JP3415558B2 - 回転式粉末圧縮成形機 - Google Patents

回転式粉末圧縮成形機

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JP3415558B2
JP3415558B2 JP2000109806A JP2000109806A JP3415558B2 JP 3415558 B2 JP3415558 B2 JP 3415558B2 JP 2000109806 A JP2000109806 A JP 2000109806A JP 2000109806 A JP2000109806 A JP 2000109806A JP 3415558 B2 JP3415558 B2 JP 3415558B2
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    • A61J3/00Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms
    • A61J3/10Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms into the form of compressed tablets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末を圧縮して錠
剤等を成形するための回転式粉末圧縮成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転式粉末圧縮成形機を
用いて、医薬品錠剤を製造する場合、薬物処方成分のみ
で錠剤の原料粉末を構成すると、杵や臼に錠剤の原料粉
末や錠剤がこびりつくといったいわゆるスティッキング
等の障害が生じる場合がある。この障害を防止するた
め、ステアリン酸マグネシウム等の粉末滑沢剤を薬物処
方成分に混合して錠剤の原料粉末を構成し打錠する方法
が、錠剤の製造上容易であるため、従来一般的に用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年、老人医療
分野が重要視されつつあることとあいまって、老人等が
飲み下しやすいように口の中で溶けやすくした錠剤や、
嚥下後直ぐに溶けて薬効を発揮し得る錠剤の需要が増加
している。しかしながら、上述した従来の製法による錠
剤では、混入している粉末滑沢剤が、錠剤の崩壊、溶融
を阻止するため、このような需要に対応することが難し
かった。また、粉末滑沢剤の混入によって錠剤が割れや
すくなるという不具合もあった。
【0004】スティッキングの防止という粉末滑沢剤の
目的を考慮すれば、粉末滑沢剤は、薬物処方成分に混合
させる必要はなく、杵表面等のスティッキングの生じる
部位にのみ付着させ、薬物処方成分のみからなる原料粉
末を用いることができるはずである。この点に着目し、
打錠前に上杵、下杵、臼孔にあらかじめ粉末滑沢剤をス
プレー塗布するようにしたものが考えられている。
【0005】しかしながら、スプレー塗布する際に粉末
滑沢剤が周囲に飛散し、薬物処方成分に混入したり、逆
に薬物処方成分がスプレー時に粉末滑沢剤に混入したり
するいわゆるコンタミ問題が生じる上、粉末滑沢剤が均
一に杵等に付着しない場合がある。また、飛散を防止す
るために、粉末滑沢剤をスプレー塗布する位置において
杵の周辺を包囲することが考えられるが、上杵に対して
はその包囲に粉末滑沢剤が通過する開口を設ける必要が
あり、効果的に飛散を抑えることが難しかった。
【0006】これに加えて、粉末滑沢剤は杵先や臼孔に
塗布するものであるので、その使用量はごく微量であ
る。しかしながら、粉末滑沢剤をスプレー塗布する場
合、粉末滑沢剤の微量を正確に計量することが困難であ
った。例えば、粉末滑沢剤を収容することができるとと
もに、その微量が取り出せるように底面を可撓性のある
膜板部材で形成し、その膜板部材に小径の孔を設けてお
き、膜板部材を脈動空気振動波により振動させる貯蔵タ
ンクを用いるものでは、脈動空気振動波の脈動と膜板部
材の変形具合とに応じて小径の孔において計量される粉
末滑沢剤の量が変化するため、正確な計量ができないこ
とがあった。したがって、多めに計量した場合には、杵
先や臼孔に塗布されなかった余剰の粉末滑沢剤が回転式
圧縮成形機内部に飛散することになり、コンタミ問題を
拡大することになった。
【0007】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る回転式粉末圧縮成形機は、
