JP3436324B2 - 刈取スライドの駆動装置 - Google Patents

刈取スライドの駆動装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はコンバインにおける刈取
スライドの駆動装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般にコンバインの刈取部はスライドす
るしないに拘らず機体前方に昇降自在に支持されてお
り、刈取昇降の駆動装置としては油圧シリンダーが用い
られている。 【0003】そして、刈取スライドの駆動装置としては
油圧シリンダーを用いる油圧シリンダー方式、あるい
は、電動モータやエンジン動力を駆動源とするねじ送り
機構を用いるメカ方式などがあった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の刈取スライドの
駆動装置において、油圧シリンダー方式、あるいは、メ
カ方式のいずれにしてもコスト及び重量の面で不利にな
ると共に、油圧シリンダー方式の場合には油圧シリンダ
ーが、またメカ方式の場合にはねじ送り軸やそのケース
などが刈取部の下側に配置されるため、該部の空間が狭
くなり泥の溜りや藁屑の堆積が容易に発生するばかりで
なく、これによってスライドが妨げられる問題があっ
た。 【0005】本発明は刈取スライド専用の駆動源を持つ
ことなく、且つ、刈取部下側の空間を狭くすることな
く、刈取部をスライドさせ、上記の問題を悉く解決する
ための刈取スライドの駆動装置を提供することを目的と
している。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の刈取スライドの駆動装置においては、機
体前方に昇降自在に支持した刈取部を機体左右方向にス
ライドさせる刈取スライドの駆動装置において、左右の
スライドワイヤーを介して刈取部を左右に引張ってスラ
イドさせる駆動機構を備え、該駆動機構は刈取上昇動作
を利用してスライドワイヤーを引張ることを特徴として
いる。 【0007】 【作 用】上記のように構成された本発明の刈取スライ
ドの駆動装置は、刈取昇降用の油圧シリンダーで刈取部
を上昇させると、その刈取上昇動作で刈取部を左あるい
は右にスライドさせる。 【0008】 【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は刈取スライドの駆動部の断面側面図、図2は
コンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図中
(1)は左右走行クローラ(2)を装設するトラックフ
レーム、(3)は前記トラックフレーム(1)上に架設
する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架
し扱胴(6)を内装している脱穀部、(7)は穀稈縦搬
送装置を備える刈取部、(8)は排藁処理部、(9)は
運転席(10)及び運転操作部(11)を備える運転
台、(12)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(1
3)を介し溜める穀粒タンク、(14)は前記穀粒タン
ク(12)内の穀粒を機外に取出す排出オーガ、(1
5)はコンバインの各部を駆動するエンジンであり、連
続的に刈取り・脱穀作業を行うように構成している。 【0009】図4及び図5にも示す如く、刈取部(7)
は、分草板(16)を介し取入れられる未刈穀稈を起立
させる引起タイン(17)を有する3条用引起ケース
(18)と、この引起された穀稈の稈元側を掻込むスタ
ーホイル(19)及び掻込ベルト(20)と、この掻込
時稈元側を切断する刈刃(21)と、切断後の右側1条
分の穀稈の稈元側及び穂先側を左斜め後方に搬送する右
稈元搬送チェン(22)及び上下一対の右穂先搬送タイ
ン(23)と、切断後の左側2条分の穀稈の稈元側及び
穂先側を右斜め後方の右稈元搬送チェン(22)の送り
終端位置近傍に合流させる左稈元搬送チェン(24)及
び上下一対の右穂先搬送タイン(25)とを有すると共
