JP3428787B2 - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JP3428787B2
JP3428787B2 JP26999195A JP26999195A JP3428787B2 JP 3428787 B2 JP3428787 B2 JP 3428787B2 JP 26999195 A JP26999195 A JP 26999195A JP 26999195 A JP26999195 A JP 26999195A JP 3428787 B2 JP3428787 B2 JP 3428787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを送
受信するファクシミリ(以下、FAXという。)装置及
FAXの機能を兼ね備えた複写機又はプリンタ等の複
合装置を含む画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、FAX装置等の画像通信装置
では、企業等において不特定の者が使用する場合が多
く、操作の簡略化を含む機能の向上の要請が強い。この
ため、特開平5−56240号公報、特開平6−152
819号公報及び特開平6−164778号公報等にお
いて、FAX装置の使用者の操作を簡略化するととも
に、宛先の誤入力による誤送信を防止してFAX送信処
理の正確を期すべく、送信画像を送信すべき宛先を自動
的に読み取り、読み取った宛先に対して自動発信するよ
うにした装置が提案されている。
【0003】即ち、特開平5−56240号公報には、
名刺原稿から読み取った文字画像を送信原稿に付加して
送信制御するようにした通信端末装置が開示されてい
る。また、特開平6−152819号公報には、名刺又
は携帯型小型情報機器から読み取った宛先の情報に基づ
いて作成した表紙データを送信するFAX装置が開示さ
れている。さらに、特開平6−164778号公報に
は、原稿の画像データの中から「FAX」等の文字に続
くデータをFAX番号と認識してその番号に自動発信す
るFAX機能付複写装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
宛先を自動的に読み取る画像通信装置では、同一内容の
送信原稿の画像を複数の宛先に対してFAX送信する作
業の簡略化を考慮したものがなかった。このため、同一
内容の送信原稿の画像を複数の宛先に対してFAX送信
する場合、名刺から宛先を読み取った後に送信原稿の画
像を読み取り、所定の画像処理を経て画像を送信すると
いう一連の処理が、一か所の宛先毎に行われ、作業者に
名刺原稿と送信原稿との交換作業の繰り返しを強いるこ
ととなって送信作業の煩雑化を招くとともに、送信処理
時間が長時間化する問題があった。また、同一内容の送
信原稿の画像を複数の宛先に対してFAX送信する際
に、宛先等のデータの設定を完了した作業者が、送信作
業中の装置から離れて待機する場合が多いが、従来の画
像通信装置では、このような場合に送信処理結果を装置
から離れた場所で確認できるようにしたものがなかっ
た。このため、作業者は、送信処理の成否に拘らず送信
作業の終了時を見計らって装置の設置場所に戻り、送信
処理結果をディスプレイ画面やプリントアウトされた用
紙において確認しなければならず、特に、送信処理が成
功した場合に時間と労力の無駄が大きい。さらに、名刺
原稿や送信原稿の書式において日本語では縦書きされる
場合と横書きされる場合とがあるが、従来の通信処理装
置では、名刺原稿と送信原稿とにおける書式の不一致に
関して考慮したものがなかった。このため、例えば、縦
書きの名刺から読み取った宛名の文字画像を、横書きの
送信原稿に割り当てられた宛名用のスペースに合成する
ことができない場合があり、このような場合には作業者
が宛名を手書きする外なく、宛先の自動読取機能を有効
に活用することができない問題が生じる。
【0005】この発明の目的は、同一内容の送信原稿の
画像を複数の宛先に対してFAX送信する作業を簡略化
できる画像通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、原稿台に載置された名刺原稿及び送信原稿の画像を
読み取る画像読取手段と、画像読取手段が読み取った名
刺原稿の画像から送信原稿の画像を送信すべき宛先を抽
出する文字認識手段と、画像読取手段が読み取った送信
原稿の画像を文字認識手段が抽出した宛先に送信する画
像送信手段と、を備えた画像通信装置において、前記文
字認識手段が抽出した宛先に認識できない文字が含まれ
る場合に、記憶手段に格納されている単一又は複数の修
正済宛先情報を表示し、表示された修正済宛先情報の中
に今回の送信先の修正済宛先情報が存在する場合にはそ
の中から選択入力を受け付け、表示された修正済宛先情
報に今回の送信先の修正済宛先情報が存在しない場合に
新たな宛先情報の修正入力を受け付け、選択された修
正済宛先情報又は修正された宛先情報を送信原稿の画像
の宛先とするとともに、修正された宛先情報を新たな修
正済宛先情報として記憶手段に格納することを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載した発明は、原稿台に載置
された名刺原稿及び送信原稿の画像を読み取る画像読取
手段と、画像読取手段が読み取った名刺原稿の画像から
送信原稿の画像を送信すべき宛先を抽出する文字認識手
段と、画像読取手段が読み取った送信原稿の画像を文字
認識手段が抽出した宛先に送信する画像送信手段と、を
備えた画像通信装置において、前記文字認識手段は前記
原稿画像読取手段が一度に読み取った複数の名刺原稿の
画像から複数の宛先を抽出する手段であり、前記文字認
識手段が抽出した宛先数が予め設定された所定数以上で
ある場合にそれらの宛先を個別の呼出コードを付与した
上でグループ化して記憶する記憶手段を備えたことを特
徴とする
【0008】請求項3に記載した発明は、前記文字認識
手段が単一の名刺原稿の画像から複数の宛先を抽出した
場合に、複数の宛先のうちで名刺原稿における最も上側
又は最も右側に位置する宛先を送信原稿の画像の宛先と
することを特徴とする
【0009】請求項4に記載した発明は、前記文字認識
手段が抽出した宛先に認識できない文字が含まれる場合
に、前記原稿画像読取手段が読み取った名刺原稿の画像
情報を文字認識処理要求とともに外部装置に送信し、外
部装置における文字認識処理によって名刺原稿の画像か
ら抽出された宛先情報を外部装置から受信する情報送受
信手段を設け、前記画像送信手段は画像読取手段が読み
取った送信原稿の画像 を情報送受信手段が受信した宛先
