JP3430179B2 - 非晶質シリカ複合二次粒子を含有する化粧料 - Google Patents
非晶質シリカ複合二次粒子を含有する化粧料Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は非晶質シリカ複合二次粒
子を含有し、良好な仕上がり、良好な化粧持続性を有す
る優れた新規な化粧料に関する。 【０００２】 【従来の技術】粉体化粧料において、化粧料を皮膚に塗
布した際に化粧持続性の良さ、良好な仕上がり、かさつ
き感がないしっとりとした感触が望まれている。従来よ
り化粧料用粉体としては、タルク、雲母、セリサイト等
の無機体質顔料，二酸化チタン酸化鉄等の無機着色顔
料，雲母チタン等のパール剤，ナイロンパウダー等の有
機粉末等が使用されてきた。しかしながら、従来の粉体
を用いた化粧料では良好な仕上がりと化粧持続性の点で
必ずしも満足できるものではなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】粉体化粧料の化粧くず
れは皮膚から分泌される皮脂、汗によって引き起こさ
れ、望まれる化粧持続性の良さは化粧料中の粉体に吸
油、吸水がすみやかに行われる必要があり、粉体の吸油
量、吸水量が高いことにより達成される。また良好な仕
上がりを得るためには皮膚表面のしわ部分や毛穴部分を
目立たなくさせる必要がある。その為には化粧料中の粉
体には、光があたった場合の正反射が少なく、拡散反射
が多いことでしわや毛穴を目立たなくする効果を持つこ
とが求められる。 【０００４】例えばタルク、マイカといった通常用いら
れる体質顔料の場合、吸油量、吸水量も少なく、吸油・
吸水速度も遅い。しかも、正反射が多く、配合した化粧
料ではしわや毛穴が目立ち化粧崩れがおきやすいという
問題があった。また、球状多孔性無機粉体や球状多孔性
樹脂粉体なども用いられるが、かさつき感が強く、付着
性が悪い為に化粧料にしっとり感を与えることができず
皮膚へのつきを悪くさせるという欠点があった。さらに
配合した場合に化粧持続性の良さと良好なる仕上がりが
同時に得られる性能を付与しているとは言いがたい。従
って、化粧料に良好な化粧持続性と良好な仕上がりを付
与し得る粉体及びこれを配合することで更に化粧性能に
優れた化粧料が望まれていた。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明者らは上記実情に
鑑み、鋭意研究を重ねた結果、針状の非晶質シリカに粒
状の非晶質シリカが多数不規則に付着している複合一次
粒子が三次元的に不規則に絡合してなるほぼ球状の非晶
質シリカ複合二次粒子を配合した化粧料が化粧持続性の
良さ、良好な仕上がり等の物性に優れていることを見い
だし、本発明を完成するに至った。 【０００６】即ち、本発明は針状の非晶質シリカに粒状
の非晶質シリカが多数不規則に付着している複合一次粒
子が三次元的に不規則に絡合してなるほぼ球状の非晶質
シリカ複合二次粒子を含有することを特徴とする化粧料
に関するものである。以下に本発明の構成について詳述
する。 【０００７】本発明に用いられる非晶質シリカ複合二次
粒子は、長さ１〜５０μｍ，幅０．０１〜２０μｍ程度
の針状の非晶質シリカに粒径５〜２００ｎｍ程度の粒状
の非晶質シリカが多数不規則に付着していることを特徴
とする複合一次粒子が三次元的に不規則に絡合してほぼ
球状の粒子をなすものである。なお、上記針状とは棒状
及び柱状を含むものである。以下に製造工程の一例を示
す。 【０００８】本化粧品に使用される非晶質シリカ複合二
次粒子としては、国際出願番号ＰＣＴ／ＪＰ９０／０１
２３５に記載されているものを好適に用いることができ
る。例えば、けい酸原料としてホワイトカーボンと珪石
粉を、石灰原料として生石灰を用い、ＣａＯ／ＳｉＯ ２
モル比が１．００になるように調整し、更に水を加えて
原料スラリーとする。この原料スラリーをオートクレー
ブに入れて、攪拌下加圧・加熱処理してゾノトライトの
二次粒子よりなる水性スラリーを得る。次に上記スラリ
