JP3424191B2 - ミシンの布送り装置 - Google Patents

ミシンの布送り装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はミシンの布送り装置に
関し、詳しくは布地に当接する送り歯の運動軌跡を調節
可能にし、適正な布地の送りをなすミシンの布送り装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミシンには、縫い目形成の後に布地を所
定長さ(縫い目ピッチ)分送る布送り装置が設けられて
いる。図8は、ミシンの布送り装置の構成を示す図であ
る。図において1は送り歯であり、2はこの送り歯1を
固定する送り歯台である。また、3は水平送り機構、4
は上下送り機構であり、送り歯台2の端部にそれぞれ軸
支されている。次に、上下送り機構4の構成を説明す
る。図において20は、不図示のミシンの上軸に偏心カ
ムを介して連結され、矢符に示すように上下に往復動を
なす上下送りロッドであり、17はミシン機枠に回動自
在に設けられる上下送り軸である。
【0003】そして18は、一端を上下送り軸17に固
定され、他端を上下送りロッド20に軸支される腕体で
ある。また、19は二又腕であり、一端を上下送り軸1
7に固定し、二又部で前記送り歯台2の一方端を支持し
ている。以上の構成からなる上下送り機構4は、上下送
りロッド20の上下往復運動を、腕体18および上下送
り軸17により往復回動運動に変換し、二又腕19で、
上下送り軸17の回動運動を送り歯台2に伝達すること
で、送り歯1を上下方向に動作させることができる。次
に、水平送り機構3を説明する。図において5は、不図
示のミシンの上軸に偏心カムを介して連結され、矢符に
示すように上下方向に往復動をなす水平送りロッドであ
る。
【0004】そして、一端をミシン機枠に回動自在に設
けられる水平送り軸14に固定される腕体21と、一端
を水平送りロッド5に、他端を腕体21にそれぞれ軸支
される連結リンク22と、により、水平送りロッド5の
上下往復運動を連結リンク22により揺動運動に変換し
て、その揺動は腕体21の回動揺動量に応じて水平送り
軸14に伝達するようになっている。また、25は水平
送り腕であり、この水平送り腕25は一端を水平送り軸
14に固定し、他端を軸Pにより送り歯台2を回動自在
にし、水平送り軸14の運動を送り歯台2に伝達するこ
とで送り歯1を水平方向に動作させることができる。
尚、水平送りロッド5は上記連結リンク22を軸支する
とともにミシン機枠に支軸24aによって回動自在に支
持される送り調節リンク24に一端を連結する連結リン
ク23の他端を軸支している。
【0005】そして、連結リンク22、23および送り
調節リンク24とで公知の送り量変換機構を形成してい
る。以上の構成からなるミシンの布送り装置は、図9に
示すように上下送り機構4による上下方向への移動成分
と、水平送り機構3による水平方向への移動成分との合
成運動により、送り歯1を矢符に示すように楕円状に動
作させることができ、ミシンの針板26よりこの送り歯
1を出没させて、針板26上に載置される布地(不図
示)を間欠的に送ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のミシンの布送り装置には次のような問題がある。送
り歯(送り歯台)は、図9に示すように一端を上下送り
機構4に、そして他端を水平送り機構3に軸支され、こ
れら各機構の合成運動により所定の運動をなすように構
成されているため、水平状態を維持して動作することが
できない。すなわち、送り歯1は、水平送り機構3の軸
Pを中心にして、上下送り機構4の運動により図10に
示すように上死点位置では針板に平行であるがその他の
位置では前記軸Pの位置により実線および点線で示すよ
うに傾きつつ運動をなす。これにより、送り歯1と布地
Wとの当接時、図10の一点鎖線に示すように、まず送
