JP3404463B2 - 磁性一成分現像剤及びその現像方法 - Google Patents

磁性一成分現像剤及びその現像方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法などで
用いられる磁性一成分現像剤及びその現像方法に関し、
詳しくは、画像濃度の向上、メモリー現の発生を防止
若しくは低減するジャンピング現像用の磁性一成分現像
剤及びその現像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真法とは、感光体上に電気
的に潜像を形成して、ついで該潜像をトナーによって現
像し、必要に応じて紙などの転写材にトナー画像を転写
した後、加熱、加圧などの手段によって転写材にトナー
画像を定着し、複写物を得る方法である。このような電
子写真法に用いられる現像剤には、トナー成分とキャリ
ア成分とからなる二成分現像剤と、トナー及びキャリア
の機能を併有する一成分現像剤とがある。
【0003】二成分現像剤は、転写性、定着性、耐環境
特性などの電子写真特性に優れる。しかしながら、トナ
ー成分とキャリア成分の混合比を制御する必要があるた
め、現像装置にトナー濃度センサーが必要になり、ま
た、トナー成分とキャリア成分を撹拌する攪拌機構が必
要であり、そのため装置が大型化、複雑化するなどの問
題点を有していた。また、二成分現像剤は劣化しやす
く、寿命が短いという問題があった。
【0004】近年、現像装置の小型簡易化と電子写真特
性を両立させるために、磁性一成分現像剤を用いる現像
方法が提案、実用化されている。磁性一成分現像剤の現
像方法には、非磁性スリーブ上に担持された磁性一成分
現像剤を静電潜像が保持された感光体に接触させること
によって、磁性一成分現像剤を静電潜像に移行させて現
像を行う接触型の磁性一成分現像方法と、磁性一成分現
像剤が担持された非磁性スリーブと静電潜像が保持され
た感光体との間に一定の間隙(ギャップ)を設け、磁性
一成分現像剤を静電潜像に非接触で移行(ジャンピン
グ)させて現像を行う非接触型の磁性一成分現像方法と
がある。
【0005】接触型の磁性一成分現像方法では、非磁性
スリーブ上の磁性一成分現像剤と感光体が接触するた
め、現像性は良好である。しかしながら、磁性一成分現
像剤は、現像装置内で撹拌されるときの摩擦だけでな
く、感光体との接触による摩擦も受けるため、磁性一成
分現像剤に対する機械的な負担は大きくなるという問題
があった。
【0006】図1は、非接触型の磁性一成分現像方法で
用いられる装置の概略図である。この現像装置は、静電
潜像保持体である円筒状の感光体ドラム1と、磁性一成
分現像剤3が収容されたホッパー2と、感光体ドラム1
に対して一定の間隙を設けて設置され、右半周面がホッ
パー2内に収納され、左半周面が感光体ドラム1に面し
たアルミニウム製の非磁性スリーブ6と、非磁性スリー
ブ6内に内蔵されたマグネットローラ5と、非磁性スリ
ーブ6に担持された磁性一成分現像剤3からなる層の厚
さを均一にする磁性体ブレード4と、ホッパー2内の磁
性一成分現像剤3を撹拌する撹拌機7と、非磁性スリー
ブ6と磁性体ブレード4とを電気的に導通状態に保ち、
感光体ドラム1に対して交番バイアス電圧と直流バイア
ス電圧を印加する電源8とを具備して概略構成される。
【0007】この装置を用いた非接触型の磁性一成分現
像方法は、以下のようにして行われる。まず、感光体ド
ラム1表面に公知の電子写真法によって静電潜像が形成
される。一方、ホッパー2内の磁性一成分現像剤3は、
磁性体ブレード4によってマグネットローラ5を内包す
る非磁性スリーブ6の表面に一定の層厚になるように担
持され、搬送される。電源8から交番バイアス電圧及び
直流バイアス電圧を感光体ドラム1に印可することによ
り、非磁性スリーブ6と感光体ドラム1との間には直流
電界と交流電界が生じ、非磁性スリーブ表面上の磁性
一成分現像剤3がジャンピングして感光体ドラム1表面
上の静電潜像に現像される。
【0008】この現像装置を用いた非接触型の磁性一成
分現像方法では、磁性一成分現像剤3は磁性体ブレード
4のみにより摩擦帯電されるため、磁性一成分現像剤3
にかかる機械的負担は少ない。しかしながら、非接触型
の場合は、現像に際し間隙を介するため、接触型と比べ
て一般的に現像性が劣っていた。特に、磁性一成分現像
剤3に含まれる磁性トナーが数μmと小粒子径の場合に
は、良好な現像性を得ることが難しかった。
【0009】非接触型の磁性一成分現像方法において、
現像性を向上する手段の一つとしては、非磁性スリーブ
6への磁性一成分現像剤3の供給量を多くすることが考
えられる。特に、数μmの小粒子径の磁性トナーを用い
る場合は、十分な磁性一成分現像剤3の搬送量を確保す
ることは、重要な課題となる。この課題を解決する方法
としては、現像装置において、非磁性スリーブ6と磁性
体ブレード4との間隔を広げて磁性一成分現像剤3の通
過量を多くすることも検討されている。
【0010】しかしながら、このように磁性一成分現像
剤3の通過量を多くした場合は、磁性体ブレード4によ
る磁性一成分現像剤3への電荷注入が十分に行われず、
磁性一成分現像剤3の摩擦帯電が不十分となり、非磁性
スリーブ6表面上の磁性一成分現像剤3の薄層が不均一
となってしまう。そのため、磁性一成分現像剤3の薄層
が不均一の状態で、黒ベタやハーフトーン等の原稿を現