微量の粉末滑沢剤を正確に計量できるように、粉末滑沢
剤供給手段が、粉末滑沢剤を貯留し、かつ所定量を連続
的に送出する粉末滑沢剤供給部と、粉末滑沢剤の流量を
検知する流量検知部と、杵先及び臼孔に付着しなかった
余剰の粉末滑沢剤の量を検知する回収量検知部と、流量
検知部と回収量検知部とのそれぞれの検知量に基づいて
必要な粉末滑沢剤の量を演算して粉末滑沢剤供給部を制
御する制御部とを具備する構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、フレーム内に回転板を
立シャフトを介して回転可能に配設し、その回転盤に臼
孔を有する臼を設けるとともに、臼の上下に上杵及び下
杵を上下摺動可能に保持させておき、杵先を臼孔内に挿
入した状態で上杵及び下杵を互いに相寄る向きに移動、
押圧することにより、臼孔内に充填した粉末を上杵下端
面及び下杵上端面間で圧縮成形するようにした回転式粉
末圧縮成形機において、上杵と下杵とのそれぞれの端面
及び臼孔に粉末の充填に先立って粉末滑沢剤を噴射する
粉末滑沢剤供給手段を具備してなり、粉末滑沢剤供給手
段が、粉末滑沢剤を貯留するとともに貯留された粉末滑
沢剤の所望量を連続的に送出する粉末滑沢剤供給部と、
粉末滑沢剤供給部から送出された粉末滑沢剤の流量を検
知する流量検知部と、流量検知部で検知された量で噴射
された粉末滑沢剤の内の圧縮成形時に実際に使用される
粉末滑沢剤以外の余剰となる粉末滑沢剤の量を検知する
回収量検知部と、流量検知部と回収量検知部とのそれぞ
れの検知量に基づいて送出する粉末滑沢剤の量を演算し
その演算した量を送出するように粉末滑沢剤供給部を制
御する制御部とを備えてなることを特徴とする回転式粉
末圧縮成形機である。
【0010】このような構成のものであれば、粉末滑沢
剤供給部は貯留している粉末滑沢剤の所定量を連続的に
送出する。流量検知部は送出された粉末滑沢剤の量を検
知し、その検知量を制御部に出力する。回収量検知部
は、噴射され実際に使用された粉末滑沢剤以外の余剰の
粉末滑沢剤の量を検知し、その検知量(回収量)を制御
部に出力する。制御部は、入力されたそれぞれの検知量
に基づいて送出する粉末滑沢剤の量を演算し、その演算
した量の粉末滑沢剤を送出するように粉末滑沢剤供給部
を制御する。
【0011】したがって、粉末滑沢剤の実際に送出され
た量と余剰の回収量とから、実際に必要な粉末滑沢剤の
噴射量を制御することが可能になり、高精度に送出する
粉末滑沢剤の量を制御して噴射することが可能になる。
このため、粉末滑沢剤を効率よく使用することが可能に
なり、使用量を最小限に抑えることが可能になる。ま
た、余剰の粉末滑沢剤の量を減少させることができるの
で、圧縮成形する粉末への混入を可及的に少量に抑制す
ることが可能になり、また杵や回転盤等に不要に付着し
てそのまま粉末滑沢剤の塊となり、ある程度の大きさに
成長した時点で落下すると言った不具合を防ぐことが可
能になる。それゆえ、このようにして成長した粉末滑沢
剤が回転盤上に落下して砕け、その粉末滑沢剤が粉末内
に混入することをも未然に回避することが可能になる。
【0012】流量検知部としては、粉末滑沢剤が内部を
流動する光透過性の検出管路と、検出管路内を流動中の
粉末滑沢剤に光を射出する光源と、検出管路内の粉末滑
沢剤により散乱した散乱光を検出する光検出器とを備え
てなり、散乱光の強度により検出管路内を流動する粉末
滑沢剤の流量を検知するものが好適である。このよう
に、検出管路内を流動する粉末滑沢剤から散乱する光の
強度を利用するため、粉末滑沢剤の微量な流量を検知す
ることが可能になる。
【0013】粉末滑沢剤供給手段としては、余剰となる
粉末滑沢剤を回収量検知手段に導く粉末吸引機構をさら
に具備してなるが好ましい。このように、粉末吸引機構
を備えれば、上記した光や静電容量を利用して粉末滑沢
剤の流量を検知することが可能になり、回収量の検知精
度を向上させることが可能になる。それゆえ、流量検知
部にて検知された供給される粉末滑沢剤と回収された粉
末滑沢剤とに基づいて実際の使用量を正確に検知するこ
とが可能になり、精密に粉末滑沢剤の供給量を制御する
ことが可能になる。
【0014】また、流量検知部としては、内部を流動す
る粉末滑沢剤の静電容量を検知する測定電極体を具備し
てなり、測定電極体が検出した静電容量の変化量に基づ
いて粉末滑沢剤の流量を検知するが挙げられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0016】図1は、本発明の回転式粉末圧縮成形機の
全体構成を示している。この回転式粉末圧縮成形機は、
