JP3413800B2 - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JP3413800B2 JP2000207708A JP2000207708A JP3413800B2 JP 3413800 B2 JP3413800 B2 JP 3413800B2 JP 2000207708 A JP2000207708 A JP 2000207708A JP 2000207708 A JP2000207708 A JP 2000207708A JP 3413800 B2 JP3413800 B2 JP 3413800B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフボールに関す
るものであり、詳細には糸巻きコアを備えた糸巻きゴル
フボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場でのプレーに用いられるラウン
ドゴルフボールは、糸ゴムが巻かれてなるコアを有する
糸巻きゴルフボールと、ソリッドゴムのみからなるコア
を有するソリッドゴルフボール(ツーピースゴルフボー
ル、スリーピースゴルフボール等)とに大別される。一
般的に、糸巻きゴルフボールは打球感及びコントロール
性能に優れており、ソリッドゴルフボールは飛距離及び
耐久性に優れている。糸巻きゴルフボールは古くから使
用されており、ほぼ全ての一級品ゴルフボールが糸巻き
ゴルフボールである時代もあった。しかし、その後に開
発されたソリッドゴルフボールは製造が容易であり低コ
ストで得られることから、最近では糸巻きゴルフボール
よりもソリッドゴルフボールの方がより多く市場に供給
されている。
【0003】このような状況であっても、プロゴルファ
ーや上級アマチュアゴルファーの間では、打球感及びコ
ントロール性能に優れる糸巻きゴルフボールへのニーズ
が依然として高い。これらプロゴルファー及び上級アマ
チュアゴルファーは、飛距離がソリッドゴルフボールに
匹敵する糸巻きゴルフボールを望んでいる。また、一般
のアマチュアゴルファーにも、飛距離さえ向上すれば糸
巻きゴルフボールを使用したいと考えている者が多い。
【0004】ゴルフボールは、ゴルフクラブで打撃され
ることによって打ち出され、飛行する。一般的に、打撃
直後のゴルフボールの速度(初速)が速いほど飛距離が
大きくなる傾向が見られる。従って、初速を高めるこ
と、すなわち反発係数を高めることによって、糸巻きゴ
ルフボールの飛距離を増大させることができる。
【0005】通常の糸巻きゴルフボールは、コアと外皮
層とを備えている。コアは、センター(ソリッドセンタ
ー又はリキッドセンター)と、このセンターの回りに延
伸されつつ巻かれた糸ゴムからなる糸巻き層とから構成
されている。この糸巻きゴルフボールの反発性能に最も
寄与するのは、糸巻き層である。この糸巻き層に用いら
れる糸ゴムを改良することによって糸巻きゴルフボール
の反発性能を向上させる試みが、古くからなされてきて
いる。例えば、特公昭61−12706号公報には、糸
ゴムを構成するゴム組成物にカーボンブラックが用いら
れた糸巻きゴルフボールが開示されている。また、特公
平5−41272号公報には、糸ゴムを構成するゴム組
成物に特定の基材ゴムが用いられた糸巻きゴルフボール
が開示されている。
【0006】ところで、糸巻き層は前述のように延伸さ
れた糸ゴムが巻かれることによって形成されるが、ゴル
フボールの反発性能向上の観点から、糸ゴムの延伸率は
通常800%から1100%程度とされる。このように
延伸率が極めて高いため、糸ゴムの強度が劣ると巻かれ
る段階で頻繁に破断を起こしてしまい、ゴルフボールの
生産性が低下したり、極端な場合にはコアの製作が不可
能となってしまうことがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、糸ゴムに
