JP3081548B2 - 給紙カセット - Google Patents

給紙カセット

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JP3081548B2
JP3081548B2 JP09029169A JP2916997A JP3081548B2 JP 3081548 B2 JP3081548 B2 JP 3081548B2 JP 09029169 A JP09029169 A JP 09029169A JP 2916997 A JP2916997 A JP 2916997A JP 3081548 B2 JP3081548 B2 JP 3081548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の用紙を重
積載置して記録装置に1枚ずつ用紙を供給する給紙カセ
ットに係り、特に、サイズの異なる用紙を1つの給紙カ
セットで供給することのできる給紙カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンピュータ、ワードプロセ
ッサ、ファクシミリ等の出力装置として用いられている
熱転写プリンタ、レーザービームプリンタ等の各種のプ
リンタや電子複写機等の記録装置においては、所望の記
録を行う場合に、複数枚の用紙が収納された給紙カセッ
トを記録装置に装着し、この給紙カセットに収納された
用紙を上方から1枚づつ分離して記録装置の印字位置に
向かって給紙(供給)するようになっている。そして、
記録装置においては、例えばA3サイズ、A4サイズ、
B4サイズ、B5サイズ、葉書サイズ等の各種のサイズ
の用紙が用いられており、給紙カセットも用紙のサイズ
に対応させた複数の給紙カセットが用いられている。
【0003】図12および図13は、従来の一般的な給
紙カセット1を示しており、図12は要部の構成を示す
平面図であり、図13は図1のI−I線に沿った一部切断
側面図である。
【0004】従来の給紙カセット1は、上面が開放され
内側に用紙を重積して載置する箱形のカセット本体2の
底部に、深さの異なる用紙載置面3が形成されている。
このうち、深い方の用紙載置面3aにはB5サイズの用
紙が載置されるようになっており、浅い方の用紙載置面
3bにはA4サイズの用紙が載置されるようになってい
る。また、前記B5サイズ用の用紙載置面3aには、B
5サイズの用紙の下面全体が接して載置されるようにな
っているが、前記A4サイズ用の用紙載置面3bは、B
5サイズを除く「略コの字状」に形成されているため、
A4サイズの用紙のうちB5サイズの用紙分に相当する
部分は接することなく載置される。なお、前記給紙カセ
ット1の図12における矢印Aにて示す紙送り方向の下
流側には、図示しない記録装置に装着するための装着部
6が形成されている。
【0005】そして、このような従来の給紙カセット1
を記録装置に装着して使用する場合には、まず、ユーザ
が用紙サイズを選択して、B5サイズの用紙に記録する
のであれば、B5サイズの用紙を前記用紙載置面3aに
重積載置し、A4サイズの用紙に記録するのであれば、
A4サイズの用紙を前記用紙載置面3bに重積載置す
る。そして、図示しない用紙分離機構などにより、最上
部の用紙を他の用紙から分離して1枚ずつ記録装置へ供
給する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の給紙カセット1においては、B5サイズの用紙
およびA4サイズの用紙に記録を行なう場合に、同一の
給紙カセット1を用いることができるが、葉書に記録を
行なう場合には別途給紙カセット1を用意しなければな
らなかった。
【0007】また、複数の給紙カセット1を必要とする
ということは、部品点数が増加して経済的負担が増加す
るとともに、使用しない給紙カセット1を保管するため
のスペースを必要とするという問題点があった。
【0008】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、1つの給紙カセットをもってサイズの異なる複
数種の用紙の給紙を行うことのできる給紙カセットを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る発明の給紙カセットの特徴は、用紙載置