粉末滑沢剤Lを供給する粉末滑沢剤供給噴射装置LSを
具備してなり、フレーム1内に回転盤3を立シャフト2
を介して水平回転可能に配設し、その回転盤3に複数の
臼4を所定のピッチで設けるとともに、各臼4の上下に
上杵5及び下杵6を上下摺動可能に保持させてある。
【0017】詳述すれば、フレーム1の略中央部には軸
受21により軸支された立シャフト2が配設してあり、
この立シャフト2の下端近傍にウォームホィール22が
固定してあって、このウォームホィール22にウォーム
23及びベルト24を介してモータ25の回転駆動力が
伝達されるようになっている。そして、この立シャフト
2のヘッド近傍に、2つの機能部分に分けられる回転盤
3が固定してある。回転盤3は、その上側部分に設けら
れて上杵5を上下摺動可能に保持する上杵保持部32
と、その下側部分に設けられて下杵6を上下摺動可能に
保持するとともに、前記上杵保持部32に対面する位置
に臼4を着脱可能に嵌装するための臼取付孔を同一円周
上に複数個設けてなる臼部33とから構成されている。
上杵保持部32及び臼部33には、上杵5及び下杵6を
摺動移動可能に保持する杵保持孔がそれぞれ複数穿設さ
れている。この回転盤3において、下杵6と上杵5と臼
4とが、各中心線を一致させて上下に配置されるよう
に、それぞれの杵保持孔と臼取付孔とが穿設されてい
る。上杵5の上端部、下杵6の下端部には、図3に示す
ように、それぞれ大径部を設けてあり、この大径部を後
述する各カム等に係合案内させて、上下動するように構
成してある。臼4には上杵5、下杵6の杵先を挿入させ
るための臼孔41が上下に貫通させてある。また、上杵
5の下端部分には、後述する粉末滑沢剤Lが上杵5の胴
部分に付着しないように、上杵保持部32の下面に上端
が固定され下端が上杵5下端部に設けられた環状溝5m
に嵌合して、上杵5が突出した際にその胴部を被覆する
蛇腹5nが設けてある(図5)。
【0018】この回転式粉末圧縮成形機には、図2〜図
3に示すように、粉末充填部7と、粉末摺切部8と、圧
縮成形部9と、製品取出部10と、粉末滑沢剤噴射部K
とが、回転盤3の回転方向に沿って順次に設けてある。
【0019】粉末充填部7は、下杵6を低下器71によ
り降下させて回転盤3上に供給された粉末をフィードシ
ュー72により臼4内に導入するようにしたもので、回
転盤3上への粉末の供給は、粉末供給機構73により行
われる。
【0020】粉末摺切部8は、分量レール82により下
杵6を所定位置まで上昇させるとともに下杵6の上昇に
より臼4内から溢れ出た粉末を摺切板83により臼4上
から除去するようにしたものである。
【0021】圧縮成形部9は、上杵5を下り傾斜面に沿
わせて降下させその杵先を臼4内に挿入させるための上
杵降下カム91と、杵先を臼4内に挿入した上杵5と下
杵6とを上下から拘束して臼4内の粉末を予備的に圧縮
する上、下予圧縮ロール92、93と、前記上杵5と下
杵6とを上下から拘束して臼4内の粉末を本格的に圧縮
する上、下本圧縮ロール94、95とを具備してなる。
【0022】製品取出部10は、図2〜図3に示すよう
に、上杵5を上り傾斜面に沿わせて上昇させその杵先を
臼4から抜き取るための上杵上昇カム100と、下杵6
を上方に付勢して臼4内の製品である錠剤PLを完全に
臼4外に押出す押上レール106と、押出された錠剤P
Lを側方に案内してシュート104に導く案内板105
とを具備してなる。
【0023】粉末滑沢剤噴射部Kは、製品取出部10と
粉末充填部7との間に設けるものである。この粉末滑沢
剤噴射部Kは、図4に示すように、上杵5の下端面5
a、下杵6の上端面6a及び臼孔41の内周面に粉末滑
沢剤Lを飛散を防止して供給するように、上杵5のため
の粉末滑沢剤Lが通過する貫通孔K1及び高速空気流で
あるエアカーテンACが吸入される吸入口K2を除いて
粉末滑沢剤Lが連続して噴射される空間を包囲する箱体
BXを有してなり、その箱体BX内に上杵5に粉末滑沢
剤Lを噴射する上側ノズルNUと、下杵6及び臼孔41
に粉末滑沢剤Lを噴射する下側ノズルNBとの先端を内
包し、貫通孔K1の上方をエアカーテンACが吸入孔K
2に向かって噴射されるように構成されている。
【0024】すなわち、粉末滑沢剤噴射部Kにおいて上
杵5、下杵6及び臼孔41に粉末滑沢剤Lを供給する粉
末滑沢剤供給手段の一部をなす粉末滑沢剤噴射手段は、
図4〜6に示すように、凹面NUa,NBaを有し粉末
滑沢剤Lのそれぞれの供給位置において上杵5及び下杵
6のそれぞれの端面に対向し粉末滑沢剤Lを凹面NU
a,NBaに案内させて略一方向に噴射する噴射ノズル
