JP3409968B2 - 連続式加熱炉の炉温制御方法 - Google Patents

連続式加熱炉の炉温制御方法

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JP3409968B2
JP3409968B2 JP20061196A JP20061196A JP3409968B2 JP 3409968 B2 JP3409968 B2 JP 3409968B2 JP 20061196 A JP20061196 A JP 20061196A JP 20061196 A JP20061196 A JP 20061196A JP 3409968 B2 JP3409968 B2 JP 3409968B2
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雅康 福井
洋二 藤本
淳 清水
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、連続式加熱炉の炉温制
御方法に係り、詳細には、連続式加熱炉の炉長方向の炉
内温度分布を任意に制御することが可能な連続式加熱炉
の炉温制御方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】連続式加熱炉は、炉内の長手方向を複数
の帯(ゾーン)に分け、各ゾーンごとに所定の炉内温度
に設定し、各ゾーンの入側から被加熱物を連続的に搬入
して被加熱物が炉内で一定の速さで搬送される間に所定
温度に加熱する装置である。 【0003】この連続式加熱炉の加熱源として、蓄熱式
バーナ装置を炉内に設けたものが知られている。蓄熱式
バーナ装置は、蓄熱体とバーナとが一体となったバーナ
ユニット2基を一対として構成し、バーナへの燃焼用空
気の供給及びバーナからの燃焼ガスの排気を蓄熱体を通
して行い、2基のバーナを交互に燃焼させて炉内を昇温
する装置である ところで、従来の連続式加熱炉は、下流側のゾーンの炉
内温度が上流側のゾーンの炉内温度、又は上流側のゾー
ンの炉内温度が下流側のゾーンの炉内温度に影響を与え
るため、各ゾーンの炉内温度を所望の温度に制御して保
持することが困難であった。また、被加熱物の加熱条
件、例えば、大きさや数量(搬入量)が異なる被加熱物
や、搬入時の加熱温度や抽出時の温度が異なる被加熱物
を順次組み合わせて連続式加熱炉に搬入する場合にも、
多くの制約があった。 【0004】すなわち、搬入量の多い被加熱物(多量被
加熱物)に続いて搬入量の少ない被加熱物(少量被加熱
物)が搬入されると、多量被加熱物のために燃焼量を増
加して蓄熱式バーナ装置が燃焼していたゾーンは炉内に
熱が蓄熱されており、少量被加熱物のためにゾーン内の
蓄熱式バーナ装置の燃焼を停止しても、少量被加熱物の
加熱に適する所定炉内温度まで低下するまで時間がかか
り、短時間の間に低温被加熱物を所定の温度で加熱する
ことができず、作業能率の向上を妨げていた。 【0005】また、高温加熱する必要のある被加熱物
(高温被加熱物)に続いて低温加熱する必要のある被加
熱物(低温被加熱物)が搬入される場合であっても、低
温被加熱物のために燃焼量を増加して蓄熱式バーナ装置
が燃焼していたゾーンは炉内に熱が蓄熱されており、低
温被加熱物のためにゾーン内の蓄熱式バーナ装置の燃焼
を停止しても、低温被加熱物の加熱に適する所定炉内温
度まで低下するまで時間がかかり、短時間の間に低温被
加熱物を所定の温度で加熱することができないので、同
様に作業能率の向上を妨げていた。 【0006】そこで、上記問題を解決することが可能な
技術として、例えば特開平6−194054号公報(以
下、従来技術1と称する。)、特開平7−97619号
公報(以下、従来技術2と称する。)に記載したものが
ある。 【0007】従来技術1は、炉内が複数のゾーンに区画
され、これら各ゾーンに、蓄熱体を通してバーナへの燃
焼用空気の供給及びバーナからの燃焼ガスの排出を行う
蓄熱式交番燃焼バーナシステムをそれぞれ1システム以
上設けた加熱炉を有し、この加熱炉の炉長方向の温度を
各ゾーンにそれぞれ1つ以上設けた温度検出手段により
検出し、その温度検出手段の検出結果に基づいて対応す
るゾーンの蓄熱式交番燃焼バーナシステムの燃焼を制御
するようにした方法であり、炉温が設定温度より低い場
合には蓄熱式交番燃焼バーナシステムに供給する燃料を
増大させ、炉温が設定温度より高い場合には蓄熱式交番
