り合う出力側リードどうしがシ
ョートしてしまう可能性が生じることになる。特に、図
5中に破線の丸印で囲って示すように、TCP2の出力
側リードの断線を防ぐために、下基材11の接続部分の
端面をテーパーをつけた断面形状にしているときは、下
基材11とTP2との間に隙間ができていて、異物41
はその下基材11とTCP2との間の隙間に入り込み易
いので、隣接する出力側リードどうしのショート事故発
生の確率はその分高くなる。
【0006】また、従来の表示パネルモジュールにおい
ては、回路基板3がTCP2に対して、パネルの下基材
11側に位置している。このような構造であると、回路
基板3などで発生した異物がパネルの下基材11とTC
Pの出力側リードとの接続部側に移動して行きやすい。
すなわち、フラット型の表示パネルは、製造時には、作
業のし易さなどの理由から、パネルを水平にして製造工
程を進めることが多いものの、実際に表示装置として使
用するときは、回路基板3側を上にして表示パネルを立
てて使う。そのような、表示パネルを立てて使う実使用
の際に、回路基板3側の異物が表示パネル1側に移動し
て行くのである。上述の理由により表示パネル1側に移
動した異物が導電性のものであれば、前述したと同じよ
うに、TCP2の出力側リードにおいて、隣り合う出力
側リードどうしの間でショートが生じる可能性がある。
或いは、パネル1が液晶表示パネルであってバックライ
ト5を用いている場合であれば、回路基板3の側から表
示パネル1の側に移動してきた異物42が、図5中に破
線の丸印で囲って示すように、バックライト5の照光面
とパネルの下基材側11との間に入り込むことがある。
このような場合は、たとえ異物42が導電性のものでは
なくとも、表示不良の原因となる。
【0007】従って本発明は、表示パネルとこれを駆動
するためのドライバICのチップを搭載した複数のTC
Pとが、各々のTCPに設けられた出力側リード部で導
電的に固着接続され、上記のドライバICを駆動するた
めの信号処理回路が形成された回路基板とTCPとが、
ICチップ搭載部を挟んで出力側リード部に対向配置さ
れた入力側リード部で導電的に固着接続されている構造
を有する表示パネルモジュールにおいて、TCPの出力
側リードが形成された面とは反対側の面から出力側リー
ド部に移動してくる異物による、TCPの出力側リード
どうしの間のショート事故を防止することを目的とする
ものである。
【0008】本発明は、また、回路基板側から表示パネ
ル側へ移動してくる異物による、TCPの出力リードど
うしの間のショート事故や表示不良を防止することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の表示パネルモジ
ュールは、表示パネルと、前記表示パネルを駆動するた
めのICチップを搭載した複数のテープキャリアパッケ
ージであって、前記表示パネルの一辺に沿って並ぶテー
プキャリアパッケージと、前記複数のテープキャリアパ
ッケージを駆動するための配線又は回路が形成された回
路基板とを含み、前記表示パネルと各々のテープキャリ
アパッケージとは、各々のテープキャリアパッケージに
設けられた出力側リード部で導電的に固着接続され、前
記回路基板と前記テープキャリアパッケージとは、チッ
プ搭載部を挟んで前記出力側リード部に対向配置された
入力側リード部で導電的に固着接続されている構造を有
する表示パネルモジュールにおいて、各々のテープキャ
リアパッケージは、前記出力側リード部と前記チップ搭
載部と前記入力側リード部とを通る軸に直交する軸をこ
のテープキャリアパッケージの幅を表すための軸とした
とき、前記チップ搭載部がその両脇にチップ搭載部の幅
を両側に広げて設けた配線のない拡幅部を有していて、
前記出力側リード部及び入力側リード部より幅広で、同
一構造のテープキャリアパッケージを複数個幅方向に並
べ、隣り合うテープキャリアパッケージのチップ搭載部
どうしを僅かでも重ねたとき、出力リード部どうしは重
なり合うことなしに、チップ搭載部どうしは全長にわた
って隙間なく重なる構造であることを特徴とする。
【0010】また、本発明の表示パネルモジュールは、
