JP3437438B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP3437438B2 JP06320898A JP6320898A JP3437438B2 JP 3437438 B2 JP3437438 B2 JP 3437438B2 JP 06320898 A JP06320898 A JP 06320898A JP 6320898 A JP6320898 A JP 6320898A JP 3437438 B2 JP3437438 B2 JP 3437438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理方法に関し、例えば、入力画像データの階調数よ
りも表現可能な階調数の低い出力装置で出力する場合
に、その出力装置の階調数に適した画像データを任意の
画像サイズで生成する画像処理装置及び画像処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線CTスキャン装置やMRI装
置等の医療機器により撮影された画像データを任意のフ
ォーマットで印刷出力するマルチ・フォーマット・プリ
ンタでは、図1に示すように、ネットワーク103上に
接続されたX線CT装置104、MRI装置105、そ
の他の医療機器106等により撮影された高階調の画像
データを指定された任意のフォーマットでプリントする
際、入力画像毎に拡大率や配置(位置、方向)等のパラ
メータが異なるため、補間処理によってフレームメモリ
上に展開し、フレームメモリ上の画像データを読み出し
てプリンタ102へ転送し、この転送された画像データ
を半導体レーザやLED等の光学機器により銀塩フィル
ムに描き込んで現像することで医療用画像を印刷出力す
る、所謂、湿式のレーザプリンタが主流である。しか
し、現像廃液の環境に与える問題が深刻になり現像液を
必要としない乾式(ドライ)マルチ・フォーマット・プ
リンタの開発が進められている。
【0003】また、プリンタにはインクジェット技術を
使用し、補間処理によりフレームメモリにマルチ・フォ
ーマットに展開した画像を誤差拡散法を用いてビットマ
ップデータに変換し、プリンタ・エンジン部へ転送する
ことで所望の画像を得ることが行われている。
【0004】また、誤差拡散処理では、誤差拡散処理の
進行方向を主走査側に対して一定方向にのみ処理を行な
うと分配される誤差が1方向に向かうため、生成される
画像にむらが発生する。そこで、誤差拡散により分配さ
れる誤差成分の分配方向をライン毎に交互に切り替える
ことでMTFが向上することが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2(a)、(b)に
示すように、入力画像の画像サイズと出力装置の画像サ
イズが一致しない場合や任意のフォーマットに変更して
出力する場合には、誤差拡散処理による階調変換の他に
拡大・縮小等の変倍処理が必要となる。そのため、従来
では、図3に示す制御回路により、図8に示す処理が行
われている。即ち、図3と図8において、ステップS3
1で、X線CT装置やMRI装置等の外部機器から入力
される画像データは一旦入力バッファ301に蓄積され
る。ステップS32で設定変更が有りならば、ステップ
S33において、補間処理部302は、処理開始に先立
って、所望の拡大率の画像が得られるように補間係数
と、画像メモリ305の任意の座標に画像を回転して配
置するために先頭アドレス及びアドレス更新方向を設定
する。また、誤差拡散処理部503は補間処理後の画像
サイズを設定する。
【0006】ステップS32で設定変更がないならば或
いはステップS33の処理後、ステップS34では、入
力バッファ301に格納された画像データを読み出し、
ステップS35で補間処理部302にて変倍処理を施
し、ステップS36で変倍処理された中間画像をバッフ
ァメモリ303に格納し、ステップS37でライン単位
での補間処理の終了を待って、ステップS38でバッフ
ァメモリ303に格納された中間画像を読み出し、ステ
ップS39で誤差拡散処理部304にて誤差拡散処理を
行なう必要がある。ステップS40では、誤差拡散処理
部304は、誤差拡散処理が施された画像データを画像
メモリ305上のアドレスに書き込む。その後、ステッ
プS41で最終画素の処理が終了するまでステップS3
8〜S40までの処理を繰り返し実行する。
【0007】また、図4に示すように、画像の主走査方
向に関して左から右へ処理が進む方向を右方向の処理と
し、右から左へ進む方向を左方向処理と定義すると、誤
差拡散処理の進行方向をライン単位で左右切り替えるこ
とによりMTFが向上することが知られている。補間処
理部302での変倍処理にて生成される中間画像データ
は、バッファメモリの右方向処理として画素毎に格納さ
れていく。左方向の誤差拡散処理を行なうためには、1
ライン分全ての中間画像データがバッファメモリ上に格
納されている必要がある。
【0008】本発明は上記課題に鑑みてなされ、その目
的は、外部機器から入力される画像データに対して、任
意の倍率に変換した中間画像データの階調を変換する際
に、中間画像データを記憶するための記憶手段を不要と
し、装置コストを低減すると共に、処理効率を向上でき
る画像処理装置及び画像処理方法を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の画像処理装置は以下の構
成を備える。即ち、外部機器から入力される画像データ
を蓄積するデータ蓄積手段と、前記データ蓄積手段に蓄
積された画像データを読み出し、当該読み出した画像デ
ータの階調数のまま該画像データを任意の倍率に変換す
倍率変換処理を行う倍率変換手段と、前記倍率変換処
理が施された画像データの階調を変換する階調変換処理
を誤差拡散処理にて行うに際し、前記画像データの走査
ライン毎に当該誤差拡散処理の進行方向を変更しながら
前記階調変換処理を行う階調変換手段と、前記階調が変
換された画像データを記憶する記憶手段とを具備し、前
記倍率変換手段は、前記倍率変換処理の進行方向が前記
