JP3420722B2 - 局所空気清浄装置 - Google Patents

局所空気清浄装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーンルームに
おいて任意区域の清浄度を局所的に高める局所空気清浄
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気清浄装置は、図7に示すよう
に、クリーンルーム11の天井12に給気口13と還気
口14を設け、天井12内に前記給気口13と還気口1
4に接続されるダクト15を設けてを空気循環系を構成
し、前記空気循環系内に送風機16とフィルター17を
設けることによって、循環空気を浄化しクリーンルーム
内を清浄に維持している。
【0003】しかしながら、従来の空気清浄装置では、
空気清浄装置を取り付け後、容易に給気口と還気口の配
置を変更することができず、例えば半導体工場のように
製造装置レイアウトが短期間の周期で変更するような用
途には十分対応することができなかった。
【0004】したがって、従来の空気清浄装置はクリー
ンルーム全体を均等に高い清浄度に保つように、換気量
を増やし、クリーンルームの天井に多数の給気口を配置
し対処していた。しかし、換気量が過大となるために運
転エネルギーが増大し、多大な運転コストを必要とす
る。また、設備も大掛かりとなりイニシャルコストも増
加する問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、クリーンルームにおいて任意区
域の清浄度を局所的に高めることができ、且つ設備規模
を抑えて設備費の低減を図り、しかも省エネルギーを実
施できる局所空気清浄装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の局所空気清浄装置は、クリーンルームの天井
から吊り下げられ周囲に垂れ壁が設けられた支持部材
と、この支持部材に移動可能に載置され且つクリーンル
ームの天井との間に間隙を設けて取り付けられた送風装
置及びフィルターよりなるファンフィルターユニットと
を具備し、ファンフィルターユニットとして、上面全て
をフィルターもしくは網状部材で覆ったファンフィルタ
ーユニットを用い、且つ支持部材に取り付けられたファ
ンフィルターユニットとファンフィルターユニットとの
間を空気流通可能にしたことを特徴とするものである。
【0007】また本発明の局所空気清浄装置は、クリー
ンルームの天井から吊り下げられ周囲に垂れ壁が設けら
れた支持部材と、この支持部材に支持部材との接触面積
を小さくし滑りをよくするよう移動可能に載置され且つ
クリーンルームの天井との間に間隙を設けて取り付けら
れた送風装置及びフィルターよりなるファンフィルター
ユニットとを具備し、ファンフィルターユニットとし
て、上面全てをフィルターもしくは網状部材で覆ったフ
ァンフィルターユニットを用い、且つ支持部材に取り付
けられたファンフィルターユニットとファンフィルター
ユニットとの間を空気流通可能にしたことを特徴とする
ものである。
【0008】また本発明は、前記局所空気清浄装置にお
いて、ファンフィルターユニットとして、空気吹出し面
の周辺部分の気流速度を周辺部分から内側部分の気流速
度より速くしたファンフィルターユニットを用いること
を特徴とするものである。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態例を詳細に説明する。
【0011】図1は本発明が適用されるクリーンルーム
の一部を示す構成斜視図である。すなわち、天井スラブ
21の下方にはクリーンルーム天井ライン22が設けら
れ、このクリーンルーム天井ライン22には給気口23
が空気を下方に吹き出すようにして設けられ、この給気
口23はダクト24を介してクリーンルーム系統空調機
25に接続され、このクリーンルーム系統空調機25は
ダクト26を介して床スラブ27近傍に設けられた還気
口28に接続されて空気循環系が構成される。前記クリ
ーンルーム天井ライン22には局所空気清浄装置29が
吊り下げて取り付けられる。前記局所空気清浄装置29
は周囲に垂れ壁30が設けられた支持部材31と、この
支持部材31に前後もしくは左右方向にスライド可能に
且つ前記クリーンルーム天井ライン22との間に間隙を
設けて取り付けられた送風装置及びフィルターよりなる
ファンフィルターユニット32より構成される。33は
高清浄度域である。
【0012】図2は本発明に係る局所空気清浄装置の一
部を示す構成説明図である。すなわち、ファンフィルタ
ーユニット32が前後もしくは左右方向にスライドでき
るように、支持部材31と支持部材31の間にフィルタ
ー34が納まるように載置され、支持部材31とフィル
ター34の接触面積を小さくし滑りをよくするように構
成される。前記フィルター34の上部には送風装置35
が取り付けられる。
【0013】図1に示すように、クリーンルームの室内
に給気口23および還気口28を設け、この給気口23
および還気口28にダクト24,26を介してクリーン
ルーム系統空調機25を接続することにより、循環空気
を浄化しクリーンルームの室内を清浄に維持している。
さらに、クリーンルーム天井ライン22には局所空気清
浄装置29が任意の必要箇所に吊り下げて取り付けられ
ることにより、クリーンルームにおいて任意に必要区域
の清浄度を局所的に高めることができる。また、ファン
フィルターユニット32を前後もしくは左右方向にスラ
イドすることによって、例えば半導体製造工場の製造ラ
イン等の変更による清浄区域の変更も容易に行なうこと
ができる。尚、クリーンルームにおいて、清浄度を必要
とする区域が変更される時はファンフィルターユニット
32を増やすことによっても容易に用途変更に対応でき
る。
【0014】図3及び図4は本発明に係る局所空気清浄
