JP3407607B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JP3407607B2
JP3407607B2 JP19932897A JP19932897A JP3407607B2 JP 3407607 B2 JP3407607 B2 JP 3407607B2 JP 19932897 A JP19932897 A JP 19932897A JP 19932897 A JP19932897 A JP 19932897A JP 3407607 B2 JP3407607 B2 JP 3407607B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用の自動変
速機における変速レンジの切換制御を行うための装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように車両用の自動変速機では、
変速レンジを任意に選択できるように構成されている。
その変速レンジとしては、車両を停止状態に維持するた
めのパーキングレンジ、後進走行するためのリバースレ
ンジ、ニュートラルレンジ、前進走行のためのドライブ
レンジならびにアップシフトによって設定可能な変速段
を所定の中速段以下に制限しかつエンジンブレーキを効
かせる状態で中速段を設定するエンジンブレーキレンジ
などがある。
【0003】これらの変速レンジの選択・設定は、一般
には、シフトレバーを手動操作してマニュアルバルブを
切り換えることにより行っている。これに対して最近で
は、変速制御のみならばエンジンブレーキ状態の制御
を、電子制御装置によりソレノイドバルブを制御するこ
とにより実行するいわゆる電子制御式自動変速機が採用
されるようになってきており、この種の自動変速機で
は、変速やレンジの切り換えを電気的に行うことができ
る。すなわち各変速レンジに応じた変速線図(マップ)
を電子データとして記憶しておき、また車速やスロット
ル開度などの車両の走行状態を電気的に検出して電子デ
ータとして読み込み、それらのデータに基づく演算の結
果としてソレノイドバルブを適宜に制御することによ
り、走行状態に応じた変速段を設定し、また選択されて
いる変速レンジに応じて変速段を制限し、あるいはエン
ジンブレーキを効かせる。
【0004】このように電気的に制御して変速段や変速
レンジを切り換えことのできる装置が特開平5−196
118号公報に記載されている。この公報に記載された
装置は、ハンドルにスイッチを設け、そのスイッチをオ
ン操作することにより出力される信号に応じてアップシ
フトあるいはダウンシフト、もしくはアップレンジある
いはダウンレンジを実行するように構成されている。し
たがって走行中にハンドルから手を離すことが抑制さ
れ、またレンジの切り換えのために視線を前方からずら
すことが抑制されるなどの利点があるとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで走行中に変速
レンジを変更するのは、エンジンブレーキを効かせ、あ
るいは反対にエンジンブレーキ状態を解除するために行
うことが多いが、これ以外にアップシフトを促してエン
ジン回転数を下げるために変速レンジを変更する場合も
ある。上述した公報に記載された装置によるエンジン回
転数を下げるためのレンジの切り換え操作は、アップシ
フトスイッチをオン操作していわゆるアップレンジの指
示信号を出力することにより行うことになる。このよう
なレンジの切り換え操作を行った場合、例えば変速線図
が読み替えられ、高速段側の変速段を設定することが可
能になる。
【0006】しかしながら、通常の自動変速機では、設
定するべき変速段を車速やスロットル開度などの走行状
態に基づいて決定しており、したがって変速レンジが高
車速側の変速段を許容するレンジに切り替わったとして
も変速が生じない場合がある。すなわちいわゆるアップ
レンジの前後での変速線図における中低速段の変速段領
域が共に同じか近似している場合、変速レンジの変更に
よって変速線図が切り替わったとしても、その時点での
車速やスロットル開度などによって決まる走行状態の属
する変速段領域が、変速レンジの切り換えの前後で同じ
になるから、結局、変速は生じないことになる。
【0007】このような場合、エンジン回転数を低下さ
せるなどの変速を意図して変速レンジをアップレンジし
ているにもかかわらず、アップシフトが生じないことに
なるので、運転者に違和感を与える可能性がある。この
ような状況は、上述した公報に記載された電気的操作に
基づいて変速レンジを切り換える装置のみならず、従来
一般に使用されているシフトレバーを操作することによ
って変速レンジを切り換える自動変速機においても同様
に生じる。
【0008】この発明は、上記の事情を背景にしてなさ