たる上側ノズルNU及び下側ノズルNBと、上杵下端面
5a近傍に高速空気流を噴射して上側ノズルNU及び下
側ノズルNBから噴射されて余剰となった粉末滑沢剤L
の上方向への飛散を阻止するエアカーテンACを含む空
気流供給機構とを具備するものである。上側ノズルNU
及び下側ノズルNBは箱体BXに取り付けられ、ごく微
量の粉末滑沢剤Lを計量し加圧気体により圧送する粉末
滑沢剤供給噴射装置LSに接続してある。
【0025】上側及び下側ノズルNU,NBは、そのノ
ズル先端NU1,NB1がノズル本体NU2,NB2か
ら取り外しできるようになっている。ノズル先端NU
1,NB1は、図7及び図8に示すように、三次元曲面
からなる凹面NUa,NBaを有しており、その凹面N
Ua,NBaに連通するように軸端から導入孔NUc,
NBcが設けてある。導入孔NUc,NBcは、その内
周面が凹面NUa,NBaと面一にはなっておらず、凹
面NUa,NBaとの間でわずかに段差を形成するよう
に凹面NUa,NBa側に開口している。このような構
造により、粉末滑沢剤Lは噴射の際に凹面NUa,NB
aに付着することなく、目的の方向に案内されるものと
なる。このノズル先端NU1,NB1は、その凹面NU
a,NBaが上杵5及び下杵6に対向するようにして取
り付けてある。すなわち、上側ノズルNUのノズル先端
NU1は、その凹面NUaを上に向けてその取付軸を回
転盤3に平行にして取り付けてあり、下側ノズルNBの
ノズル先端NB1は、その凹面NBaを下に向けて上側
ノズルNUと同様に取り付けてある。上側ノズルNUに
あっては、凹面NUaの先端側の部分が略貫通孔K1の
直下に来るように設定してある。
【0026】箱体BXは、案内板105のフィードシュ
ーに対向する面に固定されるもので、エアカーテン用空
気の供給路SPが内部に設けられた第1側壁BX1と、
第1側壁BX1から水平方向に固定され上杵5の対応位
置に貫通孔K1が設けられた第1上壁BX2と、第1上
壁BX2に連続して設けられその連続する部分の近傍に
おいてエアカーテンACを吸入口K2に案内するととも
に吸入口K2が設けられた第2上壁BX3と、エアカー
テン用空気を供給路SPに案内する案内路を有して案内
板105に平行になるように第1側壁に固定される第2
側壁BX4と、第2側壁BX4に平面視直角に取り付け
られる第3側壁BX5と、回転盤3と第1側壁BX1、
上側及び下側ノズルNU,NBの下面部との間隙を封鎖
する弾性部材BX6,BX7とからなる。この箱体BX
の第3側壁BX5には、上側ノズルNUと下側ノズルN
Bと吸塵用管路Pとが取り付けられる。第2側壁BX4
の端面には第3側壁BX5を介してエアカーテン用空気
を導入する接続部CPが取り付けられる。この接続部C
Pには、エアカーテンACを形成するための高圧空気を
発生させるエアコンプレッサ(図示しない)に接続され
るもので、エアコンプレッサ、供給路SP、接続部CP
により空気流供給機構が構成されるものである。また、
吸塵用管路Pには、吸塵機LS5が接続され、箱体BX
とともに粉末吸引機構を構成するものである。
【0027】粉末滑沢剤供給手段を構成する粉末滑沢剤
供給噴射装置LSは、図9に示すように、モータMによ
り駆動される回転ドラムDの外周面に付着した粉末滑沢
剤Lを空気流により送出する粉末滑沢剤供給部LS1
と、粉末滑沢剤供給部LS1から供給される粉末滑沢剤
Lの流量を検知する流量検知部LS2と、上側及び下側
ノズルNU,UBから噴射され上杵5、下杵6及び臼孔
41に付着せずに回収された粉末滑沢剤Lの量を検知す
る回収量検知部LS3と、流量検知部LS2と回収量検
知部LS3とにおいて検知された粉末滑沢剤Lの検知量
に基づいて粉末滑沢剤供給部LS1を制御する制御部L
S4と、粉末吸塵機構を構成する吸塵機LS5を具備し
ている。なお、粉末滑沢剤噴射装置LSは、粉末滑沢剤
供給部LS1が回転式粉末圧縮成形機の外側に設けてあ
り、流量検知部LS2、回収量検知部LS3、制御部L
S4及び集塵機LS5が回転式粉末圧縮成形機内に配設
される構成である。
【0028】粉末滑沢剤供給部LS1は、回転ドラムD
の外周面に設けられた溝に粉末滑沢剤Lを充填してお
き、溝に充填された粉末滑沢剤Lを加圧空気により細管
内に押し入れ圧送することにより流量検知部LS2に送
出するものである。この溝は、粉末滑沢剤Lの計量部と
して機能するもので、溝へ充填された粉末滑沢剤Lを所
定の加圧空気により送出することにより、単位時間当た
りの送出量言い換えれば流量を制御できるものである。
したがって、溝への充填に際しては、過剰に充填されな
