JP3419212B2 - プレス装置の干渉防止装置 - Google Patents

プレス装置の干渉防止装置

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JP3419212B2
JP3419212B2 JP22314796A JP22314796A JP3419212B2 JP 3419212 B2 JP3419212 B2 JP 3419212B2 JP 22314796 A JP22314796 A JP 22314796A JP 22314796 A JP22314796 A JP 22314796A JP 3419212 B2 JP3419212 B2 JP 3419212B2
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D19/00Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes
    • B21D19/08Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes by single or successive action of pressing tools, e.g. vice jaws
    • B21D19/082Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes by single or successive action of pressing tools, e.g. vice jaws for making negative angles
    • B21D19/086Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes by single or successive action of pressing tools, e.g. vice jaws for making negative angles with rotary cams

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス装置の干渉
防止装置に関し、さらに詳しくは、ワークに負角部を成
形するための負角形成部が形成されたカムを複数隣接さ
せて配設したプレス装置において、このプレス装置によ
りワークを加工する際に、隣接するカムが互いに干渉し
ないようにするためのプレス装置の干渉防止装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】薄板状のワークに負角部を形成する場合
には、スライドカムを用いてプレスの加圧の方向をこの
方向とは異なる方向に変える、所謂寄せ曲げ加工が従来
から行われている。また、これに加えて、ロータリーカ
ムを用いて、負角部が形成されたワークの取り出しを容
易とした成形型が従来から知られている。なお、ここ
で、負角部とは、型を衝合してワークを成形する際に、
型の移動軌跡よりも型内に入り込むように成形される部
分をいう。
【0003】さらに、負角部を曲線形状に成形するため
に、特開平6−344030号公報に開示されているよ
うに、成形するワークの円弧曲線に合わせてロータリー
カムを分割した薄板の成形方法とその成形型が知られて
いる。この成形型についてさらに説明すると、軸方向に
溝を刻設した円柱状のロータリーカムを下型に回転可能
に設け、負角成形部を有するスライドカムをロータリー
カムに対向させて第2型に設けている。ロータリーカム
の溝縁部には負角成形部が形成されている。第1型に
は、成形後ワークを第1型から取り出せる状態までロー
タリーカムを回転後退させる自動復帰装置が設けられて
いる。
【0004】そして、ワークの曲線形状に形成する負角
部を、1本のロータリーカムにより加工できるように、
概略直線状となるまで分割し、この分割されたワークの
負角成形部にそれぞれ専用のロータリーカムおよび自動
復帰装置を設けている。
【0005】さらに、分割されたロータリーカムは、互
いに隣接するロータリーカムとの接合部で干渉しないよ
うに、回転するタイミングをずらすようにされている。
また、成形するワークに変形が生じないように、ロータ
リーカムが回転した後、すなわちワークに負角部を成形
する際に、隣接する下型およびロータリーカムのワーク
支持部並びに負角成形部を滑らかに接続するように設定
してある。各ロータリーカムの回転するタイミングをず
らすため、第1型と第2型とが近接する際に、スライド
カムが当接するようにタイミングプレートが各ロータリ
ーカムに設けられ、各タイミングプレートはロータリー
カムの回転軸からスライドカムが当接されるその先端ま
での距離が異なるように形成されている。
【0006】この成形型にあっては、第1型と第2型と
が近接し、スライドカムがロータリーカムの溝に設けら
れた各タイミングプレートに当接することにより、ロー
