JP3403538B2 - 建設機械の制御装置 - Google Patents

建設機械の制御装置

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JP3403538B2
JP3403538B2 JP04438995A JP4438995A JP3403538B2 JP 3403538 B2 JP3403538 B2 JP 3403538B2 JP 04438995 A JP04438995 A JP 04438995A JP 4438995 A JP4438995 A JP 4438995A JP 3403538 B2 JP3403538 B2 JP 3403538B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械の制御装置に係り、特に、ブリードオフ絞りを内蔵
する流量制御弁の切換え操作に伴って、アクチュエータ
の最大駆動圧を制御することができる建設機械の制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の建設機械の制御装置を示
す回路図である。この従来技術は、例えば油圧ショベル
に備えられる制御装置であって、同図10に示すよう
に、原動機1と、この原動機1によって駆動する主ポン
プすなわち可変容量型油圧ポンプ3と、油圧ポンプ3の
吐出流量を制御するポンプレギュレータ2と、油圧ポン
プ3の吐出管路101に接続したアンロード弁11、及
びメインリリーフ弁10とを備えている。
【0003】また、油圧ポンプ3に対して並列に、すな
わち吐出管路101に並列に、ブームシリンダ81、ア
ームシリンダ82、旋回モータ83等のアクチュエータ
を配置してある。油圧ショベルでは、通常、他のアクチ
ュエータとして、バケットシリンダ、左右走行モータな
どを有するが、これらのアクチュエータは説明を簡単に
するために図示を省略してある。
【0004】油圧ポンプ3と、ブームシリンダ81、ア
ームシリンダ82、旋回モータ83のそれぞれを連絡す
る主管路81A,81B等には、ブームシリンダ81、
アームシリンダ82、旋回モータ83のそれぞれに供給
される圧油の流れを制御する流量制御弁41,42,4
3を配置してある。流量制御弁41は、例えば手動操作
式の流量制御弁であり、メータイン絞り41A、メータ
アウト絞り41C、及び、これらのメータイン絞り41
A、メータアウト絞り41Cのそれぞれの下流を接続す
るブリードオフ管路81Cに設けたブリードオフ絞り4
1Bを内蔵している。同様に、流量制御弁42,43
も、手動操作式の流量制御弁であり、それぞれメータイ
ン絞り42A,43A、メータアウト絞り42C,43
C、及び、ブリードオフ絞り42B,43Bを内蔵して
いる。なお、流量制御弁41,42,43のそれぞれの
戻り側通路とタンクとは、タンク連通管路100で接続
されている。したがって上述したブリードオフ管路81
C等も、実質的にタンク連通管路100に接続された状
態にある。
【0005】上述した流量制御弁41,42,43のそ
れぞれは、操作レバー91,92,93の操作量に応じ
て切換え操作される。
【0006】また、上述した流量制御弁41,42,4
3のそれぞれには、ブームシリンダ81、アームシリン
ダ82、旋回モータ83のそれぞれの負荷圧を検出する
負荷圧検出管路61,62,63を接続してある。これ
らの負荷圧検出管路61,62,63で検出される負荷
圧のうちの最大負荷圧Lmaxが、最大負荷圧検出管路
7を介してポンプレギュレータ2の一方のパイロット室
に与えられる。このポンプレギュレータ2の他方のパイ
ロット室には、ポンプ吐出圧検出管路5を介して検出さ
れるポンプ吐出圧Pdが与えられる。すなわち、ポンプ
レギュレータ2は、ポンプ吐出圧Pdと最大負荷圧Lm
axとの差圧であるロードセンシング差圧によって制御
され、このロードセンシング差圧が一定(目標差圧ΔP
LS)となるように油圧ポンプ3の吐出量を決定する。
【0007】この従来技術は、ブームシリンダ81、ア
ームシリンダ82、旋回モータ83のそれぞれに供給さ
れる流量は、基本的には互いに他のアクチュエータの負
荷圧の変動の影響を受けず、自己の流量制御弁41,4
2,43の開口面積に基づいて決められる。これによ
り、ブームシリンダ81、アームシリンダ82等の複合
操作が可能なロードセンシングシステムが形成される。
【0008】また、各流量制御弁41,42,43に
は、ブリードオフ絞り41B,42B,43Bを内蔵さ
