JP3410861B2 - 配管合流継手 - Google Patents

配管合流継手

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JP3410861B2 JP16405895A JP16405895A JP3410861B2 JP 3410861 B2 JP3410861 B2 JP 3410861B2 JP 16405895 A JP16405895 A JP 16405895A JP 16405895 A JP16405895 A JP 16405895A JP 3410861 B2 JP3410861 B2 JP 3410861B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電プラント等に用い
られ、低温流体と高温流体とを合流させる配管合流継手
に係り、特に、流体合流部の熱衝撃を緩和させ、流体振
動に伴なう管の破損防止構造を備えた配管合流継手に関
する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントや火力発電プラン
ト、コンバインドサイクル発電プラント等の発電プラン
トや化学プラントには高温流体と低温流体を合流させる
配管合流継手を用いたものがある。このような配管合流
継手として特公昭62−4595号公報等に開示された
継手が知られている。この配管合流継手を図9に示す。
【0003】図9に示された配管合流継手1は、原子力
発電プラントの冷却材浄化系に用いたものである。この
配管合流継手1は低温流体を流す主配管2と高温流体を
流す枝配管3の交差部(合流部)に配置される。配管合
流継手1は多数の小孔を有する整流板4と、高温流体と
低温流体の合流部を形成する合流筒5と、高温流体を案
内するサーマルスリーブ6とを有する。合流筒5は主配
管1の内部に二重筒構造に収容され、内部に低温流体が
案内される一方、合流筒5には多数の小孔7が穿設さ
れ、サーマルスリーブ6を通って案内される高温流体を
各小孔7から内部に導いて低温流体と合流させている。
【0004】主配管2内を案内される低温流体は、整流
板4を経て整流され、合流筒5を通過するときに混合せ
しめられるので整流作用と撹拌作用が繰り返される。高
温流体はサーマルスリーブ6の内側を通り、合流筒5の
外周側から各小孔7を経て合流筒5内に入り込むように
構成し、サーマルスリーブ6を設けて配管交差部8の流
路分岐コーナ部8aに高温流体が直接接触するのを防止
している。
【0005】従来の配管合流継手1では主配管2と枝配
管3の配管交差部8に、多数の小孔を備えた合流筒5と
サーマルスリーブ6とを配置することで、配管交差部8
の流路分岐コーナ部8aに高温流体による未混合の渦流
体が多量に発生するのを防止し、温度変化による熱応力
を原因とする熱衝撃(サーマルショック)が流路分岐コ
ーナ部8aに作用するのを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の配管合流継手1
では主配管2と枝配管3の配管交差部8に、整流板4と
合流筒5とサーマルスリーブ6とを配置した構成を採用
して、流路分岐コーナ部8aにサーマルショック(熱衝
撃)が作用するのを緩和させている。原子炉の冷却材浄
化系では高温流体と低温流体の温度差が40℃程度と比
較的小さいので、分岐コーナ部8aの熱対策に格別大き
な注意を払うことが要求されないが、従来の配管合流継
手1の管継手構造では、高低温流体が40℃以上の温度
差に流路分岐コーナ部(溶接部)8aが耐え得る管継手
構造であるか否か不明瞭である一方、配管合流継手1の
加工や組立てが複雑で面倒なことが予測される。
【0007】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、簡単かつシンプルな構造で、温度差が大きな
高温流体と低温流体をスムーズに合流させることがで
き、温度差のある高低温流体が合流してもサーマルショ
ックに充分耐え得る配管合流継手を提供することを目的
とする。
【0008】本発明の他の目的は、加工や組立精度を必
要とせず、簡単な構成で、流体合流部の複雑な流体振動
による配管の破損事故を未然に防止することができる配
管合流継手を提供するにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、高温流体と低
温流体を迅速かつ積極的に撹拌して均一に混合させて、
熱衝撃を緩和させた配管合流継手を提供するにある。
【0010】本発明のさらに別の目的は、流体の撹拌作
用と整流作用とを複数回繰り返して積極的に短時間で均
一な混合流体を形成し、熱衝撃を緩和させた配管合流継