ーに珪酸ナトリウムを混合し、攪拌下炭酸ガスを圧入
し、温度８０℃で２ｋｇｆ／ｃｍ２、６時間反応させ
る。この反応物を濃度３規定の塩酸に１時間浸漬した
後、水洗・乾燥して、本発明に用いられる非晶質シリカ
複合二次粒子が得られる。図１は、この様にして得られ
た非晶質シリカ複合二次粒子の一例を示すもので３００
０倍の走査型電子顕微鏡写真であり、また図２は該複合
二次粒子を構成する複合一次粒子の２５０００倍の走査
型電子顕微鏡写真である。これより、非晶質シリカ複合
二次粒子は、針状の非晶質シリカに粒状の非晶質シリカ
が付着している複合一次粒子が、三次元的に絡合してほ
ぼ中空の球状粒子を成したものであることが判る。 【０００９】 【図１】 【００１０】 【図２】 【００１１】非晶質シリカ複合二次粒子の粒径は通常１
０〜１５０μｍであり、本発明の効果をより発揮するた
めには、１０〜５０μｍが好ましく、合成条件の制御や
合成物の分級により調製できる。また、１０μｍより細
かいと毛穴を目立たなくさせる効果が損なわれ、５０μ
ｍより大きいとざらつきを感じる。 【００１２】非晶質シリカ複合二次粒子の配合量は本発
明の化粧料全量中０．１〜８０重量％である。 【００１３】本発明の効果をより発揮させるには０．５
重量％以上が好ましく、さらに好ましくは１．０重量％
以上である。 【００１４】本発明の化粧料は皮膚に使用され、その保
護及び化粧を目的とする全てを含み必要に応じて各種オ
イル、界面活性剤、薬剤、色素、香料、保湿剤、水等の
一般に化粧品に配合される原料を配合することができ
る。 【００１５】 【実施例】次に実施例によって、本発明をさらに詳細に
説明する。ただし本発明は実施例に限定されるものでは
ない。 【００１６】試験例１ 本発明で用いた非晶質シリカ複
合二次粒子と従来の粉体の吸油量と毛穴を目立たなくさ
せる効果について評価した。結果を表１に示す。 （試験方法）吸油量はＪＩＳ Ｋ ５１０１に従い皮脂
中の成分であるスクワランを用いて測定した。毛穴を目
立たなくさせる効果については、ヒト頬部に化粧水を塗
布後試料をブラシで一定量塗布し毛穴の目立ちにくさを
見た。毛穴を目立たせなくする効果の優れているものを
○、やや効果のあるものを△、効果の無いものを×とし
て評価した。（以下余白） 【００１７】 【表１】【００１８】表中の結果から明かなごとく本発明で用い
た非晶質シリカ複合二次粒子は、吸油量が大きく化粧持
続性に優れ、毛穴を目立たなくする効果に優れているこ
とが認められた。 【００１９】実施例１ パウダーファンデーション 表２に示す組成のパウダーファンデーションを製造し、
化粧持ち，仕上がりの良さについて評価した。結果を表
３に示す。 （製法）顔料を混合、粉砕してヘンシェルミキサーに移
し、結合剤等を加熱混合し均一にしたものを顔料に混合
した後、再び粉砕して、ふるいに通した。これを金皿に
圧縮成型して、パウダーファンデーションを得た。 （以下余白） 【００２０】 【表２】 【００２１】（評価方法）化粧持ち、仕上がりの良さに
ついて１０人の専門パネラーにより官能評価をおこな
い、次の基準で示した。 ○・・・・・８人以上良いと感じた。 △・・・・・４〜７人良いと感じた。 ×・・・・・４人未満良いと感じた。 （以下余白） 【００２２】 【表３】 【００２３】表３から明かなごとく、上記のパウダーフ
ァンデーションは非晶質シリカ複合二次粒子を用いるこ
とにより、化粧持ちに優れ、仕上がりが良好なものであ
った。 【００２４】実施例２ ほほ紅 実施例１と同様にして目的のほほ紅を得た。組成 (%) 1 タルク 残量 2 マイカ 15.0 3 非晶質シリカ複合二次粒子 5.0 4 酸化チタン 5.0 5 赤色２０２号 2.0 6 スクワラン 6.0 7 ジメチルポリシロキサン 6.0 8 防腐剤 0.2 9 香料 0.2 （以下余白） 【００２５】実施例３ パウダーアイシャドウ 実施例１と同様にして目的のパウダーアイシャドウを得
