JP3417891B2 - 電流検出装置 - Google Patents

電流検出装置

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JP3417891B2
JP3417891B2 JP30540699A JP30540699A JP3417891B2 JP 3417891 B2 JP3417891 B2 JP 3417891B2 JP 30540699 A JP30540699 A JP 30540699A JP 30540699 A JP30540699 A JP 30540699A JP 3417891 B2 JP3417891 B2 JP 3417891B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
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  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷に供給される
供給電流を精度良く検出するための電流検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータなどに用
いられる2次電池の充電量を精度良く求めたり、自動車
における電流分配回路を監視することなどを目的とし
て、高精度な電流検出装置が望まれている。高精度な低
抵抗素子であるシャント抵抗を、検出すべき電流が流れ
る配線に直列に介設し、このシャント抵抗で生じる電圧
降下分を検出することで電流値を検出する方法が知られ
ている。
【0003】例えば図10では、PNPトランジスタQ
11,Q12と抵抗R11を用いてシャント抵抗Rsに
流れる負荷電流ILに比例した電流I12を形成し、こ
れを抵抗12を用いて出力電圧VOUTに変換すること
により、負荷電流ILを検出するようにしている。
【0004】また、従来、オペアンプICを用いて、高
精度な低抵抗素子であるシャント抵抗の両端に発生した
電位差を差動増幅し、負荷電流に比例した電圧を出力す
る方法が知られている。しかし、この場合にはオペアン
プICが有するオフセット電圧が出力電圧に重畳される
ため、特に負荷電流が小さいときの精度に問題がある。
これに対して、外付端子に可変抵抗を接続することによ
り出力電圧の調整が可能なオペアンプICも存在する
が、量産には適さない。また、図11に示す回路によ
り、オフセット電圧の影響を解消する方法が知られてい
る。
【0005】図11において、オペアンプOP1の増幅
率が十分に大きい場合には、オペアンプOP1の反転入
力端子と非反転入力端子の電位差は0とみなせる。従っ
て、 I14・R14=(I13+IL)・RS ≒IL・RS となる。但し、R14は抵抗R14の抵抗値、RSはシ
ャント抵抗Rsの抵抗値、I13はオペアンプOP1の
反転入力端子に流入する電流、I14はオペアンプOP
1の非反転入力端子に流入する電流である。
【0006】これによって、PNPトランジスタQ13
のコレクタ電流I14は、 I14≒IL・RS/R14 となり、負荷電流ILに比例した電流を出力することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した図1
0の回路では、高精度な低抵抗素子であるシャント抵抗
Rsを流れる負荷電流ILに比例した電圧が得られる範
囲が狭いため、小電流領域をモニタする場合と、大電流
領域をモニタする場合とで、例えば抵抗R12の抵抗値
を切り替えるなど、異なる回路を用いる必要があるとい
う問題があった。なお、後述する「発明の実施の形態」
の欄において、図3を用いて、図10の回路における負
荷電流と出力電圧との関係について本発明を構成する回
路と比較する。
【0008】また、多数の回路素子を必要とするオペア
ンプICを用いた図11の回路を使用するのは、電流検
出回路のIC化や製造コスト等を考慮すると好ましくな
い。
【0009】本発明は、上記問題を解決するもので、簡
素な構成で電流を精度良く検出することができる電流検
出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電流検出装置
は、電源部と負荷の間に介設された電流検出用抵抗を用
いて電源部から負荷に供給される供給電流値を検出する
電流検出装置において、電流検出用抵抗の抵抗値の所定
倍率である第1抵抗値を有する第1抵抗素子と、負極性
タイプの複数のトランジスタで構成され、電流検出用抵
抗の両端部のうち電源部側の端部が第1抵抗素子を介し
て一方の入力端に接続されると共に両端部のうち負荷側
の端部が他方の入力端に接続される第1カレントミラー
回路と、正極性タイプの複数のトランジスタで構成さ
れ、第1カレントミラー回路の両出力端が両入力端にそ
れぞれ接続された第2カレントミラー回路と、この第2
カレントミラー回路の両出力端の少なくとも一方とアー
ス間に介設される第2抵抗値を有する第2抵抗素子と、
この第2抵抗素子の第2カレントミラー回路側の電圧を
検出する電圧検出手段とを備え、第1カレントミラー回
路を構成するトランジスタの制御端子とアース間にスイ
ッチ手段を設けたことを特徴とするものである。また、
好ましくは、本発明の電流検出装置において、検出した
電圧を用いて供給電流値を求める電流値検出手段を有し
ている。ここで、負極性タイプのトランジスタとは、制
御端子から電流が引き抜かれるときに電流端子間が導通
するタイプのPNPトランジスタやPチャネルFET
(電界効果トランジスタ)などのトランジスタ(電流制
御素子)であり、正極性タイプのトランジスタとは、制
御端子に電流が入力されるときに電流端子間が導通する
タイプのNPNトランジスタやNチャネルFETなどの
トランジスタ(電流制御素子)とする。なお、第2カレ
ントミラー回路を構成するトランジスタの制御端子は第
2カレントミラー回路の一方の入力端に接続され、第1
カレントミラー回路を構成するトランジスタの制御端子
は第2カレントミラー回路の他方の入力端に接続される
ようになっている。
【0011】この構成により、回路起動時に、スイッチ
