JPH11202001A - 電圧検出装置 - Google Patents

電圧検出装置

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JPH11202001A
JPH11202001A JP10007751A JP775198A JPH11202001A JP H11202001 A JPH11202001 A JP H11202001A JP 10007751 A JP10007751 A JP 10007751A JP 775198 A JP775198 A JP 775198A JP H11202001 A JPH11202001 A JP H11202001A
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JP
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voltage
capacitor
optical
sensor
gis
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JP10007751A
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Keita Ito
啓太 伊東
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B13/00Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
    • H02B13/02Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with metal casing
    • H02B13/035Gas-insulated switchgear
    • H02B13/0356Mounting of monitoring devices, e.g. current transformers

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  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サージ絶縁耐圧に優れた電圧検出装置を得る
ことを目的とする。 【解決手段】 絶縁ガスが封入された筒状のGISタン
ク1と、このGISタンク1内に同軸に配設されたGI
S母線2と、GISタンク1内にGIS母線2と所定の
距離を隔てかつ同軸に筒状に形成された中間電極3とに
てなるガス絶縁機器において、GIS母線2と中間電極
3とで構成される第1のコンデンサ9と、一端が第1の
コンデンサ9の他端に接続され、他端が接地された外部
コンデンサ10と、外部コンデンサ10と並列に接続さ
れ、等価回路がコンデンサ要素と抵抗要素との並列回路
でなる光電圧センサ12とを備え、第1および外部コン
デンサ9、10との静電容量比で定まる分圧電圧を光電
圧センサ12に印加することによりGIS母線2の電圧
を検出する電圧検出装置において、外部コンデンサ10
と光電圧センサ12との接続を無誘導性抵抗体16にて
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2つのコンデン
サの静電容量比で定まる分圧電圧により、被電圧検出部
の電圧を検出することができる電圧検出装置に係り、特
に急峻波電圧発生を抑制するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は1996年6月28日発行の電気
学会研究会資料”保護リレーシステム研究会 PSR−
96−3”に記載されている従来の電圧検出装置として
のGIS(ガス絶縁機器の略称)に適用する光変換形計
器用変圧器の構成を示す断面図で、図4は図3に示した
電圧検出装置の等価回路を示す図である。図において、
1は絶縁ガスが封入された筒状の容器としてのGISタ
ンク、2はこのGISタンク1内に同軸に配設された高
電圧導体としてのGIS母線である。
【0003】3はGISタンク1内に、GIS母線2と
所定の距離を隔てかつ同軸に筒状に形成された中間電極
で、絶縁物5を介してGISタンク1の所定の位置に固
定され設置されている。6は中間電極3の電圧を引き出
すために、中間電極3に取り付けられた導体である。
【0004】9はGIS母線2と中間電極3とにて構成
される第1のコンデンサ、10は一端がコンタクト7と
接続リードにより接続され(すなわち第1のコンデンサ
9と接続されることとなる)、他端がセンサ収納箱11
に接地されている第2のコンデンサとしての外部コンデ