り歯1の角部と布地Wとが当接してしまう。
【0007】そして送り歯1の角部と布地Wとの当接の
際、布地Wは容易に移動可能な状態にあるため、この送
り歯1の角部の当接によって下布W1のみが送り方向
(図においては左方向)に僅かに移動し、下布W1と、
上布W2との間に位置ずれが生じてしまう。この下布W
1と上布W2との位置ずれは、ミシンの布送り装置の1
針当たりの送り動作で、0.02ミリ前後の僅かなもの
であるが、数百回におよぶ布送り動作によりこの位置ず
れが加算され、縫製終了時において下布W1と上布W2
との布端部に数ミリの位置ずれが生じる、いわゆるイサ
リを生じてしまう。また、送り歯1の角部の当接によ
り、布地Wに僅かな弛みが発生し、形成した縫い目長さ
が設定値よりも短いものとなる、いわゆるパッカリング
も生じる。また、偏心カムを介して連結した水平送りロ
ッド5および上送りロッド20はそれぞれ一体に上軸に
固定され、それぞれは位相調整ができないので、送り軌
跡の変更が不可能であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るミシンの
布送り装置は、上記従来の課題を解決するためになされ
たもので、ミシンの布送り装置の上下送り機構を、送り
歯台の両端にそれぞれ一端を軸支される第1および第2
リンクと、前記第1および第2リンクの他端にそれぞれ
軸支され、ミシン上軸の回転により第1および第2リン
クをそれぞれ同速度、同方向に上下動させる第1および
第2上下手段と、により構成し、前記水平送り機構を送
り歯台あるいは上下送り機構の第2リンクの一端に軸支
される第1伝達腕と、ミシンの上軸に同期して往復回動
する水平送り軸に一端を固定され、他端を前記第1伝達
腕の他端に軸支される第2伝達腕と、により構成して、
送り歯台を常に水平に維持して動作させるようにして上
記従来の課題を解決しようとするものである。
【0009】
【作用】この発明に係るミシンの布送り装置は、上下送
り機構により、送り歯台の両端をそれぞれ同方向、同速
度で上下動させるようにし、送り歯を常に水平状態を維
持した状態で動作させる。また、上下送り機構は、第1
および第2リンクを、それぞれ同方向に同角度分傾け
て、送り歯を水平に維持した状態で水平方向に往復動作
させる。さらに、水平送りロッド、第1および第2の上
下送りロッドまたは第1および第2回動腕に夫々位置関
係を回転方向において位置調整可能な固定位置調節手段
または軸支点調節手段を設けたので、送り軌跡の変更が
自在である。
【0010】
【実施例】図面にもとづいてこの発明の実施例を説明す
る。なお従来例と同一箇所には同一符号を付して重複説
明は省略する。図1ないし図4は、この出願の第1実施
例を示す図である。このミシンの布送り装置は、送り歯
1を上下方向へ往復動させる第1および第2の上下手段
A、Bからなる上下送り機構と、送り歯1を水平方向へ
往復動させる水平送り機構と、を備えて構成されてい
る。まず図1ないし図3により、それぞれ一対のリンク
およびこれらを上下動させ第1および第2上下手段A、
Bにより構成される上下送り機構を説明する。 図1に
おいて、L1は第1リンク、L2は第2リンクであり、
これら第1および第2リンクL1、L2は、それぞれ両
端に軸部を備えている。
【0011】そして、これら第1および第2上下手段
A、Bは、前記第1および第2リンクL1、L2をそれ
ぞれ上下に往復動させるよう、第1および第2リンクL
1、L2の他端に軸支されている。この第1および第2
上下手段A、Bは、ミシンの上軸30に偏心カム31を
介して連結され上下に往復動をなす第1および第2の上
下送りロッド12、13と、一端を第1および第2上下
送り軸6、7に固定し、他端を第1および第2上下送り
ロッド12、13に軸支する第1および第2回動腕8、
9と、一端を第1および第2上下送り軸6、7に固定
し、他端を前記第1および第2リンクL1、L2の他端
に軸支される第1および第2上下腕10、11と、から