前記チップ搭載部と前記出力側リード部との間に、前記
チップ搭載部と等幅で、幅方向に平行な直線を境にして
曲がる第1の可撓部を有し、前記チップ搭載部と前記入
力側リード部との間に、前記チップ搭載部と等幅で、幅
方向に平行な直線を境にして曲がる第2の可撓部を有す
る構造であり、各々のテープキャリアパッケージを幅方
向に矢視したとき、前記第1の可撓部は、前記表示パネ
ルの電極形成面とは反対側に曲がり、再度曲がって断面
クランク型をなし、前記第2の可撓部は、前記回路基板
がテープキャリアパッケージ上に位置するように、折り
返しに180度曲げられて、前記表示パネルと前記回路
基板とで前記テープキャリアパッケージを挟み込む構造
であることを特徴とする。
【0011】また、本発明の表示パネルモジュールは、
前記チップ搭載部の幅方向の側端に空白の拡幅部を設け
て、前記チップ搭載部の幅を前記出力側リード部及び入
力側リード部の幅より広くした構造で、且つ、前記チッ
プ搭載部と前記出力側リード部との間に、前記チップ搭
載部と等幅で、幅方向に平行な直線を境にして曲がる第
1の可撓部を有し、前記チップ搭載部と前記入力側リー
ド部との間に、前記チップ搭載部と等幅で、幅方向に平
行な直線を境にして曲がる第2の可撓部を有する構造で
あり、互いに隣り合うテープキャリアパッケージどうし
が前記拡幅部で互いに重なり合うと共に、各々のテープ
キャリアパッケージを幅方向に矢視したとき、前記第1
の可撓部は、前記表示パネルの電極形成面とは反対側に
曲がり、再度曲がって断面クランク型をなし、前記第2
の可撓部は、前記回路基板がテープキャリアパッケージ
上に位置するように、折り返しに180度曲げられて、
前記表示パネルと前記回路基板とで前記テープキャリア
パッケージを挟み込む構造であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1〜3は、本発明の一
実施の形態に係る液晶表示パネルモジュールの平面図又
は断面図を、製造工程の順に示す図である。図1〜3を
参照して、先ず、図1(a)に平面図を示す構造のTC
P2Aを用意する。このTCP2Aは、従来のテープキ
ャリアパッケージと同様に、チップ搭載部24と、表示
パネルと接続するための出力側リード部25と、回路基
板と接続するための入力側リード部26とを備えてい
る。出力側リード部25及び入力側リード部26には、
基材であるテープの下面(見えないほうの面)に、それ
ぞれ出力側リードと入力側リードが形成されている。チ
ップ搭載部24には、同じく基材テープの下面に、上記
の出力側リード又は入力側リードに接続するインナーリ
ードが形成されていて、そのインナーリードに、パネル
駆動用のドライバICのチップ22が、基材テープの上
面側からTAB方式で搭載されている。
【0013】ここで、図1(a)と図4(a)とを比較
すると分かるように、本実施の形態に係るTCP2A
は、出力側リード部25と入力側リード部26との間に
チップ搭載部24が設けられている点では、従来のTC
Pと同じである。しかし、上記の出力側リード部25
と、チップ搭載部24と、入力側リード部26とを通る
軸に垂直な方向(紙面上下方向)の軸をこのTCP2A
の幅方向としたとき、チップ搭載部24の幅が、出力側
リード部25及び入力側リード部26の幅より広くされ
ている点と、チップ搭載部24と出力側リード部25と
の間及び入力側リード部26との間に、それぞれ出力側
フレキシブル部27及び入力側フレキシブル部28が設
けられている点が従来のTCPと異なっている。チップ
搭載部24の出力側及び入力側のリード部25,26よ
り広くなっている領域には、配線パターンなどのような
導体はない。
【0014】出力側及び入力側のフレキシブル部27,
28は、このTCP2Aの基材テープより更に曲げ易く
されている。これら2つのフレキシブル部27,28の
幅についていえば、出力側フレキシブル部27はチップ
搭載部24と同じ幅であり、一方、出力側フレキシブル
部28の幅はチップ搭載部24より狭く、入力側リード
部26と同じ幅である。
【0015】上述のTCP2Aを準備した後、図1