面に載置した用紙の側端部をガイドする1対の用紙側端
ガイドを前記用紙の送り方向である紙送り方向と直交す
る方向に移動可能に配設するとともに、前記用紙の後端
部をガイドする複数の用紙後端ガイドを異なる用紙サイ
ズにあわせて紙送り方向に間隔を隔てて配設し、これら
の用紙後端ガイドのうちのA4サイズ用の用紙後端ガイ
ドおよびB5サイズ用の用紙後端ガイドの各長手方向の
両端部に、前記用紙の後端の両角部および上端部をガイ
ドする平面略三角形状の平板を前記用紙載置面と所望の
間隔を隔てて設けた点にある。そして、このような構成
を採用したことにより、1つの給紙カセットによりサイ
ズの異なる複数種の用紙の給紙を行うことができるもの
である。
【0010】また、請求項2に係る給紙カセットの特徴
は、請求項1において、用紙載置面の前記用紙後端ガイ
ドの幅方向外側に、この用紙後端ガイドと同一高さの上
端面を有する平坦部を有するとともに、前記用紙後端ガ
イドおよび前記平坦部の紙送り方向上流側にこれら用紙
後端ガイドおよび平坦部の各上流側上端縁から前記用紙
載置面に至までの傾斜面とを有し、前記用紙後端ガイド
を乗り越えて載置される用紙が屈曲されるのを防止する
ための屈曲防止手段を形成した点にある。そして、この
ような構成を採用したことにより、用紙後端ガイドを乗
り越えて載置される用紙の負担を軽減し、用紙に折り曲
げ跡がついてしまう等の弊害を防止して用紙を安定的に
用紙載置面上に載置できるものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により説明する。
【0020】図1および図2は本発明に係る給紙カセッ
ト1の実施の一形態を示すものであり、図1は要部の構
成を示す平面図であり、図2は図1のII−II線に沿った
一部切断側面図である。なお、従来の給紙カセット1と
同様または相当する構成については同一の符号を付する
ものとする。
【0021】本実施形態の給紙カセット1は、図1およ
び図2に示すように、矢印Bにて示す紙送り方向に用紙
Pを送出し得るものであり、その一面に複数枚の用紙P
を重積して載置し得る略平板状のカセット本体2を有し
ている。このカセット本体2は、その一面たる表面が前
記用紙Pを載置するための用紙載置面3とされた略平板
状の基板4を有している。
【0022】図1に示すように、基板4の矢印Bにて示
す紙送り方向に対して直交する左右方向両側には、略平
板状に形成された左右1対の側板5a,5bがその長手
方向を紙送り方向Bに対して平行となるように配設され
ている。この各側板5a,5bの先端部(図1上方)の
左右方向の外側には、カセット本体2を記録装置(図示
せず)に装着するための装着部6が設けられている。ま
た、前記各側板5a,5bの紙送り方向Bの後方側上端
縁には、A4サイズの普通紙PWaやB4サイズの普通
紙PWcの上端部の位置決めをする用紙上部ガイド7
a,7bが、内側に前記用紙載置板23と平行に延出さ
れている。
【0023】前記基板4の用紙載置面3の先端側近傍に
は、2つの凹部8が間隔を隔てて形成されており、この
各凹部8の内部には、摩擦パッド9が固着されている。
この摩擦パッド9は、記録装置の給紙ローラ(いずれも
図示せず)によって前記用紙載置面3に載置された用紙
Pを1枚づつ分離して送出(給紙)する際に、用紙Pが
一度に複数枚分離されて送出されるのを防止するように
なっている。このため、前記摩擦パッド9は用紙Pとの
摩擦係数の大きい素材、例えばゴム、コルク等により形
成されているとともに、その上端面が用紙載置面3より
わずかに突出されている。
【0024】図1に示すように、前記基板4に配設され
た摩擦パッド9の紙送り方向Bの上流側には、左右方向
に移動可能な左右1対の用紙側端ガイド10a,10b
が間隔を隔てて相互に対向するようにして配設されてい
る。この用紙側端ガイド10a,10bは、前記用紙載
置面3に載置された用紙Pの紙送り方向Bに対して直交
する両側端を規制するものであり、用紙Pのサイズなど
の必要に応じて用紙Pの両側端を左右方向両側から挟持
するように左右方向にそれぞれが独立的に移動して用い
られる。
【0025】また、前記用紙側端ガイド10a,10b
