JP3432647B2 - 給紙カセット - Google Patents

給紙カセット

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JP3432647B2
JP3432647B2 JP22601195A JP22601195A JP3432647B2 JP 3432647 B2 JP3432647 B2 JP 3432647B2 JP 22601195 A JP22601195 A JP 22601195A JP 22601195 A JP22601195 A JP 22601195A JP 3432647 B2 JP3432647 B2 JP 3432647B2
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忠雄 塩澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙すべき用紙を
用紙積載面上に積載保持すると共に、給紙時における用
紙の幅方向の移動を少なくとも1つのガイド部材で規制
して所定位置に位置決めガイドする給紙カセットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタ装置、複写機、ファクシミリ装
置等の記録装置は、文字または画像を記録するための用
紙を一定量保持しておくための給紙カセットを備えてい
ることが多い。
【0003】その給紙カセットに積載保持される用紙
は、1枚ずつ正しい向きで給紙するために、装置本体側
の給紙機構に対して所定位置に保たれていなくてはなら
ない。
【0004】そのため従来は、図5に示されるように、
給紙カセット1の用紙積載面2の使用され得る用紙のサ
イズ(A4、B4、A3等)に対応する位置にそれぞれ
ネジ穴2aを穿設しておき、実際に使用される用紙のサ
イズに対応するネジ穴2aに、ガイド部材3の取付け面
をネジ4で締め付け固定し、そのガイド部材3により用
紙をガイドしてその移動を規制して所定位置に位置決め
している。
【0005】なお、図5には1つのガイド部材のみを示
しているが、ガイド部材により用紙をガイドする給紙カ
セットとしては、用紙の左右のいずれか1辺を給紙カセ
ットの枠の1辺に接触させ、その枠に接する1辺に対向
する用紙の1辺を1つのガイド部材によりガイドするも
の、用紙の互いに対向する左右の辺のそれぞれを1つず
つのガイド部材によりガイドするもの、用紙の互いに対
向する左右の辺のそれぞれを1つずつのガイド部材によ
りガイドすると共に用紙の給紙方向先端を給紙カセット
の枠に接触させて用紙後端を更に規制部材により規制す
るもの等がある。
【0006】一方、A4、B4、A3等の規格に合わせ
て製造された用紙のサイズには、メーカ毎、あるいは、
製造ロット毎に多少のばらつきが生じる。そのため、規
格上は同一サイズ(例えばA4)の用紙であっても、実
際には、規格サイズよりも僅かに大きめ用紙や、逆に、
小さめの用紙が存在する。
【0007】そのため、使用される用紙のサイズに合わ
せて用紙積載面2に穿設されるネジ穴2aは、ガイド部
材3が規格サイズの用紙の端部にぴったり隙間なく接す
る位置に穿設されるのではなく、規格サイズよりも大き
めの用紙の存在を考慮して、規格サイズよりも若干大き
めのサイズの用紙であれば収納可能となるように、若干
外側に穿設されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の給紙カセットにおいては、使用される用紙サイズの規
格サイズからのばらつきを考慮してガイド部材が若干外
側に固定されることになるため、規格サイズよりも小さ
めの用紙が使用された場合、用紙とガイド部材との間に
隙間が発生する。
【0009】そのため、ガイド部材により移動が規制さ
れるはずの用紙は、その隙間の分だけ移動可能となり、
給紙される際に用紙が斜めに搬送されてしまう、いわゆ
るスキューの原因となる問題点があった。
【0010】また、ガイド部材は、使用され得る用紙の
サイズ毎に用紙積載面に穿設されたネジ穴にネジを螺合
することにより固定されているため、使用する用紙サイ
ズに変更があった場合、ユーザはそれまでガイド部材が
