JP3413182B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3413182B2
JP3413182B2 JP2001242169A JP2001242169A JP3413182B2 JP 3413182 B2 JP3413182 B2 JP 3413182B2 JP 2001242169 A JP2001242169 A JP 2001242169A JP 2001242169 A JP2001242169 A JP 2001242169A JP 3413182 B2 JP3413182 B2 JP 3413182B2
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正和 江藤
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  • Color Electrophotography (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機や、プリン
タ、ファクシミリ等に用いられている電子写真方式を用
いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、転写材上にトナーを転写し定着装
置によってその画像を定着した後、再度もしくは複数回
同一の転写材上にトナーを転写し定着させ最終画像形成
する方法を用いた複写機などの画像形成装置がある。
【0003】この様な方法は大きく分けて、「両面」と
「多重」の2通りに分けられる。
【0004】両面とは、一度トナーを転写した面とは反
対の面上にトナーを転写して紙の両面に画像を形成する
方法のことである。一方多重とは、一度トナーを転写し
た面と同一の面上に、一般には一度目と違う色のトナー
を転写して画像を形成する方法のことである。
【0005】図4は、こうした方法を採用した従来の複
写機の一例である。図4に於て、101は静電潜像担持
体であるところの感光ドラムであり矢印a方向に回転
し、一次帯電器102によって表面を均一に帯電された
後、スキャナー103が原稿台上に載せられた原稿を読
み取るときにミラー群131,132,133を介し潜
像を書き込まれる。141は現像器であり、このように
して作成された静電潜像を所定の方法によりトナーを用
いて現像する。現像された現像像は、転写帯電器105
により転写材である紙上に転写される。転写された紙は
更に定着部へと搬送され定着ローラ171,172によ
って定着された後、再びローラ群191,192を介し
て、多重もしくは両面の画像形成をされるために転写部
へと搬送され、例えば今度は現像器142で顕画像化し
た現像像を紙上に転写され再度定着ローラ171,17
2によって定着された後、排出部111へと排出され
る。また、転写されなかった残りのトナーは、クリーニ
ングブレード106によりクリーニングされ廃トナーと
して貯められる。
【0006】上記した従来例において、感光ドラム10
1に対するクリーニング不良は、定着されたトナー画像
面が再び感光ドラム表面に接触する「多重」画像形成時
の方がより一層厳しいものである。つまり、「両面」画
像形成時では再び感光ドラムに接触する面はトナーのな
い転写材自体であり、この転写材としては一般的に紙が
多くオイルを吸収してしまい表面上にはほとんどオイル
が現れないのに対し、「多重」画像形成時では、再び感
光ドラム表面に接触する面には定着器によって溶解され
平滑化されたトナーがあり、この平滑化されたトナーは
定着器でのオイルをその表面に保持し易く、強いては感
光ドラムに転移する量も多くなってしまうからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来例のような画像形成装置に用いられている定着ローラ
には、その表面にオイルを塗布するようになっている。
これは、定着ローラ自身の寿命を延ばすため及び、定着
されるトナーのローラへのオフセットを防止するために
行われている必須技術である。従って、定着された紙に
も当然微量ながらオイルが塗布されてしまう。そのため
「両面」・「多重」の画像形成を特に複数枚連続して行
なうと、感光ドラム表面上にオイルが付着してしまう。
よって、その後普通に画像形成を行なおうとすると、本
来白地部である領域にトナーがオイルの粘着力によって
付着しカブリとなって現れ、一方本来ベタ部である領域
にもやはりオイルの粘着力によって今度はドラム上から
充分にトナーが紙上に転写されないで淡い画像になって