タリーカムがそれぞれ所定のタイミングで回転し、負角
成形の待機状態となる。そして、さらに第1型と第2型
とが近接することによりスライドカムがロータリーカム
に近接し、ロータリーカムおよびスライドカムの負角成
形部によってワークに負角部を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術にあっ
ては、互いに隣接するロータリーカムが接合部で干渉し
ないように、各ロータリーカムの回転するタイミングを
ずらすため、各ロータリーカムにタイミングプレートを
それぞれ設けなければならず、構造が複雑となるという
問題があった。これに加えて、第1型と第2型とが近接
し、スライドカムがロータリーカムに設けられたタイミ
ングプレートに当接することにより、ロータリーカムが
回転するのであるが、ロータリーカムの回転軸からタイ
ミングプレートの先端までの距離の設定が困難であり、
また、タイミングプレートの成形精度および取付け精度
等によってロータリーカムを所定のタイミングでの回転
させることが困難であるという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、隣接するカムの干渉を簡単な構造で確
実に防止することができるプレス装置の干渉防止装置を
提供することにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、隣接するカ
ムの干渉を防止するためにカムに当接する際の衝撃を減
少させることができるプレス装置の干渉防止装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、少なくとも1つのロータリ
カムを含む複数のカムを隣接させて配設し、各カムには
ワークに負角部を成形するための負角形成部が滑らかに
連続するように形成されたプレス装置において、隣接す
る前記カムが互いに干渉しないように防止するための干
渉防止装置であって、該カム干渉防止装置は、前記ロー
タリカムとこれに隣接する前記カムとの間に配置され、
前記隣接するカムの移動によって前記ロータリカムを、
前記隣接するカムの移動に応じて回転させて保持するも
のであることを特徴とするものである。
【0011】また、上記目的を達成するために、請求項
2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、カム
干渉防止装置は、一端が前記カムに当接されることによ
り他端が前記ロータリカムを回転させて保持する回動ア
ームと、該回動アームの一端がカムに当接する際の衝撃
を減少させるように回動アームを付勢する付勢手段と、
を有することを特徴とするものである。
【0012】請求項1に係る発明では、隣接させて複数
配設されたカムを移動させて滑らかに連続した負角形成
部を形成する際に、ロータリカムとこれに隣接するカム
との間に配置されたカム干渉防止装置が、隣接するカム
の移動によってロータリカムを、その隣接するカムの移
動に応じて干渉させないようなタイミングで回転させて
保持する。そのため、ロータリカムとこれに隣接するカ
ムとの干渉が防止される。なお、ここで、カム干渉防止
装置が当接するカムとは、ロータリーカムを含む。
【0013】請求項2に係る発明では、請求項1の発明
において、回動アームの一端がロータリカムに隣接する
カムに当接されることにより回動され、その他端が隣接
するカムの移動に応じてロータリカムを回転させて保持
する。そして、隣接するカムが回動アームの一端と当接
するときに、付勢手段によってカムとこのカムに当接さ
れる回動アームとのなす角を小さくするように付勢し、
回動アームがカムに当接する際の衝撃を減少させる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る干渉防止装置が適用
されるプレス装置の実施の一形態を、図1乃至図9に基
づいて、ワークとして自動車のボデーのクォータパネル
を成形する場合によって詳細に説明する。なお、図にお
いて同一符号は同一部分または相当部分とする。
【0015】本発明の実施の形態を説明するために用い
られるクォータパネルの形状は、図1に二点鎖線で示す
ように、ラゲージ部Lが略直線形状で、ルーフパネル接
合部Rが曲線形状に形成される。ラゲージ部Lには、図
2に示すような断面図形状の負角部LFを形成し、ルー
フパネル接合部Rには、図3に示すような断面図形状の
負角部RFを形成する。そして、これらの負角部LF,
RFは連続して形成される。
【0016】ワークは薄板状の鋼板からなるもので、プ
レス装置の下型1上に載置される。下型1には、図1に
示すように、載置されたワークW(クォータパネル)に
対して、ラゲージ部Lを成形する部分に案内カム10が
配置され、また、ルーフパネル接合部Rを成形する部分
にロータリーカム11が配置される。図1に示すよう
に、案内カム10は、矢印kの方向に移動され、ロータ
リーカムは回転軸線C−Cを中心に軸回りに回動され
