JP3409182B2 - 生ゴミ処理器 - Google Patents

生ゴミ処理器

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JP3409182B2
JP3409182B2 JP19518399A JP19518399A JP3409182B2 JP 3409182 B2 JP3409182 B2 JP 3409182B2 JP 19518399 A JP19518399 A JP 19518399A JP 19518399 A JP19518399 A JP 19518399A JP 3409182 B2 JP3409182 B2 JP 3409182B2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

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  • Fertilizers (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腐葉土に含有される発
酵菌を利用して生ゴミを堆肥に変換する生ゴミ処理器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生ゴミの処理は、燃えるゴミとし
て自治体に回収され焼却・埋立処分されるか、または自
治体によって生ゴミとして回収し、分別・裁断・乾燥処
理された後、焼却・埋立処分されるか、あるいは生ゴミ
を裁断・乾燥処理したのち一定期間保管して大量に堆肥
化し、農家等に使用される肥料として活用していた。
【0003】また、一般家庭において生ゴミを処理する
方法としては、畑等に設けた堀溝等に生ゴミを投入して
堆肥としたり、菌体を投入したコンポスト等に生ゴミを
収納し、発酵・分解させて肥料にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生ゴミ
が燃えるゴミとして収集された場合、水分を多く含んだ
生ゴミは焼却する際にダイオキシン類等の有害物質の発
生を招くことになり、焼却灰を埋め立てるにしても処理
地の確保が容易でない。
【0005】また、生ゴミを堆肥としてリサイクルする
ことはゴミを減量化することに対して極めて有効な手段
ではあるが、裁断・乾燥させた大量の生ゴミを一定期間
保管する場合、発酵・分解途中の生ゴミは強烈な悪臭を
放ち、周辺住民に対して多大なる迷惑となっていた。
【0006】現在の自治体によるゴミ回収と、焼却施設
による焼却処理と、焼却灰の埋立処理という一連のゴミ
処理方法は限界に達しており、回収、焼却及び埋立とい
う従来の在り方を一刻も早く見直し、ゴミ処理方法の転
換が不可欠であるといえる。
【0007】そのためには、将来的に、個人(家庭)の
ゴミは各個人(各家庭)で処理するという在り方が理想
であるといえるが、現在の家庭用生ゴミの主流な処理方
法であるコンポストによる生ゴミの堆肥化の手段では、
コンポスト内の悪臭等が極めてひどく、集合住宅におい
ては使用を踏みとどまってしまうのと、さらに蛆虫等の
発生や一定容積量のゴミしか処理できない等の問題点が
ある。
【0008】そこで、本発明は、簡素な構造により持ち
運びや設置が容易で、場所をとらず、生ゴミの量によっ
て簡単に処理器の容積量を増減することができるととも
に、悪臭を発生せず、動力源及びメンテナンスが不要
で、生ゴミを確実に堆肥化して生ゴミを再利用可能にす
る生ゴミ処理器を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、上端縁からやや下方に係止突板を四面
に設け、正面下部から背面下部に貫通する取出口を設け
るとともに、内部の左右内側面から底板に向かって傾斜
板が設けられていて底面が正方形の四角柱形状であると
ともに有底の矩形筒体である基台枠と、下端縁の周辺の
外側四面には係止突板を設けて嵌合溝を設けるとともに
上端縁からやや下方に係止突板を外側四面に設け、内部
には複数の通気孔を下端に有する排気管を設けるととも
に前記排気管の管端を外側に突出するようにして設け、
前記基台枠上に積み重ねことができる横断面が正方形で
