JP3419311B2 - バイポーラ型リチウムイオン2次電池 - Google Patents

バイポーラ型リチウムイオン2次電池

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JP3419311B2
JP3419311B2 JP20060898A JP20060898A JP3419311B2 JP 3419311 B2 JP3419311 B2 JP 3419311B2 JP 20060898 A JP20060898 A JP 20060898A JP 20060898 A JP20060898 A JP 20060898A JP 3419311 B2 JP3419311 B2 JP 3419311B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラ型リチ
ウムイオン2次電池の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、リチウムイオン2次電池を複
数直列に接続したものを1個の電池としたバイポーラ型
リチウムイオン2次電池が使用されている。このような
バイポーラ型リチウムイオン2次電池は、正極と負極と
の間に電解質を含みリチウムイオン導電性のあるセパレ
ータを挟んで電池構成体を形成し、これを電極方向に積
層し、各電池構成体を直列接続することにより形成して
いた。このようなバイポーラ型リチウムイオン2次電池
の例が特開昭59−90359号公報に開示されてい
る。
【0003】図15には、本従来例のバイポーラ型リチ
ウムイオン2次電池の断面図が示される。図15におい
て、電池ケース100の中には、正極集電箔10上に正
極活物質12を塗布して形成された正極と、負極集電箔
14上に負極活物質16を塗布して形成された負極との
間に、リチウムイオン導電性を有するセパレータ18を
挟んで電池構成体とし、この電池構成体が複数電極方向
に積層された構造を有するバイポーラ型リチウムイオン
2次電池が収容されている。このようにして構成された
バイポーラ型リチウムイオン2次電池の両方の積層端面
は、それぞれ正極集電箔10と負極集電箔14になって
おり、これらに正極端子リード20及び負極端子リード
22が接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のバ
イポーラ型リチウムイオン2次電池においては、各電池
構成体を、その積層方向には薄くすることができるが、
これと同時に大きな容量を得るためには、正極及び負極
の面積を大きくする必要がある。このため、正極、負極
の面積方向にコンパクト化するのが困難であるという問
題があった。
【0005】また、各電池構成体の間隔が、数10〜1
00μmと薄いので、電池構成体の周囲の絶縁処理が難
しいという問題もあった。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、容量が大きくかつコンパクト
化が可能であり、絶縁性の向上したバイポーラ型リチウ
ムイオン2次電池を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、バイポーラ型リチウムイオン2次電池で
あって、正極と負極との間にセパレータを挟んだ状態で
捲回される電池構成体が、絶縁体を介して複数個同心円
状に捲回され、内側の電池構成体から外側の電池構成体
に向かって、順次電気的に直列に接続され、各接続部で
は、内側の電池構成体の正極または負極の集電箔と外側
の電池構成体の負極または正極の集電箔とが接続され、
内側の電池構成体と外側の電池構成体との接続部を構成
する集電箔が、内側の電池構成体の外周全体を包む構造
となっていることを特徴とする。
【0008】また、バイポーラ型リチウムイオン2次電
池であって、正極と負極との間にセパレータを挟んだ状
態で捲回される電池構成体が、絶縁体を介して複数個同
心円状に捲回され、内側の電池構成体から外側の電池構
成体に向かって、順次電気的に直列に接続され、各接続
部では、内側の電池構成体の正極または負極の集電箔と
外側の電池構成体の負極または正極の集電箔とが接続さ
、内側の電池構成体と外側の電池構成体の電気容量は
同じで、内部抵抗を内側の電池構成体ほど高くしたこと