手を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配管合流継
手は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載
したように、高温流体と低温流体とを合流させる配管合
流継手において、流入口および流出口を備えて低温流体
を案内する略L型流路を形成した合流筒と、この合流筒
内に挿入され、先端に先細形状の流出口を形成した高温
流体配管とを有し、高温流体配管の流出口は合流筒流出
口の方向を向くように挿設されたものである。
【0012】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る配管合流継手は、請求項2に記載したように
高温流体配管は、先端が合流筒の流入口位置を超えて下
流側に延びるように合流筒内に挿設される一方、合流筒
の流入口位置より下流側で前記高温流体配管に低温流体
を旋回させる旋回羽根手段を設けたものである。
【0013】さらに、上述した課題を解決するために、
本発明に係る配管合流継手は、請求項3に記載したよう
に合流筒は筒本体の側方に流入口を形成する一方、合流
筒の流入口位置から流出口側とは反対側にサポート空間
部を形成し、このサポート空間で高温流体配管に管サポ
ートを設けたものである。
【0014】一方、本発明に係る配管合流継手は、上述
した課題を解決するために、請求項4に記載したよう
に、高温流体と低温流体とを合流させる配管配管合流継
手において、流入口および流出口を備えて低温流体を案
内する略L型流路を形成した合流筒と、この合流筒のL
型流路の曲がり部に向けて指向され、合流筒流入口とは
反対側から挿入された高温流体配管と、前記合流筒を内
部に収容し、低温流体と高温流体の合流部を全体的に覆
う外筒とを有し、外筒の流出口方向を合流筒の流出口方
向と反対側に形成したものである。
【0015】さらに、上述した課題を解決するために、
本発明に係る配管合流継手は、請求項5に記載したよう
に、合流筒の流出口部付近の筒本体を有底形状のサーマ
ルスリーブで覆い、スリーブ内部に反転撹拌流路を形成
する一方、サーマルスリーブは外筒内に収容されたもの
である。
【0016】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、本発明に係る配管合流継手は、請求項6に記載した
ように、合流筒には筒本体内に多孔板が設けられたもの
である。
【0017】
【作用】本発明に係る配管合流継手は、略L型流路を形
成した合流筒と高温流体配管とを組み合せただけの簡単
でかつシンプルな構成で、継手の加工や組立てに高精度
が要求されず、撹拌と整流作用を繰り返して温度差が大
きな高温流体と低温流体をスムーズに合流させることが
できる。その際、合流筒内に挿入される高温流体配管は
先端に先細構造の流出口が形成され、この流出口は合流
筒の流出口を向くように指向されたので、高温流体配管
から噴出される高温流体を合流筒の流出口側に指向させ
て噴射させることができ、高温流体を合流筒の弱い箇
所、例えば流入口の溶接部からできるだけ遠ざける方向
に噴出させているので、溶接部に熱衝撃がかかるのを大
幅に緩和させることができる。
【0018】また、この配管合流継手においては、高温
流体配管は合流筒の流入口位置を超えて下流側に延びる
ように合流筒に挿設されたので、合流筒の流入口位置よ
り離れた位置で高温流体を合流筒の流出口側に噴射で
き、噴射される高温流体が合流筒流入口付近に熱的悪影
響を与えることが少ない。また、高温流体配管に設けら
れた旋回羽根手段でL型流路を案内される低温流体が螺
旋状に旋回されるので、高温流体配管から噴出される高
温流体を低温流体の旋回流で短時間に有効的に撹拌させ
ることができる。
【0019】さらに、合流筒の筒本体に流出口とは反対
側にサポート空間部を形成し、このサポート空間部で高
温流体配管に管サポートを設けたので、高温流体配管は
合流筒の管支持部以外でもサポート空間の管サポートに
より支持され、高温流体配管の流体振動に伴なう配管振
動を抑制することができ、管支持部の破損や破断を有効
的に防止できる。
【0020】一方、本発明に係る配管合流継手は、略L
型流路を形成した合流筒を外筒内に収容し、この外筒が
高温流体と低温流体の合流部全体を覆う構成とし、低温
流体を案内する合流筒のL型流路の曲がり部に向けて合
流筒流入口とは反対方向から高温流体配管を挿設する一
方、合流筒流出口と反対側に外筒の流出口方向を指向さ
せたので、この配管合流継手内で高温流体と低温流体の
撹拌と整流作用を複数回繰り返して混合せしめることが
