JP3420572B2 - 部品を製造するためのダイおよび方法 - Google Patents

部品を製造するためのダイおよび方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、請求項1および10に記載の部
品を製造するためのダイおよび方法に関する。
【0002】部品の質量を減らすために現在、例えばア
ルミニウムまたはマグネシウムといった軽金属から圧力
型鋳造方法を用いて、比較的大型の個別部品を製造する
努力がなされている。これは、自動車のギヤ・ケーシン
グおよびエンジン・ブロックを軽金属から製造すること
が増えている自動車産業に特に適用される。しかし軽金
属を使用すると、部品の機械的な負荷がかかる部域の強
度、耐クリープ性、および耐摩耗性は、比較的高い温度
を受ける区域において特に不十分となる。したがって、
この形式の軽金属部品の機械的負荷容量は限定される。
【0003】一般形式の方法がDE19710671C
2によって知られている。この文書は、セラミック材料
で作られた多孔質の犠牲体(インサート)をダイ(di
e)の所定の位置に配して、圧力をかけた状態で溶融金
属(鋳込み金属)で溶浸する方法を開示している。鋳込
み金属によるインサートの溶浸は、インサート個所にお
ける金属セラミック複合材料(補強部材)の形成をもた
らす。次に鋳物部品を、補強部材内においてセラミック
材料と鋳込み金属との間に反応が起るように加熱し、こ
の結果、耐摩耗性と強度の点では補強部材よりもすぐれ
た、セラミック相と金属間材料相とを含む複合材料とな
る。しかしながら、特に局部的補強の場合には、部品の
加熱は高い技術的支出と高い製造費を伴ってのみ達成す
ることができる。さらにまた方法条件は、曲げ応力が溶
浸中にインサートに対して損傷を与える恐れがあること
を意味する。
【0004】したがって本発明の目的は、機械的負荷容
量を向上させた、特に耐クリープ性を向上させた軽金属
部品を容易に低コストで製造することができるように、
ダイおよびさらに改善された上記形式の方法を提供する
ことである。
【0005】この目的の解決法は、請求項1に記載の特
徴を有する装置(ダイ)と請求項10に記載の方法にあ
る。
【0006】請求項1に記載の本発明による装置は、所
定の仕方でインサートを位置決めする固定部材がダイの
中にあることで区別される。固定部材は、インサートに
作用する曲げモーメントが最小限に抑えられるように設
計されている。本発明によれば、これは、インサートに
作用する力を固定部材によって共線力(colline
ar force)で補償することによって達成され
る。これは、対向する力線が1本の直線の上にあること
を意味する。本発明による固定部材の他に、インサート
は、これが鋳込み金属の伝搬流の中に直接置かれないよ
うに、鋳型空間の中に位置決めされる。これを達成する
ために、遮蔽部材を使用する。理想的には、これらの遮
蔽部材は、部品の外形によって決定される例えば縁部ま
たは壁などの、鋳型空間輪郭を有する部品である。しか
しながら、追加の固定部材を設計して、これらがインサ
ートに対して鋳込み金属の流れを遮蔽するようにするこ
ともできる。固定部材と遮蔽部材は共にセラミック製イ
ンサートに対する損傷を防ぎ、これによって補強軽金属
部品の一連の製造におけるスクラップ発生率を減少する
(請求項1)。
【0007】インサートは鋳造機に対して固定されたダ
イの片側に位置決めされることが好ましい。これは、イ
ンサ−トはダイが閉じているときにはその位置を動かす
可能性のある動きを全く受けないことを意味するからで
ある。部品の外形および/またはダイの外形が必要とす
る場合には、インサートをダイの可動側またはスライド
の上に位置決めすることが可能である。さらにまた、複
数のインサートをダイの中に位置決めすることが可能
で、これらのインサートを固定側および/または可動側
および/またはスライドの上に置くことができる(請求
項2)。
【0008】インサートに作用する曲げモーメントを最
小限に抑えるために、インサートを鋳型空間の壁の上に
位置決めすることは有用である。この場合には、正確に
固定する仕方でダイ壁の表面を満たすことはインサート
のために重要である。ダイ壁は平面状の表面であること
が理想的である(請求項3)。
【0009】インサートの決定的な固定はダイが閉じて
いる間に行われる。この目的のために、ラグ、ピン、エ
ッジ、および/または遮蔽部材(固定部材)を、インサ
ートと反対側にあるツール側(インサートが固定側に位
置決めされている場合には可動側)またはスライド上に
挿入することができる(請求項4)。
【0010】インサートが正確に固定する仕方で鋳型空
の壁に対して位置決めされた場合には、鋳込み金属が
インサートと鋳型空間との間を決して貫通しないことが
重要である。これはインサートの持上げ離間をもたら
し、固定部材の力の作用とともに、インサートを壊すこ
ともある曲げモーメントを引き起こす。これは、例えば
インサートと鋳型空間の間の接触表面が反対側の型側面
の縁部によって密封される場合には、防止することがで
きる(請求項5)。
【0011】さまざまな部品において、インサートは
型空間のチャンバの中に自由に位置決めされることが重
要である。この場合には、固定は同様に固定部材によっ
て準備される。鋳型空間が完全に満たされた後、インサ
