JP3429690B2 - ゲーム装置 - Google Patents

ゲーム装置

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JP3429690B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビモニタ等に
表示されるゲーム映像(映像ストーリー)を見ながら、
操作レバーや操作ボタン等を操作して1つの選択肢を選
択することにより、映像ストーリーをその選択肢情報に
従って進行させるゲーム装置に係り、特に、映画やテレ
ビドラマなどの映像ストーリーとゲームシステムとの完
全な融合を図ったゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の最も基本的なゲーム装置は、例え
ば図14に示すような状態でゲーム映像81が画面表示
され、プレーヤーは、そのゲーム映像81や文章表示部
82に表示された文章に基づいて状況を判断し、右端に
表示された行動選択表83から細かな行動を選択しなが
ら、ゲームを進行するようになっている。このとき、文
章表示部82に表示された文章を読んで状況を判断し、
行動選択表83から1つの行動を選択するまでの間は、
ゲーム映像81は止まった状態、つまり、時間が止まっ
た状態となっている。そして、行動選択表83から1つ
の行動を選択すると、その行動選択に従って、その後の
状況が変化し、これをゲーム映像81、文章表示部82
及び行動選択表83に反映させながら、ストーリーを進
めていく。このような繰り返しによってゲームが進行す
ることになる。
【0003】また、最近では、映画並みの映像演出が可
能となったことで、映像重視型のゲーム装置が提供され
ている。
【0004】この映像重視型のゲーム装置は、図15に
示すように、画面上に映画のシチュエーションが表示さ
れ、それが終わると、行動選択表91が画面上(例え
ば、画面中央部等)に表示され、プレーヤーに具体的な
行動選択を提示するようになっている。この場合、画面
上に映画のシチュエーションが表示されて時間が進行し
ている間、プレーヤーはただその画面を見ているだけの
状態であり、それが終わると、画面を停止(すなわち、
時間を停止)して、その画面上に行動選択表91を表示
するようになっている。そして、プレーヤーがその行動
選択表91から1つの行動を選択すると、その行動選択
に従って、その後の状況が変化し、これをゲーム映像に
反映させながら、ストーリーを進めていく。このような
繰り返しによってゲームが進行することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のゲーム装置では、プレーヤーによる行動選択中は時間
が止まる(ゲーム映像が停止する)ため、せっかくの美
しい映像演出がその都度寸断されてしまうといった問題
があった。また、ゲームの存在意義であるインタラクト
(Interact)が、行動選択中は、ゲーム中であ
るにも関わらず、消失してしまうといった問題もあっ
た。
【0006】映画やテレビドラマのような映像ストーリ
ーとゲーム装置との完全な融合は、ディスプレイテレビ
を使うコンピュータゲームにおいて、避けては通れない
命題である。最近のコンピュータハードスペックとCG
技術の向上により、実写映像並みの演出がゲーム装置に
おいても可能となっているが、融合という意味ではまだ
まだ不十分である。すなわち、映像(ムービー)の垂れ
流しでその間プレーヤーは見ているだけであったり、ま
たゲームを優先するために映像演出が途中で寸断される
など、まだまだ改良の余地の多いシステムとなってい
る。
【0007】本発明はこのような問題点を解決すべく創
案されたものであって、その目的は、寸断なく流れる映
像ストーリーの中で、プレーヤーが判断し、参加できる
全く新しいシステムのゲーム装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のゲーム装置は、表示手段に表示される映像
ストーリーを見ながら選択手段によって選択肢を選択す
ることにより、映像ストーリーをその選択肢情報に従っ
て進行させるゲーム装置であって、前記選択手段からの
選択肢情報に基づいて変更される種々の映像ストーリー
に対応した映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、
選択手段の選択対象となる種々の選択肢情報を記憶す
る選択肢情報記憶手段と、映像ストーリーの進行内容を