なっている。なお、第1および第2リンクL1、L2の
一端は送り歯台2に連結されている。
【0012】次に水平送り機構を説明する。図1におい
て、5はミシンの上軸30に偏心カム31を介して連結
され上下に往復動をなす水平送りロッド、15は第1伝
達腕であり、この第1伝達腕15は一端を送り歯台2に
軸支されている。そして、16は第2伝達腕であり、こ
の第2伝達腕16は、一端は水平送り軸14に固定さ
れ、他端は前記第1伝達腕15の他端に軸支されてい
る。なお、水平送り軸14は、前記第2上下送り軸7に
形成される貫通穴内に回動可能に挿入されている。そし
て、前記第2上下送り軸7の両側端は水平送り軸14の
溝に嵌合装着した止め輪14aにてその左右方向が規制
されている。
【0013】なお、上記第1および第2の上下送りロッ
ド12、13と水平送りロッド5は、上軸30(上軸に
関連する部材でも良い)にそれぞれ独立して個別に装着
されるとともに偏心カム固定位置調節手段としてのねじ
32を備えている。次にこの実施例の作用を説明する。
前記上下送り機構の第1および第2送りロッド12、1
3は、ミシンの主軸の回転によって、それぞれ同方向に
同速度で上下運動をなす。そして、第1および第2回動
腕8、9と、第1および第2上下送り軸6、7とによ
り、第1および第2送りロッド12、13の上下運動
は、往復回動運動に変換され、第1および第2上下腕1
0および11は、それぞれ同方向、同速度で往復回動運
動をなすことができる。
【0014】これにより、第1および第2上下腕10、
11は、第1および第2リンクL1、L2を介して、送
り歯台2(送り歯1)の両端部を、それぞれ同速度で上
昇、または同速度で下降させ、図2に示す前記線分Dと
の平行運動を常に維持つつ送り歯1を上下動させる、す
なわち送り歯1を常に水平状態に維持して上下に往復動
させることができる。一方、水平送り機構は、ミシンの
上軸の回転により往復回動運動をなす水平送り軸14に
より、第2伝達腕16を往復回動させ、第1伝達腕15
を介してこの往復回動を送り歯台2に伝達する。
【0015】一方、水平送り機構による送り歯1の水平
方向への動作時に、両リンクL1、L2は、図3に示す
ようにそれぞれ同方向に移動をなし、送り歯1を常に水
平状態に維持して、水平方向に往復動することができ
る。以上のようにしてこの実施例に係るミシンの布送り
装置は、上下送り機構による上下方向への移動成分と、
水平送り機構による水平方向への移動成分との合成運動
により、送り歯1を図4に示すように、常に水平を維持
した状態で楕円状に回動させることができる。これによ
り送り歯1は、布地Wとの当接時において、送り歯1の
歯部の全面を同時に布地Wと当接させ、布地Wを確実に
支持した状態で送り動作をなし、布地Wの位置ずれ、弛
み発生を解消し、イサリ、パッカリング等を生じること
のない適正な布地Wの送りを可能とする。
【0016】また、図1において偏心カム固定位置調節
手段32をゆるめて上軸30を手動回転して所望の位置
で偏心カム固定位置調節手段32で偏心カムを固定して
水平送りロッド5、第1および第2の上下送りロッド1
2、13のの位相調整を行うことにより、例えば図5の
軌跡I、Jに示すように送り歯1の軌跡を種々に変化さ
せることもできる。
【0017】次に、図6および図7にもとづいて、この
出願の第2の実施例を説明する。なお、上述のミシンの
実施例と同一箇所には同一符号を付して重複説明は省略
する。図6において、X、Yは、第1および第2上下手
段A、Bに、それぞれ設けられた軸支点調節手段であ
る。この軸支点調節手段X、Yは、第1および第2回動
腕8、9にそれぞれ形成された長穴8a、9aと、第1
および第2上下送りロッド12、13にそれぞれ設けら
れる軸部(不図示)と、これら軸部に螺合し、各軸部を
長穴8a、9a内で支持する軸ねじ(例えばナット)8
b、9bと、からなっている。
【0018】そしてこの軸支点調節手段X、Yは、第1