あり矩形筒体形状の第1収納枠と、前記第1収納枠に取
り付け密閉する上面に把手を有し外周端を下方に延設し
た形状の蓋とからなり、前記基台枠内に有用菌及び微生
物含有する腐葉土を充填し、前記腐葉土の上から生ゴミ
を投入して生ゴミを分解する生ゴミ処理器の構成とし
た。
【0010】
【実施例】以下に、本発明である生ゴミ処理器を、図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明である生
ゴミ処理器の正面図、図2は本発明である生ゴミ処理器
の左側面図である。本発明である生ゴミ処理器1は、基
台枠2、第1収納枠3、第2収納枠6及び蓋9からな
る。
【0011】生ゴミ処理器1の全体の形状は、底面が正
方形の四角柱形状であり、基台枠2の上部に第1収納枠
3、第2収納枠6、蓋9をそれぞれ順に積み上げて接合
したものである。
【0012】以下、図3及び図4において基台枠2の説
明をし、図5、図6及び図7において第1及び第2収納
枠3、6の説明をし、図8及び図9において蓋9の説明
をする。
【0013】図3は本発明である生ゴミ処理器の基台枠
の斜視図、図4は本発明である生ゴミ処理器の基台枠の
横断面図である。図3及び図4に示すように、基台枠2
は、正方形の底板2bを有する有底の矩形筒体で、上端
縁2dからやや下方に係止突板2eを四面に設けた形状
をしている。
【0014】また、前記基台枠2は、図3及び図4に示
すように、正面下部から背面下部に貫通するように取出
口2a、2aが設けられているとともに、基台枠2内部
の左右内側面から底板2bに向かって傾斜板2c、2c
が設けられている。
【0015】図5は本発明である生ゴミ処理器の第1収
納枠を上方から見た斜視図、図6は本発明である生ゴミ
処理器の第1収納枠を下方から見た斜視図、図7は本発
明である生ゴミ処理器の第1収納枠の横断面図である。
第1収納枠3と第2収納枠6は同一の構造及び同一の構
成であるので、図5、図6及び図7により第1収納枠3
の構造について説明する。
【0016】第1収納枠3は、切断面が正方形の矩形筒
体形状をしており、下端縁3aの周辺の外側四面に係止
突板3bを設けて嵌合溝3cを設けるとともに、上端縁
3dからやや下方に係止突板3eを四面に設けた形状を
している。
【0017】また、前記第1収納枠3は、正面上部から
背面上部に貫通し、管端4b、4bを第1収納枠3の正
面及び背面に突出するように排気管4を設けるととも
に、左側面下部から右側面下部に貫通し、管端5b、5
bを第1収納枠3の右側面及び左側面に突出するように
排気管5を設けている。
【0018】前記排気管4及び排気管5は、図6及び図
7に示すように、下端に複数の通気孔4a、4a、4
a、4a、4a、・・・及び通気孔5a、5a、5a、
5a、5a、・・・が設けてある。
【0019】図8は本発明である生ゴミ処理器の蓋の斜
視図、図9は本発明である生ゴミ処理器の蓋の横断面図
である。図8及び図9に示すように、蓋9は、上面に把
手9aを有した平板の外周端を下方に延設した形状で、
第1収納枠3又は第2収納枠6の上部の開口した部分を
密閉するためのものである。図9中において、符号9b
は下端縁である。
【0020】以下、図10から図13において、本発明
である生ゴミ処理器1の組み立て方法と生ゴミの処理方
法について説明する。
【0021】図10は本発明である生ゴミ処理器を組み
立てている状態を示す横断面図、図11は本発明である
生ゴミ処理器を組み立てた状態を示す横断面図である。
生ゴミ処理器1は、図10に示すように、基台枠2の上
部に第1収納枠3を載せるとともに、第1収納枠3の上
部に蓋9を載せる。
【0022】第1収納枠3の下端縁3aとその周囲の四
面に設けられる係止突板3bとから形成される嵌合溝3
cに、基台枠2の上端縁2dを填め込むことで、第1収
納枠3の下端縁3aと基台枠2の上端縁2dを当接させ
るとともに、係止突板3bと係止突板2eとを当接させ
る。
【0023】また、第1収納枠3の上端縁3dを蓋9に
填め込み、第1収納枠3の上端縁3dの周囲の四面に設
けられる係止突板3eと蓋9の下端縁9bとを当接させ
る。
【0024】以上のようにすることで、図11に示すよ
うに、基台枠2、第1収納枠3、蓋9とからなる生ゴミ
