JP3404250B2 - イグニッションスイッチ - Google Patents

イグニッションスイッチ

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JP3404250B2
JP3404250B2 JP09472797A JP9472797A JP3404250B2 JP 3404250 B2 JP3404250 B2 JP 3404250B2 JP 09472797 A JP09472797 A JP 09472797A JP 9472797 A JP9472797 A JP 9472797A JP 3404250 B2 JP3404250 B2 JP 3404250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二輪自動車等の車
両において、エンジンの始動を可能にするために使用さ
れるイグニッションスイッチに係わり、特に、スイッチ
機構の他にシートロック機構等の外部ロック機構を有す
るイグニッションスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、二輪自動車、四輪自動車等の
車両には、エンジンの始動を可能にするためのイグニッ
ションスイッチが設けられている。このイグニッション
スイッチとしては、操作性の向上のために、スイッチ機
構の他に、例えばステアリングロック機構を付加したも
のとか、あるいはステアリングロック機構とヘルメット
ロック機構を付加したもの、あるいはステアリングロッ
ク機構とシートロック機構を付加したもの等が知られて
いる。
【0003】このスイッチ機構にステアリングロック機
構とシートロック機構を付加したイグニッションスイッ
チにあっては、オフ位置の右回転方向にオン位置を、左
回転方向にステアリングロック位置を設けると共に、オ
ン位置の右回転方向にシートロックオープン位置を設
け、オン位置からキーを右方向に所定角度回転させるこ
とによって、シートロックが解除されるように構成され
ている。
【0004】しかし、このイグニッションスイッチにあ
っては、イグニッションスイッチに各種の機構が付加さ
れているため、その操作が複雑となってキーを抜き忘れ
る場合があり、例えばエンジン停止後、キーをシートロ
ックオープン位置まで回転させてシートロックを解除し
た後にキーを抜き忘れ、バッテリ回路が接続されたまま
の状態となって、バッテリー上がりが生じ易い。
【0005】そこで、当出願人は、このようなバッテリ
ー上がりを防止するために、図6に示すようなイグニッ
ションスイッチを提案(特願平7−117032号)し
た。このイグニッションスイッチ101は、シリンダボ
ディ102内のロータ103の下面側に、それぞれ別部
品としてのロック104と作動子105及びカム106
が配設されている。
【0006】カム106は、その嵌合凸部106aに嵌
装された圧縮コイルスプリング107を介して、その上
端に作動子105を支持すると共に、この作動子105
の上部にロック104が配設されて、カム106、作動
子105及びロック104が一体的に組み付けられてい
る。また、ロック104は、その外周部とシリンダボデ
ィ102間に介装されたねじりコイルバネ109で、常
時所定方向(シートロックオープン位置からオフ位置方
向)に付勢されている。
【0007】そして、キーをロータ103のキー孔に挿
入し、オフ位置から左方向に回転させることによりロッ
ク104が回転し、シートロックワイヤーが接続された
レバー110が移動してシートロックが解除される。ま
た、オフ位置からロータ103をキーでプッシュしなが
ら左方向に回転させることにより、ロータ103及びカ
ム106が回転し、ステアリングロックバー111がシ
リンダボディ102の外側に所定長さ突出してステアリ
ングがロックされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このイ
グニッションスイッチ101にあっては、ステアリング
ロックバー111の進退をカム106の回転動作で行
い、レバー110の移動をカム106、作動子105の
回転動作及びロータ104の回転上下動作で行っている
ため、シートロックオープン操作(レバー110の移
動)時に、カム106に常時係合しているステアリング
ロックバー111も移動してしまい、ステアリングロッ
クバー111のストロークロスが発生するという問題点
があった。
【0009】
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、ステアリングロックバーのストロ
ークロスをなくし得るイグニッションスイッチを提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、請求項1記載の発明は、キーが挿入されるロータを