しまうという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、上記のような問題点を解
消し、ドラム上のオイルを適切に除去し、良好な画像を
得ることができる画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、静電潜像担持
体と、該静電潜像担持体上に現像されたトナー像を転写
材上に転写する転写装置と、前記静電潜像担持体上のト
ナーをクリーニングするクリーニング装置と、トナー像
が転写された転写材をオイルが塗布された定着部材によ
り定着する定着装置と、非画像形成時に前記静電潜像担
持体にトナー像を形成して前記クリーニング装置へのト
ナー供給動作を行なうトナー供給手段と、を有し、転写
材の1面に画像形成を行なう第1モードと、転写材の1
面目に形成されたトナー像が定着された後、該トナー像
が定着された転写材に再度トナー像を形成する第2モー
ドと、を備える画像形成装置において、前記トナー供給
手段によるトナー供給動作は、一連の画像形成がすべて
終わった後の前記潜像担持体の回転中に行われ、前記ト
ナー供給手段によるトナー供給量が、前記第1モード時
より前記第2モード時の方が多いことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図3は本発明の前提となる技術を
示す前提技術1を示す。
【0011】〈前提技術1〉図3は画像形成装置内の感
光ドラム回りの拡大略図である。
【0012】図3に於いて、感光ドラム上に可視化され
たトナーは転写帯電器105によって全てのトナーが転
写紙上に転写されるわけではなく、多少は181のよう
に感光ドラム101上に付着したままクリーニングブレ
ード106と感光ドラム101との当接部であるクリー
ニング部110まで搬送されクリーニングブレード10
6によって掻き落とされる。掻き落とされたトナーはこ
ぼれ落ちないようにすくいシート162によって受けと
められクリーナー161の内部に回収される。
【0013】この時感光ドラム上に付着しているオイル
は、クリーニング部110を通過する際にクリーニング
部110にたまっているトナー粒子108に付着しその
付着したトナー粒子108と共に感光ドラム101上か
らクリーニングされる。このことを確認する実験として
次のような実験を行った。
【0014】〈確認実験〉感光ドラム上に全くトナーを
載せずにクリーニングブレード106のみで感光ドラム
上に付着したオイルを掻き取ろうとしたが充分に除去す
ることは出来なかった。
【0015】これに対し、本実施の形態では、クリーニ
ング部110にトナーをためておいてクリーニングブレ
ード106にてクリーニングすると感光ドラム上に付着
したオイルは完全に除去された。
【0016】この実験によって、感光ドラム上に付着し
たオイルは、クリーニング部にためられたトナー粒子に
染み込み(付着して)、そのトナー粒子をクリーニング
ブレードで除去することによってトナーと共に除去され
ていく、というオイル除去のメカニズムが容易に想像さ
れる。
【0017】従って、感光ドラムの空回転数を増やすこ
とは、それだけ感光ドラム上に付着したオイルをトナー
粒子に付着させ易くなるのでオイルのクリーニング性能
が向上することになる。
【0018】以上のような考えに基づき、「多重」・
「両面」の画像を形成する際の後回転中に、感光ドラム
の空回転数を通常の片面のみの画像形成時に比べ1回転
好ましくは3回転以上増やすことにより感光ドラム上に
付着したオイルを完全に除去することが出来た。
【0019】〈前提技術2〉上述したように、「多重」
画像形成時が最も感光ドラムに対してオイルを付着させ
易い。そのため「多重」画像形成時は「両面」画像形成
時よりもよりさらに感光ドラムの空回転数を1回転好ま
しくは2回転増やすことが必要になり、このようにする
ことにより効果は充分に発揮される。
【0020】〈前提技術3〉本前提技術3は、前記前提
技術1で示したような空回転中に、感光ドラム上にトナ
ーを載せるようにしたもので、これにより、より一層オ
イルのクリーニング性を向上させることが出来る。
【0021】すなわち、前提技術1でオイルのクリーニ
ングメカニズムを説明したように、オイルはトナーに付
着してそのトナーごとクリーニングされるので、そのク
リーニングにあずかるトナーの量が多いほどオイルのク
リーニング能力が向上することになる。実際には、空回
転中ある所望の幅だけベタ画像を現像すればよく、この
ようにすることにより、空回転している時間を短くする
ことも出来た。
【0022】〈前提技術4〉 以上説明してきた前提技術は、いわゆる転写ドラムを有
