JP3415275B2 - 電磁アクチュエータ - Google Patents

電磁アクチュエータ

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JP3415275B2
JP3415275B2 JP15755894A JP15755894A JP3415275B2 JP 3415275 B2 JP3415275 B2 JP 3415275B2 JP 15755894 A JP15755894 A JP 15755894A JP 15755894 A JP15755894 A JP 15755894A JP 3415275 B2 JP3415275 B2 JP 3415275B2
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coils
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文彦 辻
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば、車両などに採
用される減衰力切換型油圧ダンパの減衰力発生弁を切換
制御するための電磁アクチュエータの改良に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車などの車両に採用される電子制御
式サスペンションシステムでは、図9に示すような減衰
力切換型油圧ダンパを備えており、ダンパユニット80
の内部に設けられた中空のピストンロッド81の内部に
はコントロールロッド82が回動自由に支持され、この
コントロールロッド82の図示しない端部には減衰力発
生弁における減衰力を切り換えるための複数種のオリフ
ィスが配設される。コントロールロッド82の上端はコ
イル94と一体となって回転する軸99と結合し、コイ
ル94の外周に固設されたマグネット92からなる電磁
アクチュエータが配設され、図示しないコントローラか
らの指令に応じてコイル94がロータとして回動し、コ
ントロールロッド82が回動することで所望の減衰力に
切り換えられるのである。 【0003】この種の電磁アクチュエータとしては実開
昭61−65711号公報に開示されるものが知られて
いる。これについて説明すると、図10に示すように、
上記と同様なダンパユニットの内周に固設されるハウジ
ング91の内周には2極のマグネット92、92がステ
ータとして固設される。ハウジング91の内部には軸9
9と一体となって回動するコア93が配設され、このコ
ア93には2極のコイル94、94が巻装されてロータ
が形成される。 【0004】コア93と一体となって回動するロータの
コイル94、94への給電は、ハウジング91側に形成
された環状の接触子96A〜96Cに、コア93と一体
となって回動する接触子95A〜95Cが摺接すること
で行われ、これら接触子95A〜96Cの摺接状態及び
通電選択に応じてコア93が回動する。コア93から突
設されたピン98はハウジング91側に固設されたスト
ッパ97、97′の2位置で回動を規制され、コア93
はコイル94の励磁に応じてストッパ97あるいは9
7′の位置へ回動し、軸99を介してコントロールロッ
ド82に結合された図示しないオリフィスを所定の位置
へ選択的に切り換える。 【0005】また、上記ロータ側のコイルとステータ側
のマグネットの関係を上記電磁アクチュエータと内外関
係を逆にして、外周のステータ側にコイルを、内周のロ
ータ側にマグネットをそれぞれ配設して、接触子による
給電構造を廃止した電磁アクチュエータとして、特開平
2−280653号公報に開示されているものがあり、
外周のステータ側コイルの励磁位置の切換制御によって
コントロールロッド82を駆動するとともに、所定の位
置を保持するものが知られている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の従来例ではハウジング91に固設された接触子96
A〜96Cとコア93と一体となって回動する接触子9
5A〜95Cが常時摺接するため、接触に伴うアークで
接触子96A〜96Cの表面に汚損が生じたり、摩耗に
よって接触不良が発生する場合があり、動作不良を防ぐ
ために点検整備が必要となるばかりでなく、ハウジング
91の内部に接触子95A〜95C及び96A〜96C