像した場合、画像にカスレが生じるという問題があっ
た。特に、非磁性スリーブを2回転以上回転させて現
像した場合に、1回転目の現像時に感光体ドラム1へ完
全に移行せず非磁性体スリーブ4表面に残存した磁性一
成分現像剤3が、2回転目の現像時に残像として現れる
という現象、すなわちメモリー現象が起こるという重大
な問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、非磁性スリーブ上で均一な薄層が得られ、小粒子径
の磁性トナーを用いても、画像濃度を高くし、画像のカ
スレやメモリー現象の発生を低減することができ、十分
な現像性を得ることができる磁性一成分現像剤及びその
現像方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の磁性
一成分現像剤は、結着樹脂及び磁性体を含有する磁性ト
ナーと、熱硬化性樹脂及び磁性体を含有し、かつ体積平
均粒子径が5μm以上15μm未満である複合体球状粒
子1〜15重量%とを有することを特徴とする。また、
本発明の磁性一成分現像剤は、結着樹脂及び磁性体を含
有する磁性トナーと、熱硬化性樹脂及び磁性体を含有
し、かつ体積平均粒子径が15μm以上35μm未満で
ある複合体球状粒子5〜50重量%とを有する磁性一成
分現像剤であって、磁性トナー中の磁性体の含有量が6
5重量%以下であり、複合体球状粒子中の磁性体の含有
量が85〜95重量%であることを特徴とする。また、
本発明の磁性一成分現像剤は、結着樹脂及び磁性体を含
有する磁性トナーと、熱硬化性樹脂及び磁性体を含有
し、かつ体積平均粒子径が35〜100μmである複合
体球状粒子1〜5重量%とを有することを特徴とする
また、本発明の現像方法は、非磁性スリーブの表面に担
持された磁性一成分現像剤を、非磁性スリーブに対して
一定の間隙を設けて設置された感光体ドラムの表面に保
持された静電潜像に移行させて現像を行う現像方法にお
いて、前記磁性一成分現像剤として、本発明の磁性一成
分現像剤を使用することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 <磁性トナー>本発明に用いられる磁性トナーは、少な
くとも結着樹脂及び磁性体を含有し、必要に応じて着色
剤、電荷制御剤等を含有するものである。磁性トナーの
体積平均粒子径は、特に限定はされないが、好ましくは
5〜20μmである。
【0014】結着樹脂としては、例えば、ポリスチレ
ン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエン、
スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレンビニ
ルトルエン共重合体等のスチレン並びにその置換体の単
独重合体及びそれらの共重合体;スチレン−アクリル酸
メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合
体、スチレン−アクリル酸−n−ブチル共重合体等のス
チレンとアクリル酸エステルとの共重合体;スチレン−
メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸
エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸−n−ブチル
共重合体等のスチレンとメタクリル酸エステルとの共重
合体;スチレンとアクリル酸エステル及びメタクリル酸
エステルとの多元共重合体;その他、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレンビニルメチルエーテル共
重合体、スチレンブタジエン共重合体、スチレンビニル
メチルケトン共重合体、スチレンアクリルニトリルイン
デン共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体
等のスチレンと他のビニル系モノマーとのスチレン系共
重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタク
リレート、ポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニルポリエス
テル、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルブチ
ラール、ポリアクリル酸フェノール樹脂、脂肪族又は
脂環族炭化水素樹脂、石油樹脂、塩素化パラフィン、等
が挙げられる。これらは単独で、または混合して使用で
きる。
【0015】磁性体としては、例えば、コバルト、鉄、
ニッケル等の金属、アルミニウム、コバルト、銅、鉄、
ニッケル、マグネシウム、スズ、亜鉛、金、銀、セレ
ン、チタン、タングステン、ジルコニウム、その他の金
属の合金、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ニッケル等
の金属酸化物、強磁性フェライト、マグネタイトまたは
その混合物が用いられる。磁性体の平均粒子径は、特に
限定はされないが、好ましくは0.05〜3μmであ
る。また、磁性体の含有量は、磁性トナーに対して65
重量%以下が好ましい。
【0016】着色剤としては、例えば、下記の顔料又は
染料を用いることができる。カーボンブラック、アニリ
ンブルー(C.I.No.50405)、カルコオイルブルー(C.I.
