JP3438328B2 - 高圧発生用トランス装置 - Google Patents

高圧発生用トランス装置

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JP3438328B2 JP13553994A JP13553994A JP3438328B2 JP 3438328 B2 JP3438328 B2 JP 3438328B2 JP 13553994 A JP13553994 A JP 13553994A JP 13553994 A JP13553994 A JP 13553994A JP 3438328 B2 JP3438328 B2 JP 3438328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機等
に用いられる高圧発生用トランス装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の高圧発生用トランス装置に
ついて図面を参照しながら説明する。図6は従来の高圧
発生用トランス装置の1次側ボビンの正面図を示すもの
である。図6において、1は1次側ボビンであって、導
線2、導線2を巻回する複数のスリット部3、端子ピン
4、端子保持部5、導線ガイドリブ6を備えている。
【0003】このような1次側ボビン1の端子保持部5
に端子ピン4を装着するには、図7に示す様な構成にな
っている。図7は従来の高圧発生用トランス装置の1次
側ボビンに端子ピンを挿入する拡大斜視図を示すもので
ある。図7において、7は1次側ボビン1の端子保持部
5に端子ピン4を挿入する穴であり、穴7の周面は圧入
しやすい様に面取りを施している。又、端子ピン4の挿
入は、端子保持部5の穴7に端子ピン4を矢印8方向に
圧入されるものである。
【0004】図8は従来の高圧発生用トランス装置の1
次側ボビンの端子ピンに導線を巻付けた拡大斜視図を示
すものである。図8において、導線2は巻回を終了した
り、巻回する導線2が他の内側壁へ接触するのを防止す
る導線ガイドリブ6を介して端子ピン4の根元9に巻付
けられている。
【0005】図9は従来の高圧発生用トランス装置の1
次側ボビンの端子ピンと導線を半田ディップする概略断
面図を示すものである。図9において、10は半田槽、
11は半田槽10内の溶融した半田である。この様に半
田槽10内で溶融した半田11に、端子ピン4の根元9
に導線2が巻付けられた端子ピン4を矢印12方向に移
動させ、或いは半田槽10を移動させて、半田11の中
に浸して端子ピン4と導線2を半田ディップする。
【0006】この様に1次側ボビン1は端子ピン4と導
線2を半田ディップした後にケースに収納されエポキシ
樹脂等により埋設される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の構成では、端子ピン4の根元9に導線2が巻付けられ
ており、この端子ピン4と導線2とを半田ディップした
際に半田ディップの熱が端子ピン4を保持している端子
保持部5へ端子ピン4から伝導し、端子保持部5の成型
品を軟化させる事があり、一方、端子ピン4には常に導
線ガイドリブ6を介して一次側の導線2の張力が働いて
いる為に、端子保持部5が軟化すると端子ピン4が大き
く傾いてしまうという問題点があった。又、その為に後
工程にて端子ピン4の全数を検査しなければならなかっ
た。
【0008】又、1次側ボビン1は最終的にはエポキシ
樹脂等によって埋設される事になるが、埋設したエポキ
シ樹脂が硬化した後で端子ピン4に外部からの応力が加
わり、導線2が露出しているところがあると導線2に断
線が発生する。この断線を防止する為には端子ピン4の
根元9の導線2を完全にエポキシ樹脂で埋設する必要が
あり、図9に示すスリット部3方向から点線13のライ
ンに達するまで埋設すると樹脂量が多くなるという問題
点を有していた。
【0009】本発明は上記の問題点を解決するもので、
端子ピンに傾きが無く端子ピンの検査を廃止でき品質を
安定させると共に、エポキシ樹脂の樹脂量を低減した低
コストの高圧発生用トランス装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高圧発生用トランス装置は、基板に挿入する