燃焼バーナシステムに供給する燃料を減少させている。 【0008】この従来技術1によると、複数のゾーンに
それぞれ1システム以上の蓄熱式交番燃焼バーナシステ
ムが設けられた加熱炉の炉長方向の温度を、各ゾーンに
設けた温度検出手段によりそれぞれ炉温を検出し、その
検出結果に基づいて各ゾーンの炉温をそれぞれ独立して
調節することにより、加熱炉全体の炉内温度パターンを
任意に設定することができる。 【0009】また、従来技術2は、バーナへの燃焼用空
気の供給と燃焼ガスの排気を蓄熱体を通過して交互に行
う蓄熱式交番燃焼バーナシステムを備えた加熱炉におい
て、1又は2以上の単位炉又はゾーンに燃焼ガス供給切
換弁を介して他の単位炉又はゾーンの蓄熱体を通過した
燃料ガスを供給する燃焼ガス供給系を設けた加熱炉であ
る。 【0010】この従来技術2によると、高温加熱物に引
き続いて低温加熱物を加熱する場合には、燃焼ガス供給
系により単位炉又はゾーン内に低温の燃焼ガスを供給
し、短時間で単位炉又はゾーン内の温度を低温加熱物の
加熱に適する温度に低下させ、あるいは炉内温度を低温
加熱物の加熱に適する温度パターンに調整するようにし
たので作業能率が大幅に向上する。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1は、加熱炉の炉長方向の温度分布を設定温度まで高
精度に近づけるために、各ゾーンに設置した蓄熱式交番
燃焼バーナシステムへの燃料供給量を増減させる制御を
行っているので、多数の燃料測定機器や燃料流量調整弁
が必要であり、さらには、複雑な配管系統となるので設
備費が嵩むおそれがある。 【0012】また、従来技術2は、所定の単位炉又はゾ
ーンに燃焼ガス供給切換弁を介して他の単位炉又はゾー
ンの蓄熱体を通過した燃料ガスを供給する燃焼ガス供給
系を設けることにより加熱炉を設定温度まで近づけてい
るので、やはり複雑な配管系統となり、設備費が嵩むお
それがある。 【0013】そこで、本発明は、上記従来技術の未解決
の課題に着目してなされたものであり、安価なシステム
を提供し、制御応答性を高めて高精度に炉長方向の温度
分布を付けることが可能な連続式加熱炉の炉温制御方法
を提供することを目的としている。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の連続式加熱炉の炉温制御方法は、
炉内を所定の炉内温度まで昇温し、前記炉内の入側から
連続的に搬入した被加熱物を、炉内の炉長方向に向けて
所定の速度で搬送して出側まで移動する間に加熱する連
続式加熱炉において、一対のバーナと、これらバーナに
接続する蓄熱体とを有する蓄熱式バーナ装置を、前記炉
内の炉長方向に所定間隔をあけて複数組設置し、各組の
蓄熱式バーナ装置の一対のバーナに対して、前記蓄熱体
を通過した燃焼用空気の供給により燃焼動作を行う燃焼
バーナと、炉内の排ガスを前記蓄熱体を通過させて蓄熱
動作を行う非燃焼バーナとに所定時間毎に交互に切換え
る燃焼制御を行うとともに、前記一対のバーナが交互に
切り換わって燃焼動作を行う単位時間当たりの実質燃焼
時間を、各組の一対のバーナ毎にそれぞれ設定し、前記
実質燃焼時間に基づいて各組の一対のバーナの切換え燃
焼制御を行うことにより、前記炉内を前記炉長方向に温
度分布を付けて昇温するとともに、各組の一対のバーナ
が燃焼動作から蓄熱動作及び蓄熱動作から燃焼動作に交
互に切換わる一つのサイクル中に、燃焼動作及び蓄熱動
作を全て休止する動作休止時間を設け、この動作休止時
間を長い時間又は短い時間とすることにより、各組の一
対のバーナ毎の前記実質燃焼時間を設定する方法であ
る。 【0015】ここで、単位時間当たりの実質燃焼時間と
は、一対のバーナが燃焼動作及び蓄熱動作に交互に切り
換わって切換え燃焼を行う際に、単位時間の中で、一方
のバーナが燃焼動作を行う時間と、他方のベーナが燃焼
動作を行う時間との総和時間である。 【0016】この請求項1記載の連続式加熱炉の炉温制
御方法によると、炉内温度を一定に保持する場合には、
全ての組の蓄熱式バーナ装置の一対のバーナを、単位時
間当たりの実質燃焼時間を全て同一時間に設定した状態
で切換え燃焼を行う。これにより、炉内の炉長方向に所
定間隔をあけて設置されている全ての蓄熱式バーナ装置
の加熱量が同一となるので、被加熱物が搬入される炉内
の入側から被加熱物が搬出される炉内の出側までの炉長
方向の温度分布が均一になる。 【0017】また、炉内の入側の炉内温度を高く設定
し、炉内の出側の炉内温度を低く設定する場合には、炉