求められる重要な性能の一つとして反発性能が挙げら
れ、他の一つとして強度が上げられる。しかしながら、
これらの両立は容易ではない。例えば、延伸による結晶
化の抑制によってヒステリシスロスを低減し、糸ゴムの
反発性能を高める手段も考えられるが、結晶化が抑制さ
れた糸ゴムは延伸時に破断を起こしやすくなってしま
う。糸ゴムの反発性能と強度とは、二律相反するという
側面を備えている。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、延伸時の破断が起こりにくい糸ゴムが用い
られており、しかも反発性能に優れたゴルフボールの提
供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めになされた発明は、センターと、糸ゴムが巻かれるこ
とによって形成された糸巻き層と、外皮層とを備えたゴ
ルフボールであって、この糸ゴムが、伸張率範囲が0%
から1000%のときのヒステリシスロスが15%以上
30%以下であり全長が1000%まで伸張されたとき
に3mNの試験荷重で測定されたDIN規格のユニバー
サル硬さが1.5N/mm以上5N/mm以下であ
る材料から形成されていることを特徴とするゴルフボー
ル、である。
【0010】このゴルフボールは、伸張率範囲が0%か
ら1000%のときのヒステリシスロスが30%以下で
ある材料から形成された糸ゴムが糸巻き層に用いられて
いるので、反発性能に優れる。また、この糸ゴムは、全
長が1000%まで伸張されたとき(すなわち伸張率が
900%のとき)に3mNの試験荷重で測定されたDI
N規格のユニバーサル硬さが1.5N/mm以上5N
/mm以下である材料から形成されているので、糸ゴ
ムが延伸されて巻かれる際に破断が生じにくい。
【0011】好ましくは、糸ゴムは基材ゴムとして合成
ポリイソプレンを含む。そして、この合成ポリイソプレ
ンの全基材ゴムに占める比率は、70質量%以上とされ
る。合成ポリイソプレンはトランス1,4結合を含むゴ
ムであり、このトランス1,4結合はゴム分子の結晶化
を抑制する。この合成ポリイソプレンが用いられること
により、糸ゴム材料のヒステリシスロスが低減されてゴ
ルフボールの反発性能が向上する。より好ましくは、ト
ランス1,4結合の比率が2%以上4%以下である合成
ポリイソプレンが用いられる。
【0012】硫黄と加硫促進剤とによって架橋された糸
ゴムの場合、硫黄と加硫促進剤との好ましい質量比は
0.8/1以上8/1以下である。これにより、ゴム分
子間結合の全量に占めるポリスルフィド結合の比率が高
まり、糸ゴム延伸時の結晶化がよりよく抑制される。
【0013】好ましくは、糸ゴムにおけるポリスルフィ
ド結合の架橋密度は1×10−8mol/mm以上3
×10−8mol/mm以下である。これにより、糸
ゴムの強度が向上し、延伸時の糸ゴムの破断が抑制され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面が参照されつつ、
本発明の実施形態が説明される。
【0015】図1は、本発明の一実施形態にかかるゴル
フボール1が示された斜視図である。このゴルフボール
1は、センター2と、糸巻き層3と、外皮層4とを備え
ている。このゴルフボール1は、外皮層4のさらに外側
にマーク層及び塗装層を備えているが、これらは図1で
は図示が省略されている。また、このゴルフボール1は
外皮層4の表面にディンプルを備えているが、このディ
ンプルも図1では図示が省略されている。
【0016】センター2は球体であり、ゴム組成物が架
橋されることによって構成された、いわゆるソリッドセ
ンターである。センター2に用いられる基材ゴムの種類
は特には制限されず、例えばポリブタジエン、天然ゴム
等が用いられ得る。センター2の直径は、通常は20m
m以上35mm以下程度である。なお、ソリッドセンタ