および前記側板5a,5bの前記用紙Pの側面に対向す
る位置には、適当な間隔を隔てて用紙側端リブ11が形
成されている。この用紙側端リブ11は、用紙Pの側面
との接触部分を小さくするためのものであり、これによ
り前記用紙側端ガイド10a,10bおよび前記側板5
a,5bと前記用紙Pとの接触負荷が小さくなるため、
紙送りモータ(図示せず)に必要な駆動力も小さくてよ
くなる。また、前記用紙側端リブ11は、前記カセット
本体2と一体的に成形されるため、安価に製作できるよ
うになっている。
【0026】前記基板4の用紙載置面3には、相互に平
行に延在する5つの用紙後端ガイド12が矢印Bにて示
す紙送り方向に対して直交するようにして配設されてい
る。この用紙後端ガイド12は、用紙載置面3に載置し
た用紙Pの紙送り方向Bに対して後端位置を規制するも
のである。そして、5つの用紙後端ガイド12は、紙送
り方向Bの上流側から下流側に向かって順に、A4サイ
ズの普通紙PWaを縦方向に用いる場合の用紙後端ガイ
ド12a、B5サイズの普通紙PWbを縦方向に用いる
場合の用紙後端ガイド12b、往復葉書RPCを縦方向
に用いる場合の葉書用後端ガイド12c、葉書PCを縦
方向に用いる場合の葉書用後端ガイド12dおよび葉書
PCを横方向に用いる場合の葉書用後端ガイド12eと
されている。なお、B4サイズの普通紙PWcの後端位
置を規制する用紙後端ガイド12は設けられておらず、
前記用紙上部ガイド7a,7bによって安定的に載置さ
れるようになっている。また、図1および図2に示すよ
うに、前記用紙後端ガイド12のうち、A4サイズ用の
用紙後端ガイド12aおよびB5サイズ用の用紙後端ガ
イド12bの各長手方向の両端部には、用紙Pの後端の
両角部および上端部をガイドする後端角部ガイド部12
as,12bsがそれぞれ形成されている。この後端角
部ガイド部12as,12bsは、平面略三角形状の平
板が前記用紙載置面3と所望の間隔を隔てて設けられて
いる
【0027】ここで、前記A4サイズの普通紙PWaが
前記用紙載置面3上に載置される場合には、そのA4サ
イズの普通紙PWaの後端側がB5サイズ用の用紙後端
ガイド12bを乗り越えるようにして載置される。ま
た、前記B4サイズの普通紙PWcを載置する場合に
は、B5サイズ用の用紙後端ガイド12bおよびA4サ
イズ用の用紙後端ガイド12aを乗り越えるようにして
載置されるようになっている。そして、これらの各普通
紙PWa、PWcが、折曲されることなく前記用紙後端
ガイド12a,12bをできるだけ自然な状態で緩やか
に乗り越え、安定的に載置されるようにするために、前
記用紙後端ガイド12bの近傍には、折曲防止手段13
が形成されている。
【0028】すなわち、前記B5サイズ用の用紙後端ガ
イド12bの幅方向外側の用紙載置面3には、この用紙
載置面3と平行で前記用紙後端ガイド12bと同一高さ
の上端面を有する左右1対の用紙ガイド平坦部14a,
14bが形成されており、さらに、これらの用紙ガイド
平坦部14a,14bの紙送り方向Bの下流側の用紙載
置面3には、前記各用紙ガイド平坦部14a,14bの
下流側上端縁15a,15bから紙送り方向Bの下流方
向へ前記用紙載置面3に至るまでの緩斜面を有する下流
側用紙ガイド傾斜部16a,16bが形成されている。
【0029】前記左右1対の用紙ガイド平坦部14a,
14bのうち紙送り方向Bの左側に位置する用紙ガイド
平坦部14aには、前記A4サイズの普通紙PWaおよ
びB4サイズの普通紙PWcの両方が載置されるように
なっている。一方、前記紙送り方向Bの右側に位置する
用紙ガイド平坦部14bは、主として前記A4サイズの
普通紙PWaを載置するためのA4サイズ用ガイド平坦
部17と、主として前記B4サイズの普通紙PWcを載
置するためのB4サイズ用ガイド平坦部18とから構成
されている。なお、前記A4サイズ用ガイド平坦部17
は幅方向の内側に配置され、B4サイズ用ガイド平坦部
18は幅方向の外側に配置されている。
【0030】前記用紙ガイド平坦部14aは、紙送り方
向Bの下流側にある前記葉書用後端ガイド12cと前記
下流側用紙ガイド傾斜部16aとが重なってしまわない
ような距離を考慮して、紙送り方向Bの下流側への長さ