取り付けられていたネジ穴から変更された用紙サイズに
対応するネジ穴にネジを移動させなくてはならい。
【0011】その移動作業は大変煩わしいばかりでな
く、ユーザはそのためにドライバーを用意しておかなく
てはない。また、ネジの取付け作業に不慣れなユーザに
よりネジがネジ穴に斜めに締め付けられると、ネジ穴の
ネジ山が削れてガイド部材を装着できなくなり、給紙カ
セットを新品に交換せざるを得なくなるという問題点も
あった。
【0012】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、使用される用紙サイズに合わせてガイド部材の固
定位置を容易に変更することができると共に、用紙サイ
ズの規格サイズからのばらつきによらずガイド部材と用
紙との隙間をなくすことができる給紙カセットを提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の給紙カセットは、給紙すべき用紙を
用紙積載面上に積載保持すると共に、給紙時における用
紙の幅方向の移動を少なくとも1つのガイド部材で規制
して所定位置に位置決めガイドする給紙カセットにおい
て、前記ガイド部材の取付け面に形成された取付け穴
と、前記用紙積載面の給紙方向とほぼ直角方向に細長く
穿設された溝穴と、前記取付け穴及び溝穴に挿通される
柱部の両端にそれぞれ上側係止部と下側係止部とが形成
された固定部材と、前記固定部材の柱部の前記上側係止
部と前記ガイド部材の取付け面との間に巻装されたつる
まきバネとを備え、前記固定部材の下側係止部は、その
幅が前記溝穴の幅より小さく、かつ、その長さが前記溝
穴の幅よりも長く形成されていると共に、前記上側係止
部には、形成方向を前記下側係止部の長さ方向と一致さ
せた取手部が形成されていることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の給紙カセットは、請求項1
記載の給紙カセットにおいて、取付け面に取付け穴が形
成され、前記用紙積載面上に積載保持された用紙の後端
部を所定位置に規制する規制部材と、前記給紙カセット
の用紙積載面の給紙方向とほぼ平行方向に細長く穿設さ
れた溝穴と、前記取付け穴及び溝穴に挿通される柱部の
両端にそれぞれ上側係止部と下側係止部とが形成された
固定部材と、前記固定部材の柱部の前記上側係止部と前
記規制部材の取付け面との間に巻装されたつるまきバネ
とを備え、前記固定部材の下側係止部は、その幅が前記
溝穴の幅より小さく、かつ、その長さが前記溝穴の幅よ
りも長く形成されていると共に、前記上側係止部には、
形成方向を前記下側係止部の長さ方向と一致させた取手
部が形成されていることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の給紙カセットは、請求項1
または2記載の給紙カセットにおいて、前記固定部材の
下側係止部の上面に、滑り止めとなる連続的な溝を形成
する一方、前記用紙積載面の下面前記下側係止部に形
成された連続的な溝と噛み合う連続的な溝を形成すると
共に、その前記用紙積載面の下面に形成された連続的な
溝は、前記溝穴の全長のうちの、使用されうる用紙の規
格サイズに対応する位置を中心として、用紙サイズの規
格サイズからのばらつきを考慮した範囲にのみ形成され
ことを特徴とする。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態に係る給紙カ
セットの概略を示す斜視図である。
【0019】同図において、給紙カセット1の用紙積載
面2には、重ねられた多数の用紙Pが積載保持されてい
る。その用紙Pは、図示しない装置本体の給紙機構によ
り、矢印Aにより示される給紙方向に1枚ずつに分離さ
れて給紙される。
【0020】その用紙Pの幅方向の両辺は、それぞれ左
側ガイド部材3l及び右側ガイド部材3rに隙間なく密
着し、その幅方向の移動が規制されている。また、用紙
Pの給紙方向Aの前方の辺は、給紙カセット1の前方の
枠1aに隙間なく密着する一方、用紙Pの給紙方向Aの
後方の辺は、規制部材3bに隙間なく密着している。
【0021】左側ガイド部材3l、右側ガイド部材3
