JP3431996B2 - ズームレンズ - Google Patents
ズームレンズInfo
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Description
特に、固体撮像素子等を用いたビデオカメラに最適なズ
ームレンズに関するものである。
グ法としては、いわゆるインナーフォーカス方式があ
り、レンズの小型化や至近距離の短縮化に大きな効果を
あげていた。その例としては、特開昭59−30515
号のもののような固定群の一部を合焦時のみ駆動するも
のや、特開平2−48620号のもののようなコンペン
セーターの役割を持つ最終群をフォーカシング群として
も駆動する、いわゆるリアーフォーカスと呼ばれる方式
等が考案されていた。
行例の場合においても、ズームレンズの小型化、近距離
撮影時の結像性能の良好度の点で満足のいくものではな
かった。
みてなされたものであり、その目的は、小型化、近距離
撮影時の性能の向上を図ったズームレンズを提供するこ
とである。
レンズは、小型化を図りつつ、近距離撮影時の結像性能
を良好に保つために、絞りより前方に、負の屈折力を有
するバリエーター群を含む主として変倍に携わる群を有
し、前記絞りより後方に、物体側から順に、変倍時に移
動量が0である正の屈折力を有する群及び負の屈折力を
有するフォーカシング群と、正の屈折力を有し変倍に伴
う像位置補正作用を持つコンペンセーター群とから構成
され、以下の条件式(1)、(3)を満足することを特
徴とするものである。 (1) 0<1/βFT<1.0 (3) 1<dT /dW <5 ただし、βFTは前記フォーカシング群の望遠端での無限
遠合焦時における横倍率、dT 、dW はそれぞれ望遠端
と広角端での無限遠合焦時における前記フォーカシング
群と前記コンペンセーター群との間隔である。本発明の
もう1つのズームレンズは、小型化を図りつつ、近距離
撮影時の結像性能を良好に保つために、絞りより前方
に、負の屈折力を有するバリエーター群を含む主として
変倍に携わる群を有し、前記絞りより後方に、物体側か
ら順に、変倍時に間隔が固定された正の屈折力を有する
群及び負の屈折力を有するフォーカシング群と、正の屈
折力を有し変倍に伴う像位置補正作用を持つコンペンセ
ーター群とから構成され、コンペンセーター群は絞りよ
り後方のみにあり、以下の条件式(1)、(3)を満足
することを特徴とするものである。 (1) 0<1/βFT<1.0 (3) 1<dT /dW <5 ただし、βFTは前記フォーカシング群の望遠端での無限
遠合焦時における横倍率、dT 、dW はそれぞれ望遠端
と広角端での無限遠合焦時における前記フォーカシング
群と前記コンペンセーター群との間隔である。
バリエーター群は、無限遠合焦における変倍時に、その
群の横倍率が−1になる等倍を挟んで光軸上を移動する
と共に、以下の条件式(5)、(6)を満足することが
望ましい。 (5) βCT>0 (6) βVT<−1 ただし、βCTは前記コンペンセーター群の望遠端での無
限遠合焦時における横倍率、βVTは前記バリエーター群
の望遠端での無限遠合焦時における横倍率である。
が望ましい。 (2) 0.2<DF /DC <10 ただし、DF は前記フォーカシング群の無限遠合焦時か
ら至近距離合焦時までの望遠端での移動量であり、DC
は前記コンペンセーター群の全ズーム範囲における光軸
上の移動幅である。
作用について説明する。本発明のズームレンズは、小型
化を図りつつ、近距離撮影時の結像性能を良好に保つた
めに、絞りより前方に、負の屈折力を有するバリエータ
ー群を含む主として変倍に携わる群を有し、絞りより後
方に、物体側から順に、変倍時に間隔が固定された正の
屈折力を有する群及び負の屈折力を有するフォーカシン
グ群と、正の屈折力を有し変倍に伴う像位置補正作用を
持つコンペンセーター群とから構成し、以下の条件式を
満足させる。 (1) 0<1/βFT<1.0 ただし、βFTはフォーカシング群の望遠端での無限遠合
焦時における横倍率である。
ると、特に高変倍のズームレンズにおいては、いわゆる
変倍を主として司るバリエーター部の移動量が大となる
ために、絞りより前方にこの群を配置した場合、像位置
補正作用を司るコンペンセーター部も絞りより前方に配
置すると、その分だけ変倍部に入射する光線高が高くな
り、絞り前方群の肥大化につながり、小型化に向いてい
ない。これを解決するためには、絞りの前方に変倍部の
みを配置し、コンペンセーター部は絞りの後方に位置さ