た。組成 (%) 1 マイカ 残量 2 セリサイト 20.0 3 非晶質シリカ複合二次粒子 8.0 4 ベンガラ 1.0 5 黄酸化鉄 2.0 6 スクワラン 8.0 7 ジメチルポリシロキサン 6.0 8 防腐剤 0.2 9 香料 0.2 【００２６】実施例４ プレストパウダー 実施例１と同様にして目的のプレストパウダーを得た。組成 (%) 1 タルク 残量 2 セリサイト 20.0 3 非晶質シリカ複合二次粒子 10.0 4 ベンガラ 0.2 5 黄酸化鉄 0.5 6 黒酸化鉄 0.01 7 酸化チタン 3.0 8 スクワラン 4.0 9 ジメチルポリシロキサン 4.0 10 防腐剤 0.2 11 香料 0.2 【００２７】実施例２〜４で得られた化粧料はいずれも
化粧持ちに優れ、仕上がりが良好なものであった。 【００２８】実施例５ 化粧下地乳液組成 (%) 1 スクワラン 5.0 2 トリオクタン酸セチル 5.0 3 モノステアリン酸ソルビタン 1.0 4 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 5 セタノール 1.0 6 １，３−ブチレングリコール 5.0 7 非晶質シリカ複合二次粒子 0.5 8 防腐剤 0.2 9 香料 0.2 10 精製水 残量 （製法）成分１〜５を加温溶解し、これに成分６，８，
１０を加温溶解したものに成分７を分散し乳化する。こ
れに成分９を加え、攪拌冷却し化粧下地用乳液を得た。
こうして得られた化粧下地用乳液は、従来のものよりフ
ァンデーションの化粧持ちを良くし、ファンデーション
の仕上がりを良くするものであった。 【００２９】 【発明の効果】本発明により、化粧持ちに優れ、毛穴が
目立たず仕上がりが良好な性質を有する化粧料を得るこ
とができる。 【００３０】
子を含有し、良好な仕上がり、良好な化粧持続性を有す
る優れた新規な化粧料に関する。 【０００２】 【従来の技術】粉体化粧料において、化粧料を皮膚に塗
布した際に化粧持続性の良さ、良好な仕上がり、かさつ
き感がないしっとりとした感触が望まれている。従来よ
り化粧料用粉体としては、タルク、雲母、セリサイト等
の無機体質顔料，二酸化チタン酸化鉄等の無機着色顔
料，雲母チタン等のパール剤，ナイロンパウダー等の有
機粉末等が使用されてきた。しかしながら、従来の粉体
を用いた化粧料では良好な仕上がりと化粧持続性の点で
必ずしも満足できるものではなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】粉体化粧料の化粧くず
れは皮膚から分泌される皮脂、汗によって引き起こさ
れ、望まれる化粧持続性の良さは化粧料中の粉体に吸
油、吸水がすみやかに行われる必要があり、粉体の吸油
量、吸水量が高いことにより達成される。また良好な仕
上がりを得るためには皮膚表面のしわ部分や毛穴部分を
目立たなくさせる必要がある。その為には化粧料中の粉
体には、光があたった場合の正反射が少なく、拡散反射
が多いことでしわや毛穴を目立たなくする効果を持つこ
とが求められる。 【０００４】例えばタルク、マイカといった通常用いら
れる体質顔料の場合、吸油量、吸水量も少なく、吸油・
吸水速度も遅い。しかも、正反射が多く、配合した化粧
料ではしわや毛穴が目立ち化粧崩れがおきやすいという
問題があった。また、球状多孔性無機粉体や球状多孔性
樹脂粉体なども用いられるが、かさつき感が強く、付着
性が悪い為に化粧料にしっとり感を与えることができず
皮膚へのつきを悪くさせるという欠点があった。さらに
配合した場合に化粧持続性の良さと良好なる仕上がりが
同時に得られる性能を付与しているとは言いがたい。従
って、化粧料に良好な化粧持続性と良好な仕上がりを付
与し得る粉体及びこれを配合することで更に化粧性能に
優れた化粧料が望まれていた。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明者らは上記実情に
鑑み、鋭意研究を重ねた結果、針状の非晶質シリカに粒
状の非晶質シリカが多数不規則に付着している複合一次
粒子が三次元的に不規則に絡合してなるほぼ球状の非晶