r、及び、規制部材3bをそれぞれ用紙Pの各辺に密着
させるために、用紙積載面2には、左側ガイド部材3l
に対応して、給紙方向Aとほぼ直角方向に細長く溝穴2
blが穿設され、右側ガイド部材3rに対応して、給紙
方向Aとほぼ直角方向に細長く溝穴2brが穿設され、
規制部材3bに対応して、給紙方向Aとほぼ平行方向に
細長く溝穴2bbが穿設されている。
【0022】左側ガイド部材3l、右側ガイド部材3
r、及び、規制部材3bは、それぞれ、固定部材5l、
5r及び5bにより、それぞれ、溝穴2bl、2br及
び2bbにスライド可能に取り付けられている。
【0023】固定部材5l、5r及び5bの構造およ
び、それらによる左側ガイド部材3l、右側ガイド部材
3r、及び、規制部材3bの、溝穴2bl、2br及び
2bbへの取付け方について、図2及び図3を参照して
以下説明する。なお、図2及び図3においては、固定部
材5rについてのみ説明するが、固定部材5l及び固定
部材5bについても同様である。
【0024】図2の組立図において、固定部材5rは最
終的には柱部5rpの両端にそれぞれ上側係止部5ru
および下側係止部5rlとが一体に形成されることにな
るが、現段階では、柱部5rpと上側係止部5ruとが
一体に形成された取手部材5rtと、下側係止部材5r
lとに別れている。なお、上側係止部5ruには、固定
部材5rを手でつまんで回転させたり、持ち上げたりす
るための取手部5rutが形成されている。
【0025】まず、取手部材5rtの柱部5rpにコイ
ルバネ6rを巻装する。そのコイルバネ6rの上端は、
上側係止部5ruに係止される。続いて、柱部5rp
を、右側ガイド部材3rの取付け面に形成された取付け
穴3rhに挿通し、その状態で、下側係止部材5rlを
柱部5rpの下端に固定する。
【0026】その固定方法としては、接着剤による接
着、ネジ止め、取手部材5rtおよび下側係止部材5r
lをプラスチック材料等により形成して熱溶着するな
ど、既知の手法を用いることができる。
【0027】このように右側ガイド部材3rが一体的に
取付けられた固定部材5rを、溝穴2brに挿通して用
紙積載面2にスライド可能に取り付けるために、下側係
止部材5rlを、その幅cが溝穴2brの幅aよりも小
さく、かつ、下側係止部材5rlの長さdが溝穴2br
の幅aよりも大きくなるように形成している。
【0028】下側係止部材5rlの幅及び長さ寸法をそ
のように設定することにより、溝穴2brの長さ方向遠
方から固定部材5rの取付け位置付近を見た図である図
3(a)に示されるように、下側係止部5rlの長さ方
向と、溝穴2brの長さ方向をほぼ一致させることによ
り、溝穴2brに柱部5rpを挿通することが可能とな
る。
【0029】図3(b)に示されるように、更に深く柱
部5rpを溝穴2brに押し込むと、つるまきバネ6r
は、一端が上側係止部5ruに係止されつつ縮み、下方
向への復元力を生じる。その復元力により、右側ガイド
部材5rは、用紙積載面2に、押圧されている。
【0030】そして、図3(c)に示されるように、固
定部材5rを回転させ、溝穴2brの長さ方向と、下側
係止部5rlの長さ方向とをずらす。その回転角度は約
90度であることが望ましく、その場合、下側係止部5
rlの長さ方向と、溝穴2brの長さ方向とがほぼ直交
し、溝穴2brの幅aよりも長い、長さがdの下側係止
部5rlが用紙積載面2の下面をしっかりと係止する。
【0031】なお、上側係止部5ruに形成された取手
部5rutの形成方向と、下側係止部材5rlの長さ方
向とを一致させているのは、溝穴2brの長さ方向に対
する下側係止部材5rlの長さ方向の向きをユーザに直
感的に伝えるためであり、こうすることで、ユーザは、
右側ガイド部材5rの用紙積載面2からの脱着をスムー
ズに行うことができる。
【0032】さて、固定部材5rを回転させ、溝穴2b
rの長さ方向と、下側係止部5rlの長さ方向とをずら
した状態で、固定部材5rに与えていた押し下げ力を解
除すると、すなわち、取手部5rutからユーザが手を
はなすと、図3(d)に示されるように、下端を右側ガ
イド部材3rに係止されたつるまきバネの復元力によ
り、上側係止部5ruが押し上げられる。つまり、固定
