JP3417039B2 - Locking device for vehicle spare tire carrier - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は、車体の背部にて同背部
の左右一側に一端部を前後方向に回動可能に組付けられ
て他側へ延び背面にて車両用スペアタイヤを支持するス
ペアタイヤキャリアに配設されて、同スペアタイヤキャ
リアをその他端部側にて前記車体の背部に解除可能にロ
ックする車両用スペアタイヤキャリアのロック装置に関
する。 【０００２】 【従来の技術】この種のロック装置は、前記車体の背部
に設けたストライカが掛止するとともに回動動作により
同掛止状態を解除するラッチおよびポールを有するロッ
ク機構と、回動動作により前記ラッチおよびポールを回
動させて前記ストライカの掛止状態を解除するロックレ
バーおよび前記ロックレバーと係合し同ロックレバーを
回動動作させる操作手段を有するロック解除機構を備え
た構成となっている。当該ロツク装置においては、操作
手段の非操作状態ではロック機構のラツチおよびポール
が協動動作によりストライカに掛止してスペアタイヤキ
ャリアを車体の背部にロックしている。 【０００３】また、この状態で車両の背部に設けたドア
を開放するためにスペアタイヤキャリアを車体の背部に
対して後方へ回動させる場合には、ロック解除機構の操
作手段を操作する。これにより、ロックレバーが回動動
作してロック機構のラッチとポールを回動動作させ、こ
れら両者に掛止されているストライカの掛止状態が解除
される。このため、スペアタイヤキャリアは車体の背部
に対するロツクを解除され、スペアタイヤキャリアを車
体の背部に対して後方へ回動させて離間させることがで
きる。また、この状態からスペアタイヤキャリアを車体
の背部にロックするには、同スペアタイヤキャリアを車
体の背部へ向けて回動させる。これにより、車体の背部
のストライカがロック機構のラツチとポール間に突入し
てこれら両者が回動動作し、これら両者間にてストライ
カが掛止されてこの掛止状態が保持される。これによ
り、スペアタイヤキャリアは車体の背部にロックされ
る。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】ところで、当該形式の
ロック装置はスペアタイヤキャリアに配設されていてロ
ック解除機構の操作手段が外部に露呈しており、操作手
段を誰もが外部で操作することができるようになってい
るため、運転者が運転席ではスペアタイヤキャリアのロ
ック状態、ロック解除状態を確認し得ない。従って、本
発明の目的は、運転席で操作手段の機能を無効にするこ
とができる手段を設けて、同手段が操作状態にある場合
には、操作手段を外部で操作してもスペアタイヤキャリ
アをロック解除し得ないようにすることにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記した形式
のスペアタイヤキャリアのロック装置において、前記ロ
ック解除機構に、前記ロックレバーと前記操作手段との
係合を復帰可能に解除する係合解除手段を設け、同係合
解除手段の操作を車室内にて行うようにしたことにその
構成上の特徴がある。 【０００６】 【発明の作用・効果】かかる構成のロック装置において
は、ロツク機構の作用によりスペアタイヤキャリアを車
体の背部にロックすること、および係合解除手段の非操
作時にロック解除機構の操作手段の操作によりロック機
構によるスペアタイヤキャリアのロックを解除し得るこ
とは、従来のこの種形式のロック装置と同様である。 【０００７】ところで、スペアタイヤキャリアのロック
状態において、係合解除手段を操作すると、ロックレバ
ーと操作手段との係合が解除されるため操作手段を操作
してもロックレバーを回動操作できず、ラツチとポール
によるストライカの掛止状態が保持される。すなわち、
当該ロック装置においては、運転席で係合解除手段を操
作してロックレバーと操作手段との係合状態を解除して
おけば、外部で操作手段を操作してもスペアタイヤキャ
リアがロツク解除されることはなく、スペアタイヤキャ
リアのロック状態を運転者の監視下におくことができ
る。 【０００８】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
するに、図１には本発明に係るロック装置を備えたスペ
アタイヤキャリアを組付けた車両が示されている。当該
車両は車体１０の背部が上下２枚の開閉ドア１１，１２
にて閉鎖されているもので、上側ドア１１は上縁部を基
点として上方へ開放され、かつ下側ドア１２は下縁部を
基点として下方へ開放されるように構成されている。ス
ペアタイヤキャリア２０は車体１０の背部における右側
部に前後方向へ回動可能に組付けられて左側へ延びるの
もで、スペアタイヤキャリア２０はその背部にてスペア
タイヤを支持する。 【０００９】スペアタイヤキャリア２０は図１および図
２に示すように、キャリア本体２１と支持体２２とによ
り構成されている。キャリア本体２１は略コ字状に屈曲
された枠体を複数の連結部材で上下に連結してなるもの
で、上下両右端部にて車体の背部の右側部に前後方向へ
回動可能に組付けられている。また、支持体２２は台形
状の箱状を呈し、キャリア本体２１の背部にて所定長さ
後方へ突出している。スペアタイヤはかかる支持体２２
の背面に脱着可能に取付けられて支持される。本実施例
に係るロック装置はロック機構３０とロック解除機構４
０からなるもので、キャリア本体２１の左端部側に配設
されている。 【００１０】ロック機構３０は図３の（ａ），（ｂ）に
示すように、ラツチ３１およびポール３２と、これらを
付勢する一対のトーションスプリング３３ａ，３３ｂと
により構成されている。同図（ａ）は、ロック機構３０
を図２の矢印３方向から見たもので、ベース３４ａをケ