処理器1を、容易に脱外することなく填め合わせて組み
立てることができる。
【0025】勿論、第1収納枠3と蓋9との間に第2収
納枠6を設けても良いし、ゴミの量が増加するたびに第
1収納枠3と同一の構造及び同一の構成の第3収納枠、
第4収納枠を順次上部に積み上げても良い。
【0025】実施例における生ゴミ処理器1は正方形
の断面を有するので、第1収納枠3、第2収納枠6及び
蓋9の正面、背面及び左右側面の向きを変えても、それ
ぞれを接合することが可能となっている。
【0027】図12は本発明である生ゴミ処理器に生ゴ
ミを投入して堆肥化させている状態を示す横断面図、図
13は本発明である生ゴミ処理器に第2収納枠を取り付
けている状態を示す横断面図である。
【0028】図12に示すように、図11に示す生ゴミ
処理器1において、先ず、有機物を分解することのでき
る有用菌又は微生物、あるいは小虫等の小動物を多く含
んだ腐葉土10等を基台枠2の内部に充填する。
【0029】次に、各家庭や飲食施設等から排出される
生ゴミ11を生ゴミ処理器1に投入する。生ゴミ11を
投入するときは、毎日少しずつ投入しても良いし、2〜
3日溜めておいてから一度に投入しても良い。生ゴミ1
1を投入した際には、腐敗臭を放たないように必ず蓋9
を閉めておく。
【0030】投入された生ゴミ11は、腐葉土10等に
含まれる有用菌又は微生物、あるいは小動物によって、
腐葉土10等に接している面から徐々に有機物が少しず
つ分解され、良質の腐葉土10として変化していく。生
ゴミ11を生ゴミ処理器1に投入する際に、生ゴミと一
緒に有機物分解補助菌類である乳酸菌等を含有した粉末
等を投入しても良い。
【0031】図13に示すように、第1収納枠3及び第
2収納枠6の排気管4、5、7、8は、有用菌又は微生
物等が有機物を分解する時に発生させる発酵臭・腐敗臭
を生ゴミ処理器1外に排出したり、有用菌又は微生物あ
るいは小動物が呼吸をするための空気穴である。
【0032】即ち、有用菌又は微生物等が発生させる発
酵臭・腐敗臭を徐々に、本生ゴミ処理器1外に排出する
とともに新鮮な空気を排気管4、5、7、8より取り入
れるのである。
【0033】各排気管4、5は、下端部に通気孔4a、
4a、4a、4a、4a、・・・、通気孔5a、5a、
5a、5a、5a、・・・を形成しており、生ゴミ11
の内部の発酵臭・腐敗臭を、矢印に示すように、前記通
気孔4a、5aから取り入れ、第1収納枠3の外部に突
出させた管端4b、5bから生ゴミ処理器1外に少しず
つ放出する。
【0034】排気管4、5を設けることによって、生ゴ
ミ処理器1に生ゴミ11を投入するために蓋9を持ち上
げる時に強烈な腐敗臭を嗅ぐことが無くなり、特に集合
住宅においては近所迷惑になることがない。
【0035】図13に示すように、第1収納枠3に投入
できる生ゴミ11の容積量が越えてしまったら、第1収
納枠3の上部に第2収納枠6を設けて、より多くの生ゴ
ミ11を投入できるようにする。
【0036】このとき、第2収納枠6が脱外しないよう
に、第1収納枠3の上端縁3dを第2収納枠6の嵌合溝
6cに填め合わせる。また、必ず第2収納枠6の上面に
蓋9をする。
【0037】投入した生ゴミ11が徐々に堆肥や腐葉土
10と化したら、基台枠2の取出口2aより腐葉土10
を掻き出し、取り出した腐葉土10を畑や家庭菜園に利
用する。
【0038】腐葉土10を取り出すときには、生ゴミ処
理器1に残る腐葉土10の量を所定量以下にしないよう
注意する。生ゴミ11と腐葉土10の全体量が減ってき
たら、第2収納枠6を取り外して生ゴミ処理器1を一段
分小さくしても良い。
【0039】図14は本発明である生ゴミ処理器の他の
実施例の斜視図、図15は本発明である生ゴミ処理器の
他の実施例の第1収納枠を下方から見た斜視図、図16
は本発明である生ゴミ処理器の他の実施例の横断面図で
ある。
【0040】本発明である生ゴミ処理器12は、全体の
形状が有底の円筒形状で、取出口13aを有する基台枠
13と、第1収納枠14と、第2収納枠16と、蓋18
とからなる。
【0041】図16に示すように、前記基台枠13は、
円形の底板13bを有する有底の円筒体で、内面側を突
出させるとともに外面側に溝を形成した係合端13dを