手段を介して第1カレントミラー回路を構成するトラン
ジスタの制御端子を接地することで、電流が制御端子に
強制的に流れるため、起動に際して回路動作を確実なも
のとすることが可能となる。また、電流検出用抵抗の抵
抗値の所定倍率である第1抵抗値を有する第1抵抗素
子、第1カレントミラー回路および第2カレントミラー
回路抵抗R1を介して負荷電流の一部を精度良く分流
し、その分流した電流の出力端を、第2抵抗値を有する
第2抵抗素子を介して接地するようにしたので、簡単な
構成で、第2抵抗素子から負荷電流に比例した出力電圧
を精度良く得、この出力電圧から負荷電流を精度良く求
めることが可能となる。
【0012】また、好ましくは、本発明の電流検出装置
におけるスイッチ手段は、トランジスタの制御端子を接
地可能なトランジスタ回路を有している。
【0013】この構成により、スイッチ手段をトランジ
スタ回路で簡単に構成することが可能である。
【0014】さらに、好ましくは、本発明の電流検出装
置において、トランジスタ回路を起動する1ショットパ
ルス発生回路を有している。
【0015】この構成により、トランジスタ回路を所定
時間だけオンした後にオフさせるのに、1ショットパル
ス発生回路からの1ショットパルスを用いれば容易に行
うことが可能である。
【0016】さらに、好ましくは、本発明の電流検出装
置において、スイッチ手段をオンオフ制御した後に電圧
検出手段による電圧検出を行うするように制御する制御
手段(本実施形態では制御手段11またはマイクロコン
ピュータ11a)を有している。また、好ましくは、本
発明の電流検出装置において、スイッチ手段をオンオフ
制御した後に電圧検出手段に電圧検出開始信号を出力す
るように制御する制御手段(本実施形態では制御手段1
1)を有している。
【0017】この構成により、電圧検出タイミングを確
実にかつ良好に取ることが可能となる。
【0018】さらに、好ましくは、本発明の電流検出装
置における制御手段は、一定周期毎に電圧検出を行い、
この電圧検出を行わない期間中に、一定周期毎にスイッ
チ手段をオンオフ制御させるものである。
【0019】この構成により、一定周期毎にスイッチ手
段をオンオフ制御させるので、例えばノイズなどによっ
て、第1および第2カレントミラー回路で構成される電
流電圧変換回路が誤動作して停止しても次の周期で再起
動されて、検出電圧が常にモニタ可能である。したがっ
て、第1および第2カレントミラー回路の耐ノイズ性が
向上する。
【0020】さらに、好ましくは、本発明の電流検出装
置は、第1カレントミラー回路は、エミッタが第1抵抗
を介して電流検出抵抗の電源部側に接続された第1トラ
ンジスタと、エミッタが電流検出抵抗の負荷側に接続さ
れ、ベースおよびコレクタが第1トランジスタのベース
に接続された第2トランジスタとを有し、第1トランジ
スタおよび第2トランジスタはPNPトランジスタで構
成され、第2カレントミラー回路は、コレクタが第1ト
ランジスタのコレクタに接続された第3トランジスタ
と、コレクタが第2トランジスタのコレクタに接続さ
れ、ベースが第3トランジスタのベースおよびコレクタ
に接続された第4トランジスタとを有し、第3トランジ
スタおよび第4トランジスタはNPNトランジスタで構
成され、第3トランジスタおよび第4トランジスタの少
なくとも一方のエミッタは第2抵抗素子を介して接地さ
れている。
【0021】この構成により、第1カレントミラー回路
および第2カレントミラー回路がより簡単に構成可能で
ある。
【0022】さらに、好ましくは、本発明の電流検出装
置は、第2抵抗値を有する第3抵抗素子と、第1抵抗素
子と同一の抵抗値を有する第4抵抗素子と、第2抵抗値
と異なる抵抗値を有する第5抵抗素子とを備え、第1カ
レントミラー回路は、エミッタが第4抵抗素子を介して
電流検出抵抗の電源部側に接続され、ベースが第1トラ
ンジスタのベースに接続されたPNPトランジスタから
なる第5トランジスタを更に有し、第3トランジスタは
エミッタが第2抵抗素子を介して接地され、第4トラン
ジスタはエミッタが第3抵抗素子を介して接地され、第
5トランジスタはコレクタが前記第5抵抗素子を介して
接地されており、電圧検出手段は、第5トランジスタの
コレクタの電圧値を更に検出するものである。
【0023】この構成により、第2抵抗素子の第2カレ
ントミラー回路側の電圧と第5抵抗素子の第5トランジ
スタ側の電圧とを、負荷電流の変化による検出電圧の変
化範囲に応じて切り換えて電圧検出を行えば、負荷電流
の変化による検出電圧の変化範囲に比べて、電圧検出手
段の検出可能な電圧範囲が狭い場合でも、精度良く好適
に負荷電流を求めることができる。また、この場合に
も、スイッチ手段によって、起動に際して回路動作を確
実なものとすることが可能となる。
【0024】また、好ましくは、本発明の電流検出装置
は、第2抵抗値を有する所定数の第6抵抗素子を備え、
第1カレントミラー回路は、エミッタがそれぞれ第1ト
ランジスタのエミッタに接続され、ベースがそれぞれ第
1トランジスタのベースに接続されたPNPトランジス
タからなる所定数の第6トランジスタを有し、所定数の
第6トランジスタのコレクタはそれぞれ第6抵抗素子を
それぞれ介して接地されている。
【0025】この構成により、第2抵抗素子および所定
数の第6抵抗素子に流れる電流は、互いに等しいレベル
になるので、検出電圧が低くなって、電圧検出手段を低
消費電力の回路部品で構成することができ、回路の小型
化及び低コスト化が図られる。また、この場合にも、ス
イッチ手段によって、起動に際して回路動作を確実なも
のとすることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の電流
検出装置を含む電流供給装置の構成図である。図1にお
いて、電流供給装置1は、電源部2とアースとの間に、
電流供給用のFET3および負荷4が直列に接続され、
駆動回路5からの駆動電圧によりFET3が制御されて
負荷電流IL を電源部2から負荷4に供給するように
なっている。このFET3と負荷4の間には電流検出装
置6が介設され、電流検出装置6により電源部2から負