でき、温度むらのない混合流体を迅速に短時間で得るこ
とができ、配管合流継手の溶接部に温度のほとんどない
混合流体が作用し、熱衝撃を与えることが少ない。万
一、合流筒本体に作用する熱衝撃によって溶接部が破断
したり破損しても、合流筒全体が外筒内に収納されてい
るので、外部に流体が漏洩するのを防止できる。
【0021】また、外筒内には有底のサーマルスリーブ
が設けられ、合流筒流出口から流出される混合流体はサ
ーマルスリーブ内で反転し、温度むらが解消されない混
合状態で混合流体が外筒の溶接部に接触するのを確実に
防止でき、溶接部への熱衝撃を大幅に緩和させることが
できる。
【0022】さらに、この配管合流継手においては、合
流筒内で低温流体と高温流体が衝突した後、両流体は撹
拌されつつ複雑な流れとなるが、合流筒の筒本体内に多
孔板を設けることにより、この多孔板で混合流体が整流
化されて合流筒流出口に案内される。このため、流体の
混合が促進され、ひいては周囲部品に与える熱衝撃が緩
和される。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る配管合流継手の実施例に
ついて添付図面を参照して説明する。
【0024】図1は本発明に係る配管合流継手10を備
えたコンバインドサイクル発電プラント11を示すサイ
クル図である。コンバインドサイクル発電プラント11
はガスタービンプラント12と蒸気タービンプラント1
3とを組み合せたものである。
【0025】ガスタービンプラント12はコンプレッサ
14で圧縮された吐出空気をガスタービン燃焼器15に
送り、ここで燃料とともに燃焼させる。ガスタービン燃
焼器15で燃焼された燃焼ガスはガスタービン16に案
内されてここで仕事をし、発電機17を駆動させる。ガ
スタービン16で仕事をした排気ガスは排熱回収ボイラ
18に案内され、この排熱回収ボイラ18にてガスター
ビンの排熱を利用して蒸気タービンプラント13の給水
を加熱した後、煙突19から大気中に排出される。
【0026】排熱回収ボイラ18はボイラケーシング2
0内にエコノマイザ(節炭器)21、エバポレータ(蒸
発器)22および過熱器23が適宜1段あるいは多段構
造に組み合されて順次この順に排気ガスの下流側から上
流側に向って多段構造に設置される。排熱回収ボイラ1
8には蒸気タービンプラント13の復水給水系25から
給水が供給されるようになっており、この給水は、排熱
回収ボイラ18のエコノマイザ21により加熱されて蒸
気ドラム26に送られる。この蒸気ドラム26に案内さ
れた給水は続いてエバポレータ22に案内され、このエ
バポレータ22で加熱されて蒸気化され、再び蒸気ドラ
ム26に戻される。蒸気ドラム26に戻された蒸気は続
いて過熱器23に送られて過熱作用を受け、過熱蒸気と
なって蒸気タービン27に送られる。
【0027】蒸気タービン27に送られた過熱蒸気はこ
こで仕事をし、発電機28を回転駆動させ、発電を行な
う。蒸気タービン27で仕事をした蒸気は復水器29に
送られ、この復水器29で冷却されて凝縮し、復水とな
る。この復水は復水ポンプ30により復水給水系25に
案内される。
【0028】復水給水系25の途中に配管合流継手10
が設置される。配管合流継手10は低温流体としての復
水とエコノマイザ21から分岐された高温流体としての
給水とを合流させる管継手である。配管合流継手10
は、略L型形状の合流筒31を備え、この合流筒31に
低温流体配管である復水器32と高温流体配管である節
炭器再循環管33とを接続して合流させており、合流さ
れた低温流体と高温流体は復水給水系25のポンプ入口
管である低圧側給水配管34を経て給水ポンプ35のポ
ンプ吸込口35aに案内される。
【0029】ところで、配管合流継手10は、図2に示
すように、流入口37と流出口38とを備えた略L型形
状の合流筒31を有する。合流筒31は流入口37やポ
ンプ入口管34より大口径をなす例えば円筒形の筒本体
39を有し、この筒本体39の一端が閉止板40で閉塞
される一方、筒本体39の他端側に流出口38が絞られ
て先細形状に形成される。この合流筒流出口38は給水
ポンプ35のポンプ入口管である低圧側給水配管34に
接続される。
【0030】一方、合流筒31の筒本体39の側方に流
入口31が形成され、この流入口37が低温流体配管で
ある復水管32に接続される。合流筒31の内部にほぼ
L字形のL型流路41が形成される。この流路41は低
温流体を案内する上流側流路41aと、低温流体と高温
流体とを合流させる下流側流路41bとに区画される。
【0031】また、合流筒31には閉止板40を貫いて
高温流体配管である再循環水入口管43が挿設される。
この再循環水入口管43は節炭器再循環管33に接続さ