ンサ、この外部コンデンサ10は一般に複数個のコンデ
ンサの並列および直列接続により構成される。
【0005】12は外部コンデンサ10の印加側の端子
と同電位の端子からリード線13により接続されること
により外部コンデンサ10と並列に接続されている光電
圧センサで、等価回路がコンデンサ要素と抵抗要素との
並列回路でなる。14はこの光電圧センサ12と光ファ
イバ15を介して接続された信号処理部である。
【0006】上記のように構成された従来の電圧検出装
置の動作について説明する。まず、この光電圧センサ1
2への印加電圧(Vセンサ)は、第1のコンデンサ9の
静電容量(C1)と外部コンデンサ10の静電容量(C
2)との分圧比により決定される。そして、GIS母線
2の電圧をEとおくと、以下式(1)が成り立つ。
【0007】 Vセンサ={C1/(C1+C2)}×E ・・・(1) そして、通常Vセンサの電圧は数百ボルト以下に設定さ
れる。そして、光電圧センサ11にて上記Vセンサの値
を光信号に変換し、光ファイバ15を介して信号処理部
14へ送信し、この信号処理部14にて処理することに
よりGIS母線2の電圧Eを検知する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電圧検出装置は
上記のように動作していた。そこで、GISの構成要素
である開閉機器動作時、あるいはGISの地絡事故発生
時においては、GIS母線2に数MHz〜数十MHzの
サージ電圧が発生することが知られている。このような
場合において、電圧検出装置の構成部品である光電圧セ
ンサ12の両端および外部コンデンサ10の両端に発生
するサージ電圧を、それぞれの部品の耐電圧値より低く
抑制する必要があった。
【0009】この場合図4に示す等価回路において、G
IS母線2に高周波サージ電圧が発生すると、図4の閉
回路にて、共振角周波数ωでの共振現象が発生する。こ
の場合、外部コンデンサ10のインダクタンス分(L
1)、外部コンデンサ10の印加側端子と光電圧センサ
12との間のリード線13のインダクタンス分(L2)
が無視できなくなり、上記共振角周波数ωは、以下の式
(2)で表されることになる。尚、式(2)中のCは、
光電圧センサ12の等価回路のコンデンサ要素容量に相
当する。
【0010】
【数1】
【0011】上記式(2)に、一例として数値を代入し
てみる。例えば、L1、L2、の値を各々0.05〜
0.5μH程度とする。また、例えばC1=10pF、
C2=1600pF、C=15pF程度とすると、閉回
路の共振周波数fは、以下の式(3)で表される。 f=ω/2π≒40MHz・・・(3)
【0012】また、図4の閉回路における高周波サージ
の減衰時定数τは、RLC直列共振回路の時定数であ
り、r=0.1mΩ程度とすると、以下の式(4)で表
される。 τ=(L1+L2)/2r≒5ms・・・(4)
【0013】共振周波数fが、式(3)に示すように、
かなり高い値になるため、また、その時定数τも式
(4)に示すように大きいため、インダクタンスL1、
L2のインピーダンスωL1、ωL2が比較的大きな値
となって、外部コンデンサ10の両端に発生する電圧、
及び光電圧センサ12の両端に発生する電圧が比較的大
きくなり、また、この高周波サージがある程度長い継続
時間を有する。この結果、電圧検出装置の耐電圧を大き
くしなければならないという問題点があった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解消する
ためなされたもので、高周波サージに対しても耐電圧値
の低い電圧検出装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の電圧検出装置は、一端が被電圧検出部と接続された第
1のコンデンサと、一端が第1のコンデンサの他端に接
続され、他端が接地された第2のコンデンサと、第2の
コンデンサと並列に接続され、等価回路がコンデンサ要
素と抵抗要素との並列回路でなる光電圧センサとを備
え、第1および第2のコンデンサとの静電容量比で定ま
る分圧電圧を光電圧センサに印加することにより被電圧
検出部の電圧を検出する電圧検出装置において、第2の
コンデンサと光電圧センサとの接続を無誘導性抵抗体に
て行うものである。
【0016】また、この発明に係る請求項2の電圧検出
装置は、一端が被電圧検出部と接続された第1のコンデ
ンサと、一端が第1のコンデンサの他端に接続され、他
端が接地された第2のコンデンサと、第2のコンデンサ
と並列に接続され、等価回路がコンデンサ要素と抵抗要
素との並列回路でなる光電圧センサとを備え、第1およ
び第2のコンデンサとの静電容量比で定まる分圧電圧を