を配設するため部品点数及び組立工数が増大して製造コ
ストが上昇するとともに装置の小型化を阻害する一因と
なっており、また、上記後者の従来例では励磁位置を切
り換えるために特別かつ複雑な励磁制御手段が必要とな
って製造コストを増大させてしまうものである。 【0007】そこで本発明は、製造コストの上昇を抑制
しながら装置の小型化を推進するとともに、確実に位置
決め可能な電磁アクチュエータを提供することを目的と
する。 【0008】 【問題点を解決するための手段】発明は、内周面に磁
極の異なる複数の永久磁石を交互に配設したリングロー
タと、このリングロータを回動自由に支持するハウジン
グと、前記リングロータの内側で前記永久磁石と対峙す
るようハウジングに固設され、極数が前記永久磁石より
も1極少なく配設されたステータとしてのコイルと、各
コイルへ選択的に通電するスイッチ手段と、所定時間後
に前記各コイルへの通電を遮断するタイマと、前記リン
グロータを前記コイルの通電に伴って回動した位置に係
止すべく前記リングロータに設けた係合穴と、前記係合
穴に嵌脱可能な位置決め部材と、位置決め部材を前記リ
ングロータに向けて付勢する部材を有する係止手段と、
を備え、前記所定の位置まで回動した前記リングロータ
を前記係止手段によって係止した後に、前記タイマによ
って前記コイルへの通電が遮断されることを特徴とす
る。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【作用】したがって、発明は、ハウジングに固設され
たステータ側のコイルをスイッチ手段で選択的に励磁す
ることにより、リングロータに設けた永久磁石を吸引す
ることでリングロータを所定の位置へ回動させることが
でき、この回動の際、永久磁石がステータ側のコイルの
外周側に位置するようリングロータによって保持されて
いるので、その回動半径を大きくとれる分だけ発生する
トルクが大きい状態で出力軸に伝えることができて有利
であると共に、所定の位置まで回動したリングロータは
係止手段によって回動を規制されてコイルの励磁を終了
した後も外乱の影響を受けることなく所定の位置を保持
することができる。 【0013】また、前記コイルの極数が、前記永久磁石
の極数よりも1極少なく配設されたため、一対のコイル
と永久磁石が正対するリングロータの所定の位置では、
他のコイルと永久磁石は正対していないため、これら正
対していないコイルのうちのひとつを選択的に励磁する
ことにより、所定の位置にあるリングロータを容易に起
動して確実に位置決めを行うことができ、このコイルの
励磁は常時単一の極で行うことができるため、コイルの
駆動回路は通電の極性を反転する必要がなくなって回路
構成を簡易にすることができる。 【0014】また、所定の位置まで回動したリングロー
タの係合穴には付勢部材で付勢された位置決め部材が係
合してリングロータの回動を規制することができ、リン
グロータの再起動時には付勢部材の付勢力に抗してリン
グロータが回動することにより位置決め部材が係合穴か
ら外れ、リングロータの回動を許容することができる。 【0015】また、スイッチ手段と直列に介装されて所
定時間後に通電を遮断するタイマを介してコイルが駆動
されるため、リングロータが所定の位置まで回動した後
にはコイルへの通電が遮断され、消費電力を低減すると
ともに、コイルの焼損を抑制することができる。 【0016】 【実施例】図1〜図4に本発明の実施例を示す。 【0017】図1〜図3において、1は円形の凹部を備
えた電磁アクチュエータのハウジングで、このハウジン
グ1の内部には有底の円筒部材で形成されたリングロー
タ4が軸支されるとともに、ハウジング1は前記従来例
に示したような減衰力切換型油圧ダンパにおけるピスト
ンロッドの上端部に装着される。 【0018】図2、図3に示すように、ハウジング1の
中心部には貫通孔2Aが形成され、この貫通孔2Aから
ハウジング1の内側に向けて円筒部材の軸受7が突設さ
れる。そして、リングロータ4の底部中心から開口部側
へ突設されたロータ軸6がハウジング1の軸受7に軸支
され、リングロータ4は外周をカバー10で覆われるよ
うにハウジング1に収装されるとともにハウジング1で
回動自在に支持される。 【0019】ロータ軸6は軸受7の内周で係合したジョ
イント60を介して図示しない油圧ダンパのコントロー
