JP3416678B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

Info

Publication number
JP3416678B2
JP3416678B2 JP22549694A JP22549694A JP3416678B2 JP 3416678 B2 JP3416678 B2 JP 3416678B2 JP 22549694 A JP22549694 A JP 22549694A JP 22549694 A JP22549694 A JP 22549694A JP 3416678 B2 JP3416678 B2 JP 3416678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
disk
drive
pair
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22549694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0863861A (ja
Inventor
仁郎 中道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TWD Industrial Company Lmited
Original Assignee
TWD Industrial Company Lmited
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TWD Industrial Company Lmited filed Critical TWD Industrial Company Lmited
Priority to JP22549694A priority Critical patent/JP3416678B2/ja
Priority to DE69523714T priority patent/DE69523714T2/de
Priority to US08/517,756 priority patent/US5682369A/en
Priority to EP95113170A priority patent/EP0708441B1/en
Priority to SG1995001209A priority patent/SG46141A1/en
Priority to CN95116612A priority patent/CN1139803A/zh
Priority to KR1019950026740A priority patent/KR960008773A/ko
Publication of JPH0863861A publication Critical patent/JPH0863861A/ja
Priority to US08/844,844 priority patent/US5822296A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3416678B2 publication Critical patent/JP3416678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクを移送させるロ
ーディング機構を備えたディスク再生装置に関する。ま
た本発明は、複数枚のディスクを収納可能なディスク再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イジェクト位置と再生位置との間
でディスクを移送する移送機構として、一対の無端状の
駆動ベルトを備えたものが実開昭60−106250
号、実開昭61−24851号等により提案されてい
る。
【0003】また、複数枚のディスクを収納するストッ
カと再生位置との間でディスクを無端状の駆動ベルトに
より移送するものが特開昭62−47893号に開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらディスク移送機
構における駆動ベルトは、ディスクをその平面内で移動
させるものであり、ディスクを再生するための回転駆動
装置は別途設けられている。従って、ベルト駆動用モー
タとディスク回転用モータの両方が必要となり、コスト
的に不利である。
【0005】また、ディスクのローディングと回転は同
時には行われないため、モータを兼用し、機構的にモー
タからの駆動力を切り換えることも可能であるが、切り
換え機構が必要になるため、同様にコスト的に不利とな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段として、ディスクの装脱位置と再生位
置との間で互いに略平行に張架され、ディスクの周縁に
巻き付く無端状の一対の駆動ベルトと、一対の駆動ベル