上端縁に設けている。
【0042】また、前記基台枠13には、図14、図1
5及び図16に示すように、正面下部から背面下部に貫
通するように取出口13a、13aが設けられていると
ともに、基台枠13内部の左右内側面から底板13bに
向かって傾斜板13c、13cが設けられている。
【0043】前記第1収納枠14と第2収納枠16は同
一の構造及び同一の構成であるので、第1収納枠14を
について説明する。図15に示すように、第1収納枠1
4は、円筒体をしており、外側面を突出させるとともに
内側面に溝を形成した係合端14aを下端縁に設けてい
る。また、第1収納枠14は、内側面を突出させるとと
もに外側面に溝を形成した係合端14bを上端縁に設け
ている。
【0044】前記第1収納枠14は、第1収納枠14の
中心から水平四方向に、下端に複数の通気孔15a、1
5a、15a、15a、15a、・・・を有する排気管
15、15、15、15を設け、前記排気管15、1
5、15、15の管端を第1収納枠14の内面に接合し
ている。
【0045】さらに、第1収納枠14の中心から上下垂
直方向に排気管15bを設け、その排気管15bは前記
水平方向の排気管15、15、15、15と内通してい
る。前記排気管15bの下端には、排気管15bの径よ
りやや太めの径の管接合部15cを設けており、垂直方
向に設けられる排気管の上端の管端が差し込み易い形状
となっている。
【0046】蓋18は、円形の平板状形状で、その上面
に湾曲した把手18aを設けている。蓋18の外周端下
方に突設して係合端18dを形成し、蓋18の中心に
は、排気管の上端の管端が差し込み易い形状に設けられ
た管接合部18cを下端に有する排気管18bが上端の
管端を蓋18上部に突出させながら設けられている。
【0047】生ゴミ処理器12は、図16に示すよう
に、基台枠13の上部に第1収納枠14を載せるととも
に、第1収納枠14の上部に第2収納枠16を載せ、そ
の上に蓋9を載せる。勿論、第2収納枠16を載せても
載せなくてもかまわない。初めの段階では第2収納枠1
6を載せず、生ゴミの量が増えてから生ゴミ処理器12
に取り付けてもかまわないし、ゴミの量が増加するたび
に第1収納枠14と同一の構造及び同一の構成の第3収
納枠、第4収納枠を順次上部に積み上げても良い。
【0048】第1収納枠14の係合端14aと基台枠1
3の係合端13dとを嵌合し、容易に脱外しないように
接合する。第1収納枠14と第2収納枠16、第1収納
枠14と蓋18、あるいは第2収納枠16と蓋18も同
様に係合端どうしをしっかりと嵌合させ、容易に脱外し
ないように接合する。
【0049】第1収納枠14と第2収納枠16、第1収
納枠14と蓋18、あるいは第2収納枠16と蓋18を
接合する際には、排気管15bの上端の管端15dと管
接合部17c、管端15dと管接合部18c、あるいは
管端17dと管接合部18cが内通して接合するように
する。
【0050】本実施例における生ゴミ処理器1は円形の
断面を有するので、第1収納枠14、第2収納枠16及
び蓋18の正面、背面及び左右側面の向きを変えても、
それぞれを接合することが可能となっている。
【0051】以上のように生ゴミ処理器12を組み立て
た後、有機物を分解することのできる有用菌又は微生
物、あるいは小虫等の小動物を多く含んだ腐葉土10等
を生ゴミ処理器12の基台枠13の内部に充填する。
【0052】次に、各家庭や飲食施設等から排出される
生ゴミ11を生ゴミ処理器12に投入し、腐敗臭を放た
ないように必ず蓋18を閉める。投入された生ゴミ11
は、腐葉土10等に含まれる有用菌又は微生物、あるい
は小動物によって、腐葉土10等に接している面から徐
々に有機物が少しずつ分解され、良質の腐葉土10とし
て変化していく。生ゴミ11を生ゴミ処理器12に投入
する際に、生ゴミと一緒に有機物分解補助菌類である乳
酸菌等を含有した粉末等を投入しても良い。
【0053】第1及び第2収納枠14、16の排気管1
5、17及び排気管15b、17bは、有用菌又は微生
物等が有機物を分解する時に発生させる発酵臭・腐敗臭
を生ゴミ処理器12外に排出したり、有用菌又は微生物
あるいは小動物が呼吸をするための空気穴である。