ーに代えて、架橋ゴムからなる中空の球状袋体の内部に
液体又はペースト状流動体が充填された、いわゆるリキ
ッドセンターが用いられてもよい。
【0017】糸巻き層3は、センター2の回りに延伸さ
れた糸ゴムが巻かれることによって形成されている。糸
巻き層3は、糸ゴムと若干の空隙とを含む。巻かれる際
の糸ゴムの延伸率は、800%から1100%程度であ
る。糸巻き層3の厚みは、通常は1.5mm以上15m
m以下程度である。センター2及び糸巻き層3によっ
て、コア5が構成される。
【0018】外皮層4は糸巻き層3の外側に、この糸巻
き層3と密着して設けられている。外皮層4の材質は特
には制限されず、例えばアイオノマー樹脂等の合成樹脂
を基材とする樹脂組成物や、バラタが好適に用いられ
る。外皮層4の厚みは、通常は1mm以上4mm以下程
度である。
【0019】図2は、図1のゴルフボール1の糸巻き層
3に用いられている糸ゴム6が示された斜視図である。
この糸ゴム6は、伸張率範囲が0%から1000%のと
きのヒステリシスロスが30%以下である材料から形成
されている。この糸ゴム6が用いられることにより、ゴ
ルフボール1がゴルフクラブに衝突したときの運動エネ
ルギーの伝達効率が高まり、ゴルフボール1の反発性能
が向上する。特に、ヒステリシスロスが28.0%以
下、さらには26.0%以下の材料が用いられるのが好
ましい。反発性能の観点からはヒステリシスロスは小さ
いほど好ましいが、ヒステリシスロスがゼロであるゴム
材料は得られがたく、また、極端にヒステリシスロスが
小さな場合は糸ゴム6の強度が低下するので、ヒステリ
シスロスは15%以上、特には20%以上、さらには2
2%以上が好ましい。
【0020】ヒステリシスロスは、糸ゴム6に裁断され
る前の架橋ゴムシートの段階で測定される。ヒステリシ
スロスの測定では、まずゴムシートがJISに定められ
た4号ダンベル形状に打ち抜かれ、試験片が得られる。
この試験片は、ダンベルの長さ方向が糸ゴム6の長さ方
向と一致するように打ち抜かれる。この試験片が引張試
験機(インテスコ社の205モデル)の上下のチャック
間に取り付けられ、クロスヘッド速度が500mm/m
inの条件で引っ張られる。そして、伸張率が1000
%に達した段階で、速度が500mm/minの条件で
クロスヘッドが元に戻される。
【0021】図3は、この引張試験の結果が示された模
式的グラフである。図3において、曲線C1は、引張時
の応力と伸張率(歪み)との関係を示す曲線である。ま
た、曲線C2は、復元時の応力と伸張率(歪み)との関
係を示す曲線である。さらに、直線Lは、伸張率が10
00%であることを示す直線である。図3において、曲
線C2、直線L及び横軸線に囲まれた領域の面積はS1
である。また、曲線C1及び曲線C2に囲まれた領域の
面積はS2である。ヒステリシスロス(Hy)は、下記
の数式(I)によって算出される。
【0022】 Hy=(S2/(S1+S2))×100 −−−(I)
【0023】図2に示された糸ゴム6は、ユニバーサル
硬さが1.5N/mm以上5N/mm以下である材
料から形成されている。糸ゴム6のヒステリシスロスは
前述のように30%以下であるが、このようにヒステリ
シスロスが低減されることによって延伸時の糸ゴム6の
破断が生じやすくなる傾向が見られる。ユニバーサル硬
さが1.5N/mm以上5N/mm以下とされるこ
とにより、低ヒステリシスロスでありながら破断が生じ
にくい糸ゴム6が得られる。すなわち、この糸ゴム6
は、反発性能と破断しにくさとが両立されたものであ
る。
【0024】糸ゴム6のユニバーサル硬さが1.5N/
mm未満であると、糸ゴム6の引張強さが低下して延
伸時に糸ゴム6が破断しやすくなってしまうことがあ
る。この観点から、ユニバーサル硬さは2.1N/mm
以上、特には2.9N/mm 以上が好ましい。逆
に、ユニバーサル硬さが5N/mmを超えると、破断