内の入側に設置されている蓄熱式バーナ装置の一対のバ
ーナを実質燃焼時間を長い時間に設定し、炉内の出側に
設置されている蓄熱式バーナ装置の一対のバーナを実質
燃焼時間を短い時間に設定して切換え燃焼を行う。これ
により、炉内の入側の蓄熱式バーナ装置の加熱量が増大
し、炉内の出側の蓄熱式バーナ装置の加熱量が減少する
ので、炉内の入側から炉内の出側までの炉長方向の温度
分布が下り傾斜を付けた状態となる。 【0018】さらに、炉内の入側の炉内温度を低く設定
し、炉内の出側の炉内温度を高く設定する場合には、炉
内の入側に設置されている蓄熱式バーナ装置の一対のバ
ーナを実質燃焼時間を短い時間に設定し、炉内の出側に
設置されている蓄熱式バーナ装置の一対のバーナを実質
燃焼時間を長い時間に設定して切換え燃焼を行う。これ
により、炉内の入側の蓄熱式バーナ装置の加熱量が減少
し、炉内の出側の蓄熱式バーナ装置の加熱量が増大する
ので、炉内の入側から炉内の出側までの炉長方向の温度
分布が上り傾斜を付けた状態となる。 【0019】このように、炉内の炉長方向に所定間隔を
あけて設置した複数組の蓄熱式バーナ装置の単位時間当
たりの実質燃焼時間を変更するだけで、制御応答性を高
めて高精度に炉長方向の温度分布を付けることができ
る。 【0020】また、各組の一対のバーナが燃焼動作から
蓄熱動作及び蓄熱動作から燃焼動作に交互に切換わる一
つのサイクル中に、燃焼動作及び蓄熱動作を全て休止す
る動作休止時間を設け、この動作休止時間を長い時間又
は短い時間とすることにより、各組の一対のバーナ毎の
前記実質燃焼時間を設定し、即ち、長い時間あるいは短
い時間の動作休止時間を設けるだけで各組の一対のバー
ナ毎の実質燃焼時間を設定しているので、燃料の供給及
び停止を行うための特別な調整弁や配管系統が不要とな
り、安価な炉温制御システムを提供することができる。 【0021】 【0022】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明を連続式加熱炉に適用
した場合の実施形態を示す概略構成図である。 【0023】図中1は、連続して搬送されるスラブ(被
加熱物)を加熱する連続式加熱炉であって、スラブを左
側から搬入し、予熱帯2、第1加熱帯3、第2加熱帯4
及び均熱帯5を順次通過して加熱し、加熱を終了したス
ラブは右側から搬出されて次工程に搬送されるようにな
っている。 【0024】第1加熱帯3には、図2に示すように、4
台の蓄熱式バーナ装置6A〜6Dが配設されている。こ
れら蓄熱式バーナ装置6A〜6Dから排出される廃ガス
は、廃ガス吸引ファン8によって吸引されて図1に示す
煙突9から大気に放出されるようになっている。 【0025】蓄熱式バーナ装置6A〜6Dのそれぞれ
は、図2に示すように、第1加熱帯3に配設された一対
のバーナ10A1 、10A2 〜10D1 、10D2 を有
する。そして、蓄熱式バーナ装置6Aのバーナ10
1 、10A2 は、燃料ガス供給口11a、11bから
燃焼ガスが供給されるとともに、燃焼空気が供給される
一次空気ノズル(図示せず)と、第1加熱帯3で発生し
た廃ガスを吸引する二次空気ノズル(図示せず)とが内
部に設けられており、これら一次空気ノズル及び二次空
気ノズルは、燃焼空気給排口18a、18bと連通して
いる。また、バーナ10a、10bのノズル先端には、
パイロットバーナ12a、12bが配設されている。そ
して、バーナ10A1 、10A2 の燃料ガス供給口11
a、11bは、燃料遮断弁13a、13bを介し、さら
にメイン遮断弁14、燃料調節弁15を介して燃料ガス
としてのMガスを供給する燃焼ガス供給源16に接続し
ている。 【0026】そして、燃料調節弁15は、バーナ10A
1 、10A2 に対して所定流量のMガスが供給できるよ
うに流量調整が可能とされている。なお、パイロットバ
ーナ12a、12bも遮断弁17a、17bを介して燃
料ガス供給源16に接続している。 【0027】さらに、バーナ10A1 、10A2 の燃焼
空気給排口18a、18bは、分岐配管19a、19b
に接続し、これら分岐配管19a、19bの途上に蓄熱
体20a、20bが配設されている。これら分岐配管1
9a、19bは、空気遮断弁21a、21bを介し、さ
らに燃焼空気調節弁22を介して燃焼空気を圧送する空
気ブロアー23に接続していると共に、空気遮断弁21
a、21bと並列接続した廃ガス遮断弁24a、24b
を介し、さらに廃ガス流量調節弁25を介して廃ガス吸