【0054】即ち、有用菌又は微生物等が発生させる発
酵臭・腐敗臭を徐々に本器12外に排出するとともに、
新鮮な空気を排気管15、17、15b、17bより取
り入れるのである。
【0055】排気管15、15、15、15は、それぞ
れ下端部に通気孔15a、15a、15a、15a、1
5a、・・・を形成しており、生ゴミ11の内部の発酵
臭・腐敗臭を、矢印に示すように、前記通気孔15aか
ら取り入れ、蓋18の中心に突出させた排気管18bの
管端から生ゴミ処理器12外に少しずつ放出する。
【0056】投入した生ゴミ11が徐々に堆肥や腐葉土
10と化したら、基台枠13の取出口13aより腐葉土
10を掻き出し、取り出した腐葉土10を畑や家庭菜園
に利用する。腐葉土10を取り出すときには、生ゴミ処
理器12に残る腐葉土10の量を所定量以下にしないよ
う注意する。生ゴミ11と腐葉土10の全体量が減って
きたら、第2収納枠16を取り外して生ゴミ処理器12
を一段分小さくしても良い。
【0057】図17は本発明である生ゴミ処理器の他の
実施例の斜視図、図18は本発明である生ゴミ処理器の
他の実施例の横断面図である。本実施例に示す生ゴミ処
理器12aは、図16に示した生ゴミ処理器12の中央
に上下垂直方向に設けられている排気管15b、17
b、18bを中央に設けずに、生ゴミ処理器12aの側
部に設けたものである。
【0058】図18に示すように、第1収納枠14c及
び第2収納枠16cには、収納枠14、16の中心から
水平四方向に、下端に複数の通気孔15a、15a、1
5a、15a、15a、・・・、17a、17a、17
a、17a、17a、・・・を有する排気管15、1
5、15、15、17、17、17、17を設け、前記
排気管15、15、15、15、17、17、17、1
7の管端を収納枠14c、16cの内面に接合してい
る。
【0059】また、十字状に設けられた前記排気管1
5、15、15、15、17、17、17、17のうち
1つの排気管15、17の管端15e、17eを収納枠
14c、16cの外部に貫通させて突出させて設け、そ
の管端15e、17eに生ゴミ処理器12aの外部に設
ける排気管20の差込部20aに差し込んで、煙突状に
排気管20を形成させる。
【0060】本実施例である生ゴミ処理器12aにおけ
るその他の構造及び構成は、図16に示す生ゴミ処理器
12と同一であるので、説明を省略する。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような構成で
あるから以下の効果が得られる。第1に、本発明である
生ゴミ処理器は、分解可能で、且つ簡単に容積量を増や
すことができ、簡素な構造であるから製造コストが極め
て低廉で、持ち運びや設置が容易であり、容器の整備、
修理等のメンテナンスが不要である。
【0062】第2に、排気管を発酵している生ゴミの内
部に通して常に通気した状態を保つため、蓋を開けたと
きに強烈な腐敗臭を嗅ぐことがない。また、生ゴミを分
解して堆肥化させるのに動力源を必要としないので、運
転コストがかからず、極めて静寂に生ゴミを分解するの
で、臭いの面でも騒音の面でも集合住宅においては近所
に迷惑をかけることがない。
【0063】第3に、微生物等による自然的分解によっ
て、大気や河川を汚すことがなく、生ゴミを確実に堆肥
化して生ゴミを堆肥・腐葉土として再利用可能にするの
で地球環境を保全する効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である生ゴミ処理器の正面図である。
【図2】本発明である生ゴミ処理器の左側面図である。
【図3】本発明である生ゴミ処理器の基台枠の斜視図で
ある。
【図4】本発明である生ゴミ処理器の基台枠の横断面図
である。
【図5】本発明である生ゴミ処理器の第1収納枠の上方
から見た斜視図である。
【図6】本発明である生ゴミ処理器の第1収納枠の下方
から見た斜視図である。
【図7】本発明である生ゴミ処理器の第1収納枠の横断
面図である。
【図8】本発明である生ゴミ処理器の蓋の斜視図であ
る。
【図9】本発明である生ゴミ処理器の蓋の横断面図であ
る。
【図10】本発明である生ゴミ処理器を組み立てている
状態を示す横断面図である。
