JP3412577B2 - 油圧ショベル - Google Patents

油圧ショベル

Info

Publication number
JP3412577B2
JP3412577B2 JP28704199A JP28704199A JP3412577B2 JP 3412577 B2 JP3412577 B2 JP 3412577B2 JP 28704199 A JP28704199 A JP 28704199A JP 28704199 A JP28704199 A JP 28704199A JP 3412577 B2 JP3412577 B2 JP 3412577B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control valve
hydraulic excavator
control valves
directional control
link mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28704199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001107387A (ja
Inventor
真司 土川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP28704199A priority Critical patent/JP3412577B2/ja
Publication of JP2001107387A publication Critical patent/JP2001107387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3412577B2 publication Critical patent/JP3412577B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下部走行体上に上
部旋回体が搭載され、この上部旋回体の底板上に各作業
機用アクチュエータの作動をそれぞれ制御する各コント
ロール弁を設けた油圧ショベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、一般的には、下部走行
体(通常はクローラ)に上部旋回体を搭載し、この上部
旋回体の前方に、ブームとアームとバケットを備えた掘
削アタッチメントを取り付けて車体を構成し、上部旋回
体に搭載されたエンジンを駆動源として油圧ポンプを回
転し、その吐出油を油圧アクチュエータ(油圧モータ又
は油圧シリンダ)に各コントロール弁を経由させて供給
することにより、走行、旋回、ブーム起伏、アーム作
動、バケット作動を行わせる。また、下部走行体の後部
にドーザを備え、上記吐出油を油圧アクチュエータ(油
圧シリンダ)にコントロール弁を経由させて供給するこ
とにより、ドーザ作動を行わせるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のショ
ベルにおける作業環境は、都市土木を中心として狭所で
の作業が増加しており、これに伴い、小型の油圧ショベ
ルの需要が大きくなってきている。小型の油圧ショベル
では、搭載する機器の小スペース化が必要であり、特に
車体の長さ方向、幅方向での制約は厳しい。しかし、上
記油圧ショベルでは、各コントロール弁の配置上等の理
由から、さらなる小型化を図ることが困難であった。
【0004】すなわち、各コントロール弁は相互の配管
が連絡しあっているため、集中配置されることが多いの
で、まとまった設置スペースが必要となる。ここで、各
コントロール弁を横置きすれば、その上下方向の設置ス
ペースを低く抑えることは可能だが、機械平面上では各
コントロール弁の占有率が高くなり、小型化の要請に沿
わない。一方、各コントロール弁を縦置きすれば、フロ
アプレート下に各コントロール弁をレイアウトした場
合、その水平方向の設置スペースを抑えることは可能だ
が、各コントロール弁の全長以上の高さのサイドデッキ
が必要となり、この場合も小型化の要請に沿わない。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、さらなる小型化を図ることにより狭所における作業
が容易となる油圧ショベルを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、下
部走行体上に上部旋回体が搭載され、この上部旋回体
フロアプレート下の底板上に各作業機用アクチュエータ