れたものであり、変速レンジの切り換えの意図に即して
変速を実行することのできる自動変速機の制御装置を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、車両の走行状
態に基づいて設定される変速段の範囲を規定する複数の
変速レンジを備え、レンジ切換操作機構を手動操作する
ことによりその変速レンジを切り換えるように構成さ
れ、かつアップシフトするべき車速を含む走行状態を定
めたアップシフト線とダウンシフトするべき車速を含む
走行状態を定めたダウンシフト線とに基づいて変速を判
断するように構成された自動変速機の制御装置におい
て、走行中に前記レンジ切換操作機構を手動操作するこ
とによって変速レンジが変更されたことを検出するレン
ジ変更検出手段と、前記変速レンジの変更されたことが
このレンジ変更検出手段によって検出された場合にその
変速レンジの変更による設定可能な変速段の範囲の増減
に応じて前記アップシフト線を低車速側もしくは前記ダ
ウンシフト線を高車速側に変更することにより走行中の
変速段からアップシフトもしくはダウンシフトさせる変
速指示手段と、前記低車速側に変更したアップシフト線
を元の高車速側に戻すことによりダウンシフトが生じる
か否かを判断するダウンシフト判断手段と、そのダウン
シフト判断手段がアップシフト線を戻すことによるダウ
ンシフトが生じることを判断した場合には前記低車速側
に変更したアップシフト線を元の高車速側に戻すことを
禁止する禁止手段とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0010】したがって請求項1の発明によれば、変速
レンジの変更操作が変速指示の操作をも兼ねることにな
り、しかもその変速の方向は変速レンジの変更の方向と
同じとなる。すなわちアップレンジ操作によってアップ
レンジの指示と併せて、アップシフト線を低車速側に変
更することに基づくアップシフトの指示が出力され、ま
たダウンレンジ操作によってダウンレンジの指示と併せ
て、ダウンシフト線を高車速側に変更することに基づく
ウンシフトの指示が出力される。その結果、変速を意
図した変速レンジの変更操作によってその意図に即した
変速を達成することができる。また、低車速側に変更し
たアップシフト線を元の高車速側に戻すとすれば、走行
状態が変化しないにも拘わらず、変速線図上では、走行
状態が相対的に変化したことになる。その結果、走行状
態がアップシフト線を横切るように相対的に変化すると
見なされる場合には、そのようなアップシフト線の高車
速側への復帰が禁止される。すなわち走行状態の変化に
起因しない変速、あるいは意図しない変速が生じないの
で、違和感を未然に防止することができる。
【0011】また請求項2の発明は、車両の走行状態に
基づいて設定される変速段の範囲を規定する複数の変速
レンジを備え、レンジ切換操作機構を手動操作すること
によりその変速レンジを切り換えるように構成され、か
つアップシフトするべき車速を含む走行状態を定めたア
ップシフト線とダウンシフトするべき車速を含む走行状
態を定めたダウンシフト線とに基づいて変速を判断する
ように構成された自動変速機の制御装置において、走行
中に前記レンジ切換操作機構を手動操作することによっ
て変速レンジが変更されたことを検出するレンジ変更検
出手段と、前記変速レンジの変更されたことがこのレン
ジ変更検出手段によって検出された場合にその変速レン
ジの変更による設定可能な変速段の範囲の増減に応じ
前記アップシフト線を低車速側もしくは前記ダウンシフ
ト線を高車速側に変更することにより走行中の変速段か
らアップシフトもしくはダウンシフトさせ易くする変速
段制御手段と、前記低車速側に変更したアップシフト線
を元の高車速側に戻すことによりダウンシフトが生じる
か否かを判断するダウンシフト判断手段と、そのダウン
シフト判断手段がアップシフト線を戻すことによるダウ
ンシフトが生じることを判断した場合には前記低車速側
に変更したアップシフト線を元の高車速側に戻すことを
禁止する禁止手段とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0012】したがって請求項2の発明によれば、変速
レンジを変更する操作を行うと、アップシフト線が低車
速側に変更され、もしくはダウンシフト線が高車速側に
変更されることに伴って、その時点の変速段からの変速
が生じやすくなる。その変速の方向は、変速レンジの変
更の方向と同じであり、したがって変速レンジの変更の
操作と相前後して車速やスロットル開度などの走行状態
が僅かに変化することによって、変速レンジを変更した
意図に即した変速を達成することができる。また、低車
速側に変更したアップシフト線を元の高車速側に戻すと
すれば、走行状態が変化しないにも拘わらず、変速線図