するフルカラー画像形成装置においても適用でき、同様
の効果が得られる。
【0023】図3は、そうした一般的なフルカラー画像
形成装置の一例である。
【0024】図3に於いて、フルカラー画像形成装置
は、回転自在に軸支され矢印方向に回転する感光ドラム
101が配置され、その外周部に画像形成手段が配置さ
れている。画像形成手段は、任意の手段としうるが、本
実施の形態では感光ドラム101を均一に帯電する一次
帯電器102と、色分解された光像またはこれに相当す
る光像を照射し、感光ドラム101上に静電潜像を形成
する例えばレーザービーム露光手段等からなる露光手段
130と、感光ドラム101上の静電潜像を可視画像化
する回転式現像装置140とを具備する。
【0025】回転式現像装置140は、イエロー現像
剤、マゼンタ現像剤、シアン現像剤、ブラック現像剤の
4色の現像剤を各々別に収納する4個の現像器104
Y、104M、104C、104Kと、これら4個の現
像器を保持しかつ回転自在に軸支された略円柱形状の支
持体とからなっている。回転式現像装置140は、支持
体の回転により所望の現像器を感光ドラム101の外周
面と対向する位置に搬送し、感光ドラム101上の静電
潜像の現像を行ない4色分のフルカラー現像が可能にな
るように構成されている。
【0026】感光ドラム101上の可視画像、即ち、ト
ナー像は、転写材担持体である転写ドラム150に担持
されて搬送される転写材Pに転写される。本例に於いて
は、転写ドラム150は回転自在に軸支されており、外
周面開口域には、転写材担持部材151が張設されてい
る。この転写材担持部材151は、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレートやポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム
等のフィルム状の誘電体シートが使用されている。ま
た、この転写ドラム150には、給紙装置から給紙され
た転写材Pを把持する転写材グリッパ157を有する。
さらに転写ドラム150の内側及び外側には転写用放電
器152、並びに除電手段を構成する内側除電用放電器
153及び外側除電用放電器154,155が配置され
る。
【0027】上述した如き構成のフルカラー電子写真複
写装置によるフルカラー画像の形成行程を簡単に説明す
る。
【0028】感光ドラム101上に一次帯電器2により
均一な帯電を行ない露光手段130にて画像情報に応じ
た光像Eを照射し、感光ドラム101上に静電潜像が形
成される。静電潜像は、回転現像装置140により感光
ドラム101上に樹脂を基材とした平均粒径8〜10ミ
クロンのトナーによりトナー像として可視化される。一
方、転写材Pはレジストローラ114により画像と同期
して給紙ガイド118を通じ、感光ドラム101と転写
ドラム150が最接近する領域である転写部へと導かれ
る。そして、この時誘電体シート151の背面から転写
用放電器152によってトナーと逆極性のコロナ放電を
行なうことにより、1色目の感光ドラム101上のトナ
ー像が転写材P上に転写される。転写材Pはさらに必要
回数の転写行程が行われた後、除電用放電器153,1
54,155により除電を受けつつ分離爪115の作用
により転写ドラム150から剥離され搬送ベルト116
によって定着器117にて熱ロールによる定着を受けた
後機外に排出される。
【0029】この時、転写材Pの両面に画像を形成する
場合には、定着器117の排出後すぐに、転写材搬送ガ
イド119が駆動し搬送ガイド120へと転写材を導い
ていき、その後転写材ストッカー121に一時溜めら
れ、再び上述した画像形成プロセスによってもう一方の
面に画像が形成される。
【0030】他方、感光ドラム101は、表面に残留ト
ナーをクリーニング装置160で清掃された後、再度画
像形成プロセスに供せられる。
【0031】また、転写ドラム150の誘電体シート表
面も同様にファーブラシ等より成るクリーニング装置1
80及びクリーニング補助手段181の作用により清掃
された後、再度画像形成プロセスに供せられる。
【0032】この時表面の画像を形成した後裏面にトナ
ーを転写する際、転写材Pには一度定着ローラを通った
ことによる定着オイルが特に表面(トナー上)に付着し
ているので、そのオイルが先ず転写ドラムの誘電体シー
ト上に転着し、さらにこのオイルが転写部で感光ドラム
と転写ドラムシートが接触するときに感光ドラム表面へ
と転着していく。
【0033】従って、以上説明したような転写ドラムを
有するフルカラー画像形成装置に於いても、感光ドラム