の作動をそれぞれ制御する各コントロール弁を設けた油
圧ショベルにおいて、上記底板上のスペース内で左右方
向のいずれかの一方の方向に傾斜させて上記各コントロ
ール弁を並設したことを特徴とする油圧ショベルとして
構成されている。
【0007】この構成によれば、上部旋回体のフロアプ
レート下の底板上のスペース内で左右方向のいずれかの
一方の方向に傾斜させて各コントロール弁が並設された
ので、各コントロール弁が上下及び水平いずれの方向に
対してもより小さなスペース内でも設置されることとな
り、車体のさらなる小型化につながる。
【0008】請求項1に記載の油圧ショベルにおいて、
上記各コントロール弁を底板上に設けられた補強フレー
ム側に向かって登り傾斜をなすように保持する保持台を
備えれば(請求項2)、フレームにオーバーラップさせ
て各コントロール弁が設置されることとなり、さらなる
小型化につながる。また、補強フレームの高さを高くと
ることができるため、底板の補強効果を高めることがで
きる。
【0009】特に、請求項2に記載の油圧ショベルおい
て、上記各コントロール弁に、操作レバーと操作ペダル
の少なくとも一方にリンク機構で連結された機械式コン
トロール弁を含め、このリンク機構を、上記補強フレー
ム上を通過させて配設した場合には(請求項3)、リン
ク機構が簡単なものとなる。
【0010】請求項2又は3に記載の油圧ショベルにお
いて、上記保持台を、上記各コントロール弁のすべてを
一定の傾斜角度で保持するものとすれば(請求項4)、
構造が簡単化される。
【0011】請求項2〜4のいずれかに記載の油圧ショ
ベルにおいて、上記保持台は、上記各コントロール弁の
パイプの接続部のうち、少なくとも上記各作業機用アク
チュエータに接続されるパイプの接続部が上向きとなる
ように該各コントロール弁を保持するものであることと
すれば(請求項5)、各パイプの連結が容易となり、よ
り小さい配管スペースで済むようになる。
【0012】例えば、上記各作業機用アクチュエータに
は、スイングシリンダ、ブームシリンダ、アームシリン
ダ、バケットシリンダ、旋回モータ及び左右走行モータ
を含む。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施形態について説明する。
【0014】図1に本実施形態に係る油圧ショベルの全
体構成を示す。同図において、1は油圧ショベルの下部
走行体、2は上部旋回体、3は上部旋回体2の前部に装
着されたフロントアタッチメント、4は下部走行体1の
後部に装着されたリアアタッチメントである。
【0015】下部走行体1は、いずれも片面のみ図示す
る左右のクローラフレーム5及びクローラ6からなり、
両側クローラ6が走行モータ7により個別に回転駆動さ
れて走行する。上部旋回体2は、旋回フレーム8、運転
席9等からなり、旋回フレーム8上の機械室10内に
は、動力源としてのエンジン(図略)と、このエンジン
によって駆動される油圧ポンプ(図略)が設置されてい
る。また運転席9の前下方には、操作レバー11,12
及び操作ペダル13がフロアプレート14上に装備され
ており、運転者はこれらの操作により機械を操作する。
フロントアタッチメント3は、上記旋回フレーム8にス
イング自在でかつ起伏自在に取り付けられたブーム1
5、ブーム15の先端に回動自在に取り付けられたアー
ム16、アーム16の先端に回動自在に取り付けられた
バケット17からなり、それぞれシリンダ18〜21の
伸縮動作により駆動されて多種の作業に対応可能となっ
ている。リアアタッチメント4は、上記クローラフレー
ム5に回動可能に取り付けられたドーザ22からなり、
シリンダ23の伸縮動作により駆動されてさらに多種の
作業に対応可能となっている。
【0016】図2は油圧ショベルのフロアー下の機器の
配置例を示す平面図、図3はその部分立面図(A−A線
矢視図)を示す。図2,3に示すように、上記フロアプ
レート14のさらに下方は、旋回フレーム8の底板であ
るメインフレーム30、メインフレーム30の補強フレ
ームである縦板31,32、左右スペースの外側を覆う
サイドデッキ33,34とから構成されている。
【0017】このうちメインフレーム30は、旋回フレ
ーム8の底部全面に亘る薄板構造であり、適所にリブで
補強している。縦板31,32は、メインフレーム30
上に適当な間隔でそれぞれ立設され、メインフレーム3
0の強度メンバとなる厚板構造であるが、その強度確保
のために所定高さに設定されている。サイドデッキ3
3,34は、旋回フレーム8の外皮をなす薄板構造であ