引ファン8にも接続している。 【0028】また、蓄熱体20a、20bのそれぞれ
は、気体流通路に沿って蓄熱媒体として例えば直径20
mmのアルミナボールが充填されており、このアルミナ
ボールに第1加熱帯3から排出される高温度の廃ガスと
熱交換されて蓄熱され、この蓄熱が低温の燃焼空気と熱
交換されて放熱される。 【0029】さらに、燃料遮断弁13a、13b、メイ
ン遮断弁14、燃料調節弁15、空気遮断弁21a、2
1b、燃焼空気調節弁22、廃ガス遮断弁24a、24
b及び廃ガス流量調節弁25は、連続式加熱炉1全体を
統括するプロセスコンピュータ28に接続したダイレク
トディジタルコントローラ(以下、DDCと称す)29
によって制御される。 【0030】また、他の蓄熱式バーナ装置6B〜6Dの
バーナ10B1 、10B2 〜10D 1 、10D2 も、前
述した蓄熱式バーナ装置6Aのバーナ10A1 、10A
2 と同様の配管系統及び弁を備えている。 【0031】そして、DDC29は、燃料流量、燃焼空
気流量及び廃ガス流量が所定値となるように、燃料調節
弁15、燃焼空気調節弁22及び廃ガス流量調節弁25
に対して流量調整信号を出力するとともに、各蓄熱式バ
ーナ装置6A〜6Dの一対のバーナの切換時間を決定
し、これに応じて所定時間毎に燃料遮断弁13a,13
b、空気遮断弁21a,21b及び廃ガス遮断弁24
a,24bを開閉制御し、燃焼動作を行っているの一方
のバーナが蓄熱動作に切換わり、蓄熱動作を行っている
他方のバーナを燃焼動作に切換わる。 【0032】すなわち、蓄熱式バーナ装置6Aの一対の
バーナ10A1 、10A2 の動作について簡単に説明す
ると、一方のバーナ10A1 が燃焼動作を行い、他方の
バーナ10A2 が蓄熱動作を行っているものとすると、
バーナ10A1 に対しては、外気から空気ブロア23に
よって圧送される冷風状態の燃焼空気が、燃焼空気調節
弁22、空気遮断弁21aを介して蓄熱体20aに供給
され、この蓄熱体20aで蓄熱されているアルミナボー
ルと熱交換して所定温度に予熱される。そして、予熱さ
れた燃焼空気は、バーナ10A1 の燃焼空気給排口18
aに供給され、燃焼ノズルから噴射される燃料ガスと混
合燃焼して炉内を加熱する。これと同時に、他方のバー
ナ10A2 では、二次空気ノズルが燃焼空気給排口18
b、蓄熱体20b、廃ガス遮断弁24b、廃ガス流量調
節弁25を介して廃ガス吸引ファン8に連通し、炉内の
廃ガスが、廃ガス吸引ファン8によって吸引されて蓄熱
体20bを通って排出されることにより、蓄熱体20b
内のアルミナボールと廃ガスとの熱交換により、燃焼空
気の予熱に好適となるように蓄熱体20bの蓄熱温度を
徐々に上昇させていく。 【0033】ここで、図3は、第1加熱帯3内部を平面
視で示すものであり、図中符号31で示す搬送路上をス
ラブSが所定速度で通過する。そして、第1加熱帯3内
部の蓄熱式バーナ装置6A〜6Dは、スラブ3の進行方
向と直交する搬送路31の側部に、進行方向の下流側3
1aに蓄熱式バーナ装置6Aが配設され、上流側31b
に蓄熱式バーナ装置6Dが配設され、これら蓄熱式バー
ナ装置6A、6Dの間に他の蓄熱式バーナ装置6B、6
Cが所定間隔をあけて配設されている。また、蓄熱式バ
ーナ装置6Aの一方のバーナ10A1 は、搬送路31の
一側部に配設され、他方のバーナ10A2 は、搬送路3
1の他側部に配設されて一方のバーナ10A1 に対向し
ている。そして、他の蓄熱式バーナ装置6B〜6Dも、
搬送路31の一側部に一方のバーナ10B1 〜10D1
を配設し、他側部に他方のバーナ10B2 〜10D2
配設して互いに対向している。 【0034】そして、本実施形態では、スラブSを加熱
するために必要な第1加熱帯3内の炉内温度(必要炉内
温度)となるように、DDC29が以下に説明する制御
を行う。ここで、DDC29には、第1加熱帯3に搬入
されてくるスラブSの大きさ、容量、スラブSの加熱に
必要な目標温度、搬送路31内を通過するスラブSの在
炉時間などのスラブ情報が、プロセスコンピュータ28
から随時入力されている。また、第1加熱帯3内には炉
温センサ30aが設置されており、この炉温センサ30
aからもDDC29に第1加熱帯3内の炉温が随時入力
されている。 【0035】そして、DDC29は、上述した現在の第
1加熱帯3内の炉温及びスラブ情報に基づいて、図4か
ら図6に示すような蓄熱式バーナ装置6A〜6Dの燃焼
切換制御を行うことにより、第1加熱帯3の炉長方向の