ートの溶浸が全ての側から均一に、すなわち均衡を保っ
て行われる。均衡な溶浸は、インサートに作用する曲げ
モーメントが最小限に抑えられるという利点を有する
(請求項6)。
【0012】代替案として、および/または外部から作
用する固定部材を支援するために、インサートに孔を設
けて、これを固定側または可動側またはスライドの上に
置かれたピンに正確に位置決めすることが可能である。
これは、製造すべき部品の設計が、部品の中で空洞とし
て反映する固定部材が鋳型空間の中にあることを位置的
に容認しない場合には、有利である(請求項7)。
【0013】鋳込み金属を送り出す鋳造プランジャの断
面は、鋳型空間の開口部(ゲート)の断面よりも一般に
大きい。この結果、鋳込み金属は、これが一定の鋳造プ
ランジャの速度で鋳型空間に入ると加速されることにな
る。インサートを鋳込み金属から防護するためには、遮
蔽部材に加えて、鋳込み金属の速度を低く維持すること
が得策である。実際には、インサートの領域における鋳
込み金属の速度が最高鋳造プランジャ速度の8倍を越え
てはならないことが明らかになった。したがって、ゲー
トの断面は鋳造プランジャの断面の約8分の1以下であ
ってはならない(請求項8)。
【0014】内燃機関および変速機の部品は、本発明に
よる装置を使用する軽金属部品の局部的補強に特に適し
ている。これらの部品では、使用される材料の特性に対
して非常に高い要求が課される。言及すべき特性は、曲
げ強度、弾性率、膨張率、および耐摩耗性である。局部
的補強は、シリンダ・クランクケースの中で使用される
シリンダ・ライナで特に採用される。シリンダ・ライナ
では、先ず耐摩耗性、次にライナの剛性が重要である。
これは小さなシリンダ間隔すなわち狭いウェブ幅ととも
に重要である。それは、この場合には補強がなければラ
イナの望ましくない***が発生し、これがシリンダとラ
イナの間に形成するギャップをもたらし、このギャップ
を通って未燃の燃料が逸出する(吹抜け効果)可能性が
あるからである。クランクシャフトの(例えばシリンダ
・クランクケースにおける、および/またはクランクケ
ースの下半分における、および/またはベアリング・キ
ャップにおける)基底ベアリング領域、およびギヤ・ケ
ーシングにおけるベアリング領域は、局部補強のさらに
別の適用分野である。この場合には、補強されていない
軽金属と比較して補強部材の高い剛性と、低い膨張率
と、高い耐クリープ性を利用することができる。補強部
材の摩耗に対するすぐれた耐性のため、これらがベアリ
ング・ブロックにおけるベアリング・シェルに取って代
わることも考えられる。
【0015】補強部材によって補強できるさらに機械的
に負荷を受ける部品または機能要素は、例えば集合ロッ
ド、排気タービン過給機ブレード、または変速機シフテ
ィング・フォーク上のスライディング・ブロックであ
る。さらにまた、ブレーキ・ディスクを摩擦リングの領
域で補強して、軽金属の耐摩耗性よりも高い補強部材の
耐摩耗性を利用することができる。
【0016】さらにまた、インサートの出発組成を選択
制御することによって、本発明による装置を使用して、
高い熱伝導率と同時に組み合わせた低い膨張率を有する
ヒート・シンクの形で部品を製造することが可能である
(請求項9)。
【0017】鋳造作業を3段階、すなわち予備区間、充
填移動、および標準的な圧力型鋳造において通例である
再圧縮成形に分割することが、請求項10に記載の、本
発明による方法において変更された形で採用される。こ
れらの3段階は、ダイが鋳込み金属によって充填される
程度の関数としての鋳造プランジャの速度によって定義
される。標準的圧力型鋳造の特徴は、鋳込み金属が鋳型
空間に達するまで(予備区間)、それから鋳造プランジ
ャを加速するために(充填移動)、鋳造プランジャがゆ
るやかに動かされる。しかしながら、鋳型空間の中に多
孔質のインサートがある場合には、インサートがすでに
鋳込み金属によって取り囲まれているときに鋳造プラン
ジャを加速するだけであることは有利である。これはイ
ンサートに対する損傷を防止し、スクラップ発生率を減
少する。充填が始まったときの鋳型空間の充填程度は、
部品におけるインサートの位置に依存し、実際には10
%〜90%であり、これは鋳型空間については、充填移
動の開始時において充満状態の50%〜80%であるこ
とが特に好都合であると証明されている。
【0018】多孔質セラミック・インサートを鋳込み金
属で溶浸すると、貫入構造が形成される。これは、イン
サートの互いに通路を通じて連結された開細孔が鋳込み
金属によって充填されていることを意味する。したがっ
て、各材料相はそれ自体の三次元枠組を形成し、2つの
枠組は、緻密な物体すなわち補強部材が形成されるよう
に互いに織り合わされる。この形式の補強部材が例えば
ねずみ鋳鉄によって作られたモノリシック補強部材に対
して勝る1つの利点は、重量が減ることに加えて、部品
と補強部材材料との間に規定の境界がないことである。
むしろ、部品の金属は補強部材の金属と同じものであ
り、これは連続的に接合している(請求項11)。
【0019】補強部材の特性にはさまざまな要求が課さ
れており、したがって、さまざまな適用のための先駆物
質としてさまざまな原セラミック粉を使用することが、
本発明に関連して得策である。例えば、高い硬度または