いように、また溝近傍に付着した余分な粉末滑沢剤Lが
細管に入らないように、回転ドラムDの外周面をさらう
ならし板により余分な粉末滑沢剤Lを外周面から除去す
るようにしてある。このような粉末滑沢剤供給部LS1
において、送出する粉末滑沢剤Lの量は、例えば1時間
当たり5〜25gである。この微量な粉末滑沢剤Lの送
出量は、流量検知部LS2において粉末滑沢剤Lの流量
を検知し、その検知量と回収量検知部LS3における検
知量との差を制御部LS4で演算し、その演算結果に基
づいて粉末滑沢剤Lの流量が所定量になるようにフィー
ドバック制御されるものである。
【0029】流量検知部LS2は、図10に示すよう
に、粉末滑沢剤Lが内部を流動する光透過性の検出管路
たるフローセルLS2aと、フローセルLS2a内を流
動中の粉末滑沢剤Lに光を射出する光源たる可視光半導
体レーザで構成されるレーザポインタ(以下、レーザと
略称する)LS2bと、フローセルLS2a内の粉末滑
沢剤Lにより散乱した散乱光を検出する光検出器たるホ
トセルLS2cと、レーザLS2bから射出されるレー
ザ光が通過する円形状のスリットLS2dと、フローセ
ルLS2aを透過した散乱光が通過する円環スリットL
S2eと、円環スリットLS2eを通過したレーザ光を
集光するリレーレンズLS2fと、レーザLS2bの発
光強度を調整するためにフローセルLS2aを透過した
レーザ光の強度を反射鏡LS2g,LS2g及びフィル
タLS2hを介して測定する第2ホトセルLS2kとを
備えている。すなわち、この実施例における流量検知部
LS2は、低角度光拡散方式を採用したもので、フロー
セルLS2a内を流動する粉末滑沢剤Lにより、照射さ
れたレーザ光が散乱し、その散乱光をリレーレンズLS
2fで集光した後ホトセルLS2cで検知するものであ
る。
【0030】流量検知部LS2のホトセルLS2cから
出力される信号は制御部LS4に入力され、制御部LS
4において粉末滑沢剤Lの流量が計算される。すなわ
ち、制御部LS4は、ホトセルLS2cから出力される
信号を所定時間例えば3〜5秒毎に積分する。このよう
に、ホトセルLS2cから出力される信号を積分するこ
とにより、フローセルLS2a内を流れる粉末滑沢剤L
の断面積を検知するものである。そして、制御部LS4
は、積分値の平均値を演算し、その積分値の平均値に基
づいて粉末滑沢剤Lの流量を計算するものである。ホト
セルLS2cから出力される信号の強度は、フローセル
LS2aを流れる粉末滑沢剤Lの量に略比例するもの
で、信号強度が高いほど流量が多いものである。
【0031】回収量検知部LS3は、吸塵機LS5によ
り吸塵した余剰の粉末滑沢剤Lの量を測定するもので、
流量検知部LS2と同じ構成である。
【0032】制御部LS4は、マイクロコンピュータを
主要な構成要素として、流量検知部LS2及び回収量検
知部LS3からのそれぞれの出力信号をA−D変換する
A/Dコンバータ、測定結果、演算結果等を保存するメ
モリ等を備えてなる電子制御装置からなり、流量検知部
LS2及び回収量検知部LS3から出力される信号に基
づいて、供給する粉末滑沢剤L及び吸塵機LS5により
回収する余剰の粉末滑沢剤Lのそれぞれの流量を測定す
るとともに、測定した流量に基づいて必要な粉末滑沢剤
Lの流量を演算し、その演算結果に基づいて粉末滑沢剤
供給部LS1を制御するものである。すなわち、上杵下
端面5a、下杵上端面6a及び臼孔41の内周面に付着
させる粉末滑沢剤Lの量つまり使用量Q1は、流量検知
部LS2から出力される信号に基づいて測定された粉末
滑沢剤Lの流量すなわち供給量Qから、回収量検知部L
S3から出力される信号に基づいて測定された粉末滑沢
剤Lの流量すなわち回収量Q2を減算したものである。
この演算された使用量Q1が、あらかじめ設定された目
標使用量Qtより多い場合には、粉末滑沢剤供給部LS
1が送出する供給量が少なくなるように、制御部LS4
は粉末滑沢剤供給部LS1を制御し、逆に目標使用量Q
tより少ない場合には、送出する供給量が多くなるよう
に制御する。
【0033】このような構成において、粉末滑沢剤L
は、以下に説明するタイミングで噴射される。この噴射
のタイミングを錠剤PLの成形工程を交えて図3を参照
して説明する。なお、同図中、符号T0〜T5は、位相
を示している。製品取出部10を通過した段階での上杵
5及び下杵6は、最も高い位置に保持される(T0)。
その後、これら上杵5及び下杵6が回転盤3の回転によ
り、上杵5及び下杵6が最も高い位置に保持されるまま
滑沢剤噴射部Kに移行する(T1)。この位置で、まず