No.azoec Blue 3)、クロームイエロー(C.I.No.1409
0)、ウルトラマリンブルー(C.I.No.77103)、デュポ
ンオイルレッド(C.I.No.26105)、オリエントオイルレ
ッド#330(C.I.No.47005)、メチレンブルークロライ
ド(C.I.No.52015)、フタロシアニンブルー(C.I.No.7
4160)、マラカイトグリーンオキザレート(C.I.No.420
00)、ランプブラック(C.I.No.77266)、ローズベンガ
ル(C.I.No.45435)及びこれらの混合物。
【0017】電荷制御剤としては、(+)トナーには、
ニグロシン系の電子供与性の染料、ナフテン酸や高級脂
肪酸の金属塩、アルコキシ化アミン、四級アンモニウム
塩、アルキッドアミド、リン、タングステン、モリブデ
ン酸レーキ顔料、弗素処理活性剤などが用いられる。
(−)トナーには、電子受容性の有機錯体、塩素化パラ
フィン、塩素化ポリエステル、酸基過剰のポリエステ
ル、銅フタロシアニンのスルホニルアミンなどが用いら
れる。
【0018】<複合体球状粒子>本発明における複合体
球状粒子は、微小な複数の磁性体を熱硬化性樹脂中に含
有させた、体積平均粒子径が5〜100μmの実質的に
球状の粒子である。体積平均粒子径が5μm未満の複合
体球状粒子では、メモリー現象を防止する効果が得られ
なく、100μmより大きい場合では黒ベタ画像部やハ
ーフトーン画像部が不均一となりスジ状の白抜けが生じ
やすい。また、複合体球状粒子は、その表面が金属によ
り被覆されていたり、カーボンブラック等の導電性材料
を含有してもよい。
【0019】複合体球状粒子に用いる磁性体としては、
例えば、マグネタイト粒子、マグヘマイト粒子、これら
にコバルトを被着させ又は含有させた粒子、ヘマタイト
粒子、含水酸化第二鉄粒子、バリウム又はストロンチウ
ムを含むフェライト粒子並びにマンガン、ニッケル、亜
鉛等から選ばれた金属の1種又は2種以上を含むスピネ
ル型フェライト粒子等の鉄酸化物粒子等が使用できる。
これら磁性体の粒子形態は、立方体状、多面体状、球
状、針状、板状等のいずれの形態でもよい。また、磁性
体の平均粒子径は、目的とする複合体球状粒子の平均粒
子径よりも小さければよく、0.01〜5μm、特に
0.1〜2μmの範囲のものが好ましい。また、磁性体
の割合は、複合体球状粒子中に85〜95重量%含まれ
ていることが好ましい。磁性体の含有量が85重量%未
満では、磁力による非磁性スリーブへの付着力が弱ま
り、飛翔しやすくなるため、白抜け等、画像を乱す原因
となるおそれがあり、磁性体の含有量が95重量%を超
えると、樹脂成分が少なくなることにより、複合体球状
粒子自体の耐久性が損なわれ、複合体球状粒子が破砕さ
れ、感光体ドラムへの汚染あるいは画像に悪影響を及ぼ
す原因となるおそれがある。
【0020】熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂やフ
ェノール樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂として、エ
ポキシ樹脂を用いる場合は、磁性体の存在下で、ビスフ
ェノール類とエピハロヒドリンとをアルカリ性水性媒体
中で反応硬化させるか、又は、未硬化エポキシ樹脂を水
性媒体中で硬化させることにより、磁性体粒子と硬化し
たエポキシ樹脂とからなる複合体球状粒子を得ることが
できる。
【0021】具体的には、磁性体とビスフェノール類及
びエピハロヒドリンとを含むアルカリ性水性媒体を、硬
化剤の存在下で撹拌しながら60〜90℃の範囲の温度
まで昇温し、約1〜5時間重合反応を進行させるか、又