耐摩耗性を必要とする場合には、原粉として炭化珪素ま
たは炭化チタンを使用することが有利である。熱伝導率
が高いことを必要とする部品の場合には、炭化珪素また
は窒化アルミニウムが適当な原セラミック粉となる。多
くの場合に、強度、弾性率、対クリープ性、または耐摩
耗性などの機械的特性は、原料コストを考慮して補強部
材の作用方式に関して重要である。これらの基準に応じ
て、酸化チタン、スピネル、ムライト、珪酸アルミニウ
ム、または粘度鉱物などの原粉が使用される(請求項1
2)。
【0020】複合材料におけるファイバの使用は一般
に、複合材料の延性を向上させる。これは、ファイバが
亀裂のエネルギーを吸収し、したがって複合材料が高い
耐破壊性を有することに由来する。この場合、ファイバ
と基質との間の接合が特に重要である。本発明による方
法では特に高い耐破壊性が金属繊維によって、特に鉄、
クロム、アルミニウム、およびイットリウムに基づく金
属繊維によって達成されることが明らかになっている。
ファイバの有利な厚さは20μm〜200μm、特に3
5μm〜50μmの範囲にある(請求項13)。
【0021】ダイの充填度合に応じて、鋳造プランジャ
の速度は本発明による方法のための重要なパラメータで
ある。予備区間中の鋳造プランジャの速度は0.1m/
秒〜2m/秒が有利であることがわかっている。この速
度範囲が充填作業のために適切である場合には、鋳造プ
ランジャの速度は予備区間中にこの範囲内で増加する。
充填移動中の鋳造プランジャの速度は、本発明によれば
1m/秒〜5m/秒の間にあるので、予備区間における
低速度は充填移動中の低速度に連係する。最適速度は各
場合において鋳型空間の外形に依存し、したがってダイ
に特有のものである。一般に、部品が欠陥なしに製造さ
れることを保証する指定された範囲内でのできるだけ低
い鋳造プランジャ速度が、予備区間中に選択されること
を保証すべきである。充填移動は、指定された範囲内の
できるだけ高い速度で実施されるべきである。記載した
範囲内での最適速度は各部品の外形について個別に決定
すべきである(請求項14)。
【0022】再圧縮成形の圧力は、充填移動中の鋳造プ
ランジャの速度から、および充填移動中の鋳造プランジ
ャの押しのけ容積から得られる。本発明による方法を使
用すると、充填移動は従来のダイ鋳造方法におけるより
も遅く始まり、したがって再圧縮成形中に達成される最
高圧力は従来のダイ鋳造方法におけるよりも低い。これ
は一般に600バール〜1200バールで、ほとんどの
場合には700バール〜900バールであり、すぐれた
溶浸を達成するためには、できるだけ高い圧力を目指す
べきである(請求項15)。
【0023】本発明による方法では、アルミニウム合金
またはマグネシウム合金を使用するときには特に、鋳込
み金属の温度は680℃〜780℃である。鋳型空間
充填中と特にインサートの溶浸中に鋳込み金属が十分に
熱くて液相温度以上のままであるように、すなわち液体
の形のままであって、インサートの細孔を塞ぐことにな
る凝固が始まらないように、温度をできるだけ高く選択
しなければならない。鋳込み金属がアルムニウム合金か
ら成る場合には、740℃以上の温度において金属は空
気から水素を取り込み、これはこの合金から鋳造される
べき部品の品質に対して悪い影響を与える。この理由
で、鋳込み金属の最適温度は700℃〜740℃である
(請求項16)。
【0024】また溶浸の前に鋳込み金属が凝固すること
を防ぐためにも、インサートを500℃〜800℃間に
ある温度に予備加熱することは有利である。600℃〜
700℃間にある予備加熱温度は、鋳込み金属とインサ
ートとの間に化学反応が起る可能性を防ぎ、同時に鋳込
み金属の凝固を遅らせるので、特に有利である(請求項
17)。
【0025】インサートの予備加熱は、少数の部品を製
造するときには得策である電熱室炉で行うことができ
る。しかし、連続製造方法を使用するときには、連続炉
が特に適している。これは、製造に必要とされるインサ
ートの連続的な供給を確実にし、さらにまたインサート
の一定温度が確立できるようにする(請求項18)。方
法順序を続けながら、インサートを鋳造ロボットで取り
出して、ダイの中に置くことができる。これは手動によ
る挿入よりも時間短縮になり、インサートがダイの中で
正確に位置決めされることを保証する(請求項19)。
【0026】本発明による方法を適用するために、使用
される鋳込み金属のためには、アルミニウムまたはマグ
ネシウムまたはこれらの金属の合金であることが特に有
利である。これらの金属は低い密度を有し、圧力ダイ鋳
造方法を使用する鋳造には特に適している(請求項2
0)。
【0027】インサートが30%〜80%の孔隙率を有
する場合には、このインサートは鋳込み金属によって特
にうまく溶浸され、非常に良好な溶浸は特に50%の孔
隙率において達成でき、インサートは比較的高い強度を
有する。インサートの最適細孔径は1μm〜100μm
の間にあり、好ましくは20μmである(請求項2
1)。
【0028】次の本文において、添付の図面に図解され
た6つの例示的な実施形態を参照して本発明をさらに詳
しく説明する。
【0029】図1は、ランナ2と、断面が規定のゲート
3と、鋳型空間4とを包含するダイ1を有し、固定部材
7によってインサート5を位置決めするための装置を有