を特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0013】実施形態1.図1及び図2には、本実施形
態に係るバイポーラ型リチウムイオン2次電池を構成す
る電池構成体の例が示される。図1において、正極集電
箔10の上に正極活物質12を塗布して構成された正極
と、負極集電箔14の上に負極活物質16を塗布して構
成された負極との間にリチウムイオン導電性を有するセ
パレータ18を挟んで電池構成体26を構成する。この
電池構成体26は、図1に示されるように捲回される。
この場合、負極集電箔14の外側には、絶縁フィルム2
4が積層されている。これにより、上記電池構成体26
を捲回したときに、正極集電箔10と負極集電箔14と
が短絡することを防止している。このようにして捲回し
た電池構成体26の断面図が図2に示される。図2に示
されるように、電池構成体26は、その最内部に正極集
電箔10が、また最外部に負極集電箔14が露出してい
る。
【0014】なお、図1に示された例では、正極集電箔
10及び負極集電箔14には、その片側に正極活物質1
2及び負極活物質16が塗布されているが、これを図3
に示されるように、それぞれの集電箔10、14の両側
に各々正極活物質12及び負極活物質16を塗布する構
成としてもよい。この場合には、積層された各層のう
ち、正極集電箔10と負極集電箔14との内側に位置す
る正極活物質12と負極活物質16との間にセパレータ
18aが挟み込まれている。また、負極集電箔14の外
側の負極活物質16の更に外側には、やはり同じセパレ
ータ18bが配置されている。これを、矢印Aの方向に
捲回していくと、上述した内側の正極活物質12及び負
極活物質16がセパレータ18aを介して対向配置され
るとともに、外側の正極活物質12及び負極活物質16
も、負極活物質16の外側に配置されたセパレータ18
bを介して対向配置されることになる。この場合、負極
集電箔14の負極活物質16が塗布されていない部分の
長さを十分に確保しておけば、図3の矢印A方向に捲回
した場合、最内部に正極集電箔10が露出し、最外部に
負極集電箔14が露出した構造の電池構成体26を得る
ことができる。
【0015】図2に示された電池構成体26は、絶縁体
で覆い、更にこの外周に、図1に示された電池構成体2
6を同心円状に捲回していく。このように、複数の電池
構成体26が、絶縁体を介して同心円状に捲回され、内
側の電池構成体から外側の電池構成体に向かって、順次
電気的に直列に接続され、本実施形態に係るバイポーラ
型リチウムイオン2次電池が構成される。このように、
電池構成体26を捲回することにより、捲回しないで積
層する場合に比べコンパクト化でき、容量が大きくかつ
コンパクト化されたバイポーラ型リチウムイオン2次電
池とすることができる。
【0016】以上のようなバイポーラ型リチウムイオン
2次電池の断面図が図4に示される。図4において、最
内部の電池構成体26aから最外部の電池構成体26d
までは、絶縁容器28を介して同心円状に捲回されてい
る。これらが電池ケース100内に収められ、内側の電
池構成体26aから順次電池構成体26b、26c、2
6dの順番に直列接続用リード線30によって直列接続
されていく。前述したように、電池構成体26の最内部
には、正極集電箔10が露出しているので、これに正極
端子リード20を接続し、電池構成体26の最外部に
は、負極集電箔14が露出しているのでこれに負極端子
リード22を接続する。
【0017】図5には、図4に示された本実施形態に係
るバイポーラ型リチウムイオン2次電池のV−V断面図
が示される。ただし、電池ケース100は省略してあ
る。本実施形態においては、4つの電池構成体26a、
26b、26c、26dが、それぞれ内側の電池構成体
26aから順次その外側に同心円状に捲回され、内側の
電池構成体26aから外側の電池構成体26dに向かっ
て直列に接続されている。このバイポーラ型リチウムイ
オン2次電池を使用する場合には、正極端子リード20
と負極端子リード22とを介して充放電を行わせる。
【0018】なお、本実施形態では、最内部に正極が、
最外部に負極が形成されているが、電池構成体26の積
層順または捲回方向を逆にして、正極と負極との配置を
逆にすることもできる。
【0019】以下に、本実施形態に係るバイポーラ型リ
チウムイオン2次電池の具体例を実施例1として説明す
る。