るが、その強度確保のために適所を外側に膨らませてい
る。結局、フロアプレート14の下方は、これらの各部
材により以下のような3つのスペース(第1〜第3のス
ペース)に区画される。
【0018】まずフロアプレート14、メインフレーム
30,縦板31及びサイドデッキ33で囲まれる第1の
スペース35内には、本実施形態の特徴であるコントロ
ール弁群が配置される。すなわち、図中の40L,40
Rは左右の走行モータ7をそれぞれ制御する左右の走行
モータ用方向切換弁、41はスイングシリンダ18を制
御するスイング用方向制御弁、43はサービス(OP
T)の方向切換弁である。これらの方向制御弁は、いず
れも、操作レバー12と操作ペダル13の少なくとも一
方にリンク機構で連結された機械式のものであるので、
その配置には後述するような一定の制約がある。また、
図中の42はドーザシリンダ23を制御するドーザ用方
向制御弁であって、ケーブル引きのものであるが、その
配置上の制約は上記リンク機構で連結された機械式のも
のとほぼ同様である。さらに、図中の44はブームシリ
ンダ19を制御するブーム用方向制御弁、45はアーム
シリンダ20を制御するアーム用方向切換弁、46はバ
ケットシリンダ21を制御するバケット用方向切換弁、
47は旋回モータ(図略)を制御する旋回モータ用方向
切換弁である。これらの方向制御弁は、いずれも、エン
ジン(図略)によって駆動されるパイロットポンプ(図
略)から吐出されるパイロット圧油により制御されるパ
イロット式のものであるので、上記機械式のものに比べ
て配置上の制約が少なく、順不同で配置可能である。
【0019】次いでフロアプレート14、メインフレー
ム30,縦板31及び縦板32で囲まれる第2のスペー
ス48内には、上記機械式の方向切換弁に接続するリン
ク機構が設置されている。例えば左の走行モータ用方向
切換弁40Lの場合、フロアプレート14の上に配置さ
れた操作レバー12と操作ペダル13からはそのフロア
プレート14を挿通して、これら操作レバー12と操作
ペダル13のいずれかの操作方向と力を伝達する第1の
レバー部材49が下方に延びており、その先端は前後方
向に延びる回転部材50に接続されている。さらにこの
回転部材50は第2のレバー部材51に接続されてお
り、それらの先端が左の走行モータ用方向切換弁40L
の接続部に接続されている。したがって、運転者が、操
作レバー12と操作ペダル13のいずれかを操作する
と、その操作方向と力が第1のレバー部材49、回転部
材50及び第2のレバー部材51を介して当該方向切換
弁40Lに伝達されてこれをメカニカルに制御する。他
の機械式の方向切換弁40R,41,42,43につい
ても、上記と同様の構成となっている。
【0020】さらにフロアプレート14、メインフレー
ム30、縦板32及びサイドデッキ35で囲まれる第3
のスペース52内には、スイングシリンダ18が設置さ
れている。すなわち、スイングシリンダ18は縦板32
の後端に縦板32と略平行な面内で回動可能に軸支され
ており、このために縦板32は先端にいく程中央よりと
なって、スイング動作時における縦板32とスイングシ
リンダ32との干渉を回避するようになっている。
【0021】ところで、上記第1のスペース35内に設
置された各方向切換弁40L,40R,41〜47は、
いずれも縦板31に向かって一定角度の登り斜面をなす
保持面を有する保持台53上にボルト等で固定されてお
り、それらの弁の上部で高圧配管用の接続部材54によ
りメインライン55に接続されている。この保持台53
はメインフレーム30を補強するリブ上に取り付けら
れ、そのリブはさらに縦板31に溶接等しており、これ
により作業時でも保持台53に固定された各方向切換弁
に有害な振動等が生じないようになっている。保持台5
3の保持面の傾斜角度は、縦板31ができるだけ高くな
り、かつ、メインライン55との接続を含めた弁設置ス
ペースができるだけ小さくなるように決定される。ここ
では保持台53をできるだけ簡単な構造とするために、
保持面の傾斜角度は一定としているが、必ずしも一定と
する必要はない。
【0022】またメインライン55は各方向切換弁40
L,40R,41〜47とそれぞれ対応する作業機用ア
クチュエータであるシリンダ18〜21,23等とを接
続しており、図3に示すように、各方向切換弁の上部付
近で直角に曲げてフロアープレート14の直下の狭隘な
スペース内でも配管できるようになっている。各方向切
換弁40L,40R,41〜47と油圧ポンプ(図
略),タンク(図略)とを接続するメインラインについ