光電圧センサに印加することにより被電圧検出部の電圧
を検出する電圧検出装置において、第2のコンデンサと
光電圧センサとの接続を周波数の増大により抵抗値が増
大する抵抗体にて行うものである。
【0017】また、この発明に係る請求項3の電圧検出
装置は、請求項2において、抵抗体を、銅パイプにて形
成するものである。
【0018】また、この発明に係る請求項4の電圧検出
装置は、絶縁ガスが封入された筒状の容器と、この容器
内に同軸に配設された高電圧導体と、容器内に高電圧導
体と所定の距離を隔てかつ同軸に筒状に形成された中間
電極とにてなるガス絶縁機器において、高電圧導体と中
間電極とで構成されるコンデンサを、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の第1のコンデンサとすること
により、高電圧導体の電圧を検出するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図について説明する。図1は電圧検出装置
としてのGISに適用する光変換形計器用変圧器の構成
を示す断面図である。図において1は絶縁ガスが封入さ
れた筒状の容器としてのGISタンク、2はこのGIS
タンク1内に同軸に配設された高電圧導体としてのGI
S母線である。
【0020】3はGISタンク1内に、GIS母線2と
所定の距離を隔てかつ同軸に筒状に形成された中間電極
で、絶縁物5を介してGISタンク1の所定の位置に固
定され設置されている。6は中間電極3の電圧を引き出
すために、中間電極3に取り付けられた導体である。
【0021】9はGIS母線2と中間電極3とにて構成
される第1のコンデンサ、10は一端がコンタクト7と
接続リードにより接続され(すなわち第1のコンデンサ
9と接続されることとなる)、他端がセンサ収納箱11
に接地されている第2のコンデンサとしての外部コンデ
ンサ、この外部コンデンサ10は一般に複数個のコンデ
ンサの並列および直列接続により構成される。
【0022】12は外部コンデンサ10の印加側の端子
と同電位の端子からリード線13により接続されること
により外部コンデンサ10と並列に接続されている光電
圧センサで、等価回路がコンデンサ要素と抵抗要素との
並列回路でなる。14はこの光電圧センサ12と光ファ
イバ15を介して接続された信号処理部、16は外部コ
ンデンサ10の印加側端子と光電圧センサ12との間を
接続する無誘導性抵抗体である。この無誘導性抵抗体1
6はサージ抑制のためにはインダクタンス分が極力小さ
い、たとえばセラミック抵抗等にて形成されている。
【0023】上記のように構成された実施の形態1の電
圧検出装置の動作について説明する。まず、この光電圧
センサ12への印加電圧(Vセンサ)は、第1のコンデ
ンサ9の静電容量(C1)と外部コンデンサ10の静電
容量(C2)との分圧比により決定される。そして、G
IS母線2の電圧をEとおくと従来の場合と同様に、式
(1)が成り立つ。
【0024】そして、通常Vセンサの電圧は数百ボルト
以下に設定される。そして、光電圧センサ11にて上記
Vセンサの値を光信号に変換し、光ファイバ15を介し
て信号処理部14へ送信し、この信号処理部14にて処
理することによりGIS母線2の電圧Eを検知する。
【0025】上記示したように、GIS母線2の電圧E
の測定については従来の場合と同様である。以下、GI
Sの開閉機器動作時、あるいはGISの地絡事故発生時
における、GIS母線2に数MHz〜数十MHzのサー
ジ電圧が発生する場合について検証する。
【0026】まず、無誘導性抵抗体16でVFT(急峻
波)サージ電圧を分担することになるため、適切な耐電
圧性能が必要である。この無誘導性抵抗体16の抵抗値
をr1とおくと、外部コンデンサ10の端子間電圧Vc
2は、無誘導性抵抗体16のインピーダンスと光電圧セ
ンサ11のインピーダンスにより分圧されることにな
る。そして、光電圧センサ12の端子間電圧Vセンサは
Vc2より小さくなる。
【0027】例えばr1=1KΩの場合、商用周波領域
およびVFTサージ領域における分圧は表1に示すよう
になる。
【0028】
【表1】
【0029】上記表1に示すように、無誘導性抵抗体1
6を挿入することにより、光電圧センサ12端子間に印
加されるVFTサージ電圧は大きく抑制されることがわ
かる(上記の例では1/5程度となる)。
【0030】また、商用周波領域での光電圧センサ12
の端子間電圧は、外部コンデンサ10の端子間電圧と同
等であり、従来の場合に示した式(1)と同じ分圧比を
確保することができる。従って、計器用の電圧検出装置
としての性能に対しては影響がないといえる。
【0031】上記の表1に示す値より、無誘導性抵抗体
