JP3436498B2 - 周波数補正機能を備えたクロック発生回路 - Google Patents

周波数補正機能を備えたクロック発生回路

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、PDC(Personal
Digital Cellular)等のシステム向けのクロック発生回
路に関し、特に待ち受け時にシステムクロックの周波数
を保持する機能に関する。 【0002】 【従来の技術】PDC等の携帯型電話機では、待ち受け
時における消費電流を抑制するために、基地局電波を監
視するための受信動作を間欠的に行っている。待ち受け
時は、受信動作を実行する期間(以下「非スリープ
時」)と、受信を行わない期間(以下「スリープ時」)
とに分かれる。スリープから非スリープへと遷移した直
後から正確に受信復調動作を実行するには、復調等の処
理に際して基本タイミングを与えるクロックであるシス
テムクロックの周波数を、最長で680ms続くスリー
プ中も正確に保持し、受信波に対する同期を維持しなけ
ればならない。従来は、水晶発振器にて発生させるマス
タークロックを分周する、という手法によりスリープ時
におけるシステムクロックを発生させており、このシス
テムクロックの周波数を正確に保持する手段としては、
例えば8ppmという高い精度を有するGTカット水晶
を発振器として用いていた。 【0003】図1に、従来技術の一例を示す。図中、1
0はPLL(Phase Locked Loop)であり、受信波再生ク
ロックと動作時システムマスタークロックとを位相比較
し位相の進み/遅れを示す誤差信号を発生させる位相比
較器12、位相比較器12から与えられる誤差信号を積
算する積算器14、及び積算器14の出力に応じてその
分周比が変化する可変分周器16から構成されている。
位相比較器12に入力される受信波再生クロックは、受
信波から再生したクロックであり、PDCの場合42k
Hzである。動作時システムマスタークロックは、可変
分周器16の分周出力であり、PDCの場合42kHz
である。更に、可変分周器16により分周されるのは、
GTカット等の高精度な水晶発振器18にて発振したマ
スタークロック(PDCの場合例えば2.4MHz)
を、逓倍器20にて例えば14.4MHzまで逓倍する
ことにより得られた信号である。従って、待ち受け中の
非スリープ時を含め、信号の受信を行っている期間にお
いては、動作時システムマスタークロックが受信波再生
クロックと同期するよう、位相ロックがかかる。動作時
システムマスタークロックは、セレクタ22を介し、図
示しない後段のベースバンド回路にシステムクロックと
して供給される。 【0004】スリープ時には、信号を受信できず従って
受信波再生クロックが得られないため、動作時システム
マスタークロックを得ることができない。そのため、水
晶発振器18にて発振したマスタークロックを分周器2
4及び26にて分周し、その結果得られるスリープ時シ
ステムマスタークロックを、セレクタ22を介し図示し
ない後段のベースバンド回路にシステムクロックとして
供給する。PDCの場合、スリープ時システムマスター
クロックは42kHzとし、分周器24及び26の分周
比はそれぞれ例えば1/6又は21/200とする。な
お、クロック切替タイミング制御回路28は、セレクタ
22から出力されるシステムクロックを監視することに
よって、セレクタ22の出力を動作時システムマスター
クロックからスリープ時システムマスタークロックへと
又はその逆へと切り替える。なお、その原理・方法に関
しては、従来公知であるため省略する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図1の回路によりシステムクロックの周波数を正確に
保持するには、水晶発振器18として高精度の発振器を
用いなければならない。しかし、一般に、GTカット水
晶をはじめとして、高精度の発振器は高価である。その
ため、従来から、より低価格の(しかし精度が低い)発
振器を、図1中の水晶発振器18の代わりに用いられる
ようにすることが、コスト面で要請されていた。更に、
TCXO(Temperature Compensated X'tal Oscillator)
等の高精度発振器は消費電流が大きく間欠動作に不向き
であるという問題もある。 【0006】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、より精度が低いが
より安価な発振器を用いてスリープ時システムマスター
クロックを発生させつつも、受信波に対する同期をスリ
ープ時に正確に維持し続けられるようにすること、ひい
てはより安価な回路を実現することを、その目的とす
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明においては、動作時マスタークロックが
得られている間にPLL回路から必要な情報を受け取
り、受け取った情報に基づきマスタークロックの分周比
を調整制御するという機能を、スリープ時システムマス
タークロックを発生させるための回路に付加することと
した。 【0008】即ち、本発明は、(1)所定周波数で発振
する発振器と、(2)この発振器の出力であるマスター
クロックを可変分周して動作時システムマスタークロッ
クを出力する第1の分周器と、(3)この第1の分周器
を含み受信波再生クロックに対し動作時システムマスタ
ークロックが位相ロックされるよう第1の分周器の分周
比を制御するPLLと、(4)マスタークロックを分周
することによりスリープ時システムマスタークロックを
発生させる第2の分周器と、(5)受信波再生クロック
ひいては動作時システムマスタークロックが得られると
きには当該動作時システムマスタークロックを、そうで
ないときにはスリープ時システムマスタークロックをそ
れぞれ選択し、後段に供給する手段と、を備えるクロッ
ク発生回路において、(6)第2の分周器が、その分周
比を外部から調整制御可能な可変分周器であり、(7)
更に、受信波再生クロックを得ることができる期間にて
PLLが第1の分周器に与えている分周比の制御信号か
ら、受信波再生クロックを得ることができない期間にお
ける第2の分周器の分周比を決定し、その結果に基づ
き、第2の分周の分周比を制御する手段を備えること
を特徴とする。 【0009】このように、本発明においては、スリープ