質シリカ複合二次粒子を配合した化粧料が化粧持続性の
良さ、良好な仕上がり等の物性に優れていることを見い
だし、本発明を完成するに至った。 【０００６】即ち、本発明は針状の非晶質シリカに粒状
の非晶質シリカが多数不規則に付着している複合一次粒
子が三次元的に不規則に絡合してなるほぼ球状の非晶質
シリカ複合二次粒子を含有することを特徴とする化粧料
に関するものである。以下に本発明の構成について詳述
する。 【０００７】本発明に用いられる非晶質シリカ複合二次
粒子は、長さ１〜５０μｍ，幅０．０１〜２０μｍ程度
の針状の非晶質シリカに粒径５〜２００ｎｍ程度の粒状
の非晶質シリカが多数不規則に付着していることを特徴
とする複合一次粒子が三次元的に不規則に絡合してほぼ
球状の粒子をなすものである。なお、上記針状とは棒状
及び柱状を含むものである。以下に製造工程の一例を示
す。 【０００８】本化粧品に使用される非晶質シリカ複合二
次粒子としては、国際出願番号ＰＣＴ／ＪＰ９０／０１
２３５に記載されているものを好適に用いることができ
る。例えば、けい酸原料としてホワイトカーボンと珪石
粉を、石灰原料として生石灰を用い、ＣａＯ／ＳｉＯ ２
モル比が１．００になるように調整し、更に水を加えて
原料スラリーとする。この原料スラリーをオートクレー
ブに入れて、攪拌下加圧・加熱処理してゾノトライトの
二次粒子よりなる水性スラリーを得る。次に上記スラリ
ーに珪酸ナトリウムを混合し、攪拌下炭酸ガスを圧入
し、温度８０℃で２ｋｇｆ／ｃｍ２、６時間反応させ
る。この反応物を濃度３規定の塩酸に１時間浸漬した
後、水洗・乾燥して、本発明に用いられる非晶質シリカ
複合二次粒子が得られる。図１は、この様にして得られ
た非晶質シリカ複合二次粒子の一例を示すもので３００
０倍の走査型電子顕微鏡写真であり、また図２は該複合
二次粒子を構成する複合一次粒子の２５０００倍の走査
型電子顕微鏡写真である。これより、非晶質シリカ複合
二次粒子は、針状の非晶質シリカに粒状の非晶質シリカ
が付着している複合一次粒子が、三次元的に絡合してほ
ぼ中空の球状粒子を成したものであることが判る。 【０００９】 【図１】 【００１０】 【図２】 【００１１】非晶質シリカ複合二次粒子の粒径は通常１
０〜１５０μｍであり、本発明の効果をより発揮するた
めには、１０〜５０μｍが好ましく、合成条件の制御や
合成物の分級により調製できる。また、１０μｍより細
かいと毛穴を目立たなくさせる効果が損なわれ、５０μ
ｍより大きいとざらつきを感じる。 【００１２】非晶質シリカ複合二次粒子の配合量は本発
明の化粧料全量中０．１〜８０重量％である。 【００１３】本発明の効果をより発揮させるには０．５
重量％以上が好ましく、さらに好ましくは１．０重量％
以上である。 【００１４】本発明の化粧料は皮膚に使用され、その保
護及び化粧を目的とする全てを含み必要に応じて各種オ
イル、界面活性剤、薬剤、色素、香料、保湿剤、水等の
一般に化粧品に配合される原料を配合することができ
る。 【００１５】 【実施例】次に実施例によって、本発明をさらに詳細に
説明する。ただし本発明は実施例に限定されるものでは
ない。 【００１６】試験例１ 本発明で用いた非晶質シリカ複
合二次粒子と従来の粉体の吸油量と毛穴を目立たなくさ
せる効果について評価した。結果を表１に示す。 （試験方法）吸油量はＪＩＳ Ｋ ５１０１に従い皮脂
中の成分であるスクワランを用いて測定した。毛穴を目
立たなくさせる効果については、ヒト頬部に化粧水を塗
布後試料をブラシで一定量塗布し毛穴の目立ちにくさを
見た。毛穴を目立たせなくする効果の優れているものを
○、やや効果のあるものを△、効果の無いものを×とし
て評価した。（以下余白） 【００１７】 【表１】【００１８】表中の結果から明かなごとく本発明で用い
た非晶質シリカ複合二次粒子は、吸油量が大きく化粧持
続性に優れ、毛穴を目立たなくする効果に優れているこ
とが認められた。 【００１９】実施例１ パウダーファンデーション 表２に示す組成のパウダーファンデーションを製造し、
