JP3419567B2 - デジタル信号のシンボル識別点検出回路 - Google Patents

デジタル信号のシンボル識別点検出回路

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JP3419567B2 JP27383794A JP27383794A JP3419567B2 JP 3419567 B2 JP3419567 B2 JP 3419567B2 JP 27383794 A JP27383794 A JP 27383794A JP 27383794 A JP27383794 A JP 27383794A JP 3419567 B2 JP3419567 B2 JP 3419567B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、マルチ・サブキャリア
変調方式で変調されたデジタル変調信号を復調又は測定
する場合において、受信信号のシンボル識別点を検出す
るデジタル信号のシンボル識別点検出回路に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、電波を使用するデジタル通信シ
ステムにおいては、データ伝送特性を向上させるため
に、複数のサブキャリアを使用したマルチ・サブキャリ
ア方式が採用される場合がある。このような方式の一種
として各サブキャリアに16値直交振幅変調方式を採用
したM16QAM方式がある。図5は4つのサブキャリ
アを使用したM16QAM方式の変調装置を示すブロッ
ク図である。 【0003】入力端子1から順次入力されるシリアルの
デジタルデータは直列・並列変換部2で4データ毎に分
離され、4ビット毎のパラレルデータとして各直交符号
化部3に入力される。各直交符号化部3から出力された
符号化信号S1 〜S4 は次の各送信フィルタ(ベースバ
ンドフィルタ)4でベースバンド信号に変更された後、
各サブキャリア変調器5にてそれぞれのサブキャリア周
波数ω1 ,ω2 ,ω3,ω4 で変調される。 【0004】各サブキャリア変調器5から出力された各
変調信号は信号合成器6で信号合成されたのち、ウイン
ド関数変調器7でバースト信号に時間制限される。そし
て、直交変調器8においてキャリア周波数ωC で直交変
調されて、最終的なM16QAM方式の変調信号とな
る。 【0005】このような構成のデジタル直交変調信号を
復調するデジタル信号復調装置は例えば図6に示すよう
に構成されている。入力端子11から入力されたマルチ
・サブキャリア方式で直交変調された受信信号aは同期
検波回路12へ入力される。この同期検波回路12は前
記キャリア周波数ωC で受信信号aを直交復調して、同
相成分I(t) と直交成分Q(t) とからなるサブキャリア
合成信号を出力する。 【0006】サブキャリア合成信号は次のサブキヤリア
分離回路13へ入力される。サブキヤリア分離回路13
へ入力したサブキャリア合成信号は、各サブキャリア毎
に、ω1 ,ω2 ,ω3 ,ω4 の4つの周波数のうち自己
に対応した周波数で直交復調される。直交復調された各
復調信号bは自己以外のサブキャリア信号が除去され
る。 【0007】サブキヤリア分離回路13から出力された
各サブキャリアに対応する各復調信号bは各サブキャリ
アに対応するベースバンドフィルタ14へ入力される。
各ベースバンドフィルタ14は各復調信号bに対してル
ートナイキスト・フィルタ演算を実行して、他のシンボ
ルと干渉しない各復調信号cを出力する。 【0008】しかし、この各復調信号cは時間的に変化
する信号であり、この各復調信号cを他のシンボルと干
渉しない最適タイミングで信号値を読取る必要がある。
各ベースバンドフィルタ14から出力された各復調信号
cは次の各シンボル抽出回路15へ送出される。各シン
ボル抽出回路15は識別点検出回路16からシンボル識
別点gが指定される。各シンボル抽出回路15は入力さ
れた各復調信号cのうちのシンボル識別点gが指定する
位置の信号値を抽出して最終的な復調シンボルdとして