(b)に示すように、TCP2Aの出力側リード部25
に形成された図示しない出力側リードと、表示パネル側
の下基材11上に形成された図示しない電極とを上下の
間で位置合せして、対応する出力側リードと電極とを、
例えば異方導電性フィルムを用いた熱圧着のような従来
公知の接続技術によって、導電的に固着、接続する。こ
の場合、TCP2Aは、パネルの下基材11の電極が形
成された辺に沿って、4個が並べて配置されるのである
が、本実施の形態においては、隣り合うTCP2Aどう
しを、チップ搭載部24の幅を広くした部分で互いに重
ならせる。
【0016】次いで、図2に示すように、TCP2Aの
入力側リード部26に形成された図示しない入力側リー
ドと、回路基板3A上の図示しない電極とを上下の間で
位置合せして、対応する入力側リードと電極とを、例え
ばはんだ接続のような従来公知の方法によって導電的に
固着し、接続する。ここで、本実施の形態に係る回路基
板3Aには、後に述べる目的のために、TCP2Aに搭
載されたドライバICのチップ22が通る程度の大きさ
の貫通穴29が設けられている。
【0017】その後、図3(a)の平面図及び図3
(b)の断面図に示すように、TCP2Aを、出力側フ
レキシブル部27及び入力側フレキシブル部28で曲げ
る。すなわち、出力側フレキシブル部27は、先ず、パ
ネルの下基材11の電極が形成された辺の端面になじむ
ように、TCP2Aの下面側に曲げる。次いで、曲げた
先で、断面がクランク型になるようにもう一度曲げて、
TCP2Aを水平に戻す。一方、入力側フレキシブル部
28は、180度曲げており返す。これにより、回路基
板3Aは裏返しになって、TCP2Aの上にくることに
なる。このとき、回路基板3AがTCP2AのICチッ
プ22を抑えつけると、チップ22に機械的ストレスが
加わってTCP2Aの信頼性に悪影響を及ぼすことが考
えられる。そこで、回路基板3Aには、ICチップ22
が潜り抜けるような貫通穴29を設けておく。勿論、回
路基板3Aの厚さによっては、貫通穴ではなく、ICチ
ップが当らない程度の窪みを設けることでも同様の効果
は得られる。
【0018】本実施の形態に係る表示パネルモジュール
においては、隣り合うTCP2Aどうしが、チップ搭載
部24の幅広にされた部分で重なっているので、TCP
とTCPどうしとの間に隙間がない。従って、TCP2
A上の異物が、TCP2Aとパネルの下基材11との接
続部に落ち込むようなことはなく、異物の落下が原因の
出力側リードどうしのショート事故は生じない。
【0019】また、TCP2Aに設けた出力側及び入力
側のフレキシブル部27,28により、図3(b)に示
す断面図に見られるように、回路基板3Aと表示パネル
の下基材11とでTCP2Aを挟み込むようにして、回
路基板3Aが、TCP2Aに対して下基材11とは反対
側に位置するようにしている。従って、完成した表示装
置を使用するときに表示パネルを立てることがあって、
回路基板3A側に異物が発生した場合でも、その異物は
パネルの下基材11とTCP2Aとの接続部分や、バッ
クライトの側に落下して行くことはなく、落下した異物
に起因するTCPの出力側リードどうしのショート事故
や表示不良は起らない。
【0020】尚、本実施の形態においては、チップ搭載
部24の幅を出力側及び入力側のリード部25,26よ
り幅広にして、しかも、入力側と出力側にフレキシブル
部27,28を設けた構造のTCP2Aを用いた例につ
いて述べたが、本発明はこれに限られるものではない。
フレキシブル部27,28を設けずに、チップ搭載部2
4の幅を広げただけでも、異物がTCPどうしの間の隙
間を通り抜けて、TCPの上面側から下面側へ落下する
のを防ぐことができるので、その落下異物による出力側
リードどうしのショート事故や表示不良を従来より少な
くすることができる。また、チップ搭載部24の幅を出
力側及び入力側のリード部と同じままにして、フレキシ
ブル部27,28を設けるだけでも、表示装置の実使用
時に表示パネルを立てた際、回路基板側から表示パネル
側に落下する異物が、パネルの下基材11とTCPとの
接続部やバックライトと下基材11との間に入り込む確