する鋳造機12の概略図を示す。さらにまた、ダイ1
は、鋳造の準備ができているときには型割面15におい
て互いに接触する2つの部分を包含する。これらの部分
の1つは、ダイ1が開かれると鋳造機12に対して静止
位置に残る固定側16であり、別の1つは、ダイ1が開
かれると鋳造機12に対して矢印の方向に移動する可動
側17を含む。
【0030】ダイは鋳造機12に取り付けられており、
この鋳造機12は断面が規定の鋳造プランジャ11を具
備し、鋳造プランジャ11は、鋳込み金属13を規定の
速度でランナ2の中に押し込め、ゲート3を通じてこれ
を続けながらダイ1の鋳型空間4の中に押し込める。
【0031】鋳込み金属13によってダイ1を最適に充
填するために、妨げられることなく鋳型空間4のすべて
の領域に到達できることが、鋳込み金属13にとって必
要である。この運動エネルギーは、鋳込み金属13がイ
ンサート5に力を行使することを意味し、この力はイン
サート5の強度を越えることもある曲げモーメントを発
生させることがある。この理由で、本発明によれば、遮
蔽部材6によってインサート5は鋳込み金属13から保
護され、こうして鋳込み金属13はインサート5の周り
を横方向に流れる。この仕方で、インサート5に対する
力の作用は軽減される。
【0032】図1は、遮蔽部材6を鋳型空間6の壁の形
で示す。インサート5に対して作用する力をさらに減ら
すために、固定の結果として作用する力ができるだけ低
い曲げモーメントを生じさせるように固定されること
が、インサート5にとって必要であり、本発明によれ
ば、これは、共線力が実質的に固定部材によってインサ
ート5に発生する力を打ち消すこと、すなわち2つの力
が1本の直線上にあることによって達成される。
【0033】図1では、インサート5は、ラグ8と、遮
蔽部材6として同時に機能する鋳型空間6の下壁とによ
って一方向に固定される。これに直角に、インサート5
がピン9と鋳型空間4の横壁18とによって固定され
る。前記両方向に、インサートに作用する力の力線は1
本の直線上にある。共線力の力線がある直線は、互いに
対して任意の望みの空間角度を呈することができる。
【0034】ダイ1の中にインサート5を位置決めする
とき、設計は、図1に示すように遮蔽部材として部品の
外形を形成するために役立つ鋳型空間の輪郭の使用を確
かめなければならない。このオプションが設計上の理由
で存在しない場合には、図2および図3に示すような遮
蔽部材が使用される。
【0035】図2に示すような別の例では、矩形のイン
サート5が遮蔽部材6によって下から固定され、遮蔽部
材6はこの例ではエッジ10の形に設計されている。反
対側には、同様にエッジ10によって力の共線性を考慮
して固定が行われる。インサートの水平固定はピン9に
よって行われる。
【0036】図3は、環状インサート5を図示するさら
に別の例を示しており、このインサート5はダイ1の固
定側16でピン9の上に押されており、固定側16にお
ける鋳型空間4の壁18に対して、可動側17に配置さ
れたさらに別のピン9によって圧されている。ランナ2
がインサートの直下に位置し、鋳込み金属13が鋳型空
4に入ると、これは遮蔽部材6によってインサート5
を通り過ぎて導かれる。
【0037】図4は、本発明によるさらに別の例示的実
施形態を示し、ここでは固定側16の型割面が示されて
いる。円筒状インサート5が2個の円錐状スライド14
の上にはめられている。これらのスライドは固定側16
に取り付けられるか、または可動側17に取り付けら
れ、鋳型空間4から十分に引っ込められて、これから離
れ、部品をダイから除去することが可能になる。可動側
と固定側を、型割面15において明確にロックする方式
で互いに接触状態とし、部品をダイから除去するために
分離することができる。遮蔽部材6はインサート5の下
に置かれ、この例では2部分設計となっており、一方の
部分は固定側16の中に位置し、他方の部分は可動側1
7の中に位置する。図4に示す例示的実施形態の原理
は、補強部材としてシリンダ・クランクケースの中にラ
イナを形成するために適する。スライドを1つだけ使用
して、これにインサートをその全長にわたってはめ込む
ことが可能である。
【0038】図5は、固定側16の中に位置決めされた
環状インサート5を示す。固定側16の鋳型空間4とイ
ンサート5とは合致する設計であるから、製造許容誤差
内で遊びはない。しかし、液状の鋳込み金属は小さな隙
間(>0.1mm)を貫通することができる。多孔質の
セラミック・インサートを使用すると、高い支出レベル
を伴って>0.1mmの許容誤差を保証することが可能
であるのみで、これは、鋳型空間がダイから型割面に面
する表面29において部品を除去するために傾斜を有す
ることを考慮する場合には、特に真実である。したがっ
て原則として、前記の条件の下で表面29と(曲げモー
メントを引き起こすはずである)インサート5との間に
到達することは、鋳込み金属にとっては可能である。こ
れは、可動側17の固定部材として同時に機能するエッ
ジ10によって防止される。図5では、型割面に面する
鋳型空間4の表面29が遮蔽部材6として役立つよう
に、インサートが位置決めされている。
【0039】図6は鋳型空間4の断面図を示し、この図
では孔を備えたインサート5が、ダイの固定側16に確
保されたピン9の上にはめ込まれている。さらに別のピ