上では、走行状態が相対的に変化したことになる。その
結果、走行状態がアップシフト線を横切るように相対的
に変化すると見なされる場合には、そのようなアップシ
フト線の高車速側への復帰が禁止される。すなわち走行
状態の変化に起因しない変速、あるいは意図しない変速
が生じないので、違和感を未然に防止することができ
る。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図を参照してよ
り具体的に説明する。先ず、全体的な制御系統について
説明すると、図4は、原動機の一例としてのエンジン1
および自動変速機2についての制御系統図を示してお
り、アクセルペダル3の踏み込み量に応じた信号がエン
ジン用電子制御装置4に入力されている。またエンジン
1の吸気配管には、スロットルアクチュエータ5によっ
て駆動される電子スロットルバルブ6が設けられてい
る。そしてこの電子スロットルバルブ6は、アクセルペ
ダル3の踏み込み量に応じて電子制御装置4からスロッ
トルアクチュエータ5に制御信号が出力され、その制御
量に応じて開度が制御されるようになっている。
【0018】エンジン1を制御するための電子制御装置
4は、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(R
AM,ROM)ならびに入出力インターフェースを主体
とするものであって、この電子制御装置4には、上記の
アクセルペダル3の踏み込み量に応じた信号に加えて、
エンジン回転速度Ne 、吸入空気量Q、吸入空気温度、
スロットル開度、車速、エンジン水温、ブレーキスイッ
チの出力信号などが、制御データとして入力されてい
る。またこのエンジン用電子制御装置4は、上記のスロ
ットルアクチュエータ5の制御に加えて、変速時などに
おけるトルク制御のために燃料噴射装置7や点火時期を
変更するイグナイタ8などに信号を出力するように構成
されている。
【0019】上記のエンジン1に連結された自動変速機
2は、油圧を電気的に制御して変速やロックアップクラ
ッチの係合・解放の制御などを行ういわゆる電子制御式
の自動変速機である。その油圧を制御する油圧制御装置
9は、主として変速を実行するための3つのシフトソレ
ノイドバルブSOL1 ,SOL2 ,SOL3 と、主としてエン
ジンブレーキ状態を制御するソレノイドバルブSOL4
と、主としてロックアップクラッチを制御するリニアソ
レノイドバルブSLU、スロットル開度に応じてライン圧
を制御するリニアソレノイドバルブSLT、主としてアキ
ュームレータの背圧を制御するリニアソレノイドバルブ
SLNとを備えている。
【0020】この油圧制御装置9における各ソレノイド
バルブに制御信号を出力する自動変速機用電子制御装置
10が設けられている。この自動変速機用電子制御装置
10は、前述したエンジン用電子制御装置4と同様に、
中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RAM,
ROM)ならびに入出力インターフェースを主体とする
ものであり、したがって必要に応じてエンジン用電子制
御装置4と統合・一体化することができる。この自動変
速機用電子制御装置10は、予め記憶しているマップや
演算式に従って入力データに基づく演算を行い、その演
算結果に基づいた制御信号を前記各ソレノイドバルブに
出力して変速やロックアップクラッチの係合・解放の制
御ならびに変速時の過渡油圧の制御などを実行するよう
に構成されている。
【0021】そして自動変速機用電子制御装置10に
は、制御データとして、上記のスロットル開度、車速、
エンジン水温、ブレーキスイッチの出力信号に加えて、
第1レンジ操作機構としてのシフトレバーの位置を示す
シフトポジション、パターンセレクトスイッチの出力信
号、後述するクラッチC0 の回転数を検出するC0 セン
サからの出力信号、第2クラッチC2 の回転数を検出す
るC2 センサの出力信号、自動変速機2の油温、マニュ
アルシフトスイッチの出力信号、変速レンジを低速側に
切り換えるカット信号、変速レンジを高速側に切り換え
るカットオフ信号、車速を一定に維持するクルーズコン
トロール装置(図示せず)の出力するクルーズ信号など
が入力されている。さらに自動変速機用電子制御装置1
0には、シフトレバーの位置を表示するシフトレバー位
置インジケータ11と選択されている変速レンジを表示
するシフトレンジインジケータ12とが接続されてい
る。
【0022】上記各電子制御装置4,10は、相互にデ
ータ通信可能に接続されており、特に自動変速機用電子
制御装置10からエンジン用電子制御装置4には、各変
速段を設定する信号が送信されており、またエンジン用
電子制御装置4から自動変速機用電子制御装置10に
は、エンジン1の一回転当たりの吸入空気量(Q/N
e)が送信されている。