の回転数を両面形成時に於いて通常の片面のみの画像形
成時よりも1回転以上、好ましくは3回転以上増やすこ
とにより感光ドラム上に付着したオイルを除去できる。
【0034】〈実施の形態1〉図1及び図2は本発明の
実施の形態1を示す。
【0035】本実施の形態は、感光ドラム上のトナー量
を増やすことにより感光ドラム上に付着したオイルの除
去を容易とするものである。
【0036】図1は画像形成装置内の感光ドラム回りの
拡大略図である。
【0037】図1に於いて、感光ドラム上に可視化され
たトナーは転写帯電器205によって全てのトナーが転
写紙上に転写されるわけではなく、多少は281のよう
に感光ドラム201上に付着したままクリーニングブレ
ード206と感光ドラム201との当接部であるクリー
ニング部210まで搬送されクリーニングブレード20
6によって掻き落とされる。掻き落とされたトナーはこ
ぼれ落ちないようにすくいシート262によって受けと
められクリーナー261の内部に回収される。
【0038】しかし、感光ドラム上に付着したオイル
は、感光ドラム上に全くトナーを載せずにクリーニング
ブレード6のみで掻き取ろうとしたが充分に除去するこ
とは出来なかった。が一方、感光ドラム上にトナーをま
ぶした後にクリーニングブレード206にてクリーニン
グすると感光ドラム上に付着したオイルは完全に除去さ
れた。
【0039】この実験によって、感光ドラム上に付着し
たオイルは、感光ドラム上にまぶされたトナー粒子に染
み込み(付着して)、そのトナー粒子をクリーニングブ
レードで除去することによってトナーと共に除去されて
いく、というオイル除去のメカニズムが容易に想像され
る。
【0040】従って、感光ドラム上のトナー量を増やす
ことは、それだけ感光ドラム上に付着したオイルをトナ
ー粒子に付着させ易くなるのでオイルのクリーニング性
能が向上することになる。
【0041】一方、クリーニングブレードのめくれを防
ぐために、前回転中か後回転中もしくは両方に於いてト
ナーを感光ドラム上に現像する方式がとられている(以
後帯び入れと略記)が、この場合に現像されるトナー像
パターンは、感光ドラムの手前・奥のみと言った具合に
出来るだけトナー消費量を抑えようとしたものであり、
積極的に感光ドラム上に付着したオイルを除去するとい
ったものではない。
【0042】以上のような考えに基づき、「多重」・
「両面」の画像を形成する際の後回転中に、現像器から
感光ドラム上に現像するトナー消費量を、従来、約5m
g/A4であったものを、50mg/A4好ましくは1
00mg/A4以上になるように帯び入れすることによ
り、感光ドラム全幅かつその消費量も増やすことにより
感光ドラム上に付着したオイルを除去することが出来
た。
【0043】〈実施の形態2〉すでに従来の課題のとこ
ろで述べたように、「多重」画像形成時が最も感光ドラ
ムに対してオイルを付着させ易い。
【0044】そのため本実施の形態では、「多重」画像
形成時は「両面」画像形成時よりもよりさらに多く帯び
入れのトナー消費量が50mg/A4好ましくはF20
0mg/A4以上になるように、トナーを感光ドラム上
に現像するようにしたものである。これにより本発明の
効果は充分に発揮される。
【0045】〈実施の形態3〉本実施の形態は、「多
重」・「両面」の画像形成を多量枚数連続して行なうと
きに於いて、適宜実施の形態1で行ったような現像動作
を適量行なうようにしたものである。これにより、本発
明の効果をさらに有効的に発揮することができる。
【0046】ここで、この適宜・適量と言うのは、その
とき形成される画像の枚数・紙サイズ・濃度によって変
化する。例えば、枚数が多ければそれだけ付着するオイ
ルの量も多くなるわけなので、画像形成中の非画像部に
適当な枚数の画像形成を行なう度に現像動作を行なえば
よい。
【0047】また、紙サイズが例えばB5サイズのよう
な小サイズの場合は、感光ドラム上に付着するオイルは
紙サイズでしかないので無駄にトナーを消費する必要が
ないため、図2のようなアナログの光学系であればシャ
ッター等を、デジタルの光学系であればレーザーをそれ
ぞれ操作して必要部分のみ上記現像動作を行なえば良
い。
【0048】〈実施の形態4〉以上説明してきた実施の
形態における構成は、いわゆる転写ドラムを有するフル
カラー画像形成装置においても有効で、同様の効果が得
られる。
【0049】図2は、転写ドラムを有するフルカラー画
像形成装置の一例である。
【0050】図2に於いて、フルカラー画像形成装置
は、回転自在に軸支され矢印方向に回転する感光ドラム
201が配置され、その外周部に画像形成手段が配置さ