【0020】実施例1.正極活物質12としてLiMn
24を使用し、これを正極集電箔10としてのアルミニ
ウム箔上に塗布して正極を構成した。また、負極活物質
16として黒鉛を使用し、これを負極集電箔14として
の銅箔上に塗布して負極を構成した。また、セパレータ
18として不織布を使用した。これらを図1に示される
ように積層し、これを捲回して電池構成体26とした。
このように構成した電池構成体26を、絶縁容器28と
してのポリプロピレン(PP)製の袋に入れ、さらにそ
の外周に以上に述べたと同様の電池構成体26を捲回し
て、この全体もポリプロピレン製の袋に入れた。このよ
うに、ポリプロピレン製の袋に入れた電池構成体の外周
にさらに電池構成体を捲回していき、図4に示されるよ
うに絶縁容器28としてのポリプロピレン製の袋を介し
て4個の電池構成体26a、26b、26c、26dを
同心円状に捲回した。
【0021】次に、EC:DEC=1:1の液体にLi
PF6を1mol/l溶解させた溶液とPVDF−HF
Pとを、その重量比が7:1となるように混合したもの
を電解液として準備した。この電解液を、上述したポリ
プロピレン製の袋に入れられた各電池構成体26、26
b、26c、26dに含浸させ、120℃に加熱した後
室温に戻し、電解液を正、負極及びセパレータ18中で
ゲル化させた。その後ポリプロピレン製の袋の開口部を
熱プレスにより閉じ、各電池構成体26、26b、26
c、26dを完全に封止し分離した。その後、内側の電
池構成体26aから外側の電池構成体26dに向かっ
て、直列接続用リード線30によって順次電気的に直列
に接続した。最後にこれらを電池ケース100内に封入
し、最内部の正極集電箔10と最外部の負極集電箔14
とに、それぞれ正極端子リード20及び負極端子リード
22を接続し、本実施例に係るバイポーラ型リチウムイ
オン2次電池を得た。
【0022】このようにして得たバイポーラ型リチウム
イオン2次電池を評価したところ、平均電圧として1
5.8Vを得ることができた。また、充電状態で10日
間放置した後も、その電圧は15.6Vを保持してい
た。比較例として、図1に示された電池構成体26を捲
回せずに、積層した状態で、その周囲を絶縁したバイポ
ーラ型リチウムイオン2次電池を同様に評価した。その
結果、当初15.8Vの電圧が得られたが、10日間放
置した後には、10.8Vまで低下した。これは、各電
池構成体26の厚さが数10〜100μm程度と薄いの
で、周囲の絶縁処理が困難であることから、漏れ電流が
大きいためと考えられる。
【0023】実施形態2.図6には、本実施形態に係る
バイポーラ型リチウムイオン2次電池の構成の断面図が
示される。また、図7には、図6に示されたバイポーラ
型リチウムイオン2次電池を構成する電池構成体26の
断面図が示される。
【0024】図7において、正極集電箔10の両面には
正極活物質12が塗布され、正極を構成している。ま
た、負極集電箔14の両面には負極活物質16が塗布さ
れ、負極を構成している。これらの正極活物質12と負
極活物質16のうち、内側に配置されたもの同士がセパ
レータ18aを介して対向配置されている。また、正極
活物質12のうち正極集電箔10の負極と反対側(外
側)に形成されたものには、さらにセパレータ18bが
形成されている。これにより、電池構成体26が捲回さ
れたときに、外側に配置された正極活物質12と負極活
物質16同士がセパレータ18bを介して対向配置され
ることになる。このような電池構成体26は、一方の正
極集電箔10と他方の負極集電箔14とが接続部32で
接続され、複数個の電池構成体26が直列に接続されて
いる。このように、正極集電箔10と他方の負極集電箔
14とを直接つなぐことにより、接触抵抗を小さくする
ことができる。
【0025】以上のようにして構成された電池構成体
を、図7に示された矢印Aの方向に捲回すると、図6に
示されるような構造のバイポーラ型リチウムイオン2次
電池を得ることができる。図6においては、正極と負極
との間にセパレータ18a、bを挟んだ状態で捲回され
た電池構成体26が複数個同心円状に捲回された構造と
なっている。また、図7に示されるように、電池構成体
26は接続部32により直列に接続されているので、図
6においても、内側の電池構成体26から外側の電池構
成体26に向かって、順次電気的に直列に接続された構
造となっている。