【0023】上記の自動変速機2は、前進5段・後進1
段の変速段を設定することができ、そのギヤトレーンの
一例を図5に示してある。図5において、自動変速機2
はトルクコンバータ13を介してエンジン1に連結され
ている。このトルクコンバータ13は、エンジン1のク
ランク軸14に連結されたポンプインペラ15と、自動
変速機2の入力軸16に連結されたタービンランナー1
7と、これらポンプインペラ5とタービンランナー17
との間を直結するロックアップクラッチ18と、一方向
クラッチ19によって一方向の回転が阻止されているス
テータ20とを備えている。
【0024】上記自動変速機2は、ハイおよびローの2
段の切り換えを行う副変速部21と、後進段および前進
4段の切り換えが可能な主変速部22とを備えている。
副変速部21は、サンギヤS0 、リングギヤR0 、およ
びキャリヤK0 に回転可能に支持されてそれらサンギヤ
S0 およびリングギヤR0 に噛み合わされているピニオ
ンP0 からなる遊星歯車装置23と、サンギヤS0 とキ
ャリヤK0 との間に設けられたクラッチC0 および一方
向クラッチF0 と、サンギヤS0 とハウジング29との
間に設けられたブレーキB0 とを備えている。
【0025】主変速部22は、サンギヤS1 、リングギ
ヤR1 、およびキャリヤK1 に回転可能に支持されてそ
れらサンギヤS1 およびリングギヤR1 に噛み合わされ
ているピニオンP1 からなる第1遊星歯車装置24と、
サンギヤS2 、リングギヤR2 、およびキャリヤK2 に
回転可能に支持されてそれらサンギヤS2 およびリング
ギヤR2 に噛み合わされているピニオンP2 からなる第
2遊星歯車装置25と、サンギヤS3 、リングギヤR3
、およびキャリヤK3 に回転可能に支持されてそれら
サンギヤS3 およびリングギヤR3 に噛み合わされてい
るピニオンP3 からなる第3遊星歯車装置26とを備え
ている。
【0026】上記サンギヤS1 とサンギヤS2 とは互い
に一体的に連結され、リングギヤR1 とキャリヤK2 と
キャリヤK3 とが一体的に連結され、そのキャリヤK3
は出力軸27に連結されている。また、リングギヤR2
がサンギヤS3 に一体的に連結されている。そして、リ
ングギヤR2 およびサンギヤS3 と中間軸28との間に
第1クラッチC1 が設けられ、サンギヤS1 およびサン
ギヤS2 と中間軸28との間に第2クラッチC2 が設け
られている。
【0027】またブレーキ手段として、サンギヤS1 お
よびサンギヤS2 の回転を止めるためのバンド形式の第
1ブレーキB1 がハウジング29に設けられている。ま
た、サンギヤS1 およびサンギヤS2 とハウジング29
との間には、第1一方向クラッチF1 およびブレーキB
2 が直列に設けられている。この第1一方向クラッチF
1 は、サンギヤS1 およびサンギヤS2 が入力軸6と反
対の方向へ逆回転しようとする際に係合させられるよう
に構成されている。
【0028】キャリヤK1 とハウジング29との間には
第3ブレーキB3 が設けられており、リングギヤR3 と
ハウジング29との間には、第4ブレーキB4 と第2一
方向クラッチF2 とが並列に設けられている。この第2
一方向クラッチF2 は、リングギヤR3 が逆回転しよう
とする際に係合させられるように構成されている。上記
クラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキB0 ,B1 ,B2
,B3 ,B4 は、油圧が作用することにより摩擦材が
係合させられる油圧式摩擦係合装置である。
【0029】そして副変速部23におけるクラッチC0
の回転数すなわち入力回転数を検出するC0 センサ30
と、主変速部22における第2クラッチC2 の回転数を
検出するC2 センサ31が設けられている。なお、これ
らのセンサ30,31は、前述したように自動変速機用
電子制御装置10に接続されている。
【0030】上記の自動変速機2では、前進5段と後進
段とを設定することができ、これらの変速段を設定する
ための各摩擦係合装置の係合・解放の状態を図6の係合
作動表に示してある。なお、図6において○印は係合状
態、◎印は係合してもトルク伝達に関係しないことを、
●印はエンジンブレーキを効かせるために係合すること
を、空欄は解放状態をそれぞれ示す。
【0031】図6における符号Pはパーキングレンジを
示し、Revはリバースレンジを示し、Nはニュートラル
レンジを示し、Dは全ての前進段を走行状態に基づいて
設定可能なドライブレンジを示し、“4”は第4速まで
のアップシフトが可能なレンジを示し、“3”は第3速
までのアップシフトが可能であって第3速でエンジンブ
レーキの効くレンジを示し、“2”は第2速までのアッ
プシフトが可能であって第2速でエンジンブレーキの効
くレンジを示し、そしてLはエンジンブレーキの効く第