ルロッドに結合し、前記従来例の図9に示したようにリ
ングロータ4の回動に応じて油圧ダンパのオリフィスを
切り換える。 【0020】リングロータ4は外周に形成された円筒部
4Aの内周側面に4極の永久磁石からなる円弧状断面の
マグネット5を固設したもので、内周側がN極に着磁さ
れたマグネット5A、5Cと内周側がS極に着磁された
マグネット5B、5Dが交互に配設され、円筒部4Aの
一回転では90度おきに磁極を反転させる。 【0021】これらマグネット5A〜5Dに対峙するリ
ングロータ4の円筒部4Aの内側には、軸受7を中心と
して120度間隔で放射状に突設された3極のコア2が
ハウジング1に固定され、コア2の各極にはコイル3A
〜3Cステータとして配設される。なお、コア2の極数
はマグネット5の極数より1極少ない極数に設定され、
かつコア2の極数は油圧ダンパのオリフィスの切換位置
の数に応じて設定されるものであり、本実施例のように
コア2の極数を3極とした場合には、油圧ダンパの減衰
力をハードH、ミディアムM、ソフトSの3段階で切換
可能となる。 【0022】コイル3A、3B及びコイル3B、3Cの
間にはコイル3A〜3Cへの配電を行う給電線の端部を
導出するための突起部12A、12Bがハウジング1の
底部からリングロータ4の底部に向けて柱状に突設され
る。 【0023】図5に示すように、突起部12Aにはコイ
ル3Aへ配電する給電線31の端部及びコイル3Cへ配
電する給電線33の端部を導出する一方、突起部12B
にはコイル3Bへ配電する給電線32の端部とコイル3
A〜3Cのアース線34が配設され、これら給電線31
〜33及びアース線34の各配線は一体にまとめられた
ハーネス30としてハウジング1の側面から外部へ挿通
され、後述する駆動回路に接続される。 【0024】一方、コイル3A、3Cの間のハウジング
1には図2、図3にも示すように、リングロータ4を所
定の位置で係止する手段としてのボール8、ボールリテ
ーナ8A及びスプリング9を収装するため、リングロー
タ4の底部へ向けて円筒状に形成されたホルダ11が突
設される。 【0025】このホルダ11に対向するリングロータ4
の底部円周上には位置決め部材としてのボール8と係合
する係合穴4Bがリングロータ4の静止位置(図示しな
い油圧ダンパの切換位置)に応じた所定の間隔、例えば
60度おきに形成され、ホルダ11に収装された付勢部
材としてのスプリング9に付勢されたボール8はボール
リテーナ8A上で回転し、リングロータ4と共に所定の
位置まで回動した係合穴4Bに係合して、リングロータ
4の回動をスプリング9の付勢力によって規制する。 【0026】ここで、コア2をハウジング1の内側で固
定する一方、コア2の外周で回動自在に支持したリング
ロータ4を駆動する回路は図4に示すように構成され
る。 【0027】図4において、コイル3A〜3Cへの配電
はスイッチ手段としての切換スイッチ51によって1極
づつ選択的に行われ、電源52からの電流は切換スイッ
チ51で選択されたコイル3A〜3Cのうちのひとつへ
通電されるが、切換スイッチ51と電源52との間で直
列に介装されたタイマ50によって所定時間だけ通電さ
れ、タイマ50の所定時間経過後は自動的に電流が遮断
されてコイル3A〜3Cの焼損を防止するものである。 【0028】切換スイッチ51は電流の極性反転を行う
ことなくコイル3A〜3Cへ通電するもので、選択され
たコイル3A〜3Cを巻いたコア2のそれぞれの外周は
常時単一の極、例えばS極に励磁される。なお、切換ス
イッチ51は図示しない電子制御サスペンションシステ
ムのコントローラの指令に応じて駆動されるものであ
る。 【0029】以上のように構成され、次に作用について
説明する。 【0030】リングロータ4のロータ軸6がハードH、
ミディアムM、ソフトSの3段階の減衰力に切換可能な
図示しない油圧ダンパのコントロールロッドに結合さ
れ、これら減衰力切換位置H〜Sは図5(A)に示すよ
うに60度間隔に配設される。 【0031】いま、図5(A)に示すように、マグネッ
ト5Cがコイル3Bに正対する位置をロータ軸6に結合
されたコントロールロッドのミディアムM位置とする
と、マグネット5Cと対向するマグネット5A側ではホ
ルダ11に収装されたボール8が係合穴4Bと係合して
リングロータ4の回動を規制して、図示しないコントロ