トをそれぞれ駆動する一対のモータと、ディスクの再生
時において、一対の駆動ベルトのディスク巻き付き部を
互いに反対方向に駆動するよう一対のモータを制御し、
また、ディスクの装脱位置と再生位置との間の移送時に
おいて、一対の駆動ベルトのディスク巻き付き部を互い
に同一方向に駆動するよう記モータを制御するモータ制
御手段とを備える。
【0007】また本発明は、複数のディスクを同軸状に
収納する収納位置と再生位置との間で互いに略平行に張
架され、ディスクの周縁に巻き付く無端状の一対の駆動
ベルトと、一対の駆動ベルトをそれぞれ駆動する一対の
モータと、ディスクの再生時において、一対の駆動ベル
トのディスク巻き付き部を互いに反対方向に駆動するよ
う一対のモータを制御し、また、ディスクの収納位置と
再生位置との間の移送時において、一対の駆動ベルトの
ディスク巻き付き部を互いに同一方向に駆動するようモ
ータを制御するモータ制御手段とを備える。
【0008】
【作用】一対の駆動ベルトにより、ディスクの再生時に
おいて、ディスクを所要の回転速度で回転し、また、デ
ィスクの装脱位置と再生位置との間の移送時において、
ディスクをその平面内で移動する。
【0009】また、一対の駆動ベルトにより、ディスク
の再生時において、ディスクを所要の回転速度で回転
し、またディスクの収納位置と再生位置との間の移送時
において、ディスクをその平面内で移動する。
【0010】
【実施例】以下に本発明を3枚のディスクを収納可能な
チェンジャー型ディスク再生装置に適応した実施例をも
って説明する。
【0011】図1は3枚のディスクを収納可能なディス
ク再生装置1において、3枚のディスクが収納された状
態における平面図、図2はその正面図である。外径が8
cmのディスク3、12cmのディスク4、5の計3枚
のディスク3、4、5を同軸状に収納しているストッカ
10は、モータ等からなるストッカ移動機構8によりシ
ャシ2に対して図1の紙面に垂直方向である上下移動可
能に配置されている。また、ストッカ10は、ディスク
3、4、5をそれぞれ載置するディスク載置板11、1
2、13を備えており、各載置板11、12、13の上
面がディスク3、4、5の記録面を支持する。この載置
板11、12、13はストッカ10の後端部の垂直壁1
9に取り付けられている。
【0012】ストッカ移動機構8により選択されたディ
スクは、図1に示すごとく、ゴムにより形成された無端
状の一対の駆動ベルト31、32によってディスク再生
装置1内を平行移動可能とされている。また、この駆動
ベルト31、32は再生位置に持ち来されたディスクを
回転駆動するものである。左側の駆動ベルト31は駆動
プーリ33と従動プーリ34に、右側の駆動ベルト32
は駆動プーリ35と従動プーリ36にそれぞれ掛け渡さ
れている。
【0013】なお、駆動プーリ33、従動プーリ34の
それぞれの回転軸37、38とを結んだ線と、駆動プー
リ35、従動プーリ36のそれぞれの回転軸39、40
とを結んだ線とは常に平行とされている。従って、駆動
ベルト31、32の張架方向もまた平行とされている。
【0014】図3は図1における線A−Aにおける駆動
プーリ33の断面図である。駆動プーリ33はその周縁
にV字状の溝66が形成されており、この溝66に駆動
ベルト31が巻回される。駆動ベルト31はその断面が
V字状に形成されており、駆動プーリ33と従動プーリ
34との間で掛け渡されることによる閉ループの外周に
おいて、断面がV字状の溝67を形成する。またこの閉
ループの内周において、駆動ベルト33は断面が三角状
の凸部68を形成し、この凸部68がそれぞれの駆動プ
ーリ33の溝66に係合する。なお、駆動プーリ35、
従動プーリ34、36は駆動プーリ33と同一形状とさ
れており、また駆動ベルト32は駆動ベルト31と同一
形状とされている。
【0015】駆動ベルト31、32が互いに接近する方
向に移動可能とすべく、駆動プーリ33、35、従動プ
ーリ34、36はそれぞれシャシ2に対して移動可能と
されており、以下、その移動機構を図1に示すディスク
再生装置1におけるストッカ10、駆動ベルト31、3
2等を取り除いた平面図である図4を用いて説明する。
【0016】駆動プーリ33、35及び従動プーリ3
4、36の各回転軸37、39、38、40は円筒状の
軸受41、43、42、44内に軸支されており、この
軸受41、42はシャシ2の他方側に配置されたスライ
ド板47の両端に、また軸受43、44はシャシ2の他
方側に配置されたスライド板48の両端にそれぞれ固定
配置されている。
【0017】シャシ2の一方側に配置された一対の回動
アーム45、46はその中間位置でシャシ2に設けられ
た軸50に夫々軸支されている。回動アーム45の両端
には長孔51、52が形成されており、長孔51に軸受