せる構成がよい。
ワーを強くすると、特に負のバリエーター部のパワーが
強くなり、絞りに入射するマージナル光線は略発散光と
なる。そこで、絞りのすぐ後方の群を正の群とすること
で、速やかに光線を収斂させ、絞りより後方のレンズ群
の径の増大化を防ぐことができる。
カシング群、続いて正のコンペンセーター群から構成
し、(1)の条件式を満たすことが本発明の特徴点であ
るので、以下にこれを説明する。
群の横倍率を定めることで、ここから出射するマージナ
ル光線が略アフォーカル光線となり(1/βFT=0)、
その後に続く正のコンペンセーター群の可動による特に
球面収差の変動を小とすることができ、望ましい。ま
た、(1)の条件を満たすβFTは拡大倍率であるので、
フォーカシング群は近距離撮影時に像面側に移動するこ
とになる。
持つ群をフォーカシング群のすぐ後方に位置させること
により、フォーカシング群の近距離物点合焦時の移動方
向と、コンペンセーター群の移動空気間隔を同一方向に
とることができ、スペース上効率が良くなり、絞り後群
の小型化に適し、さらに、軸上光線高が高くなる絞りす
ぐ後方の正の群とフォーカシング群の相対間隔をズーミ
ング時に変えないことは、諸収差の中、特に球面収差や
コマ収差又は軸上色収差等の変動を小とすることがで
き、また、2つの群を合わせた状態での収差補正を考慮
すればよいことから、それぞれの群での構成枚数を削減
することができ、望ましい。
号のように、フォーカシング時にコンペンセーター群を
物体側に移動させると、アンダーの軸上色収差が増加し
てしまうことになるが、本発明のように、フォーカシン
グ時に負のレンズ群を像面側に移動させれば、フォーカ
シング群で発生するオーバーの色収差は変化がなくて
も、コンペンセーター群で発生するアンダーの色収差は
光線高が減少するために、ズーミング、フォーカシング
のトータルで軸上色収差の変動の小さいフォーカシング
法となる。
収差の場合と同様で、群単位の構成枚数を少なくすれ
ば、負のレンズ群ではオーバーの、正のレンズ群ではア
ンダーの球面収差が発生しがちになり、望遠端において
増加するアンダーの球面収差は、本発明のフォーカシン
グ時にコンペンセーター群への入射光線高が低くなるこ
とによって相殺される。
を越えることは、横倍率が等倍に近くなり、負のパワー
が弱くなりすぎ、アンダーの軸上色収差、球面収差を補
正することが難しく、逆に、下限の0を越えることは、
負のパワーが強くなり、逆にオーバーの軸上色収差、球
面収差を補正することが難しかったり、あるいは、コン
ペンセーター群への入射光線高の増大を招いてしまい、
好ましくない。
ズームレンズが構成できるが、さらにこの(1)の条件
式に関して、以下の範囲に定めれば、より好ましい。 (1)’0<1/βFT<0.7 ここで、上記範囲に狭めることにより、フォーカシング
群からの出射光線がアフォーカル光線により近づくた
め、球面収差、軸上色収差の変動が最小になり、良好な
撮像特性を維持することができるのである。
の条件式(5)、(6)、つまり、コンペンセーター部
に入射する望遠側でのマージナル光線を収束光線とする
ことで、バリエーター群の横倍率が−1になる等倍時よ
りも像側に移動しているコンペンセーター部への入射光
線高が高くならず、この群の縮小化ひいては全長の小型
化につながり、好ましい。 (5) βCT>0 (6) βVT<−1 ただし、βCTはコンペンセーター群の望遠端での無限遠
合焦時における横倍率、βVTはバリエーター群の望遠端
での無限遠合焦時における横倍率である。
望遠側においてアンダーの軸上色収差が増加することが
避けられないという問題があったが、上記のコンペンセ
ーター群を望遠端において像面側に移動させると、マー
ジナル光線が収束光線であるタイプでは、コンペンセー
ター群でのアンダーの軸上色収差を減少させることがで
き、望ましい。
望ましい。 (2) 0.2<DF /DC <10 ただし、DF はフォーカシング群の無限遠合焦時から至
近距離合焦時までの望遠端での移動量であり、DC はコ
ンペンセーター群の全ズーム範囲における光軸上の移動
幅である。
ものであり、フォーカシング群とコンペンセーター群の
移動距離の比について定めたものである。ここで、
(2)式の上限の10を越えることを考えると、フォー
カシング群の移動量に対し、コンペンセーター群の移動
量が少なくなることを意味する。そこで、前述の望遠側
におけるアンダーの色収差の減少が望めなくなる。
でのフォーカシング群のパワーが弱く、移動量が大きい