率を減らすことができるので、その落下異物によるTC
Pの出力側リードどうしのショート事故や表示不良を従
来より少なくすることができる。
【0021】尚また、本実施の形態は、入力側フレキシ
ブル部28の幅を入力側リード部26の幅に等しくした
例であるが、本発明はこれに限られるものではない。入
力側を出力側と同様にして、入力側フレキシブル28を
チップ搭載部24と同じ幅にすれば、入力側フレキシブ
ル部28を180度曲げて折り返すときの作業性が悪化
する可能性はあるが、異物がTCPの上面側から下面側
に落下するのを防ぐ作用効果はより高くなる。
【0022】また、本実施の形態では、TAB方式のテ
ープキャリアパッケージを用いた例について述べたが、
ICのチップをアウターリードやインナーリードが形成
された面の側から搭載する、いわゆるCOF(チップ・
オン・フィルム)方式のテープキャリアパッケージを用
いても、本実施の形態におけると同じ作用効果を得るこ
とができる。この場合には、回路基板3Aに設けたIC
チップを避けるための貫通穴29や窪みは不要になる。
【0023】更に、本実施の形態において、回路基板3
Aは、ICチップ22を駆動するための信号処理回路
と、その信号処理回路とTCP2Aとの接続部分とが同
一基板上に形成されている構造のものであるとしたが、
表示パネルモジュールには、信号処理回路とそこからの
配線とを別々の基板に形成した構造のものもある。その
ような構造の表示パネルモジュールであっても、結局
は、TCP2Aと信号処理回路に至る配線との間の接続
構造が欠かせないので、本発明の作用効果が妨げられる
ことはない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示パネルとこれを駆動するためのドライバICのチッ
プを搭載した複数のTCPとが、各々のTCPに設けら
れた出力側リード部で導電的に固着接続され、上記のI
Cチップを駆動するための信号処理回路が形成された回
路基板とTCPとが、TCPのチップ搭載部を挟んで出
力側リード部に対向配置された入力側リード部で、導電
的に固着接続されている構造を有する表示パネルモジュ
ールにおいて、TCPの出力側リードが形成された面と
は反対側の面から出力側リード部に移動してくる異物に
よる、TCPの出力側リードどうしの間のショート事故
を防止することができる。
【0025】また、表示装置の実使用の際などに、回路
基板側から表示パネル側へ移動してくる異物による、T
CPの出力側リードどうしの間のショート事故や表示不
良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る液晶表示パネルモ
ジュールの平面図を製造工程の順に示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る液晶表示パネルモ
ジュールの平面図を製造工程の順に示す図であって、図
1に続く部分の図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る液晶表示パネルモ
ジュールの平面図及び断面図を製造工程の順に示す図で
あって、図2に続く部分の図である。
【図4】従来の技術による液晶表示パネルモジュールの
平面図及び断面図である。
【図5】従来の技術による液晶表示パネルモジュールに
おける異物の移動を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル 2,2A TCP 3,3A 回路基板 5 バックライト 11 下基材 12 上基材 21 テープ 22 ICチップ 23 レジスト層 24 チップ搭載部 25 出力側リード部 26 入力側リード部 27 出力側フレキシブル部 28 入力側フレキシブル部 29 貫通穴 41,42 異物
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−90392(JP,A) 特開 平11−271794(JP,A) 特開 平4−348049(JP,A) 特開 平4−29121(JP,A) 特開 昭60−229091(JP,A) 特開 平5−224224(JP,A) 特開 平6−21150(JP,A) 特開 平9−134939(JP,A) 特開2000−164645(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60 G02F 1/1345