は、磁性体と未硬化エポキシ樹脂とを含む水性媒体を、
硬化剤の存在下で撹拌しながら、60〜90℃の範囲の
温度まで昇温し、約1〜8時間硬化反応を進行させた
後、濾過、遠心分離等の通常の方法によって固液分離
し、次いで、得られた固体を水洗後、加熱、乾燥するこ
とによって、磁性体粒子とエポキシ樹脂とからなる複合
体球状粒子を得ることができる。
【0022】ビスフェノール類としては、例えば、ビス
フェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、
レゾルシン等、フェノール性水素基を2個以上有する化
合物を使用することができる。ビスフェノール類の使用
量は、磁性体に対して0.5〜25重量%である。エピ
ハロヒドリンとしては、例えば、エピクロルヒドリン、
エピブロムヒドリン、エピヨードヒドリン等を使用する
ことができる。ビスフェノール類とエピハロヒドリンと
の使用割合は、モル比で0.5〜1.0:1.0であ
る。
【0023】アルカリ性水性媒体は、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ化合物を水に添加する
ことによって得られる。硬化剤としては、一般にエポキ
シ樹脂の硬化剤として広く知られている、例えば、酸無
水物、アミン類等を使用することができる。未硬化エポ
キシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールAの両末端
グリシジルエーテル、ポリエチレングリコールの両末端
グリシジルエーテル等の分子内に2個以上のエポキシ基
を有するエポキシ系化合物が使用できる。
【0024】一方、熱硬化性樹脂として、フェノール樹
脂を用いる場合は、磁性体及び塩基性触媒の存在下で、
フェノール類又はフェノール樹脂とアルデヒド類とを水
性媒体中で撹拌しながら反応・硬化させることにより、
磁性体粒子と硬化したフェノール樹脂とからなる複合体
球状粒子を得ることができる。硬化反応は、水性媒体中
で行われるが、この場合の水仕込量は、全固形分濃度が
30〜95重量%、特に、60〜90重量%になるよう
にすることが望ましい。
【0025】フェノール類としては、例えば、フェノー
ルの他、m−クレゾール、p−tert−ブチルフェノ
ール、o−プロピルフェノール、レゾルシノール、ビス
フェノールA等のアルキルフェノール類並びにベンゼン
核又はアルキル基の一部又は全部が塩素原子又は臭素原
子で置換されたハロゲン化フェノール類等のフェノール
性水酸基を有する化合物が挙げられる。フェノール樹脂
としては、一般的にノボラック型、レゾール型、さらに
天然樹脂変成型のいずれでも構わないが、アルコールや
アセトン等の水可溶性の溶剤に溶解するものが望まし
い。
【0026】アルデヒド類としては、ホルマリン又はパ
ラホルムアルデヒドのいずれかの形態のホルムアルデヒ
ド及びフルフラール等が挙げられる。中でも、ホルムア
ルデヒドが好ましい。アルデヒド類のフェノール類(フ
ェノール樹脂)に対するモル比は、1〜4が好ましく、
更に好ましくは1.2〜3である。モル比が1未満の場
合は、複合体球状粒子が生成し難く、生成したとしても
樹脂の強度が弱かったりする傾向がある。一方、モル比
が4を超える場合には、反応後に水性媒体中に残留する
未反応のアルデヒド類が増加する傾向がある。
【0027】塩基性触媒としては、通常のレゾール樹脂
製造に使用される塩基性触媒を使用することができ、例
えば、アンモニア水、ヘキサメチレンテトラミン、ジエ
チルトリアミン、ポリエチレンイミン等のアルキルアミ
ンが挙げられる。これら塩基性触媒のフェノール類(フ
ェノール樹脂)に対する量は、モル比で0.02〜0.