前記選択手段からの選択情報に基づいて決定し、前記表
示手段に出力するゲーム進行処理手段とを備え、前記ゲ
ーム進行処理手段は、前記映像情報記憶手段に記憶され
ている映像情報をゲーム開始からゲーム終了まで寸断す
ることなく連続して表示手段に出力するとともに、映像
ストーリーの進行中に前記選択肢情報記憶手段に記憶さ
れている種々の選択肢を、映像ストーリーの進行状況に
合わせて、それぞれに設定された選択タイミングで、予
め設定された時間だけ選択可能とし、その選択可能時間
帯の間だけ、進行中の映像画面上の任意の領域に選択指
示領域を表示することなく隠された状態で設定し、その
選択可能時間帯に、隠された選択指示領域が指示される
と、その選択肢情報に基づき前記映像情報記憶手段に記
憶されている対応する映像情報を選択出力して、その後
の映像ストーリーの進行内容を変更することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明のゲーム装置は、上記構成の
ゲーム装置において、前記ゲーム進行処理手段は、前記
選択指示領域の映像画面上での表示場所をその都度変更
する変更手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明のゲーム装置は、上記構成の
ゲーム装置において、前記ゲーム進行処理手段は、前記
選択肢情報を映像画面上に隠された状態で表示している
ことをプレーヤーに知らせる報知手段をさらに備えたこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明のゲーム装置のシステム構
成を示すブロック図である。このゲーム装置は、大別す
ると、選択部1と、ゲーム進行処理手段2と、表示部3
とで構成されている。
【0013】また、ゲーム進行処理手段2は、選択部1
からの選択肢情報に基づいて変更される種々の映像スト
ーリーに対応した映像情報及び音声情報を記憶する映像
/音声情報記憶部21と、選択部1の選択対象となる種
々の選択肢情報を記憶する選択肢情報記憶部22と、ゲ
ーム進行に伴って必要となる種々の時間を計測するタイ
マー部23とを備えている。
【0014】選択部1は、本実施の形態では、例えばキ
ーボードやマウス、パッドなどの入力機器が用いられ
る。また、表示部3は、本実施の形態では、例えばCR
T、テレビジョン、液晶表示装置などが用いられ、音声
や音楽等の出力手段を含む構成となっている。
【0015】ゲーム進行処理手段2は、図示しないRO
M等に格納されている所定のゲームプログラムに従っ
て、選択部1からの選択肢情報等に基づく各種の演算処
理を行う。そして、その演算処理結果に基づいて、ゲー
ム画像の合成処理や、ゲーム効果音の合成処理等の種々
の合成処理を行い、その合成画像や合成音声を表示部3
に出力するようになっている。
【0016】映像/音声情報記憶部21における映像情
報記憶部には、ゲーム開始からゲーム終了までの映像ス
トーリーを構成する各シチュエーションA、B、・・・
が、他のシチュエーションとの関連を示す情報とともに
記憶されている。
【0017】図2は、映像情報記憶部に記憶されている
それぞれのシチュエーションA、B、・・・の関連構成
の一例を模式的に示したものである。すなわち、図2に
示す例では、例えばゲーム開始からゲーム終了まで、プ
レーヤーが選択部1で何も選択しなかった場合には、ま
ずシチュエーションAが表示され、続いてシチュエーシ
ョンD、シチュエーションHと表示され、各シチュエー
ションの動画面が寸断されることなく連続して表示され
てゲームが終了するように、これらシチュエーション
A、D、Hの情報は関連付けられている。
【0018】そして、シチュエーションAの表示中に選
択部1で選択操作が行われると、シチュエーションAか
らシチュエーションB又はシチュエーションCのいずれ
かに表示を変更する。そして、シチュエーションBの表
示中に選択部1で選択操作が行われると、シチュエーシ
ョンBからシチュエーションEに表示を変更し、これら
シチュエーションB、Eの表示を終了すると、再びシチ
ュエーションAの表示途中に戻るように、シチュエーシ
ョンB、Eは関連付けられている。また、シチュエーシ
ョンCの表示中に、選択部1で選択操作が行われると、
シチュエーションCからシチュエーションFに表示を変
更し、シチュエーションFの表示後はシチュエーション
Cの表示途中に戻るように、シチュエーションFは関連
付けられている。また、シチュエーションCの表示を終
了すると、シチュエーションDに移行するようになって
いる。