情報に係る宛先に送信することを特徴とする。
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態の一
例をFAX機能を備えたディジタル複写機を例に挙げて
説明する。
【0010】図1は、FAX機能を備えたディジタル複
写機の構成を示す正面断面の略図である。ディジタル複
写機1は、スキャナ部2、レーザプリンタ部3、操作部
4、図外の通信部及び図外の画像処理制御部を備えてい
る。スキャナ部2は、透明硬質ガラスを素材とする原稿
台21、原稿循環送り装置(以下、RDFという。)2
2、及び、スキャナユニット23によって構成されてい
る。RDF22は、原稿収納部に収納した複数枚のシー
ト状原稿を一枚ずつスキャナユニット23に対向する位
置に供給する。RDF22は、原稿の表裏面を反転する
機構を備えており、オペレータの選択に応じて原稿の片
面または両面をスキャナユニット23に読み取らせる。
スキャナユニット23は、原稿を露光する露光ランプ2
4、ミラー26、レンズ27及び光電変換素子(以下、
CCDという。)25を備えている。露光ランプ24の
光の原稿からの反射光は、ミラー26及びレンズ27を
経由してCCD25に結像する。
【0011】スキャナ部2は、原稿台21に載置された
原稿の画像を読み取る場合には、スキャナユニット23
を原稿台21の下面に沿って走査させる。また、RDF
22により原稿を搬送する場合には、RDF22の下方
の所定位置にスキャナユニット23を停止させた状態で
原稿を搬送する。スキャナユニット23により読み取ら
れた原稿の画像データは画像処理部へ送られて各種処理
が施された後、画像処理部のメモリに一旦記憶され、出
力指示に応じてメモリ内の画像データをレーザプリンタ
部3に供給する。また、この装置では外部より通信回線
を介して画像データが受信されることがあり、このデー
タも画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応
じてレーザプリンタ部3に供給される。
【0012】レーザプリンタ部3は手差しトレイ状、又
は、サイズ毎に用紙を収納するカセット状に構成された
用紙収納部31、画像データに基づくレーザ光を照射す
るレーザ書込ユニット32、及び、電子写真プロセスを
実行する電子写真プロセス部33により構成されてい
る。レーザ書込ユニット32は、メモリから供給された
画像データにより駆動される半導体レーザ、レーザ光を
等角速度偏光するポリゴンミラー、及び、レーザ光を補
正するfθレンズ等を備えている。電子写真プロセス部
33は、感光体ドラム34の周囲に帯電器、現像器、転
写器、剥離器、クリーニング器及び除電器を備え、周知
の電子写真プロセスにより感光体ドラム34の表面に形
成された現像剤画像を用紙上に転写する。
【0013】操作部4は、複写機本体1の上面に設けら
れ、コピー枚数の設定入力を受け付けるテンキー、動作
開始の指示入力を受け付けるプリントスイッチ、及び、
メッセージ等を表示するディスプレイ等を備えている。
【0014】図2は、上記ディジタル複写機の制御系の
ブロック図である。複写機本体1に備えられたスキャナ
部2、レーザプリンタ部3、操作部4、通信部5及び画
像処理制御部6の各部は、複数の入出力機器により構成
されており、これらの入出力機器は、各部のそれぞれに
独立したスレーブCPU42〜46によって制御され
る。各部のスレーブCPU42〜46は、単一のマスタ
CPU41によって統括制御される。
【0015】図3は、上記ディジタル複写機の通信部及
び画像処理制御部の詳細を示すブロック図である。複写
機本体1に設けられた画像処理制御部6は、画像データ
入力部70、画像データ処理部71、画像データ出力部
72、RAMを含むメモリ73及びスレーブCPU46
を備えている。画像データ入力部70は、CCD部70
a、ヒストグラム処理部70b及び誤差拡散処理部70
cを備えており、CCD25が読み取った原稿の画像デ
ータを2値化変換し、2値のディジタル量としてヒスト
グラムをとりながら誤差拡散法により処理してメモリ7
3に一旦記憶する。CCD部70aでは、画像データの
各画像濃度に応じたアナログ電気信号がA/D変換され
た後、MFT補正、白黒補正又はガンマ補正が行われ、
8ビット(256階調)のディジタル信号としてヒスト
グラム処理部70bに出力される。
【0016】ヒストグラム処理部70bでは、CCD部
70aから出力されたディジタル信号が256階調の画
素濃度別に加算されて濃度情報(ヒストグラムデータ)
が得られる。このヒストグラムデータは、必要に応じ
て、スレーブCPU46へ送られ、又は、画素データと
して誤差拡散処理部70cに送られる。スレーブCPU
46は、このヒストグラムデータに基づいて画像データ
を認識する。誤差拡散処理部70cでは、疑似中間調処
理の一種である誤差拡散法、即ち、2値化の誤差を隣接
する画素の2値化判定に反映させる方法により、CCD
部70aから出力された8ビット/画素のディジタル信
号が1ビット(2値)に変換され、原稿における局所領
域濃度を忠実に再現するための再分配演算が実行され
る。
【0017】画像処理部71は、多値化処理部71a,
71b、合成処理部71c、濃度変換処理部71d、変
倍処理部71e、画像プロセス部71f、誤差拡散処理
部71g及び圧縮処理部71hを含んでいる。画像処理
部71は、入力された画像データをオペレータが希望す
る画像データに最終的に変換する処理部であり、メモリ
73に最終的に変換されたFAX送信データとして記憶
されるまでこの処理部において処理するように構成され
ている。
【0018】但し、画像処理部71に含まれている上記
の各処理部は、必要に応じて機能する。即ち、多値化処
理部71a,71bでは、誤差拡散処理部70cで2値
化されたデータが再度256階調に変換される。また、
合成処理部71cでは、画素毎の論理演算が選択的に行
われる。この演算の対象となるデータは、メモリ73に
記憶されている画像データおよびパターンジェネレータ
(PG)からのビットデータである。濃度変換処理部7
1dでは、256階調のディジタル信号に対して所定の
階調変換テーブルに基づいて入力濃度に対する出力濃度
の関係が任意に設定される。変倍処理部71eでは、指
示された変倍率に応じて、入力される既知データにより
補間処理を行うことによって、変倍後の対象画素に対す
る画素データが求められ、副走査方向が変倍さた後に主
走査方向が変倍処理される。
【0019】画像プロセス部71fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われ、特徴抽出等
のデータ列に対する情報収集が行われる。誤差拡散処理