41が、長孔52に軸受44が夫々挿入されている。ま
た同様に回動アーム46の両端には長孔53、54がそ
れぞれ形成されており、長孔53に軸受42が、長孔5
4に軸受43が夫々挿入されている。
【0018】シャシ2には長孔55〜58が形成され、
この長孔に軸受41〜44が夫々挿入されている。従っ
て、スライド板47、48は互いに平行に移動可能とさ
れることにより、駆動プーリ33、従動プーリ34の夫
々の回転軸37、38とを結んだ線と、駆動プーリ3
5、従動プーリ36の夫々の回転軸39、40とを結ん
だ線が平行とされたまま、互いに近接又は離間する方向
に移動可能とされている。
【0019】一方のスライド板48にはモータ等からな
る駆動ベルト移動機構60が連結されている。この駆動
ベルト移動機構60によるスライド板48の移動に伴
い、スライド板48と回動アーム45、46によって連
結されたスライド板47もスライド板48の移動量と等
しく移動する。従って、駆動ベルト31、32は互いに
近接又は離間する方向に同等量だけ移動する。また、ス
ライド板47、48には夫々モータ61、62が取り付
けられ、その回転軸は軸受41、43を貫通して駆動プ
ーリ33、35の回転軸37、39と夫々連結されてい
る。
【0020】図1に示すごとく、ディスクに記録されて
いる情報を光学的に再生可能とすべく、対物レンズ7を
備える光学ピックアップ6がシャシ2に固定配置されて
いる。ディスク3、4、5には情報が記録されているト
ラック(図示せず)が螺旋状に形成されており、再生中
においては、周知のトラッキングサーボによってこのト
ラックに光学ピックアップ6からの出射光が追随するこ
とにより、光学ピックアップ6はディスクの再生に伴
い、ディスク3、4、5の内周から外周に向かって相対
的に移動する。
【0021】本実施例においては、光学ピックアップ6
がシャシ1に対して固定配置されており、再生中のディ
スクが光学ピックアップ6に対してその半径方向に移動
する。従って、光学ピックアップ6を移動させる移動機
構が有する機構上のガタ等がなく、極めて安定したディ
スクの再生が可能となる。もちろん、ディスクを移動さ
せるディスク移動機構が必要となるが、本実施例の場
合、ディスクを装置1内で移動させる一対のベルト3
1、32により兼用しているため、コスト的に有利であ
る。
【0022】9はフロントパネルを示し、1枚のディス
クを装置1に装脱可能とすべく、スリット状の開口部
(図示せず)が形成されている。
【0023】ストッカ10内でのディスク3、4、5の
位置を規制すべく、ディスク位置規制手段20が設けら
れている。このディスク位置規制手段20を、ストッカ
10の要部正面図である図5及びその断面図である図6
を用いて説明する。
【0024】ディスク位置規制手段20は、シャシ2に
固定配置された中空状の上側シャフト21、この上側シ
ャフト21内をモータ等からなるシャフト移動機構25
によって移動される駆動シャフト22及び上側シャフト
21と同軸状にシャシ2に固定配置された中空状の下側
シャフト23とからなる。上側シャフト21及び下側シ
ャフト23との間には、ディスクが通過可能な間隙24
が形成されている。
【0025】また、ディスク位置規制手段20は、上側
シャフト21内で移動可能とされ、バネ30によって駆
動シャフト22から離れる方向に付勢された規制シャフ
ト27を備える。規制シャフト27の内部空間29に
は、駆動シャフト22の先端に形成された径大部28が
挿入されている。図示の状態においては、シャフト移動
機構25により駆動シャフト22が下降位置とされるこ
とにより、規制シャフト27の先端が下側シャフト23
の中空部分に挿入され、間隙24を閉成している。ま
た、シャフト移動機構25により駆動シャフト22が上
昇位置とされると、規制シャフト27が上側シャフト2
1内に移動して間隙24を開放する図7に示す位置に持
ち来される。
【0026】上側シャフト21及び下側シャフト23
は、ディスクの中心孔に貫通するものであるが、8cm
ディスク3と12cmディスク4、5は外径は異なるも
のの、その中心孔63、64、65の内径は同一とされ
ている。従って、上側シャフト21又は下側シャフト2
3の何れかが中心孔に挿入されているディスクはストッ
カ10内での位置が規制されている。図5、図6におい
ては間隙24に移動シャフト22が露呈されていること
により、ディスク3、4は上側シャフト21により、ま
たディスク5は移動シャフト22により移動が規制され
ている。
【0027】図8はモータ61、62を駆動制御する回
路ブロック図を示す。マイコン70は光学ピックアップ
6の対物レンズ7をディスクの記録面に対して近接/離
間する方向に移動させるフォーカスサーボを行い、また
対物レンズ7をディスクのトラックに対して直交する方
向に移動させるトラッキングサーボを行うべく、出力端