る。
【0017】案内カム10は、図4に示すように、ワー
クに負角部LFを形成するための負角形成部15が設け
られ、下型1上にスライドプレート16を介して図面左
右方向に摺動可能に設けられている。案内カム10の負
角形成部15から連続する上面には、ワークWを支持す
るワーク支持部17がワークWの形状に適合するように
形成されている。下型1には案内カム10を図4の左右
方向、すなわち前進(図の右方向)および後退(図の右
方向)させるためのシリンダ18が設けられている。さ
らに、下型1および案内カム10には、スライドプレー
ト19が設けられている。
【0018】ロータリーカム11は、図5に示すよう
に、軸方向に溝21が形成された円柱状のものからな
り、下型1上に設けられたベース22とこのベース22
に取付けられたロータリーカム上蓋23とにより、その
軸回りに回動可能に支持されている。ロータリーカム1
1には、ワークWに負角部RFを形成するための負角形
成部24が溝21に隣接して設けられている。また、ロ
ータリーカム11の溝21がベース22の上面と同一平
面を形成した際に、ロータリーカム上蓋23から負角形
成部24にわたってワークWを支持するワーク支持部2
6がワークの形状に適合するように形成されている。さ
らに、この実施の形態においては、ロータリーカム11
にブラッケット27が設けられ、ロータリーカム11を
軸回りに前進回転(図5の時計回り方向)および後退回
転(図5の反時計回り方向)の両方向に回動させるため
のシリンダ28がブラッケットに接続するように設けら
れている。なお、このシリンダ28に代えて、ブラケッ
ト27を引っ張るように、すなわち図5においてロータ
リーカム11を反時計回りの方向に付勢するようにバネ
を設けることもできる。
【0019】この実施の形態の場合、上型2が下型1に
対して近接および離間するように下降および上昇移動さ
れ、上型2を下降させた際に下型1上に載置されたワー
クWを加圧して折り曲げ加工を行う。図4および図5に
示すように、上型2には移動方向に対して傾斜するカム
面30が設けられ、このカム面にスライドカム31,3
2が摺動可能に吊設されている。スライドカム32の先
端には、上型2が下降した際に案内カム10およびロー
タリーカム11に設けられた負角形成部15,24と対
向するように、加工型33,34が取付けられている。
また、図4に示すようにスライドカム31の下面には、
スライドプレート35が設けられ、図5に示すようにス
ライドカム32の下面には、スライドプレート36が設
けられている。
【0020】ワークWに負角部LF,RFを形成する際
には、図6に示すように、案内カム10は矢印kの方向
に前進駆動され、ロータリーカム11はその回動軸C−
Cの回りに前進回転駆動される。ワークWのラゲージ部
Lとルーフパネル接合部Rとに連続した負角部LF,R
Fを成形するために、この実施の形態においては、ロー
タリーカム11の案内カム10と隣接する端部に、オー
バーハング部11aが形成されている。オーバーハング
11a部の先端は、ロータリーカム11の回転軸C−C
の軸回りの回動により、図6の一点鎖線r上を移動す
る。そして、一点鎖線で示したオーバーハング部11a
の先端は、図6の二点鎖線で示したワークWに形成する
負角部LF,RFの境界点Pと一致するようにシリンダ
28により前進回転駆動される。また、ロータリーカム
11の前進回転駆動後、案内カム10のロータリーカム
11と隣接する角部10aの移動軌跡kは、ロータリー
カム11のオーバーハング部11aの先端の移動軌跡
(一点鎖線)rがワークWに形成する負角部LF,RF
の境界点Pと一致するように、シリンダ18により前進
駆動される。ロータリカム11のオーバーハング部11
aの先端と案内カム10の角部10aとがワークWに形
成する負角部LF,RFの境界点Pで一致することによ
り、ロータリカム11と案内カム10との負角形成部1
5,24が連続するように接続される。さらに、ロータ
リカム11が後退回転位置にあり、案内カム10もまた
後退位置にあるときに、両者が干渉しないように、ロー
タリーカム11のオーバーハング部11aの後側(図6
の下側)には逃げ部11bが形成されている。
【0021】ロータリーカム11と案内カム10との間
には、両者の干渉を防止するための干渉防止装置40が
設けられている。この実施の形態の場合の干渉防止装置
40は、図7乃至図9に示すように、概略、隣接する案
内カム10の移動によってロータリカム11を、案内カ
ム10の移動に応じて干渉させないように回動させて保
持するものである。
【0022】下型1のロータリーカム11と案内カム1
0との間には、一端が案内カム10に当接する回動アー
ム41と、回動アーム41の他端に当接し、ロータリー
カム11に形成された押圧面11cを押圧するピン42
とが設けられている。回動アーム41は、その中間部が
下型1に設けられたフレーム43に、軸44により回動