時伸び(EB)が小さくなって巻き付け時に十分な延伸
が困難となり、また、強制的に延伸すると糸ゴム6が破
断してしまうことがある。この観点から、ユニバーサル
硬さは4.0N/mm以下、特には3.5N/mm
以下が好ましい。
【0025】ユニバーサル硬さは、DIN規格(DIN
50395)に準拠し、フィッシャー・インストルメン
ツ社の「フィッシャースコープH−100」によって測
定される。測定には、試験片として糸ゴム6又は糸ゴム
6に裁断される前の架橋ゴムシートが用いられる。測定
では、まずその全長が1000%となるように試験片が
伸張される。これによって試験片の厚みは約0.2mm
となる。次に、この試験片の表面から、ビッカース四角
錐ダイヤモンド圧子が押し込まれる。そして、押し込み
時の荷重をF(N)とし、押し込み深さをh(mm)と
したとき、下記の数式(II)によってユニバーサル硬さ
Hu(N/mm)が算出される。なお、押し込み時の
荷重(F)は3mNとされ、試験雰囲気は23℃とされ
る。
【0026】 Hu=F/(26.43×h) −−−(II)
【0027】糸ゴム6が延伸されると、ゴム分子が延伸
方向に配向して結晶化が生じる。この結晶化の程度が大
きな糸ゴム6では、結晶化によってヒステリシスロスが
30%を超えてしまい、ゴルフボール1の反発性能が低
下してしまうことがある。結晶化が起こりにくいゴムが
用いられることにより、ヒステリシスロスが30%以下
とされうる。結晶化が起こりにくいゴムとしては、合成
ポリイソプレンが挙げられる。合成ポリイソプレンは、
トランス1,4結合を含んでいる。このトランス1,4
結合は、立体構造であるためシス1,4結合の延伸時の
結晶化を阻害する。合成ポリイソプレンと共に天然ゴ
ム、ポリブタジエン等の他のゴムが併用されてもよい
が、併用される場合でも全基材ゴムに占める合成ポリイ
ソプレンの比率が70質量%以上、特には80質量%以
上、さらには90質量%以上とされるのが好ましい。
【0028】特に、合成ポリイソプレンの中でもトラン
ス1,4結合を多く(2%以上)含むものが、結晶化抑
制の観点から好ましい。具体的には、合成ポリイソプレ
ンに含まれるトランス1,4結合の比率は2%以上4%
以下が好ましい。この比率が2%未満であると、延伸時
の結晶化抑制効果が不十分となってしまうことがある。
逆に、この比率が4%を超えると、延伸される前の段階
から糸ゴム6の弾性が低下してゴルフボール1の反発性
能が不十分となってしまうことがある。このような、ト
ランス1,4結合を多く含む合成ポリイソプレンは、リ
チウム系触媒によって重合される。なお、トランス1,
4結合の比率は、核磁気共鳴装置(NMR)によって既
知の方法で測定される。
【0029】糸ゴム6の架橋形態は特には制限されない
が、通常は硫黄架橋が採用され、また、加硫促進剤が併
用される。用いられる加硫促進剤の種類は特には制限さ
れないが、チウラム系加硫促進剤、グアニジン系加硫促
進剤、チアゾール系加硫促進剤、スルフェンアミド系加
硫促進剤等が好適に用いられ得る。
【0030】硫黄の配合量は、基材ゴム100部に対し
て0.5部以上7部以下が好ましい。硫黄の配合量が
0.5部未満であると、糸ゴム6の架橋密度が低くなっ
て引張強度が不十分となってしまうことがある。この観
点から、硫黄の配合量は1部以上が特に好ましい。逆
に、硫黄の配合量が7部を超えると、糸ゴム6の破断時
伸び(EB)が小さくなり、巻き付け時に十分な延伸が
困難となってしまうことがある。この観点から、硫黄の
配合量は4部以下が特に好ましい。なお、本明細書にお
いて「部」で示される数値は、質量が基準とされたとき
の比を意味する。
【0031】加硫促進剤の配合量は、基材ゴム100部
に対して0.3部以上3部以下が好ましい。加硫促進剤
の配合量が0.3部未満であると、糸ゴム6の架橋密度
が低くなって引張強度が不十分となってしまうことがあ