1速のみが設定可能なレンジを示す。これらの変速レン
ジのうちパーキングレンジ、リバースレンジ、ニュート
ラルレンジならびにドライブレンジは、図示しないシフ
ト装置におけるシフトレバーを操作することによって前
記油圧制御装置9におけるマニュアルバルブ(図示せ
ず)が切り替わることにより設定される。
【0032】これに対して前進走行のための“4”レン
ジ、“3”レンジ、“2”レンジならびにLレンジは、
電気的な操作によって設定される。そのための操作機構
の一例を図7に示してある。図7において符号60はス
テアリングホイール(ハンドル)を示しており、このス
テアリングホイール60を取り付けてあるステアリング
コラム(図示せず)に第2のシフトレバー61が取り付
けられている。この第2シフトレバー61は、ステアリ
ングホイール60に接近した位置にステアリングコラム
からその半径方向に突出して配置され、その長さは、ス
テアリングホイール60を握っている手の指で操作でき
る長さとされている。またこの第2シフトレバー61
は、中立位置に常時位置するように弾性力で保持されて
おり、その中立位置からステアリングコラムの半径方向
に回動でき、またステアリングホイール60側に引き寄
せることができるように構成されている。
【0033】第2シフトレバー61の円周方向の回動操
作は、変速レンジのアップ・ダウンのための操作であ
り、その操作を検出するためのスイッチ62,63が設
けられている。これらのスイッチ62,63は、ON動
作させられる都度、信号を出力するいわゆるモーメンタ
リースイッチであって、それらのうち、第2シフトレバ
ー61の中立位置に対して図7の反時計方向に回転した
位置にあるスイッチ62が、変速レンジを高速側に切り
換える(アップレンジ)ための信号を出力するカットオ
フスイッチであり、これとは反対側に位置するスイッチ
63が、変速レンジを低速側に切り換える(ダウンレン
ジ)ための信号を出力するカットスイッチである。
【0034】これらのカットオフスイッチ62およびカ
ットスイッチ63は、前述した自動変速機用電子制御装
置10に接続されている。またこれらのスイッチ62,
63は、図示しないシフト装置のシフトレバーによって
ドライブレンジが設定されている場合にアクティブとな
るよう、すなわちこれらのスイッチ62,63を含む回
路を閉じてこれらのスイッチ62,63によって電気信
号を出力可能な状態となるように構成されている。
【0035】さらに第2シフトレバー61をステアリン
グホイール60側に引き寄せる操作は、第2シフトレバ
ー61を上記のようにステアリングコラムの円周方向に
回動操作して電気的に設定した変速レンジをキャンセル
し、ドライブレンジに復帰させるための操作であり、そ
のような第2シフトレバー61の操作を検出するための
復帰スイッチ65が設けられている。この復帰スイッチ
65は自動変速機用電子制御装置10に接続され、第2
シフトレバー61の復帰操作に伴う信号を自動変速機用
電子制御装置10に入力するようになっている。なお、
この第2シフトレバー61の配置位置および動作方向を
図7の(C)に拡大して示してある。
【0036】第2シフトレバー61を操作することによ
る変速レンジの切り換えは、機械的に変速レンジを選択
するシフト装置でドライブレンジを選択している場合に
実行可能であり、ドライブレンジでカットスイッチ63
もしくはカットオフスイッチ62が信号を出力すること
により、変速レンジがダウン制御もしくはアップ制御さ
れる。その変速レンジのダウンあるいはアップの制御
は、現状の変速レンジに対して一段低速側もしくは高速
側の変速レンジに切り換えることにより実行され、具体
的には、カットスイッチ63が1回信号を出力するごと
に、すなわち第2シフトレバー61を時計方向に1回回
動操作するごとに、ドライブレンジ→“4”レンジ→
“3”レンジ→“2”レンジ→Lレンジの順に切り換え
られ、また反対にカットオフ信号が1回信号を出力する
ごとに、すなわち第2シフトレバー61を1回反時計方
向に回動操作するごとに、Lレンジ→“2”レンジ→
“3”レンジ→“4”レンジ→ドライブレンジの順に切
り換えられる。
【0037】これらの各変速レンジでは、設定可能な変
速段およびエンジンブレーキの効く変速段が決められて
おり、それらの変速段がマップとして予め電子制御装置
10に記憶させられている。また併せてエンジンブレー
キを効かせるためのソレノイドバルブSOL4 のON/
OFFパターンが記憶させられている。そして前記カッ
トスイッチ63もしくはカットオフスイッチ62がON
動作させられるごとにその変速マップおよびソレノイド
パターンが変更され、所定の変速レンジが設定される。
その場合、ドライブレンジの状態では、それ以上に高速
側の変速レンジが存在しないから、カットオフスイッチ