が決定される。そして、ここに載置されるA4サイズの
普通紙PWaが安定的に載置されるように、前記A4サ
イズ用ガイド平坦部17の長さは、前記用紙ガイド平坦
部14aと同一の長さに形成されている。一方、B4サ
イズ用ガイド平坦部18は、B4サイズの普通紙PWc
が紙送り方向Bに大きいため、前記A4サイズ用ガイド
平坦部17よりも下流側へ平坦部分が延出されている。
【0031】一方、前記1対の下流側用紙ガイド傾斜部
16a,16bのうち、紙送り方向Bの左側に位置する
下流側用紙ガイド傾斜部16aには、A4サイズの普通
紙PWaおよびB4サイズの普通紙PWcの両方が載置
されるようになっている。しかし、前記紙送り方向Bの
左側に位置する下流側用紙ガイド傾斜部16bは、主と
して前記A4サイズの普通紙PWaを載置するためのA
4サイズ用下流側ガイド傾斜部19と、主として前記B
4サイズの普通紙PWcを載置するためのB4サイズ用
下流側ガイド傾斜部20とから構成されている。A4サ
イズ用下流側ガイド傾斜部19は、前記A4サイズ用ガ
イド平坦部17と連結されており、前記B4サイズ用下
流側ガイド傾斜部20は、前記B4サイズ用ガイド平坦
部18と連結されている。
【0032】また、前記各下流側用紙ガイド傾斜部16
a,16bの各傾斜面の傾斜角は、任意に定めてよい
が、前記A4サイズの普通紙PWaおよびB4サイズの
普通紙PWcが、極端に曲げられることなく前記用紙後
端ガイド12a,12bを乗り越えて載置されるような
角度に決定されている。
【0033】したがって、A4サイズの普通紙PWaお
よびB4サイズの普通紙PWcは、前記各下流側用紙ガ
イド傾斜部16a,16bの緩斜面に沿って緩やかに曲
げられて前記各用紙ガイド平坦部14a,14b上に至
った後に、前記用紙後端ガイド12bを乗り越えて安定
的に載置されることとなる。
【0034】また、前記用紙ガイド平坦部14a、A4
サイズ用ガイド平坦部17および前記B5サイズ用の用
紙後端ガイド12bの紙送り方向Bの各上流側の用紙載
置面3には、前記各上端縁14a´,17´,12b´
から紙送り方向Bの上流方向の用紙載置面3に至るまで
の緩斜面を有する上流側用紙ガイド傾斜部21が形成さ
れている。これは、A4サイズの普通紙PWaの後方部
が、前記用紙後端ガイド12bを乗り越えて再び前記用
紙載置面3に載置される場合に、傾斜面に沿って緩やか
に曲げて下ろすためのものである。これにより、A4サ
イズの普通紙PWaは、前記用紙後端ガイド12bの上
端面から前記用紙載置面3まで前記上流側用紙ガイド傾
斜部21に沿って緩やかに曲げられて前記用紙後端ガイ
ド12aにガイドされるようになっている。
【0035】したがって、前記用紙ガイド平坦部14
a,14bおよび前記下流側用紙ガイド傾斜部16a,
16b、あるいは、これらと前記上流側用紙ガイド傾斜
部21とにより前記折曲防止手段13が構成されてい
る。
【0036】前記用紙後端ガイド12bの紙送り方向B
の下流側の前記用紙載置面3には、前記用紙後端ガイド
12bと同一幅を有するとともに、紙送り方向Bの上流
方向へ前記用紙載置面3から下方へ傾斜する用紙後端傾
斜ガイド22が形成されている。したがって、前記B5
サイズの普通紙PWbは、その後方部を前記用紙後端傾
斜ガイド22に沿って傾斜させた後に前記用紙後端ガイ
ド12bにより位置決めされるため、より安定的に載置
されるようになっている。
【0037】一方、前記葉書PCおよび往復葉書RPC
の後端の位置決めに用られる各葉書用後端ガイド12
c,12d,12eは、図2に両矢印Cにて示すように
それぞれ起倒自在とされており、使用時には図2に破線
にて示すように用紙載置面3に対して直交する方向に起
立され、未使用時には図2に実線にて示すように用紙載
置面3に対して平行となるように転倒されてその表面が
用紙載置面3と略同一平面となるように形成されてい
る。
【0038】前記カセット本体2の紙送り方向Bの下流
側に位置する先端側(図1上方)には、前記用紙載置面
3に載置された複数の用紙Pの最上部に位置する用紙P
をその下部に位置する他の用紙Pから分離する摩擦分離
機構23が配設されている。この摩擦分離機構23は、
用紙Pが当接する分離板24が回動軸25を中心として
回動し、前記分離板24と前記基板4の用紙載置面3と