ては、各方向切換弁の共通ラインであるので、例えば各
弁本体内を一部連通させることによりこのラインを形成
しており、弁毎のパイプ接続は行う必要がないため、図
中には現れていない。この場合、大口径ラインについて
は、各方向切換弁の上部の接続部でメインライン55の
接続さえ行えばよくなるため、パイプの取付作業やその
メンテナンス作業等が容易となる。
【0023】また機械式の方向切換弁40L,40R,
41,43については、縦板31を飛び越すようにして
リンク機構を連結しているが、本実施形態では、当該方
向切換弁のリンク接続部を上方に傾斜させており、縦板
31をその分だけ上方に延ばすことができる。すなわ
ち、縦板31は、もう一方の縦板32とともに、各種作
業時の上部旋回体2の前後方向にかかる曲げ変形に対す
る強度を保証するものであり、その高さをできるだけ高
くして曲げ剛性を大きくする必要がある。しかし、縦板
32側では、比較的自由に曲げ加工できる、スイングシ
リンダ18とのパイプラインが通されるに過ぎず、板高
さの制限が少ないのに対し、縦板31側では、レバー部
材と回転部材の組み合わせといった直線的なレイアウト
が必要であるリンク機構を通過させる必要があるので、
そのリンク機構を複雑な構成としない限り、従来は板高
さをとるのが困難であった。そこで、本実施形態では、
機械式の方向切換弁のリンク接続部を持ち上げて、リン
ク機構が飛び越す縦板31を高くすることによって、リ
ンク機構の簡単な構成のままで、はじめてその配置に一
定の制約のある縦板31の曲げ剛性を大幅に向上させる
ことができた。ケーブル引きの方向切換弁42について
もほぼ同様のことがいえる。なお、パイロット式の方向
切換弁44,45,46,47では、上記機械式の方向
切換弁のような制約はないが、この場合でも、方向切換
弁を傾斜させることによって、縦板31を飛び越して同
弁の端部に突出するセレクタあるいはパイロットポート
部分を配置できるので、配置上のメリットがある。
【0024】これらの方向切換弁は次のように動作す
る。すなわち、油圧ポンプから吐出された圧油は、各方
向切換弁40L,40R,41〜47を介して左右の走
行モータ7等に供給され、それぞれの動作が行われる。
ここで、機械式方向制御弁40L,40R,41,4
2,43の動作は、上述したようにメカニカルに行われ
るが、パイロット式方向切換弁44,45,46,47
の動作は、操作レバーのリモコン弁(図略)からの操作
信号に応じてパイロットポンプ(図略)から吐出された
パイロット圧油がそれぞれのパイロットポートに供給さ
れることにより制御される。
【0025】この構成によれば、上部旋回体1の旋回フ
レーム8におけるメインフレーム30上が縦板31,3
2で左右方向に3つのスペースに区画されると共に、こ
のいずれかのスペース、例えば上記では第1のスペース
35内で縦板31側に傾斜させて各方向切換弁40L,
40R,41〜47が並設されたので、これらの方向切
換弁はより小さなスペース内でも配置可能となり、車体
の長さ方向、幅方向で小さくしてさらなる小型化を図る
ことができる。これにより、狭所における作業が容易な
油圧ショベルを得ることができる。
【0026】なお、上記実施形態では、機械式とパイロ
ット式の方向切換弁の両方を採用しているが、全てパイ
ロット式の方向切換弁を採用してもよい。その場合に
は、機械式の方向切換弁のようにリンク機構との接続か
らくる制約条件がなくなるので、各方向切換弁の傾斜方
向を左右逆方向とすることもできる。また、上記実施形
態では、メインプレート30上を縦板31,32で左右
方向に3つのスペースに区画しているが、例えば左右方
向に2つのスペースに区画してその一方に方向切換弁を
傾斜させて並設してもよい。あるいは、大型機ではさら
に多くのスペースに区画することもあり得る。また、上
記実施形態では、エンジンで油圧ポンプを直接駆動して
いるが、エンジンで発電機を駆動し、その発生した電力
にて油圧ポンプを駆動してもよい。さらに、上記実施形
態では、ブーム15をスイングさせるので、そのための
スイングシリンダ18を駆動するスイング用の方向切換
弁41を設けているが、そのような機能を有しない場合
は、その方向切換弁41を省略できる。その他の方向制
御弁についても適宜増減することがあるのは勿論であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の請求項1
は、下部走行体上に上部旋回体が搭載され、この上部旋
回体のフロアプレート下の底板上に各作業機用アクチュ
エータの作動をそれぞれ制御する各コントロール弁を設