ための端子柱部と導線を巻付ける線巻付部とを略コ字状
の屈曲部で接続すると共に、線巻付部を端子柱部と略直
交させた端子部材を備え、屈曲部は1次側ボビンの端子
保持部に埋設して固定されている構成を有している。
【0011】又、本発明の高圧発生用トランス装置は、
巻付けられた導線と線巻付部とを半田ディップした構成
を有している。
【0012】
【作用】本発明は、基板に挿入するための端子柱部と導
線を巻付ける線巻付部とを略コ字状の屈曲部で接続する
と共に、線巻付部を端子柱部と略直交させた端子部材を
備え、屈曲部は1次側ボビンの端子保持部に埋設して固
定されている構成であるので、半田ディップによる熱の
伝導が屈曲部を持つ端子部材により抑えられ、端子保持
部の温度上昇が減少し、端子保持部の軟化による端子柱
部の傾斜を無くすことができる。又、屈曲部を設けたこ
とにより線巻付部を埋設するエポキシ樹脂の樹脂量が減
少し低コストにさせることができる。
【0013】又、本発明は巻付けられた導線と線巻付部
とを半田ディップした構成であるので、直交方向に線巻
付部が設けられているから半田ディップを容易にさせる
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例における高
圧発生用トランス装置の1次側ボビンの正面図である。
図1において、14は1次側ボビンであって、1次側ボ
ビン14に複数のスリット部15、スリット部15に導
線16を巻回したコイル部17、金属製の端子部材1
8、端子部材18を保持する端子保持部19を備えてい
る。
【0015】図2は本発明の一実施例における高圧発生
用トランス装置の1次側ボビンの端子部材の導線巻付け
状態を示す拡大斜視図である。図2において、20は金
属製の端子部材18の先端にテーパー形状を有し基板に
挿入される端子柱部、21は端子柱部20を略コ字状に
折曲した屈曲部、22は端子柱部20に略直交した屈曲
部21の端部に導線16を巻付ける線巻付部、23は端
子保持部19に設けられ巻回したコイル部17からの導
線16を線巻付部22に導く溝である。
【0016】尚、略コ字状に折曲した屈曲部21とは、
屈曲部21が端子保持部19に埋設される範囲内に折曲
されておればよく、又、端子柱部20に略直交した屈曲
部21とは、略同じ面上に互いに隣接した線巻付部22
同志が互いに短絡しない状態を指すものである。又、こ
の屈曲部21の端部の先端にはテーパー形状が設けら
れ、この先端のテーパ形状はインサート成型時において
金型への挿入を容易にするものである。そして、折曲し
た端子部材18の屈曲部21が端子保持部19の成型時
に埋設されたもので強固に固定されている。
【0017】図3は本発明の一実施例における高圧発生
用トランス装置の1次側ボビンの端子部材と導線を半田
ディップする状態を示す側面図である。図4は本発明の
一実施例における高圧発生用トランス装置の1次側ボビ
ンの端子部材と導線を半田ディップする状態の正面図で
ある。図3及び図4において、24は半田槽、25は半
田槽24に溜められ溶融した半田である。この様な状態
で1次側ボビン14を矢印26方向に移動させ、或いは
半田槽24を移動させて、溶融した半田25の中に浸し
て線巻付部22と巻付けた導線16を半田ディップさせ
る。
【0018】その際、溶融した半田25に線巻付部22
と導線16とを浸した状態で1次側ボビン14を矢印2
7方向に回転させる事により、隣の線巻付部22と導線
16を次々に溶融した半田25に浸して、1次側ボビン
14の全ての線巻付部22と導線16を半田ディップさ
せることができる。
【0019】この様に線巻付部22と導線16を半田デ
ィップさせると、端子保持部19と半田ディップした線
巻付部22との間の間隔が離れているので、その為に、
半田ディップによる線巻付部22の熱の伝導が端子部材
18の長さによって抑えられる。屈曲部21の長さによ
り熱の伝導が抑えられると端子保持部19の樹脂の温度
上昇が減少するので、温度による樹脂の軟化が減少して
端子柱部20の傾き、倒れを無くすことができる。そし
て、略コ字状の屈曲部21であるため強固に固定でき
る。又、端子柱部20の傾き、倒れが無くなると端子柱
部20の姿勢が安定し、後工程での全数検査を廃止する
ことができるものである。
【0020】更に、従来例では断線を防止する為に端子