有するとともに、オフ位置と、該オフ位置の一方の回転
方向に設けられバッテリ回路が接続されるオン位置と、
前記オフ位置の他方の回転方向に設けられステアリング
ロックバーを外部へ所定長さ突出させてステアリングを
ロックするステアリングロック位置と、前記オフ位置と
ステアリングロック位置との間に外部ロックをオープン
するロックオープン位置とを設けたイグニッションスイ
ッチにおいて、前記ロータと連結されつつ前記ステアリ
ングのロック動作と前記外部ロックのオープン動作を行
い得るカムを有し、前記キーをプッシュ操作しないでオ
フ位置からロックオープン位置まで回動させて外部ロッ
クをオープン動作させる際には、前記カムと外部ロック
とが係合して外部ロックをオープンしつつ当該カムと前
記ステアリングロックバーとの係合が解除されるととも
に、前記キーをプッシュ操作しつつオフ位置からステア
リングロック位置まで回動させてステアリングをロック
動作させる際には、前記カムとステアリングロックバー
とが係合してステアリングをロックしつつ当該カムと前
記外部ロックとの係合が解除されることを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明は、前記カム
は、前記ステアリングロックバーを進退させる突出部と
外部ロックをオープンさせる突出部とが別々の箇所に設
けられたことを特徴とする
【0013】また、請求項3記載の発明は、カムによっ
て動作させる部材が、ロータの押圧操作によって切り換
わることを特徴とする。
【0014】このように構成することにより、例えばキ
ーを押圧操作しないでオフ位置からシートロックオープ
ン位置方向である左方向(ロック位置方向)に回転させ
ると、カムの一方の突出部の回動によってシートロック
が解除される。また、キーによりロータを押圧操作して
オフ位置から左方向に回転させると、カムの他方の突出
部の回動によってステアリングがロックされる。
【0015】すなわち、カムに設けた一対の突出部が、
ロータの押圧操作に対応して各々独立して動き、外部ロ
ックオープン動作とステアリングロック動作の2つの動
作が行われる。これにより、ステアリングロックバーの
ストロークロスがなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて詳細に説明する。図1〜図5は、本発明に係わ
るイグニッションスイッチの一実施例を示し、図1がそ
の断面図、図2が図1のA−A線矢視図、図3が図1の
B−B線矢視図、図4が要部の分解斜視図、図5がキー
をプッシュした状態の図1と同様の断面図である。
【0017】図1〜図4において、イグニッションスイ
ッチ1は、上端側と下端側がそれぞれ開口するシリンダ
ボディ2を有し、このシリンダボディ2内の上端開口部
内には、略円筒状のロータ3が回転可能に配設されてい
る。このロータ3は、その上面から中心軸に沿って、キ
ー4が挿入されるキー孔5(図4参照)が形成され、そ
の下面の中心部には嵌合凹部6が形成されると共に、下
端外周面の対角線位置には一対の突起7が形成されてい
る。
【0018】シリンダボディ2内のロータ3の下面側に
はカム8が配設されている。このカム8は、図4に示す
ように、円板部9と、この円板部9の下方に設けられた
一対の突出部10、11を有し、円板部9の上面にはロ
ータ3の嵌合凹部6と嵌合する嵌合凸部12が突設され
ている。
【0019】カム8の上方の突出部10は、その基端側
が嵌合凸部12と同軸位置に設けられたカム8の回転軸
8aに一体化され、その先端側が円板部9の外周面下部
にカム軸13を介して一体化されている。また、カム8
の下方の突出部11は、その基端側がカム8の回転軸8
aに一体化され、その先端側には円弧面11aに形成さ
れて突出部10と同一方向に所定長さ突出している。こ
の突出部11の一方の側面の先端側には係止溝11bが
形成されている。そして、この突出部11の上面と突出
部10の下面との間に間隙14が形成され、この間隙1
4内にキー4をプッシュしない図1の状態において、ロ
ックバースライダ16が係合配置されている。
【0020】なお、カム8の嵌合凸部12とロータ3の
下部との間には、ロータ3とカム8とを弾性的に支持す
る圧縮コイルスプリング17が嵌装されている。また、
カム8の突出部11下方の回転軸8aの外周面には、圧
縮コイルスプリング18が係止されるスプリング係止板
19が嵌合配置されると共に、カム8の回転軸8aの下
端には、後述する接点盤48に係合し得る係合部20が
形成されている。
【0021】ロックバースライダ16は所定厚さの鋼板
で形成され、その前端側にはロックバー21(ステアリ
ングロックバー)が係止される係止凹部22が形成され