7が好ましい。
【0028】磁性一成分現像剤に含有させる複合体球状
粒子の量は、複合体球状粒子の体積平均粒子径によっ
て、適宜、調整する。複合体球状粒子の体積平均粒子径
が、5μm以上15μm未満の場合は、磁性一成分現像
剤中に複合体球状粒子を1〜15重量%含有させる。
重量未満ではメモリー現象を防止する効果が得られにく
く、15重量%を超えると、黒ベタ画像部やハーフトー
ン画像部が不均一となりやすい。また、複合体球状粒子
の体積平均粒子径が、15μm以上35μm未満の場合
は、磁性一成分現像剤中に複合体球状粒子を5〜50重
量%含有させる。5重量未満ではメモリー現象を防止す
る効果が得られにくく、50重量%を超えると、黒ベタ
画像部やハーフトーン画像部が不均一となりスジ状の白
抜けが生じやすい。
【0029】また、複合体球状粒子の体積平均粒子径
が、35〜100μmの場合は、磁性一成分現像剤中に
複合体球状粒子を1〜5重量%含有させる。1重量未満
ではメモリー現象を防止する効果が得られにくく、5重
量%を超えると、黒ベタ画像部やハーフトーン画像部が
不均一となりスジ状の白抜けが生じやすい。特に、35
〜100μmの複合体球状粒子を1〜5重量%含有させ
た磁性一成分現像剤では、他の体積平均粒子径の複合体
球状粒子を含有させた場合に比べて、画像濃度がでやす
く画像特性上好ましい。これは、複合体球状粒子の体積
平均粒子径が大きいために、複合体球状粒子が非磁性ス
リーブと磁性体ブレードとの間隔を広げ、磁性一成分現
像剤の通過量が多くなり、且つ磁性体ブレードによる磁
性一成分現像剤への電荷注入が十分に行われているため
であると推察される。
【0030】本発明においは、磁性一成分現像剤に複
合体球状粒子を含有させることによって、画像のカスレ
やメモリー現象の発生を低減させている。この理由とし
ては、ホッパー内において、複合体球状粒子が磁性トナ
ーと撹拌されることによって、磁性トナーの摩擦帯電量
が向上していること、及び、非磁性スリーブ表面上の磁
性一成分現像剤において、複合体球状粒子が磁性トナー
の摩擦帯電量を逃がす働きを有し、適正な摩擦帯電量が
磁性トナーに付与されていることが考えられる。
【0031】<現像方法>次に、上記磁性一成分現像剤
を使用した本発明の現像方法について詳細に説明する。
図1は、本発明の磁性一成分現像剤の現像方法に使用さ
れる現像装置の概略図である。この現像装置は、静電潜
像保持体である円筒状の感光体ドラム1と、磁性一成分
現像剤3が収容されたホッパー2と、感光体ドラム1に
対して一定の間隙を設けて設置され、右半周面がホッパ
ー2内に収納され、左半周面が感光体ドラム1に面した
アルミニウム製の非磁性スリーブ6と、非磁性スリーブ
6内に内蔵されたマグネットローラ5と、非磁性スリー
ブ6に担持された磁性一成分現像剤3からなる層の厚さ
を均一にする磁性体ブレード4と、ホッパー2内の磁性
一成分現像剤3を撹拌する撹拌機7と、非磁性スリーブ
6と磁性体ブレード4とを電気的に導通状態に保ち、感
光体ドラム1に交番バイアス電圧と直流バイアス電圧を
印加する電源8とを具備して概略構成される。非磁性ス
リーブ6と感光体ドラム1との間隙は、およそ50〜4
00μmとされている。
【0032】この現像装置を用いた本発明の磁性一成分
現像剤の現像方法は以下のようにして行われる。まず、
感光体ドラム1表面に公知の電子写真法によって静電潜
像が形成される。一方、ホッパー2内の磁性一成分現像
剤3は、磁性体ブレード4によってマグネットローラ5
を内包する非磁性スリーブ6の表面に一定の層厚になる
ように担持され、搬送される。ここで、電源8から交番
バイアス電圧及び直流バイアス電圧を感光体ドラム1に
印可することにより、非磁性スリーブ6と感光体ドラム
1との間には直流電界と交流電界が生じ、非磁性スリー
表面上の磁性一成分現像剤3がジャンピングして感
光体ドラム1表面上の静電潜像に現像される。
【0033】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細
に説明する。 [磁性トナーの作製]スチレン−アクリル酸エステル共
重合体樹脂(三井化学社製、CPR−100)57重量
部、マグネタイト粒子(戸田工業社製 EPT−100
0)38重量部、含金属染料(オリエント化学工業社製
BONTRON S−34)2重量部、及び、低分子
量ポリプロピレンワックス(三洋化成工業社製 ビスコ
ール330P)3重量部をスーパーミキサーで混合し、
二軸混練機で熱溶融混練後、ジェットミルで粉砕し、そ
の後乾式分級機で分級して体積平均粒子径が9.5μm
のトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子と、疎水性シ
リカ(キャボット社製、TS−530)とを、疎水性シ