荷4に供給される負荷電流IL が検出されるものであ
る。
【0027】電流検出装置6は、FET3と負荷4の間
に介設されたシャント抵抗Rs(電流検出用抵抗)と、
シャント抵抗RsのFET3側に接続された抵抗R1
(第1抵抗素子)と、第1カレントミラー回路7と、第
2カレントミラー回路8と、第2カレントミラー回路8
の両出力端とアース間に介設された抵抗R2(第2抵抗
素子)と、抵抗R2の第2カレントミラー回路8側の出
力電圧VOUTを検出し、出力電圧VOUTを用いて負
荷電流が正常範囲内かどうか判定する電圧検出回路9と
を備え、シャント抵抗Rsから第1カレントミラー回路
7および第2カレントミラー回路8を介し、負荷電流I
L に比例した電流を抵抗R2で電圧に変換し、これを
電圧検出回路9で検出するようになっている。また、電
流検出装置6は、第1カレントミラー回路7を構成する
トランジスタの制御端子(ベース)とアース間に介設さ
れたスイッチ手段10と、スイッチ手段をオンオフさせ
た後に、電圧検出回路9に電圧検出開始信号を出力する
ように制御する制御手段11とを備えている。
【0028】シャント抵抗Rsは、既知の抵抗値RS
を有する高精度な低抵抗素子で電流検出用抵抗を構成す
る。抵抗R1は、シャント抵抗Rsの抵抗値の所定倍率
である第1抵抗値を有している。
【0029】第1カレントミラー回路7は、シャント抵
抗Rsの電源部側の一端が第1抵抗素子を介して一方の
入力端に接続されると共にシャント抵抗Rsの負荷4側
の一端が他方の入力端に接続されている。具体的に説明
すると、第1カレントミラー回路7は、トランジスタ特
性が同一のPNPトランジスタからなるトランジスタQ
1(第1トランジスタ)およびトランジスタQ2(第2
トランジスタ)で構成され、トランジスタQ1のエミッ
タは、抵抗R1を介してシャント抵抗Rsの電源部2側
に接続され、トランジスタQ1のベースはトランジスタ
Q2のベースおよびコレクタに接続され、トランジスタ
Q2のエミッタは、シャント抵抗Rsの負荷4側に接続
されている。トランジスタQ1およびトランジスタQ2
のエミッタ側は第1カレントミラー回路7の両入力端を
構成し、また、トランジスタQ1およびトランジスタQ
2のコレクタ側は第1カレントミラー回路7の両出力端
を構成している。
【0030】第2カレントミラー回路8はトランジスタ
特性が同一のNPNトランジスタからなるトランジスタ
Q3(第3トランジスタ)およびトランジスタQ4(第
4トランジスタ)で構成され、トランジスタQ3のコレ
クタはトランジスタQ1のコレクタに接続され、トラン
ジスタQ3のベースはトランジスタQ3のコレクタおよ
びトランジスタQ4のベースに接続され、トランジスタ
Q4のコレクタはトランジスタQ2のコレクタに接続さ
れている。トランジスタQ3およびトランジスタQ4の
コレクタ側は第2カレントミラー回路8の両入力端を構
成し、また、トランジスタQ3およびトランジスタQ4
のエミッタ側は第2カレントミラー回路8の両出力端を
構成している。
【0031】なお、図1の回路において、PNPトラン
ジスタQ1,Q2からなるトランジスタ群T1及びNP
NトランジスタQ3,Q4からなるトランジスタ群T2
は、それぞれ、同一半導体ウェハ上の隣接トランジスタ
を利用することなどにより、ベース・エミッタ間電圧V
beの差がほとんど無視できるような同一のトランジス
タ特性を有する構成にしている。
【0032】例えば、ディスクリート部品で回路を構成
する場合には、隣接する2個のトランジスタを1パッケ
ージに収容したものが市販されているので、それを利用
すればよい。また、ICを用いる場合には、半導体ウェ
ハ上でトランジスタQ1とトランジスタQ2を隣接して
配置し、トランジスタQ3とトランジスタQ4を隣接し
て配置することにより、それぞれベース・エミッタ間電
圧Vbeの差をほとんど無視できる程度のレベルにする
ことができる。
【0033】抵抗R2は第2抵抗値を有し、トランジス
タQ3およびトランジスタQ4のエミッタとアース間に
介設されている。
【0034】電圧検出回路9は、トランジスタQ3およ
びトランジスタQ4のエミッタの出力電圧VOUT を
検出する電圧検出手段を構成している。また、電圧検出
回路9は、検出した電圧値を用いて負荷電流IL が正
常範囲内にあるかどうかを判定する負荷電流判定手段
(電流値検出手段)を構成している。具体的に説明する
と、例えば、電圧検出回路9が1つのコンパレータ(比
較器)で構成される場合には、コンパレータによって出
力電圧VOUTと基準電圧(下限基準電圧または上限基
準電圧)とが比較されて、負荷電流IL が正常範囲内
にあるかどうかが、コンパレータの出力によって判定さ
れ得るように構成することができる。また、電圧検出回
路9が2つのコンパレータ(比較器)で構成される場合
には、第1コンパレータによって出力電圧VOUTと下
限基準電圧とが比較され、負荷電流IL が下限範囲内
にあるかどうかが、第1コンパレータの出力によって判
定され得る。また、第2コンパレータによって出力電圧
VOUTと上限基準電圧とが比較され、負荷電流IL
が上限範囲内にあるかどうかが、第2コンパレータの出
力によってを判定され得る。第1コンパレータと第2コ
ンパレータの出力をアンドゲートに入力し、アンドゲー
トの出力によって負荷電流IL が正常範囲内にあるか
どうかが判定され得る。
【0035】スイッチ手段10は、図2に示すように、
トランジスタ回路101と、このトランジスタ回路10
1を起動する1ショットパルス発生回路102とを有し
ている。
【0036】トランジスタ回路101は、トランジスタ
Q8のコレクタが抵抗R6を介してトランジスタQ1お
よびトランジスタQ2のベースに接続され、トランジス
タQ8のエミッタは接地されて構成されている。1ショ
ットパルス発生回路102は、その出力端がトランジス
タQ8のベースに接続され、その入力端へのトリガ信号
によってトランジスタQ8のベースに、所定時間の1シ
ョットパルスを出力するようになっている。また、1シ
ョットパルス発生回路102は、電源部2から電源Vc
cが供給されている。
【0037】制御手段11は、電源投入時に1回のみ回