子71、72からそれぞれフォーカスサーボ信号、トラ
ッキングサーボ信号を夫々出力する。
【0028】これらのサーボ信号は、それぞれ駆動回路
80、81を介して対物レンズ7を所要の方向に移動さ
せる。また、端子72にはローパスフィルタ(以下、L
PFと云う)82が接続されており、トラッキングサー
ボ信号のDC成分を取り出す。このDC成分は加算回路
83、84に入力される。
【0029】マイコン70の出力端子73からは、装置
内1でディスクを移送させる際のディスク移送信号が出
力される。即ち、ディスクをイジェクト位置からストッ
カ10方向へ移送させる際にはプラス極性の所定の電圧
を出力し、ストッカ10からイジェクト方向へディスク
を移送させる際にはマイナス極性の所定の電圧が出力さ
れる。このディスク移送信号は、第1及び第2の加算回
路83、84にそれぞれ入力される。加算回路83の出
力は第3の加算回路85に、また加算回路84の出力
は、極性反転回路89を介して第4の加算回路86に入
力されている。
【0030】マイコン70の出力端子74からは、CL
Vによって情報が記録されているディスクを回転するた
めのCLVサーボ信号が出力される。このサーボ信号
は、周知のごとく、光学ピックアップ6からの再生信号
に含まれる同期信号を基準クロックと位相比較して得た
位相差信号に基づき、所定の速度でディスクを回転させ
るものである。このCLVサーボ信号は加算回路85、
86に入力される。この加算回路85、86の出力はモ
ータ駆動回路87、88を介してモータ61、62を回
転駆動させる。
【0031】ディスクの装置1内での移送時には、その
移送方向に応じてマイコン70の出力端子73から所要
極性の電圧を発生し、モータ61、62を制御してディ
スクを移送する。またディスクの再生時には、マイコン
70の出力端子74からのCLVサーボ信号と、出力端
子72から出力されるトラッキングサーボ信号における
DC成分の両方によってモータ61、62を制御してデ
ィスクを回転させる。
【0032】また、マイコンの出力端子75は前述のス
トッカ移動機構8に、出力端子76はシャフト移動機構
25に、出力端子77は駆動ベルト移動機構60に接続
され、夫々の動作を制御する。
【0033】以上の構成において、その動作を説明す
る。第1図に示すディスク収納状態から、ストッカ10
内に収納されているディスクのうち、最下段に収納され
ている12cmのディスク5を再生する場合、マイコン
70はその出力端子77に駆動ベルト移動機構60を駆
動する制御信号を出力することにより、図4に示す駆動
ベルト移動機構60がスライド板48を長孔57、58
に沿って図4の左方向に平行に移動する。
【0034】この移動に伴い、回動アーム45、46に
よってスライド板48と連結されたスライド板47も長
孔55、56に沿って図4の右方向に移動されることに
より、スライド板47、48は互いに近接する方向に平
行移動する。この移動に伴い、駆動ベルト31、32も
同様に互いに近接する方向に移動し、図9に示すごと
く、ディスク5の外周に駆動ベルト31、32がそれぞ
れ所要の角度で巻き付く。
【0035】この状態において、図8に示すマイコン7
0は、ディスク5の再生位置への移送開始前に、その出
力端子76からシャフト移動機構25を制御する制御信
号を出力し、シャフト移動機構25による駆動シャフト
22の引き上げに追随して規制シャフト27が上側シャ
フト21内に引き上げられ、図7に示すごとく、上側シ
ャフト21と下側シャフト23との間の間隙24を開放
する。
【0036】引き続き、図8に示すマイコン70は、そ
の出力端子73に負極性の所定電圧のディスク移送信号
を出力することにより、モータ61が時計方向、モータ
62が反時計方向に回転することにより、駆動ベルト3
1、32のディスク5に巻き付いている部分が同一方向
に駆動されることにより、ディスク5はストッカ10か
ら引き出され、図10に示す再生開始位置に持ち来され
る。この位置においては、光学ピックアップ6の対物レ
ンズ7はディスク5の記録範囲における一点鎖線で示す
最内周位置に位置する。
【0037】この図10に示す位置にディスク5を持ち
来した後、マイコン70はその出力端子74から正極性
のCLVサーボ信号を出力することにより、モータ6
1、62をそれぞれ反時計方向に回転させ、駆動ベルト
31、32のディスク5に巻き付いている部分が互いに
反対方向に駆動されることにより、ディスク5を所要の
回転速度で時計方向に回転させる。
【0038】また、対物レンズ7から出射されるレーザ
ー光をディスク5の記録面にフォーカシングさせると共
に、ディスク5のトラックにトラッキングさせることに
より、フォーカスサーボによりディスク5の面振れに追
随して対物レンズ7を上下に、またトラッキングサーボ