ン9が可動側17に確保されてインサート5を固定し、
インサート5に作用する力の共線性を保証する。図6に
示すようなインサート5の固定は、部品の条件が、外部
固定部材が一定の個所で受け入れ不能であることを意味
する場合には、得策である。図5に示す可動側17上の
ピン9も、本発明によればエッジまたはラグによって形
成することができる。さらにまた、可動側17の鋳型空
の壁18が直接インサート5を圧迫してインサートを
固定するように、鋳型空間4を設計することは可能であ
る。この例では、遮蔽部材6は、インサート5に触れな
いようにインサート5の下に配置されている。
【0040】次の本文において、図7a〜7cに図示す
る本発明による方法を説明する。時間的に、従来の圧力
ダイ鋳造作業は3つの段階に分けられる。第1段階で
は、鋳造プランジャ11(図1を参照)は、ダイ1のラ
ンナ2が鋳込み金属13で充填されるまで、一定の速度
で移動する(予備区間)。第2段階すなわち充填移動で
は、鋳造プランジャ11は加速され、鋳型空間4は鋳込
み金属13で充填される。第3段階では、ダイ1の全体
が鋳込み金属13で充填されるので鋳造プランジャ11
は突然減速され、同時に、1200バールにまで達する
こともある圧力がダイ1における鋳込み金属13に発生
する(再圧縮成形)。再圧縮成形は鋳込み金属13の固
化を通じて部品の収縮を防止し、同時に、本発明によれ
ば、鋳込み金属13の圧力はインサート5の溶浸のため
に使用される。
【0041】ダイ1の設計に応じて、充填移動中の鋳込
み金属13の速度は、予備区間における速度の10倍に
もなることがある。ゲート3における充填移動速度は通
常30m/秒〜50m/秒の間にある。ゲートvにお
ける鋳込み金属の速度は、一般に次の式を使用して計算
される。
【0042】
【数1】
【0043】ただし、S=鋳造プランジャの断面積
[m] v=鋳造プランジャの速度[m/秒] S=ゲートの断面積[m] v=ゲートにおける鋳込み金属の速度[m/秒]
【0044】方法中に鋳込み金属13が所有する運動エ
ネルギーは、インサート5に損傷を与えることがある。
これを防ぐために本発明によれば、予備区間は、インサ
ート5が鋳込み金属で取り囲まれてしまうまで鋳造プラ
ンジャの低速v(0.1m/秒〜1.5m/秒)によ
って充填することを含む。鋳型空間4の充填レベル26
は、例えば約80%である(図7a)。次に、鋳造プラ
ンジャ11は充填移動中に加速され、鋳型空間は鋳造プ
ランジャのより高い速度v(1m/秒〜5m/秒)で
鋳込み金属によって100%まで充填される(図7
b)。図7cは、鋳造プランジャ11の速度vを鋳造
プランジャによって覆われる距離Sの関数として示
す。予備区間の第1行程Sは、図7aに示す鋳型空間
26の充填レベルまで低速vで起る。次に、鋳造プラ
ンジャ11は速度vに加速され、この速度は鋳型空間
が完全に充填されるまで充填移動の距離Sにわたって
維持される(図7b)。次に、鋳造プランジャ11は突
然減速され(再圧縮成形)、速度はvにまで低下し、
鋳造プランジャ11は鋳込み金属を再圧縮成形Sする
ために、さらにわずかに移動する。この再圧縮成形段階
に、インサートは鋳込み金属によって溶浸され、これは
鋳造プランジャ11の移動Sを起させる。充填移動の
開始時における充填レベル26は、鋳型空間4における
インサート5の位置と部品の外形に依存し、10%〜9
0%の間にある。インサート5は、充填移動中に加速が
ないとすれば、最低可能な負荷を経験することになろ
う。しかしこれは、鋳込み金属13による鋳型空間4の
最適充填を保証することはできないはずである。鋳型空
4の最適充填とインサート5の機械的負荷容量は、充
填移動中において鋳込み金属13の速度によって直接で
あるが反対方向に影響される2つの基準である。この両
基準を満たすことができるためには、実際には50%〜
80%の充填レベルが適切であることがわかっている。
【0045】図8は、補強部材25の貫入構造を拡大し
て示す線図である。補強部材25のセラミック材料相2
7は三次元的につながれて、溶浸された鋳込み金属すな
わち金属材料相28によって完全に充填された開細孔組
織を有する。貫入構造の中に存在する金属は、部品が形
成された固化した鋳込み金属と同一であり、遷移層にお
いて部品と連続的に接合している。2つの材料層は共
に、密で細孔のない貫入構造を形成する。
【0046】次の本文において、本方法に関する例示的
実施形態を参照して本発明をさらに詳しく説明する。
【0047】実施例1 1.インサートの製造 粉体を準備するために、セラミック粉として95重量%
のTiOおよび5重量%のカーボン粉を、レベルII
において15秒間およびレベルIにおいて1分間、星形
ロータ・ミキサの中でバインダとして(セラミックカー
ボン混合物を基にして)15重量%のPEG粉と混合し
た。結果的に得られた混合物の嵩密度は0.750g/
cmであった。(この混合物を基にして)水を3重量
%だけ加え、レベルIIにおいて15秒間およびレベル
Iにおいて1分間、星形ロータ・ミキサの中で混合を続
けた。すると結果的に得られた粉体の嵩密度は0.94
2g/cmであった。粉体を再循環するために、上記
組成の粉体をレベルIIにおいて5分間混合した。する
と粉体の嵩密度は1.315g/cmになった。
【0048】嵩密度が0.942g/cmまたは1.