路駆動信号としてトリガ信号を1ショットパルス発生回
路102に出力させ、その所定時間経過後に、電圧検出
回路9の駆動開始信号を出力させるように制御するよう
になっている。
【0038】ここで、スイッチ手段10を設ける理由に
ついて以下に説明を行う。これは、トランジスタQ1あ
るいはトランジスタQ2のベースにベース電流が流れる
経路がないと回路が動作しないためである。なお、スイ
ッチ手段10を設けなくても、第1カレントミラー回路
7および第2カレントミラー回路8は動作し得るが、動
作の安定性が十分ではない。即ち、実際の回路動作にお
いては、シャント抵抗Rsに発生する電圧降下により流
れる図1に示す電流ILOによって、トランジスタQ1が
コレクタ電流を流し、それが下段のトランジスタQ3お
よびトランジスタQ4のベース電流となり、第1カレン
トミラー回路7および第2カレントミラー回路8には電
流I1,I2が流れる。これも、トランジスタQ2のB
−E間の寄生容量を経由して流れるために第1カレント
ミラー回路7および第2カレントミラー回路8が動作す
る。または、各トランジスタのコレクタ漏れ電流により
回路が動作することもある。このように、上記回路動作
が実際のトランジスタの内部構造(寄生容量)に起因し
て動作が成り立っており、トランジスタの組み合わせや
回路定数によっては安定した動作が確実に為されない。
また、ノイズや温度変化などによる誤動作(寄生容量変
化などによる回路停止)も発生し得る。したがって、安
定した回路動作を確実に行うために、回路起動時にスイ
ッチ手段10を介して接地することで、トランジスタQ
1およびトランジスタQ2のベースにベース電流が流れ
る経路を強制的に設けるようにしている。
【0039】次に、トランジスタ回路101の駆動から
所定時間経過後に電圧検出回路9を駆動開始させる理由
について以下に説明を行う。
【0040】トランジスタQ8のオンによりトランジス
タQ1およびトランジスタQ2のベースにベース電流を
確実に流し、第1カレントミラー回路7および第2カレ
ントミラー回路8を強制的に動作させるようにしてい
る。このトランジスタQ8がオンのときはトランジスタ
Q1,Q2のベースが接地されているため、出力電圧V
OUTは、負荷電流ILとは関係ない電圧(負荷電流I
Lとは比例しない電圧)が出力されている。このため、
トランジスタQ8がオンの間は出力電圧VOUTを電圧
検出回路9によってモニタしないようにしている。その
後、トランジスタQ8がオフしても、所謂自己保持回路
の機能によって電流I1,I2は流れ続けるため、第1
カレントミラー回路7および第2カレントミラー回路8
は動作し続け、負荷電流ILの変化に比例した出力電圧
VOUTが得られる。
【0041】次に、電流値検出手段において、出力電圧
VOUT から、負荷電流IL を求める原理について説
明する。まず、抵抗R1は、下記数1に示すように、シ
ャント抵抗Rsの抵抗値RS のN倍(所定倍率)の抵
抗値R1を有するものを採用している。 (数1) R1=N・RS トランジスタQ1,Q2のベースとFET3のソースと
の電位差について下記数2が得られる。 (数2) I2・R1+Vbe(Q1)=(I1+IL)・RS+Vbe
(Q2) 但し、図1に示すように、I1はトランジスタQ2に流
れるコレクタ電流、I2はトランジスタQ1に流れるコ
レクタ電流で、Vbe(Q1)はトランジスタQ1のベー
ス・エミッタ間電圧、Vbe(Q2)はトランジスタQ2
のベース・エミッタ間電圧である。
【0042】また、トランジスタQ1とトランジスタQ
2とは、上述したように、特性がほぼ同一のトランジス
タを採用しているので、下記数3が得られる。 (数3) Vbe(Q1)=Vbe(Q2) 上記数1、数3を上記数2に代入すると、下記数4が得
られる。 (数4) I2=(I1+IL)/N また、図1の回路において、トランジスタQ3,Q4
は、いわゆるカレントミラー回路を構成している。この
カレントミラー回路では、共通のエミッタ抵抗R2を接
続しており、かつ、上述したように特性がほぼ同一のト
ランジスタを採用していることからベース・エミッタ間
電圧が等しいので、下記数5が得られる。 (数5) IC(Q3)=IC(Q4) 但し、IC(Q3)はトランジスタQ3に流れるコレクタ
電流、IC(Q4)はトランジスタQ4に流れるコレクタ
電流である。
【0043】ここで、一般に、トランジスタのhFE=
(コレクタ電流)/(ベース電流)は十分に大きいので、各
トランジスタのエミッタ電流とコレクタ電流は等しいと
みなすことができ、下記数6、下記数7、下記数8が得
られる。 (数6) IC(Q3)=I2 (数7) IC(Q4)=I1 (数8) IC(Q3)=IE(Q3) IC(Q4)=IE(Q4) 従って、上記数5、数6、数7より (数9) I2=I1 となる。従って、上記数4、数9より、 (数10) I2=I1=IL/(N−1) となる。また、上記数6、数8より、 (数11) I2=IE(Q3) となる。従って、上記数10、数11より、電圧検出回
路9への出力電圧VOUTは、 (数12) VOUT=2・R2・I1 =2・R2・IL/(N−1) となる。従って、抵抗R2の抵抗値R2 及び数値Nが
既知であるので、電圧検出回路9において、 (数13) IL=VOUT・(N−1)/(2・R2) によって、負荷電流ILが求められる。
【0044】例えば、RS=10(mΩ)、R1=1(k
Ω)、R2=33(kΩ)とすると、IL=3(A)のときはV
OUT=2(V)となる。
【0045】上記構成により、以下その動作を説明す
る。まず、電源が投入されると、電源部2が駆動して駆
動回路5も駆動を開始する他、制御手段11も駆動を開
始する。駆動回路5の駆動でFET3がオンされ、シャ
ント抵抗Rsを介して負荷4に負荷電流ILが供給され
る。また、制御手段11の駆動により、制御手段11は
トリガ信号を1ショットパルス発生回路102に出力さ
せ、1ショットパルス発生回路102はトリガ信号を受
けてトランジスタQ8のベースに1ショットパルスを出
力させる。これによって、トランジスタQ8が所定時間