ために、至近距離が近くならず、好ましくなく、逆に、
(2)式の下限の0.2を越えると、コンペンセーター
群の移動によるアンダーの収差の減少量が大きすぎて、
逆にオーバーの収差になってしまうか、フォーカシング
群のパワーが強すぎて、そこで収差の発生量が大きくな
りすぎて、好ましくない。
ンペンセーター群の移動量の比がより最適になり、小型
でかつ軸上色収差、球面収差の変動が最小限になり、よ
り好ましい。
正の屈折力を有する第1群、負の屈折力を有する第2群
より構成することで、特に、第1群が小型な高倍の変倍
系が得られて、より望ましいズームレンズが得られる。
(3)式の条件を満たせば、以上に述べたような軸上色
収差、球面収差の広角端から望遠端での変化量が小さく
なるため、望ましい。 (3) 1<dT /dW <5 ただし、dT 、dW はそれぞれ望遠端と広角端での無限
遠合焦時における前記フォーカシング群と前記コンペン
セーター群との間隔である。
ンペンセーター群の間隔が小さくなり、小型化にはより
好ましくなる。
件式(4)を満たすことにより、フォーカシング性能が
より優れたものとなる。 (4) 0.1<|fF /fT |<0.8 ただし、fF は前記フォーカシング群の焦点距離、fT
は望遠端における全系の焦点距離である。
距離と望遠端での全系の焦点距離比について定めたもの
であるが、この値を上記範囲におさめることにより、適
当な繰り出し量、あるいは、フォーカシング感度がシビ
アになる望遠端で適当な感度を得ることができる。すな
わち、その上限の0.8を越えることは、フォーカスス
トロークが長くなりすぎて小型化に逆行してしまうし、
下限の0.1を越えると、フォーカス感度がシビアにな
りすぎて、機械的な制御が困難になり、フォーカシング
性能が劣化しやすくなる。
ーカシング性能を向上させるために、フォーカシング群
を少なくとも1枚ずつの負・正のレンズからなる構成に
すれば、この群での色収差の変動を小さくすることがで
きて、より好ましい。また、絞りの前方に配置する主と
して変倍に携わる群を、正の第1群と、バリエーター群
を構成する負の第2群で構成する場合、正の第1群、負
の第2群を、それぞれ、負レンズ、正レンズを少なくと
も1枚以上含む構成にすれば、変倍時の色収差変動が少
なくなり、高変倍のズームレンズを得るには、なお好ま
しい。
は、いくつかの面に周辺に行くに従って正の屈折力が弱
くなるような非球面を用いているが、これにより、特
に、球面収差、コマ収差等を良好に補正することができ
る。
ズの実施例1、2について説明する。各実施例の数値デ
ータは後記するが、実施例1は、図1に広角端、標準状
態、望遠端のレンズ断面図を示すように、変倍系は、物
体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズと両凸レンズの貼り合わせレンズと、物体側に凸面を
向けた負メニスカスレンズと正メニスカスレンズの貼り
合わせレンズとからなる第1群G1、物体側に凸面を向
けた負メニスカスレンズと、両凹レンズと、両凸レンズ
とからなる第2群G2からなり、絞り後群は、両凸レン
ズと、両凹レンズと両凸レンズの貼り合わせレンズとか
らなる正屈折力の第3群G3、両凹レンズと物体側に凸
面を向けた正メニスカスレンズの貼り合わせレンズとか
らなるフォーカシング群GF、両凸レンズと、物体側に
凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凸レンズとから
なる正屈折力のコンペンセーター群GCから構成されて
いる。なお、コンペンセーター群GCと像面の間には、
フィルター類FTが配置されている。非球面について
は、第2群G2の両凸レンズの物体側の面、第3群G3
の最も物体側の面、コンペンセーター群GCの像面側の
両凸レンズの物体側の面の計3面に用いている。
面図を示すように、変倍系は、物体側より順に、物体側
に凸面を向けた負メニスカスレンズと正メニスカスレン
ズの貼り合わせレンズと、物体側に凸面を向けた正メニ
スカスレンズとからなる第1群G1、物体側に凸面を向
けた負メニスカスレンズと、両凹レンズと両凸レンズの
貼り合わせレンズとからなる第2群G2からなり、絞り
後群は、両凸レンズのみからなる第3群G3、両凹レン
ズのみからなるフォーカシング群GF、両凸レンズのみ
からなるコンペンセーター群GCから構成されている。
なお、コンペンセーター群GCと像面の間には、フィル
ター類FTが配置されている。非球面については、第2
群G2の最も像面側の面、第3群G3の物体側の面、コ
