JP3421623B2 - 廃石膏ボードのリサイクル装置 - Google Patents

廃石膏ボードのリサイクル装置

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JP3421623B2 JP2000007757A JP2000007757A JP3421623B2 JP 3421623 B2 JP3421623 B2 JP 3421623B2 JP 2000007757 A JP2000007757 A JP 2000007757A JP 2000007757 A JP2000007757 A JP 2000007757A JP 3421623 B2 JP3421623 B2 JP 3421623B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に、建設廃
材の一部として排出される廃石膏ボードのリサイクル装
置に関し、特に廃石膏ボードを破砕し、破片状態で石膏
と紙の剥離を促進し選別分離するようにした廃石膏ボー
ドのリサイクル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、廃石膏ボードは、その大部分が硫
酸カルシウムの鉱物であるために、安定型廃棄物として
扱われていて、埋立処理されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、石膏ボード
は、板状の石膏を両側から紙で挟んで破損しにくく構成
されているために、廃棄されて埋立処理された後に紙や
接着剤が雨水等を吸って腐食し、悪臭を発生する事態を
招いていた。石膏は、天然鉱物で再利用が可能であり、
また紙も分離後に再生紙にリサイクルされ得るものであ
る。本発明は上記のような従来の事情に鑑み提案された
ものであって、その目的は、廃石膏ボードを効率的に石
膏と紙に分離してそれぞれを回収し再利用するための廃
石膏ボードのリサイクル装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の廃石膏ボードの
リサイクル装置は、廃石膏ボードの投入口を有した縦長
のケーシングと、該ケーシング内に回転可能に軸承さ
れ、回転駆動手段によって回転駆動される回転軸と、該
回転軸の周りにおいて少なくとも上記投入口に渡って設
けられ、投入された廃石膏ボードを破砕する螺旋体と、
該螺旋体によって破砕された破片の供給を受けるように
上記ケーシングの端部に接続され、内部に周速差を取っ
て回転駆動されて間で破片を押し擦って石膏と紙とを剥
離する少なくとも一対のローラを収容した剥離室と、該
剥離室の下流側に配置され、剥離、分離された石膏と紙
とを選別する篩手段とから構成されていることを特徴と
している。
【0005】従って、投入口からケーシング内部に投入
された廃石膏ボードは、回転駆動手段によって回転駆動
される回転軸の周りの螺旋体によって先ず破砕されて破
片にされ、次いで剥離室内において周速差を取って回転
駆動されている一対のローラ間で破片が、例えば丁度床
上に置かれて足裏で押し砕かれ且つ擦り剥がされるよう
に、石膏から紙が効率的に剥離、分離され、その後に篩
手段によって石膏と紙が選別分離されることになり、そ
れぞれリサイクルに供され、資源の再利用に貢献するこ
とができる。
【0006】このような廃石膏ボードのリサイクル装置
において、上記回転軸は、その周囲方向に複数の縦長の
リブを上記螺旋体の間において備え、また上記螺旋体
は、その外周縁部に複数の突起を備えることができ、螺
旋体のない空間でも縦長のリブによって廃石膏ボードの
破砕が行われ、また螺旋体の外周縁部の複数の突起によ
って、板状で掴みにくい廃石膏ボードを良く引き込んで
噛み込むことができ、滑りを防いで廃石膏ボードの取り
入れを促進して破砕し、破砕効率を高めることができ
る。
【0007】さらに上記ケーシングは、上記螺旋体の送
り方向に相当する上記投入口の下流側に筒状部を有して
おり、該筒状部は、その内部に、上記回転軸の延長部を
収容しており、該回転軸の延長部は、その周囲に上記筒