62がON動作することによる出力信号がキャンセルさ
れ、またLレンジでは、それ以下の低速側の変速レンジ
が存在しないからカットスイッチ63がON動作するこ
とによる出力信号がキャンセルされる。
【0038】さらに変速レンジを低速側の変速レンジに
切り換えると、それに併せてダウンシフトが生じること
があり、その場合、エンジン回転数が増大する。したが
ってエンジン1の保護のために、エンジン1にオーバー
ランやオーバーレボリューションが生じるような状態で
カットスイッチ63がON動作させられた場合には、変
速(ダウンシフト)を禁止する。
【0039】さらに復帰スイッチ65がON動作させら
れた場合には、ドライブレンジを設定する。これは、変
速レンジを制御するための変速マップをドライブレンジ
用のものに切り換え、そのマップに従ってソレノイドバ
ルブをON/OFF制御することによって実行される。
【0040】したがって上記のように構成した制御装置
によれば、前進走行のための変速レンジをステアリング
ホイール60の近傍に設けた第2シフトレバー61を操
作することによって切り換えることができるので、ステ
アリングホイール60から手を離さずに、また視線を前
方に向けたまま、変速レンジの切り換え操作が可能にな
り、変速レンジの切り換えの操作性が向上する。また特
に第2シフトレバー61によって復帰スイッチ65をO
N動作させることにより、直ちにドライブレンジを設定
できるので、前記カットオフスイッチ62を複数回、O
N動作させてドライブレンジに復帰するのと比較して、
ドライブレンジへの復帰を容易に行うことができ、その
点でもレンジ操作の操作性が向上する。
【0041】この発明に係る上記の制御装置は、スイッ
チ62,63を動作させることによる電気的な操作によ
って変速レンジを変更することができ、これに加えて、
変速レンジを高速段側のレンジに変更した場合には、ア
ップシフトを生じさせ、あるいはアップシフトし易く制
御する。その制御例を図1および図2に示してある。
【0042】図1は所定の時間ごとに繰り返し実行され
る制御ルーチンを概念的に示しており、入力信号の読み
込みなどの所定の初期制御を行った状態で、アップレン
ジの要求の有無が判断される(ステップ1)。この判断
は、前述したカットオフスイッチ62がオン操作されて
信号を出力しているか否かを判断することによって行う
ことができる。したがってカットオフスイッチ62が有
効に機能するドライブレンジが設定されていること、お
よびアップレンジが可能であるように中低速段側の変速
段を設定可能な“4”レンジ以下の変速レンジが設定さ
れていることが前提となる。したがってこのステップ1
がこの発明のレンジ変更検出手段に相当する。
【0043】アップレンジの要求がないことによりステ
ップ1で否定判断された場合には、特に制御を行うこと
なくこのルーチンから抜け、またカットオフスイッチ6
2がオン操作されたことによりステップ1で肯定判断さ
れた場合には、変速線を変更する(ステップ2)。ここ
で変更する変速線は、変速レンジの変更によって切り換
えられた変速線図における変速線であり、その一例を図
2に示してある。この図2は“3”レンジ用の変速線図
における2→3アップシフト線と3→2ダウンシフト線
とを示しており、実線は通常の変速線を示し、破線はス
テップ2での変更制御により変更された変速線を示す。
【0044】この変速線の変更制御は、具体的には、変
速線を低車速側に変更する制御であり、特に図2に示す
例では、通常のアップシフト線を通常のダウンシフト線
の近くまで、あるいはほぼ一致するまで低車速側に変更
する。このように変速線を低車速側に変更すれば、第2
速で走行していた場合の走行状態(図の例では、車速と
スロットル開度とによって決まる状態)が、相対的に第
3速状態に近づくことになり、したがって例えば車速が
わずか上昇することにより第3速へのアップシフトが生
じる。すなわちアップシフトの生じやすい状態になる。
またアップシフト線を通常のダウンシフト線にほぼ一致
するまで低車速側に変更すれば、第2速で走行していた
場合の走行状態が、第3速の変速段領域に入るように相
対的に変化したことになり、第3速へのアップシフトが
生じる。したがってこのステップ2がこの発明の変速指
示手段あるいは変速段制御手段に相当する。
【0045】上記のように変速線を変更した後に変速判
断の有無を判断する(ステップ3)。すなわち変速線の
変更は、変速を直接指示する制御ではないのであり、走
行状態との相対関係に基づいて変速判断が成立し、ある
いは成立しない。したがってこのステップ3では、走行
状態と変更後の変速線とに基づいて変速判断の成立の有
無を判断する。
【0046】変速の判断があった場合、すなわちステッ
プ3で肯定判断された場合には、その変速の判断がダウ
ンシフト判断か否かが判断される(ステップ4)。この