温度分布を種々のパターンに設定することが可能である すなわち、図4は、第1加熱帯3の炉長方向が一定の高
温状態となるように必要炉内温度を設定する蓄熱式バー
ナ装置6A〜6Dの燃焼切換タイムーチャートを示すも
のであるが、時点T1 において、全ての蓄熱式バーナ装
置6A〜6Dの一方のバーナ10A1 〜10D1 の燃料
遮断弁13a及び空気遮断弁21aを開状態、廃ガス遮
断弁24aを閉状態とし、他方のバーナ10A2 〜10
2 の燃料遮断弁13b及び空気遮断弁21bを閉状
態、廃ガス遮断弁24bを開状態として、一方のバーナ
10A1 〜10D1 を燃焼状態、他方のバーナ10A2
〜10D2 を蓄熱状態とする。 【0036】次いで、時点T2 において、一方のバーナ
10A1 〜10D1 の燃料遮断弁13a及び空気遮断弁
21aを閉状態とし、他方のバーナ10A2 〜10D2
の廃ガス遮断弁24bを閉状態として、全てのバーナの
燃焼状態及び蓄熱状態を停止する。 【0037】そして、短時間の休止時間RT1 が経過し
た時点T3 において、全ての蓄熱式バーナ装置6A〜6
Dの一方のバーナ10A1 〜10D1 の廃ガス遮断弁2
4aを開状態とし、他方のバーナ10A2 〜10D2
燃料遮断弁13b及び空気遮断弁21bを開状態とし
て、一方のバーナ10A1 〜10D1 を蓄熱状態、他方
のバーナ10A2 〜10D2 を燃焼状態とする。 【0038】次いで、所定の燃焼時間CT1 が経過した
後、時点T4 において、一方のバーナ10A1 〜10D
1 の廃ガス遮断弁24aを閉状態とし、他方のバーナ1
0A 2 〜10D2 の燃料遮断弁13b及び空気遮断弁2
1bを閉状態として、全てのバーナの燃焼状態及び蓄熱
状態を停止する。 【0039】そして、前述した時間と同様に短時間の休
止時間RT1 を設けた後、時点T5において、一方のバ
ーナ10A1 〜10D1 を燃焼状態、他方のバーナ10
2〜10D2 を蓄熱状態に切換える。そして、所定の
燃焼時間CT1 が経過した後、時点T6 において全ての
バーナの燃焼状態及び蓄熱状態を停止する。以下、同様
に、時点T3 以降と同様のサイクルを繰り返し行う。 【0040】上述した図4の燃焼切換タイムーチャート
では、全ての蓄熱式バーナ装置6A〜6Dが同一の休止
時間(動作休止時間)RT1 及び燃焼時間(実質燃焼時
間)CT1 を設けて燃焼切換を行い、しかも、1サイク
ルYT1 中の休止時間RT1を短く設定し、全ての蓄熱
式バーナ装置6A〜6Dの燃焼時間CT1 を長く設定し
ているので、図7の実線で示すように、下流側31aの
搬送路位置L1 、上流側31bの搬送路位置L4 、さら
にはそれらの位置L1 、L2 の間のL2 、L3の搬送路
位置であっても、略同一の高温の炉内温度となる。これ
により、炉長方向の温度分布を均一の高温状態した必要
炉内温度を設定することができる。 【0041】また、図5は、第1加熱帯3の下流側31
aが高温状態となり、上流側が低温状態となるように必
要炉内温度を設定する蓄熱式バーナ装置6A〜6Dの燃
焼切換タイムーチャートを示すものであり、時点T10
おいて、一方のバーナ10A 1 〜10D1 を燃焼状態と
し、他方のバーナ10A2 〜10D2 を蓄熱状態とす
る。 【0042】次いで、時点T11において、全てのバーナ
10A1 〜10D1 の燃焼状態及び蓄熱状態を停止す
る。そして、短時間の休止時間RT2 が経過した時点T
12において、蓄熱式バーナ装置6A、6Bの一方のバー
ナ10A1 、10B1 を蓄熱状態、他方のバーナ10A
2 、10B2 を燃焼状態とする。次いで、所定の燃焼時
間CT2 が経過した後、時点T13において、バーナ10
1 、10A2 、10B1 、10B2 の燃焼状態及び蓄
熱状態を停止する。そして、前述した時間と同様に短時
間の休止時間RT2 を設けた後、時点T14において、一
方のバーナ10A1 、10B1 を燃焼状態、他方の10
2 、10B2 を蓄熱状態に切換える。そして、所定の
燃焼時間CT2 が経過した後、時点T15において全ての
バーナの燃焼状態及び蓄熱状態を停止する。以下、同様
に、短時間の休止時間RT2 が経過した時点T16におい
て、時点T12以降と同様のサイクルを繰り返し行う。 【0043】一方、蓄熱式バーナ装置6C、6Dは、時
点T11から比較的長い休止時間RT 3 が経過した時点T
17において、一方のバーナ10C1 、10D1 を蓄熱状