出力する。 【0009】識別点検出回路16はサブキヤリア分離回
路13から出力された各復調信号bに含まれる例えば各
シンボルの変化タイミング等の特定タイミングを検出し
て、この特定タイミングに対して例えば規定時間遅れた
タイミングをシンボル識別点gとしていた。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示したデジタル信号復調装置に組込まれた識別点検出回
路16おいてもまだ解消すべき次のような課題があっ
た。すなわち、サブキヤリア分離回路13から出力され
た各復調信号bの信号値は、当然受信信号aで伝送され
るデータ値に応じて同一値が継続したり、1シンボル毎
に値が反転することもある。よって、この復調信号の信
号値変化のタイミングが直ちに1シンボルの区切りを示
すタイミングとはならない。 【0011】よって、識別点検出回路16においては、
高い精度のシンボル識別点gを得るためには、長時間に
亘って復調信号bの信号値変化の各タイミングを抽出し
て、これらを統計的に処理して1シンボル毎の区切りの
タイミングを特定する必要がある。この長時間に亘って
復調信号bの信号値変化の各タイミングを抽出して、こ
れらを統計的に処理する作業は、受信信号aの受信時間
に依存するので、たとえ処理速度の高いコンピュータを
用いてこの統計処理を実行したとしても、高い精度のシ
ンボル識別点gを短時間で決定できない。 【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、復調された復調信号からシンボル識別点を
検出するのみならず、復調シンボルの位相を用いて先に
検出したシンボル識別点を補正することによって、短時
間で高い精度を有したシンボル識別点を検出でき、この
検出回路が組込まれた信号復調装置における復調精度及
び復調処理速度を大幅に向上できるデジタル信号のシン
ボル識別点検出回路を提供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明のデジタル信号のシンボル識別点検出回路にお
いては、マルチ・サブキャリア変調方式で変調された受
信信号の仮シンボル識別点を検出する仮シンボル識別点
検出手段と、受信信号を各サブキャリア毎に復調して仮
シンボル識別点検出手段から出力された仮シンボル識別
点を用いてそれぞれ仮復調シンボルとして出力する仮シ
ンボル復調手段と、仮シンボル復調手段から出力された
受信信号の規定位置における仮復調シンボルの位相と基
準受信信号の規定位置における基準位相との間の位相誤
差を検出する位相誤差検出手段と、位相誤差検出手段に
て検出されたサブキャリア毎の位相誤差とサブキャリア
の周波数とから仮シンボル識別点の基準シンボル識別点
からの時間誤差を求めて、この時間誤差に基づいて仮シ
ンボル識別点を補正するシンボル識別点補正手段とを備
えている。 【0014】 【作用】このように構成されたデジテル信号のシンボル
識別点検出回路においては、仮シンボル識別点検出手段
によって、例えば前述した従来手法を含む各種の手法
で、受信信号の復調信号における仮のシンボル識別点が
検出される。さらに、受信信号を復調した各サブキャリ
ア毎の復調信号から前記仮シンボル識別点を用いて仮の
識別シンボルが抽出される。 【0015】そして、予め定められた規定位置における
前記仮識別シンボルの位相が検出される。そして、この
検出位相と、受信信号が正しく復調されたと仮定する論
理的な基準受信信号における該当基準位置の復調シンボ
ルの基準位相との間の位相誤差が算出される。 【0016】この位相誤差は、仮シンボル識別点が、前
記正しい復調シンボルを抽出する時に採用した基準シン
ボル識別点と時間的にずれていることと、キャリアの絶
対位相及びキャリア周波数のオフセットに起因して生じ
る。この位相誤差のサブキャリア間の差のうちキャリア
に起因するものが相殺され、シンボル識別点の時間のず
れに起因するものが残る。 【0017】よって、時間のずれ量、すなわち時間誤差