化粧持ち，仕上がりの良さについて評価した。結果を表
３に示す。 （製法）顔料を混合、粉砕してヘンシェルミキサーに移
し、結合剤等を加熱混合し均一にしたものを顔料に混合
した後、再び粉砕して、ふるいに通した。これを金皿に
圧縮成型して、パウダーファンデーションを得た。 （以下余白） 【００２０】 【表２】 【００２１】（評価方法）化粧持ち、仕上がりの良さに
ついて１０人の専門パネラーにより官能評価をおこな
い、次の基準で示した。 ○・・・・・８人以上良いと感じた。 △・・・・・４〜７人良いと感じた。 ×・・・・・４人未満良いと感じた。 （以下余白） 【００２２】 【表３】 【００２３】表３から明かなごとく、上記のパウダーフ
ァンデーションは非晶質シリカ複合二次粒子を用いるこ
とにより、化粧持ちに優れ、仕上がりが良好なものであ
った。 【００２４】実施例２ ほほ紅 実施例１と同様にして目的のほほ紅を得た。組成 (%) 1 タルク 残量 2 マイカ 15.0 3 非晶質シリカ複合二次粒子 5.0 4 酸化チタン 5.0 5 赤色２０２号 2.0 6 スクワラン 6.0 7 ジメチルポリシロキサン 6.0 8 防腐剤 0.2 9 香料 0.2 （以下余白） 【００２５】実施例３ パウダーアイシャドウ 実施例１と同様にして目的のパウダーアイシャドウを得
た。組成 (%) 1 マイカ 残量 2 セリサイト 20.0 3 非晶質シリカ複合二次粒子 8.0 4 ベンガラ 1.0 5 黄酸化鉄 2.0 6 スクワラン 8.0 7 ジメチルポリシロキサン 6.0 8 防腐剤 0.2 9 香料 0.2 【００２６】実施例４ プレストパウダー 実施例１と同様にして目的のプレストパウダーを得た。組成 (%) 1 タルク 残量 2 セリサイト 20.0 3 非晶質シリカ複合二次粒子 10.0 4 ベンガラ 0.2 5 黄酸化鉄 0.5 6 黒酸化鉄 0.01 7 酸化チタン 3.0 8 スクワラン 4.0 9 ジメチルポリシロキサン 4.0 10 防腐剤 0.2 11 香料 0.2 【００２７】実施例２〜４で得られた化粧料はいずれも
化粧持ちに優れ、仕上がりが良好なものであった。 【００２８】実施例５ 化粧下地乳液組成 (%) 1 スクワラン 5.0 2 トリオクタン酸セチル 5.0 3 モノステアリン酸ソルビタン 1.0 4 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 5 セタノール 1.0 6 １，３−ブチレングリコール 5.0 7 非晶質シリカ複合二次粒子 0.5 8 防腐剤 0.2 9 香料 0.2 10 精製水 残量 （製法）成分１〜５を加温溶解し、これに成分６，８，
１０を加温溶解したものに成分７を分散し乳化する。こ
れに成分９を加え、攪拌冷却し化粧下地用乳液を得た。
こうして得られた化粧下地用乳液は、従来のものよりフ
ァンデーションの化粧持ちを良くし、ファンデーション
の仕上がりを良くするものであった。 【００２９】 【発明の効果】本発明により、化粧持ちに優れ、毛穴が
目立たず仕上がりが良好な性質を有する化粧料を得るこ
とができる。 【００３０】
【図面の簡単な説明】
【図１】非晶質シリカ複合二次粒子の走査型電子顕微鏡
写真 【図２】該複合二次粒子を構成する複合一次粒子の走査
型電子顕微鏡写真
写真 【図２】該複合二次粒子を構成する複合一次粒子の走査
型電子顕微鏡写真
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 柴原 数雄
岐阜県本巣郡糸貫町見延1386番地の14
(56)参考文献 特開 平４−145011（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−172902（ＪＰ，Ａ)
国際公開91／004225（ＷＯ，Ａ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61K 7/00 - 7/50