によりディスク5の偏心に追随して対物レンズ7をディ
スク5のトラックと直交方向に移動させる。
【0039】ここで、vをディスクの読み出し線速度、
pをトラックピッチ、riをディスク5の記録範囲にお
ける最内周半径、rtをriよりt秒後の読み出し半
径、rdをディスク5の半径とすると、t秒後の読み出
し半径は、 v・p・t=π(rt2−ri2) よって ∴
【数1】 t秒後の各駆動ベルト31、32の速度v11t、v21
【数2】
【数3】 で定義され、ディスク5を再生中、この速度になるよう
モータ61、62が制御される。
【0040】ディスク5には螺旋状にトラックが形成さ
れているため、再生に伴って対物レンズ7は徐々にディ
スク5の外側方向へ移動する結果、トラッキングサーボ
信号には正極性のDC成分が表れる。
【0041】このDC成分は、図8に示すLPF82に
よって取り出され、加算回路83、85、駆動回路87
を介してモータ61に、また加算回路84、極性反転回
路89、加算回路86、駆動回路88を介してモータ6
2に印加される。従って、CLVサーボ信号のみによっ
て回転している状態におけるモータ61、62に印加さ
れている電圧は等しいため、モータ61においてはその
回転数を増加するよう、モータ62においてはその回転
数を減少させるよう各モータ61、62への印加電圧が
変化する。
【0042】従って、駆動ベルト31の速度は駆動ベル
ト32の速度に対して増加する結果、ディスク5の回転
中心が対物レンズ7から離れる方向への移動力が発生す
ることにより、ディスク5はストッカ10方向に移動
し、ディスク5に記録されている螺旋状のトラックに光
学ピックアップ6の対物レンズ7が追随する。
【0043】この再生中においては、ディスク5の周縁
に駆動ベルト31、32が巻き付いているため、ディス
ク5の回転中に発生するディスク5の振動が抑止され
る。また、駆動ベルト31、32の断面は図3に示すご
とくV字状であるため、ディスク5の周縁を挾持するこ
とになり、ディスク5の面振れを防止することが可能と
なる。
【0044】ディスク5の再生に伴って駆動ベルト3
1、32によりディスク5が対物レンズ7に対して移動
し、ディスク5の記録範囲における二点鎖線で示す最外
周位置を光学ピックアップ6が再生している状態の平面
図を図11に示す。この位置において、ディスク5の再
生は終了する。次に、このディスク5をストッカ10内
に収納する際のシャフト移動機構25の動作を図12を
もって時系列的に説明する。
【0045】図11に示す再生終了位置において、規制
シャフト27は上側シャフト21内に移動しているた
め、図12(a)に示すごとく、上側シャフト21と下
側シャフト23との間の間隙24を開放し、この間隙2
4内にディスク5が位置している。ディスク5の再生終
了後、ディスク5をストッカ10内に収納する場合に
は、マイコン70は先ずその出力端子76に制御信号を
出力し、規制シャフト27が下側シャフト23内に挿入
されるよう、駆動シャフト22を下降位置に移動させ
る。
【0046】しかしながら、間隙24にはディスク5が
位置しているため、図12(b)に示すごとく、規制シ
ャフト27の先端がディスク5の表面に当接される。な
お、この状態におけるディスク位置規制手段20の断面
図を図13に示す。この状態において、マイコン70は
その出力端子73に正極性のディスク移送信号を出力す
ることにより、ディスク5は駆動ベルト31、32によ
りストッカ10に向かって矢印方向へ移動を開始する。
【0047】この移動に伴い、規制シャフト27の先端
はディスク5の表面を摺動し、ディスク5の中心孔65
が規制シャフト27に整列した時点で、規制シャフト2
7がバネ30の付勢力によりディスク5の中心孔65を
通過して下側シャフト23内に挿入される。この状態を
図12(c)及び図6に示す。なお、規制シャフト27
が下側シャフト23内に移動したことを所要の検出手段
により検出することにより、モータ61、62の駆動は
停止される。
【0048】規制シャフト27がディスク5の中心孔6
5に挿入されることにより、ディスク5はストッカ10
内で位置決めがなされると共に、振動等によりディスク
5がストッカ10から飛び出ることが防止される。ま
た、駆動ベルト31、32により移動されてきたディス
ク5以外のディスク3、4は上側シャフト21により同
様にストッカ10内で位置決めがなされると共に、スト
ッカ10から飛び出ることが防止されている。
【0049】ディスク5をストッカ10内に収納した
後、ストッカ10の最上段に収納されている8cmディ
スク3を再生する場合、マイコン70はその出力端子7
5からストッカ駆動信号を出力し、ディスク3と駆動ベ
ルト31、32が同一平面になるまでストッカ移動機構
8によりストッカ10を下方向に移動させる。続いてマ
イコン70はその出力端子77に駆動ベルト移動機構6