れる一方、合流筒流入口37の位置を超えて下流側に延
びており、その先端の流出口を先細形状に形成し、ノズ
ル口44としている。再循環水入口配管43の取付方向
は、そのノズル口44が合流管流出口38と同じ方向を
向くように開口している。ノズル口44はL型流路41
の下流側流路41bに臨み、高温の再循環水を下流側流
路41bのより下流側へ噴出させている。
【0032】さらに、排熱回収ボイラ18のエコノマイ
ザ21出口側に節炭器再循環管33が分岐して接続され
ており、この再循環管33が再循環水入口管43により
配管合流継手10に接続され、給水循環サイクル45を
構成している。この給水循環サイクル45によりエコノ
マイザ21出口の給水の一部を高温流体の再循環水とし
て配管合流継手10に案内し、この配管合流継手10で
例えば133℃と高温の再循環水を復水器32から送ら
れる例えば33℃の低温の給水と合流させ、低温流体で
ある給水の温度を上昇させている。具体的には、エコノ
マイザ21の入口給水温度が排熱回収ボイラ18内の結
露(露点)温度より高くなるように温度上昇させてお
り、エコノマイザ21の管腐食を未然にかつ有効的に防
止している。
【0033】次に、コンバインドサイクル発電プラント
11ならびに配管合流継手10の作用を説明する。
【0034】蒸気タービンプラント13の蒸気タービン
27で膨脹し、仕事をした蒸気は、復水器29に案内さ
れて冷却され、凝縮して復水となる。この復水は低温流
体配管である復水管32を経て合流筒流入口37から合
流筒31内に案内され、L型流路41を通って合流筒流
出口38に導かれ、続いてポンプ入口管としての低圧側
給水配管34を通って給水ポンプ35に吸引される。
【0035】一方、排熱回収ボイラ18のエコノマイザ
21で加熱された給水の一部は、エコノマイザ21の出
口側から高温の再循環水として節炭器再循環管33を通
って再循環水入口管43に送られる。この高温の再循環
水は高温流体配管である再循環水入口管43のノズル口
44からL型流路41の合流部である下流側流路41b
に噴出され、ここで復水と合流し、混合せしめられる。
【0036】一般の配管合流継手では、合流部を構成す
る分岐部47の近傍が高い温度差にさらされて熱衝撃
(サーマルショック)を受け、特に溶接部にクラックが
発生する恐れが多い。
【0037】しかし、この配管合流継手10では、高温
流体配管である再循環水入口管43を合流筒31内に挿
入し、その先端のノズル口44を合流筒流入口37の位
置より下流側まで延設し、かつノズル口44を先細構造
とし、再循環水入口管43を通って送られる再循環水を
高速ジェット化し、L型流路41の合流部である下流側
流路41bに噴出させているので、高温の再循環水はL
型流路41の下流側で低温流体である復水と効率よく撹
拌されて合流する。
【0038】このため、再循環水の吐出部は、溶接部が
存在する分岐部47から離れることになり、分岐部47
が大きな熱衝撃を繰返し受けることが少ない。しかも、
再循環水入口管43は合流筒31内にその軸線方向に沿
って挿入され、合流筒31の中央部に収斂しており、再
循環水入口管43の回りに低温流体である復水が案内さ
れるので、高温の再循環水が直接分岐部47と接触する
ことがなく、分岐部47の溶接部に悪影響を及ぼさな
い。
【0039】再循環水入口管43の末端部(ノズル口4
4)と合流筒流入口37との距離を充分にとれば、熱衝
撃を回避する上で良好となり、問題はなくなるが、再循
環水入口管43の長さLが長くなり、新たに管振動によ
る破損の問題や配管合流継手10の大型化の問題が生じ
るので、これらの問題が生じないように再循環水入口管
43の長さLが設定される。
【0040】この配管合流継手10においては、ほぼL
型形状の合流筒31と高温流体配管である再循環水入口
管43とを組み合せるだけで構成でき、構造が簡単で単
純化され、その大きさを小型・コンパクト化することが
できる。また、高温流体をL型流路41の下流側で低温
流体の奥に噴出できるので、溶接部が存在する分岐部4
7の近傍に大きな熱衝撃を与えない。さらに、配管合流
継手10は溶接加工で組み立てることができ、従来の配
管合流継手のような面倒な機械加工や組立加工が不要と
なる。
【0041】次に、本発明に係る配管合流継手10Aの
第2実施例を図3および図4を参照して説明する。
【0042】図3および図4に示された配管合流継手1
0Aは、高温流体配管である再循環水入口管43にリン
グ状旋回羽根手段50を設けた点が、図2に示された配
管合流継手10と基本的に相違し、他の構成は実質的に
異ならないので同一符号を付して説明を省略する。
【0043】合流筒31に挿設される再循環水入口管4