部材5r全体が、上側に押し上げられる。
【0033】押し上げられた固定部材5rは、下側係止
部5rlが用紙積載面2の下面に係止される位置まで上
昇する。その位置において、つるまきバネ6rは、縮ん
だ状態にあり、右側ガイド部材3rの取付け面と、用紙
積載面2とは、つるまきバネ6rの下端と、下側係止部
5rlとにより挾持されつつ、つるまきバネ6rの復元
力により互いに押さえ付けられている。
【0034】これにより、つるまきバネ6rの復元力
と、右側ガイド部材3rの取付け面の下面と用紙積載面
2の上面との静止摩擦係数に応じた固定力で、右側ガイ
ド部材3rが用紙積載面2に固定される。
【0035】右側ガイド部材3rを用紙積載面2から取
り外す場合は、図3(a)ないし(d)の手順を逆に行
えばよい。
【0036】以上のように、使用される用紙のサイズに
適合する位置に固定されいた右側ガイド部材3rを、使
用される用紙が別のサイズに変更されて、その変更され
たサイズに合わせて固定位置を変更する場合は、図3
(d)に示される状態のまま、溝穴2brの長さ方向に
固定部材5rをスライドさせるか、図3(c)に示され
るように、下側係止部5rlを用紙積載面2の下面から
離間させてスライドさせるか、あるいは、右側ガイド部
材3rを用紙積載面2から取りは外して、変更すべき位
置まで移動させる。その変更すべき位置に移動した後
は、その位置で図3(d)に示される状態で固定され
る。
【0037】このように、本実施の形態によれば、従来
のように、使用される用紙のサイズが変更される毎にガ
イド部材の取付け位置をネジの脱着等により変更する必
要がなく、単に、固定部材5rを溝穴2brに沿ってス
ライドさせればよいため、使用される用紙サイズに合わ
せて容易にガイド部材の取付け位置を変更することがで
きる。
【0038】また、ガイド部材の取付け位置が1点に固
定されるのではなく、溝穴2brの長さの範囲内で連続
的に固定位置を変更できるため、用紙サイズの規格サイ
ズからばらつきに合わせで微妙な位置調節が可能とな
る。したがって、用紙Pの幅方向及び給紙方向の移動は
確実に規制され、給紙時に用紙が左右に振れたりするこ
とがなくなりスキューが防止できると共に、用紙が2枚
以上一度に給紙されてしまういわゆる重送も防止するこ
とができる。
【0039】なお、以上説明した実施の形態では、下側
係止部5rlの幅cを溝穴2brの幅aよりも小さくし
て、右側ガイド部材3rを用紙積載面2から脱着可能に
構成したが、固定部材5rの柱部5rpにつりまきバネ
6rを巻装し、更に、右側ガイド部材3rの取付け穴3
rh、溝穴2brの順に挿通した上で、溝穴2brを通
り抜けられない面積の下側係止部を柱部5rpの下端に
固定することよっても、右側ガイド部材3rをスライド
可能に用紙積載面2に取り付けることができる。ただ
し、その場合、右側ガイド部材3rは、用紙積載面2か
ら取り外すことができなくなる。
【0040】図4は、本発明の別の実施の形態を示して
いる。
【0041】上記の実施の形態では、右側ガイド部材5
rを用紙積載面2に固定する力は、つるまきバネ6rの
復元力と右側ガイド部材5rと用紙積載面2との相互の
静止摩擦係数に応じた力であったが、本実施の形態で
は、右側ガイド部材5rをいっそうしっかりと用紙積載
面2に固定させるために、上記実施の形態の構成に加え
て、図4(a)に示されるように、下側係止部5rlの
上面に、長さ方向、すなわち、右側ガイド部材5rを用
紙積載面2に取り付けた状態で溝穴2brの長さ方向と
ほぼ直交する方向に延びる溝を、幅方向に連続的に形成
する。
【0042】一方、用紙積載面2の下面の少なくとも下
側係止部5rlと接する部分である、溝穴2brの周辺
には、図4(b)に示されるように、下側係止部5rl
の上面に形成された連続的な溝と噛み合う連続的な溝を
形成する。
【0043】これにより、つるまきバネ6rの復元力に
より下側係止部5rlの上面に形成された溝が、用紙積
載面2の下面に形成さりた溝にしっかり噛み合い、いっ
そう強い固定力で右側固定部材5rを用紙積載面2に固
定することができる。
【0044】右側固定部材5rを溝穴2brに沿って移