ース３４ｂから取り外した状態を示している。ラッチ３
１およびポール３２は各支持ピン３４ｃ，３４ｄにより
ベース３４ａとケース３４ｂ間に、各スプリング３３
ａ，３３ｂを介して回動可能に支持されている。この状
態でラッチ３１は同図（ａ）の時計方向へ付勢されてお
り、またポール３２は反時計方向へ付勢されていて、ポ
ール３２の第１係合部３２ａはラッチ３１の第１係合部
３１ａに同図（ａ）に示すように係合し、または第２係
合部３１ｂに係合してラッチ３１の回動を規制する。 【００１１】ロック機構３０はスペアタイヤキャリア２
０を車体１０の背部にロックするもので、下側ドア１２
に設けたストライカ１３に対してラッチ３１とポール３
２が協動して掛止し、または掛止状態を解除するもので
ある。図３はラッチ３１およびポール３２がストライカ
１３を掛止した状態を示しており、この状態ではスペア
タイヤキャリア２０が車体の背部にロックされている。
この状態でポール３２が同図（ａ）の時計方向へ回動さ
れて第１係合部３２ａがラッチ３１の第２係合部３１ｂ
に係合すると、ラッチ３１はこの間図示時計方向へ所定
量回動してストライカ１３を掛止状態から解放する。こ
の解放状態では、スペアタイヤキャリア２０は車体１０
の背部に対するロックが解除されていて、後方へ回動可
能な状態にある。 【００１２】ロック解除機構４０は図４〜図７に示すよ
うに、ロック解除手段４０ａと係合解除手段４０ｂとに
より構成されている。ロック解除手段４０ａはロックレ
バー４１、操作レバー４２、スライドピース４３および
操作ワイヤ４４にて構成されている。ロックレバー４１
はその中間部にてケース４５にトーションスプリングを
介して回動可能の支持されていて、その先端部がケース
４５から突出してロック機構３０のケース３４ｂ内に挿
入されており、ポール３２の第２係合部３２ｂの上部に
臨んでいる。また、操作レバー４２はその中間部に上方
へ突出する係合部４２ａを有するもので、その基端部に
てロックレバー４１の支持部に回動可能に支持されてい
る。スライドピース４３は図５に示すようにロックレバ
ー４１に嵌合して長手方向へ摺動可能なピース本体４３
ａと、ピース本体４３ａの上面にて上下方向へ延びてロ
ックレバー４１の長孔４１ａに臨む係合ピン４３ｃと、
ピース本体４３ａの下面にて下方へ延びる係合部４３ｄ
とにより構成されている。 【００１３】かかるロック解除手段４０ａにおいては、
操作ワイヤ４４が操作レバー４２の先端部に連結されて
おり、操作ワイヤ４４の先端のハンドル４４ａを把持し
て引張操作すると、操作レバー４２が回動してその係合
部４２ａがスライドピース４３の係合部４３ｄに係合し
てロックレバー４１を図６の図示反時計方向へ回動させ
る（２点鎖線参照）。この結果、ロツクレバー４１の先
端部がロック機構３０のポール３２の第２係合部３２ｂ
を下方へ押動し、ポール３２の第１係合部３２ａをラッ
チ３１の第１係合部３１ａから外して第２係合部３１ｂ
に係合させる。この間、ラッチ３１は図３（ａ）の図示
時計方向へ所定量回動してストライカ１３を解放する。 【００１４】しかして、係合解除手段４０ｂはアクチュ
エータ４６と、第１操作アーム４７と、第２操作アーム
４８にて構成されている。アクチュエータ４６は電動モ
ータ４６ａ、モータ軸に設けたピニオンに噛合するウォ
ーム４６ｂ、ウォーム４６ｂを付勢するスプリング４６
ｃ、駆動レバー４６ｄからなり、これらの部品はケース
４６ｅに収容されて、ロック機構４０のケース４５に組
付けられている。第１操作アーム４７はその基端部にて
駆動レバー４６ｄに連結されて、一体的に回動可能にな
っている。第２操作アーム４８はケース４５に回動可能
に支持されていて、第１操作アーム４７の先端部と回動
可能に連結されており、かつ第２操作アーム４８に設け
た円弧状長孔４８ａにはスライドピース４３の係合ピン
４３ｃが挿入されている。モータ４６ａは車両の運転席
の近傍に設けたスイッチの操作で正転、逆転、および停
止動作することができる。 【００１５】このように構成したロック装置においては
ロック機構３０およびロック解除機構４０が図６に示す
状態にある場合には、ロツク機構３０が作動状態にある
とともにロック解除機構４０が非作動の状態にあり、ス
ペアタイヤキャリア２０は車体の背部にロックされてい
る。この状態でロック解除機構４０の操作レバー４４の
ハンドル４４ａを引張操作すると、操作レバー４２が図
６の２点鎖線に示すように回動してその係合部４２ａを
ロックレバー４１に嵌合したスライドピース４３の係合
部４３ｄに係合し、ロックレバー４１を図示２点鎖線に
示すように回動させる。この回動時、ロックレバー４１
の先端がロック機構３０のポール３２の第２係合部３２
ｂを押動してポール３２を図３（ａ）の図示時計方向へ
回動させて、第１係合部３２ａをラッチ３１の第１係合
部３１ａから外して第２係合部３１ｂへ係合させる。こ
の間、ラツチ３１は所定量時計方向へ回動してストライ
カ１３を解放してその掛止状態を解除し、スペアタイヤ
キャリア２０の車体１０の背部に対するロックを解除す
る。 【００１６】また、非ロック状態にあるスペアタイヤキ
ャリア２０を車体１０の背部にロックするには、スペア
タイヤキャリア２０を前方へ回動する。これにより、ス
トライカ１３がロック機構３０のラッチ３１とポール３
２間に侵入してラッチ３１の第１係合部３１ａに当接
し、ラツチ３１を図３（ａ）の図示反時計方向へ回動さ
せて、ラッチ３１の第１係合部３１ａをポール３２の第
１係合部３２ａに係合させる。この結果、ストライカ１
３はラッチ３１とポール３２とにより掛止状態に保持さ
れ、スペアタイヤキャリア２０が車体１０の背部にロッ
クされる。 【００１７】しかして、当該ロック装置においてスペア
タイヤキャリア２０がロック状態にある場合に、係合解
除手段４０ｂを構成するアクチュエータ４６のモータ４