状部の内面に近接する複数条の螺旋体からなる事前剥離
体を有することができ、螺旋体によって破砕された破片
はケーシングの下流側の筒状部において、その内面に近
接する複数条の螺旋体からなる事前剥離体によって更に
細かくほぼ粒度が一定になるように破砕され、またそれ
ら内面と複数条の螺旋体との近接した相対回転によって
細片移動の抵抗が増大して石膏と紙との事前の剥離が促
進される。
【0008】上記ケーシングは、上記螺旋体の送り方向
に相当する上記投入口の下流側に筒状部を有すると共に
該筒状部の内面に突起を周囲方向に隔設しており、また
上記回転軸は、その上記螺旋体の下流側に上記筒状部の
内面の突起に近接して破片の紙と石膏とを事前剥離する
事前剥離体を有した構成とでき、螺旋体によって破砕さ
れた破片は、更にその後にケーシングの下流側の筒状部
において内面の突起と事前剥離体とによって更に細かく
ほぼ粒度が一定になるように破砕され、またそれら内面
の突起と事前剥離体の近接した相対回転によって細片移
動の抵抗が増大して石膏と紙との事前剥離が促進され
る。
【0009】上記事前剥離体は、上記筒状部に対応して
設けられた臼体から構成され、回転臼体は、ケーシング
の筒状部内面の突起に対して強力に破片を押しつけるこ
とになり、ほぼ粒度を一定にする細片化と、石膏と紙と
の事前剥離を促進する。
【0010】上記事前剥離体は、上記筒状部に対応して
上記螺旋体の間に設けられた複数のリブから構成され、
回転する複数のリブは、ケーシングの筒状部内面の突起
と共に小さい隙間で破片を主に剪断によってほぼ粒度が
一定になるように細片化し、更に石膏と紙との事前剥離
を促進する。
【0011】さらに上記ケーシングは、その内部に2本
の上記回転軸を有しており、それらの各回転軸の周りに
上記螺旋体と上記事前剥離体とを有した構成とでき、2
本の平行な回転軸の螺旋体と事前剥離体とによって、廃
石膏ボードの取り込みが促進され且つより細かく細片化
が行われ、石膏から紙を事前に剥離し、分離する処理容
量をより高めることができる。
【0012】上記剥離室の内部の一対のローラは、一方
がゴムローラで構成されており、またスプリング等の弾
性体で相互に向かって付勢された構成とでき、比較的滑
り抵抗の大きなゴムローラを一方に採用して弾力で他方
に押し付けることでローラ間における周速差による擦り
取り剥離効果を更に高めることができ、石膏と紙の回収
率を更に高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を廃石
膏ボードのリサイクル装置の実施例によって添付図を参
照にして以下に詳細に説明する。
【0014】図1から図3において、第1実施例の廃石
膏ボードのリサイクル装置1は、廃石膏ボードの投入口
11を有したほぼ水平な縦長のケーシング10と、該ケ
ーシング10内に回転可能に軸承され、前端部で回転駆
動用ギヤードモータM1によって逆転可能に回転駆動さ
れる一対の破砕ロータ20、20と、該破砕ロータによ
って破砕された破片の供給を受けるようにケーシング1
0の後端部に接続され、内部に周速差を取って回転駆動
され、0.3〜1.0mm程の隙間において破片を押し
擦って石膏W1と紙W2とに剥離し分離する一対のロー
ラ31、32を収容した剥離室30と、該剥離室の下流
側に配置されて分離された石膏W1と紙W2とを選別す
る振動式篩機45と、から構成されている。振動式篩機
45の篩46の上に残った紙W2は、製紙工場に送られ
るコンテナー47に入れられ、篩を通った石膏W1は石
膏ボード製造所に送られるコンテナー48に入れられ
る。
【0015】ケーシング10は、略楕円状の横断面を有
し、上下に2分割できるように構成されており、投入口
11には廃石膏ボードWを受け入れるホッパー12を備
え、その下流側に筒状部13を形成しており、一端に上
記回転駆動用ギヤードモータM1が搭載され、他方端部
が下方に湾曲して上記剥離室30に接続されている。一
対の破砕ロータ20、20は、各々ケーシング10の両
端で軸受け19、19によって軸承された、例えば鋼管
等で造られた回転軸21と、各回転軸21の周りにおい
て投入口11に渡って設けられ、投入された廃石膏ボー