【0026】この際に、一方の電池構成体26と他方の
電池構成体26とを接続する正極集電箔10及び負極集
電箔14の捲回方向の長さは、それぞれ捲回していく場
合に集電箔10、14のみで内側の電池構成体26の外
周を一周以上捲回できる長さとしておく。これにより内
側の電池構成体26の外周全体が集電箔により包まれる
構造となり、内側の電池構成体26と外側の電池構成体
26の正極及び負極が短絡することを防止できる。この
際に、2つの電池構成体を接続する集電箔10、14の
接続部32における捲回方向と垂直方向の幅は、電極が
構成されている部分よりも大きくするのが望ましい。こ
れは、電池構成体26を捲回した後円筒形状となったバ
イポーラ型リチウムイオン2次電池の上下端から電解質
が隣の電池構成体に移動し電解質短絡が発生することを
防止するためである。
【0027】以上のようにして構成した図6に示される
バイポーラ型リチウムイオン2次電池は、その最内部に
正極集電箔10が、最外部に負極集電箔14が露出して
いるので、それぞれに正極端子リード20及び負極端子
リード22を接続する。なお、本実施形態においても、
最内部と最外部の正極と負極とを逆に構成することも可
能である。また、図6では、電池ケース100は省略さ
れている。
【0028】図8(a),(b)には、本実施形態に係
る電池構成体26の変形例が示される。本変形例におい
て特徴的な点は、一方の電池構成体26の正極集電箔1
0と他方の電池構成体26の負極集電箔14とを接続す
るために、ステンレス鋼等の接続用集電箔34を使用し
たことにある。この接続用集電箔34は、電池構成体2
6の捲回方向に対して90°方向の幅が電極部分よりも
大きくなっている。これにより、電池構成体26を捲回
した場合に、円筒型のバイポーラ型リチウムイオン2次
電池の上下の端から電解質が漏れ出て短絡することを防
止することができる。
【0029】本実施形態に係るバイポーラ型リチウムイ
オン2次電池においても、実施形態1と同様に正極集電
箔10としてアルミニウム箔を使用し、負極集電箔14
として銅箔を使用した。また、正極活物質12としては
LiMn24を使用し、負極活物質16として黒鉛を使
用した。これらの活物質は結着剤PVDFと混合したも
のを上述の集電箔10、14上に塗布して形成したもの
である。また、セパレータ18としては不織布を使用し
た。これらの正極、負極及びセパレータ18には、実施
形態1と同様の電解液を含浸させ、120℃に加熱した
後室温に戻しゲル化させている。
【0030】実施形態3.図9には、本実施形態に係る
バイポーラ型リチウムイオン2次電池の構成の断面図が
示される。また、図10(a),(b)には、図9に示
されたバイポーラ型リチウムイオン2次電池を構成する
電池構成体26の断面図及び平面図が示される。
【0031】図10(a)に示されるように、本実施形
態における電池構成体26は、正極集電箔10の片面の
みに正極活物質12が形成されており、負極集電箔14
の片面のみに負極活物質16が形成されている。これら
の正極活物質12及び負極活物質16は、セパレータ1
8を介して対向配置されている。また、一方の電池構成
体26の正極集電箔10と他方の電池構成体26の負極
集電箔14とは、接続部32で接続されており、電池構
成体26が直列接続されている。
【0032】本実施形態において特徴的な点は、各電池
構成体26が、接続部32を除いて、ポリプロピレンフ
ィルム等から成る絶縁フィルム36で覆われていること
である。このような構成により、実施形態2のように、
内側の電池構成体26の外周に外側の電池構成体26を
巻き付ける際に、内側の電池構成体26の外周の一周分
以上にわたって集電箔を捲回しなくても、内側の電池構
成体26と外側の電池構成体26とが短絡することがな
くなる。このため、図9に示されるように、本実施形態
に係るバイポーラ型リチウムイオン2次電池において
は、接続部32において正極集電箔10と負極集電箔1
4とを接続する際に、使用する集電箔の長さを短くする
ことができ、そのぶん体積当たりの電気容量を増加させ
ることができる。
【0033】なお、図9には、3つの電池構成体が、ぞ
れぞれ内側のものの外周に外側のものが巻き付けられ、
それぞれ内側から外側に向かって直列に接続された例が
示されている。この電池構成体の数は、3つに限られる
ものではなく、4つあるいはそれ以上のものを順次捲回