は、位相誤差のサブキャリア間の差を受信信号のサブキ
ャリア周波数の差で除算することによって求めることが
可能である。 【0018】したがって、前記仮シンボル識別点から前
記時間誤差を減算することによって、正しいシンボル識
別点が得られる。このような構成においては、仮シンボ
ル識別点検出手段にて検出される仮シンボル識別点をシ
ンボル識別点補正手段で正しいシンボル識別点に補正す
るようにしている。したがって、仮シンボル識別点検出
手段においては、従来回路のようにこの仮シンボル識別
点検出手段で必ずしも高い精度のシンボル識別点を算出
する必要がないので、短時間でシンボル識別点が算出さ
れる。また、シンボル識別点を2段階で検出しているの
で、より検出精度を向上できる。 【0019】 【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例のデジタル信号のシンボル識別点選出
回路が組込まれたデジタル信号復調装置の概略構成を示
すブロック図である。図6に示す従来の識別点検出回路
16が組込まれたデジタル信号復調装置と同一部分には
同一符号が付してある。したがって、重複する部分の詳
細説明を省略する。 【0020】同期検波回路12,サブキャリア分離回路
13,ベースバンドフィルタ14及びシンボル抽出回路
15は図6に示す従来のデジタル信号復調装置と同一構
成である。 【0021】入力端子11から入力されたマルチ・サブ
キャリア方式で直交変調された受信信号aは同期検波回
路12へ入力される。この同期検波回路12は前記キャ
リア周波数ωC で受信信号aを直交復調して、同相成分
I(t) と直交成分Q(t) とからなるサブキャリア合成信
号を出力する。 【0022】サブキャリア合成信号は次のサブキヤリア
分離回路13へ入力される。サブキヤリア分離回路13
へ入力したサブキャリア合成信号は、各サブキャリア毎
に、ω1 ,ω2 ,ω3 ,ω4 の4つの周波数のうち自己
に対応した周波数で直交復調される。直交復調された各
復調信号bは自己以外のサブキャリア信号が除去され
る。サブキヤリア分離回路13から出力された各サブキ
ャリアに対応する各復調信号bは各サブキャリアに対応
するベースバンドフィルタ14へ入力される。 【0023】変調装置側の各ベースバンドフィルタ4と
復調装置側の各ベースバンドフィルタ14とを合わせた
特性は、例えば図3(a)に示す周波数特性のフィルタ
で図3(b)に示すインパルス信号Bを入力した場合に
図3(c)に示す時間応答特性を有している。 【0024】したがって、変調装置側のベースバンドフ
ィルタ4がルートナイキスト特性を有している場合、復
調装置側のベースバンドフィルタ14においては、各復
調信号bに対してルートナイキスト・フィルタ演算を実
行して、図3(c)に示すように、他のシンボルcと互
いに干渉しない各復調信号cを出力する。 【0025】各ベースバンドフィルタ14から出力され
た各復調信号cは次の各シンボル抽出回路15へ送出さ
れる。各シンボル抽出回路15には、実施例シンボル識
別点検出回路内のシンボル識別点補正回路17から補正
後のシンボル識別点g1 が指定される。各シンボル抽出
回路15は入力された各復調信号cのうちのシンボル識
別点g1 が指定する位置の信号値を抽出して最終的な復
調シンボルdとして出力する。 【0026】上述したデジタル信号復調装置に組込まれ
た実施例のシンボル識別点検出回路は、前記同期検波回
路12とサブキャリア分離回路13とベースバンドフィ
ルタ14とからなる復調部と、仮識別点検出部18と、
仮シンボル抽出部19と、前記シンボル識別点補正部1
7とで構成されている。 【0027】サブキャリア分離回路13から出力された
一つのサブキャリアに対応する同位相成分Iと直交成分
Qとに対応する復調信号bは仮識別点検出部18内の振
幅検出部21へ入力される。 【0028】振幅検出部21は同期検波回路12から出
力された同相成分Iと直交成分Qとからなるサブキャリ