せてあることから、操作レバー91,92,93の操作
量に応じて、各アクチュエータの最大駆動圧を制御する
ことができる。
【0009】例えば、ブームシリンダ81において説明
すれば、 ・流量制御弁41のメータイン絞り41Aの開口面積を
A1, ・流量制御弁41のブリードオフ絞り41Bの開口面積
をB1, ・ロードセンシング目標差圧を前述のようにΔPLS, ・粘性、重力を含む圧油の流量係数をC, ・油圧ポンプ3から流量制御弁41のメータイン絞り4
1Aに供給されるメータインの流量をQA1, ・流量制御弁41のブリードオフ絞り41B,ブリード
オフ管路81Cを介してタンクに流れるブリードオフ流
量をQB1, ・ブームシリンダ81の負荷圧をPL1, ・ブームシリンダ81に供給される流量をQI1とする
と、 QA1=C・A1√(ΔPLS) QB1=C・B1√(ΔPL1) QI1=QA1−QB1=C・A1√(ΔPLS)−C・B1√
(ΔPL1) の式が成り立つ。
【0010】流量制御弁41の操作レバー91の操作量
とメータイン絞り41Aの開口面積A1との関係は、図
11に示すように操作量の増加に伴って開口面積が増大
し、フル操作位置で最大となる関係となっており、流量
制御弁41の操作レバー91の操作量とブリードオフ絞
り41Bの開口面積B1との関係は、図12に示すよう
に、操作量の増加に伴って開口面積が減少し、フル操作
位置で開口面積がゼロ、すなわちブリードオフ流量がゼ
ロとなる関係となっている。
【0011】ブームシリンダ81の駆動圧は、上述の式
で示すメータイン流量QA1とブリードオフ流量QB1とを
バランスさせるように流量制御弁41を操作することに
より、図13に示すように、操作量の増加に伴って増大
し、フル操作位置で最大駆動圧となり、オペレータが制
御することができる。
【0012】以上の式、及び図11,12,13に示す
関係は、アームシリンダ82等の他のアクチュエータで
あっても同様に成り立つ。
【0013】上述のように、図10に示す従来技術で
は、ブリードオフ絞り41B,42B,43Bを流量制
御弁41,42,43のそれぞれに内蔵させたことによ
り、ブームシリンダ81、アームシリンダ82、旋回モ
ータ83等の駆動圧も、操作レバー91,92,93等
の操作により制御でき、慣性の大きな旋回体をゆっくり
と旋回させる微操作(ハーフ操作)や、慣性の大きなブ
ームの振動を生じさせない微操作(ハーフ操作)を実現
させることができ、これに伴って旋回体を介しておこな
われるつり荷作業の作業精度の向上、ブームの回動を介
しておこなわれる掘削作業の作業精度の向上など、良好
な作業性を得ることができる。
【0014】なお、この種の建設機械の制御装置に相当
する公知技術としては、特開昭61−88002号公
報、特開平1−274866号公報、特開平3−524
02号公報に記載のものがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
10に示す従来技術では、油圧ポンプ3の吐出可能流量
とブームシリンダ81、アームシリンダ82、旋回モー
タ等のアクチュエータの複合操作時の要求流量との関
係、及び微操作(ハーフ操作)とフル操作の複合操作に
伴う問題がある。
【0016】2つのアクチュエータ、例えばブームシリ
ンダ81、アームシリンダ82の複合操作にあって、共
に微操作(ハーフ操作)である場合には、これらのブー
ムシリンダ81、アームシリンダ82の要求流量が少な
く、したがつてアクチュエータ要求流量よりも油圧ポン
プ3の吐出可能流量の方が大きいのが普通であり、良好
な微操作(ハーフ操作)性を確保し得る。
【0017】しかしながら、アクチュエータの中でフル
操作させるものと微操作(ハーフ操作)させるものとが
混在するような複合操作が実施されるとき、例えば掘削
作業に際して、負荷圧が高くなるアームシリンダ82を
フル操作し、負荷圧が比較的低くなるブームシリンダ8
1を微操作(ハーフ操作)する複合操作が実施されるよ
うなときには、アクチュエータ要求流量の方が油圧ポン
プ3の吐出可能流量よりも大きくなることが起り得る。
このような場合、ブームシリンダ81の微操作に伴って
ブリードオフ流量分だけ、油圧ポンプ3から吐出される
流量を既に無駄に捨てている状況にもかかわらず、相対
的に油圧ポンプ吐出可能流量が不足することになること
から、特に高負荷圧側となるアームシリンダ81への供
給流量が減少し、このアームシリンダ81の作動速度が
低下し、これにより作業能率の低下を招いてしまう。
【0018】このようなことは、例えばブームを上げる