可能に枢着されている。案内カム10のロータリーカム
11と隣接する側部には、スライドプレート45が設け
られている。回動アーム41の一端には、図8および図
9に示すように、案内カム10が前進移動することによ
りスライドプレート45に当接して摺動する面41aが
所定の角度で形成されている。
【0023】一方、ロータリーカム11の案内カム10
と隣接する端部には、押圧することによりロータリーカ
ム11を軸回りに前進回転させる押圧面11cが形成さ
れている。回動アーム41の他端とロータリーカム11
の押圧面11cとの間には、押圧ピン42がその軸方向
に移動可能に設けられている。
【0024】次に、以上のように構成された本発明に係
るプレス装置の干渉防止装置40の作動を図4乃至図9
に基づいて説明する。最初に、ワークWのラゲージ部L
となる部分が案内カム10上のワーク支持部17に支持
され、ルーフパネル接合部Rとなる部分がロータリーカ
ム11のワーク支持部26に支持されるように、ワーク
Wを下型1上に載置して位置決めする。
【0025】シリンダ18および28を所定のタイミン
グで駆動し、案内カム10を前進移動させると共に、ロ
ータリーカム11を前進回転させる。案内カム10が前
進移動することにより、図8に示すように、回動アーム
41の一端の面41aにスライドプレート45が当接
し、これに応じて回動アーム41を所定の角度まで回動
させ、回動アーム41の他端が押圧ピン42を軸方向に
移動させる。これにより、もし、シリンダ28の駆動が
所定のタイミングから遅れることがあっても、押圧ピン
42がロータリーカム11の押圧面11cを押圧するよ
うに軸方向に移動し、ロータリーカム11は前進回転さ
れる。したがって、案内カム10がロータリーカム11
のオーバーハング部11aに干渉するようなことを確実
に防止することができる。また、図9に示すように、回
動アーム41の一端の面41aをスライドプレート45
が摺動することにより、ロータリーカム11は前進回転
が保持される。
【0026】ロータリーカム11の前進回転が完了する
と、ワークWのルーフパネル接合部Rの負角部RFを形
成する準備が整うこととなる。その後、さらに案内カム
10が前進移動すると、回動アーム41を所定の角度に
維持した状態で、回動アーム41の一端の面41aをス
ライドプレート45が摺動し、ワークWにラゲージ部L
の負角部LFを形成する準備が整うこととなる。そし
て、このときにはロータリカム11と案内カム10との
負角形成部15,24は隙間なく滑らかに接続されてい
る。
【0027】次いで、図4および図5に示すように、上
型2を下降させてカム面30に吊設されたスライドカム
31,32を下型2に当接し、スライドカム31,32
を前進させてワークWに負角部LF,RFを形成する。
【0028】ワークWの成形が完了したら、上型2を上
昇させ、シリンダ18を駆動して案内カム10を後退移
動させる。また、案内カム10の後退移動の途中の所定
のタイミングでシリンダ28を駆動してロータリーカム
11を後退回転させる。もし、案内カム10が充分に後
退移動していないときにシリンダ28がロータリーカム
11を後退回転するように駆動されても、回動アーム4
1の一端の面41aに案内カム10のスライドプレート
45が当接して、回動アーム41を所定の角度まで回動
させた状態を保持し、押圧ピン42がロータリーカム1
1の押圧面11cを押圧し続けてその前進回転が保持さ
れているため、ロータリーカム11のオーバーハング部
11aが案内カム10に干渉するようなことを確実に防
止することができる。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態を図10
および図11に基づいて説明する。なお、上述した実施
の形態と同様の部分、または相当する部分については、
上述の実施の形態と同様の符号を付し、その説明を省略
する。
【0030】この実施の形態が上述の実施の形態と異な
る点は、回動アーム41の一端の面41aに対して当接
する案内カム10のスライドプレート45の衝撃を少な
くするように構成している。より具体的には、回動アー
ム41の一端の面41aとこれに当接する案内カム10
のスライドプレート45の面とのなす角α(図8を参
照)を極力小さくするように、回動アーム41を付勢
る付勢手段50を有してしている。
【0031】この実施の形態においては、回動アーム4
1の枢着した軸44と一端の面41aとの間と、フレー
ム43との間に付勢手段としての引っ張りバネ50を設
けることにより、面41aとスライドプレート45の面
とのなす角αを小さくしている。引っ張りバネ50によ
る付勢力は僅かで良い。これにより、回動アーム41
は、軸44を中心に図11において時計方向に付勢さ
れ、したがって、回動アーム41の一端の面41aと案
内カム10のスライドプレート45の面とが平行に近づ
くように付勢される。したがって、回動アーム41の一
端の面41aに案内カム10のスライドプレート45の
