JP3432775B2 - 電動ブラインドの制御装置 - Google Patents

電動ブラインドの制御装置

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JP3432775B2
JP3432775B2 JP24996599A JP24996599A JP3432775B2 JP 3432775 B2 JP3432775 B2 JP 3432775B2 JP 24996599 A JP24996599 A JP 24996599A JP 24996599 A JP24996599 A JP 24996599A JP 3432775 B2 JP3432775 B2 JP 3432775B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の電動ブラ
インドを一括して制御する電動ブラインドの制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビルの各フロアに設置された多数
の電動ブラインドの動作を、あらかじめ設定されたプロ
グラム、あるいは操作装置の手動操作により生成される
操作信号に基づいて制御する電動ブラインドの制御装置
が実用化されている。
【0003】このような電動ブラインドでは、各電動ブ
ラインドが信号線を介して接続され、その信号線にはす
べてのブラインドの動作を自動制御する中央制御装置
と、特定のエリアあるいはグループ毎のブラインドの動
作を手動操作により制御するエリアスイッチとが接続さ
れる。
【0004】そして、中央制御装置にあらかじめ設定さ
れたプログラムに基づいて、同中央制御装置から各電動
ブラインドに操作信号が出力されると、各電動ブライン
ドではその操作信号に基づいてヘッドボックスに内蔵さ
れるブラインドコントローラが動作して、スラットの昇
降動作及び角度調節動作が自動的に行われる。
【0005】また、エリアスイッチが操作されると、同
エリアスイッチからあらかじめ設定されたエリア番号及
び操作信号が各電動ブラインドに出力され、各電動ブラ
インドではブラインドコントローラにあらかじめ設定さ
れたされたエリア番号と、入力されたエリア番号とが一
致したとき、その操作信号に基づいてスラットの昇降動
作及び角度調節動作が行われる。
【0006】前記エリアスイッチ以外の手動操作手段と
して、リモコン送信機が設定された電動ブラインドもあ
り、このような電動ブラインドでは、例えば前記エリア
スイッチがリモコン送信機から出力されるリモコン信号
を受信する受信機能を備えている。
【0007】そして、リモコン送信機の操作により、特
定のエリアスイッチに当該エリアの各電動ブラインドを
制御するためのリモコン信号が出力されると、そのリモ
コン信号を受信したエリアスイッチはそのリモコン信号
に基づいて当該エリア内の電動ブラインドの動作を制御
する。
【0008】前記電動ブラインドには、それぞれヘッド
ボックス内にブラインドコントローラが配設され、その
ブラインドコントローラは前記操作信号に基づいてスラ
ット昇降用モータあるいはスラット角度調節用モータを
駆動して、スラットの昇降動作あるいはスラットの角度
調節動作を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電動ブラ
インドでは、各エリアスイッチにそれぞれ固有のエリア
番号があらかじめ設定され、各電動ブラインドのブライ
ンドコントローラには当該電動ブラインドが属するエリ
アに対応するエリア番号があらかじめ設定されている。
【0010】そして、任意のエリアスイッチを操作した
ときには、そのエリアスイッチから出力されたエリア番
号と等しいエリア番号が設定されている電動ブラインド
の動作が制御される。
【0011】すると、電動ブラインドのレイアウト変更
にともない、エリア編成を変更する場合には、エリアス
イッチあるいは各電動ブラインドに設定されているエリ
ア番号を変更する必要がある。
【0012】エリアスイッチにはディップスイッチ等で
エリア番号が設定されているので、そのエリア番号を変
更するためには、作業者がエリアスイッチの設置場所に
赴いてディップスイッチの設定を変更する必要があるた
め、その作業が煩雑である。
【0013】各電動ブラインドのブラインドコントロー
ラでは、エリア番号がディップスイッチで設定されてい