れている。画像形成手段は、任意の手段としうるが、本
実施の形態では感光ドラム201を均一に帯電する一次
帯電器202と、色分解された光像またはこれに相当す
る光像を照射し、感光ドラム201上に静電潜像を形成
する例えばレーザービーム露光手段等からなる露光手段
230と、感光ドラム201上の静電潜像を可視画像化
する回転式現像装置240とを具備する。
【0051】回転式現像装置240は、イエロー現像
剤、マゼンタ現像剤、シアン現像剤、ブラック現像剤の
4色の現像剤を各々別に収納する4個の現像器204
Y、204M、204C、204Kと、これら4個の現
像器を保持しかつ回転自在に軸支された略円柱形状の支
持体とからなっている。回転式現像装置240は、支持
体の回転により所望の現像器を感光ドラム201の外周
面と対向する位置に搬送し、感光ドラム201上の静電
潜像の現像を行ない4色分のフルカラー現像が可能にな
るように構成されている。
【0052】感光ドラム201上の可視画像、即ち、ト
ナー像は、転写材担持体である転写ドラム250に担持
されて搬送される転写材Pに転写される。本例に於いて
は、転写ドラム250は回転自在に軸支されており、外
周面開口域には、転写材担持部材251が張設されてい
る。この転写材担持部材251は、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレートやポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム
等のフィルム状の誘電体シートが使用されている。ま
た、この転写ドラム250には、給紙装置から給紙され
た転写材Pを把持する転写材グリッパ257を有する。
さらに転写ドラム250の内側及び外側には転写用放電
器252、並びに除電手段を構成する内側除電用放電器
253及び外側除電用放電器254,255が配置され
る。
【0053】上述した如き構成のフルカラー電子写真複
写装置によるフルカラー画像の形成行程を簡単に説明す
る。
【0054】感光ドラム201上に一次帯電器202に
より均一な帯電を行ない露光手段230にて画像情報に
応じた光像Eを照射し、感光ドラム201上に静電潜像
が形成される。静電潜像は、回転現像装置240により
感光ドラム201上に樹脂を基材とした平均粒径8〜1
0ミクロンのトナーによりトナー像として可視化され
る。一方、転写材Pはレジストローラ214により画像
と同期して給紙ガイド218を通じ、感光ドラム201
と転写ドラム250が最接近する領域である転写部へと
導かれる。そして、この時誘電体シート251の背面か
ら転写用放電器252によってトナーと逆極性のコロナ
放電を行なうことにより、1色目の感光ドラム201上
のトナー像が転写材P上に転写される。転写材Pはさら
に必要回数の転写行程が行われた後、除電用放電器25
3,254,255により除電を受けつつ分離爪215
の作用により転写ドラム250から剥離され搬送ベルト
216によって定着器217にて熱ロールによる定着を
受けた後機外に排出される。
【0055】この時、転写材Pの両面に画像を形成する
場合には、定着器217を排出後すぐに転写材搬送ガイ
ド219が駆動し搬送ガイド220へと転写材を導いて
いき、その後転写材ストッカー221に一時ためられ、
再び上述した画像形成プロセスによってもう一方の面に
画像が形成される。
【0056】他方、感光ドラム201は、表面の残留ト
ナーをクリーニング装置260で清掃された後再度画像
形成プロセスに供せられる。
【0057】また、転写ドラム250の誘電体シート表
面も同様にファーブラシ等より成るクリーニング装置2
80及びクリーニング補助手段281の作用により清掃
された後、再度画像形成プロセスに供せられる。
【0058】この時、表面の画像を形成した後、裏面に
トナーを転写する際、転写材Pには一度定着ローラを通
ったことによる定着オイルが特に表面(トナー上)に付
着しているので、そのオイルが先ず転写ドラムの誘電体
シート上に転着し、さらにこのオイルが転写部で感光ド
ラムと転写ドラムシートが接触するときに感光ドラム表
面へと転着していく。
【0059】従って、以上説明したような転写ドラムを
有するフルカラー画像形成装置に於いても、画像を形成
する際の後回転中に、現像器から感光ドラム上に現像す
るトナー消費量を、従来からみられる帯入れとは異なり
感光ドラム全幅かつその消費量も100mg/A4好ま
しくは500mg/A4以上になるように増やすことに
より感光ドラム上に付着したオイルを除去することが出