ア合成信号の振幅を検出する。具体的には、同相成分I
と直交成分Qとから振幅の自乗値(I2 +Q2 )を求め
る。 【0029】一方、マルチ・サブキャリア方式で直交変
調された受信信号aのデータ形式は、実施例装置が組込
まれる通信システムにおいては、例えば、デジタル方式
MCAシステムにおける標準規格(RCR STD−3
2.財団法人 電波システム開発センター)で定める図
2(a)に示す伝送スロットを有する。 【0030】この標準規格においては、1伝送スロット
(上り基本スロット)は53シンボルで構成されてお
り、先頭の5シンボルにプリアンブルが設定され、次に
1シンボルのランプ部が設定され、次の3シンボルに対
してそれぞれ1シンボル毎に同期シンボル(1) 〜(3) が
設定されている。この3つの同期シンボル(1) 〜(3) の
後に送信すべき各データシンボルが順番に設定される。
そして、各データシンボルのパイロットシンボルが挿入
される。伝送スロットの最後に、1シンボルのランプ部
が設定される。 【0031】このような伝送スロットを有する受信信号
aをサブキャリア分離回路13で復調して得られる復調
信号bの振幅値A(2乗値I2 +Q2 )は図2(b)に
示すように変化する。そして、この振幅値は、当然各シ
ンボル値によって変化する。 【0032】同様に、受信信号aを最終のシンボル抽出
回路15で抽出した復調シンボルdから得られる位相θ
も変化する。この位相値は、当然各シンボル値によって
変化する。 【0033】しかし、このような伝送スロットにおい
て、送信すべき各データシンボル以外は全て固定値であ
る。したがって、固定値に対応する振幅値及び位相値も
固定値である。 【0034】この実施例においては、受信信号aにおけ
る各固定値のうち7シンボル目から9シンボル目までの
3シンボル分の同期シンボル(1) 〜(3) を基準シンボル
とし、この受信信号aを復調した場合の復調信号bにお
ける前記基準シンボルに対応する振幅値の時間TS 分の
包絡線波形が基準振幅波形23として予めメモリ22に
記憶されている。 【0035】したがつて、この基準振幅波形23の各波
形位置と伝送スロット上における各同期シンボル(1) 〜
(3) のシンボルタイミングは1対1に正確に対応してい
る。よって、このタイミングをシンボル識別点g0 とし
て、このメモリ22内に記憶されている。 【0036】また、同一基準シンボルの各位相θ、すな
わち同期シンボル(1)(2)(3) の基準位相θS1,θS2,θ
S3,θS4が基準位相24として前記メモリ22に記憶さ
れている。なお、基準位相θS1,θS2,θS3,θS4は各
サブキャリア毎に設定されている(例えば、θS1=θ
S11 ,θS12 ,θS13 ,θS14 )。 【0037】このメモリ22に記憶される基準位相24
は、当然周波数オフセットが全くない状態で、かつシン
ボル抽出回路15において論理的に正しいシンボル識別
点g0 が与えられた場合に理論的に算出される値に対応
する位相値である。 【0038】振幅検出部21から順次出力される振幅値
Aは次の相関部25へ入力される。相関部25には前記
メモリ22から時間TS 分の基準振幅波形23が入力さ
れている。そして、相関部25は振幅検出部21から順
次入力される振幅値のうち最新の時間TS 分の振幅値の
測定振幅波形を一定サンプリング周期で順次抽出して、
この順次抽出される測定振幅波形と前記基準振幅波形2
3との相互相関係数値を順次算出して、次の識別点決定
部26へ送出する。 【0039】識別点決定部26は、相互相関係数値が最
大値を示したサンプリング時刻tSを検出し、そのサン
プリング時刻tS において、受信信号aとメモリ22に
記憶されている基準振幅波形23とが同期したので、そ
のサンプリング時刻tS から図2(c)に示す時間Tg
遅れたシンボル識別点g0 のタイミングを決定して、こ
のシンボル識別点を仮シンボル識別点g2 として、前記
シンボル識別点補正部17及び仮シンボル抽出部19へ
送出する。 【0040】一方、各ベースバンドフィルタ14から出