る場合には、エリアスイッチの場合と同様に、作業者が
各電動ブラインドの設置場所に赴いて、ディップスイッ
チの設定を変更する必要があり、その作業が煩雑であ
る。
【0014】また、各電動ブラインドのエリア番号を中
央制御装置から書き込み可能としたブラインドコントロ
ーラでは、エリア編成の変更にともない、ブラインドコ
ントローラに設定されているエリア番号の更新作業が必
要となり、更新の必要な電動ブラインドの台数が増える
と、その更新作業が煩雑となる。
【0015】一方、中央制御装置では各電動ブラインド
の動作状態を把握することはできるが、各電動ブライン
ドがエリアスイッチで操作された場合には、エリアスイ
ッチから操作信号が発信されたか否かを把握することは
できない。
【0016】従って、中央制御装置からいずれかの電動
ブラインドに操作信号を発信した直後に、エリアスイッ
チから当該電動ブラインドに操作信号を発信した場合に
は、その電動ブラインドがエリアスイッチの操作信号に
基づいて動作するため、中央制御装置を操作する作業者
は、システムの故障ではないかと誤認するおそれがあっ
た。
【0017】この発明の目的は、エリアスイッチによる
各電動ブラインドの操作を中央制御装置で把握可能とし
た電動ブラインドの制御装置を提供することにある。ま
た、エリアスイッチによる各電動ブラインドの操作を中
央制御装置で把握可能とし、かつエリア編成の変更を容
易に行い得る電動ブラインドの制御装置を提供すること
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1では、多数の電
動ブラインドを中央制御装置で一括制御可能とするとと
もに、エリアスイッチの操作に基づいてあらかじめ設定
された特定のエリア内の電動ブラインドを一括制御可能
とした電動ブラインドの制御装置において、前記中央制
御装置は、前記エリアスイッチから各電動ブラインドに
出力される操作信号を受信して、前記エリアスイッチに
よる各電動ブラインドの操作内容を記憶可能とした。
【0019】請求項2では、前記中央制御装置は、前記
各電動ブラインドの動作を制御するフロアコントローラ
と、該フロアコントローラの動作を制御するメインコン
トローラとから構成し、前記エリアスイッチの操作信号
を前記フロアコントローラを介して前記メインコントロ
ーラで把握可能とした。
【0020】請求項3では、前記エリアスイッチには、
該エリアスイッチを識別可能とする識別番号を設定可能
とし、前記メインコントローラは、前記識別番号とエリ
ア番号とを対応づけるエリア設定信号を前記エリアスイ
ッチに出力可能とした。
【0021】請求項4では、前記各電動ブラインドに
は、各エリア毎に同一の分類番号を設定可能とし、前記
メインコントローラは、前記分類番号とエリア番号とを
対応づけるエリア設定信号を前記各電動ブラインドに出
力可能とした。
【0022】請求項5では、前記フロアコントローラ
は、前記エリアスイッチから出力された操作信号に日付
及び時刻を付与して、前記メインコントローラに出力す
る。請求項6では、前記メインコントローラは、前記エ
リアスイッチの接続状態を検出可能とした。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施の形態を図面に従って説明する。図1に示すように、
パソコンで構成されるメインコントローラ1には、信号
線2を介して複数のフロアコントローラ3が接続され、
各フロアコントローラ3には信号線2を介して例えば1
27台ずつの電動ブラインドのブラインドコントローラ
4が接続される。
【0024】そして、前記メインコントローラ1はその
入力装置から入力された制御データ、あるいはメインコ
ントローラ1にあらかじめ設定されたプログラムに基づ
いて、フロアコントローラ3を介して各ブラインドコン
トローラ4を制御する。
【0025】前記ブラインドコントローラ4は、各電動
ブラインドのヘッドボックスに内蔵され、当該ブライン
ドのスラットの昇降動作及びスラット角度調節動作を制
御する。従って、各電動ブラインドのスラット昇降動作
及びスラット角度調節動作は、メインコントローラ1に
入力された制御データ、あるいはメインコントローラ1
にあらかじめ設定されたプログラムに基づいて制御され
る。
【0026】前記各電動ブラインドは、あらかじめ設定
された複数のエリアのいずれかに配属され、各エリア内