６ａを運転席の近傍に配設したスイッチを操作して駆動
させると、ウォーム４６ｂがスプリング４６ｃに抗して
回転して駆動レバー４６ｄを回動させ、これと一体の第
１操作アーム４７を図６の図示時計方向へ回動させ、こ
れにより第２操作アーム４８が同図の図示反時計方向へ
回動する（２点鎖線参照）。このため、第２操作アーム
４８に係合しているスライドピース４３がロックレバー
４１を摺動して操作レバー４２の係合部４２ａに対向す
る位置から退避して、操作レバー４２の回動時の同レバ
ー４２との係合を回避する。従って、操作ワイヤ４４を
引張操作しても操作レバー４２はロックレバー４１とは
係合しないためロックレバー４１を回動動作させること
ができず、外部の操作ワイヤ４４の操作によってスペア
タイヤキャリア２０のロック解除が不可能となる。 【００１８】なお、この状態でモータ４６ａを逆回転方
向へ駆動させると、ウォーム４６ｂが逆回転して駆動レ
バー４６ｄを介して第１操作アーム４７および第２操作
アーム４８４を図６の実線で示す状態に回動復帰させ、
スライドピース４３を操作レバー４２と係合し得る対向
位置に移動させる。これにより、ロック解除機構４０が
機能を回復し、上記したように作動してスペアタイヤキ
ャリア２０のロック機構３０によるロックを解除するこ
とができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a vehicle body in which one end is attached to one of the left and right sides of the back so as to be rotatable in the front-rear direction, and the other end is mounted to the other side. A vehicle spare tire carrier locking device that is disposed on a spare tire carrier that supports a vehicle spare tire at an extended rear surface and that releasably locks the spare tire carrier to the back of the vehicle body at the other end. . 2. Description of the Related Art A lock mechanism of this type includes a lock mechanism having a latch and a pawl that is engaged with a striker provided on the back of the vehicle body and releases the locked state by a rotation operation. A structure including a lock lever for rotating the latch and the pawl by operation to release the locked state of the striker, and a lock release mechanism having an operating means for engaging with the lock lever and rotating the lock lever. Has become. In the lock device, when the operating means is not operated, the latch and the pawl of the lock mechanism are engaged with the striker by cooperative operation to lock the spare tire carrier to the back of the vehicle body. In this state, when the spare tire carrier is rotated backward with respect to the back of the vehicle body to open a door provided on the back of the vehicle, the operating means of the lock release mechanism is operated. As a result, the lock lever rotates to rotate the latch and the pawl of the lock mechanism, and the hooked state of the striker locked to both of them is released. Therefore, the lock of the spare tire carrier with respect to the back of the vehicle body is released, and the spare tire carrier can be rotated rearward with respect to the back of the vehicle body to be separated therefrom. To lock the spare tire carrier to the back of the vehicle body from this state, the spare tire carrier is rotated toward the back of the vehicle body. As a result, the