ステップ4で否定判断されれば、アップシフトの判断が
成立したことになり、したがってこの場合は、このルー
チンを終了する。すなわち変速線を変更した状態を維持
する。このような走行状態は、図2に点Aで示す走行状
態であってその変速段が第2速の場合であり、アップシ
フト線が破線で示す位置に変更されることにより、走行
状態が相対的にアップシフト線を横切って変化したこと
になり、アップシフト判断が成立する。
【0047】これに対して変速判断が成立しないことに
よりステップ3で否定判断された場合には、変速線を元
に戻す(ステップ5)。このような走行状態は、図2に
点Bで示す状態であって第2速が設定されている状態で
ある。この場合には、変速線を低車速側に変更しても、
走行状態が属している変速段領域が変化しないので、変
速判断が成立しない。このような場合には、図2に示す
例では、アップシフト線およびダウンシフト線を実線で
示す位置に設定する。すなわちステップ2で変速線を低
車速側に変更するのは、変速レンジの切り換えに伴って
変速を生じやすくするためであり、したがってその制御
を行っても変速が生じないのであれば、変速線を変更す
る実効性がないので、変速線を通常に状態に設定する。
【0048】またステップ4でダウンシフトが判断され
れば、その変速は、例えばアクセルペダルを大きく踏み
込んで大きく駆動力が要求されているなど、アップレン
ジやそれに伴う変速線の低車速側への変更とは反するも
のであるから、ステップ5に進んで変速線を通常の状態
に戻す。
【0049】したがって上記の制御によれば、アップレ
ンジに伴ってアップシフトが生じ、もしくはアップシフ
トが生じやすくなるので、アップレンジ操作に伴ってエ
ンジン回転数が低下するなど、運転者の意図に即した走
行状態を達成できる。
【0050】つぎに上述のようにして変更した変速線を
元に戻す制御について説明する。図3はその制御例を示
しており、ここに示す制御ルーチンは、一定の短い時間
間隔で実行される。図3において、先ず、前述のように
低車速側に変更した変速線を元の車速の位置に戻した場
合にダウンシフトが生じるか否かが判断される(ステッ
プ6)。そしてこのステップ6で肯定判断された場合に
は、このルーチンを抜け、変速線を前述したように低車
速側に変更したままとする。これは、アップレンジに伴
うアップシフトにより達成された変速段を維持するため
である。したがってこのステップ6がこの発明のダウン
シフト判断手段および禁止手段に相当する。
【0051】これに対して変速線を元に戻してもダウン
シフトが生じないことによりステップ6で否定判断され
た場合には、変速線を元に戻す(ステップ7)。運転者
の意図しない変速が生じることがないからである。
【0052】なお、上述した具体例では、スイッチ装置
によって変速レンジを切り換えた場合の制御について説
明したが、この発明は、上記の例に限定されないのであ
って、従来一般に使用されているシフトレバーを操作し
て変速レンジを切り換えた場合にも同様に制御するよう
に構成してもよい。さらにこの発明は、前述したギヤト
レーンを備えた自動変速機のみならず他の自動変速機を
対象とする制御装置にも適用することができ、そしてそ
の制御は、第2速と第3速との間の制御に限定されない
ことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、変速レンジの変更操作に伴ってその変速レンジの
変更の方向と対応する方向の変速を、アップシフト線も
しくはダウンシフト線の変更によって実行するから、変
速を意図した変速レンジの変更操作によってその意図に
即した変速を達成することができ、変速レンジの変更と
合わせた走行状態となり、また低車速側に変更したアッ
プシフト線を元の高車速側に戻すことに伴って変速が生
じる場合にはそのアップシフト線の高車速側への変更が
禁止され、その結果、意図しない変速が生じないので、
違和感が生じることを未然に防止することができる。
【0054】また請求項2の発明によれば、変速レンジ
を変更する操作を行うと、アップシフト線もしくはダウ
ンシフト線の変更に伴って、その時点の変速段からの変
速が生じやすくなり、しかもその変速の方向は、変速レ
ンジの変更の方向と同じであり、したがって変速レンジ
の変更の操作と相前後して車速やスロットル開度などの
走行状態が僅かに変化することによって、変速レンジを
変更した意図に即した変速を達成することができ、ひい
ては変速レンジの変更と合わせた走行状態となり、また
低車速側に変更したアップシフト線を元の高車速側に戻
すことに伴って変速が生じる場合にはそのアップシフト
線の高車速側への変更が禁止され、その結果、意図しな
い変速が生じないので、違和感が生じることを未然に防
止することができる。
【0055】