のいずれか一台の電動ブラインドのブラインドコントロ
ーラ4にはエリアスイッチ5が接続されている。そし
て、エリアスイッチ5の操作により当該エリアに属する
複数の電動ブラインドを一括制御可能となっている。
【0027】前記エリアスイッチ5が接続されたブライ
ンドコントローラ4の電気的構成を図2に示す。電源部
8は、この電動ブラインドの各回路及びモータに電源を
供給する。
【0028】第一の入出力部9は、前記エリアスイッチ
5に接続され、そのエリアスイッチ5から出力される操
作信号が第一の入出力部9を介してCPU10に入力さ
れるとともに、CPU10から出力される制御信号が第
一の入出力部9を介してエリアスイッチ5に入力され
る。
【0029】前記CPU10に接続されたLED表示部
11は、ヘッドボックス下面に露出される発光ダイオー
ドを駆動するものであり、CPU10から出力される制
御信号に基づいて、各発光ダイオードを点灯させる。
【0030】前記CPU10に接続されたEEPROM
12には、当該電動ブラインドが属するエリアを設定す
るための分類番号等が格納される。前記CPU10に接
続された設定スイッチ部13は、電動ブラインドのヘッ
ドボックス下面に露出されるディップスイッチで構成さ
れ、スラットの上限停止位置及び下限停止位置等の設定
データや、当該ブラインドのブラインド番号が設定さ
れ、その設定信号がCPU10に入力される。また、こ
の設定スイッチ部13に前記分類番号を設定してもよ
い。
【0031】前記CPU10に接続された第一のモータ
駆動部14は、CPU10から出力されるモータ制御信
号に基づいて、ヘッドボックス内に配設されるスラット
昇降用モータ15に電源電圧を供給して駆動する。
【0032】前記CPU10に接続された第二のモータ
駆動部16は、CPU10から出力されるモータ制御信
号に基づいて、ヘッドボックス内に配設されるスラット
角度調節用モータ17を駆動する。
【0033】前記CPU10に接続されたエンコーダ1
8は、ヘッドボックス内において前記スラット昇降用モ
ータ15で回転駆動されるスラット昇降軸の回転をパル
ス信号に変換してCPU10に出力するものであり、C
PU10ではそのパルス数をカウントしてスラット昇降
軸の回転角度及び回転速度を検出する。
【0034】前記CPU10に接続された上限リミット
スイッチ19は、スラットが上限まで引上げられたと
き、検出信号をCPU10に出力する。前記CPU10
に接続された下限リミットスイッチ20は、スラット昇
降テープの弛みを検出して、その検出信号をCPU10
に出力する。
【0035】前記CPU10に接続された第二の入出力
部21は、前記信号線2を介してフロアコントローラ3
に接続される。そして、フロアコントローラ3から出力
される操作信号が入出力部21を介してCPU10に入
力されるとともに、CPU10で電動ブラインドの動作
状態を判定した判定信号が、入出力部21を介してフロ
アコントローラ3に出力される。
【0036】このようなブラインドコントローラ4のC
PU10は、あらかじめ設定されたプログラムと、第一
及び第二の入出力部9,21から入力された操作信号
と、EEPROM12及び設定スイッチ部13に設定さ
れた設定データとに基づいて動作して、スラットの昇降
動作及び角度調節動作を行う。
【0037】また、CPU10はエリアスイッチ5から
操作信号が入力されると、その操作信号を他のブライン
ドコントローラ4及びフロアコントローラ4に出力する
機能を備える。
【0038】前記フロアコントローラ3の電気的構成を
図3に示す。CPU22には第一の入出力部23が接続
され、その第一の入出力部23は前記信号線2を介して
前記ブラインドコントローラ4に接続される。
【0039】前記CPU22には第二の入出力部24が
接続され、その第二の入出力部24は前記信号線2を介
して前記メインコントローラ1及び他のフロアコントロ
ーラ3に接続される。また、前記CPU22にはEEP
ROM25が接続され、電源部26はフロアコントロー
ラ3内の各回路に電源を供給する。
【0040】CPU22はあらかじめ設定されたプログ
ラムに基づいて動作し、メインコントローラ1から各電
動ブラインドの設定データが入力されると、その設定デ
ータをEEPROM25に格納するとともに、その設定
データを各ブラインドコントローラ4に出力する。