態、他方のバーナ10C2 、10D2 を燃焼状態とす
る。次いで、蓄熱式バーナ装置6A、6Bの燃焼時間C
2 より短い所定の燃焼時間CT3 が経過した後、時点
18において、バーナ10C1 、10C2 、10D1
10D2 の燃焼状態及び蓄熱状態を停止する。そして、
前述した時間と同様の比較的長い休止時間RT3を設け
た後、時点T19において、一方のバーナ10C1 、10
1 を燃焼状態、他方の10C2 、10C2 を蓄熱状態
に切換える。そして、所定の燃焼時間CT 3 が経過した
後、時点T20において全てのバーナの燃焼状態及び蓄熱
状態を停止する。以下、同様に、比較的長い休止時間R
3 が経過した時点T21において、時点T17以降と同様
のサイクルを繰り返し行う。 【0044】上述した図5の燃焼切換タイムーチャート
では、第1加熱帯3の下流側31aに配設した蓄熱式バ
ーナ装置6A,6Bと、上流側31bに配設した蓄熱式
バーナ装置6C,6Dとを休止時間及び燃焼時間が異な
る燃焼切換サイクルとし、蓄熱式バーナ装置6A,6B
の1サイクルYT2 中の休止時間(動作休止時間)RT
2 を短く設定し、燃焼時間(実質燃焼時間)CT2 を長
く設定しているとともに、蓄熱式バーナ装置6C,6D
の1サイクルYT3 中の休止時間(動作休止時間)RT
3 を長く設定し、燃焼時間(実質燃焼時間)CT3 を短
く設定しているので、図7の一点鎖線で示すように、下
流側31aの搬送路位置L1 では炉内温度が高く、上流
側31bの搬送路位置L4 に向かうに従い炉内温度が低
下していく。これにより、炉長方向の温度分布を、スラ
ブSの進行方向に向かって下り傾斜とした必要炉内温度
を設定することができる。 【0045】また、図6は、第1加熱帯3の下流側31
aが低温状態となり、上流側が高温状態となるように必
要炉内温度を設定する蓄熱式バーナ装置6A〜6Dの燃
焼切換タイムーチャートを示すものであり、時点T20
おいて、全ての蓄熱式バーナ装置6A〜6Dの一方のバ
ーナ10A1 〜10D1 を燃焼状態とし、他方のバーナ
10A2 〜10D2 を蓄熱状態とする。 【0046】次いで、時点T21において、全てのバーナ
10A1 〜10D1 の燃焼状態及び蓄熱状態を停止す
る。そして、比較的長い休止時間RT4 が経過した時点
22において、蓄熱式バーナ装置6A、6Bの一方のバ
ーナ10A1 、10B1 を蓄熱状態、他方のバーナ10
2 、10B2 を燃焼状態とする。次いで、所定の燃焼
時間CT4 が経過した後、時点T23において、バーナ1
0A1 、10A2 、10B1 、10B2 の燃焼状態及び
蓄熱状態を停止する。そして、前述した時間と同様に比
較的長い休止時間RT4 を設けた後、時点T24におい
て、一方のバーナ10A1 、10B1 を燃焼状態、他方
の10A2 、10B2 を蓄熱状態に切換える。そして、
所定の燃焼時間CT4 が経過した後、時点T25において
全てのバーナの燃焼状態及び蓄熱状態を停止する。以
下、同様に、短時間の休止時間RT4 が経過した時点T
26において、時点T22以降と同様のサイクルを繰り返し
行う。 【0047】一方、蓄熱式バーナ装置6C、6Dは、時
点T21から短時間の休止時間RT5が経過した時点T27
において、一方のバーナ10C1 、10D1 を蓄熱状
態、他方のバーナ10C2 、10D2 を燃焼状態とす
る。次いで、蓄熱式バーナ装置6A、6Bの燃焼時間C
4 より長い所定の燃焼時間CT5 が経過した後、時点
28において、バーナ10C1 、10C2 、10D1
10D2 の燃焼状態及び蓄熱状態を停止する。そして、
前述した時間と同様の短時間の休止時間RT5 を設けた
後、時点T29において、一方のバーナ10C1 、10C
1 を燃焼状態、他方の10C2 、10C2 を蓄熱状態に
切換える。そして、所定の燃焼時間CT5 が経過した
後、時点T30において全てのバーナの燃焼状態及び蓄熱
状態を停止する。以下、同様に、短時間の休止時間RT
5 が経過した時点T31において、時点T 27以降と同様の
サイクルを繰り返し行う。 【0048】上述した図6の燃焼切換タイムーチャート
では、第1加熱帯3の下流側31aに配設した蓄熱式バ
ーナ装置6A,6Bと、上流側31bに配設した蓄熱式
バーナ装置6C,6Dとを休止時間及び燃焼時間が異な
る燃焼切換サイクルとし、蓄熱式バーナ装置6A,6B
の1サイクルYT4 中の休止時間(動作休止時間)RT
4 を長く設定し、燃焼時間(実質燃焼時間)CT4 を短