【図11】本発明である生ゴミ処理器を組み立てた状態
を示す横断面図である。
【図12】本発明である生ゴミ処理器に生ゴミを投入し
て堆肥化させている状態を示す横断面図である。
【図13】本発明である生ゴミ処理器に第2収納枠を取
り付けている状態を示す横断面図である。
【図14】本発明である生ゴミ処理器の他の実施例の斜
視図である。
【図15】本発明である生ゴミ処理器の他の実施例の第
1収納枠の下方から見た斜視図である。
【図16】本発明である生ゴミ処理器の他の実施例の横
断面図である。
【図17】本発明である生ゴミ処理器の他の実施例の斜
視図である。
【図18】本発明である生ゴミ処理器の他の実施例の横
断面図である。
【符号の説明】
1 生ゴミ処理器 2 基台枠 2a 取出口 2b 底板 2c 傾斜板 2d 上端縁 2e 係止突板 3 第1収納枠 3a 下端縁 3b 係止突板 3c 嵌合溝 3d 上端縁 3e 係止突板 4 排気管 4a 通気孔 4b 管端 5 排気管 5a 通気孔 5b 管端 6 第2収納枠 6a 下端縁 6b 係止突板 6c 嵌合溝 6d 上端縁 6e 係止突板 7 排気管 7a 通気孔 7b 管端 8 排気管 8a 通気孔 8b 管端 9 蓋 9a 把手 9b 下端縁 10 腐葉土 11 生ゴミ 12 生ゴミ処理器 12a 生ゴミ処理器 13 基台枠 13a 取出口 13b 底板 13c 傾斜板 13d 係合端 14 第1収納枠 14a 係合端 14b 係合端 14c 収納枠 15 排気管 15a 通気孔 15b 排気管 15c 管接合部 15d 管端 15e 管端 16 第2収納枠 16a 係合端 16b 係合端 16c 収納枠 17 排気管 17a 通気孔 17b 排気管 17c 管接合部 17d 管端 17e 管端 18 蓋 18a 把手 18b 排気管 18c 管接合部 18d 係合端 19 蓋 19a 把手 19b 係合端 20 排気管 20a 差込部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端縁からやや下方に係止突板を四面に
    設け、正面下部から背面下部に貫通する取出口を設ける
    とともに、内部の左右内側面から底板に向かって傾斜板
    が設けられていて底面が正方形の四角柱形状であるとと
    もに有底の矩形筒体である基台枠と、下端縁の周辺の外
    側四面には係止突板を設けて嵌合溝を設けるとともに上
    端縁からやや下方に係止突板を外側四面に設け、内部に
    は複数の通気孔を下端に有する排気管を設けるとともに
    前記排気管の管端を外側に突出するようにして設け、前
    記基台枠上に積み重ねことができる横断面が正方形であ
    り矩形筒体形状の第1収納枠と、前記第1収納枠に取り
    付け密閉する上面に把手を有し外周端を下方に延設した
    形状の蓋とからなり、前記基台枠内に有用菌及び微生物
    含有する腐葉土を充填し、前記腐葉土の上から生ゴミを
    投入して生ゴミを分解する生ゴミ処理器。
  2. 【請求項2】 上端縁からやや下方に係止突板を四面に
    設け、正面下部から背面下部に貫通する取出口を設ける
    とともに、内部の左右内側面から底板に向かって傾斜板
    が設けられていて底面が正方形の四角柱形状であるとと
    もに有底の矩形筒体である基台枠と、下端縁の周辺の外
    側四面には係止突板を設けて嵌合溝を設けるとともに上
    端縁からやや下方に係止突板を外側四面に設け、内部に
    は複数の通気孔を下端に有する排気管を設けるとともに
    前記排気管の管端を外側に突出するようにして設け、前
    記基台枠上に積み重ねことができる横断面が正方形であ
    り矩形筒体形状の第1収納枠と、下端縁の周辺の外側四
    面には係止突板を設けて嵌合溝を設けるとともに上端縁
    からやや下方に係止突板を外側四面に設け、内部には複
    数の通気孔を下端に有する排気管を設けるとともに前記
    排気管の管端を外側に突出するようにして設け、前記第
    1収納枠上に積み重ねことができる横断面が正方形であ
    り矩形筒体形状の第2収納枠と、前記第1収納枠に取り
    付け密閉する上面に把手を有し外周端を下方に延設した