ると共に、その後端側には長孔23が穿設されている。
この長孔23は、カム8の突出部10、11が通過し得
る如く、突出部10、11の外形形状より若干大きく形
成されると共に、その一端側23aにカム8の回転軸8
aが位置し得る如く形成されている。
【0022】ロックバー21は、断面正方形状の角柱部
材により形成され、その後端側に係止部21aが設けら
れ、この係止部21aがロックバースライダ16の係止
凹部22に、その板厚方向(図4の矢印イ方向)から挿
入されることによって係止されている。このロックバー
21は、その先端側が、シリンダボディ2の角孔24
(図1参照)に進退自在に挿入されている。
【0023】また、カム8の突出部11部分には、シー
トロックオープナースライダ26が係合配置されてい
る。このシートロックオープナースライダ26は、例え
ば樹脂成型によって形成され、図3及び図4に示すよう
に、スライダ本体27と、このスライダ本体27の一方
の側面に設けられた突片部28を有している。スライダ
本体27には、反突片部28側の側面に一部が開口する
長孔29が形成され、この長孔29内に図3に示すよう
に、アウターケーブル30内に挿通されたシートロック
ワイヤ31の端部の係止環32が係止されている。
【0024】シートロックオープナースライダ26の突
片部28は、シートロックワイヤ31の引っ張り方向側
の側面に、上記カム8の突出部11の円弧面11aに対
応した円弧面28aが形成されると共に、反引っ張り方
向側の側面には圧縮コイルスプリング33の一端を係止
する突起28bが形成されている。圧縮コイルスプリン
グ33の他端はベース35に係合し、この圧縮コイルス
プリング33によって、シートロックオープナースライ
ダ26とカム8の突出部11を介して、カム8がシーロ
ックオープン位置からオフ位置方向に常時付勢されてい
る。
【0025】ベース35は、樹脂成型によって形成され
た上ベース36と下ベース37を有し、上ベース36は
図4に示すように、その中央部分に扇状の孔38が形成
されると共に、この孔38に連通した状態でロックバー
21の一部をガイドするガイド溝39が形成されてい
る。また、上ベース36の裏面(下面)側で下ベース3
7の上面との間には、上記圧縮コイルスプリング33を
収容する溝部40が形成されると共に、シートロックオ
ープナースライダ26がスライド移動する摺動部41が
形成されている。
【0026】一方、下ベース37は、その上面側に凹部
42が形成され、この凹部42の底壁の孔42aと凹部
42内に位置するスプリング係止板19の下方には、上
記圧縮コイルスプリング18が嵌装されている。この圧
縮コイルスプリング18により、カム8が接点盤48に
対して弾性的に支持されている。
【0027】なお、この上ベース36と下ベース37
は、上ベース36の裏面に設けた突起43を下ベース3
7の溝44に係合させること等により位置決めされて一
体化されている。また、下ベース37の外周面の対角線
位置には、舌片状の一対の弾性片45が設けられ、この
弾性片45がシリンダボディ2の孔46に嵌入されるこ
とにより、ベース35がシリンダボディ2に一体化され
ている。
【0028】そして、このベース35の下部には接点盤
48が配設されている。この接点盤48は図1に示すよ
うに可動接点ロータ49を有し、この可動接点ロータ4
9の下面にはコイルバネ52によって弾性的に支持され
た可動接点50が設けられると共に、可動接点50に対
応して固定接点51が設けられている。可動接点ロータ
49は、その中心位置に設けた孔53にカム8の回転軸
8aの係合部20が係合しており、回転軸8aの回転に
追従して回転する。
【0029】なお、可動接点ロータ49の孔53は、そ
の深さがカム8の上下動に対応し得る如く設定されてい
る。そして、可動接点ロータ49は、その上面に設けら
れたコイルバネ54で弾性的に支持されたボール55
が、下ベース37の裏面の複数個の凹部37aに択一的
に嵌入することによって、可動接点50と固定接点51
の位置関係が変化し得る如く構成されている。
【0030】また、シリンダボディ2の上端外周面には
リング56が配設され、このリング56の表面には、例
えば「ON」「OFF」「OPEN」「PUSH」「L
OCK」の各文字及び矢印等が表示されている。
【0031】次に、このイグニッションスイッチ1の動
作について説明する。先ず、キー4をプッシュしない通
常のオフ位置においては、ロックバースライダ16及び
シートロックオープナースライダ26は、図1〜図3に
示す位置にある。すなわち、ロックバースライダ16
は、カム8に対する位置が図1に示すようにカム8の間
隙14内にあり、その長孔23の一端側23aの中心部
分にカム8の回転軸8aが位置している。また、シート