3にリング状の旋回羽根手段50を溶接にて取付ける。
旋回羽根手段50はその外径が合流筒31の内径よりわ
ずかに小径に形成され、合流筒31への出し入れが容易
にされる。旋回羽根手段50は再循環水入口管43に合
流筒流入口37の位置より下流側で、しかも先端噴出口
であるノズル口44より上流側に設けられる。旋回羽根
手段50は、複数の旋回羽根51を備え、その羽根形状
は、図4(A)に示すように構成され、付け根側の中心
部で羽根幅が狭く、外周部に向うに従って広くなるよう
に形成され、羽根51の断面形状は、図4(B)に示す
ように、低温流体である復水に旋回流を生じさせる捩っ
た湾曲構造に形成している。旋回羽根手段50は中央に
軸ボス52を形成し、この軸ボス52を再循環水入口管
43に嵌合させて溶接にて固定される。軸ボスを設けず
再循環水入口管43に羽根51を直接溶接にて固定して
もよい。
【0044】この配管合流継手10Aにおいては、合流
筒流入口37から合流筒31内に案内される低温流体と
しての復水が旋回羽根手段50を通過すると螺旋状の旋
回流となって、L型流路41の合流部である下流側で高
温流体である再循環水と強制的に撹拌合流され、短時間
で均一温度の流体(給水)となる。このため、合流筒3
1の分岐部47等の溶接部への熱衝撃を緩和させること
ができる。
【0045】また、低温流体である復水は旋回羽根手段
50で強制的に旋回せしめられ、再循環水との混合が積
極的に促進されるので、配管合流継手10Aの長さを短
くすることができる。再循環水入口管43の振動は、旋
回羽根手段50の外周壁が合流筒31の筒本体39に嵌
合保持されることにより抑制される。
【0046】図5は本発明に係る配管合流継手10Bの
第3実施例を示すものである。
【0047】この実施例に示された配管合流継手10B
は、高温流体配管である再循環水入口管43に管振動防
止手段55を設けたものであり、この管振動防止手段5
5を積極的に設けた構成が図3に示された配管合流継手
10Aと相違し、他の構成は実質的に異ならないので、
同一符号を付して説明を省略する。
【0048】この配管合流継手10Bは合流筒31の筒
本体39の側方に流入口37を形成し、この流入口37
から筒本体39一端の流出口38に向う低温流体のL型
流路41を形成したとき、筒本体39の他端側に滞留域
空間56が形成される。この空間56をサポート空間と
して積極的に活用し、サポート空間56に管振動防止手
段55を構成する管サポート57を設けたものである。
【0049】管サポート57は低温流体のL型流路41
を邪魔しない位置で、閉止板40より離間して再循環水
入口管43に溶接して固定される。管サポート57は円
盤(ディスク)の中心部に管挿通孔58を穿設したリン
グ形状に形成され、その外径は合流筒31の内径よりわ
ずかに小さい。管サポート57の外周は少なくとも一部
を合流筒31の内周壁に接触させるように組立ててもよ
い。
【0050】この配管合流継手10Bにおいては、低温
流体である復水と高温流体である再循環水とを合流筒3
1内で合流されるとき、再循環水入口管43に流体振動
が作用し、この入口管43と閉止板40との溶接部(管
支持部)59に大きな応力がかかり破損する可能性が生
じる。しかし、この配管合流継手10Bでは、再循環水
入口管43にデッドスペースであるサポート空間56を
利用して管サポート57を設け、この管サポート57で
再循環水入口管43の振動を積極的に抑制する構造を採
用したので、再循環水入口管43の支持部(溶接部)5
9の破断や破損を積極的に防止することができる。
【0051】また、管サポート57を合流筒31のデッ
ドスペースであるサポート空間部56に設けたので、管
サポート57より下部の高温流体がサポート空間部56
に入って再循環水入口管43の管支持部59に頻繁にか
つ直接的に接触するのを防止することができる。したが
って、再循環水入口管43の管支持部59に作用する熱
衝撃を緩和することができる。
【0052】図7は、本発明に係る配管合流継手60の
第4実施例を示すものである。
【0053】図7に示された配管合流継手60は略L型
形状の合流筒61を外筒62内に収容し、合流筒61全
体を外筒62で覆設したものである。合流筒61は略T
字形状の合流筒本体63に流入管64を溶接して内部に
略L型流路65を構成し、このL型流路65内にその流
入口66から低温流体が案内され、L型流路65を案内
された流体は、先細形状の先端流出口66から流出され
る。
【0054】合流筒61のもう一つの開口68は端板と
しての閉止板69で閉塞される。この閉止板69には管
スリーブ70が挿入支持される。この管スリーブはL型
流路65の曲がり部である合流筒本体63の中心付近で
終端し、開口している。管スリーブ70内には高温流体
配管である再循環水入口管71が熱膨脹フリーに挿入さ
れ、この再循環水入口管71は先端が管スリーブ70内
に摺動自在に開口している。再循環水入口管71は管取
付筒72に装着された閉止板73に固定され、支持され
ている。管取付筒72は外筒62の外側方に溶接等で固
定される。再循環水入口管71は管取付筒72内に熱衝
撃防止板74が固定される。この再循環水入口管71は
節炭器再循環管33に接続されて、エコノマイザで加熱
された給水が高温の再循環水となって流入するようにな
っている。
【0055】また、外筒62には管取付筒72と直径方
向に対向する対応位置に取付筒75が固定される。この
取付筒75は合流筒61の流入口66側を端板としての
閉止板76で固定し、支持している。合流筒61の流入
口66側は低温流体配管である復水管32に接続され、
合流筒61内に低温の復水を案内するようになってい
る。上記取付筒75内にも熱衝撃防止板77が合流筒6
1の流入筒64に設けられ、取付筒75と合流筒流入口
66側の溶接部を保護している。
【0056】合流筒61内にはほぼL字形状のL型流路
65が流入口66から流出口67にかけて形成され、こ
のL型流路65の湾曲部より下流側は合流部を形成する
下流側流路78を形成している。
【0057】一方、合流筒61は下流側流路78を形成
する合流筒本体63の絞り部(流出口67)が有底のサ
ーマルスリーブ80で覆われており、このサーマルスリ
ーブ80内に合流筒流出口67から復水と再循環水の混
合流が流出するようになっている。サーマルスリーブ8
0は外筒62内にスペーサ等の支持具81を介して収納
され、二重筒構造を構成している。外筒62の底部は着
脱可能な底板83で覆設されている。
【0058】また、サーマルスリーブ80内に反転流路
84が形成され、合流筒流出口67からサーマルスリー
ブ80内に流出した復水と再循環水の混合流は、サーマ
ルスリーブ80内で反転して上昇し、合流筒62や再循
環水入口管71を迂回し、撹拌されながら外筒62の上
部に形成された外筒流出口85に案内される。外筒流出
口85は合流筒61の流出口67とは反対方向に開口し
ており、例えばレジューサで絞られて構成され、ポンプ
入口管としての低圧側給水配管34に接続される。
【0059】この配管合流継手60においては、復水管
32を通って合流筒61に案内される低温の復水は、再
循環水入口管71から管スリーブ70を経て供給される
高温の再循環水とL型流路65内で衝突し、合流せしめ
られる。合流された復水と再循環水は合流筒61の流出
口67で絞られ、整流化されてサーマルスリーブ80内
に噴出され、さらに混合せしめられる。その後、サーマ
ルスリーブの反転流路84内で180度反転して外筒6
2内を上方に流れ、外筒流出口85で例えばレジューサ
により絞られてポンプ入口管34に案内される。
【0060】この配管合流継手60においては、高温流
体である再循環水と低温流体である復水との撹拌・混合
と整流化作用が数回繰り返される。
【0061】始めに、低温の復水と高温の再循環水とが
合流管61の合流筒本体63内上部で正面衝突し、混合
せしめられる。次に、合流筒61の下流側流路78内を
案内されて絞り構造の流出口67からサーマルスリーブ
80に流出せしめられる。この混合流体は、サーマルス
リーブ80の反転流路84により180度反転して上昇
するので一層撹拌される。さらに、サーマルスリーブ8
0内で反転した混合流体が外筒62内を上昇する際に、
合流筒61等が流れの障害となって撹拌が促進され、そ
の後、外筒流出口85で絞られて整流化され、ポンプ入
口管34に導かれる。したがって、ポンプ入口管34に
案内される混合流体は、短時間に温度むらのない均一温
度の混合流体となるので、外筒62と取付筒72,75
やサーマルスリーブ80との溶接部に熱衝撃を与えるこ
とが少ない。
【0062】万一、合流筒61における筒本体63のい
ずれかの箇所で熱衝撃によりクラックが発生し、流体が
リークしても、外筒62によりカバーされているので、
外部に流体が漏洩することがなく、この流体漏洩を未然
に、しかも確実に防止できる。
【0063】さらに、外筒62内にサーマルスリーブ8
0を収容し、合流筒61の流入筒64や再循環水入口管
71に熱衝撃防止板37,74を設けているので、高低
温流体の温度差が大きくても、各溶接部への熱衝撃を大
幅に減少させ、緩和させることができる。
【0064】図8は、本発明に係る配管合流継手60A
の第5実施例を示すものである。
【0065】この実施例に示された配管合流継手60A
においても、合流筒61を図7に示す外筒62内に収納
させる構成を採用したもので、図7に示す配管合流継手
60とは、合流筒61のL型流路65の下流側に整流作
用を行なう整流板として多孔板88を取付けた構成が、
基本的に相違する。他の構成は異ならないので、同一符
号を付して説明を省略する。
【0066】この配管合流継手66Aにおいては、合流
筒61の筒本体63内にL型流路65の下流側流路78
を横断するように多孔板88を設けたものである。L型
流路65内で低温の復水を高温の再循環水が衝突し、複
雑な流れとなるが、L型流路65の下流側に設けた多孔
板88により復水と再循環水の撹拌混合流は整流化さ
れ、絞り構造の合流筒流出口67に案内される。多孔板
88による整流化作用により流体の混合が促進され、周
囲部品に与える熱衝撃を緩和させることができる。
【0067】なお、本発明の各実施例の説明において
は、配管合流継手をコンバインドサイクル発電プラント
の復水給水系に設置した例を例示したが、この配管合流
継手は、復水給水系に限定されず、原子力発電プラント
の冷却材浄化系や火力発電プラント、化学プラント等の
流体温度差がある配管継手に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る配管
合流継手においては、略L型流路を形成した合流筒と高
温流体配管とを組み合せただけの簡単でかつシンプルな
構成で、継手の加工や組立てに高精度が要求されず、撹
拌と整流作用を繰り返して温度差が大きな高温流体と低
温流体をスムーズに合流させることができる。その際、
合流筒内に挿入される高温流体配管は先端に先細構造の
流出口が形成され、この流出口は合流筒の流出口を向く
ように指向されたので、高温流体配管から噴出される高
温流体を合流筒の流出口側に指向させて噴射させること
ができ、高温流体を合流筒の弱い箇所、例えば流入口の
溶接部からできるだけ遠ざける方向に噴出させているの
で、溶接部に熱衝撃がかかるのを大幅に緩和させること
ができる。
【0069】また、この配管合流継手においては、高温
流体配管は合流筒の流入口位置を超えて下流側に延びる
ように合流筒に挿設されたので、合流筒の流入口位置よ
り離れた位置で高温流体を合流筒の流出口側に噴射でき
るので、噴射される高温流体が合流筒流入口付近に熱的
悪影響を与えることが少ない。また、高温流体配管に設
けられた旋回羽根手段でL型流路を案内される低温流体
が螺旋状に旋回されるので、高温流体配管から噴出され
る高温流体を低温流体の旋回流で短時間に有効的に撹拌
させることができる。
【0070】さらに、合流筒の筒本体に流出口とは反対
側にサポート空間部を形成し、このサポート空間部で高
温流体配管に管サポートを設けたので、高温流体配管は
合流筒の管支持部以外でもサポート空間の管サポートに
より支持され、高温流体配管の流体振動に伴なう配管振
動を抑制することができ、管支持部の破損や破断を有効
的に防止できる。
【0071】一方、本発明に係る配管合流継手は、略L
型流路を形成した合流筒を外筒内に収容し、この外筒が
高温流体と低温流体の合流部全体を覆う構成とし、低温
流体を案内する合流筒のL型流路の曲がり部に向けて合
流筒流入口とは反対方向から高温流体配管を挿設する一
方、合流筒流出口と反対側に外筒の流出口方向を指向さ
せたので、この配管合流継手内で高温流体と低温流体の
撹拌と整流作用を複数回繰り返して混合せしめられるの
で、温度むらのない混合流体を迅速に短時間で得ること
ができ、配管合流継手の溶接部に温度のほとんどない混
合流体が作用し、熱衝撃を与えることが少ない。万一、
合流筒本体に作用する熱衝撃によって溶接部が破断した
り破損しても、合流筒全体が外筒内に収納されているの
で、外部に流体が漏洩するのを防止できる。
【0072】また、外筒内には有底のサーマルスリーブ
が設けられ、合流筒流出口から流出される混合流体はサ
ーマルスリーブ内で反転し、温度むらのある混合状態で
混合流体が外筒の溶接部に接触するのを確実に防止で
き、溶接部への熱衝撃を大幅に緩和させることができ
る。
【0073】さらに、この配管合流継手においては、合
流体内で低温流体と高温流体が衝突した後、両流体は撹
拌されつつ複雑な流れとなるが、合流筒の筒本体内に多
孔板を設けることにより、この多孔板で混合流体が整流
化されて合流筒流出口に案内されるので、流体の混合が
促進され、ひいては周囲部品に与える熱衝撃が緩和さ
れ、配管合流継手の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管合流継手を備えたコンバイン
ドサイクル発電プラントのサイクル図。
【図2】本発明に係る配管合流継手の第1実施例を示す
縦断面図。
【図3】本発明に係る配管合流継手の第2実施例を示す