0を駆動する制御信号を出力することにより、図14に
示すごとく、駆動ベルト31、32をディスク3の外周
に巻き付ける。
【0050】この状態から、マイコン70は、装置1内
でのディスク3の移送の開始前に、その出力端子76か
らシャフト移動機構25を制御する制御信号を出力し、
シャフト移動機構25により規制シャフト27を上側シ
ャフト21内に引き上げ、上側シャフト21と下側シャ
フト23との間の間隙24を開放する。
【0051】引き続き、マイコン70は、その出力端子
73に負極性の所定電圧のディスク移送信号を出力する
ことにより、モータ61が時計方向、モータ62が反時
計方向に回転し、駆動ベルト31、32によりディスク
3をストッカ10から引き出し、ディスク3を図15に
示す再生開始位置に持ち来し、前述と同様、駆動ベルト
31、32によりディスク3を所要の回転速度で時計方
向に回転させる。
【0052】また、図11に示す再生が終了したディス
ク5をイジェクトする場合は、マイコン70の出力端子
73に負極性のディスク移送信号を出力することによ
り、モータ61を時計方向、モータ62を反時計方向に
回転させ、図16に示すごとく、ディスク5をフロント
パネル9に形成された開口部からディスク5の一部を露
出させる。
【0053】なお、図11に示す再生終了位置におい
て、駆動プーリ33と35及び従動プーリ34と36の
内側間の距離は、駆動ベルト31、32をディスク5の
外周に巻き付けるために、ディスク5の直径より小さく
なっている。従って、図16に示すイジェクト位置にお
いては、ディスク5のイジェクト方向への移動に伴って
従動プーリ34と36の距離が図11に比べて大きくさ
れ、ディスク5が従動プーリ34、36間を通過してイ
ジェクト可能とされている。
【0054】フロントパネル9からその一部が露出され
ているディスク5がユーザーによりイジェクトされたこ
とが検出されると、マイコン70はその出力端子77に
駆動ベルト移動制御信号を出力し、8cm又は12cm
のディスクをローディング可能とする図17に示すロー
ディング待機位置まで駆動ベルト移動機構60により駆
動ベルト31、32を移動させる。この位置において
は、従動プーリ34、36の内側間の距離は、8cmデ
ィスクの直径より小さくされている。
【0055】この位置において、8cm又は12cmの
何れかのディスクがフロントパネル9の開口部から挿入
されると、従動プーリ34、36は共にその距離が大き
くなるような力を受ける。従って、回動アーム45、4
6によって連結されているスライド板47、48も同様
に互いに離れる方向に移動する。この移動を検出するこ
とにより、マイコン70はその出力端子73に正極性の
ディスク移送信号を出力して駆動ベルト31、32を駆
動し、挿入されたディスクを装置1内部にローディング
する。
【0056】ローディングされたディスクを再生するこ
となくストッカ10内に収納する場合には、図11に示
す再生終了位置までローディングされたディスクの中心
が位置したとき、前述と同様、マイコン70によりディ
スク位置規制手段20の駆動シャフト22がシャフト移
動機構25により移動されて、規制シャフト27の先端
がディスクの表面に当接し、ストッカ10内にディスク
が収納された時、ディスクの中心孔に規制シャフト27
が挿入されることにより、ディスクの位置決めを行う。
【0057】なお、規制シャフト27の先端はディスク
の表面を摺動するため、ディスクに傷が付かないよう、
規制シャフト27を滑りが良いポリアセタール樹脂等に
より形成するのが望ましいが、その先端に摺動摩擦の少
ない部材を取り付けることも可能である。
【0058】なお、上述の実施例において、駆動ベルト
は、ローディング/イジェクトやストッカ内への収納の
ための装置内でのディスクの移動と、再生位置でのディ
スクの回転と、光学ピックアップから照射されるレーザ
ー光をディスクの記録領域に亘って移動すべく、光学ピ
ックアップとディスクを相対的に移動するため、再生中
のディスクの回転平面内における移動の3つの動作を行
っている。しかしながら、本発明はこれに限定されるこ
となく、例えば光学ピックアップをシャシに対して移動
可能とすることにより、駆動ベルトがローディング/イ
ジェクトやストッカ内への収納のための装置内でのディ
スクの移動と、再生位置でのディスクの回転の2つの動
作を行うようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクを再生位置と
装脱位置、或いは再生位置と収納位置との間を駆動ベル
トにより移動させ、またこの駆動ベルトにより再生位置
にあるディスクを所要の回転速度で回転駆動することが
できるため、ローコストのディスク再生装置を得ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク再生装置の平面図。