面が当接する際のなす角αが小さくなり、衝撃が緩和さ
れて所謂カジリを防止することができる。
【0032】上記実施の形態においては、ロータリーカ
ム11をシリンダ28により回動させる例によって説明
したが、本発明はこれに限定されることなく、シリンダ
28に代えてロータリーカム11を反時計回りの方向に
付勢するようにバネを設けた場合には、上型2を下降さ
せることにより、カム面30に吊設されたスライドカム
32をロータリーカム11の溝21に当接してロータリ
ーカム11を前進回転させ、上型2を上昇させることに
より、カム面30に吊設されたスライドカム32をロー
タリーカム11の溝21から離間させてロータリーカム
11をバネの付勢力により後退回転させるように構成す
ることもできる。この場合においても、上述した干渉防
止装置40の作動は同様である。
【0033】本発明の干渉防止装置40は、少なくとも
1つのロータリーカム11を含む複数のカムを有するプ
レス装置であれば、ワークWとしてクォーターパネル等
の自動車のボデーに限らず、他の薄板状のワークの成形
のために用いられるプレス装置に適用することができ
る。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、カム干渉
防止装置ロータリカムとこれに隣接するカムとの間に
配置されて、隣接するカムの移動によってロータリカム
を、隣接するカムの移動に応じて回転させて保持するよ
う構成したことにより、ロータリカムとこれに隣接する
カムの干渉を簡単な構造で確実に防止することができ
る。
【0035】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
記載の発明において、カム干渉防止装置がカムに当接さ
れてロータリカムを回転させて保持する回動アームと、
この回動アームの一端がカムに当接する際の衝撃を減少
させるように回動アームを付勢する付勢手段と、を有し
ているため、所謂カジリ等、カムに当接する際の衝撃に
よるカム干渉防止装置の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワークとして自動車のボデーのクォータパネル
の略直線形状のラゲージ部と、曲線形状のルーフパネル
接合部に対して、それぞれ案内カムとロータリーカムと
の配置を示す概念図である。
【図2】ラゲージ部の負角部を示す図1のA−A断面図
である。
【図3】ルーフパネル接合部の負角部を示す図1のB−
B断面図である。
【図4】ラゲージ部の負角部を形成するためのプレス装
置を示す断面図である。
【図5】ルーフパネル接合部の負角部を形成するための
プレス装置を示す断面図である。
【図6】案内カムとロータリーカムの接合部を示す拡大
図である。
【図7】本発明に係る干渉防止装置の一実施の形態を示
す斜視図である。
【図8】本発明に係る干渉防止装置の回動アームの一端
の面に案内カムのスライドプレートの面が当接した状態
を示す平面図である。
【図9】本発明に係る干渉防止装置の回動アーム角度を
維持させたまま、その一端の面に案内カムのスライドプ
レートの面が摺動する状態を示す平面図である。
【図10】本発明に係る干渉防止装置の第2の実施の形
態を示す斜視図である。
【図11】図10に示した本発明に係る干渉防止装置の
平面図である。
【符合の説明】
1 下型 2 上型 10 案内カム 11 ロータリーカム 40 干渉防止装置 41 回動アーム 45 スライドプレート 50 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 5/01 B21D 19/08 B21D 37/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのロータリカムを含む複
    数のカムを隣接させて配設し、各カムにはワークに負角
    部を成形するための負角形成部が滑らかに連続するよう
    に形成されたプレス装置において、隣接する前記カムが
    互いに干渉しないように防止するための干渉防止装置で
    あって、 該カム干渉防止装置は、前記ロータリカムとこれに隣接
    する前記カムとの間に配置され、前記隣接するカムの移
    動によって前記ロータリカムを、前記隣接するカムの移
    動に応じて回転させて保持するものであることを特徴
    するプレス装置の干渉防止装置。
  2. 【請求項2】 カム干渉防止装置は、一端が前記カムに
    当接されることにより他端が前記ロータリカムを回転さ
    せて保持する回動アームと、 該回動アームの一端が カムに当接する際の衝撃を減少さ
    せるように回動アームを付勢する付勢手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレス装置の干渉防
    止装置。
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