ンペンセーター群GCの物体側の面の計3面に用いてい
る。
記号は上記の外、fは全系焦点距離、FNOはFナンバ
ー、2ωは画角、fB はバックフォーカス、r1 、r2
…は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面
間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、ν
d1、νd2…は各レンズのアッベ数である。また、フォー
カシング群間隔データ中のW、S、Tはそれぞれ広角
端、標準状態、望遠端にズーミングされた状態を表し、
その後の括弧内の値は合焦距離を表す。なお、非球面形
状は、光軸上光の進行方向をx、光軸に直交する方向を
yとしたとき、次の式で表される。 x=(y2 /r)/[1+{1−(y/r)2 }1/2 ]
+A4y4 +A6y6 +A8y8 ただし、rは近軸曲率半径、A4、A6、A8はそれぞれ4
次、6次、8次の非球面係数である。
。
。
端において無限遠合焦時の球面収差、歪曲収差、倍率色
収差及びコマ収差を表す収差図をそれぞれ図3〜図5に
示し、また、望遠端において至近距離1m合焦時の同様
の収差を表す収差図を図6に示す。また、実施例2の図
3〜図6と同様の収差図をそれぞれ図7〜図10に示
す。
下のように構成することができる。 〔1〕 絞りより前方に、負の屈折力を有するバリエー
ター群を含む主として変倍に携わる群を有し、前記絞り
より後方に、物体側から順に、変倍時に間隔が固定され
た正の屈折力を有する群及び負の屈折力を有するフォー
カシング群と、正の屈折力を有し変倍に伴う像位置補正
作用を持つコンペンセーター群とから構成され、以下の
条件式(1)を満足することを特徴とするズームレン
ズ。 (1) 0<1/βFT<1.0 ただし、βFTは前記フォーカシング群の望遠端での無限
遠合焦時における横倍率である。
条件式(1)’を満足することを特徴とする上記〔1〕
記載のズームレンズ。 (1)’0<1/βFT<0.7
。
ーター群は、無限遠合焦における変倍時に、その群の横
倍率が−1になる等倍を挟んで光軸上を移動すると共
に、以下の条件式(5)、(6)を満足することを特徴
とする上記〔1〕又は〔2〕記載のズームレンズ。 (5) βCT>0 (6) βVT<−1 ただし、βCTは前記コンペンセーター群の望遠端での無
限遠合焦時における横倍率、βVTは前記バリエーター群
の望遠端での無限遠合焦時における横倍率である。
で像面側に移動することを特徴とする上記〔3〕記載の
ズームレンズ。
とを特徴とする上記〔1〕から〔4〕の何れか1項記載
のズームレンズ。 (2) 0.2<DF /DC <10 ただし、DF は前記フォーカシング群の無限遠合焦時か
ら至近距離合焦時までの望遠端での移動量であり、DC
は前記コンペンセーター群の全ズーム範囲における光軸
上の移動幅である。
条件式(2)’を満足することを特徴とする上記〔5〕
記載のズームレンズ。
。
として変倍に携わる群が、物体側より順に、正の屈折力
を有する第1群と、前記負の屈折力を有するバリエータ
ー群である第2群とから構成されていることを特徴とす
る上記〔1〕から〔6〕の何れか1項記載のズームレン
ズ。
とを特徴とする上記〔1〕から〔7〕の何れか1項記載
のズームレンズ。
遠合焦時における前記フォーカシング群と前記コンペン
セーター群との間隔である。
条件式(3)’を満足することを特徴とする上記〔8〕
記載のズームレンズ。
。
ことを特徴とする上記〔1〕から
載のズームレンズ。 (4) 0.1<|fF /fT |<0.8 ただし、fF は前記フォーカシング群の焦点距離、fT
は望遠端における全系の焦点距離である。
くとも1枚の負レンズと少なくとも1枚の正レンズとを
有することを特徴とする上記〔10〕記載のズームレン
ズ。
負レンズと少なくとも1枚の正レンズとを有し、かつ、
前記第2群が少なくとも1枚の負レンズと少なくとも1
枚の正レンズとを有することを特徴とする上記〔7〕か
ら〔11〕の何れか1項記載のズームレンズ。
の屈折力が弱くなる非球面を有することを特徴とする上
記〔1〕から〔11〕の何れか1項記載のズームレン
ズ。
によると、小型で、近距離撮影時の性能の向上したビデ
オカメラ等に最適なズームレンズを得ることができる。
準状態、望遠端の断面図である。
である。
収差、歪曲収差、倍率色収差及びコマ収差を表す収差図
である。
図である。
である。