部71gでは、画像データ入力部70の誤差拡散処理部
70cと同様な処理が行われる。圧縮処理部71hで
は、ランレングスという符号化により2値データが圧縮
される。文字認識部71iは、この発明の文字認識手段
であり、孤立図形分離法ストローク抽出分離法、重ね合
わせ法、特徴抽出法又は構造解析法により、文字を抽出
する。また、画像データの圧縮に関しては、最終的な出
力画像データが完成した時点で最後の処理ループにおい
て圧縮が機能する。
【0020】文字の認識処理における、孤立図形分離法
とは、文字は一般に小さく、孤立している等の特徴よ
り、画像データを連結した図形単位に分離し、その図形
の外接矩形サイズが文字サイズに合致しているかどうか
により文字であるか線画であるかの判別を行う方法であ
る。ストローク抽出分離法は、図形を構成する各セグメ
ントの方向からストローク検出を行い、一定長以上のス
トロークを持つものは文字でないとする手法である。ま
た、重ね合わせ法は、特徴抽出により文字と判断した図
形を記憶している文字のパターンを順次重ね合わせるこ
とにより一致度を求めるものである。特徴抽出法とは、
線分、曲線、囲い、濁点及び跳ね等の文字の特徴の有無
を抽出するものである。構造解析法とは、文字を構成要
素に分離し、各々の特徴や関係を解析する方法である。
【0021】画像データ出力部72は、復元部72a、
多値化処理部72b、誤差拡散処理部72c及びレーザ
出力部72dを含んでいる。画像データ出力部72は、
圧縮状態でメモリ73に記憶されている画像データを復
元し、元の256階調に再度変換し、2値データより滑
らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を行い、
レーザ出力部72dへデータを転送するように構成され
ている。即ち、復元部72aでは、圧縮処理部71bに
よって圧縮された画像データが復元され、多値化処理部
72bでは、画像処理部71の多値化処理部71a,7
1bと同様な処理が行われる。誤差拡散処理部72cで
は、画像データ入力部70の誤差拡散処理部70cと同
様な処理が行われる。レーザ出力部72dでは、プリン
ト部制御用CPU79からの制御信号に基づき、ディジ
タル画像データがレーザのオン/オフ信号に変換され、
レーザがオン/オフ状態となる。
【0022】なお、画像データ入力部70及び画像デー
タ出力部72において扱われるデータは、この発明の記
憶手段であるメモリ73の容量の削減のため、基本的に
は2値データの形でFAX送信データとしてメモリ73
に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して4値
のデータの形で処理することも可能である。
【0023】一方、FAX通信を行うこの発明の画像送
信手段である通信部5は、モデム75及びNCU76に
より構成されている。メモリ73に格納されたFAX送
信データは、このモデム75、NCU76及び電話回線
77を介して相手先のFAX装置に送信される。また、
電話回線77、NCU76及びモデム75を介して発呼
側のFAX装置により受信情報が着信すると、プリンタ
部制御用CPU79へ着信信号が送られ、このCPU7
9はスレーブCPU46に対して画像データ(モデムか
らのデータ)のメモリ準備を命令し、メモリ73に画像
データを記憶させる。スレーブCPU46は、メモリ7
3が記憶している画像データを読み出し、この画像デー
タにしたがってレーザ書込ユニット32を駆動する。
【0024】図4は、上記ディジタル複写機のFAX通
信処理時における処理手順を示すフローチャートであ
る。FAXの送信先の宛名及び宛先番号を名刺から読み
取り、送信原稿の画像を自動的に送信する場合、先ず、
オペレータは、複数枚の名刺を例えば図5に示す状態で
原稿台21上に載置した後、操作パネルの操作により、
FAX送信モードおよび名刺原稿モードを指定する。
【0025】操作部4のスレーブCPU44は、操作パ
ネルにおけるキースイッチの操作状態を検出し、名刺原
稿モードが設定されたか否か、及び、プリントスイッチ
が操作されたか否かの判断を行う(s1,s2)。次い
で、RDF22に原稿がセットされているか否かを検出
し(s3)、RDF22に原稿がセットされている場合
には、操作パネル内のディスプレイに警告メッセージを
表示するとともに、RDF22による原稿の搬送を禁止
する(s4)。
【0026】名刺原稿モードの設定及びプリントスイッ
チの操作がなされたことを示すデータが、スレーブCP
U44からマスタCPU41に入力されると、マスタC
PU41は、スキャナ部2のスレーブCPU42に対し
て原稿台21の原稿の走査命令を出力する。スレーブC
PU42は、原稿台走査命令にしたがって、原稿台21
に載置された名刺原稿の画像を走査する(s5)。スキ
ャナ部2の走査によってCCD25が読み取った画像デ
ータは、前述の画像処理制御部6において画像処理さ
れ、メモリ73に格納される。
【0027】マスタCPU41は、原稿台21から名刺
原稿が取り除かれたことを確認の後に(s6,s7)、
RDF22に対して原稿搬送命令を出力し、RDF22
が搬送した送信原稿をスキャナ部2により読み取る(s
8〜s10)。CCD25が読み取った送信原稿の画像
データは前述の画像処理制御部6において画像処理さ
れ、メモリ73に格納される(s11)。
【0028】画像処理制御部6は、メモリ73に格納さ
れている名刺原稿の画像からFAXの宛先の抽出処理を
行う(s12)。この宛先の抽出処理は、公知のアルゴ
リズムを用いて、例えば、「FAX」の次の数字列をF
AX番号として抽出する等の方法により行われ、スキャ
ナ部2が読み取った原稿台21の全面の画像について、
抽出できるだけの数の宛先データを抽出する。
【0029】マスタCPU41は、抽出された複数の宛
先データを操作部4に出力し、操作部4のスレーブCP
U44は、宛先データを操作パネル内のディスプレイに
表示する(s13)。オペレータによる確認が完了する
と(s14)、マスタCPU41は、宛先データを通信
部5に1つずつ供給し、通信部5は供給された宛先デー
タのFAX番号に自動発呼する(s15)。通信部5
は、発呼した回線が接続された後、メモリ73内に格納
されている送信原稿のFAX送信データを回線を介して
送信する(s16,s17)。
【0030】以上の処理により、複数の名刺原稿の画像
から抽出された複数の宛先に対して、同一の送信原稿の
画像がFAX送信データとして順次送信されるため、同
一の送信原稿の画像を複数の送信先にFAX送信する場
合にも、送信先の複数枚の名刺を原稿台21上に一度に
載置して一度の読取処理を行うだけて送信先の入力が完