に、右稈元搬送チェン(22)の送り終端に合流する3
条分の穀稈の稈元側及び穂先側を前記フィードチェン
(5)の送り始端に搬送受継ぎする縦搬送チェン(2
6)及び縦搬送タイン(27)を備え、刈取られた3条
分の穀稈を刈取部(7)の左右稈元搬送チェン(24)
(22)及び左右穂先搬送タイン(25)(23)と縦
搬送チェン(26)及び縦搬送タイン(27)とで形成
されるY字形穀稈搬送経路を介してフィードチェン
(5)に受継ぎさせて脱穀処理させるように構成してい
る。 【0010】そして、脱穀部(4)の前側から、機台
(3)の前端に固設する走行ミッション(28)と左走
行クローラ(2)の間を通して、前方斜め下方に延出さ
せる刈取連結パイプ(29)を備え、刈取連結パイプ
(29)の上端(走行機体側)に入力ケース(30)を
固設し、入力ケース(30)の左右側面から刈取部
(7)の上下回動支点パイプ(31)(32)を同一軸
芯上で機体左右方向に突出固定させて、左右の上下回動
支点パイプ(31)(32)を機台(3)前端に立設固
定する左右受台(33)(34)に回動自在に支持さ
せ、刈取連結パイプ(29)と機台(3)間に刈取昇降
用油圧シリンダ(35)を張設している。また、刈取連
結パイプ(29)の下端にガイドケース(36)を固設
し、刈取部(7)のスライド支点であるスライドパイプ
(37)を、機体前後方向に延出される刈取連結パイプ
(29)先端にガイドケース(36)を介して機体左右
方向に摺動自在に、且つ、回転自在に嵌合保持させて、
スライドパイプ(37)の左端に引起ケース(18)及
び左稈元搬送チェン(24)及び左穂先搬送タイン(2
5)へ動力伝達する左駆動ケース(38)を取付けると
共に、スライドパイプ(37)の右端に刈刃(21)及
び右稈元搬送チェン(22)及び右穂先搬送タイン(2
3)へ動力伝達する右駆動ケース(39)を取付けてい
る。さらに、機体前後方向に平行に延出させる4本の刈
取フレーム(40)を備え、各刈取フレーム(40)の
後端を横連結パイプ(41)で一体連結し、横連結パイ
プ(41)の左右端部を連結フレーム(42)を介して
左右駆動ケース(38)(39)の外側端部に一体連結
させ、刈取部(7)を上下回動支点パイプ(31)(3
2)を支点に昇降自在に、且つ、スライドパイプ(3
7)を支点に左右スライド自在に機体前方に支持するよ
うに構成している。 【0011】また、刈取連結パイプ(29)上端の入力
ケース(30)に上下回動支点パイプ(31)(32)
と直角な縦軸回りに回動自在に取付ける縦搬送用の伝動
ケース(43)を設けると共に、伝動ケース(43)に
上下回動支点パイプ(31)(32)と平行な横軸回り
に回動自在に取付ける縦搬送用の駆動ケース(44)を
設け、縦搬送チェン(26)及び縦搬送タイン(27)
の送り終端側を駆動ケース(44)に支持させ、刈取部
(7)の昇降及びスライドに縦搬送チェン(26)及び
縦搬送タイン(27)を追従移動させ、また縦搬送チェ
ン(26)及び縦搬送タイン(27)を単独で昇降させ
て扱深さ調節を行えるように構成している。 【0012】図4及び図6に示す如く、刈取フレーム
(40)前端側に一体連結した支持パイプ(45)に各
引起ケース(18)下部を支持させ、左駆動ケース(3
8)に立設固定する引起伝動パイプ(46)上端から機
体右側に横伝動パイプ(47)を一体延出させると共
に、横伝動パイプ(47)右端側を最も右側の刈取フレ
ーム(40)に連結パイプ(図示省略)を介して支持さ
せ、各引起ケース(18)の上部を横伝動パイプ(4
7)に設けるチェンケース(48)に支持させている。
そして、一端を入力ケース(30)に固設させ、且つ、
他端を刈取連結パイプ(29)中間部に固設させる刈取
上部連結パイプ(49)を備え、運転操作部(11)の
左側縁に沿って機体前後方向に架設する刈取サイドパネ
ル(50)中間部を刈取上部連結パイプ(49)上面側
に固設すると共に、下端を刈取上部連結パイプ(49)
の前面側に軸支させ、且つ、上端を刈取サイドパネル
(50)の中間部に軸支させる垂直な刈取上部後支軸