だけオンしてトランジスタQ1およびトランジスタQ2
のベースが接地され、トランジスタQ1およびトランジ
スタQ2のベースにベース電流が流れて、第1カレント
ミラー回路7および第2カレントミラー回路8が強制的
に動作させられる。
【0046】次に、トランジスタQ8はオフしても第1
カレントミラー回路7および第2カレントミラー回路8
には電流I1,I2が流れ続けるため、第1カレントミ
ラー回路7および第2カレントミラー回路8は動作し続
け、負荷電流ILの変化に比例した電流電圧変換出力と
しての出力電圧VOUTが得られる。
【0047】この時点で、制御手段11は、電圧検出回
路9の駆動開始信号を出力させるように制御して、電圧
検出回路9は出力電圧VOUTをモニタして検出する。
【0048】さらに、電圧検出回路9は、負荷電流判定
手段により、検出した出力電圧VOUTから負荷電流I
Lを求め、その負荷電流IL が正常範囲内にあるかど
うかを判定する。この判定結果に応じて判定表示を行っ
たり、負荷電流ILの値を表示したりすることができ
る。
【0049】図3(a)は負荷電流IL の5(A)から5
0(A)までの変化を示す図で、横軸には単位はない。図
3(b)は、図3(a)のように負荷電流IL が変化
したときの図1の回路及び図10の回路における(負荷
電流IL)/(出力電圧VOUT)の変化を比較した図で
ある。
【0050】図3(b)において、図1の回路における
(IL)/(VOUT)の最小値は23.4、最大値は24.8であ
り、図10の回路における(IL)/(VOUT)の最小値
は19.8、最大値は23.75である。
【0051】すなわち、図1の回路では(IL)/(VO
UT)の変動は±3%に納まっているのに対して、図1
0の回路では±9%もの変動がある。従って、図10の
回路を用いて負荷電流が小さい領域を精度良く検出する
ためには、図10の抵抗R12の抵抗値を切り替える必
要があるのに対し、図1の回路では、その必要がない。
【0052】以上により、本実施形態によれば、回路起
動時に、スイッチ手段10を介してトランジスタQ1お
よびトランジスタQ2のベースを接地することで、ベー
ス電流が流れる経路を強制的に設けるようにしているた
め、起動に際して回路動作を確実なものとすることがで
きる。つまり、本実施形態によれば、第1カレントミラ
ー回路7および第2カレントミラー回路8を単に接続し
ただけの構造では、回路動作が実際のトランジスタの内
部構造(寄生容量)に起因して成り立っており、トラン
ジスタの組み合わせや回路定数によっては安定した動作
が確実に為されず、また、ノイズや温度変化などによる
誤動作(寄生容量変化などによる回路停止)も発生する
が、これらを解消することができるものである。
【0053】また、抵抗R1を介してシャント抵抗Rs
の電源部1側にトランジスタQ1を接続し、トランジス
タQ2をシャント抵抗Rsの負荷4側に接続し、第2カ
レントミラー回路8を構成するトランジスタQ3,Q4
をそれぞれトランジスタQ1,Q2に接続することによ
り、負荷電流IL の一部を精度良く分流し、その分流
した電流の出力端を抵抗R2を介して接地するようにし
たので、負荷電流ILに比例した電圧を精度良く得るこ
とができ、これによって負荷電流IL を精度良く求め
ることができる。
【0054】なお、本発明は、上記実施形態に限らず、
以下の変形形態を採用することができる。
【0055】(1)上記実施形態では、制御手段11
は、電源投入時にトリガ信号を1ショットパルス発生回
路102に出力させてトランジスタ回路101をオンさ
せたが、1ショットパルス発生回路102を設けずに、
図4に示すように、制御手段11が、電源投入時に所定
時間だけオンする回路駆動用のパルス信号をトランジス
タ回路101に直接出力するようにしてもよい。この場
合、トランジスタ回路101だけでスイッチ手段10a
が構成される。
【0056】(2)上記実施形態では、トランジスタ回
路101を所定時間だけ駆動させるための1ショットパ
ルス発生回路102および制御手段11、さらには電圧
検出回路9を設けたが、これらの機能を、図5に示すよ
うなマイクロコンピュータ11aに行わせることもでき
る。この場合、マイクロコンピュータ11aによって、
I/Oポートからの回路駆動信号によりトランジスタQ
8を一旦動作させ、一定時間後にオフした後にA/Dポ
ートより出力電圧VOUTを読み取るように制御するこ
ともできる。この回路構成であれば、A/Dポートは連
続的に電圧値を読み取ることはなく一定周期毎に電圧値
を読み取るため、電圧値を読み取らない期間中に、周期
毎にトランジスタQ8をオンオフさせることも可能であ
る。本実施形態のように回路起動時に1回だけトランジ
スタQ8をオンオフさせる場合のように、ノイズなどに
よって、カレントミラー回路で構成される電流電圧変換
回路が誤動作して停止しても、一定時間毎にトランジス
タQ8をオンオフ制御してカレントミラー回路を強制的
に起動させるようにするため、カレントミラー回路に耐
ノイズ性があるというメリットがある。この場合、マイ
クロコンピュータ11aは、上記した電圧検出手段と、
検出した電圧値から負荷電流ILを計算により求める電
流値検出手段と、求めた負荷電流IL が正常範囲内に
あるかどうかを判定する負荷電流判定手段との機能を内
部に有している。
【0057】電流値計算手段においては、出力電圧VO
UT から負荷電流IL を求める上記原理に基づいて計
算が為されるものである。
【0058】(3)図6は、図1の電流検出装置の一変
形形態を示す回路図である。なお、図1と同一部材につ
いては同一符号を付す。図6において、電流検出装置1
2は、図1の構成に加えて、抵抗値R2 の抵抗R3
(第3抵抗素子)と、抵抗値R1の抵抗R4(第4抵抗
素子)と、抵抗値R5(R5≠R2)の抵抗R5(第5
抵抗素子)と、PNPトランジスタからなり、ベース・
エミッタ間電圧がトランジスタQ1とほぼ等しいトラン
ジスタQ5(第5トランジスタ)とを備えている。
【0059】そして、トランジスタQ4のエミッタを、
トランジスタQ3のエミッタに接続せずに、抵抗R3を
介して接地している。従って、図6の回路では、トラン