ールロッドを振動などの外乱などに抗して保持してい
る。 【0032】このミディアムM位置からソフトS位置へ
減衰力を切り換えるには図4に示した切換スイッチ51
を給電線31に切り換えてコイル3Aを励磁する。 【0033】4極のマグネット5A〜5Dに対してコア
2は3極で構成されるため、コイル3B以外のコイル3
A、3Cはマグネット5A、5B、5Dと正対しておら
ず、コイル3Aを巻いたコア2の外周がS極に励磁され
るため、マグネット5Bを反発する一方マグネット5A
を吸引し、スプリング9で付勢されたボール8を係合穴
4Bから外してリングロータ4を時計回りに回動させ
る。 【0034】このリングロータ4の回動中は、スプリン
グ9に付勢されたボール8がリングロータ4の底部にお
ける所定の円周上を摺接するだけとなる。 【0035】こうして、図5(B)に示すように、円筒
部4Aのマグネット5Aがコイル3Aと正対する位置ま
で60度だけ回動すると、図示しないコントロールロッ
ドは減衰力をソフトS位置へ切り換えることができる。 【0036】リングロータ4はマグネット5Aがコイル
3Aと正対した位置で最も強く吸引され、その位置で回
動を停止するとともに保持され、同時にリングロータ4
に設けた係合穴4Bにボール8が係合してスプリング9
の付勢力によってもリングロータ4は回動を規制され
る。 【0037】コイル3Aへの通電はタイマ50によって
制御され、所定時間を経過した後には自動的に電流が遮
断してボール8と係合穴4Bによって機械的にリングロ
ータ4を保持するため、電磁アクチュエータの消費電力
を低減するとともに、コイル3A〜3Cの焼損を抑制し
て耐久性を向上させることができるのである。 【0038】一方、ソフトS位置にあるコントロールロ
ッドをミディアムM位置を通ってハードH位置まで切り
換えるには、図6(A)〜(C)に示すように、切換ス
イッチ51で給電線32、33を順次接続してコイル3
B、3Cを順次励磁する。 【0039】コイル3Bを巻いたコア2の外周は通電に
よってS極に励磁されてマグネット5Bを反発する一
方、マグネット5Cを吸引してリングロータ4を反時計
回りに回動させた後、60度だけ回動した上記ミディア
ムM位置で保持する。 【0040】さらに、コイル3Bからコイル3Cへ通電
を切り換えると、S極に励磁されたコイル3Cを巻いた
コア2の外周はマグネット5Dを反発する一方、マグネ
ット5Aを吸引してリングロータ4をさらに反時計回り
へ60度だけ回動させてハードH位置まで回動させる。 【0041】リングロータ4はハードH位置まで回動し
た後に通電を遮断されるが、上記と同様にして係合穴4
Bに係合したボール8によって位置を保持することがで
き、油圧ダンパに加わる振動などによってリングロータ
4が回動するのを抑止することができる。 【0042】なお、図示しない油圧ダンパのオリフィス
の設定によっては、ソフトS位置からハードH位置へ切
り換える場合、上記のようにミディアムM位置を通過せ
ずに直接切換制御することが可能である。 【0043】コイル3A〜3Cへの通電は常時単一の極
で行うことができるため、コイル3A〜3Cのアースは
アース線34に統合することが可能となり、電磁アクチ
ュエータ内部の配線を簡易にするとともに、前記従来例
に比して駆動回路の構成を簡易にすることができるので
ある。 【0044】このように、4極のマグネット5A〜5D
を90度毎に備えた円筒部4Aと、120度間隔で配設
された3極のコイル3A〜3Cのうちの一つを切換スイ
ッチ51によって選択的に励磁することによりリングロ
ータ4を所望の位置へ向けて60度づつ正逆に回動させ
て確実に位置決めを行うことができ、コア2及びコイル
3A〜3Cをハウジング1に固定したアウタロータ型の
電磁アクチュエータとしたため、回動半径が大きくとれ
る分だけ発生する回転トルクを大きくすることができ、
前記従来例のような給電のための機械的接触部位を排除
することが可能となって摩耗等に起因する接触不良など
による故障を低減して信頼性を向上させることができ、
さらに、前記従来例のような接触子などが不要となって
部品点数を削減することが可能となって、製造コストの
低減を推進するとともに、電磁アクチュエータの小型
化、軽量化を推進することができるのである。 【0045】また、リングロータ4の位置決めをコイル