誤差拡散処理の進行方向と一致するように、前記画像デ
ータの走査ライン毎に当該倍率変換処理の進行方向を変
更しながら前記倍率変換処理を行う
【0010】また、本発明の画像処理方法は以下の構成
を備える。即ち、外部機器から入力される画像データの
階調数のまま該画像データを任意の倍率変換する変倍
処理を行う変倍工程と、該倍率が変換された画像データ
の階調を変換する階調変換処理を誤差拡散処理にて行う
に際し、前記画像データの走査ライン毎に当該誤差拡散
処理の進行方向を変更しながら前記階調変換処理を行う
変換工程とを備え、前記変倍工程では、前記変倍処理の
進行方向が前記誤差拡散処理の進行方向と一致するよう
に、前記画像データの走査ライン毎に当該変倍処理の進
行方向を変更しながら前記変倍処理を行う
【0011】また、本発明の画像処理のプログラムコー
ドが格納されたコンピュータ可読メモリは以下の構成を
備える。即ち、画像処理のプログラムコードが格納され
たコンピュータ可読メモリであって、前記プログラムコ
ードは、外部機器から入力される画像データの階調数の
まま画像データを任意の倍率変換する変倍処理を行う
変倍工程のコードと、該倍率が変換された画像データの
階調を変換する階調変換処理を誤差拡散処理にて行うに
際し、前記画像データの走査ライン毎に当該誤差拡散処
理の進行方向を変更しながら前記階調変換処理を行う
換工程のコードとを含み、前記変倍工程のコードは、前
記変倍処理の進行方向が前記誤差拡散処理の進行方向と
一致するように、前記画像データの走査ライン毎に当該
変倍処理の進行方向を変更しながら前記変倍処理を行
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。 [第1の実施形態]図5、図6に示すように、X線CT
装置やMRI装置等の医療機器により撮影された高階調
の画像データは、ステップS1で一旦入力バッファ50
1に蓄積される。ステップS2で設定変更が有りなら
ば、ステップS3において、補間処理部502は、処理
開始に先立って、所望の拡大率の画像が得られるように
補間係数と、画像メモリ504の任意の座標に画像を回
転して配置するために先頭アドレス及びアドレス更新方
向を設定する。また、誤差拡散処理部503は補間処理
後の画像サイズを設定する。
【0013】ステップS2で設定変更がないならば或い
はステップS3の処理後、ステップS4では、補間処理
部502は、補間処理開始信号が入力されると、入力バ
ッファ501から画像データを読み出し、ステップS5
で変倍画像データを生成して誤差拡散処理部503ヘレ
ディ信号を出力する。
【0014】ステップS6では、誤差拡散処理部503
は、補間処理部502により生成された中間画像データ
を階調変換し、ステップS7で補間処理部502により
指定された画像メモリ504上のアドレスに画像データ
を書き込むことにより、所望の倍率に変倍され階調処理
された画像データが得られる。その後、ステップS8で
最終画素の処理が終了するまでステップS4〜S7まで
の処理を繰り返し実行する。 [第2の実施形態]図7において、ステップS11〜S
13、S21〜22は第1の実施形態と同じ処理なので
説明を省略する。
【0015】さて、ステップS11〜S13までの処理
後、ステップS14では、補間処理部502は、その内
部で生成される変倍画像データが奇数ラインなのか偶数
ラインなのかを判定する。ステップS14で奇数ライン
であれば、ステップS15において、補間処理部502
は右方向へ処理を行なうために入力バッファ501上の
画像データをラインの左端から右方向へ読み出し、ステ
ップS16で読み出した画像データについて補間処理を
行う。
【0016】ステップS14で偶数ラインであれば、ス
テップS18において、補間処理部502は左方向へ処
理を行うために入力バッファ501上の画像データをラ
インの右端から左方向へ読み出し、ステップS19で読
み出した画像データについて補間処理を行なう。このよ
うにして、ステップS16、S19では、ライン毎に生
成される変倍画像データの出力方向が変更される。
【0017】誤差拡散処理部503では、ステップS1
6、S19で処理された画素をカウントし、先に設定さ
れた補間処理後の画像サイズと比較することでライン単
位で処理終了を検出し、現在処理している画像データが
奇数ライン目であるか偶数ライン目であるかを判断し、
奇数ライン目であれば右方向に(ステップS17)、偶
数ライン目であれば左方向(ステップS20)に処理方
向を切り替えることで双方向の誤差拡散処理を実現す
る。
【0018】ステップS21では、誤差拡散処理部50
3は、補間処理部502により指定された画像メモリ5
04上のアドレスに画像データを書き込むことにより、
所望の倍率に変倍され階調処理された画像データが得ら
れる。
【0019】その後、ステップS22では、最終画素の
処理が終了するまでステップS14〜S21までの処理
を繰り返し実行する。 [プリンタの概略説明]図9は、本発明の代表的な実施
の形態であるインクジェットプリンタIJRAの構成の
概要を示す外観斜視図である。
【0020】図9において、駆動モータ5013の正逆
回転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介
して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝500
4に対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)を
有し、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリッ
ジHCには、インクジェットカートリッジIJCが搭載
されている。5002は紙押え板であり、キャリッジの
移動方向に亙って紙をプラテン5000に対して押圧す
る。5007,5008はフォトカプラで、キャリッジ
のレバー5006のこの域での存在を確認して、モータ
5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポジ
ション検知手段である。5016は記録ヘッドの前面を