来た。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
「両面」・「多重」の画像形成時には、少なくとも片面
一度のみの画像形成時よりは非画像部に現像するトナー
の消費量を多くすることにより感光ドラム上に付着した
オイルを除去出来、「両面」・「多重」の画像形成を複
数枚連続して行っても、従来例に見られたオイルの粘着
力によって本来白地部である領域にトナーが付着しカブ
リとなって現れたり、本来ベタ部である領域がドラム上
から充分にトナーが紙上に転写されないで淡い画像にな
ってしまうという問題点が解決された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の形態1を説明す
るための感光ドラム回りの略拡大図
【図2】本発明の実施の形態4を示す図
【図3】本発明の前提となる技術を示す感光ドラム回り
の略拡大図
【図4】従来の画像形成装置を示す図
【符号の説明】
101…感光ドラム 102…一次帯電器 103…光学系ス
キャナー 141,142…現像器 105…転写帯電
器 106…クリーニングブレード 171,172…
定着ローラ 108…トナー 110…クリーニ
ング部 150…転写ドラム 151…転写シー
ト 180…ファーブラシクリーナ 121…ストッカ
ー 201…感光ドラム 205…転写帯電
器 206…クリーニングブレード 208…トナー 210…クリーニング部 250…転写ドラ
ム 251…転写シート 280…ファーブ
ラシクリーナ 221…ストッカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前山 龍一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 江藤 正和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 校條 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−310978(JP,A) 特開 平4−195173(JP,A) 特開 平4−352174(JP,A) 特開 平5−2573(JP,A) 特開 昭58−153979(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/10 G03G 21/14 G03G 15/00 106 G03G 15/00 303

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上
    に現像されたトナー像を転写材上に転写する転写装置
    と、前記静電潜像担持体上のトナーをクリーニングする
    クリーニング装置と、トナー像が転写された転写材をオ
    イルが塗布された定着部材により定着する定着装置と、
    非画像形成時に前記静電潜像担持体にトナー像を形成し
    て前記クリーニング装置へのトナー供給動作を行なうト
    ナー供給手段と、を有し、 転写材の1面に画像形成を行なう第1モードと、 転写材の1面目に形成されたトナー像が定着された後、
    該トナー像が定着された転写材に再度トナー像を形成す
    る第2モードと、 を備える画像形成装置において、前記トナー供給手段によるトナー供給動作は、一連の画
    像形成がすべて終わった後の前記潜像担持体の回転中に
    行われ、 前記トナー供給手段によるトナー供給量が、前記第1モ
    ード時より前記第2モード時の方が多いことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第2モードは、 転写材の1面目に形成されたトナー像が定着された後、
    該トナー像が定着された転写材の2面目にトナー像を形
    成する両面モードと、 転写材の1面目に形成されたトナー像が定着された後、
    該トナー像が定着さた転写材の1面目に再度トナー像を
    形成する多重モードと、を備え、 前記トナー供給手段によるトナー供給量は、前記多重モ
    ード時が最も多いことを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー供給手段によるトナー供給量
    は、画像の枚数・転写材サイズ・画像濃度に応じて決定
    されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装
    置。
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