および第2上下送りロッド12、13と、第1および第
2回動腕8、9との軸支点位置(軸部位置)を調節する
ことで、第1および第2上下送り軸6、7の回動量を変
化させ、送り歯1の上下方向への送り量を調節すること
ができる。例えば、第1および第2上下送りロッド1
2、13を、第1および第2上下送り軸6、7方向に近
づけ、これら軸6、7の回動量を大きくすることで、図
7に示すように、通常の送り歯軌跡Gに比べ、軌跡Hに
示すように、送り歯1の上下方向の移動量を大きくする
ことができる。また、第1および第2上下送りロッド1
2、13を、第1および第2上下送り軸6、7から遠ざ
け、これら軸6、7の回動量を小さくすることで、軌跡
Fに示すように、送り歯1の上下方向の移動量を小さく
することができる。そして、また軸支点調節手段X、Y
により、第1および第2上下送り軸6、7の回動量をそ
れぞれ異なるように調節することにより、例えば図5の
軌跡I、Jに示すように、送り歯1の軌跡を種々変化さ
せることもできる。
【0019】なお、この実施例において、軸支点調節手
段X、Yの長穴を第1および第2回動腕8、9に、軸部
を第1および第2上下送りロッド12、13に設けた例
を示したが、第1および第2回動腕8、9にそれぞれ軸
部を設け、第1および第2上下送りロッド12、13に
それぞれ長穴を設けても良い。なお、この実施例におけ
る基本的動作は前述の実施例と同様である。
【0020】
【発明の効果】この発明に係るミシンの布送り装置は、
以上説明したように、上下送り機構を、送り歯台の両端
にそれぞれ軸支され、第1および第2リンクをそれぞれ
同速度、同方向に上下動させる、第1および第2上下手
段と、により構成し、水平送り機構を、水平送り軸の回
動を送り歯台に伝達する第1伝達腕および第2伝達腕
と、により構成したので、送り歯を常に水平状態を維持
して動作させることができ、送り歯と布地との当接時、
送り歯の歯部の全面を同時に布地と当接させ、布地を確
実に支持した状態で送り動作をなし、布地の位置ずれ、
弛みの発生を解消し、イサリ、パッカリング等を生じる
ことがなく、かつ布地に当接する送り歯の運動軌跡を調
整可能としたので、各種の布地に対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るミシンの布送り装置の第1実施
例を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示した布送り装置の第1および第2リン
クと各上下手段と、送り歯台と、の連結状態を示す説明
図である。
【図3】図1に示した布送り装置の送り歯台の水平方向
への動作状態を示す説明図である。
【図4】図1に示した布送り装置の、送り歯動作状態を
示す説明図である。
【図5】図1および図6に示したミシンの布送り装置
の、偏心カム固定位置調節手段および軸支点調節手段に
より、送り歯の両端の上下送り量をそれぞれ異なる量と
した際の、送り歯の軌跡を示す説明図である。
【図6】この出願の第2実施例を示す外観斜視図であ
る。
【図7】図6に示したミシンの布送り装置の、軸支点調
節手段により送り歯の上下方向の移動量を調節した際
の、送り歯の軌跡変化を示す説明図である。
【図8】従来のミシンの布送り装置の構成状態を示す外
観斜視図である。
【図9】図8に示したミシンの布送り装置による送り歯
の動作状態を示す説明図である。
【図10】図8に示したミシンの布送り装置の送り歯の
動作時において、送り歯の角部が布地に当接した状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 送り歯 2 送り歯台 8 第1回動腕 9 第2回動腕 A 第1上下手段 B 第2上下手段 L1 第1リンク L2 第2リンク 15 第1伝達腕 16 第2伝達腕

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送り歯台に固定される送り歯と、 この送り歯を上下方向へ往復動させる上下送り機構と、 送り歯を水平方向へ往復動させる水平送り機構と、を備