【0019】また、シチュエーションDの表示中に、選
択部1で選択操作が行われると、シチュエーションDか
らシチュエーションGに表示が変更されてゲームが終了
するように、シチュエーションGは関連付けられてい
る。
【0020】なお、音声情報については、上記した映像
情報記憶部に記憶されている各シチュエーションA、B
・・・と関連付けられて記憶されているが、音声情報に
ついては本発明の要部ではないので、ここでは説明を省
略する。
【0021】図3は、選択肢情報記憶部22のデータ構
成を示している。選択肢情報記憶部22には、ゲーム開
始からゲーム終了まで寸断することなく連続して出力さ
れる映像ストーリーの表示画面中に、適宜のタイミング
で表示するための種々の選択肢(選択肢1、選択肢2、
・・・)の情報が格納されており、選択肢番号、表示内
容、表示時間帯、表示場所、選択シチュエーションの各
項目からなっている。
【0022】表示内容の項目には、例えば「前を見
る」、「振り返る」、「見る」、「鍵を取る」、「鍵で
開ける」といった、そのときの選択内容が1又は複数個
記憶されている。また、表示時間帯の項目には、その選
択肢が表示されるシチュエーションの映像情報に含まれ
る動画アドレスが格納されており、例えば選択肢1は、
シチュエーションAの動画アドレスa1、a2が格納さ
れている。つまり、表示部3に表示されているシチュエ
ーションAの映像が動画アドレスa1になったとき選択
肢1の表示を開始し、動画アドレスa2になったとき表
示を終了するといったデータ内容となっている。また、
選択肢2の表示時間帯の項目には、シチュエーションB
の動画アドレスb1、b2が格納されており、表示部3
に表示されているシチュエーションBの映像が動画アド
レスb1になったとき選択肢2の表示を開始し、動画ア
ドレスb2になったとき表示を終了するといったデータ
内容となっている。また、選択肢3の表示時間帯の項目
には、シチュエーションCの動画アドレスc1、c2が
格納されており、表示部3に表示されているシチュエー
ションCの映像が動画アドレスc1になったとき選択肢
3の表示を開始し、動画アドレスc2になったとき表示
を終了するといったデータ内容となっている。また、選
択肢4の表示時間帯の項目には、シチュエーションDの
動画アドレスd1、d2が格納されており、表示部3に
表示されているシチュエーションDの映像が動画アドレ
スd1になったとき選択肢4の表示を開始し、動画アド
レスd2になったとき表示を終了するといったデータ内
容となっている。
【0023】また、表示場所の項目には、表示画面上の
どの位置に表示するかを示すデータ(例えば、表示画面
上のX−Y座標値等)が格納されており、選択シチュエ
ーションの項目には、その選択肢が選択されたときに表
示を変更すべきシチュエーションの情報が格納されてい
る。
【0024】次に、上記構成のゲーム装置を用いて実際
にゲームを行う場合の一実施例について、図4に示す表
示画面構成図、図5に示す映像ストーリーの展開例、及
び図6ないし図13に示す表示画面例(ただし、各種条
件項目を含めて図示している)を参照しながら説明す
【0025】表示画面の構成は、図4に示すように、そ
の全体が映像ストーリーの動画面を表示する表示部31
となっており、その下段部分には、プレーヤーが持って
いて使える持ち物を表示する持ち物欄32が設けられて
いる。つまり、このゲームでは、選択肢の中に、ある持
ち物でしか反応しないものがあり、例えば、上記の「鍵
で開ける」の選択肢がこれに該当する。従って、予めそ
の鍵を取得していなければ、この選択肢が表示されて
も、これを選択することはできない。また、図中の符号
33はカーソルで、表示映像中に表示される選択画面3
4を指して選択するときなどに使用される。
【0026】また、このゲームの映像ストーリーと選択
肢との関係(展開例)を示す図5は、図2に示す各シチ
ュエーションA、B、・・・の関連構成図がベースとな
っていて、ゲーム開始時にまずシチュエーションAの映
像ストーリーが表示され、その表示途中において選択肢
1の選択画面34が一定時間(例えば、5秒等)動画面
上に表示され、ここで任意の選択が行われると、シチュ
エーションAの映像ストーリーからシチュエーションB
又はシチュエーションCのいずれかの映像ストーリーに
表示変更される。そして、シチュエーションBの映像ス
トーリーの表示途中において選択肢2の選択画面34が
一定時間(例えば、6秒等)動画面上に表示され、ここ
で任意の選択が行われると、シチュエーションBの映像