striker at the back of the vehicle body enters between the latch and the pawl of the lock mechanism, and both of them rotate, and the striker is hooked between the two to maintain this hooked state. As a result, the spare tire carrier is locked to the back of the vehicle body. [0004] The locking device of this type is provided on a spare tire carrier, and the operating means of the unlocking mechanism is exposed to the outside. , The driver cannot confirm the locked state and the unlocked state of the spare tire carrier in the driver's seat. Therefore, an object of the present invention is to provide a means for disabling the function of the operating means in the driver's seat, and when the operating means is operated, the spare tire carrier can be operated even when the operating means is operated externally. Is to prevent unlocking. According to the present invention, in a locking device for a spare tire carrier of the type described above, the lock release mechanism releases the engagement between the lock lever and the operating means so as to be able to return. The configuration is characterized in that the disengagement means is provided and the operation of the disengagement means is performed in the vehicle interior. In the lock device having the above construction, the spare tire carrier is locked to the back of the vehicle body by the action of the locking mechanism, and the operating means of the unlocking mechanism is used when the engaging releasing means is not operated. Is able to unlock the spare tire carrier by the lock mechanism as in the case of this type of conventional lock device. When the disengaging means is operated in the locked state of the spare tire carrier, the engagement between the lock lever and the operating means is released. Therefore, even if the operating means is operated, the lock lever cannot be rotated. The latching state of the striker by the latch and the pole is maintained. That is,
In the lock device, if the engagement state between the lock lever and the operation means is released by operating the engagement release means in the driver's seat, the spare tire carrier is unlocked even if the operation means is operated externally. In this case, the locked state of the spare tire carrier can be monitored by the driver. An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 shows a vehicle equipped with a spare tire carrier having a lock device according to the present invention. In this vehicle, the back of a vehicle body 10 has two upper and lower opening doors 11 and 12.