る。この観点から、加硫促進剤の配合量は0.5部以上
が特に好ましい。逆に、加硫促進剤の配合量が3部を超
えると、糸ゴム6の破断時伸び(EB)が小さくなり、
巻き付け時に十分な延伸が困難となってしまうことがあ
る。この観点から、加硫促進剤の配合量は2部以下が特
に好ましい。
【0032】糸ゴム6が硫黄と加硫促進剤とで架橋され
た場合、ゴム成分中には、ゴム分子間が2個以上の硫黄
によって架橋されたポリスルフィド結合(ジスルフィド
結合を含む)と、ゴム分子間が1個の硫黄によって架橋
されたモノスルフィド結合とが併存する。モノスルフィ
ド結合部分は糸ゴム6が延伸されると結晶化を起こしや
すく、逆にポリスルフィド結合部分は延伸によっても結
晶化を起こしにくい。従って、全結合量に占めるポリス
ルフィド結合の比率が高ければ、結晶化が抑制されて糸
ゴム6のヒステリシスロスが低くなる。具体的には、全
結合量に占めるポリスルフィド結合の比率は70%以上
が好ましく、95%以上が特に好ましい。
【0033】ポリスルフィド結合の比率(R)は、全体
の架橋密度が(ν)とされ、ポリスルフィド結合の架
橋密度が(ν)とされたとき、下記数式(III)によっ
て算出される。
【0034】R=ν/ν −−−(III)
【0035】ここで、ポリスルフィド結合の架橋密度
(ν)は、モノスルフィド結合の架橋密度が(ν
とされたとき、下記数式(VI)によって算出される。
【0036】ν=ν−ν −−−(IV)
【0037】架橋密度の算出は、以下の手順で行われ
る。まず、糸ゴム6に裁断される前の架橋ゴムシートか
ら、直径3mmの円柱状試験片が打ち抜かれる。この試
験片が20℃でアセトンに24時間浸漬され、オイル及
び老化防止剤が抽出される。抽出後の試験片は、テトラ
ヒドロフラン(THF)とベンゼンとが1:1の質量比
で混合された20℃の溶剤中に24時間浸漬され、膨潤
させられる。次に、テトラヒドロフラン(THF)とベ
ンゼンとが1:1の質量比で混合された20℃の溶剤が
満たされたTMA装置に、試験片が投入される。そし
て、このTMA装置にて、圧縮応力と歪みとの関係か
ら、(τ/(1/α−α))の値が求められる。こ
うして得られた数値及び試験片の各種寸法が、下記数式
(V)に示されるフロリーの理論式に代入され、糸ゴム
6の全架橋密度(ν)が算出される。なお、試験は3
個の試験片について行われ、この結果が平均される。
【0038】
【数1】
【0039】モノスルフィド結合の架橋密度(ν)算
出のための測定は、テトラヒドロフランとベンゼンとの
1:1混合液にLiAlH触媒を加えて試験片を膨潤さ
せる以外は、前述の架橋密度(ν)の測定と同様の方
法にて行われる。また、架橋密度(ν)の算出は、前
述の数式(V)に準じてなされる。この際、数式(V)
における(ν)は(ν)に置換される。
【0040】糸ゴム6におけるポリスルフィド結合の架
橋密度は、1×10−8mol/mm以上3×10
−8mol/mm以下が好ましい。架橋密度が1×1
−8mol/mm未満であると、ユニバーサル硬さ
が1.5N/mmを下回り、延伸時に糸ゴム6が破断
しやすくなってしまうことがある。この観点から、架橋
密度は1.5×10−8mol/mm以上が特に好ま
しい。逆に、架橋密度が3×10−8mol/mm
超えると、ユニバーサル硬さが5N/mmを超えて糸
ゴム6の破断時伸び(EB)が小さくなり、巻き付け時
に十分な延伸が困難となってしまうことがある。この観
点から、架橋密度は2.5×10−8mol/mm
下が特に好ましい。
【0041】硫黄と加硫促進剤とが併用される場合、そ
の質量比(硫黄/加硫促進剤)は0.8/1以上8/1
以下が好ましい。質量比が0.8/1未満であると、ポ
リスルフィド結合の比率が低下し、延伸時の糸ゴム6の
結晶化が抑制されなくなってしまうことがある。この観
点から、質量比は1.2/1以上が特に好ましく、1.