時マスタークロックを生成するための回路を自走させる
のではなく、可変分周器を用いて周波数補正を行うよう
にしている。更に、この周波数補正に際しては、受信波
からクロックを再生できる期間にPLLから得られる信
号を入力し、これに基づき可変分周器たる第2の分周器
の分周比を設定・変化させるようにしている。従って、
大規模な回路変形・追加を伴うことなく、マスタークロ
ック発生用の発振器を、低精度化・安価化できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、本発明は、図1に示
した従来技術の一部変形により実施できる。そのため、
以下説明する本発明の実施形態は、図1と共通する構成
要素を有している。そこで、説明の簡略化のため、図1
に示した構成要素に関しては重複する説明を省略する。
但し、本発明は、図1に示した回路の変形にとどまら
ず、その要旨を逸脱しない限りにおいて他種の構成にも
適用できるものである。 【0011】図2に、本発明の一実施形態に係る回路の
構成を示す。この図に示す回路においては、補正量積算
制御量演算変換部30、フレーム毎コントロール部32
及び可変分周器34から構成される回路によって、スリ
ープ時システムマスタークロックを発生させている。ま
た、この図では、マスタークロックを発生させる水晶発
振器として音叉形の100kHz発振器を用いている。
そのため、図1中の水晶発振器18と異なる参照符号で
ある18Aを付している。 【0012】補正量積算制御量演算変換部30は、PL
L10により動作時システムマスタークロックが生成さ
れている期間、即ち通話時や待ち受け中の非スリープ時
に、積算器14から、可変分周器16に対する分周比制
御信号(図中の“補正量”)を入力する。補正量積算制
御量演算変換部30は、入力した補正量から可変分周器
34における分周比の制御量を演算する。例えば、入力
した補正量を所定期間に亘り積算しその平均を求めるこ
とによって制御量を求める。但し、単純に平均化するの
みでは、可変分周器16の基本分周比(例えば1/3
6)を基準とした制御量になってしまう。また、可変分
周器34は後述のように小数点分周を行うため、それに
適合させるための調整処理も必要である。そこで、補正
量積算制御量演算変換部30は、平均化により得られた
制御量を、可変分周器16向けの量から可変分周器34
向けの量へと変換しかつ小数点分周を考慮した調整を行
った上で、フレーム毎コントロール部32に供給する。
フレーム毎コントロール部32は、所定周期(フレー
ム)毎にスリープ時システムマスタークロックの周波数
を検出し、その結果と、補正量積算制御量演算変換部3
0から与えられる制御量とに応じ、可変分周器34にお
ける分周比を可変制御する。PDCの場合、例えば、2
1/48、21/49、21/50、21/51、21
/52の中のいずれかにする。 【0013】このように、本実施形態によれば、通話時
や待ち受け中の非スリープ時に、マスタークロックの周
波数誤差を示す情報をPLL10から入力し、その情報
に基づき、スリープ時システムマスタークロックを得る
ための可変分周器34の分周比を調整制御するようにし
たため、水晶発振器18Aとして、その誤差が200p
pm程度と比較的大きいがしかし安価な音叉形の水晶発
振器を用いることが可能になり、その結果、従来と同等
又はそれ以上の性能でかつ安価な回路が得られる。水晶
発振器18Aについては、温度補償回路等を設ける必要
もない。なお、水晶発振器(18又は18A)の部分を
除き、本実施形態に係る回路はディジタルASIC(App
lication Specific Integrated Circuit)で構成できる
ため、図1の回路から図2の回路を得るための変形(発
振器部分を除く)には、格別、追加コストは伴わない。
言い換えれば、本実施形態の特徴に係る変形部分は、発
振器部分を除き、集積回路内に容易に取り込めるため、
その実現が容易で小型化に適している。
【図面の簡単な説明】 【図1】 一従来技術に係る回路の構成を示すブロック
図である。 【図2】 本発明の一実施形態に係る回路の構成を示す
ブロック図である。 【符号の説明】 10 PLL、12 位相比較器、14 積算器、1
6,34 可変分周器、18A 水晶発振器、20 逓
倍器、22 セレクタ、28 クロック切替タイミング
制御回路、30 補正量積算制御量演算変換部、32
フレーム毎コントロール部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−223236(JP,A) 特開 平5−276087(JP,A) 特開 平4−43717(JP,A) 特開 平9−321694(JP,A) 特開 平10−173642(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/033 H03L 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定周波数で発振する発振器と、この発
    振器の出力であるマスタークロックを可変分周して動作
    時システムマスタークロックを出力する第1の分周器
    と、この第1の分周器を含み受信波再生クロックに対し
    動作時システムマスタークロックが位相ロックされるよ
    う第1の分周器の分周比を制御するPLLと、マスター
    クロックを分周することによりスリープ時システムマス
    タークロックを発生させる第2の分周器と、受信波再生
    クロックひいては動作時システムマスタークロックが得
    られるときには当該動作時システムマスタークロック
    を、そうでないときにはスリープ時システムマスターク
    ロックをそれぞれ選択し、後段に供給する手段と、を備
    えるクロック発生回路において、 第2の分周器が、その分周比を外部から調整制御可能な
    可変分周器であり、 更に、受信波再生クロックを得ることができる期間にて
    PLLが第1の分周器に与えている分周比の制御信号か
    ら、受信波再生クロックを得ることができない期間にお
    ける第2の分周器の分周比を決定し、その結果に基づ
    き、第2の分周の分周比を制御する手段を備えること
    を特徴とするクロック発生回路。
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