ピン4の根元9の導線3を完全にエポキシ樹脂で埋設し
ていたが、本実施例では図3に示す様に点線28の位置
までエポキシ樹脂で埋設すれば、線巻付部23を埋設で
きるので、エポキシ樹脂の樹脂量を少なくすることがで
き、材料面からも低コスト化が可能となる。
【0021】この様に、端子部材18の端子柱部20の
姿勢が安定すると導線16の断線もなくなり品質が安定
し、低コスト化を可能とした高圧発生用トランス装置を
提供することができるものである。
【0022】尚、本実施例では端子保持部19に溝23
が設けられており、導線16を導き溝23を渡って線巻
付部22に巻付けるように溝23を設けていたが、溝2
3は次のようにしても良い。図5は本発明の一実施例に
おける高圧発生用トランス装置の1次側ボビンの端子部
材の挿入状態の斜視図である。図5において、29は端
子保持部19に設けられた段差である。この様に、段差
29を設けることにより導線16(図示せず)が段差2
9を通じて導かれ、線巻付部22に導線16を巻付ける
ことができるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の高圧発生用トラン
ス装置は、基板に挿入するための端子柱部と導線を巻付
ける線巻付部とを略コ字状の屈曲部で接続すると共に、
線巻付部を端子柱部と略直交させた端子部材を備え、屈
曲部は1次側ボビンの端子保持部に埋設して固定されて
いるので、半田ディップによる熱の伝導が屈曲部を持つ
端子部材により抑えられ、端子保持部の温度上昇が減少
し、端子保持部の軟化による端子柱部の傾斜を無くすこ
とができる。又、屈曲部を設けたことにより強固に固定
でき、線巻付部を埋設するエポキシ樹脂の樹脂量が減少
し低コストにさせることができる。
【0024】又、本発明は巻付けられた導線と線巻付部
とを半田ディップしたので、直交方向に線巻付部が設け
られているから半田ディップを容易にさせることができ
る。
【0025】そして、端子柱部の傾斜を無くすことで端
子柱部の姿勢が保たれ、導線の断線が生じないし後工程
での全数検査を廃止することができ品質の安定した優れ
た高圧発生用トランス装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における高圧発生用トランス
装置の1次側ボビンの正面図
【図2】本発明の一実施例における高圧発生用トランス
装置の1次側ボビンの端子部材の導線巻付け状態を示す
拡大斜視図
【図3】本発明の一実施例における高圧発生用トランス
装置の1次側ボビンの端子部材と導線を半田ディップす
る状態を示す側面図
【図4】本発明の一実施例における高圧発生用トランス
装置の1次側ボビンの端子部材と導線を半田ディップす
る状態の正面図
【図5】本発明の一実施例における高圧発生用トランス
装置の1次側ボビンの端子部材の挿入状態の斜視図
【図6】従来の高圧発生用トランス装置の1次側ボビン
の正面図
【図7】従来の高圧発生用トランス装置の1次側ボビン
に端子ピンを挿入する拡大斜視図
【図8】従来の高圧発生用トランス装置の1次側ボビン
の端子ピンに導線を巻付けた拡大斜視図
【図9】従来の高圧発生用トランス装置の1次側ボビン
の端子ピンと導線を半田ディップする概略断面図
【符号の説明】
14 1次側ボビン 15 スリット部 16 導線 17 コイル部 18 端子部材 19 端子保持部 20 端子柱部 21 屈曲部 22 線巻付部 23 溝 24 半田槽 25 半田 26 矢印 27 矢印 28 点線 29 段差

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に挿入するための端子柱部と導線を巻
    付ける線巻付部とを略コ字状の屈曲部で接続すると共
    に、前記線巻付部を前記端子柱部と略直交させた端子部
    材を備え、前記屈曲部は1次側ボビンの端子保持部に埋
    設して固定されていることを特徴とする高圧発生用トラ
    ンス装置。
  2. 【請求項2】前記線巻付部に巻付けられた前記導線と前
    記線巻付部とを半田ディップしたことを特徴とする請求
    項1記載の高圧発生用トランス装置。
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