ジスタQ3のエミッタからの出力電圧VOUT1は、 (数14) VOUT1=R2・IL/(N−1) となる。
【0060】また、トランジスタQ5のエミッタは、抵
抗R4を介してシャント抵抗Rsの電源部1側に接続さ
れ、トランジスタQ5のベースは、トランジスタQ1の
ベースに接続され、トランジスタQ5のコレクタは、抵
抗R5を介して接地されている。また、電圧検出回路9
は、更に、トランジスタQ5のコレクタの電圧値VOU
T2を検出し、この検出電圧値から負荷電流IL を求
めるものである。
【0061】図6の回路において、抵抗R1,R4の抵
抗値がR1 で等しく、トランジスタQ5の特性は、ト
ランジスタQ1と同一になるように構成されているの
で、図6に示すように、トランジスタQ1と等しい電流
I2 がトランジスタQ5に流れることとなる。
【0062】従って、トランジスタQ5のコレクタから
の出力電圧VOUT2は、 (数15) VOUT2=R5・IL/(N−1) となる。
【0063】この形態によれば、抵抗R1と同一抵抗値
の抵抗R4を介してシャント抵抗RsのFET3側に接
続され、トランジスタQ1と同一特性を有するトランジ
スタQ5を備え、コレクタ抵抗R5の抵抗値を抵抗R2
の抵抗値と異なる適当な値に設定することによって、同
一レベルの負荷電流IL に対して、異なるレベルの電
圧VOUT1,VOUT2を同時に出力することができ
る。
【0064】従って、負荷電流IL の変化による出力
電圧VOUT の変化範囲に比べて、電圧検出回路9の
検出可能な電圧範囲が狭い場合でも、精度良く好適に負
荷電流IL を検出することができる。
【0065】(4)図7は、図1の電流検出装置におけ
る他の変形形態を示す回路図である。なお、図1と同一
部材については同一符号を付す。図7において、電流検
出装置13は、図1の回路に加えて、抵抗値R2 の抵
抗R3(第3抵抗素子)と、抵抗値R2 の抵抗R61
〜R64(第6抵抗素子)と、ベース・エミッタ間電圧
がトランジスタQ1とほぼ等しいPNPトランジスタQ
61〜Q64とを備えている。
【0066】そして、トランジスタQ4のエミッタは、
トランジスタQ3のエミッタに接続せずに、抵抗R3を
介して接地している。また、PNPトランジスタQ61
〜Q64のエミッタは、それぞれトランジスタQ1のエ
ミッタに接続され、PNPトランジスタQ61〜Q64
のベースは、それぞれトランジスタQ1のベースに接続
され、PNPトランジスタQ61〜Q64のコレクタ
は、それぞれ抵抗R61〜R64を介して接地されてい
る。
【0067】この形態によれば、抵抗R2,R61〜R
64に流れる電流は、互いに等しいレベルになるので、
それぞれI1 /5になることから、これによって電圧
検出回路9を低消費電力の回路部品で構成することがで
き、回路の小型化及び低コスト化を図ることができる。
【0068】なお、図7では、4個の抵抗R61〜R6
4及びPNPトランジスタQ61〜Q64を備えている
が、4個に限らず、所定数M個であればよい。これによ
って、M個の抵抗及び抵抗R2に流れる電流がI1 /
(M+1)となり、消費電力を低減することができる。
【0069】また、この形態において、負荷電流ILを
精度良く検出するためにはトランジスタQ1,Q2,Q
61〜Q64の特性を一致させる必要があるので、トラ
ンジスタ回路をICにより均質に構成することが好まし
い。
【0070】ここで、半導体ウェハ上に形成された集積
回路(Integrated Circuit、以下「IC」という。)に
おける素子の特性のばらつきについて説明する。
【0071】ICは、半導体(一般にはシリコン)のイ
ンゴットから切り出された1枚のウェハ上に公知の回路
形成工程によって多数の同一回路を形成した後に、回路
(チップ)毎にダイシングしてモールドすることによっ
て製造される。
【0072】従って、ICにおける素子の特性のばらつ
きは、1枚のウェハ内部のチップ間で発生するばらつき
と、ウェハ間のばらつきと、ウェハを切り出したインゴ
ット間のばらつきとに分けることができる。
【0073】ICにおける素子の特性のばらつきは、回
路形成工程におけるばらつき、すなわちエッチング工程
のばらつき、露光工程のばらつき、不純物拡散工程の拡
散度合いのばらつき、各工程における温度のばらつきな
どの要因によって生じる。
【0074】この内で、上記ばらつき要因であるエッチ
ング、露光、不純物拡散の各工程はウェハ毎に行われ、
同一ウェハでは各工程の温度も同一であるので、1枚の
ウェハ内部のチップ間では、特性のばらつきが生じにく
い。特に、同一チップ内で近接して形成される素子間に
おけるばらつきは、殆ど無視することができる。
【0075】従って、トランジスタQ1,Q2,Q61
〜Q64の特性の相対的なばらつき、トランジスタQ
3,Q4の特性の相対的なばらつき、抵抗R2,R3,
R61〜R64の抵抗値の相対的なばらつきは、それぞ
れ非常に低いレベルにすることができる。
【0076】(5)図8は、図1の電流検出装置におけ
るさらに他の変形形態を示す回路図である。なお、図1
と同一部材については同一符号を付す。図8において、
電圧検出回路9を、整流素子としてのダイオードD1を
介して接地している。これによって、例えばバッテリか
らなる電源部2を回路に接続する際に、誤って正極と負
極とが逆に接続された場合でも、電圧検出回路9の内部
回路を保護することができる。しかし、この回路構成で
は、電圧検出回路9による検出電圧がダイオードD1の
順方向電圧分だけ上昇してしまう。
【0077】そこで、図8では、図1に対して抵抗R2
の接続位置を変更するとともに、電圧検出回路9による
電圧の検出点を変更している。すなわち、抵抗R2をト
ランジスタQ1のコレクタとトランジスタQ3のコレク
タとの間に介設し、トランジスタQ1のコレクタを電圧
検出回路9に接続している。
【0078】これによって、出力電圧VOUT のレベ
ルがダイオードD1の順方向電圧に等しいトランジスタ
Q3のベース・エミッタ間電圧だけ上昇するので、第1
実施形態と同様に、精度良く好適に負荷電流IL を検
出することができる。