【図2】ディスク再生装置の正面図。
【図3】図1におけるA−A線断面図。
【図4】図1に示すディスク再生装置1におけるストッ
カ10、駆動ベルト31、32等を取り除いた平面図
【図5】ディスク位置規制手段を表す要部正面図。
【図6】図5の断面図。
【図7】間隙が開放された状態におけるディスク位置規
制手段を表す断面図。
【図8】駆動ベルトを駆動するモータを駆動制御する回
路ブロック図。
【図9】駆動ベルトがディスクに巻き付いた状態におけ
る平面図。
【図10】ディスクが再生開始位置に持ち来された状態
における平面図。
【図11】ディスクが再生終了位置に持ち来された状態
における平面図。
【図12】ディスク位置規制手段の動作を時系列的に説
明する図。
【図13】ディスクに規制シャフトが当接している状態
におけるディスク位置規制手段を説明する要部断面図。
【図14】駆動ベルトが8cmディスクに巻き付いた状
態を示す平面図。
【図15】8cmディスクが再生開始位置に持ち来され
た状態における平面図。
【図16】ディスクがイジェクト位置持ち来された状態
における平面図。
【図17】ローディング待機状態における平面図。
【符号の説明】
1 ディスク再生装置 2 シャシ 3 8cmディスク 4 12cmディスク 5 12cmディスク 6 光学ピックアップ 8 ストッカ移動機構 10 ストッカ 20 ディスク位置規制手段 21 上側シャフト 22 駆動シャフト 23 下側シャフト 25 シャフト移動機構 27 規制シャフト 31 駆動ベルト 32 駆動ベルト 60 駆動ベルト移動機構 61 モータ 62 モータ 70 マイコン
フロントページの続き (72)発明者 中道 仁郎 東京都小平市鈴木町1丁目153番地 ナ カミチ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−47893(JP,A) 実開 昭60−106250(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/04,17/22 - 17/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクの装脱位置と再生位置との間で互
    いに略平行に張架され、該ディスクの周縁に夫々巻き付
    く無端状の一対の駆動ベルトと、 該一対の駆動ベルトをそれぞれ駆動する一対のモータ
    と、 前記ディスクの再生時において、前記ディスクを所要の
    回転速度で回転すべく、前記一対の駆動ベルトのディス
    ク巻き付き部を互いに反対方向に駆動するよう前記一対
    のモータを制御し、また、前記ディスクの前記装脱位置
    と再生位置との間の移送時において、前記ディスクをそ
    の平面内で移動すべく、前記一対の駆動ベルトの前記デ
    ィスク巻き付き部を互いに同一方向に駆動するよう前記
    モータを制御するモータ制御手段とを備えることを特徴
    とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】複数のディスクを同軸状に収納する収納位
    置と再生位置との間で互いに略平行に張架され、該ディ
    スクの周縁に夫々巻き付く無端状の一対の駆動ベルト
    と、 該一対の駆動ベルトをそれぞれ駆動する一対のモータ
    と、 前記ディスクの再生時において、前記ディスクを所要の
    回転速度で回転すべく、前記一対の駆動ベルトのディス
    ク巻き付き部を互いに反対方向に駆動するよう前記一対
    のモータを制御し、また、前記ディスクの前記収納位置
    と再生位置との間の移送時において、前記ディスクをそ
    の平面内で移動すべく、前記一対の駆動ベルトの前記デ
    ィスク巻き付き部を互いに同一方向に駆動するよう前記
    モータを制御するモータ制御手段とを備えることを特徴
    とするディスク再生装置。
JP22549694A 1994-08-26 1994-08-26 ディスク再生装置 Expired - Fee Related JP3416678B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22549694A JP3416678B2 (ja) 1994-08-26 1994-08-26 ディスク再生装置
US08/517,756 US5682369A (en) 1994-08-26 1995-08-22 Two-belt disk rotating and transport drive
EP95113170A EP0708441B1 (en) 1994-08-26 1995-08-22 Disk playback device