上杵5に対して粉末滑沢剤Lが噴射される。次に、回転
盤3が回転すると、下杵6は、低下器71の始端部にお
いて、錠剤PLの厚みに相当する分だけ降下する。この
位置において、下杵6及び臼4に対して粉末滑沢剤Lが
噴射される(T2)。したがって、下杵上端面6aと臼
孔41の製品の厚みに相当する深さの内周面に、粉末滑
沢剤Lが付着し得るようになる。
【0034】このように、上杵5が最も高い位置に保持
された時点で、粉末滑沢剤Lが上側ノズルNUから噴射
されるので、噴射された粉末滑沢剤Lが上杵下端面5a
に集中的に付着する。この後、この上杵5と対をなす下
杵6及び臼4が、上記した位置に保持された状態で下側
ノズルNBの下を通過するので、下杵6と臼孔41の内
周面に下側ノズルNBから噴射された粉末滑沢剤Lが付
着する。粉末滑沢剤Lは、上側及び下側ノズルNU,N
Bの凹面NUa,NBaに案内されて噴射されるので、
上杵下端面5a、下杵上端面6a及び臼孔41の内周面
に対して略均等に拡散する。すなわち、凹面NUa,N
Baは、三次元曲面であるので、粉末滑沢剤Lが導入孔
NUc,NBcから噴出してこの凹面NUa,NBaに
衝突すると、導入孔NUc,NBcからの噴出方向及び
その噴出方向を横切る方向のそれぞれの方向において、
粉末滑沢剤Lは凹面NUa,NBaに沿って移動する。
上側ノズルNUの場合、凹面NUaはその直上にある貫
通孔K1に対向しているので、粉末滑沢剤Lはその貫通
孔K1を通過して上杵下端面5aに達する。また、下側
ノズルNBの場合、凹面NBaに案内された粉末滑沢剤
Lが直接に下杵下端面6a及び臼孔41の内周面に達す
る。したがって、粉末滑沢剤Lは上杵下端面5aと下杵
上端面6aと臼孔41の所定の深さの内周面の略全面に
それぞれ、略均一に付着することになる。この場合、上
杵下端面5aより上側にエアカーテンACが存在するの
で、上杵下端面5aに付着しなかった粉末滑沢剤Lは、
エアカーテンACの空気流に沿って吸入口に達し、吸塵
管路Pから回収量検知部LS3を介して吸塵機LS5に
より回収される。また、下側ノズルNBの場合、凹面N
Baは下側に向いており、下杵上端面6a及び回転盤3
で反射して上昇した余剰の粉末滑沢剤Lは、第1上壁K
1に沿って吸塵管路Pに流れるとともに、貫通孔K1か
ら流出したものは上側ノズルNUの場合と同様にエアカ
ーテンACの空気流により吸入口K2から吸塵管路Pへ
と流入する。
【0035】この後、下杵6が回転盤3の回転により粉
末充填部7に移行すると、その下杵6がまず低下器71
の前半部分の案内作用によって中段位置まで降下させら
れ、後半部分の案内作用によってさらに低い位置まで引
き下げられる(T3)。その途上において、粉末供給機
構73から回転盤3上に供給された粉末が、フィードシ
ュー72の粉末案内作用によってまんべんなく導入され
る。しかる後、下杵6が分量レール82に乗り上げるこ
とによって、該下杵6が若干量持ち上げられて所定高さ
位置に達し、臼4内に設定量の粉末が充填されることに
なる。この状態で摺切板83を通過することによって、
臼4上に溢れ出た粉末が摺り切られ、回転盤3の中心寄
りに集められる。この間、上杵5はガイドレール102
によって最も高い位置に保持されている。
【0036】その後、上杵5が上杵降下カム91の案内
作用により降下させられ(T4)、その杵先が臼4内に
挿入される。そして、それら上杵5と下杵6が上、下予
圧縮ローラ92、93間、及び、上、下本圧縮ローラ9
4、95間を通過することによって、臼4内の粉末が圧
縮成形される(T5)。
【0037】成形後、製品取出部10においてまず上杵
5が上杵上昇カム100の案内作用により上昇させられ
てその杵先が臼4から抜き取られ、しかる後に下杵6が
押上106により押上げられて臼4内の錠剤PLが回転
盤3上に押し出される。そして、その錠剤PLは、案内
板105の案内作用よってシュート104上に導かれ、
該圧縮成形機Aの外部に導出される。この後、上杵5は
上杵上昇カム100に案内されて、さらに上昇する。以
上のようにして、繰り返し連続的に粉末を圧縮成形して
所定の錠剤PLを製造することができる。
【0038】このように構成した本実施例の回転式粉末
圧縮成形機によれば、噴射する粉末滑沢剤Lの量を、粉
末滑沢剤供給部LS1から送出する量と噴射後に吸塵機
LS5により回収した余剰の粉末滑沢剤Lの量とを検知
し、それぞれの検知量から実際に必要な使用量となるよ
うに粉末滑沢剤供給部LS1が送出する量を制御するの
で、粉末滑沢剤供給部LS1の送出する粉末滑沢剤Lの
量を微妙に調整することができ、噴射する粉末滑沢剤L