ロックオープナースライダ26は、図3に示すように引
っ張り方向側に位置し、カム8の突出部11の係止溝1
1bが突片部28の引っ張り方向側の側面端部に係止さ
れている。
【0032】そして、このオフ位置からキー4をプッシ
ュしないでロック方向である左方向に回すと、ロータ3
の回動によりカム8の突出部11が、図3の矢印ニ方向
に回動し、突出部11先端部の円弧面11aがシートロ
ックオープナースライダ26の突片部28の円弧面28
aを押す。これにより、シートロックオープナースライ
ダ26が、ベース35の摺動部41に沿って圧縮コイル
スプリング33の付勢力に抗しながら矢印ホ方向にスラ
イド移動し、シートロックオープナースライダ26の長
孔29に係止されているシートロックワイヤ31が引っ
張られ、シートロックが解除される。
【0033】この時、ロックバースライダ16は、その
長孔23の一端側23aにカム8の回転軸8aが位置し
ているため、一端側23a内に回転軸8aが単に位置し
て回転するだけであり、カム8の回動によってロックバ
ースライダ16が移動することはなく、ロックバー21
も突出しない。
【0034】なお、キー54をプッシュしないでカム8
をロック方向に回しシートロックをオープンさせた後、
キー4から手を離すと、圧縮コイルスプリング33の付
勢力により、シートロックオープナースライダ26が元
の位置に自動に復帰する。すなわち、シートロックオー
プン操作は、キー4をオフ位置からそのままオープン位
置方向に所定角度回すだけで行われることになる。
【0035】一方、オフ位置からキー4を押圧操作して
ロータ3を下方にプッシュすると、ロックバースライダ
16とカム8の位置関係は図5に示す状態になる。すな
わち、シートロックオープナースライダ26がカム8の
間隙14内に位置して突出部10との係合状態が解除さ
れ、また、ロックバースライダ16は、その長孔23が
カム8の突出部10先端のカム軸13と係合した状態と
なる。
【0036】この状態で、キー4をロック方向である左
方向に回すと、ロータ3を介してカム8のカム軸13が
図2の矢印ロの如く回動し、この突出部11の回動でロ
ックバースライダ16が矢印ハ方向に移動する。これに
より、ロックバー21がシリンダボディ2の角孔24か
ら外部へ所定長さ突出して、ステアリングがロックされ
る。この時、シートロックオープナースライダ26は、
カム8の突出部10、11間のZ間隙14内に位置して
いるため、突出部11がシートロックオープナースライ
ダ26の下面側を回転するだけで、突片部28には何等
作用せずその位置は変化(移動)しない。
【0037】なお、オフ位置からキー4をオン方向であ
る右方向に回すと、ロータ3の回動によるカム8の回動
で、互いに係合している係合部20と孔53により可動
接点ロータ49が回転して、その可動接点50と固定接
点51が適宜接続される。これにより、イグニッション
スイッチ1のスイッチ機構がオンし、図示しないバッテ
リ回路が接続される。このスイッチ機構の切換時に、接
点盤48のボール55が下ベース37の凹部37a内に
嵌入することにより、切換感が操作者の指先に伝達され
る。
【0038】このように、上記実施例のイグニッション
スイッチ1によれば、カム8の上下の異なる位置に一対
の突出部10、11を設け、上方の突出部10をロック
バースライダ16と係合させ、下方の突出部11をシー
トロックオープナースライダ26と係合させるため、一
つのカム8の回動動作で、両スライダ16、26をそれ
ぞれ独立して動作させることができる。その結果、シー
トロックオープン操作時にカム8の回動力がロックバー
スライダー16に伝達されることがなくなって、ロック
バー21のストロークロスがなくなる。
【0039】また、カム8を一つの部品で形成すること
ができるため、従来のようにカム106や作動子10
5、ロック104等の複数の部品を使用する必要がなく
なり、部品点数を削減することができると共に、これら
複数の部品を積み重ねて用いていた従来品に比較して、
イグニッションスイッチの外形状を小型化することがで
きる。
【0040】さらに、ベース35の弾性片45をシリン
ダボディ2の孔46に嵌入させるだけで、ベース35を
シリンダボディ2に組み付けできるため、イグニッショ
ンスイッチ1の組み付け作業を容易に行うことができ
る。これらのことから、部品コストや製造コストが大幅
に低減され、イグニッションスイッチ1のコストダウン
を図ることが可能になる。
【0041】またさらに、カム8の復元バネとして圧縮
コイルスプリング33を使用することにより、従来のね
じりコイルバネ109に比較して組み付け作業が簡単と
なり、イグニッションスイッチの組立性を一層向上させ
ることが可能になる。
【0042】なお、上記実施例においては、イグニッシ