装置の気流を説明するための構成説明図である。すなわ
ち、図3に示すように、支持部材31に取り付けられた
ファンフィルターユニット32とファンフィルターユニ
ット32の間の隙間を遮蔽しないで空気流通可能にする
ため、細孔板36を設ける(もしくは遮蔽板を設けな
い)ことで、清浄域上部の塵埃滞留部分が少なくなり、
例えば、ファンフィルターユニット32の面から約1m
下部において均一な高清浄域が得られる。ファンフィル
ターユニット32とファンフィルターユニット32の間
の隙間部分の空気流通を確保することで上昇気流が生
じ、塵埃が滞留し難くなり高清浄度を維持できる。尚、
図4に示すように、支持部材31に取り付けられたファ
ンフィルターユニット32とファンフィルターユニット
32の間の隙間に遮蔽板37を設けた場合には、遮蔽板
37部分で塵埃の滞留が生じ清浄度維持の障害となる。
【0015】図5は本発明に係るファンフィルターユニ
ットを示す平面構成説明図である。すなわち、ファンフ
ィルターユニット32として、空気吹出し面の周辺部分
341の気流速度を周辺部分から内側部分342の気流
速度より速くすることで、清浄気流がファンフィルター
ユニット32の吸込み部に容易に回り込まれないように
し、効率的に清浄空気を活用でき、局所空気清浄装置の
空気清浄機能を高めることができる。
【0016】図6は本発明に係るファンフィルターユニ
ットを示す側面構成説明図である。すなわち、支持部材
31に載置されたフィルター34及び送風装置35より
なるファンフィルターユニット32の上面全てをプレフ
ィルター(もしくは目の細かい網状部材)38で覆うこ
とにより、ファンフィルターユニット32の吸込み気流
によりファンフィルターユニット32の上面に堆積した
塵埃を再飛散させないことができる。
【0017】本実施形態例は以下の特徴がある。
【0018】(1) クリーンルームの用途変更に対応
できる。
【0019】(2) 必要部分を重点的に換気し清浄性
を必要とする部分の清浄度を向上させる。
【0020】(3) 必要最低限の換気量により清浄度
を維持し、省エネルギーを実施する。
【0021】(4) 自由にファンフィルターユニット
の増減を行なえ、且つファンフィルターユニットを移動
できることによって、必要最低限の設備とし、初期設備
規模を抑え初期設備費の低減を図る。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、クリ
ーンルームにおいて任意区域の清浄度を局所的に高める
ことができ、且つ設備規模を抑えて設備費の低減を図
り、しかも省エネルギーを実施できる局所空気清浄装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるクリーンルームの一部を示
す構成斜視図である。
【図2】本発明に係る局所空気清浄装置の一例を示す一
部構成説明図である。
【図3】本発明に係る局所空気清浄装置の気流例を説明
するための構成説明図である。
【図4】本発明に係る局所空気清浄装置の気流例を説明
するための構成説明図である。
【図5】本発明に係るファンフィルターユニットの一例
を示す平面構成説明図である。
【図6】本発明に係るファンフィルターユニットの他の
例を示す側面構成説明図である。
【図7】従来の空気清浄装置を示す構成説明図である。
【符号の説明】
29 局所空気清浄装置 30 垂れ壁 31 支持部材 32 ファンフィルターユニット 34 フィルター 35 送風装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−5117(JP,A) 特開 平10−281519(JP,A) 特開 平8−247512(JP,A) 特開 昭55−118754(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/04 - 7/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンルームの天井から吊り下げられ
    周囲に垂れ壁が設けられた支持部材と、 この支持部材に移動可能に載置され且つクリーンルーム
    の天井との間に間隙を設けて取り付けられた送風装置及
    びフィルターよりなるファンフィルターユニットとを具
    し、 ファンフィルターユニットとして、上面全てをフィルタ
    ーもしくは網状部材で覆ったファンフィルターユニット
    を用い、且つ支持部材に取り付けられたファンフィルタ
    ーユニットとファンフィルターユニットとの間を空気流
    通可能にした ことを特徴とする局所空気清浄装置。
  2. 【請求項2】 クリーンルームの天井から吊り下げられ
    周囲に垂れ壁が設けられた支持部材と、 この支持部材に支持部材との接触面積を小さくし滑りを
    よくするよう移動可能に載置され且つクリーンルームの
    天井との間に間隙を設けて取り付けられた送風装置及び
    フィルターよりなるファンフィルターユニットとを具備
    し、 ファンフィルターユニットとして、上面全てをフィルタ
    ーもしくは網状部材で覆ったファンフィルターユニット
    を用い、且つ支持部材に取り付けられたファンフィルタ
    ーユニットとファンフィルターユニットとの間を空気流
    通可能にした ことを特徴とする局所空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 ファンフィルターユニットとして、空気
    吹出し面の周辺部分の気流速度を周辺部分から内側部分
    の気流速度より速くしたファンフィルターユニットを用
    いることを特徴とする請求項1または2記載の局所空気
    清浄装置。
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