ストーリーからシチュエーションEの映像ストーリーに
表示変更される。そして、それぞれのシチュエーション
B、Eの表示が終了すると、再びシチュエーションAの
表示途中に戻るようになっている。また、シチュエーシ
ョンCの映像ストーリーの表示途中において選択肢3の
選択画面34が一定時間(例えば、4秒等)動画面上に
表示され、ここで任意の選択が行われると、シチュエー
ションCの映像ストーリーからシチュエーションFの映
像ストーリーに表示変更され、シチュエーションFの表
示が終了すると、再びシチュエーションCの表示途中に
戻るようになっている。
【0027】また、シチュエーションA及びシチュエー
ションCの表示が終了すると、続いてシチュエーション
Dの映像ストーリーが表示され、その表示途中において
選択肢4の選択画面34が一定時間(例えば、6秒等)
動画面上に表示され、ここで任意の選択が行われると、
シチュエーションDの映像ストーリーからシチュエーシ
ョンGの映像ストーリーに表示変更され、シチュエーシ
ョンGの表示が終了すると、ゲームが終了するようにな
っている。また、選択肢4の選択画面34の表示中に何
ら選択されなかった場合には、シチュエーションDの映
像ストーリーからシチュエーションHの映像ストーリー
に表示変更され、シチュエーションHの表示が終了する
と、ゲームが終了するようになっている。なお、各選択
肢1、2、3、4のそれぞれの表示タイミング及び表示
時間である一定時間は、図3に示す表示時間帯の項目の
動画アドレスをどのように設定するかによって決定でき
る。
【0028】次に、上記図5で説明した映像ストーリー
の展開を、実際のゲームにあてはめて、具体的に説明す
る。ここで説明する大まかなストーリーは、一人の女性
が画面手前側に向かって必死の形相で逃げてきており、
背後から化け物が追いかけてくる設定となっている。そ
して、玄関に向かって逃げる女性に化け物が迫り、玄関
にたどり着いた女性が、事前に取得していた鍵を使って
扉を開けると、その扉から外に出られてパッピーエンド
で終了するといった内容となっている。このような連続
したシーンが、まるで映画を見ているように寸断なく表
示部3に表示される。
【0029】ゲーム開始により、まずシチュエーション
Aの映像ストーリーが表示される。シチュエーションA
は、図6に示すように、一人の女性が画面手前側に向か
って必死の形相で逃げてくるシーンであり、このシーン
では、背景に化け物は現れていない。
【0030】そして、女性が画面手前側に向かって途中
まで逃げてくると、その表示動画面中に選択肢1の選択
画面が例えば5秒間表示される。ここでは、選択肢1と
して、「振り返る」と「前を見る」の両方の文字が表示
される。プレーヤーは、この表示された選択肢1の内容
を見て、例えば「振り返る」を選択する場合にはカーソ
ルを表示された選択肢1の「振り返る」のところに移動
(キーボードやマスウ、パッドなどの入力機器で移動)
し、入力機器のトリガーを押して選択(決定)すると、
これに応じて、シチュエーションAの映像ストーリーか
らシチュエーションBの映像ストーリーに表示変更され
る。なお、選択肢1が表示されている間に、選択操作が
行われなかった場合には、5秒後に選択肢1の表示が消
えて、シチュエーションAの映像ストーリーがその後も
引き続き表示される。
【0031】シチュエーションBは、図7に示すよう
に、化け物が女性に向かって叫びながら迫ってくるシー
ンであり、このシーンは女性の目線であるから、当然の
ことながら画面上に女性は現れていない。そして、この
シチュエーションBの映像ストーリーの表示途中におい
て、選択肢2の選択画面が例えば6秒間表示される。こ
こでは、選択肢2として、「見る」といった文字が表示
される。プレーヤーは、この表示された選択肢2の内容
を見て、これを選択する場合にはカーソルを表示された
選択肢2のところに移動し、入力機器のトリガーを押し
て選択(決定)すると、これに応じて、シチュエーショ
ンBの映像ストーリーからシチュエーションEの映像ス
トーリーに表示変更される。なお、選択肢2が表示され
ている間に、選択操作が行われなかった場合には、6秒
後に選択肢2の表示が消えて、シチュエーションBの映
像ストーリーがその後も引き続き表示され、シチュエー
ションBの表示が終了すると、再びシチュエーションA
の表示途中に戻るようになっている。
【0032】シチュエーションEは、図10に示すよう
に、化け物のアップのシーンである。このシチュエーシ
ョンEの表示が終了すると、再びシチュエーションAの
表示途中に戻るようになっている。