力される各変調信号cは正規の各シンボル抽出回路15
へ送出されると共に、各仮シンボル抽出部19へ送出さ
れる。 【0041】各仮シンボル抽出部19は、正規のシンボ
ル抽出回路15と同一構成を有しており、前記仮識別点
検出部18から仮シンボル識別点g2 が入力されてい
る。そして、この各仮シンボル抽出部19は、入力され
た各復調信号cのうちの仮シンボル識別点g2 が指定す
る位置の信号値を抽出して各仮復調シンボルd2 として
出力する。 【0042】各仮シンボル抽出部19から出力された各
サブキャリア毎の各仮復調シンボルd2 は次の各サブキ
ャリア毎の各位相誤差検出部20へ入力される。各位相
誤差検出部20は、各仮復調シンボルd2 の位相θを検
出する。例えば、図4(a)に示すように、複素座標上
における仮復調シンボルd2 を構成する同位成分Iと直
交成分Qとの角度を算出する。 【0043】位相θ= tan-1[Q/I] そして、前記基準シンボルに対応する各サブキャリア毎
の位相を算出する。一例として、同期シンボル(1) に対
応する各サブキャリア毎の位相θ11,θ12,θ13,θ14
を検出する。 【0044】そして、この検出された各サブキャリア毎
の位相θ11,θ12,θ13,θ14と前記メモリ22に記憶
されている同一サブキャリアに対応する各基準位相θ
S11 ,θS12 ,θS13 ,θS14 との間の各位相誤差Δθ
11' ,Δθ12' ,Δθ13' ,Δθ14' を算出する。 【0045】 Δθ11' =θ11−θS11 Δθ12' =θ12−θS12 Δθ13' =θ13−θS13 Δθ14' =θ14−θS14 各位相誤差検出部20は、同様に、他の同期シンボル
(2)(3)についても同様に各位相誤差求める。算出した各
位相誤差Δθ11' ,Δθ12' ,Δθ13' ,Δθ14' 、Δ
θ21' ,Δθ22' ,Δθ23' ,Δθ24' 、Δθ31' ,Δ
θ32' ,Δθ33',Δθ34' を次のシンボル識別点補正
部17へ送出する。 【0046】図4(b)に示すように、理論的に正しい
基準シンボル識別点g0 と仮シンボル識別点g2 との間
のずれ時間、すなわち、時間誤差Δtは、ほぼ位相誤差
Δθにサブキャリア分離回路13における復調周波数、
すなわちサブキャリア周波数ωで除算した値となる。 【0047】 Δt1 =Δθ1 /ω1 Δt2 =Δθ2 /ω2 Δt3 =Δθ3 /ω3 Δt4 =Δθ4 /ω4 ここで、各サブキャリア毎の時間誤差Δt1 〜Δt4
共に等しいので、 Δt1 =Δt2 =Δt3 Δt4 が成立する。 【0048】但し、通常、キャリアの位相は同期されて
いないために、サブキャリア合成信号の絶対位相は検出
不可能である。このため、復調シンボルの位相誤差Δθ
´を算出した場合、一定の未知位相オフセットθ0 が含
まれる。 【0049】Δθ´=Δθ+θ0 また、微小なキャリア周波数のオフセットが存在する場
合、サブキャリア合成信号がオフセット周波数で時間的
に回転するので、上記位相オフセットが時間的に変化す
る効果をもたらす。 【0050】よって、算出した位相誤差は一般に次のよ
うに表される。 Δθij´=Δθij+θi0 i=1,2,3, j=1,2,3, 但し、θij´ ;算出した位相誤差 θij ;絶対位相誤差 θi0 ;シンボルiにおける位相オフセット i ;シンボル番号 j :サブキャリア番号 そこで、サブキャリア間の相対的な位相誤差を用いるこ
とにより、位相オフセッチによらずに、時間誤差Δtを
求めることができる。 【0051】例えば、サブキャリア1と2を使用する
と、 (Δθi1´−Δθi2´)/(ω1 −ω2 ) =[(Δθi1−θi0)−(Δθi2−θi0)]/(ω1 −ω2 ) =(Δθi1−Δθi2)/(ω1 −ω2 ) となる。 【0052】シンボル識別点補正部17においては、例
えば、 Δt=(Δθ14' −Δθ13' )/(ω4 −ω3 ) によって、仮シンボル識別点g2 の理論的に正しいシン