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる制御装置による制御例を説明
するためのフローチャートである。
【図2】変速線を変更する前後の“3”レンジ用変速線
図における2→3アップシフト線および3→2ダウンシ
フト線を示す図である。
【図3】変更した変速線を元に戻すための制御ルーチ
を概念的に示すフローチャートである。
【図4】この発明で対象とする自動変速機の全体的な制
御系統を模式的に示す図である。
【図5】この発明で対象とする自動変速機のギヤトレー
ンの一例を示すスケルトン図である。
【図6】各変速段を設定するための摩擦係合装置の係合
・解放状態を示す図表である。
【図7】この発明による第2レンジ操作機構である第2
シフトレバーの配置を示す図であり、(A)はステアリ
ングホイールの正面から見た図、(B)は第2シフトレ
バーの部分拡大図、(C)はステアリングホイールの側
方から見た図である。
【符号の説明】
2 自動変速機 10 自動変速機用電子制御装置 61 第2のシフトレバー 62 カットオフスイッチ 63 カットスイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−14417(JP,A) 特開 平6−221417(JP,A) 特開 平5−296335(JP,A) 特開 昭64−12943(JP,A) 特開 平5−196118(JP,A) 実開 平1−67364(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行状態に基づいて設定される変
    速段の範囲を規定する複数の変速レンジを備え、レンジ
    切換操作機構を手動操作することによりその変速レンジ
    を切り換えるように構成され、かつアップシフトするべ
    き車速を含む走行状態を定めたアップシフト線とダウン
    シフトするべき車速を含む走行状態を定めたダウンシフ
    ト線とに基づいて変速を判断するように構成された自動
    変速機の制御装置において、 走行中に前記レンジ切換操作機構を手動操作することに
    よって変速レンジが変更されたことを検出するレンジ変
    更検出手段と、 前記変速レンジの変更されたことがこのレンジ変更検出
    手段によって検出された場合にその変速レンジの変更に
    よる設定可能な変速段の範囲の増減に応じて前記アップ
    シフト線を低車速側もしくは前記ダウンシフト線を高車
    速側に変更することにより走行中の変速段からアップシ
    フトもしくはダウンシフトさせる変速指示手段と、 前記低車速側に変更したアップシフト線を元の高車速側
    に戻すことによりダウンシフトが生じるか否かを判断す
    るダウンシフト判断手段と、 そのダウンシフト判断手段がアップシフト線を戻すこと
    によるダウンシフトが生じることを判断した場合には前
    記低車速側に変更したアップシフト線を元の高車速側に
    戻すことを禁止する禁止手段とを 備えていることを特徴
    とする自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 車両の走行状態に基づいて設定される変
    速段の範囲を規定する複数の変速レンジを備え、レンジ
    切換操作機構を手動操作することによりその変速レンジ
    を切り換えるように構成され、かつアップシフトするべ
    き車速を含む走行状態を定めたアップシフト線とダウン
    シフトするべき車速を含む走行状態を定めたダウンシフ
    ト線とに基づいて変速を判断するように構成された自動
    変速機の制御装置において、 走行中に前記レンジ切換操作機構を手動操作することに
    よって変速レンジが変更されたことを検出するレンジ変
    更検出手段と、 前記変速レンジの変更されたことがこのレンジ変更検出
    手段によって検出された場合にその変速レンジの変更に
    よる設定可能な変速段の範囲の増減に応じて前記アップ
    シフト線を低車速側もしくは前記ダウンシフト線を高車
    速側に変更することにより走行中の変速段からアップシ
    フトもしくはダウンシフトさせ易くする変速段制御手段
    と、 前記低車速側に変更したアップシフト線を元の高車速側
    に戻すことによりダウンシフトが生じるか否かを判断す
    るダウンシフト判断手段と、 そのダウンシフト判断手段がアップシフト線を戻すこと
    によるダウンシフトが生じることを判断した場合には前
    記低車速側に変更したアップシフト線を元の高車速側に
    戻すことを禁止する禁止手段とを 備えていることを特徴
    とする自動変速機の制御装置。
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