5/1以上がさらに好ましい。逆に、質量比が8/1を
超えると、架橋密度が高くなって糸ゴム6の破断時伸び
(EB)が小さくなり、巻き付け時に十分な延伸が困難
となってしまうことがある。この観点から、質量比は4
/1以下が特に好ましく、3.5/1以下がさらに好ま
しい。
【0042】糸ゴム6を構成するゴム組成物には、前述
の硫黄、加硫促進剤の他、架橋助剤として酸化亜鉛等が
配合されてもよく、さらにクレー等の充填剤、オイル等
の軟化剤、老化防止剤、その他の添加剤等が適量配合さ
れても良い。
【0043】糸ゴム6の厚みは0.35m以上0.6m
m以下が好ましく、0.4mm以上0.55mm以下が
特に好ましい。厚みが上記範囲未満であると、糸切れが
生じやすくなってしまうことがある。逆に、厚みが上記
範囲を超えると、巻かれる際に糸ゴム6が伸びにくく、
このためコア5における糸ゴム6の密度が小さくなって
しまうことがある。糸ゴム6の密度が小さなコア5が用
いられたゴルフボール1は硬度が低く、反発性能が劣っ
たものとなってしまう。なお、糸ゴム6の厚みは、便宜
上架橋ゴムシートの段階で測定されてもよい。
【0044】糸ゴム6は、例えば混練工程、押出工程、
架橋工程及び裁断工程を経て得られる。まず混練工程で
は、基材ゴム、架橋剤、添加剤等が混練され、ゴム組成
物が得られる。混練には、ニーダー、バンバリーミキサ
ー等の密閉式混練機やオープンロール等が用いられる。
【0045】次に、押出工程では、混練工程で得られた
ゴム組成物が押出機のシリンダーに投入され、ヘッド部
の口金から押し出される。口金開口はスリット状であ
り、ゴム組成物はシート状に押し出される(未架橋ゴム
シート)。押出機が用いられることにより、最終的に得
られる糸ゴム6の厚みのばらつきが抑制される。特に好
ましい押出機は、スクリュー型の一軸押出機である。ス
クリュー型の一軸押出機ではゴムの配向が抑えられるの
で、押出後の未架橋ゴムシートの収縮が少なく、このた
め厚みが不均一となることが防止される。スクリュー型
の一軸押出機では、スクリューの回転数は3rpmから
60rpm、特には5rpmから40rpmとされるの
が、未架橋ゴムシートの厚みの均一化、ひいては糸ゴム
6の厚みの均一化の観点から好ましい。
【0046】スクリュー型一軸押出機のシリンダーの内
部温度は50℃から100℃が好ましく、60℃から9
0℃が特に好ましい。シリンダーの内部温度がこの範囲
とされることにより、未架橋ゴムシートの表面の凹凸が
防止され、また、ゴム焼けが防止される。また、ヘッド
部の内部温度は80℃から110℃が好ましく、80℃
から100℃が特に好ましい。ヘッド部の内部温度がこ
の範囲とされることにより、未架橋ゴムシートの表面の
凹凸がより良く防止され、また、ゴム焼けが防止され
る。
【0047】押し出された未架橋ゴムシートの厚みは2
mm以上6mm以下が好ましく、3mm以上5mm以下
が特に好ましい。厚みが上記範囲未満であると、ゴム組
成物の発熱によってゴム焼けが発生してしまうことがあ
る。逆に、厚みが上記範囲を超えると、次の工程で大幅
な薄肉化が必要となり、糸ゴム6の厚みが不均一となっ
てしまうことがある。
【0048】押し出された未架橋ゴムシートは、通常、
例えばローラ加工等によって薄肉化される。ローラヘッ
ド押出機が用いられ、押出とローラ加工とがワンパスで
行われるのが、生産性の観点から好ましい。
【0049】架橋工程では、未架橋ゴムシートが架橋さ
れて架橋ゴムシートとなる。好ましくは、連続架橋装置
によって架橋がなされる。この連続架橋装置は、熱ロー
ラとこの熱ローラに圧接されたベルトとを備えたもので
ある。未架橋ゴムシートは、熱ローラとベルトとの間を
通される。この際、未架橋ゴムシートは加圧されつつ加
熱され、架橋する。連続架橋装置が用いられることによ
り、架橋ゴムシートの表面粗さが小さくなる。このよう
な連続架橋装置としては、米国アダムソン(Adams
on)社のロートキュア(Rote−Cure)式装
置、ドイツ国ベルストルフ(Berstorff)社の
オーマ(AUMA)式装置等が挙げられる。
【0050】連続架橋装置における加圧力は0.03M
Pa以上1MPa以下が好ましく、0.1MPa以上
0.3MPa以下が特に好ましい。圧力が上記範囲未満