ドWを破砕する螺旋体23と複数の縦リブ24Aと、螺
旋体23の下流側に上記筒状部13の内面に近接する事
前剥離体25とから構成されており、通常一対の破砕ロ
ータ20、20の間で上から下へと噛み込むようにギヤ
ードモータM1によって等速又は不等速で回転駆動され
る。螺旋体23の螺旋向きは、回転方向に応じて廃石膏
ボードWをケーシング10の後端に向かって送りを掛け
るように設定されている。
【0016】螺旋体23は、その周辺部に、投入された
廃石膏ボードWの引き込みと噛み込みを良くする突起
(突刃)24を複数隔設している。また事前剥離体25
は、上記筒状部13の内面に近接する、例えば2条の螺
旋体(2口ネジに相当)26から構成されている。螺旋
体23によって破砕された破片は、ケーシングの下流側
部分の筒状部13において、その内面に近接する2条の
螺旋体26によって更に細かくほぼ粒度が一定になるよ
うに破砕され、またそれら内面と2条の螺旋体26との
近接した相対回転によって細片移動の抵抗が増大して石
膏と紙との事前剥離が促進される。勿論、筒状部13の
内面に、2条の螺旋体26の外周縁が近接する複数の突
起を設けることもできる。
【0017】剥離室30は、上下に2分割できるように
構成されており、上記の破片や事前剥離された細片を噛
み込む一対のローラ31、32を収容している。ローラ
31、32は、1台の回転駆動用ギヤードモータ(図示
省略)によって歯車比を変えたり、個別に別々のモータ
(図示省略)によって20〜50%の回転速度差をとっ
て回転駆動される。一方の低速ローラ31は、鋼製で、
他方の高速ローラ32は、ゴム製となっており、ゴム製
高速ローラ32が軸受部でスプリング等の弾性体35に
よって鋼製低速ローラ31に向かって付勢されており、
それらの間の0.3〜1.0mm程の隙間に挟み込んだ
破片や細片を擦って石膏W1と紙W2を完全に剥離、分
離する。勿論、低速ローラ31をゴム製に高速ローラ3
2を鋼製にすることもできる。
【0018】第2実施例は、図4に示されているよう
に、上記第1実施例における筒状部13と事前剥離体2
5とを次のように変えて構成されている。即ち、筒状部
13の内面には複数の取り替え可能な突起14が周囲方
向に隔設されており、また事前剥離体25が、突起14
に対応して近接するように回転軸21に設けられた臼体
25Aから構成されている。臼体25Aは、その前端部
周面を傾斜させて破片の入り込みを良くしており、その
傾斜前端部周面から後部周面にかけて斜めの浅い溝25
Bを複数設けている。臼体25Aは、廃石膏ボードWの
破片を筒状部13の内面の突起14に対して圧縮して、
ほぼ粒度が一定になるように粉砕すると共に石膏W1と
紙W2を事前に剥離し、分離する。
【0019】第3実施例は、図5と図6に示めされてい
るように、上記第1実施例における筒状部13と事前剥
離体25とを次のように変えて構成されている。即ち、
筒状部13の内面には複数の取り替え可能な突起14が
周囲方向に隔設されており、また事前剥離体25は、延
長された螺旋体23の周囲空間に複数のリブ26Aを突
起14に対応して近接するように取り付けて構成されて
おり、安価に造られるが、その作用はほぼ上記臼体25
Aと同じである。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明
の廃石膏ボードのリサイクル装置は、廃石膏ボードの投
入口を有した縦長のケーシングと、該ケーシング内に回
転可能に軸承され、回転駆動手段によって回転駆動され
る回転軸と、該回転軸の周りにおいて少なくとも上記投
入口に渡って設けられ、投入された廃石膏ボードを破砕
する螺旋体と、該螺旋体によって破砕された破片の供給
を受けるように上記ケーシングの端部に接続され、内部
に周速差を取って回転駆動されて間で破片を押し擦って
石膏と紙とを剥離する少なくとも一対のローラを収容し
た剥離室と、該剥離室の下流側に配置され、剥離、分離
された石膏と紙とを選別する篩手段とから構成されてい
るために、投入口からケーシング内部に投入された廃石
膏ボードは、回転駆動手段によって回転駆動される回転