16の抵抗値として例えば20KΩ程度のものを使用し
ても、商用周波領域においては光電圧センサ12のイン
ピーダンスに対して、0.01%以下の変化しかなく十
分に使用可能であることが判る。また、無誘導性抵抗体
16を接続した場合、従来の場合にて示した式(4)の
光電圧センサ12の端子間のサージ電圧継続時定数τは
以下の値を示すこととなる。
【0032】 τ=(L1+L2)/2r1 =0.5μs この式から明らかなように、減衰時定数が大幅に短くな
る。通常、絶縁物の沿面破壊電圧は2μs程度よりも短
いVFT領域において上昇することが知られている。よ
って、無誘導性抵抗体16を挿入することにより、光電
圧センサ12の端子間の発生サージ継続時間が大幅に減
少するため、耐電圧上さらに有利となる。
【0033】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2における電圧検出装置の構成を示す断面図である。
図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号
を付して説明を省略する。17は外部コンデンサ10の
印加側端子と光電圧センサ12とを接続する、周波数の
増大により抵抗値が増大する抵抗体としての銅パイプで
ある。この銅パイプ17は、VFT領域において、見か
け上の抵抗値が表皮効果により増大するものである。
【0034】次に上記のように構成された実施の形態2
の電圧検出装置の動作について説明する。ここでは、上
記実施の形態1と同様に、GISの開閉機器動作時、あ
るいはGISの地絡事故発生時においての動作について
説明する。まず、導体の表皮深さδは、導電率σ、透磁
率μ、角周波数ωを用いると、以下の式(5)にて表さ
れる。 δ=√2/(ωσμ)・・・(5)
【0035】また、導体の単位長さ当たりの抵抗値は、
抵抗率ρ、導体の断面積Sを用いると、以下の式(6)
にて表される。 ρ/S・・・(6) この式(6)から明らかなように、導体の単位長さ当た
りの抵抗値は、導体の断面積Sに反比例することがわか
る。
【0036】また、円筒の外径の半径a、内径の半径b
を用いると、導体断面積は、以下の式(7)にて表され
る。 S=π(a2−b2)・・・(7) そして、表皮深さδの領域においてのみ、電流が流れる
とすると、見かけの断面積S′は、以下の式(8)にて
表される。 S′=π{(a2−b2)−(a−b−δ)2}≒2π(a−b)δ・・・(8)
【0037】そして、見かけの抵抗値はDC電圧で測定
された抵抗値に対して、以下の式(9)にて表される。
【0038】一例として、σ=1/(2×10-8)(S
/m)、μ=4π×10-7(H/m)、ω=2π×40
×106を、(5)式に代入すると、 δ=0.011(mm) が得られる。よって、例えば直径1cm程度の導体にて
接続しようとすれば、銅パイプ17を用いる場合は、ほ
とんど表面のみに電流が流れることになり、従来までの
銅より線(細線の集合体)を用いるよりも、銅パイプ1
7を用いた方が表皮効果による見かけの抵抗値増大によ
り上記実施の形態1と同様な効果が期待できる。
【0039】なお、上記各実施の形態においては、電圧
検出装置として、GISに適用する光変換形計器用変圧
器を例に説明したが、これに限られることはなく、この
発明は第1および第2のコンデンサによって分圧した電
圧を、光電圧センサに印加して動作する電圧検出装置に
広く適用することができ、上記各実施の形態で説明した
と同様の効果を奏することはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、一端が被電圧検出部と接続された第1のコンデン
サと、一端が第1のコンデンサの他端に接続され、他端
が接地された第2のコンデンサと、第2のコンデンサと
並列に接続され、等価回路がコンデンサ要素と抵抗要素
との並列回路でなる光電圧センサとを備え、第1および
第2のコンデンサとの静電容量比で定まる分圧電圧を光
電圧センサに印加することにより被電圧検出部の電圧を
検出する電圧検出装置において、第2のコンデンサと光
電圧センサとの接続を無誘導性抵抗体にて行うので、分
圧されたサージ電圧の大部分を無誘導体性抵抗で分担
し、光電圧センサに印加されるサージ電圧を抑制すると
共に、サージ継続時間を短くすることができる電圧検出
装置を提供することが可能となる。
【0041】また、この発明に係る請求項2の電圧検出
装置は、一端が被電圧検出部と接続された第1のコンデ
ンサと、一端が第1のコンデンサの他端に接続され、他
端が接地された第2のコンデンサと、第2のコンデンサ
と並列に接続され、等価回路がコンデンサ要素と抵抗要