【0041】前記エリアスイッチ5の電気的構成を図4
に従って説明する。CPU27には入出力部28が接続
され、その入出力部28は前記ブラインドコントローラ
4に接続される。
【0042】前記CPU27には操作部29が接続さ
れ、その操作部29の操作に基づいてCPU27は当該
エリアの各電動ブラインドのスラットを昇降あるいは角
度調節するための操作信号を生成して、入出力部28に
出力する。
【0043】前記CPU27に接続された設定スイッチ
部30は、ディップスイッチで構成され、その設定スイ
ッチ部30には、他のエリアスイッチ5と重複しない固
有の識別番号が設定され、CPU27はその識別番号を
読み出し可能となっている。
【0044】前記CPU27にはEEPROM31が接
続され、当該エリアスイッチ5のエリア番号を格納可能
となっている。前記CPU27にはROM32が接続さ
れ、そのROM32には操作部29の操作に基づいて操
作信号を生成するために必要とする各種データが格納さ
れている。
【0045】次に、上記のように構成された電動ブライ
ンドの制御装置におけるエリア編成のための初期設定動
作を説明する。まず、共通のエリアに配属するブライン
ドコントローラ4の設定スイッチ部13には共通の分類
番号を設定し、エリアスイッチ5の設定スイッチ部30
には、各エリアスイッチ5を特定可能とする識別番号を
設定する。
【0046】この状態で、メインコントローラ1が初期
設定動作を開始すると、図5に示すように、メインコン
トローラ1のCPUはエリア設定情報の入力に基づいて
(ステップ1)、入力されたエリア設定情報を格納し
(ステップ2)、そのエリア設定情報をエリア設定命令
として各フロアコントローラ3に出力する(ステップ
3)。
【0047】そして、メインコントローラ1はフロアコ
ントローラ3からの設定確認情報を待つ状態となる(ス
テップ4)。メインコントローラ1に入力されるエリア
設定情報は、対象となるフロアコントローラの番号と、
各ブラインドコントローラ4に設定された分類番号とエ
リア番号とを対応させる情報と、各エリアスイッチ5に
設定された識別番号とエリア番号とを対応させる情報等
を含む。
【0048】メインコントローラ1からエリア設定情報
がフロアコントローラ3に出力されると、図6に示すよ
うに、フロアコントローラ3のCPU22はメインコン
トローラ1からの命令を受信したか否か、すなわち入力
された命令の中に自身のフロアコントローラ番号が含ま
れているか否かを判別する(ステップ11)。
【0049】そして、入力された命令が自身を対象とす
るものであると、その命令がエリア設定命令であるか否
かを判別し(ステップ12)、その命令がエリア設定命
令ではない場合には、CPU22は入力された命令に基
づく動作を行い(ステップ13)、ステップ11に復帰
する。
【0050】ステップ12において、エリア設定命令が
入力されると、CPU22は入力されたエリア設定情報
をEEPROM25に格納し(ステップ14)、そのエ
リア設定情報をブラインドコントローラ4を介してエリ
アスイッチ5にエリア設定命令として出力する(ステッ
プ15)。このエリア設定命令は、エリアスイッチ5の
識別番号とエリア番号とを対応させる情報を含む。
【0051】そして、CPU22はエリアスイッチ5か
らの設定確認情報を待つ状態となる(ステップ16)。
図7に示すように、フロアコントローラ3からブライン
ドコントローラ4を介してエリアスイッチ5に命令が入
力されると(ステップ21)、エリアスイッチ5のCP
U27はエリア設定命令であるか否かを判別する(ステ
ップ22)。そして、その命令がエリア設定命令ではな
い場合には、CPU27は入力された命令に基づく動作
を行い(ステップ23)、ステップ21に復帰する。
【0052】なお、ブラインドコントローラ4では分類
番号に対応するエリア番号がEEPROM12に格納さ
れる。ステップ22において、エリア設定命令が入力さ
れると、CPU27は入力されたエリア設定命令に基づ
いてエリア設定データを書き換え(ステップ24)、書
き換えた設定データを設定確認情報としてブラインドコ
ントローラ4を介してフロアコントローラ3に出力する
(ステップ25)。
【0053】図6に示すステップ16において、フロア
コントローラ3のCPU22に設定確認情報が入力され
ると、CPU22はその設定確認情報とEEPROM2