軸の周りの螺旋体によって先ず破砕されて破片にされ、
次いで剥離室内において周速差を取って回転駆動されて
いる一対のローラ間で破片が、例えば丁度床上に置かれ
て足裏で押し砕かれ且つ擦り剥がされるように、石膏か
ら紙が効率的に剥離、分離され、その後に篩手段によっ
て石膏と紙が選別分離されることになり、それぞれリサ
イクルに供され、資源の再利用に貢献することができ
る。
【0021】上記回転軸は、その周囲方向に複数の縦長
のリブを上記螺旋体の間において備え、また上記螺旋体
は、その外周縁部に複数の突起を備えていれば、螺旋体
のない空間でも縦長のリブによって廃石膏ボードの破砕
が行われ、また螺旋体の外周縁部の複数の突起によっ
て、板状で掴みにくい廃石膏ボードを良く引き込んで噛
み込むことができ、滑りを防いで廃石膏ボードの取り入
れを促進して破砕し、破砕効率を高めることができる。
【0022】上記ケーシングは、上記螺旋体の送り方向
に相当する上記投入口の下流側に筒状部を有しており、
該筒状部は、その内部に、上記回転軸の延長部を収容し
ており、該回転軸の延長部は、その周囲に上記筒状部の
内面に近接する複数条の螺旋体からなる事前剥離体を有
しているものとすれば、螺旋体によって破砕された破片
はケーシングの下流側の筒状部において、その内面に近
接する複数条の螺旋体からなる事前剥離体によって更に
細かくほぼ粒度が一定になるように破砕され、またそれ
ら内面と複数条の螺旋体との近接した相対回転によって
細片移動の抵抗が増大して石膏と紙との事前の剥離が促
進される。
【0023】上記ケーシングは、上記螺旋体の送り方向
に相当する上記投入口の下流側に筒状部を有すると共に
該筒状部の内面に突起を周囲方向に隔設しており、また
上記回転軸は、その上記螺旋体の下流側に上記筒状部の
内面の突起に近接して破片の紙と石膏とを事前剥離する
事前剥離体を有した構成を採れば、螺旋体によって破砕
された破片は、更にその後にケーシングの下流側の筒状
部において内面の突起と事前剥離体とによって更に細か
くほぼ粒度が一定になるように破砕され、またそれら内
面の突起と事前剥離体の近接した相対回転によって細片
移動の抵抗が増大して石膏と紙との事前剥離が促進され
る。
【0024】上記事前剥離体を、上記筒状部に対応して
設けられた臼体から構成すれば、回転臼体は、ケーシン
グの筒状部内面の突起に対して強力に破片を押しつける
ことになり、ほぼ粒度を一定にする細片化と、石膏と紙
との事前剥離を促進する。
【0025】上記事前剥離体を、上記筒状部に対応して
上記螺旋体の間に設けられた複数のリブから構成すれ
ば、回転する複数のリブは、ケーシングの筒状部内面の
突起と共に小さい隙間で破片を主に剪断によってほぼ粒
度が一定になるように細片化し、更に石膏と紙との事前
剥離を促進する。
【0026】上記ケーシングは、その内部に2本の上記
回転軸を有しており、それらの各回転軸の周りに上記螺
旋体と上記事前剥離体とを有しているものとすると、2
本の平行な回転軸の螺旋体と事前剥離体とによって、廃
石膏ボードの取り込みが促進され且つより細かく細片化
が行われ、石膏から紙を事前に剥離し、分離する処理容
量をより高めることができる。
【0027】上記剥離室の内部の一対のローラは、一方
がゴムローラで構成されており、またスプリング等の弾
性体で相互に向かって付勢されていれば、比較的滑り抵
抗の大きなゴムローラを一方に採用して弾力で他方に押
し付けることでローラ間における周速差による擦り取り
剥離効果を更に高めることができ、石膏と紙の回収率を
更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の廃石膏ボードのリサ
イクル装置の原理を説明する縦断面図である。
【図2】図1の矢視線II−IIに沿った断面図であ
る。
【図3】図1の矢視線III−IIIに沿った断面図で
ある。
【図4】本発明に係る第2実施例の廃石膏ボードのリサ
イクル装置の下流側筒状部と事前剥離体の別の構成を示
す図3に相当する断面図である。
【図5】第3実施例の廃石膏ボードのリサイクル装置の
下流側筒状部と事前剥離体の更に別の構成を示す部分縦