3A〜3Cのうちのひとつを選択的に励磁することで容
易に行うことができ、アウタロータ型の電磁アクチュエ
ータでありながら位置決めのための特別かつ複雑な励磁
制御手段を必要とすることがなく、さらに、コイル3A
〜3Cの励磁は常時単一の極で行うことができるため、
極性を反転する必要がなくなって駆動回路の構成を簡易
にすることができ、製造コストを低減することが可能と
なる。 【0046】さらに、スプリンブ9に付勢されたボール
8を係合穴4Bに係合させてリングロータ4の位置を保
持する一方、コイル3A〜3Cへの通電をタイマ50に
よって所定時間後に遮断することでコイル3A〜3Cの
焼損を抑制して信頼性を向上させるとともに、消費電力
の低減を推進することが可能となるのである。 【0047】図7、図8は他の実施例を示し、前記第1
実施例におけるコア2からコイル3Cを削除して2極と
したコア2′とする一方、マグネット5Dを削除すると
ともに、円筒部4Aのバランスを均一にしながら相互に
反発する同一極のマグネット5A、5Cの間隔を保持す
るためのウエイト53をマグネット5Dに代わって配設
し、永久磁石を3極としたもので、その他の構成は前記
第1実施例と同様である。 【0048】前記第1実施例と同様に、コイル3A、3
Bを選択的に通電することによりリングロータ4を60
度だけ回動させることができ、図7(A)、(B)に示
すように、図示しない油圧ダンパのコントロールロッド
を駆動して60度の角度に配設されたミディアムM位置
とソフトS位置とを確実に切り換えることができ、コイ
ル3A、3Bの駆動回路は図8に示すように、給電線3
1、32を切り換えるだけの簡易な構成とすることがで
き、前記従来例に比して給電のための機械的接点を排除
して部品点数を削減することが可能となって製造コスト
の低減及び電磁アクチュエータの小型・軽量化を推進す
るとともに、信頼性を向上させることができるのであ
る。 【0049】なお、上記実施例において、コイル3A〜
3Cの配設間隔を120度、マグネット5A〜5Dの配
設間隔を90度として円筒部4Aを60度づつ段階的に
回動させるようにしたが、コイル3A〜3C及びマグネ
ット5A〜5Dの配設間隔はコイル3A〜3Cの一回の
励磁当たりの円筒部4Aの回動角度に応じて設定すれば
よく、上記数値に限定されるものではない。 【0050】また、コイル3A〜3Cの極数はマグネッ
ト5の極数より1極少なく配設すれなよく、上記実施例
のようなマグネット5を4極、コイルを3極あるいは同
様に3極、2極の構成以外にも、マグネット5を6極、
コイルを5極などとすることができ、マグネット5の極
数が奇数となる場合には、相互に反発する同一極の間に
ウエイトを介装すればよい。 【0051】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、内周面に
磁極の異なる複数の永久磁石を交互に配設したリングロ
ータと、このリングロータを回動自由に支持するハウジ
ングと、前記リングロータの内側で前記永久磁石と対峙
するようハウジングに固設されたステータとしてのコイ
ルと、各コイルへ選択的に通電するスイッチ手段と、前
記リングロータをコイルの通電に伴って回動した位置で
係止する手段とを備えたので、コイルへの通電のための
機械的接触部位を排除しながらリングロータを所定の位
置へ回動させることができ、かつ、ステータ側のコイル
の外周に永久磁石を備えたアウタロータ型構造によって
大きなトルクを得ることが可能となり、部品点数を削減
して製造コストの上昇を抑制しながら電磁アクチュエー
タの小型軽量化を促進することが可能となり、摩耗など
による接触不良を抑制して信頼性を向上させることがで
き、さらに、所定の位置まで回動したリングロータは係
止手段によって回動を規制されてコイルの励磁を遮断し
た後も静止位置を保持でき、位置制御の安定性や位置決
め精度の向上をはかることができる。 【0052】また、前記コイルの極数が、前記永久磁石
の極数よりも1極少なく配設されたため、コイルの励磁
は常時単一の極で行うことができるため、コイルの駆動
回路は通電の極性を反転する必要がなくなって回路構成
を簡易にすることができ、製造コストの上昇を抑制する
ことができる。 【0053】また、前記係止手段が、前記リングロータ
の所定の位置にそれぞれ形成された係合穴と、この係合