の図3と同様の収差図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 絞りより前方に、負の屈折力を有するバ
リエーター群を含む主として変倍に携わる群を有し、 前記絞りより後方に、物体側から順に、 変倍時に移動量が0である正の屈折力を有する群及び負
の屈折力を有するフォーカシング群と、 正の屈折力を有し変倍に伴う像位置補正作用を持つコン
ペンセーター群とから構成され、 以下の条件式(1)、(3)を満足することを特徴とす
るズームレンズ。 (1) 0<1/βFT<1.0(3) 1<d T /d W <5 ただし、βFTは前記フォーカシング群の望遠端での無限
遠合焦時における横倍率、d T 、d W はそれぞれ望遠端
と広角端での無限遠合焦時における前記フォーカシング
群と前記コンペンセーター群との間隔である。 - 【請求項2】 絞りより前方に、負の屈折力を有するバ
リエーター群を含む主として変倍に携わる群を有し、 前記絞りより後方に、物体側から順に、 変倍時に間隔が固定された正の屈折力を有する群及び負
の屈折力を有するフォーカシング群と、 正の屈折力を有し変倍に伴う像位置補正作用を持つコン
ペンセーター群とから構成され、 コンペンセーター群は絞りより後方のみにあり、 以下の条件式(1)、(3)を満足することを特徴とす
るズームレンズ。 (1) 0<1/β FT <1.0 (3) 1<d T /d W <5 ただし、β FT は前記フォーカシング群の望遠端での無限
遠合焦時における横倍率、d T 、d W はそれぞれ望遠端
と広角端での無限遠合焦時における前記フォーカシング
群と前記コンペンセーター群との間隔である。 - 【請求項3】 前記条件式(1)の範囲が以下の条件式
(1)’を満足することを特徴とする請求項1又は2記
載のズームレンズ。 (1)’0<1/βFT<0.7 - 【請求項4】 前記の負の屈折力を有するバリエーター
群は、無限遠合焦における変倍時に、その群の横倍率が
−1になる等倍を挟んで光軸上を移動すると共に、以下
の条件式(5)、(6)を満足することを特徴とする請
求項1、2又は3記載のズームレンズ。 (5) βCT>0 (6) βVT<−1 ただし、βCTは前記コンペンセーター群の望遠端での無
限遠合焦時における横倍率、βVTは前記バリエーター群
の望遠端での無限遠合焦時における横倍率である。 - 【請求項5】 前記コンペンセーター群が望遠端で像面
側に移動することを特徴とする請求項4記載のズームレ
ンズ。 - 【請求項6】 以下の条件式(2)を満足することを特
徴とする請求項1から5の何れか1項記載のズームレン
ズ。 (2) 0.2<DF /DC <10 ただし、DF は前記フォーカシング群の無限遠合焦時か
ら至近距離合焦時までの望遠端での移動量であり、DC
は前記コンペンセーター群の全ズーム範囲における光軸
上の移動幅である。 - 【請求項7】 前記条件式(2)の範囲が以下の条件式
(2)’を満足することを特徴とする請求項6記載のズ
ームレンズ。 (2)’0.25<DF /DC <3.0 - 【請求項8】 前記絞りの前方に配置された前記の主と
して変倍に携わる群が、物体側より順に、正の屈折力を
有する第1群と、前記負の屈折力を有するバリエーター
群である第2群とから構成されていることを特徴とする
請求項1から7の何れか1項記載のズームレンズ。 - 【請求項9】 前記条件式(3)の範囲が以下の条件式
(3)’を満足することを特徴とする請求項1から8の
何れか1項記載のズームレンズ。 (3)’1<dT /dW <2.4
。 - 【請求項10】 以下の条件式(4)を満足することを
特徴とする請求項1から9の何れか1項記載のズームレ
ンズ。 (4) 0.1<|fF /fT |<0.8 ただし、fF は前記フォーカシング群の焦点距離、fT
は望遠端における全系の焦点距離である。 - 【請求項11】 前記フォーカシング群が、少なくとも
1枚の負レンズと少なくとも1枚の正レンズとを有する
ことを特徴とする請求項10記載のズームレンズ。 - 【請求項12】 前記第1群が少なくとも1枚の負レン
ズと少なくとも1枚の正レンズとを有し、かつ、前記第
2群が少なくとも1枚の負レンズと少なくとも1枚の正
レンズとを有することを特徴とする請求項7記載のズー
ムレンズ。 - 【請求項13】 光軸から周辺に行くに従って正の屈折
力が弱くなる非球面を有することを特徴とする請求項1
から11の何れか1項記載のズームレンズ。
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