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 針状の非晶質シリカに粒状の非晶質シリ
カが多数不規則に付着している複合一次粒子が三次元的
に不規則に絡合してなるほぼ球状の非晶質シリカ複合二
次粒子を含有することを特徴とする化粧料
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02202994A JP3430179B2 (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 非晶質シリカ複合二次粒子を含有する化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02202994A JP3430179B2 (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 非晶質シリカ複合二次粒子を含有する化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07206639A JPH07206639A (ja) | 1995-08-08 |
| JP3430179B2 true JP3430179B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=12071560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02202994A Expired - Fee Related JP3430179B2 (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 非晶質シリカ複合二次粒子を含有する化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3430179B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5183930A (en) * | 1992-06-17 | 1993-02-02 | Rohm And Haas Company | Transesterification catalyst |
| ES2851180T3 (es) | 2012-06-21 | 2021-09-03 | Oreal | Composición cosmética para ocultar poros que comprende una carga de tipo laminar, un elastómero de silicio y una carga que absorbe aceite |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02172902A (ja) * | 1988-12-24 | 1990-07-04 | Tombow Pencil Co Ltd | 化粧料 |
| DE69011841T2 (de) * | 1989-09-25 | 1994-12-15 | Osaka Packing | Primär-, sekundärverbundteilchen aus nichtkristalliner kieselsäure, daraus hergestellte formkörper sowie deren herstellung. |
| JP3066974B2 (ja) * | 1990-10-02 | 2000-07-17 | 旭硝子株式会社 | シリカ配合化粧品 |
-
1994
- 1994-01-21 JP JP02202994A patent/JP3430179B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07206639A (ja) | 1995-08-08 |
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