けた油圧ショベルにおいて、上記底板上のスペース内で
左右方向のいずれかの一方の方向に傾斜させて上記各コ
ントロール弁を並設したことを特徴とする油圧ショベル
として構成されている。
【0028】この構成によれば、上部旋回体のフロアプ
レート下の底板上のスペース内で左右方向のいずれかの
一方の方向に傾斜させて各コントロール弁が並設された
ので、各コントロール弁が上下及び水平いずれの方向に
対してもより小さなスペース内でも設置することがで
き、車体のさらなる小型化を図ることができる。これに
より、狭所における作業が容易な油圧ショベルを得るこ
とができる。
【0029】請求項1に記載の油圧ショベルにおいて、
上記各コントロール弁を底板上に設けられた補強フレー
ム側に向かって登り傾斜をなすように保持する保持台を
備えたので(請求項2)、フレームにオーバーラップさ
せて各コントロール弁が設置でき、さらなる小型化を図
ることができる。また、補強フレームの高さを高くとる
ことができるため、底板の補強効果を高めることができ
る。
【0030】特に、請求項2に記載の油圧ショベルおい
て、上記各コントロール弁に、操作レバーと操作ペダル
の少なくとも一方にリンク機構で連結された機械式コン
トロール弁を含め、このリンク機構を、上記補強フレー
ム上を通過させて配設した場合には(請求項3)、リン
ク機構が簡単なものとなる。
【0031】請求項2又は3に記載の油圧ショベルにお
いて、上記保持台を、上記各コントロール弁のすべてを
一定の傾斜角度で保持するものとすれば(請求項4)、
構造が簡単化される。
【0032】請求項2〜4のいずれかに記載の油圧ショ
ベルにおいて、上記保持台は、上記各コントロール弁の
パイプの接続部のうち、少なくとも上記各作業機用アク
チュエータに接続されるパイプの接続部が上向きとなる
ように該各コントロール弁を保持するものであることと
すれば(請求項5)、各パイプの連結が容易となり、よ
り小さい配管スペースで済むようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る油圧ショベル全体の構成を示
す図である。
【図2】方向制御弁まわりの配置例を示す平面図であ
る。
【図3】方向制御弁まわりの配置例を示す部分立面図で
ある。
【符号の説明】
1 下部旋回体 2 上部旋回体 3 フロントアタッチメント 4 リアアタッチメント 8 旋回フレーム 12 操作レバー 13 操作ペダル 14 フロアプレート 18 スイングシリンダ(作業機用アクチュエータ) 19 ブームシリンダ(作業機用アクチュエータ) 20 アームシリンダ(作業機用アクチュエータ) 21 バケットシリンダ(作業機用アクチュエータ) 23 ドーザシリンダ(作業機用アクチュエータ) 30 メインフレーム(底板) 31,32 縦板(補強フレーム) 33,34 サイドデッキ 40L,40R 左右走行用方向切換弁(コントロール
弁、機械式コントロール弁) 41 スイング用方向切換弁(コントロール弁、機械式
コントロール弁) 42 ドーザ用方向切換弁(コントロール弁) 43 サービスの方向切換弁(コントロール弁、機械式
コントロール弁) 44 ブーム用方向切換弁(コントロール弁) 45 アーム用方向切換弁(コントロール弁) 46 バケット用方向切換弁(コントロール弁) 47 旋回モータ用方向切換弁(コントロール弁) 49 第1のレバー部材(リンク機構) 50 回転部材(リンク機構) 51 第2のレバー部材(リンク機構) 53 保持台 54 接続部材(パイプの接続部) 55 メインライン(パイプ)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に上部旋回体が搭載され、
    この上部旋回体のフロアプレート下の底板上に各作業機
    用アクチュエータの作動をそれぞれ制御する各コントロ
    ール弁を設けた油圧ショベルにおいて、 上記底板上のスペース内で左右方向のいずれかの一方の
    方向に傾斜させて上記各コントロール弁を並設したこと
    を特徴とする油圧ショベル。
  2. 【請求項2】 上記底板上面に補強フレームが取り付け
    られ、上記各コントロール弁を上記補強フレーム側に向
    かって登り傾斜をなすように保持する保持台を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の油圧ショベル。
  3. 【請求項3】 上記各コントロール弁は、操作レバーと
    操作ペダルの少なくとも一方にリンク機構で連結された