    え、 上下方向への移動成分と水平方向への移動成分との合成
    運動により送り歯が所定の布送り動作をなすミシンの布
    送り装置において、前記上下送り機構を、 ミシンの上軸に連結され上下運動をなす第1及び第2上
    下送りロッドと、 ミシン機枠に回動自在に設けられる第1および第2上下
    送り軸と、 一端を第1上下送りロッドに軸支され、他端は第1上下
    送り軸に固定される第1回動腕と、 一端を第2上下送りロッドに軸支され、他端は第2上下
    送り軸に固定される第2回動腕と、 送り歯台の両端にそれぞれ一端を軸支される第1および
    第2リンクと、 一端を第1リンクの他端に軸支され、他端を第1上下送
    り軸に固定される第1上下腕と、 一端を第2リンクの他端に軸支され、他端を第2上下送
    り軸に固定される第2上下腕と、により構成されるとと
    もに、 前記各上下送りロッドと、前記各回動腕との軸支点の位
    置調節をなすため軸支点調節手段を設け、この軸支点調
    節手段を、各上下送りロッドまたは各回動腕の、いずれ
    か一方にそれぞれ形成される長穴と、前記各上下送りロ
    ッドまたは各回動腕のいずれかに設けられ、長穴に係合
    する軸部と、この軸部に螺号する軸ねじと、により構成
    し、 前記水平送り機構を、 送り歯台および上下送り機構の第2リンクの一端に軸支
    される第1伝達腕と、 ミシンの上軸に同期して往復回動する水平送り軸に一端
    を固定され、他端を前記第1伝達腕の他端に軸支される
    第2伝達腕と、により構成たことを特徴とするミシンの
    布送り装置。
  2. 【請求項2】送り歯台に固定される送り歯と、 この送り歯を上下方向へ往復動させる上下送り機構と、 送り歯を水平方向へ往復動させる水平送り機構と、を備
    え、 上下方向への移動成分と水平方向への移動成分との合成
    運動により送り歯が所定の布送り動作をなすミシンの布
    送り装置において、前記上下送り機構を、 ミシンの上軸に設けられ、ミシンの上軸との位置関係を
    回転方向において、調節可能な第1および第2偏心カム
    と、 第1偏心カムに係合し、第1偏心カムとの当接により上
    下運動をなす第1上下送りロッドと、 第2偏心カムに係合し、第2偏心カムとの当接により上
    下運動をなす第2上下送りロッドと、 ミシン機枠に回動自在に設けられる第1および第2上下
    送り軸と、 一端を第1上下送りロッドに軸支され、他端は第1上下
    送り軸に固定される第1回動腕と、 一端を第2上下送りロッドに軸支され、他端は第2上下
    送り軸に固定される第2回動腕と、 送り歯台の両端にそれぞれ一端を軸支される第1および
    第2リンクと、 一端を第1リンクの他端に軸支され、他端を第1上下送
    り軸に固定される第1上下腕と、 一端を第2リンクの他端に軸支され、他端を第2上下送
    り軸に固定される第2上下腕と、により構成し、 前記水平送り機構は、 ミシンの上軸に設けられミシン上軸との位置関係を回転
    方向において調節可能な第3偏心カムと、 この第3偏心カムに係合し、第3偏心カムとの当接によ
    り上下動をなす水平送りロッドと、 ミシン機枠に回動自在に設けられ、一端を前記水平送り
    ロッドに連結される水 平送り軸と、 送り歯台および上下送り機構の第2リンクの一端に軸支
    される第1伝達腕と、 ミシンの上軸に同期して往復回動する前記水平送り軸に
    一端を固定され、他端を前記第1伝達腕の他端に軸支さ
    れる第2伝達腕と、により前記水平送り軸を往復回動す
    るよう構成したことを特徴とするミシンの布送り装置。
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