【0033】一方、プレーヤーは、表示された選択肢1
の内容を見て、例えば「前を見る」を選択する場合には
カーソルを表示された選択肢1の「前を見る」のところ
に移動(キーボードやマスウ、パッドなどの入力機器で
移動)し、入力機器のトリガーを押して選択(決定)す
ると、これに応じて、シチュエーションAの映像ストー
リーからシチュエーションCの映像ストーリーに表示変
更される。シチュエーションCは、図8に示すように、
玄関の扉が目の前に迫ってくるシーンであり、このシー
ンでは、当然のことながら女性は現れていない。そし
て、このシチュエーションCの映像ストーリーの表示途
中において、選択肢3の選択画面が例えば4秒間表示さ
れる。ここでは、選択肢3として、「見る」といった文
字が表示される。プレーヤーは、この表示された選択肢
3の内容を見て、これを選択する場合にはカーソルを表
示された選択肢3のところに移動し、入力機器のトリガ
ーを押して選択(決定)すると、これに応じて、シチュ
エーションCの映像ストーリーからシチュエーションF
の映像ストーリーに表示変更される。シチュエーション
Fは、図10に示すように、扉のアップのシーンとなっ
ており、このシチュエーションFの表示が終了すると、
再びシチュエーションCの表示途中に戻るようになって
いる。なお、選択肢3が表示されている間に、選択操作
が行われなかった場合には、4秒後に選択肢3の表示が
消えて、シチュエーションCの映像ストーリーがその後
も引き続き表示されることになる。
【0034】そして、シチュエーションA及びシチュエ
ーションCの表示が終了すると、続いてシチュエーショ
ンDの映像ストーリーが表示される。シチュエーション
Dは、図9に示すように、扉の前に、女性が息を切らし
ながら近づいて立ち、化け物が後ろから近づいてくる音
が次第に大きくなってくるといったシーンである。
【0035】このシチュエーションDの映像ストーリー
の表示途中において、選択肢4の選択画面が例えば6秒
間表示される。ここでは、選択肢4として、「鍵で開け
る」といった文字が表示される。プレーヤーは、この選
択肢4が表示されている間に、カーソルを持ち物欄32
に移動し、持ち物欄32から鍵を選択した後、再びカー
ソルを選択画面に移動し、入力機器のトリガーを押して
選択(決定)すると、これに応じて、シチュエーション
Dの映像ストーリーからシチュエーションGの映像スト
ーリーに表示変更される。つまり、図12に示すように
扉が開いて外に出ることができ、パッピーエンドで終了
することになる。一方、選択肢4の選択画面が表示され
ている間に、鍵を持ち物欄32から選択して開くことが
できなかった場合(若しくは、鍵を当初から持っていな
かった場合)には、シチュエーションDからシチュエー
ションHに表示変更され、画面にゲームオーバー(図1
3参照)の文字が表示されて、ゲームの終了となる。
【0036】このように、本実施例のゲーム装置では、
映画のように寸断なく流れる映像演出を見ながら、刻々
と状況が変わる中で、次々と現れる選択画面から選択す
るので、緊迫感、臨場感にあふれたゲームを楽しむこと
ができるものである。
【0037】次に、上記構成のゲーム装置を用いて実際
にゲームを行う場合の他の実施例について、同じく図5
に示す映像ストーリーの展開例、及び図6ないし図13
に示す表示画面例を参照しながら説明する。この実施例
は、請求項1ないし3に対応している。
【0038】この実施例では、選択肢1、2・・・を表
示画面上にいきなり表示するのではなく、表示タイミン
グになったとき、表示画面上の任意の位置に隠された状
態で表示する(正確には、表示する場所を指定する)よ
うにしたものである。つまり、プレーヤーは、寸断なく
流れる映像ストーリーを見ながら、カーソルを常時若し
くは頻繁に移動させて、その表示指定場所(請求項1及
び2の選択指領域に該当している)を探し出す操作が
必要となる。この場合、表示場所については、映像情報
記憶部の表示場所欄(図3参照)に予め登録しておくの
ではなく、その都度乱数をふって決めるようにすれば、
ゲームを行うたびに表示場所が変わるので、常に新鮮な
気分でゲームを楽しむことができるものである。
【0039】ゲーム開始により、まずシチュエーション
Aの映像ストーリー(図6参照)が表示される。このシ
チュエーションAの映像ストーリーの表示途中の任意の
タイミング(図3に示す表示時間帯で指定されるタイミ
ング)において、選択肢1の選択画面の表示場所が、一
定時間(例えば、4秒等)の間だけ、隠れた状態で画面