縦断面図。
【図4】(A)は図3に示された配管合流継手に備えら
れる旋回羽根手段を示す平面図、(B)は図4(A)の
A−A線に沿う断面図。
【図5】本発明に係る配管合流継手の第3実施例を示す
縦断面図。
【図6】図5に示された配管合流継手に備えられる振動
防止手段を示す平面図。
【図7】本発明に係る配管合流継手の第4実施例を示す
縦断面図。
【図8】本発明に係る配管合流継手の第5実施例を部分
的に示す縦断面図。
【図9】従来の配管合流継手を示す図。
【符号の説明】
10,10A,10B 配管合流継手 11 コンバインドサイクル発電プラント 12 ガスタービンプラント 13 蒸気タービンプラント 14 コンプレッサ 15 ガスタービン燃焼器 16 ガスタービン 17,28 発電機 18 排熱回収ボイラ 19 煙突 20 ボイラケーシング 21 エコノマイザ(節炭器) 22 エバポレータ(蒸発器) 23 過熱器 25 復水給水系 26 蒸気ドラム 27 蒸気タービン 29 復水器 30 復水ポンプ 31 合流筒 32 復水器(低温流体配管) 33 節炭器再循環管(高温流体配管) 34 低圧側給水配管(ポンプ入口管) 35 給水ポンプ 37 流入口 38 流出口 39 筒本体 40 閉止板 41 L型流路 43 再循環水入口管(高温流体配管) 44 ノズル口 45 給水循環サイクル 47 分岐部 50 旋回羽根手段 51 羽根 52 軸ボス 55 振動防止手段 56 滞留域空間(サポート空間) 57 管サポート 59 管支持部(溶接部) 60,60A 配管合流継手 61 合流筒 62 外筒 63 筒本体 64 流入筒 65 L型流路 66 流入口 67 流出口 68 開口 69 閉止板 70 管スリーブ 71 再循環水入口管(高温流体配管) 72 管取付筒 73 閉止板 74 熱衝撃防止板 75 取付筒 76 閉止板 77 熱衝撃防止板 78 下流側流路 80 サーマルスリーブ 81 支持具 83 底板 84 反転流路 85 外筒流出口 88 多孔板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西脇 芳機 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (56)参考文献 実開 昭55−64632(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 21/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温流体と低温流体とを合流させる配管
    合流継手において、流入口および流出口を備えて低温流
    体を案内する略L型流路を形成した合流筒と、この合流
    筒内に挿入され、先端に先細形状の流出口を形成した高
    温流体配管とを有し、高温流体配管の流出口は合流筒流
    出口の方向を向くように挿設されたことを特徴とする配
    管合流継手。
  2. 【請求項2】 高温流体配管は、先端が合流筒の流入口
    位置を超えて下流側に延びるように合流筒内に挿設され
    る一方、合流筒の流入口位置より下流側で前記高温流体
    配管に低温流体を旋回させる旋回羽根手段を設けた請求
    項1に記載の配管合流継手。
  3. 【請求項3】 合流筒は筒本体の側方に流入口を形成す
    る一方、合流筒の流入口位置から流出口側とは反対側に
    サポート空間部を形成し、このサポート空間で高温流体
    配管に管サポートを設けた請求項1または2に記載の配
    管合流継手。
  4. 【請求項4】 高温流体と低温流体とを合流させる配管
    配管合流継手において、流入口および流出口を備えて低
    温流体を案内する略L型流路を形成した合流筒と、この
    合流筒のL型流路の曲がり部に向けて指向され、合流筒
    流入口とは反対側から挿入された高温流体配管と、前記
    合流筒を内部に収容し、低温流体と高温流体の合流部を
    全体的に覆う外筒とを有し、外筒の流出口方向を合流筒
    の流出口方向と反対側に形成したことを特徴とする配管
    合流継手。
  5. 【請求項5】 合流筒の流出口部付近の筒本体を有底形
    状のサーマルスリーブで覆い、スリーブ内部に反転撹拌
    流路を形成する一方、サーマルスリーブは外筒内に収容
    された請求項4に記載の配管合流継手。
  6. 【請求項6】 合流筒には筒本体内に多孔板が設けられ
    た請求項4または5に記載の配管合流継手。
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