く設定しているとともに、蓄熱式バーナ装置6C,6D
の1サイクルYT5 中の休止時間(動作休止時間)RT
5 を短く設定し、燃焼時間(実質燃焼時間)CT5 を長
く設定しているので、図7の二点鎖線で示すように、下
流側31aの搬送路位置L1 では炉内温度が低く、上流
側31bの搬送路位置L4 に向かうに従い炉内温度が高
くなっていく。これにより、炉長方向の温度分布を、ス
ラブSの進行方向に向かって上り傾斜とした必要炉内温
度を設定することができる。 【0049】したがって、本実施形態は、搬送路31に
沿って所定間隔をあけて設置した4台の蓄熱式バーナ装
置6A〜6Dを、それらの一対のバーナ10A1 、10
2〜10D1 、10D2 の単位時間当たりの実質燃焼
時間を変更するだけで、スラブSの搬入量、搬送速度、
スラブSの加熱量などに応じて、搬送路31の長手方向
(炉長方向)の温度分布を制御応答性を高めて高精度に
付けることができる。 【0050】また、本実施形態では、長い時間あるいは
短い時間の休止時間RT1 〜RT5、を設けるだけで、
4台の蓄熱式バーナ装置6A〜6Dの一対のバーナ10
1、10A2 〜10D1 、10D2 の実質燃焼時間C
1 〜CT5 を設定しているので、燃料の供給及び停止
を行うための特別な調整弁や配管系統が不要となり、安
価な炉温制御システムを提供することができる。 【0051】なお、上記実施形態においては、第1加熱
帯3に4台の蓄熱式バーナ装置6A〜6Dを配設した場
合について説明したが、第2加熱帯4にも上述したDD
C29に制御される複数台の蓄熱式バーナ装置を設置し
ても、同様の作用効果を得ることができる。また、蓄熱
式バーナ装置の台数は、上述した台数に限定されるもの
ではなく、さらに多くの台数にしても同様の作用効果を
得ることができる。 【0052】また、バーナ10a、10bに供給する燃
料としてMガスを使用する場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、他の燃料ガスや重油等の
液体燃料を適用することができる。 【0053】また、本実施形態の燃焼切換制御をDDC
29で行うようにした場合について説明したが、これに
限らず他のプログラマブルコントローラやシーケンス制
御回路等によってシーケンス制御するようにしてもよ
い。 【0054】さらに、バーナ10a、10bに対する燃
焼空気の供給及び廃ガスの排出を個別の空気遮断弁21
a、21b及び廃ガス遮断弁24a、24bで行う場合
について説明したが、これに限らずエアシリンダ等によ
って流路を切り換える方向切換弁を利用して切換機構を
構成するようにしてもよい。 【0055】さらにまた、上記各実施形態においては、
本発明を連続式加熱炉に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、他の加熱炉や熱処
理炉等にも適用し得るものである。 【0056】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の連
続式加熱炉の炉温制御方法は、炉内温度を一定に保持す
る場合には、全ての組の蓄熱式バーナ装置の一対のバー
ナを、単位時間当たりの実質燃焼時間を全て同一時間に
設定した状態で切換え燃焼を行う。これにより、炉内の
炉長方向に所定間隔をあけて設置されている全ての蓄熱
式バーナ装置の加熱量が同一となるので、被加熱物が搬
入される炉内の入側から被加熱物が搬出される炉内の出
側までの炉長方向の温度分布を均一にすることができ
る。 【0057】また、炉内の入側の炉内温度を高く設定
し、炉内の出側の炉内温度を低く設定する場合には、炉
内の入側に設置されている蓄熱式バーナ装置の一対のバ
ーナを実質燃焼時間を長い時間に設定し、炉内の出側に
設置されている蓄熱式バーナ装置の一対のバーナを実質
燃焼時間を短い時間に設定して切換え燃焼を行う。これ
により、炉内の入側の蓄熱式バーナ装置の加熱量が増大
し、炉内の出側の蓄熱式バーナ装置の加熱量が減少する
ので、炉内の入側から炉内の出側までの炉長方向の温度
分布を下り傾斜を付けた状態に設定することができる。 【0058】さらに、炉内の入側の炉内温度を低く設定
し、炉内の出側の炉内温度を高く設定する場合には、炉
内の入側に設置されている蓄熱式バーナ装置の一対のバ
ーナを実質燃焼時間を短い時間に設定し、炉内の出側に
設置されている蓄熱式バーナ装置の一対のバーナを実質
燃焼時間を長い時間に設定して切換え燃焼を行う。これ