(51)を設け、また横伝動パイプ(47)中間部にブ
ラケット(52)を介して垂直な刈取上部前支軸(5
3)を設け、また前後支軸(53)(51)間に張架す
る回動フレーム(54)を備え、回動フレーム(54)
の後端に固設する垂直な後軸受パイプ(55)を後支軸
(51)外側に回動自在に嵌合支持させると共に、回動
フレーム(54)の前端に固設する垂直な前軸受パイプ
(56)を前支軸(53)外側に回動自在に嵌合支持さ
せ、刈取部(7)のスライドに追従して水平方向に回動
する回動フレーム(54)を介して、該刈取部(7)を
刈取上部連結パイプ(49)に保持させ、スライドパイ
プ(37)を支点に刈取部(7)が回動するのを、刈取
上部連結パイプ(49)及び回動フレーム(54)によ
り規制するように構成している。 【0013】図7に示す如く、刈取部(7)の右回動支
点パイプ(32)端部に刈取入力プーリ(57)を設
け、エンジン(15)からの動力を刈取入力プーリ(5
7)を介して入力ケース(30)内部の刈取入力軸(5
8)に伝達すると共に、該刈取入力軸(58)からスラ
イドパイプ(37)内部の横伝動軸(59)に刈取連結
パイプ(29)内部の縦伝動軸(60)を介して動力伝
達するもので、縦伝動軸(60)の上端を刈取入力軸
(58)に一対のベベルギヤ(61)(62)により連
動連結させ、下端を横伝動軸(59)にスライドパイプ
(37)の刈取連結パイプ(29)側に設けた開口(6
3)部で一対のベベルギヤ(64)(65)により連動
連結している。また横伝動軸(59)は刈取連結パイプ
(29)下端から開口(63)を介してスライドパイプ
(37)内部に延出させる軸受け(66)により中間部
を摺動を規制して回転自在に軸支し、ベベルギヤ(6
4)(65)の噛合いと軸受け(66)の挿入を行う開
口(63)はスライドパイプ(37)の摺動を許容する
ようにスライドパイプ(37)の軸方向に長い長穴に形
成している。そして左右駆動ケース(38)(39)に
横伝動軸(59)と同一軸芯の入力軸(67)(68)
を設け、左右の入力軸(67)(68)はスライドパイ
プ(37)内部で横伝動軸(57)上に摺動のみを許容
して嵌合され横伝動軸(59)と一体に回転し、左駆動
ケース(38)の入力軸(67)は一対のベベルギヤ
(69)(70)を介して連動連結させる引起ケース
(18)及び左稈元搬送チェン(24)及び左穂先搬送
タイン(25)への出力軸(71)に横伝動軸(59)
から動力を伝達し、右伝動ケース(39)の入力軸(6
8)は一対のベベルギヤ(72)(73)を介して連動
連結させる刈刃駆動軸(74)と入力軸(68)上に設
けた左稈元搬送チェン(22)及び左穂先搬送タイン
(23)への出力スプロケット(75)に横伝動軸(5
9)から動力を伝達するように構成している。 【0014】図1及び図7乃至図10に示す如く、前記
刈取連結パイプ(29)に左右のスライドワイヤー(7
6)(77)を介して刈取部(7)を左右に引張ってス
ライドさせる駆動機構(78)を備えるもので、前記刈
取連結パイプ(29)の下面でこの軸芯方向に一対のガ
イドフレーム(79)(80)を対向させて固設し、図
4に示すように一端を前記機台(3)の前端に枢支軸
(81)を介して揺動自在に連結した摺動アーム(8
2)の他端を前記ガイドフレーム(79)(80)に下
部長溝(83)及び摺動ピン(84)を介して刈取連結
パイプ(29)の軸芯方向に摺動自在に連結させると共
に、図7に示すように一端を左右駆動ケース(38)
(39)に連結した前記左右のスライドワイヤー(7
6)(77)の他端を前記ガイドフレーム(79)(8
0)に上部長溝(85)及び一対の摺動ピン(86)を
介して刈取連結パイプ(29)の軸芯方向に摺動自在に
取付ける左右のガイド体(87)(88)に連結させて
いる。また前記摺動ピン(84)上に回転自在に支持さ
せて左右のガイド体(87)(88)に係脱させる左右
の爪クラッチ(89)(90)と、図10に示すように
両端を前記下部長溝(83)に摺動自在に嵌合させて中
間部を連結板(91)を介して前記摺動ピン(84)に
連結させ、該摺動ピン(84)と一体的に移動させるク