ボル識別点g0 に対する時間誤差を算出する。 【0053】また、上式はサブキャリア周波数に対する
位相誤差の傾きを求めているので、さらに多くのサブキ
ャリアを使用することにより、最小自乗法等によって傾
き、すなわち、Δtをより精度良く求めることができ
る。 【0054】また、同期シンボル(1)(2)(3) について同
様にして、Δtを算出することが可能であるので、それ
らを平均化することによって、より精度良くΔtを求め
ることができる。 【0055】シンボル識別点補正部17は仮識別点検出
部18から出力された仮シンボル識別点g2 を算出され
た時間誤差Δtで補正して補正後の高精度のシンボル識
別点g1 として正規のシンボル抽出回路15へ送出す
る。 【0056】よって、正規のシンボル抽出回路15はベ
ースバンドフィルタ14から入力された各復調信号cの
うちの補正後の精度の高いシンボル識別点d1 が指定す
る位置の信号値を抽出して最終的な復調シンボルdとし
て出力する。 【0057】このように構成された復調信号のシンボル
識別点検出回路においては、サブキャリア分離回路13
にて復調された復調信号bを用いてシンボル識別点を検
出する仮識別点検出部18は、高い精度の最終的なシン
ボル識別点を算出せずに、仮のシンボル識別点g2 を算
出するのみでよい。 【0058】前述したように、この復調された復調信号
bを用いて高精度のシンボル識別点を得るためには、平
均化処理を含む多大な演算処理を長時間かけて実施する
必要があるが、さほど精度を要求されない場合は、図1
に示した回路構成によって、比較的短時間でシンボル識
別点を算出可能である、したがって、この精度の粗いシ
ンボル識別点を仮シンボル識別点g2 として、この仮シ
ンボル識別点g2 を用いてとりあえず仮シンボル抽出部
19で仮の復調シンボルd2 を得る。そして、この仮復
調シンボルd2 における理論的に求まる基準位相θS
らの位相誤差Δθを求めて、この位相誤差Δθとサブキ
ャリアの周波数から仮シンボル識別点g2 の基準シンボ
ル識別点g0 からの時間誤差Δtを求めて仮シンボル識
別点g2 を補正している。 【0059】この位相誤差Δθの検出と仮シンボル識別
点g2 の補正処理に要する時間は非常に短いので、結果
として、短時間で、かつ精度の高いシンボル識別点を検
出することできる。 【0060】なお、本発明は上述した実施例回路に限定
されるのではない。実施例回路においては、仮識別点検
出部18はサブキャリア分離回路13から出力された復
調信号bの振幅と基準振幅波形24との相関を用いて仮
シンボル識別点g2 を検出したが、一般に、復調信号b
に非線形処理を施して、特定成分を抽出することにより
シンボル識別点を検出することが可能である。 【0061】また、例えば同期検波回路12から出力さ
れたサブキャリア合成信号から仮シンボル識別点g2
検出することも可能である。位相故差検出部20では、
仮復調シンボルd2 の位相を算出し、基準位相との差を
求めているが、例えば、基準シンボルを同相成分IS
直交成分QS としてメモリに記憶しておき、仮復調シン
ボルd2 の同相成分Iと直交成分Qを用いて、 IP =I・IS +Q・QS QP =Q・IS −I・QS によっ位相誤差信号IP ,QP を求めることも可能であ
る、また、シンボル識別点補正部17では、上記位相誤
差信号を仮想に交換して本実施例と同様の処理を行う方
法の他に、位相誤差信号を直接平均化したり、位相誤差
の差を求めることも可能である。 【0062】また、本実施例では、同期シンボル(1)(2)
(3) を基準シンボルとしたが、例えばデータシンボルや
パイロットシンボルを用いても位相誤差を求めることが
可能であるので、同期シンボルに限定されるものではな
い。 【0063】また、本実施例では、最終的に復調シンボ
ルを出力する復調装置を構成しているが、本発明によっ
て得られる精度の高いシンボル識別点g1 を用いて、受
信信号のスロットの正確なタイミングを表示する測定表