動させる場合は、図3(c)に示されるように、用紙積
載面2の下面と、下側係止部5rlの上面とを離間させ
て、下側係止部5rlの上面に形成された溝と用紙積載
面2の下面に形成された溝との係合を解く。
【0045】これにより、右側固定部材5rを溝穴2b
rに沿って移動させる際には、つるまきバネ6rの復元
力による比較的弱い摩擦力に抗して移動できることにな
る。したがって、右側固定部材5rを溝穴2brに沿っ
て任意の位置に容易に移動でき、いったん所定位置に固
定されると、下側係止部5rlの上面に形成された溝
が、用紙積載面2の下面に形成された溝にしっかり噛み
合いうこで強い固定力で固定され、用紙Pをいっそう確
実にガイドすることができる。
【0046】なお、用紙積載面2の下面に形成する溝
は、溝穴2brの全長にわたって形成するのではなく、
図4(b)に示されるように、使用されうる用紙の規格
サイズに対応する位置を中心として、用紙サイズの規格
サイズからのばらつきを考慮した範囲にのみ形成すれば
十分である。
【0047】そうすることにより、溝穴2brの全長に
わたって用紙積載面2の下面に溝を形成する場合と比較
して、給紙カセットを製造するための金型を切削する際
の手間が省け、金型の製造コストを低減することができ
る。
【0048】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、固定部材
の柱部が用紙積載面の溝穴に沿ってスライドすることに
より、使用される用紙サイズに合わせて、ガイド部材の
固定位置を容易に変更することができると共に、用紙サ
イズの規格サイズからのばらつきによらずガイド部材と
用紙との隙間をなくすことができる。また、所定位置に
移動したガイド部材は、その位置でつるまきバネの復元
力により用紙積載面にしっかりと押圧固定される。
た、前記固定部材の下側係止部は、その幅が前記溝穴の
幅より小さく、かつ、その長さが前記溝穴の幅よりも長
く形成されているため、下側係止部の長さ方向と、溝穴
の長さ方向とを合わせることにより、ガイド部材が挿通
された固定部材を、用紙積載面から脱着することが可能
となる一方、下側係止部の長さ方向と、溝穴の長さ方向
とをずらすことにより、固定部材を用紙積載面に固定す
ることができ、ガイド部材の移動が容易になる。更に、
上側係止部に形成された取手部の形成方向と、下側係止
部の長さ方向とを一致させているため、溝穴の長さ方向
に対する下側係止部の長さ方向の向きをユーザに直感的
に伝えることができ、ユーザは、ガイド部材の用紙積載
面からの脱着をスムーズに行うことができる。
【0049】請求項2に係る発明によれば、前記ガイド
部材に加えて、用紙後端を所定位置に規制する規制部材
をほぼ給紙方向にスライド可能に用紙積載面に取付ける
一方、つるまきバネの復元力により用紙積載面に押圧固
定したため、使用される用紙サイズに合わせて規制部材
の取付け位置を容易に変更することができると共に、用
紙サイズの規格サイズからのばらつきによらず規制部材
と用紙との隙間をなくすことができる。また、前記固定
部材の下側係止部は、その幅が前記溝穴の幅より小さ
く、かつ、その長さが前記溝穴の幅よりも長く形成され
ているため、下側係止部の長さ方向と、溝穴の長さ方向
とを合わせることにより、規制部材が挿通された固定部
材を、用紙積載面から脱着することが可能となる一方、
下側係止部の長さ方向と、溝穴の長さ方向とをずらすこ
とにより、固定部材を用紙積載面に固定することがで
き、規制部材の移動が容易になる。更に、上側係止部に
形成された取手部の形成方向と、下側係止部の長さ方向
とを一致させているため、溝穴の長さ方向に対する下側
係止部の長さ方向の向きをユーザに直感的に伝えること
ができ、ユーザは、規制部材の用紙積載面からの脱着を
スムーズに行うことができる。
【0050】請求項に係る発明によれば、前記固定部
材の下側係止部の上面に、滑り止めとなる連続的な溝を
形成する一方、前記用紙積載面の下面前記下側係止部
に形成された連続的な溝と噛み合う連続的な溝を形成し
たため、つるまきバネの復元力により、前記下側係止部
の溝と、前記用紙積載面の下面の溝とがしっかりと噛み
合い、用紙から受ける力が大きくてガイド部材または規