素との並列回路でなる光電圧センサとを備え、第1およ
び第2のコンデンサとの静電容量比で定まる分圧電圧を
光電圧センサに印加することにより被電圧検出部の電圧
を検出する電圧検出装置において、第2のコンデンサと
光電圧センサとの接続を周波数の増大により抵抗値が増
大する抵抗体にて行うので、分圧されたサージ電圧の大
部分を抵抗体で分担し、光電圧センサに印加されるサー
ジ電圧を抑制すると共に、サージ継続時間を短くするこ
とができる電圧検出装置を提供することが可能となる。
【0042】また、この発明に係る請求項3の電圧検出
装置は、請求項2において、抵抗体を、銅パイプにて形
成するので、分圧されたサージ電圧の大部分を銅パイプ
で分担し、光電圧センサに印加されるサージ電圧を容易
に抑制すると共に、サージ継続時間を容易に短くするこ
とができる電圧検出装置を提供することが可能となる。
【0043】また、この発明に係る請求項4の電圧検出
装置は、絶縁ガスが封入された筒状の容器と、この容器
内に同軸に配設された高電圧導体と、容器内に高電圧導
体と所定の距離を隔てかつ同軸に筒状に形成された中間
電極とにてなるガス絶縁機器において、高電圧導体と中
間電極とで構成されるコンデンサを、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の第1のコンデンサとすること
により、高電圧導体の電圧を検出するので、耐電圧の小
さな、小型化となる光電圧センサを用いたガス絶縁機器
用の電圧検出装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電圧検出装置
の構成を示した断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による電圧検出装置
の構成を示した断面図である。
【図3】 従来の電圧検出装置の構成を示した断面図で
ある。
【図4】 図3に示した電圧検出装置の等価回路を示す
図である。
【符号の説明】
1 GISタンク、2 GIS母線、3 中間電極、9
第1のコンデンサ、10 外部コンデンサ、12 光
電圧センサ、16 無誘導性抵抗体、17 銅パイプ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が被電圧検出部と接続された第1の
    コンデンサと、一端が上記第1のコンデンサの他端に接
    続され、他端が接地された第2のコンデンサと、上記第
    2のコンデンサと並列に接続され、等価回路がコンデン
    サ要素と抵抗要素との並列回路でなる光電圧センサとを
    備え、上記第1および第2のコンデンサとの静電容量比
    で定まる分圧電圧を上記光電圧センサに印加することに
    より上記被電圧検出部の電圧を検出する電圧検出装置に
    おいて、上記第2のコンデンサと上記光電圧センサとの
    接続を無誘導性抵抗体にて行うことを特徴とする電圧検
    出装置。
  2. 【請求項2】 一端が被電圧検出部と接続された第1の
    コンデンサと、一端が上記第1のコンデンサの他端に接
    続され、他端が接地された第2のコンデンサと、上記第
    2のコンデンサと並列に接続され、等価回路がコンデン
    サ要素と抵抗要素との並列回路でなる光電圧センサとを
    備え、上記第1および第2のコンデンサとの静電容量比
    で定まる分圧電圧を上記光電圧センサに印加することに
    より上記被電圧検出部の電圧を検出する電圧検出装置に
    おいて、上記第2のコンデンサと上記光電圧センサとの
    接続を周波数の増大により抵抗値が増大する抵抗体にて
    行うことを特徴とする電圧検出装置。
  3. 【請求項3】 抵抗体を、銅パイプにて形成することを
    特徴とする請求項2に記載のガス絶縁機器の電圧検出装
    置。
  4. 【請求項4】 絶縁ガスが封入された筒状の容器と、こ
    の容器内に同軸に配設された高電圧導体と、上記容器内
    に上記高電圧導体と所定の距離を隔てかつ同軸に筒状に
    形成された中間電極とにてなるガス絶縁機器において、
    上記高電圧導体と上記中間電極とで構成されるコンデン
    サを、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の第1
    のコンデンサとすることにより、上記高電圧導体の電圧
    を検出することを特徴とする電圧検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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