示装置に組込むことが可能である。 【0064】さらに、各実施例回路においては、サブキ
ャリア分離回路13及びベースバンドフィルタ14から
なる復調部,仮識別点検出部18,仮シンボル抽出部1
9,位相誤差検出部20及びシンボル識別点補正部17
はコンピュータのプロクラム等を用いたソフト的手段で
実現しているが、例えばこれらの各回路をハード回路で
実現することも可能である。 【0065】 【発明の効果】以上説明したように本発明のデジタル信
号のシンボル識別点検出回路においては、受信信号を復
調して得られる復調信号から仮のシンボル識別点を算出
し、この仮のシンボル識別点を用いて仮の復調シンボル
を得て、この仮復調シンボルの位相の基準位相との位相
誤差から前記仮のシンボル識別点を補正している。 【0066】したがって、仮復調シンボルを長時間かけ
て精度よく検出する必要がないので、結果的に短時間で
高い精度を有したシンボル識別点を検出でき、この検出
回路が組込まれたデジタル信号復調装置における復調シ
ンボルの復調精度及び復調処理速度を大幅に向上でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例に係わるデジタル信号のシ
ンボル識別点検出回路が組込まれたデジタル信号復調装
置の概略構成を示すブロック図 【図2】 同実施例回路におけるシンボル識別点の決定
手法を示す説明図 【図3】 同実施例回路におけるベースバンドフィルタ
の動作を説明するための図 【図4】 同実施例回路における時間誤差の算出過程を
説明するための図 【図5】 マルチ・サブキャリア変調方式採用した変調
装置の概略構成を示すブロック図 【図6】 一般的なデジタル信号復調装置の概略構成を
示すブロック図 【符号の説明】 11…入力端子、12…同期検波回路、13…サブキャ
リア分離回路、14…ベースバンドフィルタ、15…シ
ンボル抽出回路、17…シンボル識別点補正部、18…
仮識別点検出部、19…仮シンボル抽出部、20…位相
誤差検出部、21…振幅検出部、22…メモリ、25…
相関部、26…識別点決定部、a…受信信号、b,c…
復調信号、d…復調シンボル、d2 …仮復調シンボル、
2 …仮シンボル識別点
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−112987(JP,A) 特開 平6−291798(JP,A) 特開 平7−321865(JP,A) 特開 平6−205062(JP,A) 特開 平6−85859(JP,A) 特開 平7−321762(JP,A) 特開 平8−139779(JP,A) 特開 平8−139780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/38 H04J 11/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 マルチ・サブキャリア変調方式で変調さ
    れた受信信号の仮シンボル識別点を検出する仮シンボル
    識別点検出手段(18)と、 前記受信信号を各サブキャリア毎に復調して前記仮シン
    ボル識別点検出手段から出力された仮シンボル識別点を
    用いてそれぞれ仮復調シンボルとして出力する仮シンボ
    ル復調手段(12,13,14,19) と、 この仮シンボル復調手段から出力された前記受信信号の
    規定位置における仮復調シンボルの位相と基準受信信号
    の前記規定位置における基準位相との間の位相誤差を検
    出する位相誤差検出手段(20)と、 この位相誤差検出手段にて検出されたサブキャリア毎の
    位相誤差と前記サブキャリアの周波数とから前記仮シン
    ボル識別点の基準シンボル識別点からの時間誤差を求め
    て、この時間誤差に基づいて前記仮シンボル識別点を補
    正するシンボル識別点補正手段(17)とを備えたデジタル
    信号のシンボル識別点検出回路。
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