キャップするキャップ部材5022を支持する部材で、
5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャ
ップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行
う。5017はクリーニングブレードで、5019はこ
のブレードを前後方向に移動可能にする部材であり、本
体支持板5018にこれらが支持されている。ブレード
は、この形態でなく周知のクリーニングブレードが本例
に適用できることは言うまでもない。又、5012は、
吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジ
と係合するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モ
ータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達手
段で移動制御される。
【0021】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。 [プリンタの制御構成の説明]次に、上述した装置の記
録制御を実行するための制御構成について説明する。図
10はインクジェットプリンタIJRAの制御回路の構
成を示すブロック図である。
【0022】制御回路を示す同図において、1700は
記録信号を入力するインタフェース、1701はMP
U、1702はMPU1701が実行する制御プログラ
ムを格納するプログラムROM、1703は各種データ
(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を
保存しておくダイナミック型のRAMである。1704
は記録ヘッド1708に対する記録データの供給制御を
行うゲートアレイであり、インタフェース1700、M
PU1701、RAM1703間のデータ転送制御も行
う。1710は記録ヘッド1708を搬送するためのキ
ャリアモータ、1709は記録紙搬送のための搬送モー
タである。1705はヘッドを駆動するヘッドドライ
バ、1706,1707はそれぞれ搬送モータ170
9、キャリアモータ1710を駆動するためのモータド
ライバである。
【0023】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動
され、印字が行われる。
【0024】以上の実施の形態は、特にインクジェット
記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用さ
れるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例
えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネル
ギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いる
ことにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0025】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0026】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0027】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0028】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0029】加えて、上記の実施の形態で説明した記録
ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカート
リッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着
されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体か
らのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプ
の記録ヘッドを用いてもよい。
【0030】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0031】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0032】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0033】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0034】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0035】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0036】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0037】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0038】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0039】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0040】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0041】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部機器から入力された画像データに変倍処理と階調変
換処理を施す際に、フレームメモリヘのアクセス回数が
削減されスループットを向上できる。
【0043】また、階調変換処理の進行方向を変更して
画質向上を図る際に、フレームメモリを不要としながら