上のどこかに指定されるので、プレーヤーは、カーソル
を常時移動させながら、その隠れた指定場所を探すこと
になる。この指定場所はある程度の範囲を持っており、
その範囲内にカーソルが入ると、選択肢1の内容がその
場所に表示されるようになっている。
【0040】そして、表示場所が指定された一定時間の
間に、プレーヤーがカーソルを移動させてその隠れた指
定場所を探し当て、入力機器のトリガーを押すことによ
って、表示された選択肢1の例えば「振り返る」を選択
した場合には、これに応じて、シチュエーションAの映
像ストーリーからシチュエーションBの映像ストーリー
に表示変更されることになる。なお、選択肢1が表示さ
れている間に、選択操作が行われなかった場合には、5
秒後に選択肢1の表示が消えて、シチュエーションAの
映像ストーリーがその後も引き続き表示される。
【0041】そして、シチュエーションBの映像ストー
リーの表示途中(図7参照)の任意のタイミングにおい
て、選択肢2の選択画面の表示場所が、一定時間(例え
ば、6秒等)の間だけ、隠れた状態で画面上のどこかに
指定されるので、プレーヤーは、カーソルを常時移動さ
せながら、その隠れた指定場所を探すことになる。
【0042】そして、表示場所が指定された一定時間の
間に、プレーヤーがカーソルを移動させてその隠れた指
定場所を探し当て、入力機器のトリガーを押すことによ
って、表示された選択肢2を選択した場合には、これに
応じて、シチュエーションBの映像ストーリーからシチ
ュエーションEの映像ストーリーに表示変更されること
になる。なお、選択肢2が表示されている間に、選択操
作が行われなかった場合には、6秒後に選択肢2の表示
が消えて、シチュエーションBの映像ストーリーがその
後も引き続き表示され、シチュエーションBの表示が終
了すると、再びシチュエーションAの表示途中に戻る。
また、シチュエーションEの表示が終了した場合にも、
再びシチュエーションAの表示途中に戻るようになって
いる。
【0043】このようにしてシチュエーションAの表示
が終了すると、続いてシチュエーションDの映像ストー
リーが表示される。以下同様にして、選択肢3及び選択
肢4の表示タイミングがくると、選択肢3及び選択肢4
の選択画面の表示場所が、それぞれの一定時間の間だ
け、隠れた状態で画面上のどこかに指定されるので、プ
レーヤーは、カーソルを常時移動させながら、その隠れ
た指定場所を探すことになる。
【0044】このように、本実施例のゲーム装置では、
映画のように寸断なく流れる映像演出を見ながら、刻々
と状況が変わる中で、隠れた状態で画面上に次々と指定
される選択肢の表示場所を常に探しながら選択操作を行
うので、上記の実施例よりもより緊迫感、臨場感にあふ
れたゲームを楽しむことができる。しかも、表示場所を
その都度変えるようにすれば、常に新しいゲームをやっ
ているような感覚で楽しめるので、すぐにあきてしまう
といったこともない。
【0045】なお、選択肢を完全に隠してしまうと、い
つ選択可能であるのかといったことがプレーヤーに全く
分からず、ゲーム自体が難しくなり過ぎる場合もあるの
で、この場合には、選択肢の表示場所を隠した状態で指
定していることを、プレーヤーに知らせるようにすれば
よい。例えば、画面の隅に「選択肢が隠れています、探
して下さい。」といった文章で表示したり、また最初の
約束事として、選択肢の表示場所が隠れている間中、画
面の隅にそれを知らせるマークを表示する等すればよ
い。または、このような表示とともに、もしくは表示と
は別に、選択肢の表示場所が隠れている間中、電子音等
を出力してプレーヤーに知らせるようにしてもよい。
【0046】なお、上記した映像ストーリーの選択表示
処理はゲームプログラムにより実現され、このプログラ
ムは記録媒体に記録して提供される。
【0047】
【発明の効果】本発明のゲーム装置は、映像情報記憶手
段に記憶されている映像情報をゲーム開始からゲーム終
了まで寸断することなく連続して表示手段に出力すると
ともに、映像ストーリーの進行中に選択肢情報記憶手段
に記憶されている種々の選択肢を、映像ストーリーの進
行状況に合わせて、それぞれに設定された選択タイミン
グで、予め設定された時間だけ選択可能とし、その選択
可能時間帯の間だけ、進行中の映像画面上の任意の領域
に選択指示領域を表示することなく隠された状態で設定
し、その選択可能時間帯に、隠された選択指示領域が指
示されると、その選択肢情報に基づ映像情報記憶手段
に記憶されている対応する映像情報を選択出力して、そ
の後の映像ストーリーの進行内容を変更するように構成