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線パターンが形成されたフレキシブル
    プリント配線板に表示素子駆動用のICチップを搭載し
    てなる表示装置用のテープキャリアパッケージであっ
    て、表示パネルとの導電的固着接続のための出力側リー
    ド部と外部との導電的固着接続のための入力側リード部
    とをチップ搭載部を挟んで対向配置した構造のテープキ
    ャリアパッケージにおいて、 前記出力側リード部と前記チップ搭載部と前記入力側リ
    ード部とを通る軸に直交する軸をこのテープキャリアパ
    ッケージの幅を表すための軸としたとき、前記チップ搭
    載部の幅を両側に広げてチップ搭載部の両脇に配線のな
    拡幅部を設けて、チップ搭載部の形状を、幅が前記出
    力側リード部及び入力側リード部の幅より広く、同一構
    造のテープキャリアパッケージを複数個幅方向に並べ、
    隣り合うテープキャリアパッケージのチップ搭載部どう
    しを僅かでも重ねたとき、出力リード部どうしは重なり
    あうことなしに、チップ搭載部どうしは全長にわたって
    隙間なく重なる形状にしたことを特徴とする表示装置用
    のテープキャリアパッケージ。
  2. 【請求項2】 配線パターンが形成されたフレキシブル
    プリント配線板に表示素子駆動用のICチップを搭載し
    てなる表示装置用のテープキャリアパッケージであっ
    て、表示パネルとの導電的固着接続のための出力側リー
    ド部と外部との導電的固着接続のための入力側リード部
    とをチップ搭載部を挟んで対向配置した構造のテープキ
    ャリアパッケージにおいて、 前記出力側リード部と前記チップ搭載部と前記入力側リ
    ード部とを通る軸に直交する軸をこのテープキャリアパ
    ッケージの幅を表すための軸としたとき、前記チップ搭
    載部と前記出力側リード部との間に、前記チップ搭載部
    と等幅で、幅方向に平行な直線を境にして曲がる第1の
    可撓部を設け、前記チップ搭載部と前記入力側リード部
    との間に、前記チップ搭載部と等幅で、幅方向に平行な
    直線を境にして曲がる第2の可撓部を設け、前記第1の可撓部は、前記ICチップが搭載されている
    面とは反対の面の側に曲がり更にその先でICチップが
    搭載されている面の側にクランク状に曲がった構造に
    し、 前記第2の可撓部は、前記ICチップが搭載されている
    面の側に曲がった構造にした ことを特徴とする表示装置
    用のテープキャリアパッケージ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の表示装置用のテープキ
    ャリアパッケージにおいて、前記入力側リード部が前記チップ搭載部より幅狭であ
    り、 前記第2の可撓部に限って、幅を前記入力側リード部と
    等幅としたことを特徴とする表示装置用のテープキャリ
    アパッケージ。
  4. 【請求項4】 配線パターンが形成されたフレキシブル
    プリント配線板に表示素子駆動用のICチップを搭載し
    てなる表示装置用のテープキャリアパッケージであっ
    て、表示パネルとの導電的固着接続のための出力側リー
    ド部と外部との導電的固着接続のための入力側リード部
    とをチップ搭載部を挟んで対向配置した構造のテープキ
    ャリアパッケージにおいて、 前記出力側リード部と前記チップ搭載部と前記入力側リ
    ード部とを通る軸に直交する軸をこのテープキャリアパ
    ッケージの幅を表すための軸としたとき、前記チップ搭
    載部の幅方向の側端に空白の拡幅部を設けて、前記チッ
    プ搭載部の幅を前記出力側リード部及び入力側リード部