ようにブームシリンダ81をフル操作するとともに、ア
ームをわずかに動かすためにアームシリンダ82を微操
作する複合操作を実施する場合にも生じ、このとき高負
荷圧側を形成するブームシリンダ81への流量が減少
し、ブームの上がり量の低下による作業能率の低下を招
いてしまう。
【0019】このように、図10に示す従来技術では、
フル操作されるアクチュエータと微操作(ハーフ操作)
されるアクチュエータとの複合操作に際して、駆動圧制
御のためにはやむおえないが、微操作に伴うブリードオ
フ流量分だけタンクに捨てており、その一方、特に、高
負荷側となるフル操作されるアクチュエータへの供給流
量の不足を生じ、このため作業能率が低下する問題があ
った。
【0020】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、フル操作される
アクチュエータと微操作(ハーフ操作)されるアクチュ
エータとの複合操作に際して、微操作に伴うブリードオ
フ流量を少なくすることができる建設機械の制御装置を
提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、原動機と、この原
動機によって駆動する主油圧ポンプと、この主油圧ポン
プから吐出される圧油により駆動する複数のアクチュエ
ータと、これらのアクチュエータのそれぞれに対応して
設けられ、上記主油圧ポンプから上記アクチュエータに
供給される圧油の流れを制御するとともに、内部にブリ
ードオフ絞りを有する流量制御弁とを備え、これらの流
量制御弁の切換え操作に伴って上記アクチュエータの最
大駆動圧の制御が可能な建設機械の制御装置において、
上記アクチュエータのそれぞれの操作量を検出する操作
量検出手段と、上記ブリードオフ絞りとタンクとを接続
する管路に設けられ、開口面積を変えることのできるブ
リードオフ制御弁とを備えるとともに、上記操作量検出
手段で検出される操作量の最大値を選択する選択手段
と、上記アクチュエータの操作量の増加に応じて上記ブ
リードオフ制御弁の開口面積が小さくなるように変化さ
せる関数関係をあらかじめ記憶する記憶手段と、上記選
択手段で選択された操作量と上記記憶手段に記憶される
関数関係とから上記ブリードオフ制御弁の開口面積の目
標値を求める演算手段とを有し、この演算手段で求めた
開口面積の目標値に相応する駆動信号を出力するコント
ローラを備え、このコントローラから出力される駆動信
号に応じて上記ブリードオフ制御弁を駆動させる構成に
してある。
【0022】また、本発明の請求項2に係る発明は、請
求項1に係る発明において、上記コントローラの記憶手
段が、上記アクチュエータの操作量の増加に応じて上記
ブリードオフ制御弁の開口面積が小さくなるように変化
させる関数関係を、異なる複数の関数関係として記憶す
るものであるとともに、上記複数の関数関係のそれぞれ
に対応する指示信号を出力可能な指示装置を備え、上記
コントローラの上記演算手段は、上記指示装置から出力
される指示信号に対応する関数関係を上記記憶手段から
選定し、その選定された関数関係に基づいて上記ブリー
ドオフ制御弁の開口面積の目標値を求める構成にしてあ
る。
【0023】
【作用】本発明の請求項1に係る発明は、上記の構成に
してあることから、フル操作されるアクチュエータと、
微操作(ハーフ操作)されるアクチュエータとの複合操
作がおこなわれるときは、操作量検出手段で微操作に対
応する操作量とフル操作に対応する操作量のそれぞれが
検出され、該当する操作量がコントローラに出力され
る。コントローラの選択手段は、入力した操作量のうち
の最大値を選択する。今の場合、フル操作されるアクチ
ュエータに係る操作量が最大値として選択される。コン
トローラの演算手段は、この選択された最大値と、記憶
手段に記憶されている関数関係、すなわち、アクチュエ
ータの操作量の増加に応じてブリードオフ制御弁の開口
面積が小さくなるように変化させる関数関係とに基づい
て、ブリードオフ制御弁の開口面積の目標値を求める演
算をおこなう。今は、選択された操作量が最大値である
ことから、この演算手段で求められるブリードオフ制御
弁の開口面積の目標値は小さな値となる。その小さな値
である目標値に相応する駆動信号がコントローラから出
力され、その駆動信号に応じてブリードオフ制御弁が駆
動する。したがって、ブリードオフ制御弁の開口面積
は、上述の演算手段で求めた目標値に相当する小さな開
口面積となる。
【0024】ここで、操作量が最大となるフル操作され
るアクチュエータに係る流量制御弁のブリードオフ絞り