のなす角度を制御することができるようになっている。
【0039】なお、本実施の形態においては、給紙カセ
ット1に載置可能な用紙Pとして、A4サイズの普通紙
PWa、B5サイズの普通紙PWb、B4サイズの普通
紙PWc、葉書PC、往復葉書RPCを例示したが、用
紙Pの種類としては普通紙PW、葉書PCの他に例えば
OHP用紙、感熱紙、各種の厚紙、各種の塗工紙、各種
の金属箔、ケミカルシートと称される各種の樹脂シート
等から選択することができるとともに、用紙Pのサイズ
としては、A4サイズ、B5サイズ、B4サイズ、葉書
サイズの他に、例えばA3サイズ、A5サイズ、A6サ
イズ、B6サイズ、リーガルサイズ等の各種のものから
選択することができる。また、用紙Pの紙質および用紙
Pのサイズの組み合わせも必要に応じて多種多様のもの
から選択することができる。
【0040】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態の給紙カセット1の作用について図3乃至図11を参
照しつつ説明する。
【0041】本実施の形態の給紙カセット1によれば、
大きさの異なる用紙P、すなわち、葉書PC(縦方向、
横方向)、往復葉書RPC、A4サイズの普通紙PWa
(縦方向)、B5サイズの普通紙PWb(縦方向)およ
びB4サイズの普通紙PWc(縦方向)とを一面に選択
的に収納することができる。
【0042】図3は、前記用紙載置面3に対して葉書P
Cを横方向に用いる場合の用紙収納状態を示し、図4
は、前記用紙載置面3に対して葉書PCを縦方向に用い
る場合の用紙収納状態を示し、図5は、前記用紙載置面
3に対して前記往復葉書RPCを横方向に用いる場合の
用紙収納状態を示し、図6および図7は、前記用紙載置
面3に対してA4サイズの普通紙PWaを縦方向に用い
る場合の用紙収納状態を示し、図8および図9は、前記
用紙載置面3に対してB5サイズの普通紙PWbを縦方
向に用いる場合の用紙収納状態を示し、図10および図
11は、前記用紙載置面3に対してB4サイズの普通紙
PWcを縦方向に用いる場合の用紙収納状態を示してい
る。
【0043】まず、カセット本体2の用紙載置面3に、
複数枚の葉書PCが横方向(葉書PCの長手方向が紙送
り方向に対して直交する方向)に載置されている場合に
は、図3に示すように、葉書用後端ガイド12eが基板
4上に起立されている。そして、前記葉書用後端ガイド
12eおよび左右1対の前記用紙側端ガイド10a,1
0bにより葉書PCの紙送り方向Bの後端と側端とを位
置決めすると、前記葉書PCの紙送り方向Bの先端は摩
擦分離機構23を構成する分離板24と対向するように
されている。
【0044】つぎに、カセット本体2の用紙載置面3
に、複数枚の葉書PCが縦方向(葉書PCの長手方向が
紙送り方向に対して一致する方向)に載置されている場
合には、図4に示すように、葉書用後端ガイド12eが
基板4上に転倒され、葉書用後端ガイド12dが図2に
破線にて示すように起立されている。そして、葉書用後
端ガイド12dおよび左右1対の用紙側端ガイド10
a,10bにより葉書PCの紙送り方向Bの後端と側端
とを位置決めし、このとき葉書PCの紙送り方向Bの先
端は摩擦分離機構23を構成する分離板24の分離面3
2と対向するようにされている。
【0045】つぎに、カセット本体2の用紙載置面3
に、複数枚の往復葉書RPCが横方向(往復葉書RPC
の長手方向が紙送り方向に対して一致する方向)に載置
されている場合には、図5に示すように、2つの葉書用
後端ガイド12d,12eが基板4上に転倒され、葉書
用後端ガイド12cが起立されている。そして、葉書用
後端ガイド12cおよび左右1対の用紙側端ガイド10
a,10bにより往復葉書RPCの紙送り方向の後端と
側端とを位置決めし、このとき往復葉書RPCの紙送り
方向の先端は摩擦分離機構23を構成する分離板24と
対向するようにされている。
【0046】つぎに、カセット本体2の用紙載置面3
に、複数枚のB5サイズの普通紙PWbが縦方向(B5
サイズの普通紙PWbの長手方向が紙送り方向に対して
一致する方向)に載置されている場合には、図6および
図7に示すように、3つの葉書用後端ガイド12c,1
2d,12eが基板4上に転倒されている。そして、