    の幅より広くすると共に、 前記チップ搭載部と前記出力側リード部との間に、前記
    チップ搭載部と等幅で、幅方向に平行な直線を境にして
    曲がる第1の可撓部を設け、前記チップ搭載部と前記入
    力側リード部との間に、前記チップ搭載部と等幅で、幅
    方向に平行な直線を境にして曲がる第2の可撓部を設け
    たことを特徴とする表示装置用のテープキャリアパッケ
    ージ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の表示装置用のテープキ
    ャリアパッケージにおいて、前記入力側リード部が前記チップ搭載部より幅狭であ
    り、 前記第2の可撓部に限って、幅を前記入力側リード部と
    等幅としたことを特徴とする表示装置用のテープキャリ
    アパッケージ。
  6. 【請求項6】 表示パネルと、前記表示パネルを駆動す
    るためのICチップを搭載した複数のテープキャリアパ
    ッケージであって、前記表示パネルの一辺に沿って並ぶ
    テープキャリアパッケージと、前記複数のテープキャリ
    アパッケージを駆動するための配線又は回路が形成され
    た回路基板とを含み、前記表示パネルと各々のテープキ
    ャリアパッケージとは、各々のテープキャリアパッケー
    ジに設けられた出力側リード部で導電的に固着接続さ
    れ、前記回路基板と前記テープキャリアパッケージと
    は、チップ搭載部を挟んで前記出力側リード部に対向配
    置された入力側リード部で導電的に固着接続されている
    構造を有する表示パネルモジュールにおいて、 各々のテープキャリアパッケージは、前記出力側リード
    部と前記チップ搭載部と前記入力側リード部とを通る軸
    に直交する軸をこのテープキャリアパッケージの幅を表
    すための軸としたとき、前記チップ搭載部がその両脇に
    チップ搭載部の幅を両側に広げて設けた配線のない拡幅
    部を有していて、前記出力側リード部及び入力側リード
    より幅広で、 同一構造のテープキャリアパッケージを複数個幅方向に
    並べ、隣り合うテープキャリアパッケージのチップ搭載
    部どうしを僅かでも重ねたとき、出力リード部どうしは
    重なり合うことなしに、チップ搭載部どうしは全長にわ
    たって隙間なく重なる構造である ことを特徴とする表示
    装置用のテープキャリアパッケージ。
  7. 【請求項7】 表示パネルと、前記表示パネルを駆動す
    るためのICチップを搭載した複数のテープキャリアパ
    ッケージであって、前記表示パネルの一辺に沿って並ぶ
    テープキャリアパッケージと、前記複数のテープキャリ
    アパッケージを駆動するための配線又は回路が形成され
    た回路基板とを含み、前記表示パネルと各々のテープキ
    ャリアパッケージとは、各々のテープキャリアパッケー
    ジに設けられた出力側リード部で導電的に固着接続さ
    れ、前記回路基板と前記テープキャリアパッケージと
    は、チップ搭載部を挟んで前記出力側リード部に対向配
    置された入力側リード部で導電的に固着接続されている
    構造を有する表示パネルモジュールにおいて、 各々のテープキャリアパッケージは、前記出力側リード
    部と前記チップ搭載部と前記入力側リード部とを通る軸
    に直交する軸をこのテープキャリアパッケージの幅を表
    すための軸としたとき、前記チップ搭載部と前記出力側
    リード部との間に、前記チップ搭載部と等幅で、幅方向
    に平行な直線を境にして曲がる第1の可撓部を有し、前
    記チップ搭載部と前記入力側リード部との間に、前記チ
    ップ搭載部と等幅で、幅方向に平行な直線を境にして曲
    がる第2の可撓部を有する構造であり、 各々のテープキャリアパッケージを幅方向に矢視したと
    き、前記第1の可撓部は、前記表示パネルの電極形成面
    とは反対側に曲がり、再度曲がって断面クランク型をな
    し、前記第2の可撓部は、前記回路基板がテープキャリ