了することになり、送信作業を簡略化して作業の短時間
化を実現することができる。
【0031】なお、宛先データの抽出結果をディスプレ
イに表示した段階で、オペレータの修正入力を受け付け
るようにしてもよい。
【0032】図6は、上記ディジタル複写機における複
数の送信先に対する画像の送信処理手順を示すフローチ
ャートである。名刺原稿の画像から抽出した複数の宛先
データうちの1件の宛先データのFAX番号に自動発呼
した後(S21)、マスタCPU41は、ディスプレイ
に画像送信中のメッセージを表示する(s22)。自動
発呼した相手先が通話中等の場合において回線が接続で
きなかった場合には、次の宛先データのFAX番号に自
動発呼する(s23,s24)。自動発呼した相手先に
回線が接続でき、FAX送信データを正常に送信できた
場合には、各相手先について画像送信済のメッセージを
ディスプレイに表示する(s25〜s27)。抽出した
複数の送信先の全てに対して1回の自動発呼を終了する
と、通信エラーを生じた相手先に対して再度自動発呼す
る(s28〜s30)。
【0033】以上の処理により、抽出した複数の送信先
の全てに対して送信原稿の画像を確実に送信することが
できる。
【0034】図7は、上記ディジタル複写機における送
信先の抽出処理手順を示すフローチャートである。送信
先の宛先データを抽出する際の原稿となる名刺が、汚損
していたり、書込されていたりすると、宛先データの抽
出を正確に行うことができない場合が生じる。例えば、
FAX番号が印刷されている部分の一部が汚損していた
り、FAX番号の一部の数字に重ねて書込みされている
ような場合には、一部の文字について文字認識ができな
くなる。
【0035】そこで、宛先データの抽出処理時におい
て、文字認識処理ができなかった文字に対しては、例え
ば「?」等の記号データを割当て宛先データを作成し
(s31〜s33)、順次宛先データを抽出してメモリ
に格納する(s34,s35)。1つの宛先データの抽
出が終了すると(s36)、メモリの記憶内容に「?」
等の記号データが存在するか否かの判別を行い(s3
7)、メモリの記憶内容に「?」等の記号データが存在
する場合には、文字認識においてエラーを発生した旨の
メッセージをディスプレイに表示する(s38)。全て
の宛先データの抽出処理が終了すると(s40)、文字
認識においてエラーを発生したか否かの判別を行う(s
41)。文字認識においてエラーを発生している場合に
は、文字認識処理の全処理結果を印字出力し(s4
2)、ディスプレイにおいてオペレータによる修正入力
を受け付け(s43)、修正入力内容でメモリの記憶内
容を修正する。
【0036】以上の処理により、名刺の汚損や書込等に
より宛先データの抽出に係る文字認識ができなかった場
合にも、オペレータによる宛先データの修正を受け付け
て正確に画像を送信することができる。
【0037】図8は、会社名及びFAX番号が同一の複
数の名刺が存在する場合の処理を示すフローチャートで
ある。オペレータが原稿台21に複数枚の名刺を載置す
る際に、誤って同一会社の複数人の名刺を載置すること
も考えられる。このような場合に、名刺原稿の画像から
抽出した宛先データの全てに対して画像の送信処理を行
うと、単一の会社に同一の画像を複数回送信することに
なって送信時間及び通信費用の無駄を生じる。
【0038】そこで、画像処理制御部6のスレーブCP
U46は、宛先データの抽出処理が完了すると(s51
〜55)、メモリ73の記憶内容を確認し(s56)、
FAX番号が同一の宛先データが複数存在するか否かを
チェックする。FAX番号が同一の複数の宛先データが
メモリ73内に存在する場合には、その宛先データをデ
ィスプレイに表示し(s57)、いずれかの宛先データ
の選択入力を受け付ける(s58)。いずれかの宛先デ
ータが選択された場合は、選択されなかった宛先データ
をメモリ73の記憶内容から抹消する(s59)。
【0039】以上の処理により、同一の会社に対して同
一内容の画像を送信する無駄を省くことができ、通信費
用の削減を図ることができる。
【0040】図9は、上記ディジタル複写機において、
単一の名刺に複数のFAX番号が記載されている場合の
処理手順を示すフローチャートである。一枚の名刺に、
例えば、本社及び支社の両方のFAX番号が記載されて
いる場合があり、このような場合には、横書きの名刺で
は最も上側、縦書きの名刺では最も右側のFAX番号の
住所に本人が所属する場合が多い。
【0041】そこで、画像処理制御部6のスレーブCP
U46は、宛先データの抽出処理が完了すると(s6
1)、単一の名刺から複数のFAX番号を抽出したか否
かを判別し(s62)、単一の名刺から複数のFAX番
号を抽出した場合、最も上側又は最も右側のFAX番号
を自動選択する旨のメッセージをディスプレイに表示す
る(s63)。この自動選択の結果が誤っている場合も
考えられるため、オペレータによる修正入力を受け付け
(s64,s65)、この自動選択又は修正入力により
選択されなかったFAX番号をメモリ73の記憶内容か
ら抹消する(s66)。
【0042】以上の処理により、一枚の名刺から複数の
FAX番号を抽出した場合にも、一人の送信相手に対し
て複数の送信先に同一のFAX送信データを送信する無
駄を防止し、通信時間及び通信費用の削減を図ることが
できる。
【0043】図10は、複数枚の名刺原稿から読み取っ
た複数の宛先データを登録する際の処理手順を示すフロ
ーチャートである。オペレータの業務内容に応じて、複
数の送信先に同一の画像を送信する作業が、毎回同一の
送信先について定期的又は不定期に複数回行なわれる場
合がある。このような場合、複数枚の名刺を原稿台に並
べるという予備的な作業を、同一組の名刺について送信
作業時毎に繰り返さなければなず、特に、1回毎の送信
先が多い場合には送信作業における時間と労力の無駄が
累積的に増加して作業効率の著しい低下を招く。
【0044】そこで、マスタCPU41は、宛先データ
の抽出処理中に名刺原稿の画像から抽出した宛先データ
の件数を計数し(s71〜74)、この計数値が予め定
められた所定数に達した際に(s75)、今回抽出した
複数の宛先データをグループ化して特定の呼出コードと
ともに図外の不揮発メモリに登録し(s76)、登録し
た呼出コードをディスプレイにおいてオペレータに表示
する(s77)。
【0045】一方、FAX送信時に、呼出コードが入力
されると(s78)、マスタCPU41は、その呼出コ
ードを不揮発メモリにおいて検索し(s79)、一致す
る呼出コードが登録されている場合には、該当するグル
ープに含まれる複数の宛先データのそれぞれに含まれる