DE69523714T DE69523714T2 (de) 1994-08-26 1995-08-22 Plattenwiedergabevorrichtung
SG1995001209A SG46141A1 (en) 1994-08-26 1995-08-25 Disk playback device
CN95116612A CN1139803A (zh) 1994-08-26 1995-08-25 光盘播放装置
KR1019950026740A KR960008773A (ko) 1994-08-26 1995-08-26 디스크 재생장치
US08/844,844 US5822296A (en) 1994-08-26 1997-04-22 Disk playback device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22549694A JP3416678B2 (ja) 1994-08-26 1994-08-26 ディスク再生装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19698795A Division JPH0863859A (ja) 1994-08-26 1995-07-10 チェンジャー型ディスク再生装置
JP7196988A Division JPH0863863A (ja) 1994-08-26 1995-07-10 ディスク移送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0863861A JPH0863861A (ja) 1996-03-08
JP3416678B2 true JP3416678B2 (ja) 2003-06-16

Family

ID=16830237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22549694A Expired - Fee Related JP3416678B2 (ja) 1994-08-26 1994-08-26 ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3416678B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0863861A (ja) 1996-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5682369A (en) Two-belt disk rotating and transport drive
US5105418A (en) Disk drive with means to play either side of a disk
JPH06259865A (ja) ディスク再生装置
US6711113B2 (en) Disk drive apparatus
JP3416678B2 (ja) ディスク再生装置
JPH0863863A (ja) ディスク移送装置
JPH0863859A (ja) チェンジャー型ディスク再生装置
JPH0863862A (ja) ディスク位置規制装置
JPH06259864A (ja) ディスク再生装置
JPH06259869A (ja) ディスク再生装置
JP2000173153A (ja) 光ディスク装置
US4383309A (en) Disc-shaped recording medium reproducing apparatus
US5872752A (en) Apparatus for recording and/or reproducing disk-like recording medium
JPH10208357A (ja) ディスクドライブ装置
JPS6226837Y2 (ja)
KR900000640B1 (ko) 디스크 자동교환장치
JP3488309B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
JPH07220411A (ja) ディスク再生装置
JP2981021B2 (ja) 両面再生ディスクプレーヤ
JPH0917155A (ja) ディスクプレーヤ
JPH0917156A (ja) ディスクプレーヤ
JP2944379B2 (ja) 光ディスクプレーヤ
JP3208883B2 (ja) 案内装置
JPH07220412A (ja) ディスク再生装置
KR0176547B1 (ko) 픽업 및 그 안내장치가 개선된 디스크드라이브

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021210

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees