JP3410915B2 - 枠無し太陽電池モジュールの取付具及び取付方法 - Google Patents

枠無し太陽電池モジュールの取付具及び取付方法

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JP3410915B2
JP3410915B2 JP32717096A JP32717096A JP3410915B2 JP 3410915 B2 JP3410915 B2 JP 3410915B2 JP 32717096 A JP32717096 A JP 32717096A JP 32717096 A JP32717096 A JP 32717096A JP 3410915 B2 JP3410915 B2 JP 3410915B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数個の太陽電池
セルを直列又は並列に配線接続して長方形の平板状に配
置した太陽電池セル列を表裏部材によって挟み込んだ構
造の枠無し太陽電池モジュールを、屋根材上に取り付け
るための枠無し太陽電池モジュールの取付具及び取付方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】太陽光発電システムを構成する太陽電池
モジュールの多くは、いわゆるスーパーストレート方式
と呼ばれる構造が採用されており、図11にその分解状
態の斜視図を、図12にその外観構成図を、図13にそ
の部分断面図をそれぞれ示す。
【0003】このスーパーストレート方式の太陽電池モ
ジュール50は、多数個の太陽電池セル51a,51a
・・・をインターコネクタ等により直列又は並列に接続
した太陽電池セル列51を、透明樹脂からなる充填材5
2,52を介して、受光面を形成する白板強化ガラス板
53と、裏面の耐候性フィルム54とで挟み込むように
して矩形板状の太陽電池組立体を形成し、この太陽電池
組立体の周縁部を、アルミニウム等の押し出し成形品で
ある各長辺用枠体55,55と各短辺用枠体56,56
とにより、それぞれ緩衝及び防水用の弾性パッキン材5
7を介して嵌め込み支持し、隣接する長辺用枠体55と
短辺用枠体56とをネジ58で連結した構造となってい
る。
【0004】また、各長辺用枠体55,55に、図示し
ない架台への固定用リブ55a,55aが全長にわたっ
て形成されており、この固定用リブ55a,55aに、
架台へ固定するためのネジ挿通孔59,59・・・が設
けられている。
【0005】また、太陽電池モジュール50の裏面に
は、端子ボックス60が取り付けられ、この端子ボック
ス60から出力ケーブル61が導出されている。
【0006】このような構造の太陽電池モジュール50
を一般住宅に設置した系統連系型の住宅用太陽光発電シ
ステムが普及しつつある。
【0007】図14は、このような系統連係型の住宅用
太陽光発電システムを一般住宅に設置した状態を示して
いる。
【0008】この太陽光発電システムは、屋根に据え付
けられた架台70と、複数個の太陽電池モジュール50
を直列又は並列に接続して平板状に並べた太陽電池アレ
イAと、この太陽電池アレイAで発生した直流電力がケ
ーブルを介して導かれる接続箱71と、この接続箱71
から導かれた直流電力を交流電力に変換するインバータ
72と、このインバータ72から導かれて商用の電力系
統に接続される屋内分電盤73とで構成される。
【0009】そして、各太陽電池モジュール50からの
発生電力は、家庭内の電気機器に屋内分電盤73から供
給されるとともに、余った電力は商用電力に送ることが
できるようになっている。そのため、2台の電力量計を
備えた計測部74において、商用電力系から入る電力と
商用電力系に送られる電力とをそれぞれ計測するように
なっている。
【0010】このような構成の太陽電池モジュール50
を屋根に取り付ける一般的な構造としては、図15に示
すように、瓦、スレート、金属板等で葺かれた屋根材8
5の上に鋼材、アルミ材等の金属材からなる架台70を
据え付け、この架台70の上に太陽電池モジュール50
を固定する方式が採用されている。
【0011】なお、架台70は、金具76によって野地
板87の上に置かれ、垂木88又は母屋89にネジ等で
固定され、隣接するモジュール列間にはモジュール間カ
バー90が挿入される。また、太陽電池モジュール50
は、冷却のために5〜10cm程度の通風空間91を保っ
て屋根と平行に取り付けられるのが一般的である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の太陽
電池モジュール50を屋根に取り付ける場合、次のよう
な問題点があった。
【0013】すなわち、太陽電池モジュール50はいず
れも表側からネジ止めする構造であるため、ネジ止めす
るためのスペースが必要となり、またこのスペースを覆
うためのカバー90が必要であった。太陽電池モジュー
ル50ごとにネジ止めする必要があるため、ネジ止め作
業が煩雑なものとなっていた。カバー90及び太陽電池
モジュール50をそれぞれ固定する固定箇所が多いた
め、野地板87や垂木88等が割れることがあった。
【0014】本発明はこのような問題点を解決すべく創
案されたもので、その目的は、太陽電池モジュールを屋
根に固定する場合に、固定のための側枠やスペースを覆
うためのカバーが不要で、ネジ止め作業も少なく、簡単
な作業で太陽電池モジュールを屋根に確実に固定するこ
とのできる枠無し太陽電池モジュールの取付具及び取付
方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の枠無し太陽電池モジュールの取付具は、多
数個の太陽電池セルを配線接続して平板状に配置した太
陽電池セル列を表裏部材によって挟み込んだ構造の枠無
し太陽電池モジュールを、屋根材上に取り付けるための
取付具であって、この取付具は、前記屋根材上に取り付
けられる架台と、この架台に固定される保持体とで構成
され、前記架台は、下部側に前記屋根材上に取り付けら
れる固定部が形成されるとともに、上部側に嵌合部が形
成され、かつ、前記固定部には、前記太陽電池セルを接
続した配線を通す貫通穴が形成されており、前記保持体
は、下部側に前記嵌合部に嵌合固定される被嵌合部が形
成されるとともに、上部側に前記枠無し太陽電池モジュ
ールの側縁部を挿入保持する横向きに開口した溝部が形
成されており、これら架台及び保持体が、前記枠無し太
陽電池モジュールの側縁部全体を保持可能な長尺体に形
成されているものである。
【0016】また、本発明の枠無し太陽電池モジュール
の取付方法は、多数個の太陽電池セルを配線接続して平
板状に配置した太陽電池セル列を表裏部材によって挟み
込んだ構造の枠無し太陽電池モジュールを、屋根材上に
取り付けるための取付方法であって、下部側に前記屋根
材上に取り付けられる固定部が形成されるとともに、上
部側に嵌合部が形成され、かつ、前記固定部には、前記
太陽電池セルを接続した配線を通す貫通穴が形成され長
尺状の架台と、下部側に前記嵌合部に嵌合固定される被
嵌合部が形成されるとともに、上部側に前記枠無し太陽
電池モジュールの側縁部を挿入保持する横向きに開口し
た溝部が形成された長尺状の保持体とを用い、軒先側か
ら前記枠無し太陽電池モジュールの取り付けピッチとな
る間隔で複数の架台の固定部を屋根材上に固定する工程
と、第1列目の保持体の被嵌合部を、軒先側に固定され
た第1列目の架台の嵌合部に嵌合固定する工程と、嵌合
した第1列目の保持体の溝部に第1列目の枠無し太陽電
池モジュールの一方の側縁部を挿入固定する工程と、第
1列目の枠無し太陽電池モジュールの一方の出力ケーブ
ルを第1列目の架台の固定部に形成された貫通穴を通し
て軒先側に導出する工程と、第1列目の枠無し太陽電池
モジュールの他方の出力ケーブルを第2列目の架台の固
定部に形成された貫通穴を通して棟側に導出する工程
と、第1列目の枠無し太陽電池モジュールの他方の側縁
部に第2列目の保持体の溝部を挿入する工程と、第2列
目の保持体の突起部を第2列目の架台の嵌合部に挿入嵌
合して、第1列目の枠無し太陽電池モジュールの取り付
けを完了する工程と、第2列目の枠無し太陽電池モジュ
ールの一方の側縁部を、第2列目の保持体の溝部に挿入
する工程と、取り付けを完了している第1列目の枠無し
太陽電池モジュールの他方の出力ケーブルと、取り付け
途中の第2列目の枠無し太陽電池モジュールの一方の出
力ケーブルとを接続する工程とからなるものである。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の取付具によって屋根材上
に取り付けられる枠無し太陽電池モジュールの分解斜視
図を示しており、図2(a)は組み上げられた状態の枠
無し太陽電池モジュールの平面図、図2(b)は側面図
をそれぞれ示している。
【0021】この枠無し太陽電池モジュール40は、多
数個の太陽電池セル41a,41a・・・をインターコ
ネクタ等により直列又は並列に接続した太陽電池セル列
41を、透明樹脂からなる充填材42,42を介して、
受光面を形成する白板強化ガラス板43と、裏面の耐候
性フィルム44とで挟み込むようにして矩形板状の太陽
電池組立体に形成した構造となっている。また、太陽電
池モジュール40の裏面(耐候性フィルム44側の面)
には、端子ボックス45が取り付けられ、この端子ボッ
クス45から出力ケーブル46が導出されている。
【0022】図3(a),(b)及び図4は、このよう
な構造の枠無し太陽電池モジュール(以下、太陽電池組
立体という)40を屋根材上に取り付けるための取付具
の実施の一形態を示しており、図3(a),(b)は取
付具を構成する保持体1の断面形状、図4は取付具を構
成する架台2の断面形状をそれぞれ示している。
【0023】架台2は、後述する屋根材上に取り付けら
れる足部21aと、この足部21aの中央部から上方に
延設された胴部21bと、この胴部21bの上端部から
左右方向に延設され、その延設先端部からさらに上方に
延設された腕部21c,21cとで構成されており、足
部21aと胴部21bとで固定部22を形成し、両腕部
21c,21cによって上向きに開口した嵌合部23を
形成している。
【0024】また、両腕部21c,21cの上端部は若
干幅広に形成されており、後述する爪片11bを係止す
る係止片21d,21dとなっている。また、胴部21
bには、出力ケーブル46を通すための貫通穴24が形
成されている。この貫通穴24には、出力ケーブル46
の表皮を保護するためのブッシング25を取り付けても
よい。
【0025】図3(a)に示す保持体1は、架台2の嵌
合部23に挿入嵌合される突起部11aと、この突起部
11aの左右側面の対象位置において外方に突出して形
成された4本の爪片11b,11b・・・と、突起部1
1aの上端部に形成される幅広かつ肉厚の頭部11c
と、この頭部11cの左右側面の対象位置において横向
きに開口された溝部11d,11dとで構成されてお
り、突起部11aと爪片11b,11b・・・とで被嵌
合部を形成している。溝部11d,11dは、太陽電池
組立体40の側縁部40aを挿入保持する部分である。
また、左右の爪片11b,11bの先端部間の幅L1
は、左右の係止片21d,21dの内幅L2よりも幅広
に形成され、かつ架台2の嵌合部23の内幅L3とほぼ
等しいか若干幅広に形成されている。
【0026】また、図3(b)に示す保持体1は、同図
(a)に示す保持体1において、溝部11d,11dに
太陽電池組立体40の側縁部40aを挿入した後、上面
からジッパー12で押さえ込むための第2の溝部11e
を設けたものである。
【0027】また、これら保持体1及び架台2はアルミ
押し出し成型材によって成形されており、図5に示すよ
うに、太陽電池組立体40の側縁部40a全体を保持可
能な長尺体に形成されている。
【0028】次に、上記構成の取付具を用いて、上記構
成の太陽電池組立体40を傾斜屋根Rに取り付ける手順
について、図5ないし図7を参照して説明する。
【0029】傾斜屋根Rは、図6にその断面形状を示す
ように、垂木30,30・・・の上に野地板31が張ら
れ、その上に防水紙等の下地材32が張られ、この下地
材32の上に軒先R1側から棟側にわたすようにして
(垂木30と同方向に)瓦棒33が配設され、これらの
上に屋根材34を被服して構成されている。図示の如く
垂木30と瓦棒33とは、野地板31を介して上下に対
向している。
【0030】このような構造の傾斜屋根Rにおいて、軒
先R1側から、太陽電池組立体40の取り付けピッチと
なる間隔で、架台2の固定位置を各瓦棒33,33・・
・上に線引きし、この線に合わせて防振とネジ止め部の
防水とを兼ねたゴムシート35を各瓦棒33,33・・
・上に貼りつける。
【0031】本実施形態では、太陽電池組立体40を上
下2列に配置し、また太陽電池組立体40を3本の瓦棒
33,33,33の上に載置する構成としていることか
ら、ゴムシート35は、この3本の瓦棒33,33,3
3のそれぞれに、一定の間隔で3枚(合計9枚)貼りつ
けられることになる。ただし、太陽電池組立体40は傾
斜屋根Rに沿って可能な限り何列でも配置可能である。
【0032】この後、各架台2,2,2を、軒先R1と
平行に配置して各瓦棒33,33,33と交差させ、そ
の交差点である各ゴムシート35,35・・・上に載置
する。そして、先端に刃先の付いた木ネジ36を、架台
2の足部21aを貫通して垂木30までねじ込んで、架
台2を各瓦棒33,33,33上に固定する。次に、軒
先R1側の第1列目の架台2の嵌合部23に、第1列目
の保持体1の突起部11aを挿入させながら上から押さ
え込んで行き、突起部11aを嵌合部23に挿入嵌合し
て、保持体1を架台2に密着させる。
【0033】この後、軒先R1側の第1列目に配置する
太陽電池組立体40の一方の側縁部40aを第1列目の
保持体1の溝部11dに挿入し、次に端子ボックス45
の一方の出力ケーブル46を第1列目の架台2の貫通穴
24を通して軒先R1側に導出し、他方の出力ケーブル
46を第2列目の架台2の貫通穴24を通して棟側に導
出する。この後、太陽電池組立体40の他方の側縁部4
0aに第2列目の保持体1の溝部11dを挿入し、この
第2列目の保持体1の突起部11aを第2列目の架台2
の嵌合部23に挿入嵌合して、第1列目の太陽電池組立
体40の取り付けを完了する。
【0034】次に、第2列目の太陽電池組立体40の一
方の側縁部40aを、第2列目の保持体1の溝部11d
に挿入し、取り付けを完了している第1列目の太陽電池
組立体40の出力ケーブル46と、取り付け途中の第2
列目の太陽電池組立体40の一方の出力ケーブル46と
を接続する。次に、他方の出力ケーブル46を第3列目
の架台2の貫通穴24を通して棟側に導出した後、第2
列目の太陽電池組立体40の他方の側縁部40aに第3
列目の保持体1の溝部11dを挿入し、この第3列目の
保持体1の突起部11aを第3列目の架台2の嵌合部2
3に挿入嵌合して、第2列目の太陽電池組立体40の取
り付けを完了する。
【0035】第3列目以降の太陽電池組立体40がある
場合には、第2列目の太陽電池組立体40の取り付けと
同様にして、結線しながら第3列目以降の太陽電池組立
体40を順次取り付けてゆく。
【0036】図7は、各列に固定された取付具の保持体
1の溝部11dに太陽電池組立体40の側縁部40aを
挿入した状態を示しており、同図(a)は、第1列目の
保持体1と第1列目の太陽電池組立体40の一方(軒先
R1側)の側縁部40aとの挿入状態を、同図(b)
は、第2列目の保持体1と第1列目の太陽電池組立体4
0の他方(棟側)の側縁部40a及び第2列目の太陽電
池組立体40の一方(軒先R1側)の側縁部40aとの
挿入状態を、同図(c)は、第3列目の保持体1と第2
列目の太陽電池組立体40の他方(棟側)の側縁部40
aとの挿入状態をそれぞれ示している。
【0037】なお、上記の取り付け手順では、第2列目
以降の保持体1は、太陽電池組立体40の他方の側縁部
40aに溝部11dを挿入した状態で、太陽電池組立体
40の取り付けと同時に架台2の嵌合部23に挿入嵌合
するようにしているが、各列の架台2,2,2に保持体
1,1,1を予め挿入嵌合しておいてから、各列の太陽
電池組立体40,40を順次取り付けて行くようにして
もよい。
【0038】すなわち、全ての保持体1を架台2に密着
させた状態で、軒先R1側の第1列目に配置する太陽電
池組立体40の一方の側縁部40aを第1列目の保持体
1の溝部11dに挿入し、次に端子ボックス45の一方
の出力ケーブル46を第1列目の保持体1の貫通穴24
を通して軒先R1側に導出し、他方の出力ケーブル46
を第2列目の架台2の貫通穴24を通して棟側に導出
し、太陽電池組立体40の他方の側縁部40aを第2列
目の保持体1の溝部11dに挿入して、第1列目の太陽
電池組立体40の取り付けを完了する。
【0039】次に、第2列目の太陽電池組立体40の一
方の側縁部40aを、第2列目の保持体1の溝部11d
に挿入し、第1列目の太陽電池組立体40の出力ケーブ
ル46と第2列目の太陽電池組立体40の一方の出力ケ
ーブル46とを接続する。次に、他方の出力ケーブル4
6を第3列目のの架台2の貫通穴24を通して棟側に導
出した後、第2列目の太陽電池組立体40の他方の側縁
部40aを第3列目の保持体1の溝部11dに挿入し
て、第2列目の太陽電池組立体40の取り付けを完了す
る。この場合、太陽電池組立体40の他方の側縁部40
aは保持体1の溝部11dに強制的に挿入されることに
なるため、溝部11dへの側縁部40aの挿入深さを、
強制挿入が可能であって、挿入後は容易に外れない寸法
にしておく必要がある。
【0040】このように、本発明の取付具によれば、隣
接する太陽電池組立体40,40間にネジ固定用のスペ
ースを設ける必要が無くなるため、カバーが不要とな
る。つまり、保持体1が従来のカバーの役目を果たし、
太陽電池組立体40,40間の雪の溜まり等による弊害
を防止する。
【0041】図8は、上記構成の取付具(保持体1及び
架台2)を用いて、上記構成の太陽電池組立体40を平
面屋根に取り付けた状態を示している。瓦棒33が無
く、野地板31に架台2を直接固定している他は、図5
で説明した取り付け手順と全く同様である。この場合、
架台2の固定面が平面であって、架台2と屋根との間に
配線用のスペースが無くなるが、架台の固定部に貫通穴
を形成しているので、この貫通穴を通して結線すること
ができる。
【0042】図9は、取付具の他の実施形態を示してお
り、同図(a)は、第1列目の保持体1と第1列目の太
陽電池組立体40の一方(軒先R1側)の側縁部40a
との挿入状態を、同図(b)は、第2列目の保持体1と
第1列目の太陽電池組立体40の他方(棟側)の側縁部
40a及び第2列目の太陽電池組立体40の一方(軒先
R1側)の側縁部40aとの挿入状態を、同図(c)
は、第3列目の保持体1と第2列目の太陽電池組立体4
0の他方(棟側)の側縁部40aとの挿入状態をそれぞ
れ示している。
【0043】すなわち、架台2は、足部21aと、この
足部21aの中央部から上方に延設された胴部21b
と、この胴部21bの上端部に左右方向に延設された嵌
合片21eとで構成されている。また、胴部21bに
は、出力ケーブル46を通すための貫通穴24が形成さ
れている。
【0044】保持体1は、断面が下向きのリブ付きCチ
ャンネル形状に形成された嵌合脚部11fと、この嵌合
脚部11fの上面から上方に突出して形成された幅広か
つ肉厚の頭部11cと、この頭部11cの左右側面の対
象位置において横向きに開口された溝部11d,11d
とで構成されている。
【0045】つまり、この取付具は、保持体1の嵌合脚
部11fで、架台2の嵌合片2を抱き込む構造となって
いる。
【0046】図10は、取付具のさらに他の実施形態を
示しており、同図(a)は、第1列目の保持体1と第1
列目の太陽電池組立体40の一方(軒先R1側)の側縁
部40aとの挿入状態を、同図(b)は、第2列目の保
持体1と第1列目の太陽電池組立体40の他方(棟側)
の側縁部40a及び第2列目の太陽電池組立体40の一
方(軒先R1側)の側縁部40aとの挿入状態を、同図
(c)は、第3列目の保持体1と第2列目の太陽電池組
立体40の他方(棟側)の側縁部40aとの挿入状態を
それぞれ示している。
【0047】すなわち、架台2は、断面が上向きのリブ
付きCチャンネル形状に形成された本体部21fと、こ
の本体部21fの両端部からそれぞれ上方に延設された
腕部21g,21gと、両腕部21g,21gの上端部
に形成された係止片21h,21hとで構成されてお
り、両腕部21g,21gによって上向きに開口した嵌
合部26を形成している。また、本体部21fには、出