FAX番号を順次読み出して自動発呼し、FAX送信デ
ータの送信処理を実行する(s80〜82)。なお、宛
先データの計数値の所定数はオペレータが予め設定でき
るものとし、呼出コードもオペレータがその都度設定入
力できるようにしてもよい。
【0046】以上の処理により、オペレータが一度に多
数枚の名刺を原稿台21に載置した際には、名刺画像か
ら抽出された複数の宛先データが呼出コードとともに不
揮発メモリに登録され、呼出コードの入力により複数の
送信先を特定することができる。このため、一度送信処
理を行ったグループについての2回目以降のFAX送信
時には多数枚の名刺を再度原稿台21に並べる必要がな
く、送信作業に要する時間と労力を削減して作業効率の
向上を図ることができる。
【0047】図11は、宛先データの抽出時において認
識できない文字が存在する場合の処理を示すフローチャ
ートである。名刺が汚損したり書込みされている場合
は、宛先データの抽出時に文字を正確に認識できない場
合があり、この場合には、図7に示した処理によりオペ
レータにより修正入力を受け付けることとしているのは
前述の通りである。しかし、後のFAX送信時に前回文
字認識を行えなかった名刺が再度原稿台に載置される
と、図7に示した修正処理を繰り返し行うことになり、
送信作業が長時間化する。
【0048】そこで、修正された宛先データを修正済宛
先データとして図外の不揮発メモリに登録しておき、宛
先データの抽出時に認識できない文字が存在する場合に
は、メモリに登録されている修正済宛先データをディス
プレイに表示し(s91〜94)、オペレータが今回の
送信先を修正済宛先データの中から選択入力できるよう
にする。ここで、選択された修正済宛先データを抽出処
理の結果とする(s95,s96)。ディスプレイに表
示された修正済宛先データの中に今回の送信先に対応す
る修正済宛先データが存在しない場合には、図7に示す
処理によりオペレータの修正入力を受け付け、修正済宛
先データとして不揮発メモリに登録する(s97,s9
8)。
【0049】以上の処理により、一度修正した宛先デー
タについては、再度修正入力に係る処理を行う必要がな
く、汚損や書込により認識できない文字が存在する名刺
についての送信処理を簡略にすることができる。
【0050】図12は、請求項4に記載した発明の実施
形態の一例を示すブロック図である。ディジタル複写機
1は、この発明の外部装置である電子手帳等の外部情報
機器12との間でデータの送受信を行う赤外線通信装置
11を備えている。赤外線通信装置11は複写機1のマ
スタCPU41により制御される。複写機1がデータの
送受信を行う外部情報機器の一例である電子手帳12
は、図13に示すように、制御部13によって統括制御
される表示部14、操作部15、文字認識部16及び赤
外線通信回路17を備えている。
【0051】図14は、複写機及び電子手帳のデータ通
信処理手順を示すフローチャートである。複写機1のマ
スタCPU41は、電子手帳12との間の通信モードが
選択されている場合、スキャナ部2による名刺原稿及び
送信原稿の走査を開始した後、赤外線通信装置11を介
して電子手帳12との間で通信チェックを実行する(s
101〜s103)。この通信チェックは、電子手帳1
2が転送コードを受信可能な状態にあることを確認する
ために行われ、複写機1から通信チェックコマンドを送
信することにより開始する。
【0052】通信チェックコマンドを受信した電子手帳
12は通信準備を開始し(s121,s122)、通信
準備が完了すると通信可能レスポンスを送信する(s1
23)。複写機1のマスタCPU41は、電子手帳12
から送信された受信準備の完了状態を表すレスポンス信
号を受信すると(s104)、画像処理制御部6のスレ
ーブCPU46の動作をモニタしてスレーブCPU46
における処理の進捗状況を転送コードに変換し(s10
5)、変換した転送コードを赤外線通信装置11を介し
て送信する(s106)。
【0053】マスタCPU41は、先ず、画像処理制御
部6がスキャナ部2のCCD25から送信原稿の画像デ
ータの入力を受けている間に「送信原稿読取中」を示す
転送コードを送信する。次いで、マスタCPU41は、
画像処理制御部6が送信原稿の画像データの文字認識処
理を実行している間に「送信原稿認識中」を示す転送コ
ードを送信し、さらに、画像処理制御部6において認識
された文字データを転送する。マスタCPU41は、画
像処理制御部6における文字認識処理が完了し、すべて
の文字データの転送を終了すると、「送信原稿確認」を
示す転送コードを送信する。
【0054】電子手帳12の制御部13は、複写機1か
ら送信された転送コードを受信すると(s124)、受
信した転送コード及び文字データを表示部14に表示す
る(s125)。オペレータが、電子手帳12の表示部
14に表示された文字データの内容を確認して確認キー
を操作すると(s126)、電子手帳12の制御部13
は、複写機1に対して送信原稿の画像のFAX送信を指
示するFAX送信コマンドを送信する(s127)。
【0055】複写機1のマスタCPU41は、電子手帳
12から送信されたFAX送信コマンドを受信すると
(s107)、名刺原稿から読み取った宛先データのF
AX番号に自動発呼し(s108)、画像処理制御部6
のメモリ73に格納されているFAX送信データのFA
X送信を開始する(s109)。これとともに、マスタ
CPU41は、電子手帳12に対して「FAX送信中」
を示す転送データを送信相手のFAX番号データととも
に送信する(s110)。この後、マスタCPU41
は、送信画像データのFAX送信を完了すると(s11
1)、電子手帳12に対して「FAX送信終了」を示す
転送データを送信して処理を終了する(s112)。
【0056】電子手帳12の制御部13は、複写機1か
ら送信された「FAX送信中」を示す転送コードを受信
すると(s128)、「FAX送信終了」を示す転送コ
ードを受信するまで表示部にFAX送信中であることを
表示し(s129)、「FAX送信終了」を示す転送コ
ードを受信すると(s130)、FAX送信が終了した
旨のメッセージを表示して処理を終了する(s13
1)。
【0057】以上の処理により、ディジタル複写機1に
おけるFAX送信処理の進捗状態を電子手帳12におい
てモニタすることができ、オペレータはディジタル複写
機1の近傍でFAX送信処理が完了するのを待機する必
要がなく、オペレータの作業効率が向上する。特に、複
数の送信先にFAX送信を行う場合には、FAX送信処
理に長時間を要するが、本実施態様によれば、オペレー
タは、名刺原稿の画像の走査完了をまって、原稿台2
1に載置した複数枚の名刺を排除し、送信原稿をセット
した後は、ディジタル複写機1から離れることができ、
FAX送信処理に拘束されることがない。
【0058】図15は、ディジタル複写機から電子手帳
に対してFAX送信結果のレポートデータを送信する際
の処理手順を示すフローチャートである。ディジタル複
写機1等のFAX装置では、FAX送信処理の確認及び
管理のために、送信先毎のFAX送信結果のレポートを
印字出力する機能を備えている。しかし、FAX送信結
果を確認するためには、オペレータはFAX送信処理の
終了時間を見計らってFAX装置に赴いて印字出力され
たレポートを取りに行く必要があり、特に、オペレータ
の所属部署から遠く離れた場所にFAX装置が設置され
ている場合、オペレータの移動に要する時間と労力が無
駄になる。
【0059】そこで、複写機1のマスタCPU41は、
1つの送信先に対するFAX送信処理が終了する毎に、
送信相手先、FAX番号、送信開始終了時刻、送信枚数
及び送信結果等からなるFAX送信結果レポートを作成
し(s141,s142)、これを転送コードに変換し
て赤外線通信装置11を介して電子手帳12に送信する
(s143)。電子手帳12の制御部13は、FAX送
信結果レポートの転送コードを受信すると(s15
1)、その内容を図24に示すように表示部14に表示
する(s152)。
【0060】以上の処理により、オペレータは、複写機
1に赴くことなく電子手帳12の表示内容によってFA
X送信結果レポートを確認することができ、移動に要す
る時間と労力を節約して作業効率の向上を図ることがで
きる。
【0061】なお、複写機1において作成するFAX送
信結果レポートには、FAX送信エラーの内容、親展F
AXの送受信結果、及び、不揮発メモリに記憶されてい
る登録データ等を含めることができる。
【0062】図16は、複写機の画像処理制御部におい
て認識できない文字を電子手帳を介して修正する際の処
理手順を示すフローチャートである。名刺が汚損してい
たり書込されてたりすると、複写機1等のFAX装置に
おいて宛先データの一部または全部の文字が認識できな
い場合が生じ、この場合には、オペレータによる修正入
力が必要となるのは前述の通りである。しかし、修正入
力はオペレータに煩雑な作業を強いるものであり、ま
た、オペレータが誤操作により誤った宛先データを入力
し、誤送信を生じる虞もある。一方で、電子手帳12等
の外部電子機器では、複写機1等のFAX装置の文字認
識機能よりも高度な文字認識機能を備えたものもあり、
このような外部電子機器を用いて複写機1の画像処理制
御部6が認識できない文字を認識させることにより、オ
ペレータによる修正量を減少させて上述の問題を解消す
ることができる。
【0063】そこで、複写機1のマスタCPU41は、
画像処理制御部6での名刺原稿の画像から宛先データを
抽出する際の文字認識処理の精度を、例えば、全文字数
に対する修正文字数の占める割合から求め(s16
1)、文字認識処理の精度が基準値以下である場合に、
文字認識部エラーと判断して複写機1の画像処理制御部
6における文字認識処理を中止する(s162,s16
3)。マスタCPU41は、この後、画像処理制御部6
のメモリ73から読み出した名刺原稿のディジタル画像
データを転送データに変換し(s164)、赤外線通信
装置11を介して電子手帳12に送信する(s16
5)。なお、マスタCPU41は、ディジタル画像デー
タの送信に先立って、電子手帳12の通信準備状態を確
認する。
【0064】電子手帳12の制御部13は、通信準備の
完了の後に複写機1から送信されたディジタル画像デー
タの転送コードを受信すると(s171)、電子手帳1
2の制御部13に接続された文字認識部16を介してデ
ィジタル画像データから宛先データを抽出する文字認識
処理を実行する(s172)。制御部13は、文字認識
部16において抽出された宛先データを表示部14に表
示し(s173)、オペレータによる確認作業を経て宛
先データを複写機1に送信する(s174〜s17
6)。
【0065】複写機1のマスタCPU41は、電子手帳
12から送信された宛先データを受信すると(s16
6)、この宛先データを画像処理制御部6のメモリ73
に一旦格納する(s167)。この後、マスタCPU4
1は、送信先のFAX番号をメモリから1つずつ読み出
して自動発呼し(s168)、FAX送信データをFA
X送信する(s169)。
【0066】以上の処理により、電子手帳12等の外部
電子機器が有する文字認識機能を用いて、高速かつ正確
に宛先データを抽出することができ、オペレータによる
修正入力作業を削減して、誤送信の発生を未然に防止す
ることができる。
【0067】図17は、上記複写機における別の処理手
順を示すフローチャートである。複写機1のマスタCP
U41は、名刺原稿モード及び宛先画像合成モードが選
択されると(s181,s182)、スキャナ部2を介
して原稿台21に載置された名刺原稿を走査した後、R
DF22にセットされた送信原稿を走査し(s18
3)、画像処理制御部6を介して名刺原稿の画像及び送
信原稿の画像を各種画像処理を経てメモリ73に一旦格
納する。次いで、マスタCPU41は、画像処理制御部
6を介して名刺原稿の画像データから文字認識処理及び
特徴抽出処理により、宛先データを抽出するとともに、
名刺原稿の画像が縦書きか横書きかの判別を行う(s1
84)。
【0068】さらに、マスタCPU41は、画像処理制
御部6を介して送信原稿が縦書きか横書きかの判別を行
い(s185)、両者が一致しない場合、例えば、名刺
原稿が縦書きで送信原稿が横書きの場合は宛先データを
回転して送信原稿の方向に一致させ(s186,s18
7)、名刺原稿の方向と送信原稿の方向とが一致する場
合は送信原稿の所定箇所に宛先データをそのままの状態
で、送信原稿の所定箇所に宛先データを合成する(s1
88)。合成した画像データは、画像処理制御部6のメ
モリ73に格納する(s189)。この後、マスタCP
U41は、宛先データに含まれるFAX番号に自動発呼
し、合成した送信原稿の画像をFAX送信する(s19
0)。
【0069】以上の処理により、名刺原稿の記載方向と
送信原稿の記載方向とが一致しない場合でも、違和感な
く送信原稿の一部に宛先データを合成することができ
る。
【0070】図18は、送信原稿の一部に宛先データを
合成する場合の処理手順を示すフローチャートである。
通常、送信原稿には送信相手の宛先を記載する必要があ
り、オペレータの手書き等により送信原稿の上部に宛先
を記入していた。しかし、手書き文字では、FAX送信
後に読み辛くなる場合がある。また、同一原稿を複数の
相手に送信する場合には、単一の送信原稿に対して宛先
をその都度書き換える必要かあり、オペレータの作業が
煩雑になる。
【0071】そこで、複写機1のマスタCPU41は、
名刺原稿の画像及び送信原稿の画像を走査した後に(s
191)、宛先データを抽出する処理を経て宛先データ
の占有する領域を算出する(s192)。次いで、送信
原稿から読み取ったFAX送信データについて、文字認
識部において送信原稿における上部余白の大きさ、及
び、下部余白の大きさを算出する(s193)。この
後、宛先データの占有する上下方向の領域と送信原稿の
上部余白とを比較し(s194)、宛先データの占有領
域が送信原稿の上部余白より大きい場合には、宛先デー
タの占有領域と送信原稿における上部余白及び下部余白
の加算値とを比較する(s195)。この結果、宛先デ
ータの占有領域が送信原稿における上下余白よりも小さ
い場合には、送信原稿において記載内容部分を下方に移
動し(s196)、宛先データを送信原稿の記載内容部
分の上方に合成してメモリに格納する(s197,s1
98)。
【0072】宛先データの占有領域が送信原稿における
上下余白よりも大きい場合には、予め登録されているカ
バーレターの送信画像を読み出し(s199)、読み出
したカバーレターの画像中に予め割り当てられているス
ペースに宛先データを合成する(s200)。
【0073】また、図19に示すように、カバーレター
を使用しない場合でも、名刺原稿の画像から抽出した宛
先データの占有面積、及び、送信原稿の画像における余
白面積を算出し、両面積の比較結果に応じて(s20
1)、宛先データを縮小して送信原稿の上部の余白に合
成するようにしてもよい(s202〜s204)。
【0074】以上の処理により、名刺原稿から抽出した
宛先データを送信原稿の記載内容部分の上部に合成する
ことができ、オペレータによる宛先データの書込作業を
不要にすることができる。
【0075】図20は、送信原稿の任意の位置に宛先デ
ータを合成する場合の処理手順を示すフローチャートで
ある。送信原稿の様式としては、宛先データを左上部に
記入するのが一般的であり、複写機1としてはこのよう
な様式を固定的に設定している。しかし、例えば、送信
原稿の中央上部等の左上部以外の位置に記載する様式も
あり、宛先データを送信原稿のどの位置に合成するかを
オペレータが指定できるようにすべきである。
【0076】そこで、宛先合成位置の指定モードが選択
された場合、マスタCPU41は、スキャナ部2を介し
て、名刺原稿の画像及び送信原稿の画像の読取に加え
て、宛先データを合成すべき位置を指定したマークシー
トの画像の読取取を行う。マークシートの画像の読取に
際しては、オペレータは名刺原稿の画像の読取終了後に
名刺に代えてマークシートを原稿台21に載置して、コ
ピースイッチを操作する。
【0077】このため、マスタCPU41は、原稿画像
の走査が終了した後に、マークシートが原稿台21に載
置されるのを待機し(s211,s212)、画像処理
制御部6を介して、名刺原稿の画像から宛先データを抽
出する処理(s213)、マークシートの画像から宛先
データの合成位置を読み取る処理(s214)、及び、
送信原稿の画像から送信データを読み取る処理(s21
5)を順次行う。このとき、抽出した宛先データ及び読
み取った送信データは、メモリに一時格納する。さら
に、マークシートの画像から読み取った合成位置に対応
する送信データの領域に、宛先データを合成する処理を
行い(s216)、合成した画像データを送信データと
しててメモリに一時格納する(s217)。
【0078】また、図21に示すように、名刺原稿の画
像から抽出した宛先データの占有面積と、マークシート
の画像から読み取った合成領域の面積とを比較し(s2
21)、両面積の比較結果に応じて、宛先データを等
倍、拡大又は縮小して送信原稿の画像に合成するように
してもよい(s222〜s227)。
【0079】以上の処理により、オペレータがマークシ
ートを介して指定した送信原稿内の任意の位置に宛先デ
ータを合成することができる。
【0080】なお、マークシートによる合成領域の入力
に代えて、ディジタイザ等の入力装置を用いて合成領域
を選定することもできる。
【0081】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、一度
修正した宛先データについては、再度修正入力に係る処
理を行う必要がなく、汚損や書込により認識できない文
字が存在する名刺についての送信処理を簡略化すること
ができる。
【0082】請求項2に記載した発明によれば、オペレ
ータが一度に多数枚の名刺を原稿台に載置した際には、
名刺画像から抽出された複数の宛先データが呼出コード
とともに記憶手段に登録され、呼出コードの入力により
複数の送信先を特定することができる。このため、一度
送信処理を行ったグループについての2回目以降のFA
X送信時には多数枚の名刺を再度原稿台に並べる必要が
なく、送信作業に要する時間と労力を削減して作業効率
の向上を図ることができる。
【0083】請求項3に記載した発明によれば、横書き
の名刺では最も上側、縦書きの名刺では最も右側のFA
X番号の住所に本人が所属する場合が多いことを考慮し
て、一枚の名刺から複数のFAX番号を抽出した場合に
も、一人の送信相手に対して複数の送信先に同一のFA
X送信データを送信する無駄を防止し、通信時間及び通
信費用の削減を図ることができる。
【0084】請求項4に記載した発明によれば、画像送
信装置において宛先を抽出することができない場合に、
外部装置が有する画像送信装置よりも高度な文字認識機
能を用いて、高速かつ正確に宛先データを抽出すること
ができ、オペレータによる修正入力作業を不要にして、
誤送信の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファックス機能を備えたディジタル複写機の構
成を示す正面断面の略図である。
【図2】上記ディジタル複写機の制御系のブロック図で
ある。
【図3】上記ディジタル複写機の通信部及び画像処理制
御部の詳細を示すブロック図である。
【図4】上記ディジタル複写機のFAX通信処理時にお
ける処理手順を示すフローチャートである。
【図5】原稿台上に複数枚の名刺を載置した状態を示す
図である。
【図6】上記ディジタル複写機における複数の送信先に
対する画像の送信処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】上記ディジタル複写機における送信先の抽出処
理手順を示すフローチャートである。
【図8】会社名及びFAX番号が同一の複数の名刺が存
在する場合の処理を示すフローチャートである。
【図9】上記ディジタル複写機において、単一の名刺に