ョンスイッチ1にステアリングロック機構とシートロッ
ク機構を付加した例、すなわち外部のロック機構がシー
トロック機構である場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものでもなく、例えば外部のロック機
構がヘルメットロック機構等である場合にも適用するこ
とができる。
【0043】また、上記実施例におけるカム8の突出部
10、11の形状及び寸法、位置関係、ロックバースラ
イダ16及びシートロックオープナースライダ26の形
状、ベース35の形状等も一例であって、本発明の要旨
を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは
いうまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば
テアリングロックバーのストロークロスをなくすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるイグニッションスイッチの断面
【図2】同図1のA−A線矢視図
【図3】同図1のB−B線矢視図
【図4】同要部の分解斜視図
【図5】同キーをプッシュした状態の図1と同様の断面
【図6】従来のイグニッションスイッチの断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・イグニッションスイッチ 2・・・・・・・・・・シリンダボディ 3・・・・・・・・・・ロータ 5・・・・・・・・・・キー孔 8・・・・・・・・・・カム 8a・・・・・・・・・回転軸 9・・・・・・・・・・円板部 10、11・・・・・・突出部 11a・・・・・・・・円弧面 13・・・・・・・・・カム軸 14・・・・・・・・・間隙 16・・・・・・・・・ロックバースライダ 17、18、33・・・圧縮コイルスプリング 21・・・・・・・・・ロックバー 26・・・・・・・・・シートロックオープナースライ
ダ 27・・・・・・・・・スライダ本体 28・・・・・・・・・突片部 35・・・・・・・・・ベース 36・・・・・・・・・上ベース 37・・・・・・・・・下ベース 41・・・・・・・・・摺動部 48・・・・・・・・・接点盤 49・・・・・・・・・可動接点ロータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−53352(JP,A) 実開 昭63−76168(JP,U) 実開 昭60−29783(JP,U) 実開 平5−58525(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 B60R 25/00 611 B62H 5/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーが挿入されるロータを有するととも
    に、オフ位置と、該オフ位置の一方の回転方向に設けら
    れバッテリ回路が接続されるオン位置と、前記オフ位置
    の他方の回転方向に設けられステアリングロックバーを
    外部へ所定長さ突出させてステアリングをロックするス
    テアリングロック位置と、前記オフ位置とステアリング
    ロック位置との間に外部ロックをオープンするロックオ
    ープン位置とを設けたイグニッションスイッチにおい
    て、前記ロータと連結されつつ 前記ステアリングのロック動
    作と前記外部ロックのオープン動作を行い得るカムを有
    し、前記キーをプッシュ操作しないでオフ位置からロッ
    クオープン位置まで回動させて外部ロックをオープン動
    作させる際には、前記カムと外部ロックとが係合して外
    部ロックをオープンしつつ当該カムと前記ステアリング
    ロックバーとの係合が解除されるとともに、前記キーを
    プッシュ操作しつつオフ位置からステアリングロック位
    置まで回動させてステアリングをロック動作させる際に
    は、前記カムとステアリングロックバーとが係合してス
    テアリングをロックしつつ当該カムと前記外部ロックと
    の係合が解除されることを特徴とするイグニッションス
    イッチ。
  2. 【請求項2】前記カムには、前記ステアリングロックバ
    ーを進退させる突出部と外部ロックをオープンさせる突
    出部とが別々の箇所に設けられたことを特徴とする請求
    項1記載のイグニッションスイッチ。
  3. 【請求項3】前記カムによって動作させる部材が、ロー
    タの押圧操作によって切り換わることを特徴とする請求
    項1または2記載のイグニッションスイッチ。
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