315g/cmのこの粉体を、75℃に加熱されたプ
レスダイに常温で加えた。エア・ポケットは除去され
た。プレスを真空下で閉じ、300KNと600KNで
5分間応力除去処理を行った。次に、真空下の一軸圧縮
を1500KNの圧縮力の下で2分間実施した。プレス
をゆっくり開いた。結果は、ほぼ正味形状に圧縮された
粉体プリフォームであり、これを乾燥炉において60℃
で乾燥し、それからその最終寸法に再切削した。これは
任意に、乾燥の後および最終機械切削の前に冷間均衡圧
縮にかけることもできる。
【0049】有機成分を排除するために(「切離
し」)、乾燥した粉体プリフォームをトンネル炉の中で
加熱し、空気は60分間にわたって100℃まで許さ
れ、この温度で90分間加熱し、次いでさらなる温度上
昇が続き、300分間で400℃になり、さらに60分
間で550℃になる。この点で、1150℃までの粉体
プリフォームのさらなる加熱が可能であり、これは粉体
プリフォームの強度向上に貢献する。それから550℃
の温度で処理された常温の粉体プリフォームは、約15
MPaの圧縮強度、3MPaの曲げ強度、および約45
%の孔隙率を有した。1150℃で1時間焼きなましさ
れた粉体プリフォームは、30MPaの曲げ強度および
約35%の孔隙率を有した。記載した方法によって製造
され機械切削された粉体プリフォームを、以下の本文で
はインサートと呼ぶ。
【0050】2.圧力溶浸 鋳込み金属の早期冷却をインサートによって防止するた
めに、多孔質セラミック・インサート5を500℃の温
度に予備加熱した。それから、これをダイ内の所定の位
置に置き、本発明に従って固定した。次にダイを閉じ
て、部品全体を形成するために鋳型空間をアルミニウム
またはアルミニウム合金によって充填した。例として、
圧力ダイ鋳造(例えばGD226またはGD231)に
適する99.9%純度のアルミニウムまたはアルミニウ
ム合金をこの目的のために使用することができる。詳し
くは、鋳造方法中にダイの温度は300℃に設定され
た。鋳込み金属の比圧力は600〜800バールの間に
あり、温度は約680〜750℃の間であった。充填移
動中の圧力形成は、ダイが60%満たされた後に起っ
た。ダイの充填継続時間は、約0.2m/秒(予備区
間)〜1.8m/秒(充填移動)のプランジャ速度につ
いて、100ミリ秒であった。ダイが閉じた状態に保持
された時間は約10秒〜40秒であった。この例示的な
実施形態では、400MPaの曲げ強度、約60W/m
Kの熱伝導率、および約3.1g/cmの密度を有す
る、酸化チタンおよびアルミニウムで作られた補強部材
を有するダイカスト・アルミニウム部品が得られた。
【0051】ダイの充填中に、インサートはアルミニウ
ム合金AlSiCu(GD226)によって溶浸さ
れ、同時に、インサートを持たないダイ中の残りの介在
領域は金属によって充填された。この方法では、製造し
ようとする部品はこの意図される目的に適切に適合可能
である。例えば、シリンダ・ライナ間に補強ウェブを有
するシリンダ・クランクケースを製造することが可能で
あり、この場合、正味形状に近く適当に形成されたイン
サートは本発明によってダイの中に位置決めされ、続い
てこの領域でウェブを形成する。ダイの残りの空き領域
は次のクランクケースを囲み、それから介在領域を形成
する。
【0052】ダイの充填またはインサートの溶浸は、鋳
込み金属の液状温度以上であるがセラミック・インサー
トと反応がないように十分に低い充填温度で行われる。
充填金属としてアルミニウムを使用するときには特に、
充填温度は750℃以下である。ブレーキ・ディスクを
製造するときには、充填の後に結果的に得られるブレー
キ・ディスクを、それ自体知られた仕方で、金属間セラ
ミック複合材料が形成される反応温度またはそれ以上の
温度で、次の摩擦リングの摩擦表面領域で加熱すること
ができる。したがってブレーキ・ディスクに関しては、
加熱は選択的に行われる。それは誘導加熱またはレーザ
加熱により行うことができる。補強部材のセラミック金
属複合材料が金属間セラミック複合材料の中に継目なく
合流するグラディエントが結果的に得られるように、エ
ネルギーの導入を制御することができる。
【0053】実施例2 実施例1と同様な仕方で、セラミック粉体としてAIN
を使用して多孔質セラミック・インサートを製造し、同
じ条件下でアルミニウムによって溶浸した。ダイは、電
力電子機器のためのヒート・シンクを製造した。セラミ
ック母材はヒート・シンクの上部領域を補強し、この結
果、電子基板とヒート・シンクとの間の膨張率は合致
し、同時に高い熱伝導率を達成した。
【0054】実施例3 実施例2と同様な仕方で、原料粉体としてSiCを使用
して多孔質セラミック・インサートを製造し、同じ条件
でアルミニウムによって溶浸した。
【0055】実施例4 実施例1と同様な仕方で、セラミック粉体としてTiO
を使用して多孔質セラミック・インサートを製造し、
同じ条件下でマグネシウム合金(AZ91)によって溶
浸した。
【0056】実施例5 実施例1と同様な仕方で、セラミック粉体としてTiO
を使用して多孔質セラミック・インサートを製造し
た。この場合、長さ3〜15mmの短繊維形状の補強カ
ーボン・ファイバを30容積%(粉体全体の容積に基づ
く)だけ混合物に加えた。この多孔質セラミック・イン
サートを同じ条件下でアルミニウムによって溶浸した。