していくことができる。
【0034】以下に、本実施形態に係るバイポーラ型リ
チウムイオン2次電池の具体例を実施例2として説明す
る。
【0035】実施例2.正極集電箔10としてアルミニ
ウム箔を使用し、負極集電箔14として銅箔を使用し
た。また、正極活物質12としてLiMn24を、負極
活物質16として黒鉛を使用した。これらの活物質を結
着剤PVDFと混合してペーストとし、各集電箔の片面
のみに塗布した。また、セパレータ18としては不織布
を使用し、実施形態1及び2と同様に、EC:DEC=
1:1の液体にLiPF6を1mol/l溶かした溶液
とPVDF−HFPとの重量比が7:1となるように混
合した電解液を含浸させた。これを120℃に加熱した
後室温に戻し、含浸させた電解液をゲル化させた。なお
この電解液は、セパレータ18の他、上述した正極及び
負極にも含浸されている。
【0036】このように構成した電池構成体26を、ポ
リプロピレンフィルムで正極集電箔10及び負極集電箔
14の端部を除いて覆い、熱圧着することにより封止し
た。この状態で電池特性を評価し、短絡、容量のばらつ
き等をチェックした。
【0037】次に、このように構成した各電池構成体2
6の正極集電箔10と負極集電箔14とをスポット溶接
により接続し、図10(a),(b)に示される捲回方
向Aに捲回し本実施例に係るバイポーラ型リチウムイオ
ン2次電池を得た。この際、最内部に露出した正極集電
箔10には正極端子リード20を取り付け、最外部に露
出した負極集電箔14には、負極端子リード22を取り
付けた。なおこの負極端子リードは、最外部の負極集電
箔14を、電池構成体26を収納する電池ケース100
(図示せず)に接触させ、この電池ケース100に負極
端子リード22を取り付けることとしてもよい。また、
本実施例においても、最内部を負極、最外部を正極とす
ることも可能である。
【0038】以上の方法により、4つの電池構成体26
からなるバイポーラ型リチウムイオン2次電池を構成
し、その電気特性を評価した。
【0039】本実施例に係る電池構成体26は、それぞ
れ正極集電箔10と負極集電箔14の片面のみに正極活
物質12及び負極活物質16が形成されているので、こ
れを捲回する前からリチウムイオン2次電池として完成
しているので、個々の電池構成体の容量チェック及び短
絡チェックが可能である。本実施例に使用した電池構成
体26は、容量のばらつきが最大20%あるが、上述し
たように、個々の電池構成体26の容量をあらかじめ測
定することができるので、容量ばらつきの小さい電池構
成体のみでバイポーラ型リチウムイオン2次電池を構成
することが可能となる。これにより、サイクル特性を向
上させることができる。
【0040】容量ばらつきが5%以内の電池構成体26
のみを4つ直列接続し、図10(a),(b)に示され
る捲回方向Aに捲回し、バイポーラ型リチウムイオン2
次電池を構成し、12V−17Vの間で、1Cの一定電
流で充放電させたところ、100サイクル後の容量維持
率が87%と良好な値を得ることができた。
【0041】実施形態4.図11には、本実施形態に係
るバイポーラ型リチウムイオン2次電池の構成の断面図
が示される。また、図12(a),(b)には、図11
に示されたバイポーラ型リチウムイオン2次電池を構成
する電池構成体26の断面図及び平面図が示される。
【0042】図12(a)において、正極集電箔10の
片面のみに、正極活物質12を形成して正極を構成し
た。また、負極集電箔14の片面のみに負極活物質16
を形成し、負極を構成した。これらの正極及び負極は、
セパレータ18を介してそれぞれの活物質12、16が
対向するように配置され、電池構成体26を構成してい
る。本実施形態に係る電池構成体26は、正極活物質1
2と負極活物質16とセパレータ18の両端部に絶縁部
材38が設けられており、これにより電池構成体26の
正極集電箔10と負極集電箔14とを密着させている。
これにより正極活物質12と負極活物質16とをセパレ
ータ18とからなる内容物を密閉し、電解質の漏れを防
止できる。従って、電解質の短絡による電圧低下を防止
することができる。
【0043】図12(b)には、活物質12、16が塗
布された集電箔10、14と周囲を絶縁部材38で囲ま
れたセパレータ18とが示される。これらにより電池構
成体26を形成する場合には、絶縁部材38で囲まれた