力ケーブル46を通すための貫通穴27が形成されてい
る。保持体1は、図3示したものと同様である。
【0048】なお、この取付具では、架台2の屋根への
固定は、本体部21fの底面の中心位置から垂木(図示
省略)に対して木ネジ36をねじ込むことにより行う。
【0049】
【発明の効果】本発明の枠無し太陽電池モジュールの取
付具は、屋根材上に取り付けられる架台と、この架台に
固定される保持体とで構成し、架台は、下部側に屋根材
上に取り付けられる固定部を形成するとともに、上部側
に嵌合部を形成し、保持体は、下部側に嵌合部に嵌合固
定される被嵌合部を形成するとともに、上部側に太陽電
池組立体の側縁部を挿入保持する横向きに開口した溝部
を形成したので、架台のみを屋根材上にネジ等で固定す
るだけでよいため、固定箇所が少なくなり、野地板や垂
木等が割れるといった不具合は発生しない。また、太陽
電池モジュールやカバーをネジ固定する必要が無く、し
かも保持体の架台への固定も上方から挿入するだけでよ
いので、太陽電池モジュールの屋根への取り付け作業が
簡単なものとなる。また、架台及び保持体が、枠無し太
陽電池モジュールの側縁部全体を保持可能な長尺体に形
成されているので、枠無し太陽電池モジュールを強固か
つ確実に保持することができる。さらに、架台の固定部
に、太陽電池セルを接続した配線を通す貫通穴を形成し
たので、平板屋根のように架台の固定面が平面であっ
て、架台と屋根材との間に配線用のスペースが無くて
も、貫通穴を通して結線することができるものである。
【0050】また、本発明の枠無し太陽電池モジュール
の取付方法は、下部側に前記屋根材上に取り付けられる
固定部を形成するとともに、上部側に嵌合部を形成した
架台と、下部側に嵌合部に嵌合固定される被嵌合部を形
成するとともに、上部側に枠無し太陽電池モジュールの
側縁部を挿入保持する横向きに開口した溝部を形成した
保持体とを有し、架台の固定部を屋根材上に固定し、保
持体の被嵌合部を架台の嵌合部に嵌合固定するととも
に、保持体の溝部に枠無し太陽電池モジュールの側縁部
を挿入固定するようにしたので、架台のみを屋根材上に
ネジ等で固定するだけでよいため、固定箇所が少なくな
り、野地板や垂木等が割れるといった不具合は発生しな
い。また、太陽電池モジュールやカバーをネジ固定する
必要が無く、しかも保持体の架台への固定も上方から挿
入するだけでよいので、太陽電池モジュールの屋根への
取り付け作業が簡単なものとなる。
【0051】
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付具によって屋根材上に取り付けら
れる枠無し太陽電池モジュールの分解斜視図である。
【図2】(a)は組み上げられた状態の枠無し太陽電池
モジュールの平面図、(b)は側面図である。
【図3】枠無し太陽電池モジュールを屋根材上に取り付
けるための取付具の実施の一形態を示しており、
(a),(b)は取付具を構成する保持体の実施の形態
を示す側面図である。
【図4】取付具を構成する架台の側面図である。
【図5】枠無し太陽電池モジュールを傾斜屋根に取り付
ける手順を説明するための図である。
【図6】傾斜屋根の部分断面図である。
【図7】(a),(b),(c)はそれぞれ保持体に枠
無し太陽電池モジュールの側縁部を挿入した状態を示す
断面図である。
【図8】枠無し太陽電池モジュールを平面屋根に取り付
ける手順を説明するための図である。
【図9】取付具の他の実施形態を示しており、(a),
(b),(c)はそれぞれ保持体に枠無し太陽電池モジ
ュールの側縁部を挿入した状態を示す側面図である。
【図10】取付具のさらに他の実施形態を示しており、
(a),(b),(c)はそれぞれ保持体に枠無し太陽
電池モジュールの側縁部を挿入した状態を示す一部を破
断して示す側面図である。
【図11】スーパーストレート方式と呼ばれる構造の従
来の太陽電池モジュールの分解斜視図である。
【図12】従来の太陽電池モジュールの斜視図である。
【図13】従来の太陽電池モジュールの部分断面図であ
る。
【図14】従来の太陽光発電システムの構成図である。
【図15】従来の一般的な太陽電池モジュールの取り付