【0057】実施例6 実施例1と同様な仕方で、セラミック粉体としてTiO
を使用して多孔質セラミック・インサートを製造し
た。インサートをシリンダの形で冷間均衡圧縮にかけ、
同じ条件下でアルミニウムによって溶浸した。結果的に
得られた部品は、補強部材によって形成されたシリンダ
・ライナを有するシリンダ・クランクケースである。 [図面の簡単な説明]
【図1】ダイを断面で示した、インサートと鋳造プラン
ジャを有する圧力ダイ鋳造機の第1実施例を示す概略図
である。
【図2】インサート、固定部材、および遮蔽部材が中に
配置されている、ダイの第2実施例を示す拡大断面図で
ある。
【図3】インサート、固定部材、および遮蔽部材を有す
るダイの第3実施例を示す拡大断面図である。
【図4】遮蔽部材と、ダイのスライドの上に位置決めさ
れたインサートとが示されている、ダイの第4例として
示す拡大断面図である。
【図5】環状インサートと固定部材とを有する、ダイの
第5実施例を示す拡大断面図である。
【図6】孔のあるインサートを有し、インサートはダイ
の固定部材の上にはめ込まれている、ダイの第6実施例
を示す拡大断面図である。
【図7】a〜cは鋳型空間が鋳込み金属によって充填さ
れている方式を示す概略線図である。
【図8】金属材料相とセラミック材料相とを有する貫入
構造を示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B22D 17/32 B22D 17/32 B 21/04 21/04 A B (72)発明者 レープシュトック,コルヤ ドイツ国 D−89073 ウルム レフラ ーシュトラーセ 16 (72)発明者 シェイデッカー,ミカエル ドイツ国 D−89278 ネルジンゲン マイセンヴェーク 1 (72)発明者 ヴァルタース,マルクス ドイツ国 D−89233 ブルラフィンゲ ン タルフィンガー シュトラーセ 26 (56)参考文献 特開 昭63−312931(JP,A) 特開 昭61−165265(JP,A) 特開 平4−66262(JP,A) 特開 昭59−224314(JP,A) 特開 昭60−102259(JP,A) 特開 平2−220754(JP,A) 特開 昭59−100236(JP,A) 特開 昭59−147769(JP,A) 特開 昭60−213350(JP,A) 実開 昭52−89409(JP,U) 実開 昭62−3257(JP,U) 実開 平4−17349(JP,U) 独国特許出願公開19719671(DE,A 1) ***国特許出願公開3444214(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 19/00 B22C 9/22 B22D 17/00 B22D 17/22 B22D 17/32 B22D 21/04

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インサート(5)によって局部的に補強
    された部品の製造のための、固定手段およびインサート
    (5)を有するダイ(1)であって、ダイ(1)が遮蔽
    部材(6)を有し、遮蔽部材(6)によって、インサー
    トが鋳造作業中に鋳込み金属(13)の主要な伝搬流か
    ら遮蔽されるものにおいて、 インサート(5)が多孔質セラミック・インサート
    (5)であり、30%〜80%の孔隙率を有し、および
    鋳込み金属(13)の溶浸に適合しており、 ダイ(1)が圧力ダイカスト・ダイであり、インサート
    (5)を位置決めするための固定部材(7、8、9、1
    0)を有し、インサート(5)に作用する力が、前記固
    定部材によって共線力補償され得ることを特徴とする
    ダイ(1)。
  2. 【請求項2】 インサートを、ダイの固定側(16)、
    および/またはダイの可動側(17)、および/または
    ダイのスライド(14)の中に位置決めすることができ
    ることを特徴とする請求項1に記載のダイ(1)。
  3. 【請求項3】 インサート(5)が、密接に嵌合する方
    式で、鋳型空間(4)の壁(18)を圧迫することを特
    徴とする請求項1または2に記載のダイ(1)。
  4. 【請求項4】 ダイ(1)におけるインサート(5)の
    最終位置付けと固定が、ダイ(1)が閉じているときに
    行われることを特徴とする請求項1から3のいずれか一
    項に記載のダイ(1)。
  5. 【請求項5】 インサート(5)とこれに隣接する鋳型
    空間(4)の壁(18)との間における接触表面を、ダ
    イの前記接触表面に対応する部分のエッジ(10)によ
    って、および/またはスライド(14)によって、鋳込
    み金属に対して密封できることを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれか一項に記載のダイ(1)。
  6. 【請求項6】 インサート(5)がダイ(1)のチャン
    バ内に自在に位置決めされ、ピン(9)および/または
    ラグ(8)および/またはエッジ(10)によって保持
    され、すべての側から均衡溶浸を行うことができること
    を特徴とする請求項1または2に記載のダイ(1)。
  7. 【請求項7】 インサート(5)が孔(19)を備えて
    おり、ダイ(1)のピン(9)の上にはまることができ