部分に活物質12、16が収容され、セパレータ18と
接するようにそれぞれ正極と負極とを絶縁部材38には
め合わせる。これにより、図12(a)に示されるよう
な電池構成体26を得ることができる。
【0044】このような電池構成体26は、図12
(a)に示されるように、集電箔、活物質、セパレータ
が積層されて構成されており、その積層構造の上下の積
層端面は正極集電箔10及び負極集電箔14となってい
る。したがって、これを図12(a)に示される矢印A
の方向に捲回し、最内部に正極集電箔が、最外部に負極
集電箔が来るようにし、さらに、この最外周の負極集電
箔に、次の電池構成体26の最内周の正極集電箔10が
電気的に接触するように外側に捲回することができる。
以後同様にして所定個数の電池構成体26を順次外側に
捲回していく。これにより、図11に示されるように、
内側から外側に向かって電池構成体26が直列に接続さ
れたバイポーラ型リチウムイオン2次電池を得ることが
できる。このようにして組み立てたバイポーラ型リチウ
ムイオン2次電池は、その最内部の正極集電箔に正極端
子リード20を接続し、最外部の負極集電箔に負極端子
リード22を接続する。本実施形態においても、最内部
を負極、最外部を正極とすることも可能である。
【0045】なお、本実施形態に係る電池構成体26
は、捲回せずに従来同様積層してもバイポーラ型リチウ
ムイオン2次電池を得ることができる。
【0046】以下に、本実施形態に係るバイポーラ型リ
チウムイオン2次電池の具体例を実施例3として説明す
る。
【0047】実施例3.正極集電箔10としてアルミニ
ウム箔を使用し、この片面のみに、その周囲に余白を作
って活物質を印刷乾燥し正極とした。正極活物質12と
しては、LiMn24を使用し、これに導電剤として天
然黒鉛を混合した。また、ゲル電解質としてEC:DE
C=1:1の液体にLiPF6を1mol/l溶解した
溶液とPVDF−HFPとを3:1としたものを使用し
た。また、ペースト化するための有機溶媒としてテトラ
ヒドロフラン(THF)を使用した。これらを、その混
合比として、LiMn24:天然黒鉛:ゲル電界質:有
機溶媒=10:1:10:30で混合し、正極ペースト
とし、上記正極集電箔10に塗布した。
【0048】また、負極集電箔14として銅箔を使用
し、この片面のみに、その周囲に余白を作って活物質を
印刷乾燥し負極とした。負極活物質としては天然黒鉛を
使用し、ゲル電解質及び有機溶媒として上記正極と同じ
ものを使用した。これらを、その混合比として天然黒
鉛:ゲル電解質:有機溶媒=1:1:4で混合し、負極
ペーストとし、これを上記負極集電箔14に塗布した。
【0049】また、セパレータ18としては、不織布に
ゲル電解質と有機溶媒とを含浸させ乾燥させたものを使
用した。ゲル電解質としてはEC:DEC=1:1の液
体にLiPF6を1mol/l溶解させた溶液とPVD
F−HFPとを5:1の割合で混合したものを使用し、
有機溶媒としてTHFを使用した。ゲル電解質と有機溶
媒との混合比は1:2とした。このようにして形成した
セパレータ18は、ゲル電解質が漏れないようにポリプ
ロピレンフィルムから成る絶縁部材38により周囲を囲
んだ。さらに、このセパレータ18を介して上述した正
極及び負極の活物質12、14が対向するように配置
し、熱プレスすることにより正極集電箔10−絶縁部材
38−セパレータ18−絶縁部材38−負極集電箔14
が熱圧着され、内容物を密封した。この熱プレスにより
正極活物質12、セパレータ18、負極活物質16の中
にあるゲル電解質も熱溶融後再ゲル化され、ゲル間での
空隙がなくなり、イオン伝導性が向上される。
【0050】以上のようにして構成した電池構成体26
を、その容量及び短絡の有無をチェックした後、図示し
ない電池ケース内で四重に捲回し、内側の電池構成体2
6から外側の電池構成体26に向かって電気的に直列に
接続し、バイポーラ型リチウムイオン2次電池を得た。
【0051】このようにして本実施例に係るバイポーラ
型リチウムイオン2次電池は、初期に16.4Vまで充
電した状態で10日間放置しても、電圧が15.6Vま
での低下に留まった。これに対して、セパレータ18の
周囲をあらかじめ絶縁部材38で覆わずに電池構成体2
6を捲回し、その後に電解質が露出した部分をエポキシ
樹脂等で絶縁したものは、10日間放置した後、16.