The upper door 11 is configured to be opened upward from the upper edge, and the lower door 12 is configured to be opened downward from the lower edge. The spare tire carrier 20 is attached to the right side of the back of the vehicle body 10 so as to be rotatable in the front-rear direction and extends to the left. The spare tire carrier 20 supports the spare tire at the back. As shown in FIGS. 1 and 2, the spare tire carrier 20 includes a carrier body 21 and a support 22. The carrier body 21 is formed by connecting a frame bent in a substantially U-shape up and down by a plurality of connecting members, and is rotatably assembled in the front-rear direction on the right side of the back of the vehicle body at both upper and lower right ends. It is attached. The support 22 has a trapezoidal box shape, and protrudes rearward of the carrier body 21 by a predetermined length. The spare tire is the support 22
It is detachably attached to and supported by the back of the device. The lock device according to the present embodiment includes a lock mechanism 30 and a lock release mechanism 4.
0, and is disposed on the left end side of the carrier main body 21. As shown in FIGS. 3A and 3B, the lock mechanism 30 comprises a latch 31 and a pole 32, and a pair of torsion springs 33a and 33b for urging them. FIG. 3A shows the lock mechanism 30.
Is viewed from the direction of arrow 3 in FIG. 2, and shows a state in which the base 34a is removed from the case 34b. Latch 3
1 and the pole 32 are connected between the base 34a and the case 34b by the support pins 34c and 34d.
It is rotatably supported via a and 33b. In this state, the latch 31 is urged clockwise in FIG. 3A, the pawl 32 is urged counterclockwise, and the first engagement portion 32a of the pawl 32 is It engages with the engaging portion 31a as shown in FIG. 3A or engages with the second engaging portion 31b to restrict the rotation of the latch 31. The lock mechanism 30 is a spare tire carrier 2
0 is locked to the back of the vehicle body 10.
Latch 31 and pole 3 against striker 13
2 cooperates to lock or release the locked state. FIG. 3 shows a state in which the latch 31 and the pole 32 hook the striker 13, and in this state, the spare tire carrier 20 is locked to the back of the vehicle body.
In this state, the pawl 32 is rotated clockwise in FIG. 4A, and the first engaging portion 32a is turned into the second engaging portion 31b of the latch 31.
, The latch 31 rotates clockwise in the figure by a predetermined amount to release the striker 13 from the latched state. In this released state, the spare tire carrier 20
Has been released from the back, and is in a state of being able to rotate backward. The lock release mechanism 40 includes lock release means 40a and engagement release means 40b, as shown in FIGS. The lock release means 40a includes a lock lever 41, an operation lever 42, a slide piece 43, and an operation wire 44. Lock lever 41
Is rotatably supported by a case 45 via a torsion spring at an intermediate portion thereof, and a distal end portion thereof is inserted into the case 34b of the lock mechanism 30 by projecting from the case 45, and It faces the upper part of the engaging portion 32b. The operation lever 42 has an engagement portion 42a projecting upward at an intermediate portion thereof, and is rotatably supported by a support portion of the lock lever 41 at a base end thereof. The slide piece 43 is fitted to the lock lever 41 as shown in FIG.
a, an engagement pin 43c extending vertically in the upper surface of the piece body 43a and facing the long hole 41a of the lock lever 41;
An engaging portion 43d extending downward on the lower surface of the piece body 43a
It is composed of In the unlocking means 40a,
The operating wire 44 is connected to the distal end of the operating lever 42. When the handle 44 a at the distal end of the operating wire 44 is gripped and pulled, the operating lever 42 rotates and the engaging portion 42 a The lock lever 41 is rotated counterclockwise in FIG. 6 by engaging with the engagement portion 43d (see a two-dot chain line). As a result, the tip of the lock lever 41 is moved to the second engagement portion 32b of the pawl 32 of the lock mechanism 30.
Is pushed downward, the first engaging portion 32a of the pawl 32 is disengaged from the first engaging portion 31a of the latch 31, and the second engaging portion 31b is released.