断面図である。
【図6】図5の矢視線VI−VIの断面図である。
【符号の説明】
1 廃石膏ボードのリサイクル装置 10 ケーシング 11 投入口 13 筒状部 14 突起 21 回転軸 23 螺旋体 24 突起(剣刃) 24A縦リブ 25 事前剥離体 25A事前剥離体(臼体) 26 事前剥離体(複数の螺旋体) 26A事前剥離体(リブ) 30 剥離室 31 ローラ(鋼製) 32 ローラ(ゴム製) 35 弾性体 46 篩手段 M1 回転駆動手段 W 廃石膏ボード W1 石膏 W2 紙
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 B09B 5/00 B02C 4/00 B02C 19/00 B07B 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃石膏ボードの投入口を有する縦長のケ
    ーシングと、該ケーシング内に回転可能に軸承され且つ
    回転駆動手段によって回転駆動される回転軸と、該回転
    軸の周りにおいて少なくとも上記投入口下方に渡して設
    けられ且つ投入された廃石膏ボードを破砕する螺旋体
    と、該螺旋体によって破砕された破片の供給を受けるよ
    うに上記ケーシングの端部に接続され且つ内部に周速差
    を取って回転駆動されてローラ間で破片を押し擦って石
    膏と紙とを剥離する少なくとも一対のローラを収容した
    剥離室と、該剥離室の下流側に配置されて分離された石
    膏と紙とを選別する篩手段と、から成る廃石膏ボードの
    リサイクル装置において、 上記回転軸が、その周囲方向に複数の縦長のリブを上記
    螺旋体の間において備え、上記螺旋体は、その外周縁部
    に複数の突起を備えていることを特徴とする廃石膏ボー
    ドのリサイクル装置。
  2. 【請求項2】 廃石膏ボードの投入口を有する縦長のケ
    ーシングと、該ケーシング内に回転可能に軸承され且つ
    回転駆動手段によって回転駆動される回転軸と、該回転
    軸の周りにおいて少なくとも上記投入口下方に渡して設
    けられ且つ投入された廃石膏ボードを破砕する螺旋体
    と、該螺旋体によって破砕された破片の供給を受けるよ
    うに上記ケーシングの端部に接続され且つ内部に周速差
    を取って回転駆動されてローラ間で破片を押し擦って石
    膏と紙とを剥離する少なくとも一対のローラを収容した
    剥離室と、該剥離室の下流側に配置されて分離された石
    膏と紙とを選別する篩手段と、から成る廃石膏ボードの
    リサイクル装置において、 上記ケーシングが、上記螺旋体の送り方向である上記投
    入口の下流側に筒状部を有し、且つ該筒状体の内面に周
    囲方向に隔設した突起を有し、 上記回転軸が、上記螺旋体の下流側に上記筒状部の突起
    に近接して上記破片を紙と石膏とに事前剥離する事前剥
    離体を有することを特徴とする廃石膏ボードのリサイク
    ル装置。
  3. 【請求項3】 上記事前剥離体は、上記筒状部に対応し
    て設けられた臼体からなる請求項記載のリサイクル装
    置。
  4. 【請求項4】 上記事前剥離体が、上記筒状部に対応し
    て上記螺旋体の間に設けられた複数のリブからなる請求
    項2記載のリサイクル装置。
  5. 【請求項5】 上記ケーシングが、上記回転軸を2本有
    し、各回転軸の周りに上記螺旋体と上記事前剥離体とを
    有する請求項2ないしいずれかに記載のリサイクル装
    置。
  6. 【請求項6】 上記少なくとも一対のローラは、互いに
    0.3〜1.0mm程の隙間をとるように互いに弾性体
    で付勢され且つ20〜50%の回転速度差をとって回転
    駆動されており、また鋼製の低速ローラとゴム製の高速
    ローラとから構成されている請求項1ないしにいずれ
    かに記載のリサイクル装置。
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