4Vの電圧が3.8Vまで低下していた。これにより、
本実施例に係るバイポーラ型リチウムイオン2次電池の
絶縁性が極めて良好であることがわかる。
【0052】実施形態5.以上に述べた各実施形態に係
るバイポーラ型リチウムイオン2次電池においては、充
放電電流が大きくなった場合、内側にある電池構成体2
6ほど温度が高くなる。このため、内側の電池構成体2
6ほどリチウムイオン伝導性が良好となり、外側の電池
構成体26よりも内部抵抗が低下する。各電池構成体2
6は直列に接続されており、同じ大きさの電流が流れる
ので、内部抵抗が高い外側の電池構成体26の方が電圧
が高くなる。このため、高電圧が印加されると、特に外
側の電池構成体26の電界液の劣化や集電箔の溶出等に
より電池の劣化が起こる可能性がある。従って、個々の
電池構成体26の内部抵抗が、使用時に等しくなるよう
に調整するのが好適である。
【0053】図13には、このような各電池構成体26
の内部抵抗が使用時に等しくなるバイポーラ型リチウム
イオン2次電池の構成の断面図が示される。また、図1
4には、図13に示されたバイポーラ型リチウムイオン
2次電池を構成するための電池構成体26の断面図が示
される。図14において、図13に示されたバイポーラ
型リチウムイオン2次電池を構成する場合には、図の矢
印Aの方向に電池構成体26を捲回していくので、図の
左側の電池構成体26の方が図の右側の電池構成体26
よりも内側になる。このため、図の左側の電池構成体2
6の内部抵抗をあらかじめ高くしておけば、使用中に内
側の電池構成体26の温度が高くなり、内部抵抗が低く
なった場合にも、外側に来る図の右側の電池構成体26
の内部抵抗と等しくすることができる。以降同様にして
外側に配置される電池構成体26ほどその内部抵抗があ
らかじめ低くなるように構成しておく。
【0054】内部抵抗を調整する方法としては、各電極
の活物質の総量と空隙率とを一定にしておき、活物質の
厚さを調整し、結果として有効面積すなわちセパレータ
18と対向している活物質層の面積を制御する方法があ
る。すなわち、厚さを厚くすれば、その分有効面積が小
さくなり抵抗が高くなる。
【0055】他方、目付量すなわち単位面積当たりの活
物質の重量と有効面積とを一定にし、活物質の厚さを調
整し、その空隙率を変化させることによっても内部抵抗
を調整することができる。すなわち、プレスにより活物
質の厚さを変化させ、空隙率を小さくするほど、活物質
間に存在する電解質が減少し、イオン伝導性が低くなっ
て抵抗が増加する。
【0056】このように、活物質の総量及び空隙率を一
定とした状態で厚さを変えて有効面積で抵抗を調整する
か、あるいは目付量及び有効面積を一定にし、活物質の
空隙率を調整し内部抵抗を調整する方法が好適と考えら
れる。
【0057】以上のような内部抵抗の調整方法の具体例
を、実施例4、実施例5として説明する。
【0058】実施例4.本実施例においては、4つの電
池構成体26を使用し、それぞれの内部抵抗を変化させ
る。4つの電池構成体26は、最も内側に捲回されるも
のから外側に捲回されるものの順にI、II、III、
IVとし、それぞれの正極及び負極の有効面積の値を表
1に示す。なお、本実施例においては、各電極の総活物
質量と空隙率を一定に保ち、目付量を変化させることに
より有効面積を変化させた。
【0059】
【表1】 なお、各活物質の空隙率は、正極、負極共に45%とし
た。
【0060】実施例5.4つの電池構成体26I,I
I,III,IVの正極及び負極の目付量はそれぞれ2
0.4mg/cm2、10.2mg/cm2の一定とし、
有効面積も100cm2の一定とした。このような正極
及び負極の活物質を、プレスにより以下に示す厚さと
し、その空隙率を調整した。
【0061】
【表2】 電池構成体IVの場合には、空隙率が50%であり、こ
れ以上空隙率を上げると活物質間の接触抵抗が増大し膜
厚増加と共に抵抗が増加するので、この厚みが限界と考
えられる。この電池構成体IVの膜厚以下では、膜厚の
減少と共に空隙率が減少し、活物質間の電解質量が減少
してイオン伝導度が低くなり、抵抗が高くなる。すなわ
ち、活物質のプレス圧を高くするほど抵抗が高くなる。
【0062】以上の2つの実施例に対して、4つの電池
構成体I,II,III,IVとも全て正極目付量を2
0.4mg/cm2、負極目付量を10.2mg/c
2、空隙率45%としたものを作成して、上記2つの
実施例と共に評価した。
【0063】以上のようにして得たバイポーラ型リチウ
ムイオン2次電池を、12−17Vの電圧で1Cの定電
流充放電をさせたところ、100サイクル後の容量維持
率は、実施例4が90%、実施例5が91%、比較例が
87%であった。このため、実施例4及び実施例5のよ
うに、内側の電池構成体ほど内部抵抗を高くすることに