    機械式コントロール弁を含み、このリンク機構は、上記
    補強フレーム上を通過させて配設したことを特徴とする
    請求項2記載の油圧ショベル。
  4. 【請求項4】 上記保持台は、上記各コントロール弁の
    すべてを一定の傾斜角度で保持するものであることを特
    徴とする請求項2又は3記載の油圧ショベル。
  5. 【請求項5】 上記保持台は、上記各コントロール弁の
    パイプの接続部のうち、少なくとも上記各作業機用アク
    チュエータに接続されるパイプの接続部が上向きとなる
    ように該各コントロール弁を保持するものであることを
    特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の油圧ショベ
    ル。
JP28704199A 1999-10-07 1999-10-07 油圧ショベル Expired - Lifetime JP3412577B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28704199A JP3412577B2 (ja) 1999-10-07 1999-10-07 油圧ショベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28704199A JP3412577B2 (ja) 1999-10-07 1999-10-07 油圧ショベル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001107387A JP2001107387A (ja) 2001-04-17
JP3412577B2 true JP3412577B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=17712294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28704199A Expired - Lifetime JP3412577B2 (ja) 1999-10-07 1999-10-07 油圧ショベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3412577B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5001325B2 (ja) * 2009-03-31 2012-08-15 日立建機株式会社 建設機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001107387A (ja) 2001-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012017553A (ja) 建設機械
JPWO2013069628A1 (ja) 建設機械
JP2007205100A (ja) 建設機械の車体フレームおよび建設機械
JPH09144062A (ja) 建設機械
JP5865313B2 (ja) 建設機械
JP5625013B2 (ja) 建設機械
JP3967501B2 (ja) 旋回式建設機械
JP3412577B2 (ja) 油圧ショベル
JP4329844B2 (ja) ハイブリッド建設機械
JP4246359B2 (ja) 旋回式建設機械
JP6706213B2 (ja) 油圧ショベル
JP2003154856A (ja) 旋回式建設機械
JP2001115488A (ja) 旋回式建設機械
JP3560146B2 (ja) 油圧ショベルのコントロールバルブユニットの配管構造
WO2024147281A1 (ja) 建設機械
JP5507348B2 (ja) 建設機械
JP4897648B2 (ja) 遠隔操作式作業機
JP5253961B2 (ja) 建設機械
JP2005307522A (ja) 旋回式建設機械
JP2001115494A (ja) 旋回式建設機械
JP4291219B2 (ja) 建設機械
JP2024011410A (ja) 建設機械
JP5001325B2 (ja) 建設機械
CN117940637A (zh) 工程机械
JP2003239325A (ja) 旋回作業機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3412577

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term