リカがトナー粒子の重量に対して1重量%となる割合に
てヘンシェルミキサーに投入し、撹拌羽根の周速が20
m/sの条件で5分間混合して磁性トナーを作製した。
【0034】[実施例1]上記磁性トナーと、体積平均
粒子径が10.4μmの複合体球状粒子(フェノール樹
脂中に体積平均粒子径が0.24μmの球状マグネタイ
ト粒子を90重量%含有させたもの)とを、該複合体球
状粒子が10重量%となる割合にてVブレンダーに投入
し、Vブレンダーの周速が35rpmの条件で5分間混
合して本発明の磁性一成分現像剤を得た。
【0035】[実施例2]複合体球状粒子の混合率を5
重量%とした以外は実施例1と同様にして本発明の磁性
一成分現像剤を得た。 [実施例3]複合体球状粒子の混合率を15重量%とし
た以外は実施例1と同様にして本発明の磁性一成分現像
剤を得た。
【0036】[実施例4]上記磁性トナーと、体積平均
粒子径が6.5μmの複合体球状粒子(フェノール樹脂
中に体積平均粒子径が0.24μmの球状マグネタイト
粒子を90重量%含有させたもの)とを、該複合体球状
粒子が10重量%となる割合にてVブレンダーに投入
し、Vブレンダーの周速が35rpmの条件で5分間混
合して本発明の磁性一成分現像剤を得た。
【0037】[実施例5]上記磁性トナーと、体積平均
粒子径が14.2μmの複合体球状粒子(フェノール樹
脂中に体積平均粒子径が0.24μmの球状マグネタイ
ト粒子を90重量%含有させたもの)とを、該複合体球
状粒子が10重量%となる割合にてVブレンダーに投入
し、Vブレンダーの周速が35rpmの条件で5分間混
合して本発明の磁性一成分現像剤を得た。
【0038】[実施例6]上記磁性トナーと、体積平均
粒子径が27μmの複合体球状粒子(フェノール樹脂中
に体積平均粒子径が0.24μmの球状マグネタイト粒
子を90重量%含有させたもの)とを、該複合体球状粒
子が25重量%となる割合にてVブレンダーに投入し、
Vブレンダーの周速が35rpmの条件で5分間混合し
て本発明の磁性一成分現像剤を得た。
【0039】[実施例7]複合体球状粒子の混合率を5
0重量%とした以外は実施例6と同様にして本発明の磁
性一成分現像剤を得た。 [実施例8]複合体球状粒子の混合率を5重量%とした
以外は実施例6と同様にして本発明の磁性一成分現像剤
を得た。
【0040】[実施例9]上記磁性トナーと、体積平均
粒子径が16.2μmの複合体球状粒子(フェノール樹
脂中に体積平均粒子径が0.24μmの球状マグネタイ
ト粒子を90重量%含有させたもの)とを、該複合体球
状粒子が25重量%となる割合にてVブレンダーに投入
し、Vブレンダーの周速が35rpmの条件で5分間混
合して本発明の磁性一成分現像剤を得た。
【0041】[実施例10]上記磁性トナーと、体積平
均粒子径が33.8μmの複合体球状粒子(フェノール
樹脂中に体積平均粒子径が0.24μmの球状マグネタ
イト粒子を90重量%含有させたもの)とを、該複合体
球状粒子が25重量%となる割合にてVブレンダーに投
入し、Vブレンダーの周速が35rpmの条件で5分間
混合して本発明の磁性一成分現像剤を得た。
【0042】[実施例11]上記磁性トナーと、体積平
均粒子径が63.4μmの複合体球状粒子(フェノール
樹脂中に体積平均粒子径が0.24μmの球状マグネタ
イト粒子を90重量%含有させたもの)とを、該複合体
球状粒子が3重量%となる割合にてVブレンダーに投入
し、Vブレンダーの周速が35rpmの条件で5分間混
合して本発明の磁性一成分現像剤を得た。
【0043】[実施例12]複合体球状粒子の混合率を
5重量%とした以外は実施例11と同様にして本発明の
磁性一成分現像剤を得た。 [実施例13]複合体球状粒子の混合率を1重量%とし
た以外は実施例11と同様にして本発明の磁性一成分現
像剤を得た。
【0044】[実施例14]上記磁性トナーと、体積平
均粒子径が37.9μmの複合体球状粒子(フェノール
樹脂中に体積平均粒子径が0.24μmの球状マグネタ
イト粒子を90重量%含有させたもの)とを、該複合体
球状粒子が3重量%となる割合にてVブレンダーに投入
し、Vブレンダーの周速が35rpmの条件で5分間混
合して本発明の磁性一成分現像剤を得た。
【0045】[実施例15]上記磁性トナーと、体積平
均粒子径が96.8μmの複合体球状粒子(フェノール
樹脂中に体積平均粒子径が0.24μmの球状マグネタ
イト粒子を90重量%含有させたもの)とを、該複合体
球状粒子が3重量%となる割合にてVブレンダーに投入
し、Vブレンダーの周速が35rpmの条件で5分間混
合して本発明の磁性一成分現像剤を得た。
【0046】[比較例1]複合球体粒子を混合せずに前
記磁性トナーのみを磁性一成分現像剤とした。 [比較例2]上記磁性トナーと、体積平均粒子径が3.