ラッチ回転規制ピン(92)とを設け、前記爪クラッチ
(89)(90)を左右のクラッチバネ(93)を介し
て図1及び図8において時計方向に弾圧付勢し、図1の
実線及び図8の仮想線に示すように爪クラッチ(89)
(90)の噛合い部を前記ピン(92)に当接させ、該
爪クラッチ(89)(90)をオフ位置に保持させると
共に、図8に示すように前記運転操作部(11)に配設
する刈取スライド用操作レバー(94)に左右の切換ワ
イヤー(95)(96)を介して前記爪クラッチ(8
9)(90)を連結させ、操作レバー(94)を図8の
実線に示す中立位置に保持することにより、各切換ワイ
ヤー(95)(96)を弛ませ、クラッチバネ(93)
と規制ピン(92)によって各爪クラッチ(89)(9
0)をオフ位置に保持させ、前記操作レバー(94)を
図8の仮想線に示す左スライド位置あるいは右スライド
位置に入操作することにより、左あるいは右の切換ワイ
ヤー(95)(96)を緊張させ、左あるいは右の爪ク
ラッチ(89)(90)をクラッチバネ(93)に抗し
て、図1の仮想線及び図8の実線に示すように爪クラッ
チ(89)(90)の非噛合い部が前記ピン(92)に
当接するまで図1及び図8において反時計方向に回転さ
せ、該爪クラッチ(89)(90)を図1の仮想線及び
図8の実線に示すオン位置に保持させるように構成して
いる。 【0015】尚、前記刈取昇降用油圧シリンダー(3
5)はシリンダ本体を機台(3)の前端に枢支軸(9
7)を介して揺動自在に連結し、刈取連結パイプ(2
9)の中間部下面に対向させる左右のブラケット(9
8)にピストンロッド(35a)の先端を枢支軸(9
9)を介して回動自在に連結するもので、前記駆動機構
(78)は油圧シリンダ(35)で支持する刈取連結パ
イプ(29)の中間部とこの上端の刈取部(7)の上下
回動支点部の間に配設し、下方からの泥の付着及び上方
からの藁屑の堆積を防止するように構成している。 【0016】而して、刈取昇降用油圧シリンダー(3
5)のピストンロッド(35a)を前後進させて刈取連
結パイプ(29)を上下回動支点パイプ(31)(3
2)を中心に回動上下させることにより、刈取部(7)
全体が機体に対して昇降する。この刈取部(7)の昇降
に伴って駆動機構(78)の摺動ピン(84)及び規制
ピン(92)並びに左右の爪クラッチ(89)(90)
が一体的に上部長溝(83)に案内されて刈取連結パイ
プ(29)の下面側でこの軸芯方向に移動する。即ち、
刈取部(7)の上昇時には刈取連結パイプ(29)の上
端に向って移動し、下降時に下端に向って移動する。そ
して、操作レバー(94)を中立位置に保持し、左右の
爪クラッチ(89)(90)を共に図1の実線及び図8
の仮想線に示すオフ位置に操作しておけば、各爪クラッ
チ(89)(90)は左右のガイド体(87)(88)
に噛合うことなくこれを通過して移動することになり、
左右のスライドワイヤー(76)(77)は引張っられ
ず、刈取スライド駆動は行われず、刈取部(7)の昇降
のみを行わしめる。 【0017】そして、今図7に示すようにスライドパイ
プ(37)が右側の摺動終端位置で刈取連結パイプ(2
9)下端に保持され、刈取部(7)が図3及び図5の実
線に示す右スライド位置に支持されている場合に、該刈
取部(7)を図3及び図5の仮想線に示す左スライド位
置にスライド駆動する場合には、前記操作レバー(9
4)を左スライド位置に入操作して切換ワイヤー(9
5)を介して左側の爪クラッチ(89)を図1の実線に
示すオフ位置から仮想線に示すオン位置に切換操作した
後、刈取部(7)を上昇させることにより、今度は左側
の爪クラッチ(89)が刈取連結パイプ(29)上端側
へ移動するのに伴って左側のガイド体(87)に噛合
い、該ガイド体(89)を図8の実線に示すように上部
長溝(85)に案内させ乍ら刈取連結パイプ(29)の
上端に向って移動させ、一端を右駆動ケース(39)に
連結した左側のスライドワイヤー(76)を引張る。こ
れにより前記スライドパイプ(37)が左側に摺動し、
刈取部(7)の左スライド駆動が行われる。然る後、刈