5に格納されているエリア設定命令とが一致するか否か
を判別する(ステップ17)。
【0054】そして、一致しない場合にはステップ15
に復帰して、エリア設定命令の出力をやり直す。ステッ
プ17において、設定確認情報とエリア設定命令とが一
致すると、CPU22はその設定確認情報をメインコン
トローラ1へ出力し(ステップ18)、ステップ11へ
復帰する。
【0055】図5に示すステップ4において、メインコ
ントローラ1にフロアコントローラ3から設定確認情報
が入力されると、メインコントローラ1はその設定確認
情報とステップ3で出力したエリア設定命令とが一致す
るか否かを判別する(ステップ5)。
【0056】そして、一致しない場合にはステップ3に
復帰して、フロアコントローラ3へのエリア設定命令の
出力をやり直す。ステップ5において、設定確認情報と
エリア設定命令とが一致すると、メインコントローラ1
はエリア編成のための初期設定動作を終了する。
【0057】次に、エリアスイッチ5の操作に基づく一
括制御動作時の動作を説明する。図8に示すように、エ
リアスイッチ5が操作されて、操作信号が入力される
と、エリアスイッチ5のCPU27はその操作信号をブ
ラインドコントローラ4に出力し(ステップ32)、ス
テップ31へ復帰して次の操作信号の入力を待つ状態と
なる。
【0058】エリアスイッチ5からブラインドコントロ
ーラ4に出力される操作信号は、各ブラインドの動作内
容を設定する設定信号と、エリア番号と、当該エリアス
イッチ5の識別番号とを含む。
【0059】図9に示すように、ブラインドコントロー
ラ4では操作信号が入力されると(ステップ33)、C
PU10はその操作信号をフロアコントローラ3に出力
し(ステップ34)、次いで入力された操作信号に含ま
れるエリア番号とEEPROM12に格納されているエ
リア番号とが一致するか否かを識別する(ステップ3
5)。
【0060】ステップ35において、エリア番号が一致
しない場合には、CPU10はステップ33に復帰し、
一致する場合にはステップ36に移行する。ステップ3
6では、CPU10は入力された操作信号に含まれる設
定信号と現状のブラインド開度及びスラット角度とを比
較し、同一の場合はスラットを駆動する必要がないの
で、ステップ33に復帰する。
【0061】また、ステップ36において入力された操
作信号に含まれる設定信号と現状のブラインド開度及び
スラット角度とが一致しない場合には、CPU10は操
作信号に基づいてスラットを駆動し(ステップ37)、
ステップ33に復帰する。
【0062】図10に示すように、フロアコントローラ
3ではブラインドコントローラ4から操作信号が入力さ
れると(ステップ38)、CPU22は入力された操作
信号に日付及び時刻を付与した操作信号情報をEEPR
OM25に格納する(ステップ39)。
【0063】次いで、CPU22は入力された操作信号
に日付、時刻及び当該フロアコントローラ3の番号を付
与した操作信号情報をメインコントローラ1に出力し
(ステップ40)、ステップ38に復帰する。
【0064】図11に示すように、メインコントローラ
1ではフロアコントローラ3から操作信号情報が入力さ
れると、操作信号情報をメモリに格納する動作を繰り返
す(ステップ41,42)。
【0065】従って、メインコントローラ1では、エリ
アスイッチ5による各エリア内のブラインドの操作内容
及び操作時刻を認識可能となる。また、メインコントロ
ーラ1はフロアコントローラ3及びブラインドコントロ
ーラ4を介して、エリアスイッチ5の動作状態を定期的
に確認する機能を備える。
【0066】その確認動作時におけるメインコントロー
ラ1の動作を図12に従って説明する。確認動作の開始
に基づいて、メインコントローラ1はまずフロアコント
ローラ3に任意のエリアスイッチ5の接続状態を確認す
るための確認要求信号を例えば2分に1回出力する(ス
テップ51)。その確認要求信号はフロアコントローラ
3及びブラインドコントローラ4を介してエリアスイッ
チ5に入力される。
【0067】次いで、メインコントローラ1は確認要求
信号に基づいてフロアコントローラ3から確認応答信号
を受信したか否かを判別し(ステップ52)、確認応答
信号を受信すると、その信号に基づいてエリアスイッチ
の接続状態が格納されているデータベースを更新する
(ステップ53)。確認応答信号は、対象となるエリア