8μmの複合体球状粒子(フェノール樹脂中に体積平均
粒子径が0.24μmの球状マグネタイト粒子を90重
量%含有させたもの)とを、該複合体球状粒子が10重
量%となる割合にてVブレンダーに投入し、Vブレンダ
ーの周速が35rpmの条件で5分間混合して比較用の
磁性一成分現像剤を得た。
【0047】[比較例3]上記磁性トナーと、体積平均
粒子径が105.4μmの複合体球状粒子(フェノール
樹脂中に体積平均粒子径が0.24μmの球状マグネタ
イト粒子を90重量%含有させたもの)とを、該複合体
球状粒子が3重量%となる割合にてVブレンダーに投入
し、Vブレンダーの周速が35rpmの条件で5分間混
合して比較用の磁性一成分現像剤を得た。
【0048】[比較例4]複合体球状粒子の混合率を
0.5重量%とした以外は実施例1と同様にして比較用
の磁性一成分現像剤を得た。 [比較例5]複合体球状粒子の混合率を55重量%とし
た以外は実施例6と同様にして比較用の磁性一成分現像
剤を得た。
【0049】[評価方法]前記実施例及び比較例の磁性
一成分現像剤について下記のテストを実施した。すなわ
ち、前記実施例及び比較例の磁性一成分現像剤を用い
て、図1のような現像装置の構成を有するカシオ社製の
プリンター、4150IIにて、図2に示すパターンを有
する原稿を4回プリントし、次に黒ベタ画像をプリント
した。また、同プリンターにて図2の原稿を4回プリン
トし、次にハーフトーン画像をプリントした。そして、
上記黒ベタ画像及びハーフトーン画像について、画像濃
度、黒ベタメモリー、ハーフトーンメモリーの評価を行
った。テスト結果は表1の通りであった。表1におい
て、画像濃度は1回目にプリントした図2の黒ベタ画像
部をマクベス社製の反射濃度計RD−914で測定した
値である。
【0050】また、黒ベタメモリーは、以下のようにし
て求めた。図2の原稿を4回プリントした後の黒ベタ画
像において、図2の黒ベタ部10a、10b、10c、
10dに合った部分をマクベス社製の反射濃度計RD−
914で測定し、これら4点の画像濃度の平均値をAと
した。一方、図2の白部20a、20b、20c、20
dに合った部分をマクベス社製の反射濃度計RD−91
4で測定し、これら4点の画像濃度の平均値をBとす
る。そして、A−Bの値を黒ベタメモリーとして評価し
た。
【0051】また、ハーフトーンメモリーは、以下のよ
うにして求めた。図2の原稿を4回プリントした後のハ
ーフトーン画像において、図2の黒ベタ部10a、10
b、10c、10dに合った部分をマクベス社製の反射
濃度計RD−914で測定し、これら4点の画像濃度の
平均値をCとした。一方、図2の白部20a、20b、
20c、20dに合った部分をマクベス社製の反射濃度
計RD−914で測定し、これら4点の画像濃度の平均
値をDとする。そして、C−Dの値をハーフトーンメモ
リーとして評価した。
【0052】上記黒ベタメモリー及びハーフトーンメモ
リーの値は、0に近いほどメモリー現象がない画像であ
ることを示す。また、画質は、5回目にプリントした黒
ベタ画像及びハーフトーン画像を目視にて評価した結果
である。
【0053】
【表1】
【0054】上記表1のように、本発明の磁性一成分現
像剤及びその現像方法は、黒ベタ及びハーフトーンの均
一性を維持しながら、黒ベタメモリー及びハーフトーン
メモリーの少ない画像を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁性一成
分現像剤は、結着樹脂及び磁性体を含有する磁性トナー
と、熱硬化性樹脂及び磁性体を含有し、かつ体積平均粒
子径が5μm以上15μm未満である複合体球状粒子1
15重量%とを有するので、画像濃度を高くし、画像
のカスレやメモリー現象の発生を低減することができ、
十分な現像性を得ることができる。また、本発明の磁性
一成分現像剤は、結着樹脂及び磁性体を含有する磁性ト
ナーと、熱硬化性樹脂及び磁性体を含有し、かつ体積平
均粒子径が15μm以上35μm未満である複合体球状
粒子5〜50重量%とを有する磁性一成分現像剤であっ
て、磁性トナー中の磁性体の含有量が65重量%以下で
あり、複合体球状粒子中の磁性体の含有量が85〜95
重量%であるものであるので、画像濃度を高くし、画像
のカスレやメモリー現象の発生を低減することができ、
十分な現像性を得ることができる。 また、本発明の磁性
一成分現像剤は、結着樹脂及び磁性体を含有する磁性ト
ナーと、熱硬化性樹脂及び磁性体を含有し、かつ体積平
均粒子径が35〜100μmである複合体球状粒子1〜
5重量%とを有するものであるので、画像濃度を高く
し、画像のカスレやメモリー現象の発生を低減すること
ができ、十分な現像性を得ることができる。また、本発