双方向処理ができ、フレームメモリヘのアクセス回数が
削減されスループットを向上できる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】医療用ネットワーク例を説明するための概念図
である。
【図2】入力画像と出力画像の関係を示す図である。
【図3】従来例の制御回路構成を表すブロック図であ
る。
【図4】処理方向を説明するための概念図である。
【図5】第1及び第2の実施形態の処理を実行する制御
回路構成を示すブロック図である。
【図6】第1の実施形態の処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】第2の実施形態の処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】従来例の処理を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態のインクジェットプリンタIJRA
の構成の概要を示す外観斜視図である。
【図10】本実施形態のインクジェットプリンタIJR
Aの制御回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 102 プリンタ 103 ネットワーク 104 X線CT装置 105 MRI装置 106 その他の撮影装置 301 入力バッファ 302 補間処理部 303 バッファメモリ 304 誤差拡散処理部 305 画像メモリ 501 入力バッファ 502 補間処理部 503 誤差拡散処理部 504 画像メモリ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器から入力される画像データを蓄
    積するデータ蓄積手段と 記データ蓄積手段に蓄積された画像データを読み出
    し、当該読み出した画像データの階調数のまま該画像デ
    ータを任意の倍率に変換する倍率変換処理を行う倍率変
    換手段と、 前記倍率変換処理が施された画像データの階調を変換す
    階調変換処理を誤差拡散処理にて行うに際し、前記画
    像データの走査ライン毎に当該誤差拡散処理の進行方向
    を変更しながら前記階調変換処理を行う階調変換手段
    と、 前記階調が変換された画像データを記憶する記憶手段と
    を具備し、 前記倍率変換手段は、前記倍率変換処理の進行方向が前
    記誤差拡散処理の進行方向と一致するように、前記画像
    データの走査ライン毎に当該倍率変換処理の進行方向を
    変更しながら前記倍率変換処理を行う ことを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記階調が変換された画像データの前記
    記憶手段への格納座標を設定する座標設定手段を更に備
    えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記座標設定手段は、所定の座標に画像
    データを回転して記憶させるために該座標の更新方向を
    設定することを特徴とする請求項に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記外部機器は医療用撮影装置であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 外部機器から入力される画像データの階
    調数のまま該画像データを任意の倍率変換する変倍処
    理を行う変倍工程と、 該倍率が変換された画像データの階調を変換する階調変
    換処理を誤差拡散処理にて行うに際し、前記画像データ
    の走査ライン毎に当該誤差拡散処理の進行方向を変更し
    ながら前記階調変換処理を行う変換工程とを備え 前記変倍工程では、前記変倍処理の進行方向が前記誤差
    拡散処理の進行方向と一致するように、前記画像データ
    の走査ライン毎に当該変倍処理の進行方向を変更しなが
    ら前記変倍処理を行う ことを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記変換工程において階調が変換された
    画像データをメモリに記憶する記憶工程を更に具備する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記変換工程において階調が変換された
    画像データの前記メモリへの格納座標を設定する座標設
    定工程を更に更に備えることを特徴とする請求項に記
    載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記座標設定工程では、所定の座標に画
    像データを回転して記憶させるために該座標の更新方向
    を設定することを特徴とする請求項に記載の画像処理
    方法。
  9. 【請求項9】 前記外部機器は医療用撮影装置であるこ
    とを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の
    画像処理方法。
  10. 【請求項10】 画像処理のプログラムコードが格納さ
    れたコンピュータ可読メモリであって、前記プログラムコードは、 外部機器から入力される画像データの階調数のまま画像
    データを任意の倍率変換する変倍処理を行う変倍工程
    のコードと、 該倍率が変換された画像データの階調を変換する階調変
    換処理を誤差拡散処理にて行うに際し、前記画像データ
    の走査ライン毎に当該誤差拡散処理の進行方向を変更し
    ながら前記階調変換処理を行う変換工程のコードとを含
    み、 前記変倍工程のコードは、前記変倍処理の進行方向が前
    記誤差拡散処理の進行方向と一致するように、前記画像
    データの走査ライン毎に当該変倍処理の進行方向を変更
    しながら前記変倍処理を行う ことを特徴とするコンピュ
    ータ可読メモリ。
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