により、炉内の入側の蓄熱式バーナ装置の加熱量が減少
し、炉内の出側の蓄熱式バーナ装置の加熱量が増大する
ので、炉内の入側から炉内の出側までの炉長方向の温度
分布を上り傾斜を付けた状態に設定することができる。 【0059】このように、本発明は、炉内の炉長方向に
所定間隔をあけて設置した複数組の蓄熱式バーナ装置
を、それらの一対のバーナの単位時間当たりの実質燃焼
時間を変更するだけの方法なので、被加熱物の搬入量、
搬送速度、被加熱物の加熱量などに応じて、炉長方向の
温度分布を制御応答性を高めて高精度に付けることがで
きる。 【0060】さらにまた、長い時間あるいは短い時間の
動作休止時間を設けるだけで各組の一対のバーナ毎の実
質燃焼時間を設定しているので、燃料の供給及び停止を
行うための特別な調整弁や配管系統が不要となり、安価
な炉温制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る連続式加熱炉を示す概略構成図で
ある。 【図2】本発明に係る複数組の蓄熱式バーナ装置を示す
概略構成図である。 【図3】加熱路内に設置した複数組の蓄熱式バーナ装置
の一対のバーナ及び蓄熱体を示す平面図である。 【図4】本発明に係る複数組の蓄熱式バーナ装置の切換
え燃焼タイミングを示す第1例のタイムチャートであ
る。 【図5】本発明に係る複数組の蓄熱式バーナ装置の切換
え燃焼タイミングを示す第2例のタイムチャートであ
る。 【図6】本発明に係る複数組の蓄熱式バーナ装置の切換
え燃焼タイミングを示す第3例のタイムチャートであ
る。 【図7】第1例から第3のタイムチャートで示した切換
え燃焼タイミングにより設定した炉内の炉長方向の温度
分布を示す図表である。 【符号の説明】 1 連続式加熱路 3 第1加熱帯(炉内) 6A〜6D 蓄熱式バーナ装置 10A1 、10A2 〜10D1 、10D2 バーナ 20a、20b 蓄熱体 CT1 〜CT5 燃焼時間(実質燃焼時間) RT1 〜RT5 休止時間(動作休止時間) S スラブ(被加熱物) YT1 〜YT5 切換え燃焼サイクル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 淳 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 八尋 和宏 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (56)参考文献 特開 平6−193862(JP,A) 特開 平8−226634(JP,A) 特開 平6−241439(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/20 F23L 15/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】炉内を所定の炉内温度まで昇温し、前記炉
    内の入側から連続的に搬入した被加熱物を、炉内の炉長
    方向に向けて所定の速度で搬送して出側まで移動する間
    に加熱する連続式加熱炉において、 一対のバーナと、これらバーナに接続する蓄熱体とを有
    する蓄熱式バーナ装置を、前記炉内の炉長方向に所定間
    隔をあけて複数組設置し、各組の蓄熱式バーナ装置の一
    対のバーナに対して、前記蓄熱体を通過した燃焼用空気
    の供給により燃焼動作を行う燃焼バーナと、炉内の排ガ
    スを前記蓄熱体を通過させて蓄熱動作を行う非燃焼バー
    ナとに所定時間毎に交互に切換える燃焼制御を行うとと
    もに、前記一対のバーナが交互に切り換わって燃焼動作
    を行う単位時間当たりの実質燃焼時間を、各組の一対の
    バーナ毎にそれぞれ設定し、前記実質燃焼時間に基づい
    て各組の一対のバーナの切換え燃焼制御を行うことによ
    り、前記炉内を前記炉長方向に温度分布を付けて昇温す
    るとともに、各組の一対のバーナが燃焼動作から蓄熱動作及び蓄熱動
    作から燃焼動作に交互に切換わる一つのサイクル中に、
    燃焼動作及び蓄熱動作を全て休止する動作休止時間を設
    け、この動作休止時間を長い時間又は短い時間とするこ
    とにより、各組の一対のバーナ毎の前記実質燃焼時間を
    設定する ことを特徴とする連続式加熱炉の炉温制御方
    法。
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