    形状の蓋とからなり、前記基台枠内に有用菌及び微生物
    含有する腐葉土を充填し、前記腐葉土の上から生ゴミを
    投入して生ゴミを分解する生ゴミ処理器。
  3. 【請求項3】 内面側を突出させるとともに外面側に溝
    を形成し上端縁からやや下方に係合端を設け、正面下部
    から背面下部に貫通する取出口を設けるとともに内部の
    左右内側面から底板に向かって傾斜板を設けた有底の円
    筒形状の基台枠と、下端縁は外側面を突出させるととも
    に内側面に溝を形成するとともに上端縁は内側面を突出
    させるとともに外側面に溝を形成し、内部には中心から
    水平四方向に下端に複数の通気孔を有する排気管を設
    け、前記排気管の管端を内面に接合するとともに前記排
    気管の中心に上下垂直方向に十字状に排気管を設け、前
    記排気管は前記水平方向の排気管と内通し、前記排気管
    の下端には排気管の径より大きい径の管接合部を設け前
    記基台枠上に積み重ねることができる円筒形状の第1収
    納枠と、上面には湾曲した把手を設け、外周端には外周
    端下方に突設する係合端を形成し、中心には前記第1収
    納枠の排気管の上端が、差し込み易いように前記排気管
    の径よりやや太めの径の管接合部を下端に有し上端が突
    出する排気管を設けた平板状で円形の蓋とからなり、前
    記基台枠内に有用菌及び微生物含有する腐葉土を充填
    し、前記腐葉土の上から生ゴミを投入して生ゴミを分解
    することを特徴とする円筒形状の生ゴミ処理器。
  4. 【請求項4】 内面側を突出させるとともに外面側に溝
    を形成し上端縁からやや下方に係合端を設け、正面下部
    から背面下部に貫通する取出口を設けるとともに内部の
    左右内側面から底板に向かって傾斜板を設けた有底の円
    筒形状の基台枠と、下端縁は外側面を突出させるととも
    に内側面に溝を形成するとともに上端縁は内側面を突出
    させるとともに外側面に溝を形成し、内部には中心から
    水平四方向に下端に複数の通気孔を有する排気管を設
    け、前記水平方向の排気管の管端を内面に接合するとと
    もに前記水平方向の排気管の中心に上下垂直方向に十字
    状に排気管を設け、前記垂直方向の排気管は前記水平方
    向の排気管と内通し、前記垂直方向の排気管の下端には
    垂直方向の排気管の径より大きい径の管接合部を設け前
    記基台枠上に積み重ねることができる円筒形状の第1収
    納枠と、下端縁は外側面を突出させるとともに内側面に
    溝を形成するとともに上端縁は内側面を突出させるとと
    もに外側面に溝を形成し、内部には中心から水平四方向
    に下端に複数の通気孔を有する排気管を設け、前記水平
    方向の排気管の管端を内面に接合するとともに前記水平
    方向の排気管の中心に上下垂直方向に十字状に排気管を
    設け、前記垂直方向の排気管は前記水平方向の排気管と
    内通し、前記垂直方向の排気管の下端には排気管の径よ
    り大きい径の管接合部を設け前記第1収納枠上に積み重
    ねことができる円筒形状の第2収納枠と、上面には湾曲
    した把手を設け、外周端には外周端下方に突設する係合
    端を形成し、中心には第2収納枠の排気管の上端が差し
    込み易いように前記排気管17bの径よりやや太めの径
    の管接合部を下端に有し上端が突出する排気管を設けた
    平板状で円形の蓋とからなり、前記基台枠内に有用菌及
    び微生物含有する腐葉土を充填し、前記腐葉土の上から
    生ゴミを投入して生ゴミを分解することを特徴とする円
    筒形状の生ゴミ処理器。
  5. 【請求項5】 第1収納枠の内部に水平四方向に設けた
    排気管の外部に突出した管端及び第2収納枠の内部に水
    平四方向に設けた排気管の外部に突出した管端に、排気
    管を取り付けたことを特徴とする請求項4に記載の円筒
    形状の生ゴミ処理器。
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