複数のFAX番号が記載されている場合の処理手順を示
すフローチャートである。
【図10】複数枚の名刺原稿から読み取った複数の宛先
データを登録する際の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図11】宛先データの抽出時において認識できない文
字が存在する場合の処理を示すフローチャートである。
【図12】請求項4に記載した発明の実施形態の一例を
示すブロック図である。
【図13】複写機がデータの送受信を行う外部情報機器
の一例である電子手帳のブロック図である。
【図14】複写機及び電子手帳のデータ通信処理手順を
示すフローチャートである。
【図15】ディジタル複写機から電子手帳に対してFA
X送信結果のレポートデータを送信する際の処理手順を
示すフローチャートである。
【図16】複写機の画像処理制御部において認識できな
い文字を電子手帳を介して修正する際の処理手順を示す
フローチャートである。
【図17】上記複写機における別の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図18】送信原稿の一部に宛先データを合成する場合
の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】同フローチャートである。
【図20】送信原稿の任意の位置に宛先データを合成す
る場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図21】同フローチャートである。
【図22】外部情報機器におけるFAX送信結果のレポ
ートデータの表示状態を示す図である。
【図23】送信原稿における宛先データの合成状態を示
す図である。
【図24】宛先データが合成されるカバーレターの一例
を示す図である。
【図25】縦書き名刺から読み取った宛先データが回転
して合成される横書き送信原稿の一例を示す図である。
【図26】宛先データの合成位置を指定するマークシー
トの一例を示す図である。
【図27】送信原稿の画像においてマークシートを用い
た宛先データの合成状態を示す図である。
【符号の説明】
1−ディジタル複写機 2−スキャナ部 3−レーザプリンタ部 4−操作部 5−通信部 6−画像処理制御部 11−赤外線通信装置 12−電子手帳 21−原稿台 41−マスタCPU 42〜46−スレーブCPU 71i−文字認識部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−164778(JP,A) 特開 平7−30709(JP,A) 特開 平5−136969(JP,A) 特開 平3−73661(JP,A) 特開 平5−328088(JP,A) 特開 平7−107221(JP,A) 特開 平7−162669(JP,A) 特開 平5−56240(JP,A) 特開 平3−69264(JP,A) 特開 平4−367151(JP,A) 特開 平5−328097(JP,A) 特開 平4−92566(JP,A) 特開 平6−152819(JP,A) 特開 平5−136919(JP,A) 特開 平1−264359(JP,A) 特開 平5−91281(JP,A) 特開 平6−244979(JP,A) 特開 平6−268793(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿台に載置された名刺原稿及び送信原稿
    の画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段が読み
    取った名刺原稿の画像から送信原稿の画像を送信すべき
    宛先を抽出する文字認識手段と、画像読取手段が読み取
    った送信原稿の画像を文字認識手段が抽出した宛先に送
    信する画像送信手段と、を備えた画像通信装置におい
    て、 前記文字認識手段が抽出した宛先に認識できない文字が
    含まれる場合に、記憶手段に格納されている単一又は複
    数の修正済宛先情報を表示し、表示された修正済宛先情
    報の中に今回の送信先の修正済宛先情報が存在する場合
    にはその中から選択入力を受け付け、表示された修正済
    宛先情報に今回の送信先の修正済宛先情報が存在しない
    場合には新たな宛先情報の修正入力を受け付け、選択さ
    れた修正済宛先情報又は修正された宛先情報を送信原稿
    の画像の宛先とするとともに、修正された宛先情報を新
    たな修正済宛先情報として記憶手段に格納することを特
    徴とする画像通信装置。
  2. 【請求項2】原稿台に載置された名刺原稿及び送信原稿
    の画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段が読み
    取った名刺原稿の画像から送信原稿の画像を送信すべき
    宛先を抽出する文字認識手段と、画像読取手段が読み取
    った送信原稿の画像を文字認識手段が抽出した宛先に送
    信する画像送信手段と、を備えた画像通信装置におい
    て、 前記文字認識手段は前記原稿画像読取手段が一度に読み
    取った複数の名刺原稿の画像から複数の宛先を抽出する
    手段であり、前記文字認識手段が抽出した宛先数が予め
    設定された所定数以上である場合にそれらの宛先を個別
    の呼出コードを付与した上でグループ化して記憶する記
    憶手段を備えたことを特徴とする画像通信装置。
  3. 【請求項3】前記文字認識手段が単一の名刺原稿の画像
    から複数の宛先を抽出した場合に、複数の宛先のうちで
    名刺原稿における最も上側又は最も右側に位置する宛先
    を送信原稿の画像の宛先とすることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の画像通信装置。
  4. 【請求項4】前記文字認識手段が抽出した宛先に認識で
    きない文字が含まれる 場合に、前記原稿画像読取手段が
    読み取った名刺原稿の画像情報を文字認識処理要求とと
    もに外部装置に送信し、外部装置における文字認識処理
    によって名刺原稿の画像から抽出された宛先情報を外部
    装置から受信する情報送受信手段を設け、前記画像送信
    手段は画像読取手段が読み取った送信原稿の画像を情報
    送受信手段が受信した宛先情報に係る宛先に送信するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の画像通信装置。
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