JP4941718B2 - 電圧シフト回路 - Google Patents

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Description

本発明は、入力される入力電圧の電圧レベルをシフトする電圧シフト回路に関し、詳しくは、電圧のシフト量にかかわらず電圧の振幅変動を正確に出力できる電圧シフト回路に関するものである。
電圧の振幅変動分を検出する場合、変動する幅に対して被検出対象の電圧そのものの電圧レベルが大きいと、変動量を精度よく検出することが難しい。そのため、直流分の電圧成分を除去するように電圧をシフトさせる必要がある。電圧シフト回路は、入力された入力電圧の直流成分を除去しつつ電圧変動分をそのままにし、電圧のみをシフトさせて出力する回路である。
このような電圧シフト回路は、二次電池の電圧変動の検出用に用いられることが多い。近年、携帯可能な機器の普及に伴い、携帯機器の電源には二次電池が用いられる。そして、二次電池の充電完了を判断するには、二次電池からの非常に微小な電圧変動を検出する必要がある。一般的に、二次電池が出力する電圧レベルは12[V]程度に対し、変動幅は3[V]程度である。そこで、二次電池の充電完了を精度よく検出するために、電圧シフト回路によって二次電池からの電圧を電圧シフトし、変動分のみを取り出す(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来の電圧シフト回路の構成を示した図である。図6において、抵抗Ra,Rbが直列に接続され、抵抗Raが二次電池のプラス側(高電位側)となり、抵抗Rbがマイナス側(低電位側で基準電位)となる。そして、入力電圧Viを、直列に接続された抵抗Ra,Rbの接続点から出力することによって、入力電圧ViをΔVs分電圧シフトさせる。なお、接続点からの出力電圧Voを電圧シフト回路後段の電圧検出回路(図示せず)で電圧の変動を検出する。
図7は、オペアンプA1を用いた従来の電圧シフト回路のその他の構成を示した図である。抵抗Ra,Rbの接続点からの電圧をオペアンプA1に入力する。そして、オペアンプA1が、参照電圧V1を基準にして出力電圧Voの振幅を増幅し、後段の電圧検出回路(図示せず)に出力する。
特開平5−83875号公報
しかしながら、入力電圧Viを抵抗Ra、Rbで分圧して電圧シフトΔVsした場合、出力電圧Voの電圧変動の幅ΔVoが、抵抗Ra,Rbの抵抗比に応じて入力電圧Viの電圧変動の幅ΔViよりも小さくなってしまう(ΔVo<ΔVi)。そのため、電圧の変動分を正確に出力できないという問題があった。その結果、後段の電圧検出回路が、電圧の変動分を精度よく測定することができないという問題があった。
また、オペアンプA1を使用して電圧シフトΔVsした場合、変動分を増幅することによって変動幅ΔVo≒ΔViとできるが、オペアンプA1自身が有する変動(例えば、アンプA1のノイズ、アンプA1のゲイン変動等)の影響を受け、変動部分の波形が歪み、変動分を正確に出力することができないという問題があった。その結果、後段の電圧検出回路が、電圧の変動分を精度よく測定することができないという問題があった。
そこで本発明の目的は、電圧のシフト量に関わらず、電圧の変動分を正確に出力する電圧シフト回路を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
入力される入力電圧の電圧レベルをシフトする電圧シフト回路において、
エミッタ端子に第1の抵抗が接続される第1のトランジスタ、エミッタ端子に第2の抵抗が接続され前記第1のトランジスタと同じ電流量が流れる第2のトランジスタを有する第1のカレントミラー回路と、
この第1のカレントミラー回路の第1のトランジスタのエミッタ端子の電圧レベルを所定の値にする、シャントレギュレータを用いた基準電圧部と、
前記第1のカレントミラー回路の第2のトランジスタのコレクタ端子に接続される第3の抵抗と
前記基準電圧部の所定の値を変更する可変手段と
を有し、この第3の抵抗に印加される電圧を出力電圧とすることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記第1のトランジスタは、ベース端子とコレクタ端子とが接続されることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、
前記第3の抵抗がエミッタ端子に接続される第3のトランジスタ、この第3のトランジスタと同じ電流量が流れる第4のトランジスタとを有する第2のカレントミラー回路を前記第1のカレントミラー回路に直列に設けたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
前記第2、第3の抵抗は、抵抗値が等しいことを特徴とするものである。


本発明によれば、基準電圧部が、第1のカレントミラー回路を構成する基準側のトランジスタのエミッタ端子の電位を常に一定に保ち、カレントミラー回路を構成する第1、第2の抵抗に印加される電圧も同じにする。そして、第3の抵抗にも第2の抵抗と同じ電流が流れるので、第3の抵抗から取り出す出力電圧も第1の抵抗と同じく、入力電圧と規準電圧部の一定電圧の差になる。これにより、出力電圧の変動分が電圧シフトの量に応じて小さくなったり、出力電圧の変動する部分の波形が歪むこともない。従って、電圧のシフト量に関わらず、入力電圧の変動分を正確に出力することができる。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例を示した構成図である。ここで、図6、図7と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図1(a)は、本発明の回路例であり、図1(b)は入力電圧Vi、出力電圧Voの関係の一例を示した図である。なお、横軸は時間であり、縦軸は電圧レベルである。
図1に示す回路において、抵抗R1,R2が並列に設けられ、この抵抗R1,R2の一端にシフト対象の入力電圧Vi(例えば、二次電池のプラス側(高電位側))が入力される。
pnp型の第1のトランジスタTr1は、エミッタ端子が抵抗R1の他端に接続され、ベース端子とコレクタ端子とが接続される。
pnp型の第2のトランジスタTr2は、エミッタ端子が抵抗R2の他端に接続され、ベース端子がトランジスタTr1のベース端子と接続される。
すなわち、抵抗R1,R2,トランジスタTr1,Tr2で、第1のカレントミラー回路を形成し、トランジスタTr1を基準とし、トランジスタTr1に流れる電流と同じ電流量の電流がトランジスタTr2にも流れる。
抵抗R3は、トランジスタTr2のコレクタ端子と、本回路の基準となる基準電位(例えば、グランド)との間に設けられる。出力電圧Voは、抵抗R3の両端間の印加電圧となる。ここで、抵抗R2、R3は、同じ抵抗値とする。
抵抗R4は、トランジスタTr1のコレクタ端子と基準電位との間に設けられる。抵抗1、R4の抵抗値は、抵抗R2,R3との関係においてどのような値でも構わないが、同じ抵抗値にしておくと、抵抗の種類を抑えることができる。
ツェナーダイオードD1は、アノードが基準電位に接続され、カソードが抵抗R1とトランジスタTr1の接続点(つまり、トランジスタTr1のエミッタ端子)に接続される。なお、ダイオードD1は、第1のカレントミラー回路を構成する第1のトランジスタTr1のエミッタ端子を所定の電圧レベルVregにする基準電圧部に該当する。つまり、ダイオードD1の逆方向のツェナ電圧が電圧レベルVregになると共に、入力電圧Viのシフト分ΔVsになる。
このような回路の動作を説明する。
入力電圧Vi(Vi>Vreg)が抵抗R1,R2に入力されると、ダイオードD1が、トランジスタTr1のエミッタ端子の電位点P1をツェナ電圧Vregとなるように動作し、電位点P1を基準電位に対して電圧Vregとする。もちろん、入力電圧Viが変動しても、ダイオードD1が、電位点P1を電圧Vregとする。これによって、電位点P1は常にVregとなり、抵抗R1の両端間に印加される電圧は、入力電圧Viと一定電圧Vregとの差(Vi−Vreg)になる。すなわち、抵抗R1に印加される電圧は、入力電圧Viの変動に正確に追従する。
また、トランジスタTr1、Tr2のベース端子それぞれに共通の電位点P2は、トランジスタTr1のエミッタ・ベース間のしきい電圧ΔVtによって、P2=P1−ΔVtになる。
そして、トランジスタTr2のエミッタ端子の電位点P3は、トランジスタTr2のエミッタ・ベース間のしきい電圧ΔVtによって、P3=P2+ΔVtになる。
すなわち、電位点P1、P3の電圧レベルは常に同じとなり、その結果、抵抗R1,R2それぞれの両端間の電圧も等しく(Vi−Vreg)なる。
また、抵抗R2を流れる電流は、トランジスタTr2を介して抵抗R3にも流れる。もちろん、抵抗R2、R3に流れる電流値は同じなので、抵抗R2,R3それぞれの両端間の電圧も等しく(Vi−Vreg)なる。
従って、出力電圧Vo=(Vi−Vreg)となり、入力電圧Viの変動に正確に追従する。
このように、ツェエ・ダイオードD1が、カレントミラー回路を構成する基準側のトランジスタTr1のエミッタ端子の電位を常に一定に保ち、カレントミラー回路を構成する抵抗R1,R2に印加される電圧も同じにする。そして、抵抗R3と抵抗R2に同じ電流が流れるので、抵抗R3から取り出す出力電圧Voも抵抗R1と同じく、入力電圧Viと一定電圧の差(Vi−Vreg)になる。これにより、図6に示す回路のように、出力電圧Voの変動分ΔVoが電圧シフトの量ΔVsに応じて小さくなったり、図7に示す回路のように、オペアンプA1に誤差によって出力電圧Voの波形が歪むこともなく、電圧のシフト量ΔVsに関わらず、入力電圧の変動分ΔViを正確に出力する。従って、出力電圧Voから電圧変動を検出する後段の電圧検出回路(図示せず)が、電圧の変動分を精度よく測定することができる。
また、所定の電圧差ΔVsで入力電圧Viをシフトするので、入力電圧Viの電圧レベルがどのような値であっても、後段の電圧検出回路(図示せず)に最適な出力電圧Voで出力することができる。
[第2の実施例]
図2は、本発明の第2の実施例を示した構成図である。ここで、図1と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図2において、npn型のトランジスタTr3がトランジスタTr2と抵抗R3との間に設けられ、npn型のトランジスタTr4がトランジスタTr1と抵抗R4との間に設けられる。
トランジスタTr3は、コレクタ端子がトランジスタTr2のコレクタ端子に接続され、ベース端子が自身のトランジスタTr3のコレクタ端子に接続され、エミッタ端子が抵抗R3の一端に接続される。
トランジスタTr4は、コレクタ端子がトランジスタTr1のコレクタ端子に接続され、ベース端子がトランジスタTr3のベース端子に接続され、エミッタ端子が抵抗R4の一端に接続される。
すなわち、抵抗R3,R4,トランジスタTr3,Tr4で第2のカレントミラー回路を構成する。
このような回路の動作を説明する。
トランジスタTr2のコレクタ端子からの電流がトランジスタTr3に入力され、トランジスタTr3を基準とし、トランジスタTr3に流れる電流と同じ電流量の電流がトランジスタTr4にも流れる。その他の動作以外は、図1に示す装置と同様なので説明を省略する。
このように、第2のカレントミラー回路を設けて2個のカレントミラー回路を直列接続し、抵抗R3が接続される基準側のトランジスタTr3のエミッタ端子から出力電圧Voを出力するので、図1に示す回路と比較して出力電圧Voが安定する。
すなわち、理想的なカレントミラー回路であれば、全く同じ量の電流が流れる。しかしながら、実際の回路では、トランジスタTr1〜Tr4にベース電流が流れる。従って、図1に示す回路では、僅かではあるが抵抗R2と抵抗R3には同じ電流量の電流が流れず、抵抗R1と抵抗R3の両端間の電圧に誤差が生じする。
例えば、トランジスタTr1〜Tr4のベース電流をIb1〜Ib4(ただし、Ib1=Ib2=Ib3=Ib4)とする。また、トランジスタTr2のコレクタ端子からの電流をI3、トランジスタTr4のコレクタ端子への電流をI4とする。そして、トランジスタTr3のコレクタ電流、エミッタ電流をIc3,Ie3とする。さらに、トランジスタTr4のエミッタ電流をIe4とする。
この場合、第1のカレントミラー回路で考えると、ベース電流Ib1,Ib2により、
I3−I4=−2×Ib1 (1)
になる。すなわち、第1のカレントミラー回路では、(−2×Ib1)の電流差が生じる。
一方、第2のカレントミラー回路で考えると、
Ie3=Ic3+Ib3
であり、
I3=Ic3+Ib3+Ib4=Ie3+Ib4
となる。また、
Ie3=Ie4
より、
I4=Ie4−Ib4
となる。従って、
I3−I4=2×Ib4 (2)
となる。
上記の式(1)、(2)より、第2のカレントミラー回路を設けて2個のカレントミラー回路を直列接続することにより、第1のカレントミラー回路で生ずる電流の誤差がなくなり、抵抗R2と抵抗R3には同じ電流量が流れる。
また、トランジスタTr1からトランジスタTr4に流れる電流I4が増加する場合、相対的にトランジスタTr2からの電流I3が少なくなる。また、トランジスタTr3の電流量が増加すれば、トランジスタTr4の電流量が相対的に減少する。
このように、一方のトランジスタの電流量が増加すれ(温度が上がれ)ば、他方のトランジスタの電流量が相対的に減少する(温度が相対的に低くなる)。これにより、第1、第2のカレントミラー回路全体で見れば、温度変動が少なくなり、トランジスタの温度変化の影響もキャンセルされる。
[第3の実施例]
図3は、本発明の第3の実施例を示した構成図である。ここで、図2と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図3において、ツェナ・ダイオードD1の代わりに、シャントレギュレータSRが設けられる。ここで、シャントレギュレータSRは、基準電圧部である。
シャントレギュレータSRは、カソード、アノード、REF端子の三端子をもつ素子D2と、抵抗R5,R6から構成される。素子D2のカソードとREF端子間に抵抗R5が接続され、素子D2のアノードとREF端子間に抵抗R6が接続される。また、素子D2のアノードが基準電位(つまり、抵抗R3の他端)に接続され、カソードがトランジスタTr1のエミッタ端子に接続される。なお、(抵抗R1〜R4の抵抗値)<<(抵抗R5、R6の抵抗値)であり、例えば、抵抗R1〜R4が数百[Ω]に対し、抵抗R5,R6が数百[kΩ]である。また、素子D2のアノード、REF端子間の電圧をVrefとする。
このような回路の動作を説明する。
シャントレギュレータSRが、抵抗R5と抵抗R6との抵抗比、基準電圧Vrefによって、電位点P1の電圧Vregを所定の電圧レベルに設定する。その他の動作は、図2に示す回路と同様なので説明を省略する。
このようにシャントレギュレータSRが、抵抗R5と抵抗R6との比によって電圧シフト分ΔVsを所望の値に変更するので、ツェナ・ダイオードD1と比較してシフト量ΔVsを容易に変更することができる。
従って、入力電圧Viの電圧レベルがどのような値であっても、後段の電圧検出回路に最適な出力電圧Voとなるように容易に調整できる。
[第4の実施例]
図4は、本発明の第4の実施例を示した構成図である。ここで、図3と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図4において抵抗R7,可変電圧源Vcontとが、抵抗R6と並行に設けられる。ここで、抵抗R7と可変電圧源Vcontは、可変手段である。また、抵抗R5に流れる電流をIcontとする。
このような回路の動作を説明する。
可変電圧源Vcontの出力電圧によって、抵抗R5を流れる電流Icontの抵抗R6,R7に流れる分流比が変化する。これにより、抵抗R5と抵抗R6の分圧比が変動する。そして、シャントレギュレータSRが、抵抗R5の抵抗値と、抵抗R6と抵抗R7との合成抵抗値とで定まる抵抗比、基準電圧Vrefによって、電位点P1の電圧Vregを所定の電圧レベルに設定する。その他の動作は、図3に示す回路と同様なので説明を省略する。
このように可変電圧源Vcontの出力電圧に基づいて、シャントレギュレータSRが、電圧シフト分ΔVsを所望の値に変更するので、ツェナ・ダイオードD1を用いる場合や、抵抗R5を可変手段として可変抵抗にする場合と比較してシフト量ΔVsを容易に変更することができる。
[第5の実施例]
図5は、本発明の第5の実施例を示した構成図である。ここで、図3と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図4において、抵抗R6と並行にダイオードD3,スイッチ回路SWが設けられる。ここで、ダイオードD3,スイッチ回路SWは、オフ回路である。
ダイオードD3は、アノードが素子D2のREF端子に接続され、カソードがスイッチ回路SWに接続される。
このような装置の動作を説明する。
スイッチ回路SWがオフの場合、ダイオードD3のカソード側は開放端となり、図3に示す回路と同様の動作をする。一方、スイッチ回路SWがオンされると、ダイオードD3のカソードと基準電位とが接続される。これにより、シャントレギュレータSRの抵抗R5からR6に流れていた電流が、抵抗R5からダイオードD3に流れる。また、(抵抗R1の抵抗値)<<(抵抗R5の抵抗値)なので、Vreg≒Viとなり、抵抗R1で電圧降下が発生しなくなり、出力電圧Vo≒0[v]となる。
このように、抵抗R6にダイオードD3,スイッチ回路SWが並行に接続され、スイッチ回路SWがオンされると、出力電圧Vo≒0[V]となり、電圧シフト回路の出力もオフすることができる。これにより、出力電圧Voに異常が発生した場合等、出力電圧Voを直ちにオフすることができる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下に示すようなものでもよい。
(1)二次電池の充電完了を検出するために、二次電池からの電圧を電圧シフトし電圧検出回路に出力する構成を示したが、電圧シフトするものは二次電池からの出力に限らずどのようなものでもよく、後段も電圧検出回路に限らずどのような負荷を接続してもよい。
(2)図1〜図5に示す回路において、抵抗R2=抵抗R3としたが、抵抗比を変えてもよい。これにより、変動幅の利得を可変することができる。もちろん利得が変わるだけであり、出力電圧Viの交流成分の波形は、入力電圧Viの交流成分の変動波形に対して振幅方向に圧縮されるだけであり、オペアンプA1を用いたときのように波形が歪むことはない。
(3)基準電圧部として、ツェナ・ダイオードD1,シャントレギュレータSRを用いる構成を示したが、電位点P1を所定の電圧レベルに保てる回路であればどのようなものでもよい。
(4)図1に示す回路において、抵抗R4を設ける構成を示したが、設けなくともよい。
本発明の第1の実施例を示した構成図である。 本発明の第2の実施例を示した構成図である。 本発明の第3の実施例を示した構成図である。 本発明の第4の実施例を示した構成図である。 本発明の第5の実施例を示した構成図である。 従来の電圧シフト回路の構成を示した図である。 従来の電圧シフト回路のその他の構成を示した図である。
符号の説明
D1 ツェナ・ダイオード
D3 ダイオード
R1 第1の抵抗
R2 第2の抵抗
R3 第3の抵抗
R4、R5,R6、R7 抵抗
SR シャントレギュレータ
SW スイッチ回路
Tr1 第1のトランジスタ
Tr2 第2のトランジスタ
Tr3 第3のトランジスタ
Tr4 第4のトランジスタ
Vcont 可変電圧源

Claims (4)

  1. 入力される入力電圧の電圧レベルをシフトする電圧シフト回路において、
    エミッタ端子に第1の抵抗が接続される第1のトランジスタ、エミッタ端子に第2の抵抗が接続され前記第1のトランジスタと同じ電流量が流れる第2のトランジスタを有する第1のカレントミラー回路と、
    この第1のカレントミラー回路の第1のトランジスタのエミッタ端子の電圧レベルを所定の値にする、シャントレギュレータを用いた基準電圧部と、
    前記第1のカレントミラー回路の第2のトランジスタのコレクタ端子に接続される第3の抵抗と
    前記基準電圧部の所定の値を変更する可変手段と
    を有し、この第3の抵抗に印加される電圧を出力電圧とすることを特徴とする電圧シフト回路。
  2. 前記第1のトランジスタは、ベース端子とコレクタ端子とが接続されることを特徴とする請求項1記載の電圧シフト回路。
  3. 前記第3の抵抗がエミッタ端子に接続される第3のトランジスタ、この第3のトランジスタと同じ電流量が流れる第4のトランジスタとを有する第2のカレントミラー回路を前記第1のカレントミラー回路に直列に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電圧シフト回路。
  4. 前記第2、第3の抵抗は、抵抗値が等しいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電圧シフト回路。
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