スイッチ5の接続状態が正常であるか否かを示す信号が
含まれる。
【0068】次いで、メインコントローラ1にエリアス
イッチ5の接続状態の表示を要求する信号が入力される
と(ステップ54)、メインコントローラ1はデータベ
ースを検索して所望の識別番号あるいはエリア番号のエ
リアスイッチ5の状態を表示装置に表示し(ステップ5
5,56)、ステップ51に復帰する。
【0069】また、ステップ54において表示要求信号
を受信していないときには、ステップ51に復帰する。
メインコントローラ1では、確認応答信号に基づいてエ
リアスイッチ5が正常に機能しているか否か、あるいは
エリアスイッチ5の接続が正常であるか否かが判別可能
である。
【0070】上記のような確認動作にともなうエリアス
イッチ54のCPU27の動作を図13に示す。CPU
27は、設定されている自身の識別番号あるいはエリア
番号をスイッチ番号として読み取り(ステップ57)、
その番号をEEPROM31に格納する(ステップ5
8)。
【0071】次いで、メインコントローラ1からの確認
要求信号を受信すると(ステップ59)、CPU27は
スイッチ番号を読み出して(ステップ60)、確認応答
信号としてフロアコントローラ3に出力し(ステップ6
1)、ステップ57に復帰する。
【0072】また、ステップ59で確認要求信号を受信
しないと、ステップ57〜59を繰り返す。上記のよう
に構成された電動ブラインドの制御装置では、次に示す
作用効果を得ることができる。
【0073】(1)メインコントローラ1に設定された
プログラムに基づいて多数の電動ブラインドのスラット
昇降動作及びスラット開閉動作を自動制御することがで
きる。
【0074】(2)メインコントローラ1から各ブライ
ンドコントローラ4に出力されるエリア設定情報に基づ
いて、エリア番号と各ブラインドコントローラ4に設定
された分類番号とが対応づけられ、メインコントローラ
1から各エリアスイッチ5に出力されるエリア設定情報
に基づいて、各エリアスイッチ5の識別番号とエリア番
号とが対応づけられる。従って、共通のエリアスイッチ
5で一括制御されるブラインド群の設定及びそのブライ
ンド群を制御するエリアスイッチ5の設定及び変更を容
易に行うことができる。
【0075】(3)エリアスイッチ5で当該エリアの各
電動ブラインドを操作した内容をメインコントローラ1
で把握することができる。 (4)メインコントローラ1から操作信号を出力した直
後に、エリアスイッチ5の操作に基づいて電動ブライン
ドが動作して、メインコントローラ1の操作信号が無効
となっても、メインコントローラ1ではエリアスイッチ
5の操作内容を把握しているので、その動作が正常であ
ることを容易に認識することができる。
【0076】(5)メインコントローラ1は、エリアス
イッチ5に対し確認要求信号を定期的に出力して、エリ
アスイッチ5からの確認応答信号を受信しているので、
エリアスイッチ5の接続状態が正常であるか否かを定期
的に検出することができる。
【0077】上記実施の形態は、次に示すように変更す
ることもできる。 ・メインコントローラ1とフロアコントローラ3との間
の信号の授受、あるいはフロアコントローラ3とブライ
ンドコントローラ4との間の信号の授受は信号線2を介
さず、ワイヤレスで送受信するようにしてもよい。 ・電動ブラインドは、横型ブラインドの他に、たくし上
げカーテン、プリーツカーテンあるいはロールブライン
ドとしてもよい。 ・エリアスイッチ5は、特定のエリア内の電動ブライン
ドを一括制御する機能に加えて、当該エリア内の電動ブ
ラインドを個別に制御可能とし、メインコントローラ1
ではそのエリアスイッチ5による個別の操作内容を把握
できるようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はエリア
編成の変更を容易に行い得るとともに、エリアスイッチ
による各電動ブラインドの操作を把握可能とした電動ブ
ラインドの制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電動ブラインドの制御装置を示す概略図であ
る。
【図2】 ブラインドコントローラの電気的構成を示す
ブロック図である。
【図3】 フロアコントローラの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 エリアスイッチの電気的構成を示すブロック