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記
    載のダイ(1)。
  8. 【請求項8】 ダイ(1)が、鋳型空間(4)を充填す
    るための確定された断面積を有するゲート(3)を含む
    こと、およびこの断面積が、鋳込み金属(13)の速度
    鋳型空間(4)内への流入に基づく鋳造プランジャ
    (11)の速度の8倍以下になるような大きさに選択さ
    れることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に
    記載のダイ(1)。
  9. 【請求項9】 部品が、内燃機関、自動車のギアボック
    スまたはブレーキ・ディスク、またはヒート・シンクの
    機能部品であることを特徴とする請求項1から8のいず
    れか一項に記載のダイ(1)。
  10. 【請求項10】 金属セラミック複合材料から作られた
    局部的補強部材(25)を有する部品を製造するための
    方法において、 ランナ(2)、ゲート(3)、および鋳型空間(4)を
    有するダイ(1)の中にインサート(5)を局部的に位
    置決めするステップ、 局部補強部材を形成するために、ダイ(1)を鋳造プラ
    ンジャ(11)によって鋳込み金属(13)で充填する
    ステップを含む方法であって、 インサート(5)がセラミック先駆物質から製造され、
    30%〜80%の孔隙率を有し、 ダイが鋳造プランジャにより充填され、鋳込み金属が鋳型空間に達するまでの 予備区間が、鋳込
    み金属(13)によるランナ(2)の充填、および鋳型
    空間(4)の少なくとも10%の充填を含むこと、およ
    び 予備区間中の鋳造プランジャ(11)の速度が充填移動
    中より低く、 補強部材(25)を形成するために、インサート(5)
    が高められた圧力で鋳込み金属で溶浸されることを特徴
    とする方法。
  11. 【請求項11】 部品の局部補強部材(25)がセラミ
    ック材料相(27)と金属材料相(28)とを含み、各
    材料相はそれ自体の三次元枠組みを有し、2つの材料相
    は共に貫入構造の形をなすことを特徴とする請求項10
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 セラミック先駆物質の原料粉体が次の
    成分、すなわちTiO、SiO、TiC、SiC、
    スピネル、ムライト、珪酸アルミニウム、または粘度鉱
    物のいずれか単体、またはこれらの混合物から成ること
    を特徴とする請求項10または11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 長繊維または短繊維の形でインサート
    (5)のセラミック・ファイバ、金属ファイバ、鉱物フ
    ァイバ、またはカーボン・ファイバを製造するために、
    フェルトまたは織物をセラミック先駆物質に加えること
    を特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 予備区間中の鋳造プランジャ(11)
    の速度が0.1m/秒〜2m/秒であり、充填移動中は
    1m/秒〜5m/秒であることを特徴とする請求項10
    から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 鋳込み金属にかかる最大圧力が600
    バール〜1200バールであることを特徴とする請求項
    10から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 アルミニウム合金またはマグネシウム
    合金用の鋳込み金属(13)の温度が680℃〜780
    ℃であることを特徴とする請求項10から15のいずれ
    か一項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 インサート(5)が500℃〜800
    ℃の温度に予備加熱されることを特徴とする請求項10
    から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 インサートの予備加熱が室炉の中また
    は連続炉の中で行われることを特徴とする請求項17に
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 インサート(5)が鋳造ロボットの助
    けによってダイ(1)の中に置かれることを特徴とする
    請求項10から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 鋳込み金属(13)がアルミニウム、
    またはマグネシウム、またはアルミニウム合金、または
    マグネシウム合金から成ることを特徴とする請求項10
    から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 インサートの細孔の直径が1μm〜1
    00μmの間にあることを特徴とする請求項10から2
    0のいずれか一項に記載の方法。
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