であると、架橋ゴムシートの表面粗さが十分には低減さ
れなくなってしまうことがある。逆に、圧力が上記範囲
を超えると、糸ゴム6のモジュラスが高くなってしまう
ことがある。
【0051】連続架橋装置における架橋温度は140℃
以上160℃以下が好ましい。架橋温度が上記範囲未満
であると、架橋時間が長くされる必要が生じて生産性が
低下してしまうことがある。逆に、架橋温度が上記範囲
を超えると、過剰架橋となって糸ゴム6の物性が低下し
てしまうことがある。なお、連続架橋装置における架橋
時間は、通常は3分から20分程度とされる。
【0052】この連続架橋装置では、未架橋ゴムシート
が常に熱ローラと当接しつつ架橋される。従って、例え
ば未架橋ゴムシートがローラに何重にも巻き取られて加
硫缶で架橋される場合のように、内寄りのシートと外寄
りのシートとの熱回りが異なって物性にばらつきが生じ
てしまうことがない。
【0053】架橋ゴムシートは、裁断工程において所定
幅に裁断される。裁断には、既知のカッター装置が用い
られ得る。こうして、糸ゴム6が得られる。
【0054】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の効果が明ら
かにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限
定的に解釈されるべきではないことはもちろんである。
【0055】[実施例1]3%のトランス1,4結合と
92%のシス1,4結合とを含む合成ポリイソプレン
(シェル社の商品名「IR309」)70部、天然ゴム
(ペールクレープ)30部、酸化亜鉛(堺化学社の商品
名「亜鉛華1号」)1部、老化防止剤としての2,6−
ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(大内新
興化学工業社の商品名「ノクラック200」)1部、グ
アニジン系加硫促進剤としての1,3−ジフェニルグア
ニジン(大内新興化学工業社の商品名「ノクセラー
D」)1部、スルフェンアミド系加硫促進剤としてのN
−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンア
ミド(大内新興化学工業社の商品名「ノクセラーC
Z」)0.5部及び硫黄3部をニーダーに投入し、混練
してゴム組成物を得た。
【0056】このゴム組成物をリボン状とし、これをロ
ーラヘッド押出機のシリンダーに投入した。そして、厚
みが4mmで幅が200mmの口金を備えたヘッド部か
らこのゴム組成物を押し出し、ローラで薄肉化して、幅
が300mmであり、長さが30mである未架橋ゴムシ
ートを得た。なお、シリンダー内の温度は70℃とし、
ヘッド部の温度を90℃とし、ロール温度を90℃と
し、スクリューの回転数を20rpmとした。
【0057】こうして得られた未架橋ゴムシートを連続
架橋装置(米国アダムソン社のロートキュア式装置)を
用いて連続架橋し、架橋ゴムシートを得た。架橋温度は
150℃であり、加圧力は0.2MPaであり、架橋時
間は5分であった。この架橋ゴムシートを幅が2mmと
なるように裁断し、糸ゴムを得た。
【0058】一方、ポリブタジエン(日本合成ゴム社の
商品名「BR01」)100部、酸化亜鉛(堺化学社の
商品名「亜鉛華1号」)5部、硫酸バリウム75部、ス
ルフェンアミド系加硫促進剤としてのN−シクロヘキシ
ル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(大内新興
化学工業社の商品名「ノクセラーCZ」)0.2部及び
硫黄9部をニーダーに投入し、混練してゴム組成物を得
た。このゴム組成物を、それぞれ半球状のキャビティを
備えた上型及び下型からなる金型に投入し、150℃で
30分間架橋して、直径が32mmのセンターを得た。
このセンターに、延伸率が1000%となるように延伸
しつつ糸ゴムを巻き付けて、直径が39mmのコアを得
た。
【0059】[実施例2から7及び比較例1から3]配
合剤の配合量を下記の表1に示されるように変量させた
他は実施例1と同様にして、コアを得た。
【0060】[ヒステリシスロスの測定]裁断される前
の架橋ゴムシートをJISに規定された4号ダンベル状
の試験片に打ち抜いて、先に詳説された方法でヒステリ