は、開口面積がゼロとなり、そのブリードオフ絞りから
タンクに流れるブリードオフ流量はなくなる。この点に
ついては、従来技術と同じである。
【0025】そしてこのとき、フル操作されるアクチュ
エータの操作量が最大となることに伴って、上述したよ
うにブリードオフ制御弁の開口面積が小さく変化する。
これにより、微操作されるアクチュエータに係る流量制
御弁に内蔵されるブリードオフ絞りは、所定の開口面積
に保持され、微操作に係るアクチュエータの駆動圧の制
御を実施できるとともに、その微操作に係るアクチュエ
ータのブリードオフ絞りからタンクに流れるブリードオ
フ流量は、開口面積の小さく変化したブリードオフ制御
弁により規制される。
【0026】したがって、フル操作されるアクチュエー
タと、微操作(ハーフ操作)されるアクチュエータとの
複合操作に際し、アクチュエータ要求流量が油圧ポンプ
の吐出可能流量よりも大きくなっても、ブリードオフ制
御弁の駆動によりそれぞれの流量制御弁からタンクに流
れるブリードオフ流量は少なくなり、その少なくし得た
流量に相応してアクチュエータ、特に高負荷側となるフ
ル操作されるアクチュエータへの供給流量を、従来技術
よりも増加させることができる。
【0027】なお、微操作(ハーフ操作)されるアクチ
ュエータどうしの複合操作がおこなわれるときは、それ
ぞれの流量制御弁に内臓されるブリードオフ絞りは所定
の開口面積に保持され、それぞれのアクチュエータの操
作量が小さいことに伴って、コントローラの選択手段で
選択される最大値も比較的小さく、コントローラの演算
手段では、その小さな最大値に相応する開き気味の開口
面積が求められる。これに応じて、ブリードオフ制御弁
の開口面積も開き気味の開口面積に保持される。
【0028】したがって、それぞれのアクチュエータに
係る流量制御弁のブリードオフ絞りからブリードオフ制
御弁を経てタンクに、従来技術と同様に所定のブリード
オフ流量が流れ、これらのアクチュエータの駆動圧の制
御を実施できる。
【0029】本発明の請求項2に係る発明は、上述した
請求項1に係る発明と同様の作用を奏するとともに、指
示装置から出力される指示信号の違いに応じて、コント
ローラの演算手段で、異なる関数関係のうちの該当する
関数関係、すなわち、アクチュエータの操作量の増加に
応じてブリードオフ制御弁の開口面積が小さくなるよう
に変化させる変化率が異なる関係を選定できる。
【0030】したがって、アクチュエータの操作量が同
じであっても、関数関係の違いにより、コントローラの
演算手段で求められる開口面積の目標値に大小の違いを
生じる。これに伴い、アクチュエータの操作量が同じで
も、指示装置による指示の違いにより、ブリードオフ制
御弁の開口面積に大小の違いを生じ、アクチュエータの
駆動圧をより作業に好適な駆動圧にすることができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の建設機械の制御装置の実施例
を図に基づいて説明する。図1は本発明の請求項1,
3,4,6に対応する第1の実施例を示す回路図、図2
は図1に示す第1の実施例に備えられるコントローラの
構成及び処理手順を示す図、図3は図1に示す第1の実
施例に備えられるブリードオフ制御弁の特性を示す図で
ある。
【0032】図1は前述した図10に対応させて描いた
もので、例えば油圧ショベルに備えられる制御装置を示
している。また、この図1にあって前述した図10に示
したものと同等のものは、同じ符号で示してある。
【0033】すなわち、この図1に示す第1の実施例に
あっても、原動機1と、この原動機1によって駆動する
主油圧ポンプすなわち可変容量油圧ポンプ3と、ポンプ
レギュレータ2と、油圧ポンプ3の吐出管路101に接
続したアンロード弁11、及びメインリリーフ弁10と
を備え、油圧ポンプ3に対して並列に、ブームシリンダ
81、アームシリンダ82、旋回モータ83等のアクチ
ュエータを配置してある。他のアクチュエータを形成す
るバケットシリンダ、左右走行モータなどは、説明を簡
単にするために図示を省略してある。
【0034】また、油圧ポンプ3と、ブームシリンダ8
1、アームシリンダ82、旋回モータ83のそれぞれを
連絡する主管路81A,81B等には、ブームシリンダ
81、アームシリンダ82、旋回モータ83のそれぞれ
に供給される圧油の流れを制御する流量制御弁41,4
2,43を配置してある。流量制御弁41,42,43
は、例えば手動操作式の流量制御弁であり、それぞれメ
ータイン絞り41A,42A,43A、メータアウト絞