け構造を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 保持体 2 架台 11a 突起部 11b 爪片 11c 頭部 11d 溝部 11f 嵌合脚部 21a 足部 21b 胴部 21c 腕部 21e 嵌合片 21f 本体部 21g 腕部 22 固定部 23 嵌合部 24 貫通穴 40 枠無し太陽電池モジュール 41 太陽電池セル列 41a 太陽電池セル 42 充填材 43 白板強化ガラス板 44 耐候性フィルム 46 出力ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/18 E04D 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数個の太陽電池セルを配線接続して平
    板状に配置した太陽電池セル列を表裏部材によって挟み
    込んだ構造の枠無し太陽電池モジュールを、屋根材上に
    取り付けるための取付具であって、 この取付具は、前記屋根材上に取り付けられる架台と、
    この架台に固定される保持体とで構成され、 前記架台は、下部側に前記屋根材上に取り付けられる固
    定部が形成されるとともに、上部側に嵌合部が形成さ
    、かつ、前記固定部には、前記太陽電池セルを接続し
    た配線を通す貫通穴が形成されており、 前記保持体は、下部側に前記嵌合部に嵌合固定される被
    嵌合部が形成されるとともに、上部側に前記枠無し太陽
    電池モジュールの側縁部を挿入保持する横向きに開口し
    た溝部が形成されており、 これら架台及び保持体が、前記枠無し太陽電池モジュー
    ルの側縁部全体を保持可能な長尺体に形成されて いるこ
    とを特徴とする枠無し太陽電池モジュールの取付具。
  2. 【請求項2】 多数個の太陽電池セルを配線接続して平
    板状に配置した太陽電池セル列を表裏部材によって挟み
    込んだ構造の枠無し太陽電池モジュールを、屋根材上に
    取り付けるための取付方法であって、 下部側に前記屋根材上に取り付けられる固定部が形成さ
    れるとともに、上部側に嵌合部が形成され、かつ、前記
    固定部には、前記太陽電池セルを接続した配線を通す貫
    通穴が形成され長尺状の架台と、下部側に前記嵌合部に
    嵌合固定される被嵌合部が形成されるとともに、上部側
    に前記枠無し太陽電池モジュールの側縁部を挿入保持す
    る横向きに開口した溝部が形成された長尺状の保持体と
    を用い、 軒先側から前記枠無し太陽電池モジュールの取り付けピ
    ッチとなる間隔で複数の架台の固定部を屋根材上に固定
    する工程と、 第1列目の保持体の被嵌合部を、軒先側に固定された第
    1列目の架台の嵌合部に嵌合固定する工程と、 嵌合した第1列目の保持体の溝部に第1列目の枠無し太
    陽電池モジュールの一方の側縁部を挿入固定する工程
    と、 第1列目の枠無し太陽電池モジュールの一方の出力ケー
    ブルを第1列目の架台の固定部に形成された貫通穴を通
    して軒先側に導出する工程と、 第1列目の枠無し太陽電池モジュールの他方の出力ケー
    ブルを第2列目の架台の固定部に形成された貫通穴を通
    して棟側に導出する工程と、 第1列目の枠無し太陽電池モジュールの他方の側縁部に
    第2列目の保持体の溝部を挿入する工程と、 第2列目の保持体の突起部を第2列目の架台の嵌合部に
    挿入嵌合して、第1列目の枠無し太陽電池モジュールの
    取り付けを完了する工程と、 第2列目の枠無し太陽電池モジュールの一方の側縁部
    を、第2列目の保持体の溝部に挿入する工程と、 取り付けを完了している第1列目の枠無し太陽電池モジ
    ュールの他方の出力ケーブルと、取り付け途中の第2列
    目の枠無し太陽電池モジュールの一方の出力ケーブルと
    を接続する工程とからなることを特徴とする枠無し太陽
    電池モジュールの取付方法
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