シスロスを測定した。
【0061】[ユニバーサル硬さの測定]センターに巻
かれる前の糸ゴムを全長が1000%となるように延伸
し、先に詳説された方法でユニバーサル硬さを測定し
た。
【0062】[糸ゴム破断数の測定]100個のコアを
完成させるまで発生した糸ゴム破断回数をカウントし
た。この結果が、下記の表1に示されている。
【0063】[コアの反発係数の測定]上記糸ゴム破断
数の測定で得られたコアに、質量が200gであるアル
ミニウム製の中空円柱を40m/sの速度で衝突させ
た。そして、衝突前後における中空円柱の速度及び衝突
後のコアの速度を計測し、運動量保存の法則に従ってコ
アの反発係数を求めた。10個のコアについて測定され
た平均値が、下記の表1に示されている。
【0064】[コアの圧縮変形量の測定]上記糸切れ個
数の測定で得られたコアに、まず初荷重98Nを掛け、
徐々に荷重を高めて終荷重として1274Nを掛け、こ
の初荷重から終荷重までのコアの変形量を測定した。1
0個のコアについて測定された平均値が、下記の表1に
示されている。
【0065】
【表1】
【0066】表1において、ユニバーサル硬さが低い比
較例1では、糸ゴム破断が多発している。また、ヒステ
リシスロスが大きな比較例2及び3では、コアの反発係
数が低い。これに対して、各実施例では、糸ゴム破断が
少なく、かつコアの反発係数も高い。コアの高反発は、
このコアから得られるゴルフボールの高反発を意味す
る。これらの評価結果より、本発明の優位性が確認され
た。
【0067】
【発明の効果】以上説明されたように、本発明のゴルフ
ボールは、用いられる糸ゴムのヒステリシスロスが小さ
いので、反発性能に優れる。この糸ゴムでは、ヒステリ
シスロス低減に起因する破断強度低下がユニバーサル硬
さの最適化によって防止される。本発明のゴルフボール
は、飛距離と生産性とに優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態にかかるゴルフボ
ールが示された斜視図である。
【図2】図2は、図1のゴルフボールの糸巻き層に用い
られている糸ゴムが示された斜視図である。
【図3】図3は、引張試験の結果が示された模式的グラ
フである。
【符号の説明】
1・・・ゴルフボール 2・・・センター 3・・・糸巻き層 4・・・外皮層 5・・・コア 6・・・糸ゴム

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターと、糸ゴムが巻かれることによ
    って形成された糸巻き層と、外皮層とを備えたゴルフボ
    ールであって、 この糸ゴムが、伸張率範囲が0%から1000%のとき
    のヒステリシスロスが15%以上30%以下であり全長
    が1000%まで伸張されたときに3mNの試験荷重で
    測定されたDIN規格のユニバーサル硬さが1.5N/
    mm以上5N/mm以下である材料から形成されて
    いることを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】 上記糸ゴムの基材ゴムに合成ポリイソプ
    レンが含まれており、この合成ポリイソプレンの全基材
    ゴムに占める比率が70質量%以上である請求項1に記
    載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 上記合成ポリイソプレンにおけるトラン
    ス1,4結合の比率が2%以上4%以下である請求項2
    に記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】 上記糸ゴムが硫黄と加硫促進剤とによっ
    て架橋されたものであり、硫黄と加硫促進剤との質量比
    が0.8/1以上8/1以下である請求項1から請求項
    3のいずれか1項に記載のゴルフボール。
  5. 【請求項5】 上記糸ゴムのポリスルフィド結合の架橋
    密度が1×10−8mol/mm以上3×10−8
    ol/mm以下である請求項1から請求項4のいずれ
    か1項に記載のゴルフボール。
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