の量を最適に調整することができ、粉末滑沢剤Lの無駄
な消費量を最小限にすることができる。また、必要最小
限の粉末滑沢剤Lを噴射することができるので、圧縮成
形する粉末への混入を可及的に少量に抑制することがで
きる。さらに、流量検知部LS2と回収量検知部LS3
においては、散乱光により流量を検知するので、連続し
て検知することができ、しかもフローセルLS2aと言
う閉空間において検知ができることから、粉末滑沢剤が
飛散することを防止することができ、長期にわたって所
期の検知精度を維持することができる。
【0039】しかも、余剰の粉末滑沢剤Lの量を減らす
ことができ、またエアカーテンACにより噴射した粉末
滑沢剤Lが上昇するのを抑制し、かつ箱体BX内外の飛
散した余剰の粉末滑沢剤Lを回収するので、上杵5や回
転盤3等に不要に付着してそのまま粉末滑沢剤Lの塊と
なり、ある程度の大きさに成長した時点で落下すると言
った不具合を防ぐことができ、このようにして成長した
粉末滑沢剤Lが回転盤3上に落下して砕け、その粉末滑
沢剤Lが錠剤PLとなる粉末内に混入することをも未然
に回避することができる。
【0040】その上、粉末圧縮を行う際に、粉末に接触
する部分、すなわち上杵下端面5a、下杵上端面6a、
及び臼孔41の内周面に、粉末の圧縮に先立って毎回粉
末滑沢剤Lが上側ノズルNU及び下側ノズルNBのそれ
ぞれの凹面NUa,NBaに案内されて噴射されるの
で、略均一な状態で付着し、確実にスティッキングを防
止することができる。また、粉末滑沢剤Lは、噴射され
る量が、スティッキング防止のための必要最小限の微量
であるので、粉末滑沢剤Lが付着していようとも、粉末
滑沢剤Lにより粉末が上杵5、下杵6あるいは臼孔41
に残存すると言った不具合を防止することができる。し
たがって、粉末滑沢剤Lの混合されてない粉末を用い
て、十分な硬度に錠剤PLを製造することができる。
【0041】しかも、粉末滑沢剤噴射部Kにおける上杵
5の位置の下端部近傍にエアカーテンACが設けてあ
り、かつ蛇腹5nが設けてあるので、粉末滑沢剤噴射部
Kの箱体BXから漏洩した余剰の粉末滑沢剤Lが上杵5
に不必要に付着するのを確実に防止することができる。
その上、上杵5及び下杵6の端面近傍で微量を噴射し、
余剰の粉末滑沢剤LをエアカーテンACの空気流を利用
して回収するようにしているので、コンタミ問題を防止
できるだけでなく、余剰の粉末滑沢剤Lの飛散を確実に
防止することができる。
【0042】なお、本発明は以上に説明した実施例に限
定されるものではない。
【0043】例えば、流量検知部としては、内部を流動
する粉末滑沢剤の静電容量を検知する測定電極体を具備
してなり、測定電極体が検出した静電容量の変化量に基
づいて粉末滑沢剤の流量を検知するものであってよい。
この場合、使用環境に対応させる相対電位を与えるため
の基準電極を設け、測定電極体により検知する静電容量
が受ける影響を相殺するように構成するものである。こ
のように、基準電極を設けることにより、使用環境の変
化、具体的には周囲温度や湿度の変化により検知する静
電容量への影響を少なくすることができ、検知精度を高
くすることができる。また、上記実施例と同様に、粉末
滑沢剤の流動中にその量を検知することができるので、
検知時間を短縮することができ、流量検知を高速化する
ことができる。
【0044】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、粉末滑
沢剤供給部が送出した粉末滑沢剤の量を流量検知部が検
知し、その検知量と回収されて回収量検知部が検知した
余剰の粉末滑沢剤の量とから制御部が送出すべき粉末滑
沢剤の量を演算し、その演算した量の粉末滑沢剤を送出
するように粉末滑沢剤供給部を制御するので、送出した
粉末滑沢剤の量と余剰の回収量とから、実際に必要な粉
末滑沢剤の噴射量を制御することができる。それゆえ、
高精度に粉末滑沢剤の量を制御して噴射することがで
き、粉末滑沢剤を効率よく使用することができる。この
ため、使用量を最小限に抑えることができ、経済性を向
上させることができる。
【0046】その上、余剰の粉末滑沢剤の量を減少させ
ることができるので、圧縮成形する粉末への混入を可及
的に少量に抑制することができ、また杵や回転盤等に不
要に付着してそのまま粉末滑沢剤の塊となり、ある程度
の大きさに成長した時点で落下すると言った不具合を防
ぐことができる。それゆえ、このようにして成長した粉
末滑沢剤が回転盤上に落下して砕け、その粉末滑沢剤が
粉末内に混入することをも未然に回避することができ
る。