明の現像方法は、非磁性スリーブの表面に担持された磁
性一成分現像剤を、非磁性スリーブに対して一定の間隙
を設けて設置された感光体ドラムの表面に保持された静
電潜像に移行させて現像を行う現像方法において、前記
磁性一成分現像剤として、本発明の磁性一成分現像剤
使用する方法であるので、画像濃度が高く、画像のカス
レやメモリー現象の発生を低減された画像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 非接触型の磁性一成分現像方法で用いられる
現像装置の一例を示す概略図である。
【図2】 実施例における画像評価に用いた画像パター
ンを示す図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、3…磁性一成分現像剤、6…非磁性
スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−161149(JP,A) 特開 平8−194333(JP,A) 特開 平9−146297(JP,A) 特開 平8−40724(JP,A) 特開 平6−110247(JP,A) 特開 平6−95511(JP,A) 特開 昭56−16145(JP,A) 特開 昭60−220362(JP,A) 特開 平10−39547(JP,A) 特開 平3−152553(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 - 9/10 G03G 15/09 101

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂及び磁性体を含有する磁性トナ
    ーと、 熱硬化性樹脂及び磁性体を含有し、かつ体積平均粒子径
    が5μm以上15μm未満である複合体球状粒子1〜
    重量%とを有することを特徴とする磁性一成分現像
    剤。
  2. 【請求項2】 結着樹脂及び磁性体を含有する磁性トナ
    ーと、 熱硬化性樹脂及び磁性体を含有し、かつ体積平均粒子径
    が15μm以上35μm未満である複合体球状粒子5〜
    50重量%とを有する磁性一成分現像剤であって、 磁性トナー中の磁性体の含有量が65重量%以下であ
    り、複合体球状粒子中の磁性体の含有量が85〜95重
    量%である ことを特徴とする磁性一成分現像剤。
  3. 【請求項3】 結着樹脂及び磁性体を含有する磁性トナ
    ーと、 熱硬化性樹脂及び磁性体を含有し、かつ体積平均粒子径
    が35〜100μmである複合体球状粒子1〜5重量%
    とを有する ことを特徴とする磁性一成分現像剤。
  4. 【請求項4】 非磁性スリーブの表面に担持された磁性
    一成分現像剤を、非磁性スリーブに対して一定の間隙を
    設けて設置された感光体ドラムの表面に保持された静電
    潜像に移行させて現像を行う現像方法において、 前記磁性一成分現像剤として、結着樹脂及び磁性体を含
    有する磁性トナーと、熱硬化性樹脂及び磁性体を含有
    し、かつ体積平均粒子径が5μm以上15μm未満であ
    る複合体球状粒子1〜15重量%とを有するものを使用
    することを特徴とする現像方法。
  5. 【請求項5】 非磁性スリーブの表面に担持された磁性
    一成分現像剤を、非磁性スリーブに対して一定の間隙を
    設けて設置された感光体ドラムの表面に保持された静電
    潜像に移行させて現像を行う現像方法において、 前記磁性一成分現像剤として、結着樹脂及び磁性体を含
    有する磁性トナーと、熱硬化性樹脂及び磁性体を含有
    し、かつ体積平均粒子径が15μm以上35μm未満
    ある複合体球状粒子〜50重量%とを有するものであ
    って、磁性トナー中の磁性体の含有量が65重量%以下
    であり、複合体球状粒子中の磁性体の含有 量が85〜9
    5重量%であるものを使用することを特徴とする現像方
    法。
  6. 【請求項6】 非磁性スリーブの表面に担持された磁性
    一成分現像剤を、非磁性スリーブに対して一定の間隙を
    設けて設置された感光体ドラムの表面に保持された静電
    潜像に移行させて現像を行う現像方法において、 前記磁性一成分現像剤として、結着樹脂及び磁性体を含
    有する磁性トナーと、熱硬化性樹脂及び磁性体を含有
    し、かつ体積平均粒子径が35〜100μmである複合
    体球状粒子1〜5重量%とを有するものを使用すること
    を特徴とする現像方法。
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