穴に嵌脱可能な位置決め部材と、位置決め部材を前記リ
ングロータに向けて付勢する部材とからなり、簡易な構
成でありながら外乱などに抗して確実にリングロータの
位置を保持することができ、正確に位置決めを行うこと
が可能となり、また、コイルへの通電を遮断しても位置
を保持することができるため、コイルの焼損を抑制して
信頼性を向上させることが可能となる。 【0054】また、前記スイッチ手段と直列に介装され
て所定時間後にコイルへの通電を遮断するタイマを備え
たので、リングロータが所定の位置まで回動した後には
コイルへの通電が自動的に遮断され、電磁アクチュエー
タの消費電力を低減するとともに、コイルの焼損を抑制
して信頼性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示す電磁アクチュエータの平
面図である。 【図2】図1のA−A矢視断面図である。 【図3】電磁アクチュエータの分解斜視図である。 【図4】電磁アクチュエータの駆動回路図である。 【図5】リングロータの作動を示す説明図で、(A)は
リングロータが油圧ダンパの切換位置Mにある状態を、
(B)はリングロータが同じく切換位置Sに回動した状
態をそれぞれ示す。 【図6】リングロータの作動を示す概念図で、(A)は
油圧ダンパの切換位置S、(B)は切換位置M、(C)
は同じく切換位置Hにある場合をそれぞれ示す。 【図7】他の実施例を示す電磁アクチュエータの概略平
面図で、(A)はリングロータが油圧ダンパの切換位置
Mにある状態を、(B)はリングロータが同じく切換位
置Sに回動した状態をそれぞれ示す。 【図8】同じく電磁アクチュエータの駆動回路図であ
る。 【図9】従来の例を示す減衰力切換式ダンパのアクチュ
エータ取付部の断面図である。 【図10】同じく従来の例を示す電磁アクチュエータの
平面図である。 【符号の説明】 2 コア 3A〜3C コイル 4 リングロータ 4A 円筒部 4B 係合穴 5、5A〜5D マグネット 8 ボール 9 スプリング 50 タイマ 51 切換スイッチ 53 ウエイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 文彦 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界 貿易センタービル カヤバ工業株式会社 内 (72)発明者 三好 勝人 愛知県名古屋市中区栄五丁目27番3号 東海電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−243154(JP,A) 特開 昭61−54855(JP,A) 特開 平1−269828(JP,A) 特開 昭58−63099(JP,A) 特開 昭64−30447(JP,A) 特開 平5−116520(JP,A) 特開 平2−280653(JP,A) 実開 昭63−176369(JP,U) 実開 昭61−65711(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 37/00 B60G 17/015 F16F 9/46

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内周面に磁極の異なる複数の永久磁石を
    交互に配設したリングロータと、 このリングロータを回動自由に支持するハウジングと、 前記リングロータの内側で前記永久磁石と対峙するよう
    ハウジングに固設され、極数が前記永久磁石よりも1極
    少なく配設されたステータとしてのコイルと、 各コイルへ選択的に通電するスイッチ手段と、所定時間後に前記各コイルへの通電を遮断するタイマ
    、 前記リングロータを前記コイルの通電に伴って回動した
    位置に係止すべく前記リングロータに設けた係合穴と、
    前記係合穴に嵌脱可能な位置決め部材と、位置決め部材
    を前記リングロータに向けて付勢する部材を有する係止
    手段と、を備え、前記所定の位置まで回動した前記リン
    グロータを前記係止手段によって係止した後に、前記タ
    イマによって前記コイルへの通電が遮断されることを特
    徴とする電磁アクチュエータ。
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