端角部ガイド部12bsを有する用紙後端ガイド12b
および左右1対の用紙側端ガイド10a,10bにより
B5サイズの普通紙PWbの紙送り方向の後端、この後
端両角部および側端を位置決めし、このときB5サイズ
の普通紙PWbの紙送り方向の先端は摩擦分離機構23
を構成する分離板24と対向するようにされている。ま
た、B5サイズの普通紙PWbの後方部は、前記用紙後
端傾斜ガイド22に沿って緩やかに下がって載置されて
いる。
【0047】つぎに、複数枚のA4サイズの普通紙PW
aが縦方向(A4サイズの普通紙PWaの長手方向が紙
送り方向に対して一致する方向)にして載置されている
場合には、図8および図9に示すように、3つの葉書用
後端ガイド12c,12d,12eが基板4上に転倒さ
れている。そして、後端角部ガイド部12asを有する
用紙後端ガイド12aおよび左右1対の用紙側端ガイド
10a,10bによりA4サイズの普通紙PWaの紙送
り方向Bの後端、この後端両角部および側端を位置決め
し、このときA4サイズの普通紙PWaの紙送り方向B
の先端は摩擦分離機構23を構成する分離板24と対向
するようにされている。また、A4サイズの普通紙PW
aの後方部は、前記用紙載置面3から図1の左側の前記
下流側用紙ガイド傾斜部16aとA4サイズ用下流側ガ
イド傾斜部19、図1の左側の前記用紙ガイド平坦部1
4aとA4サイズ用ガイド平坦部17、および上流側用
紙ガイド傾斜部21に順次沿うようにして、前記用紙後
端ガイド12bを乗り越えて安定的に載置されている。
【0048】つぎに、複数枚のB4サイズの普通紙PW
cが縦方向(B4サイズの普通紙PWcの長手方向が紙
送り方向に対して一致する方向)にして載置されている
場合には、図10および図11に示すように、3つの葉
書用後端ガイド12c,12d,12eが基板4上に転
倒されている。そして、左右1対の用紙上部ガイド7
a,7bおよび左右1対の用紙側端ガイド10a,10
bによりB4サイズの普通紙PWcの紙送り方向Bの側
端と上端の一部とを位置決めし、このときB4サイズの
普通紙PWcの紙送り方向Bの先端は摩擦分離機構23
を構成する分離板24と対向するようにされている。ま
た、B4サイズの普通紙PWcは、前記用紙載置面3か
ら図1の左側の前記下流側用紙ガイド傾斜部16aとB
4サイズ用下流側ガイド傾斜部20および図1の左側の
前記用紙ガイド平坦部14aとB4サイズ用ガイド平坦
部18に沿って、B5サイズ用の前記用紙後端ガイド1
2bおよびA4サイズ用の前記用紙後端ガイド12aを
それぞれ乗り越えて安定的に載置されている。
【0049】以上のようにしてカセット本体2の用紙載
置面3に載置された各用紙Pは、記録装置に設けられた
紙送りモータが回転駆動することにより、最上部に位置
する用紙Pのみが摩擦分離機構23を構成する分離板2
4によって下方に位置する他の用紙Pから分離されて送
り出される。
【0050】このように、本実施の形態の給紙カセット
1は、A4サイズの普通紙PWa、B5サイズの普通紙
PWb、B4サイズの普通紙PWc、葉書PCおよび往
復葉書RPCの5種類の用紙Pを選択的に同一面に収納
することができる。
【0051】したがって、本実施の形態の給紙カセット
1によれば、1つの給紙カセット1の一面を用いて、サ
イズの異なる複数種の用紙Pの分離および給紙を行うこ
とができる構成とされているので、給紙カセット1のス
ペースの有効利用を図ることができ、しかも、用紙Pに
対応させる給紙カセット1の部品点数を確実に削減する
ことができ、経済的負担を低減することができる。
【0052】また、本実施の形態の給紙カセット1によ
れば、1つの給紙カセット1の一面を用紙Pの載置に用
いているので、給紙カセット1の厚さを薄くすることが
できる。
【0053】さらに、用紙サイズの大きい用紙、例え
ば、A4サイズの普通紙PWaやB4サイズの普通紙P
Wcを用紙後端ガイド12bを乗り越えて用紙載置面3
に載置する場合であっても、前記用紙後端ガイド12b
の紙送り方向Bの上流側や下流側に緩斜面が形成されて
いるため、用紙Pが折り曲げられる等の弊害を防止で
き、傷つけることもなく安定的に載置することができ
る。
【0054】また、本発明は、前記実施の一形態に限定
されるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0055】例えば、本実施形態においては、前記葉書
PCおよび往復葉書RPCの後端部をガイドする葉書用
ガイド12c,12d,12eは、起倒自在なガイドと
されているが、これらの葉書用ガイド12c,12d,
12eを前記B5サイズ用の用紙後端ガイド12bのよ
うに形成し、その上流側および下流側に傾斜面を形成す
る構成としてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の給紙カセッ
トによれば、1つの給紙カセットをもって サイズの異
なる複数種の用紙を傷を付けることなく安定的に収納す
ることができ、給紙カセットの部品点数を確実に削減
し、経済的負担を低減することができるばかりでなく、
使用しない給紙カセットを保管するためのスペースを確
実に削減することができるという極めて優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る給紙カセットの実施の一形態の
要部の構成を示す平面図
【図2】 図1のII−II線に沿った一部切断側面図
【図3】 図1の用紙載置面に対して葉書を横方向に用
いる場合の用紙収納状態を示す平面図
【図4】 図1の用紙載置面に対して葉書を縦方向に用
いる場合の用紙収納状態を示す平面図
【図5】 図1の用紙載置面に対して往復葉書を横方向
に用いる場合の用紙収納状態を示す平面図
【図6】 図1の用紙載置面に対してA4サイズの普通
紙を縦方向に用いる場合の用紙収納状態を示す平面図
【図7】 図6のIII −III 線に沿った一部省略断面図
【図8】 図1の用紙載置面に対してB5サイズの普通
紙を縦方向に用いる場合の用紙収納状態を示す平面図
【図9】 図8のIV−IV線に沿った一部省略断面図
【図10】 図1の用紙載置面に対してB4サイズの普
通紙を縦方向に用いる場合の用紙収納状態を示す平面図
【図11】 図9のV−V線に沿った一部省略断面図
【図12】 従来の給紙カセットの要部の構成を示す平
面図
【図13】 図12のI−I線に沿った一部省略断面図
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 カセット本体 3 用紙載置面 10 用紙側端ガイド 11 用紙側端リブ 12 用紙後端ガイド12as,12bs 後端角部ガイド部 13 折曲防止手段 14 用紙ガイド平坦部 16 下流側用紙ガイド傾斜部 21 上流側用紙ガイド傾斜部 22 用紙後端傾斜ガイド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の用紙を載置するための用紙載置
    面を有する給紙カセットであって、前記用紙載置面に載
    置した用紙の側端部をガイドする1対の用紙側端ガイド
    を前記用紙の送り方向である紙送り方向と直交する方向
    に移動可能に配設するとともに、前記用紙の後端部をガ
    イドする複数の用紙後端ガイドを異なる用紙サイズにあ
    わせて紙送り方向に間隔を隔てて配設し、これらの用紙
    後端ガイドのうちのA4サイズ用の用紙後端ガイドおよ
    びB5サイズ用の用紙後端ガイドの各長手方向の両端部
    、前記用紙の後端の両角部および上端部をガイドする
    平面略三角形状の平板を前記用紙載置面と所望の間隔を
    隔てて設けたことを特徴とする給紙カセット。
  2. 【請求項2】 前記用紙載置面の前記用紙後端ガイドの
    幅方向外側に、この用紙後端ガイドと同一高さの上端面
    を有する平坦部を有するとともに、前記用紙後端ガイド
    および前記平坦部の紙送り方向上流側にこれら用紙後端
    ガイドおよび平坦部の各上流側上端縁から前記用紙載置
    面に至までの傾斜面とを有し、前記用紙後端ガイドを乗
    り越えて載置される用紙が屈曲されるのを防止するため
    の屈曲防止手段を形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の給紙カセット。
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