    アパッケージ上に位置するように、折り返しに180度
    曲げられて、前記表示パネルと前記回路基板とで前記テ
    ープキャリアパッケージを挟み込む構造であることを特
    徴とする表示パネルモジュール。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の表示パネルモジュール
    において、 前記第2の可撓部に限って、幅を前記入力側リード部と
    等幅としたことを特徴とする表示パネルモジュール。
  9. 【請求項9】 表示パネルと、前記表示パネルを駆動す
    るためのICチップを搭載した複数のテープキャリアパ
    ッケージであって、前記表示パネルの一辺に沿って並ぶ
    テープキャリアパッケージと、前記複数のテープキャリ
    アパッケージを駆動するための配線又は回路が形成され
    た回路基板とを含み、前記表示パネルと各々のテープキ
    ャリアパッケージとは、各々のテープキャリアパッケー
    ジに設けられた出力側リード部で導電的に固着接続さ
    れ、前記回路基板と前記テープキャリアパッケージと
    は、チップ搭載部を挟んで前記出力側リード部に対向配
    置された入力側リード部で導電的に固着接続されている
    構造を有する表示パネルモジュールにおいて、 各々のテープキャリアパッケージは、前記出力側リード
    部と前記チップ搭載部と前記入力側リード部とを通る軸
    に直交する軸をこのテープキャリアパッケージの幅を表
    すための軸としたとき、前記チップ搭載部の幅方向の側
    端に空白の拡幅部を設けて、前記チップ搭載部の幅を前
    記出力側リード部及び入力側リード部の幅より広くした
    構造で、且つ、前記チップ搭載部と前記出力側リード部
    との間に、前記チップ搭載部と等幅で、幅方向に平行な
    直線を境にして曲がる第1の可撓部を有し、前記チップ
    搭載部と前記入力側リード部との間に、前記チップ搭載
    部と等幅で、幅方向に平行な直線を境にして曲がる第2
    の可撓部を有する構造であり、 互いに隣り合うテープキャリアパッケージどうしが前記
    拡幅部で互いに重なり合うと共に、各々のテープキャリ
    アパッケージを幅方向に矢視したとき、前記第1の可撓
    部は、前記表示パネルの電極形成面とは反対側に曲が
    り、再度曲がって断面クランク型をなし、前記第2の可
    撓部は、前記回路基板がテープキャリアパッケージ上に
    位置するように、折り返しに180度曲げられて、前記
    表示パネルと前記回路基板とで前記テープキャリアパッ
    ケージを挟み込む構造であることを特徴とする表示パネ
    ルモジュール。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の表示パネルモジュール
    において、 前記第2の可撓部に限って、幅を前記入力側リード部と
    等幅にしたことを特徴とする表示パネルモジュール。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至10のいずれかに記載の
    表示パネルモジュールにおいて、 前記テープキャリアパッケージはTAB方式のものであ
    り、 前記回路基板は、前記TAB方式のテープキャリアパッ
    ケージに搭載されているICチップに対応する部位に、
    前記ICチップが入り込む窪みを備えていることを特徴
    とする表示パネルモジュール。
  12. 【請求項12】 請求項7乃至10のいずれかに記載の
    表示パネルモジュールにおいて、 前記テープキャリアパッケージはTAB方式のものであ
    り、 前記回路基板は、前記TAB方式のテープキャリアパッ
    ケージに搭載されているICチップに対応する部位に、
    前記ICチップを避ける貫通穴を備えていることを特徴
    とする表示パネルモジュール。
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