より、サイクル特性を向上させることができた。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電池構成体を捲回してバイポーラ型リチウムイオン2次
電池としているので、コンパクトで容量の大きな電池を
得ることができる。
【0065】また、内側の電池構成体と外側の電池構成
体との電気的接続を集電体同士を直接つなぐことにより
行うので、接触抵抗を小さくすることができる。
【0066】また、内側の電池構成体の外周を一周以上
集電箔を捲回するので、電解質短絡を防止でき、絶縁性
を向上できるとともに、集電箔のみで短絡を防止するの
で、セパレータあるいは絶縁フィルムを使用する必要が
なく、その分コンパクト化を図ることができる。
【0067】また、内側の電池構成体の最外周の集電箔
と外側の電池構成体の最内周の集電箔とを直接接触させ
て電気的に接続するので、接触面積が大きくなり、内部
抵抗を低下させることができる。
【0068】また、内側に位置する電池構成体ほど内部
抵抗を高くするので、使用時にはすべての電池構成体の
内部抵抗がほぼ等しくなり、各電池構成体にかかる電圧
をほぼ等しくできるので、電池の劣化を抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバイポーラ型リチウムイオン2
次電池の実施形態1に使用される電池構成体の断面図で
ある。
【図2】 図1に示された電池構成体を捲回した場合の
説明図である。
【図3】 実施形態1に使用される電池構成体の変形例
を示す断面図である。
【図4】 実施形態1に係るバイポーラ型リチウムイオ
ン2次電池の構成の断面図である。
【図5】 図4に示されたバイポーラ型リチウムイオン
2次電池のV−V断面図である。
【図6】 本発明に係るバイポーラ型リチウムイオン2
次電池の実施形態2の断面図である。
【図7】 図6に示されたバイポーラ型リチウムイオン
2次電池を構成する電池構成体の断面図である。
【図8】 図6に示されたバイポーラ型リチウムイオン
2次電池を構成する電池構成体の変形例を示す図であ
る。
【図9】 本発明に係るバイポーラ型リチウムイオン2
次電池の実施形態3の断面図である。
【図10】 図9に示されたバイポーラ型リチウムイオ
ン2次電池を構成する電池構成体の断面図及び平面図で
ある。
【図11】 本発明に係るバイポーラ型リチウムイオン
2次電池の実施形態4の断面図である。
【図12】 図11に示されたバイポーラ型リチウムイ
オン2次電池を構成する電池構成体の断面図及び平面図
である。
【図13】 本発明に係るバイポーラ型リチウムイオン
2次電池の実施形態4の断面図である。
【図14】 図13に示されたバイポーラ型リチウムイ
オン2次電池を構成する電池構成体の断面図である。
【図15】 従来におけるバイポーラ型リチウムイオン
2次電池の断面図である。
【符号の説明】
10 正極集電箔、12 正極活物質、14 負極集電
箔、16 負極活物質、18 セパレータ、20 正極
端子リード、22 負極端子リード、24 絶縁フィル
ム、26 電池構成体、28 絶縁容器、30 直列接
続用リード線、32 接続部、34 接続用集電箔、3
6 絶縁フィルム、38 絶縁部材、100 電池ケー
ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/40 H01M 2/20 - 2/34 H01M 10/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極と負極との間にセパレータを挟んだ
    状態で捲回される電池構成体が、絶縁体を介して複数個
    同心円状に捲回され、内側の電池構成体から外側の電池
    構成体に向かって、順次電気的に直列に接続され、各接
    続部では、内側の電池構成体の正極または負極の集電箔
    と外側の電池構成体の負極または正極の集電箔とが接続
    され、前記内側の電池構成体と外側の電池構成体との接
    続部を構成する集電箔が、内側の電池構成体の外周全体
    を包む構造となっていることを特徴とするバイポーラ型
    リチウムイオン2次電池。
  2. 【請求項2】 正極と負極との間にセパレータを挟んだ
    状態で捲回される電池構成体が、絶縁体を介して複数個
    同心円状に捲回され、内側の電池構成体から外側の電池
    構成体に向かって、順次電気的に直列に接続され、前記
    内側の電池構成体と外側の電池構成体の電気容量は同じ
    で、内部抵抗を内側の電池構成体ほど高くしたことを特
    徴とするバイポーラ型リチウムイオン2次電池。
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