制部材が動いてしまうことがない。更に、前記用紙積載
面の下面に形成された連続的な溝は、前記溝穴の全長の
うちの、使用されうる用紙の規格サイズに対応する位置
を中心として、用紙サイズの規格サイズからのばらつき
を考慮した範囲にのみ形成されるため、前記溝穴の全長
にわたって前記用紙積載面の下面に溝を形成する場合と
比較して、給紙カセットを製造するための金型を切削す
る際の手間が省け、金型の製造コストを低減することが
できる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る給紙カセットの概略
斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る給紙カセットの部分
的な組立図である。
【図3】ガイド部材を用紙積載面に取り付ける手順を示
す図である。
【図4】本発明の別の実施の形態に係る固定部材の一部
と、用紙積載面の一部を示す斜視図である。
【図5】従来の給紙カセットを示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 用紙積載面 2bl、2br、2bb 溝穴 3 ガイド部材 3l 左側ガイド部材 3r 右側ガイド部材 3b 規制部材 4 ネジ 5l、5r、5b 固定部材 6r つるまきバネ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙すべき用紙を用紙積載面上に積載保
    持すると共に、給紙時における用紙の幅方向の移動を少
    なくとも1つのガイド部材で規制して所定位置に位置決
    めガイドする給紙カセットにおいて、 前記ガイド部材の取付け面に形成された取付け穴と、前
    記用紙積載面の給紙方向とほぼ直角方向に細長く穿設さ
    れた溝穴と、前記取付け穴及び溝穴に挿通される柱部の
    両端にそれぞれ上側係止部と下側係止部とが形成された
    固定部材と、前記固定部材の柱部の前記上側係止部と前
    記ガイド部材の取付け面との間に巻装されたつるまきバ
    ネとを備え、前記固定部材の下側係止部は、その幅が前
    記溝穴の幅より小さく、かつ、その長さが前記溝穴の幅
    よりも長く形成されていると共に、前記上側係止部に
    は、形成方向を前記下側係止部の長さ方向と一致させた
    取手部が形成されていることを特徴とする給紙カセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 取付け面に取付け穴が形成され、前記用
    紙積載面上に積載保持された用紙の後端部を所定位置に
    規制する規制部材と、前記給紙カセットの用紙積載面の
    給紙方向とほぼ平行方向に細長く穿設された溝穴と、前
    記取付け穴及び溝穴に挿通される柱部の両端にそれぞれ
    上側係止部と下側係止部とが形成された固定部材と、前
    記固定部材の柱部の前記上側係止部と前記規制部材の取
    付け面との間に巻装されたつるまきバネとを備え、前記
    固定部材の下側係止部は、その幅が前記溝穴の幅より小
    さく、かつ、その長さが前記溝穴の幅よりも長く形成さ
    れていると共に、前記上側係止部には、形成方向を前記
    下側係止部の長さ方向と一致させた取手部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の給紙カセット。
  3. 【請求項3】 前記固定部材の下側係止部の上面に、滑
    り止めとなる連続的な溝を形成する一方、前記用紙積載
    面の下面前記下側係止部に形成された連続的な溝と噛
    み合う連続的な溝を形成すると共に、その前記用紙積載
    面の下面に形成された連続的な溝は、前記溝穴の全長の
    うちの、使用されうる用紙の規格サイズに対応する位置
    を中心として、用紙サイズの規格サイズからのばらつき
    を考慮した範囲にのみ形成されることを特徴とする請求
    項1または2のいずれかの記載の給紙カセット。
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