している
【0048】まり、映画のように寸断なく流れる映像
演出を見ながら、刻々と状況が変わる中で、次々と隠れ
た状態で指定される選択肢の表示場所を常に探しながら
選択行動を行うので、より緊迫感、臨場感にあふれたゲ
ームを楽しむことができる。しかも、表示場所をその都
度変えるようにすれば、常に新しいゲームをやっている
ような感覚で楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゲーム装置のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図2】映像情報記憶部に記憶されているそれぞれのシ
チュエーションの関連構成の一例を模式的に示した説明
図である。
【図3】選択肢情報記憶部のデータ構成の一例を示す説
明図である。
【図4】表示画面の構成図である。
【図5】映像ストーリーの展開例を示す説明図である。
【図6】映像ストーリーの展開例に従った表示画面例を
示す説明図である。
【図7】映像ストーリーの展開例に従った表示画面例を
示す説明図である。
【図8】映像ストーリーの展開例に従った表示画面例を
示す説明図である。
【図9】映像ストーリーの展開例に従った表示画面例を
示す説明図である。
【図10】映像ストーリーの展開例に従った表示画面例
を示す説明図である。
【図11】映像ストーリーの展開例に従った表示画面例
を示す説明図である。
【図12】映像ストーリーの展開例に従った表示画面例
を示す説明図である。
【図13】映像ストーリーの展開例に従った表示画面例
を示す説明図である。
【図14】従来の最も基本的なゲーム装置の表示画面例
を示す説明図である。
【図15】従来の映像重視型のゲーム装置の表示画面例
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 選択部 2 ゲーム進行処理手段 3 表示部 21 映像/音声情報記憶部 22 選択肢情報記憶部 23 タイマー部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段に表示される映像ストーリーを
    見ながら選択手段によって選択肢を選択することによ
    り、映像ストーリーをその選択肢情報に従って進行させ
    るゲーム装置であって、 前記選択手段からの選択肢情報に基づいて変更される種
    々の映像ストーリーに対応した映像情報を記憶する映像
    情報記憶手段と、 前記選択手段の選択対象となる種々の選択肢情報を記憶
    する選択肢情報記憶手段と、 映像ストーリーの進行内容を前記選択手段からの選択情
    報に基づいて決定し、前記表示手段に出力するゲーム進
    行処理手段とを備え、 前記ゲーム進行処理手段は、前記映像情報記憶手段に記
    憶されている映像情報をゲーム開始からゲーム終了まで
    寸断することなく連続して表示手段に出力するととも
    に、映像ストーリーの進行中に前記選択肢情報記憶手段
    に記憶されている種々の選択肢を、映像ストーリーの進
    行状況に合わせて、それぞれに設定された選択タイミン
    グで、予め設定された時間だけ選択可能とし、その選択
    可能時間帯の間だけ、進行中の映像画面上の任意の領域
    に選択指示領域を表示することなく隠された状態で設定
    し、その選択可能時間帯に、隠された選択指示領域が指
    示されると、その選択肢情報に基づき前記映像情報記憶
    手段に記憶されている対応する映像情報を選択出力し
    て、その後の映像ストーリーの進行内容を変更すること
    を特徴とするゲーム装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲーム進行処理手段は、前記選択指
    示領域の映像画面上での表示場所をその都度変更する変
    更手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のゲーム装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲーム進行処理手段は、前記選択肢
    情報を映像画面上に隠された状態で表示していることを
    プレーヤーに知らせる報知手段をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のゲーム装置。
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