【0079】なお、図1に対して電圧検出回路9による
電圧の検出点のみを変更し、抵抗R2の接続位置は、図
1と同一位置、すなわち図8中、破線で示すブロックA
の位置のままでもよい。この場合でも、同様に、出力電
圧VOUT のレベルをトランジスタQ3のベース・エ
ミッタ間電圧分だけ上昇させることができる。また、ト
ランジスタQ3,Q4のエミッタとアースとの間に抵抗
R2を接続することになるので、図8の場合に比べて、
トランジスタQ3,Q4からなるカレントミラー回路を
好適に動作させることができる。
【0080】(6)上記実施形態の図1において、トラ
ンジスタQ3のコレクタとトランジスタQ3のベースと
を直結しているが、これに代えて、図9に示すように、
NPNトランジスタQ7を備えるようにしてもよい。す
なわち、トランジスタQ7のベースをトランジスタQ3
のコレクタに接続し、エミッタをトランジスタQ3のベ
ースに接続し、コレクタをシャント抵抗RsのFET3
側に接続する。
【0081】この形態によれば、トランジスタQ3のコ
レクタ電流から引き抜かれる減少分が1/hFEになる
ので、トランジスタQ3,Q4からなるカレントミラー
回路の特性を向上させることができる。
【0082】(7)負荷4は、上記実施形態及び各変形
形態では、図1、図6〜図9に示すようにランプとして
いるが、これに限らない。例えば2次電池とすることに
より、電源部から2次電池に供給される供給電流として
の充電電流を精度良く検出することができ、2次電池の
充電量を精度良く求めることができる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、請求項1,2によれば、
回路起動時に、スイッチ手段を介して第1カレントミラ
ー回路を構成するトランジスタの制御端子を接地するこ
とで、電流がトランジスタの制御端子に強制的に流れる
ため、起動に際して回路動作を確実なものとすることが
できる。また、電流検出用抵抗の抵抗値の所定倍率であ
る第1抵抗値を有する第1抵抗素子、第1カレントミラ
ー回路および第2カレントミラー回路を介して負荷電流
の一部を精度良く分流し、その分流した電流の出力端
を、第2抵抗値を有する第2抵抗素子を介して接地する
ようにしたため、第2抵抗素子から負荷電流に比例した
出力電圧を精度良く得ることができ、この出力電圧から
負荷電流を精度良く求めることができる。
【0084】また、請求項3によれば、第1カレントミ
ラー回路のトランジスタの制御端子を接地するスイッチ
手段は、トランジスタ回路で簡単に構成することができ
る。
【0085】さらに、請求項4によれば、トランジスタ
回路を所定時間だけオンした後にオフさせるのに、1シ
ョットパルス発生回路からの1ショットパルスを用いれ
ば容易に行うことができる。
【0086】さらに、請求項5によれば、スイッチ手段
をオンオフ制御した後に電圧検出手段に電圧検出開始信
号を出力するように制御するため、電圧検出検出タイミ
ングを確実に取ることができる。
【0087】さらに、請求項6によれば、一定周期毎に
スイッチ手段をオンオフ制御させるため、例えばノイズ
などによって、第1および第2カレントミラー回路で構
成される電流電圧変換回路が誤動作して停止しても次の
周期で再起動し、検出電圧を常にモニタすることができ
る。したがって、第1および第2カレントミラー回路の
耐ノイズ性を向上させることができる。
【0088】さらに、請求項7によれば、第1カレント
ミラー回路および第2カレントミラー回路が簡単に構成
できる。
【0089】さらに、請求項8によれば、負荷電流の変
化による検出電圧の変化範囲に比べて、電圧検出手段の
検出可能な電圧範囲が狭い場合でも、精度良く好適に負
荷電流を求めることができる。また、この場合にも、ス
イッチ手段によって、起動に際して回路動作を確実なも
のとすることができる。
【0090】さらに、請求項9によれば、第2抵抗素子
および所定数の第6抵抗素子に流れる電流は、互いに等
しいレベルになるので、電圧検出手段を低消費電力の回
路部品で構成することができ、回路の小型化及び低コス
ト化を図ることができる。また、この場合にも、スイッ
チ手段によって、起動に際して回路動作を確実なものと
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電流検出装置を含む電流
供給回路の構成図である。
【図2】図1のスイッチ手段の構成を示すブロックであ
る。
【図3】(a)は負荷電流IL の5(A)から50(A)ま
での変化を示す図、(b)は(a)のように負荷電流I
L が変化したときの図1の回路及び図7の回路におけ
る(負荷電流IL)/(出力電圧VOUT)の変化を比較し
た図である。
【図4】図1のスイッチ手段における他の構成例を示す
回路図である。
【図5】図1のスイッチ手段および電圧検出回路におけ
る他の構成例を示す回路図である。
【図6】図1の電流検出装置の一変形形態を示す回路図
である。
【図7】図1の電流検出装置における他の変形形態を示
す回路図である。
【図8】図1の電流検出装置におけるさらに他の変形形
態を示す回路図である。
【図9】図1の電流検出装置におけるさらに別の変形形
態を示す回路図である。
【図10】従来の電流検出回路の一例を示す回路図であ
る。
【図11】従来の電流検出回路の他の一例を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 電流供給装置 6,12,13 電流検出装置 7 第1カレントミラー回路 8 第2カレントミラー回路 9 電圧検出回路 10,10a スイッチ手段 11 制御手段 11a マイクロコンピュータ 101 トランジスタ回路 102 1ショットパルス発生回路 Q1〜Q8 トランジスタ Rs シャント抵抗(電流検出用抵抗) R1 抵抗(第1抵抗素子) R2 抵抗(第2抵抗素子) R3 抵抗(第3抵抗素子) R4 抵抗(第4抵抗素子) R5 抵抗(第5抵抗素子) R61〜R64 抵抗(第6抵抗素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 剛 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−67613(JP,A) 特開 平4−366772(JP,A) 特開 平11−51983(JP,A) 特開 平11−160368(JP,A) 特開2000−147027(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/00 - 19/32 G05F 1/10 301 G05F 3/26