図である。
【図5】 メインコントローラの動作を示すフローチャ
ート図である。
【図6】 フロアコントローラの動作を示すフローチャ
ート図である。
【図7】 エリアスイッチの動作を示すフローチャート
図である。
【図8】 エリアスイッチの動作を示すフローチャート
図である。
【図9】 ブラインドコントローラの動作を示すフロー
チャート図である。
【図10】 フロアコントローラの動作を示すフローチ
ャート図である。
【図11】 メインコントローラの動作を示すフローチ
ャート図である。
【図12】 メインコントローラの動作を示すフローチ
ャート図である。
【図13】 エリアスイッチの動作を示すフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 中央制御装置(メインコントローラ) 3 中央制御装置(フロアコントローラ) 4 電動ブラインド(ブラインドコントロ
ーラ) 5 エリアスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−152973(JP,A) 特開 平10−184240(JP,A) 特開 平6−272462(JP,A) 特開 平6−200283(JP,A) 特開 平4−333794(JP,A) 特開 平9−195643(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/264 E06B 9/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の電動ブラインドを中央制御装置で
    一括制御可能とするとともに、エリアスイッチの操作に
    基づいてあらかじめ設定された特定のエリア内の電動ブ
    ラインドを制御可能とした電動ブラインドの制御装置に
    おいて、 前記中央制御装置は、前記エリアスイッチから各電動ブ
    ラインドに出力される操作信号を受信して、前記エリア
    スイッチによる各電動ブラインドの操作内容を記憶可能
    としたことを特徴とする電動ブラインドの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記中央制御装置は、前記各電動ブライ
    ンドの動作を制御するフロアコントローラと、該フロア
    コントローラの動作を制御するメインコントローラとか
    ら構成し、前記エリアスイッチの操作信号を前記フロア
    コントローラを介して前記メインコントローラで把握可
    能としたことを特徴とする請求項1記載の電動ブライン
    ドの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記エリアスイッチには、該エリアスイ
    ッチを識別可能とする識別番号を設定可能とし、前記メ
    インコントローラは、前記識別番号とエリア番号とを対
    応づけるエリア設定信号を前記エリアスイッチに出力可
    能としたことを特徴とする請求項2記載の電動ブライン
    ドの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記各電動ブラインドには、各エリア毎
    に同一の分類番号を設定可能とし、前記メインコントロ
    ーラは、前記分類番号とエリア番号とを対応づけるエリ
    ア設定信号を前記各電動ブラインドに出力可能としたこ
    とを特徴とする請求項2乃至3のいずれかに記載の電動
    ブラインドの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記フロアコントローラは、前記エリア
    スイッチから出力された操作信号に日付及び時刻を付与
    して、前記メインコントローラに出力することを特徴と
    する請求項2乃至4のいずれかに記載の電動ブラインド
    の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記メインコントローラは、前記エリア
    スイッチの接続状態を検出可能としたことを特徴とする
    請求項2乃至5のいずれかに記載の電動ブラインドの制
    御装置。
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