取部(7)を適宜作業高さに下降させて刈取作業を行わ
しめるものである。 【0018】尚、刈取部(7)の右側へのスライド駆動
は、前記操作レバー(94)を右スライド位置に操作し
て右側の爪クラッチ(90)をオン位置に切換操作した
後、刈取部(7)を上昇させて一端を左駆動ケース(3
8)に連結した右側のスライドワイヤー(77)を引張
ることにより行われる。 【0019】図11は刈取スライドの駆動機構の変形例
を示す概略説明図であり、該駆動機構(78a)は前記
左右のスライドワイヤー(76)(77)の各アウター
受け(100)を摺動自在に嵌合させる左右のガイド部
材(101)を前記刈取連結パイプ(29)に固設し、
また該ガイド部材(101)にアウター受け(100)
の摺動を規制するカム部材(102)を入切自在に設
け、アウター受け(100)から引出すスライドワイヤ
ー(76)(77)の他端を刈取昇降用油圧シリンダー
(35)本体に連結すると共に、カム部材(102)を
前記切換ワイヤー(95)(96)を介して前記操作レ
バー(94)に連結し、操作レバー(94)により左右
何れかのカム部材(102)を図11の実線に示す入状
態に切換操作し、刈取上昇に連動してアウター受け(1
00)からのスライドワイヤー(76)(77)の引出
し量を多くすることにより、前述の駆動機構(78)と
同様に左右のスライドワイヤー(76)(77)を介し
て刈取部(7)をスライド駆動するように構成したもの
である。 【0020】 【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したか
ら、下記に記載する効果を奏する。 【0021】機体前方に昇降自在に支持した刈取部
(7)を機体左右方向にスライドさせる刈取スライドの
駆動装置において、左右のスライドワイヤー(76)
(77)を介して刈取部(7)を左右に引張ってスライ
ドさせる駆動機構(78)(78a)を備え、該駆動機
構(78)(78a)は刈取上昇動作を利用してスライ
ドワイヤー(76)(77)を引張るから、刈取スライ
ド専用の駆動源が不要で、刈取部(7)の下側の空間が
狭くならない簡単な構成にでき、コスト低下及び軽量コ
ンパクト化を図ることができ、また刈取部(7)下部へ
の泥の溜りや藁屑の堆積を防止できると共に、これによ
ってスライドが妨げられることもなくなる。 【0022】また、刈取昇降用の油圧シリンダーの力を
利用できるから、3条以上の刈取部(7)で重量がある
ものでも、無理なくスムーズにスライドさせることがで
きる。 【0023】さらに、刈取部(7)を所定の位置まで上
昇させない限り刈取部(7)はスライドしないから、刈
取部(7)を接地状態でスライドさせてしまう操作ミス
による各部の損傷を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】刈取スライドの駆動部の断面側面図。 【図2】コンバインの全体側面図。 【図3】コンバインの全体平面図。 【図4】刈取部の側面図。 【図5】刈取部の平面図。 【図6】刈取部の部分平面図。 【図7】刈取部の部分平面図。 【図8】刈取スライドの駆動部の断面側面図。 【図9】刈取スライドの駆動部の平面図。 【図10】刈取スライドの駆動部の部分拡大図。 【図11】刈取スライドの駆動機構の変形例を示す概略
説明図。 【符号の説明】 (7) 刈取部 (35) 刈取昇降用油圧シリンダー (76)(77) スライドワイヤー (78)(78a) 駆動機構

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 機体前方に昇降自在に支持した刈取部を
    機体左右方向にスライドさせる刈取スライドの駆動装置
    において、左右のスライドワイヤーを介して刈取部を左
    右に引張ってスライドさせる駆動機構を備え、該駆動機
    構は刈取上昇動作を利用してスライドワイヤーを引張る
    ことを特徴とする刈取スライドの駆動装置。
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