【0047】流量検知部が、粉末滑沢剤が内部を流動す
る光透過性の検出管路と、検出管路内を流動中の粉末滑
沢剤に光を射出する光源と、検出管路内の粉末滑沢剤に
より散乱した散乱光を検出する光検出器とを備えてな
り、散乱光の強度により検出管路内を流動する粉末滑沢
剤の流量を検知するものであれば、検出管路内を流動す
る粉末滑沢剤から散乱する光の強度を利用するため、粉
末滑沢剤の微量な流量を高速で、かつ高精度に検知する
ことができる。
【0048】粉末滑沢剤噴射手段が、余剰となる粉末滑
沢剤を回収量検知手段に導く粉末吸引機構をさらに具備
してなるものであれば、光や静電容量を利用して粉末滑
沢剤の回収量を検知することができ、回収量の検知精度
を向上させることができる。それゆえ、流量検知部にて
検知された供給される粉末滑沢剤と回収された粉末滑沢
剤とに基づいて実際の使用量を正確に検知することがで
き、精密に粉末滑沢剤の供給量を制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回転式粉末圧縮成形機
の全体正断面図。
【図2】同実施例の回転盤上を示す模式的な平面図。
【図3】同実施例の回転盤を転回して示す正断面図。
【図4】同実施例の粉末滑沢剤噴射部を拡大して示す平
面図。
【図5】図4のA−A線に沿った端面図。
【図6】図4のB−B線に沿った端面図。
【図7】同実施例の上側(下側)ノズルのノズル先端の
側面図。
【図8】図7のC−C線に沿った断面図。
【図9】同実施例の粉末滑沢剤供給装置の概略構成を示
すブロック図。
【図10】同実施例の流量検知部の概略構成を示す構成
説明図。
【符号の説明】
1…フレーム 2…立シャフト 3…回転盤 4…臼 5…上杵 5a…上杵下端面 6…下杵 6a…下杵上端面 LS1…粉末滑沢剤供給部 LS2…流量検知部 LS3…回収量検知部 LS4…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 11/08 A61J 3/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム内に回転板を立シャフトを介して
    回転可能に配設し、その回転盤に臼孔を有する臼を設け
    るとともに、臼の上下に上杵及び下杵を上下摺動可能に
    保持させておき、杵先を臼孔内に挿入した状態で上杵及
    び下杵を互いに相寄る向きに移動、押圧することによ
    り、臼孔内に充填した粉末を上杵下端面及び下杵上端面
    間で圧縮成形するようにした回転式粉末圧縮成形機にお
    いて、 上杵と下杵とのそれぞれの端面及び臼孔に粉末の充填に
    先立って所定量の粉末滑沢剤を供給する粉末滑沢剤供給
    手段を具備してなり、 粉末滑沢剤供給手段が、粉末滑沢剤を貯留するとともに
    貯留された粉末滑沢剤の所望量を連続的に送出する粉末
    滑沢剤供給部と、 粉末滑沢剤供給部から送出された粉末滑沢剤の流量を検
    知する流量検知部と、 流量検知部で検知された量で噴射された粉末滑沢剤の内
    の圧縮成形時に実際に使用される粉末滑沢剤以外の余剰
    となる粉末滑沢剤の量を検知する回収量検知部と、 流量検知部と回収量検知部とのそれぞれの検知量に基づ
    いて送出する粉末滑沢剤の量を演算しその演算した量を
    送出するように粉末滑沢剤供給部を制御する制御部とを
    備えてなることを特徴とする回転式粉末圧縮成形機。
  2. 【請求項2】流量検知部が、粉末滑沢剤が内部を流動す
    る光透過性の検出管路と、検出管路内を流動中の粉末滑
    沢剤に光を射出する光源と、検出管路内の粉末滑沢剤に
    より散乱した散乱光を検出する光検出器とを備えてな
    り、散乱光の強度により検出管路内を流動する粉末滑沢
    剤の流量を検知することを特徴とする請求項1記載の回
    転式粉末圧縮成形機。
  3. 【請求項3】粉末滑沢剤供給手段が、余剰となる粉末滑
    沢剤を回収量検知手段に導く粉末吸引機構をさらに具備
    してなることを特徴とする請求項1又は2記載の回転式
    粉末圧縮成形機。
  4. 【請求項4】流量検知部が、内部を流動する粉末滑沢剤
    の静電容量を検知する測定電極体を具備してなり、測定
    電極体が検出した静電容量の変化量に基づいて粉末滑沢
    剤の流量を検知することを特徴とする請求項1または3
    記載の回転式粉末圧縮成形機。
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