To be engaged. During this time, the latch 31 rotates by a predetermined amount clockwise in FIG. 3A to release the striker 13. The disengaging means 40b comprises the actuator 46, the first operation arm 47, and the second operation arm 48. The actuator 46 includes an electric motor 46a, a worm 46b meshing with a pinion provided on the motor shaft, and a spring 46 for urging the worm 46b.
c, a drive lever 46d, and these components are accommodated in a case 46e and assembled to the case 45 of the lock mechanism 40. The first operation arm 47 is connected to a drive lever 46d at a base end thereof, and is integrally rotatable. The second operation arm 48 is rotatably supported by the case 45, is rotatably connected to the tip of the first operation arm 47, and has an arc-shaped long hole 48a provided in the second operation arm 48. The engagement pin 43c of the slide piece 43 is inserted into the. The motor 46a can perform forward rotation, reverse rotation, and stop operation by operating a switch provided near the driver's seat of the vehicle. In the lock device constructed as described above, when the lock mechanism 30 and the lock release mechanism 40 are in the state shown in FIG. 6, the lock mechanism 30 is in the operating state and the lock release mechanism 40 is in the inactive state. , The spare tire carrier 20 is locked to the back of the vehicle body. In this state, when the handle 44a of the operation lever 44 of the lock release mechanism 40 is pulled, the operation lever 42 rotates as shown by a two-dot chain line in FIG. The lock lever 41 is engaged with the engagement portion 43d of the slide piece 43, and is turned as shown by a two-dot chain line in the drawing. During this rotation, the lock lever 41
Is the second engagement portion 32 of the pole 32 of the lock mechanism 30
b, the pawl 32 is rotated clockwise in FIG. 3A to release the first engaging portion 32a from the first engaging portion 31a of the latch 31 and move to the second engaging portion 31b. Engage. During this time, the latch 31 is rotated clockwise by a predetermined amount to release the striker 13 and release the latched state, thereby releasing the lock of the spare tire carrier 20 with respect to the back of the vehicle body 10. To lock the unlocked spare tire carrier 20 on the back of the vehicle body 10, the spare tire carrier 20 is rotated forward. Thereby, the striker 13 is connected to the latch 31 of the lock mechanism 30 and the pole 3.
2A, and comes into contact with the first engaging portion 31a of the latch 31. The latch 31 is rotated in the counterclockwise direction in FIG. To the first engaging portion 32a. As a result, striker 1
3 is held in a latched state by a latch 31 and a pole 32, and the spare tire carrier 20 is locked to the back of the vehicle body 10. When the spare tire carrier 20 is locked in the locking device, the motor 4 of the actuator 46 constituting the disengaging means 40b is used.
When the switch 6a is operated by operating a switch disposed near the driver's seat, the worm 46b rotates against the spring 46c to rotate the drive lever 46d, and the first operation arm 47 integrated therewith is shown. 6, the second operation arm 48 is rotated counterclockwise in the figure (see the two-dot chain line). For this reason, the slide piece 43 engaged with the second operation arm 48 slides on the lock lever 41 and retreats from the position opposing the engagement portion 42a of the operation lever 42, and when the operation lever 42 rotates. Is prevented from engaging with the same lever 42. Therefore, even if the operation wire 44 is pulled, the operation lever 42 does not engage with the lock lever 41, so that the lock lever 41 cannot be rotated, and the operation of the external operation wire 44 causes the spare tire carrier 20 to move. Unlocking becomes impossible. When the motor 46a is driven in the reverse rotation direction in this state, the worm 46b rotates in the reverse direction, and the first operation arm 47 and the second operation arm 484 are shown by solid lines in FIG. 6 via the drive lever 46d. Rotate back to the state,
The slide piece 43 is moved to a position where the slide piece 43 can be engaged with the operation lever 42. As a result, the lock release mechanism 40 recovers its function, and operates as described above to release the lock of the spare tire carrier 20 by the lock mechanism 30.

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の一実施例に係るロック装置を配設され
たスペアタイヤキャリアを備えた車両の背部からみた部
分斜視図である。 【図２】同スペアタイヤキャリアを内側からみた斜視図
である。 【図３】同ロック装置を構成するロック機構のベースを
取り外した状態で図２の矢印３方向からみた正面図
（ａ）、および同図（ａ）の矢印３ｂ−３ｂ線方向の縦
断側面図（ｂ）である。 【図４】同ロック装置を構成するロック解除機構の斜視
図である。 【図５】同ロック解除機構を構成するロックレバーおよ
びスライドピースの斜視図である。 【図６】同ロック解除機構の正面図である。 【図７】同ロック解除機構を構成するアクチュエータの
背面側から見た斜視図である。 【符号の説明】 １０…車体、１１，１２…開閉ドア、１３…ストライ
カ、２０…スペアタイヤキャリア、３０…ロック機構、
３１…ラッチ、３２…ポール、４０…ロック解除機構、
４０ａ…ロツク解除手段、４０ｂ…係合解除手段、４１
…ロックレバー、４２…操作レバー、４３…スライドピ
ース、４４…操作ワイヤ、４６…アクチュエータ、４
７，４８…操作アーム。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a partial perspective view of a vehicle provided with a spare tire carrier provided with a lock device according to an embodiment of the present invention, as viewed from the back. FIG. 2 is a perspective view of the spare tire carrier as viewed from the inside. FIG. 3 is a front view (a) as viewed from the direction of arrow 3 in FIG. 2 with a base of a lock mechanism constituting the lock device removed, and a vertical sectional side view in the direction of arrows 3b-3b in FIG. 3 (a). (B). FIG. 4 is a perspective view of a lock release mechanism constituting the lock device. FIG. 5 is a perspective view of a lock lever and a slide piece that constitute the lock release mechanism. FIG. 6 is a front view of the lock release mechanism. FIG. 7 is a perspective view of the actuator constituting the lock release mechanism as viewed from the rear side. [Description of Signs] 10: vehicle body, 11, 12: opening and closing door, 13: striker, 20: spare tire carrier, 30: locking mechanism,
31 ... Latch, 32 ... Paul, 40 ... Lock release mechanism,
40a: lock release means, 40b: engagement release means, 41
... Lock lever, 42 ... Operation lever, 43 ... Slide piece, 44 ... Operation wire, 46 ... Actuator, 4
7, 48 ... Operation arm.

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項１】車体の背部にて同背部の左右一側に一端部
を前後方向に回動可能に組付けられて他側へ延び背面に
て車両用スペアタイヤを支持するスペアタイヤキャリア
に配設されて、同スペアタイヤキャリアの他端部側にて
前記車体の背部に解除可能にロックするロック装置であ
り、前記車体の背部に設けたストライカが掛止するとと
もに回動動作により同掛止状態を解除するラッチおよび
ポールを有するロック機構と、回動動作により前記ラッ
チおよびポールを回動させて前記ストライカの掛止状態
を解除するロックレバーおよび前記ロックレバーと係合
し同ロックレバーを回動動作させる操作手段を有するロ
ック解除機構を備えた車両用スペアタイヤキャリアのロ
ック装置において、前記ロック解除機構に、前記ロック
レバーと前記操作手段との係合を復帰可能に解除する係
合解除手段を設け、同係合解除手段の操作を車室内にて
行うようにしたことを特徴とする車両用スペアタイヤキ
ャリアのロック装置。(1) At the back of the vehicle body, one end is attached to one of the left and right sides of the back so as to be rotatable in the front-rear direction, extends to the other side, and the vehicle spare is provided at the back. A lock device disposed on a spare tire carrier for supporting a tire and releasably locked to the back of the vehicle body at the other end of the spare tire carrier, wherein a striker provided on the back of the vehicle body is engaged. And a lock mechanism having a latch and a pawl for releasing the locked state by a rotating operation, a lock lever and a lock lever for releasing the locked state of the striker by rotating the latch and the pawl by a rotating operation And a lock device for a vehicle spare tire carrier having an unlocking mechanism having an operating means for engaging and rotating the lock lever. Locking means for releasing the engagement between the lock lever and the operating means so as to be able to be returned, and operating the disengaging means in the vehicle interior. apparatus.