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源部と負荷の間に介設された電流検出
    用抵抗を用いて前記電源部から前記負荷に供給される供
    給電流値を検出する電流検出装置において、 前記電流検出用抵抗の抵抗値の所定倍率である第1抵抗
    値を有する第1抵抗素子と、負極性タイプの複数のトラ
    ンジスタで構成され、前記電流検出用抵抗の両端部のう
    ち前記電源部側の端部が前記第1抵抗素子を介して一方
    の入力端に接続されると共に前記両端部のうち前記負荷
    側の端部が他方の入力端に接続される第1カレントミラ
    ー回路と、正極性タイプの複数のトランジスタで構成さ
    れ、前記第1カレントミラー回路の両出力端が両入力端
    にそれぞれ接続される第2カレントミラー回路と、該第
    2カレントミラー回路の両出力端の少なくとも一方とア
    ース間に介設された第2抵抗値を有する第2抵抗素子
    と、該第2抵抗素子の前記第2カレントミラー回路側の
    電圧を検出する電圧検出手段とを備え、 前記第1カレントミラー回路を構成するトランジスタの
    制御端子とアース間にスイッチ手段を設けたことを特徴
    とする電流検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出した電圧を用いて前記供給電流
    値を求める電流値検出手段を有したことを特徴とする請
    求項1記載の電流検出装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ手段は、前記トランジスタ
    の制御端子を接地可能なトランジスタ回路を有したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の電流検出装置。
  4. 【請求項4】 前記トランジスタ回路を起動する1ショ
    ットパルス発生回路を有したことを特徴とする請求項3
    記載の電流検出装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ手段をオンオフ制御した後
    に前記電圧検出手段による電圧検出を行うするように制
    御する制御手段を有したことを特徴とする請求項1〜4
    の何れかに記載の電流検出装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、一定周期毎に前記電圧
    検出を行い、前記電圧検出を行わない期間中に、一定周
    期毎に前記スイッチ手段をオンオフ制御させることを特
    徴とする請求項5記載の電流検出装置。
  7. 【請求項7】 前記第1カレントミラー回路は、エミッ
    タが前記第1抵抗を介して前記電流検出抵抗の電源部側
    に接続された第1トランジスタと、エミッタが前記電流
    検出抵抗の負荷側に接続され、ベースおよびコレクタが
    前記第1トランジスタのベースに接続された第2トラン
    ジスタとを有し、前記第1トランジスタおよび第2トラ
    ンジスタはPNPトランジスタで構成され、 前記第2カレントミラー回路は、コレクタが前記第1ト
    ランジスタのコレクタに接続された第3トランジスタ
    と、コレクタが前記第2トランジスタのコレクタに接続
    され、ベースが前記第3トランジスタのベースおよびコ
    レクタに接続された第4トランジスタとを有し、前記第
    3トランジスタおよび第4トランジスタはNPNトラン
    ジスタで構成され、 前記第3トランジスタおよび第4トランジスタの少なく
    とも一方のエミッタは前記第2抵抗素子を介して接地さ
    れていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載
    の電流検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第2抵抗値を有する第3抵抗素子
    と、前記第1抵抗素子と同一の抵抗値を有する第4抵抗
    素子と、前記第2抵抗値と異なる抵抗値を有する第5抵
    抗素子とを備え、 前記第1カレントミラー回路は、エミッタが前記第4抵
    抗素子を介して前記電流検出抵抗の電源部側に接続さ
    れ、ベースが前記第1トランジスタのベースに接続され
    たPNPトランジスタからなる第5トランジスタを更に
    有し、 前記第3トランジスタはエミッタが前記第2抵抗素子を
    介して接地され、前記第4トランジスタはエミッタが前
    記第3抵抗素子を介して接地され、前記第5トランジス
    タはコレクタが前記第5抵抗素子を介して接地されてお
    り、 前記電圧検出手段は、前記第5トランジスタのコレクタ
    の電圧値を更に検出するものであることを特徴とする請
    求項7記載の電流検出装置。
  9. 【請求項9】 前記第2抵抗値を有する所定数の第6抵
    抗素子を備え、 前記第1カレントミラー回路は、エミッタがそれぞれ前
    記第1トランジスタのエミッタに接続され、ベースがそ
    れぞれ前記第1トランジスタのベースに接続されたPN
    Pトランジスタからなる前記所定数の第6トランジスタ
    を有し、 前記所定数の第6トランジスタのコレクタはそれぞれ前
    記第6抵抗素子をそれぞれ介して接地されていることを
    特徴とする請求項7記載の電流検出装置。
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