り41C、42C,43C、及び、ブリードオフ管路8
1C,82,83Cに設けたブリードオフ絞り41B,
42B,43Bを内蔵している。
【0035】上述した流量制御弁41,42,43のそ
れぞれは、操作レバー91,92,93の操作量に応じ
て切換え操作される。
【0036】また、流量制御弁41,42,43のそれ
ぞれには、ブームシリンダ81、アームシリンダ82、
旋回モータ83のそれぞれの負荷圧を検出する負荷圧検
出管路61,62,63を接続してある。負荷圧検出管
路61,62,63で検出される負荷圧のうちの最大負
荷圧Lmaxが、最大負荷圧検出管路7を介してポンプ
レギュレータ2の一方のパイロット室に与えられ、この
ポンプレギュレータ2の他方のパイロット室には、ポン
プ吐出圧検出管路5を介して検出されるポンプ吐出圧P
dが与えられ、ポンプレギュレータ2は、ポンプ吐出圧
Pdと最大負荷圧Lmaxとの差圧であるロードセンシ
ング差圧によって制御され、このロードセンシング差圧
が一定(目標差圧ΔPLS)となるように油圧ポンプ3の
吐出量を決定する構成となっている。以上の構成につい
ては、前述した図10に示すものと同等である。
【0037】この第1の実施例では特に、アクチュエー
タのそれぞれの操作量を検出する操作量検出手段、すな
わち、ブームシリンダ81の操作量を検出し、操作量検
出信号91Aを出力する操作量検出手段91Bと、アー
ムシリンダ82の操作量を検出し、操作量検出信号92
Aを出力する操作量検出手段92Bと、旋回モータ83
の操作量を検出し、操作量検出信号93Aを出力する操
作量検出手段93Bとを備えている。また、流量制御弁
41,42,43のそれぞれに内蔵されるブリードオフ
管路81C,82,83Cを、チェック弁45,46,
47を介してブリードオフ接続管路111に接続してあ
る。チェック弁45,46,47のそれぞれは、ブリー
ドオフ管路81C,82,83Cからブリードオフ接続
管路111への圧油の流れが許容され、ブリードオフ接
続管路111からブリードオフ管路81C,82,83
Cへの圧油の逆流が阻止される配置にしてある。
【0038】また、ブリードオフ接続管路111の下流
とタンクとを接続する管路部分には、開口面積を所定の
最大開口からゼロまで変化し得るブリードオフ制御弁1
12を設けてある。また、ブリードオフ制御弁112を
駆動させるパイロット圧を供給可能なパイロットポンプ
116と、このパイロットポンプ116とブリードオフ
制御弁112のパイロット室とを連絡するパイロット管
路117,115と、これらのパイロット管路117と
パイロット管路115の間に配置され、パイロットリリ
ーフ弁119で規定されるパイロット圧の大きさを調整
して出力可能な電磁比例弁114とを備えている。
【0039】さらに、上述した操作量検出手段91B,
92B,93Bから出力される操作量検出信号91A,
92A,93Aを入力して、所定の信号処理をおこな
い、電磁比例弁114を駆動させる駆動信号を出力する
コントローラ113を備えている。このコントローラ1
13は、例えばマイクロコンピュータで構成され、入力
手段と、選択手段と、記憶手段と、演算手段と、出力手
段とを含んでいる。
【0040】すなわち、コントローラ113は、図2の
手順S1に示すように、ブームシリンダ81、アームシ
リンダ82、旋回モータ83を駆動する流量制御弁4
1,42,43の操作レバー91,92,93の操作量
を検出する操作量検出手段91B,92B,93Bから
出力される操作量検出信号91A,92A,93Aを入
力する入力手段を含んでいる。
【0041】また、図2の手順S2で示すように、入力
された操作量検出信号91A,92A,93Aの値のう
ちの最大値を選択する選択手段を含んでいる。
【0042】また、図2の手順S3で示すように、アク
チュエータの操作量の増加に応じて、すなわち操作量検
出信号91A,92A,93Aの最大値が大きくなるに
つれて、ブリードオフ制御弁112の開口面積が小さく
なるように変化させる操作量検出信号の最大値と制御弁
開口面積との関数関係をあらかじめ記憶するとともに、
図2の手順S4で示すように、ブリードオフ制御弁11
2の開口面積が小さいときは大きな値の電磁比例弁駆動
信号となり、ブリードオフ制御弁112の開口面積が大
きくなると次第に小さな値の電磁比例弁駆動信号となる
制御弁開口面積と電磁比例弁駆動信号との関数関係をあ
らかじめ記憶する記憶手段を含んでいる。
【0043】また、上述の選択手段で選択された操作量
検出信号91A,92A,93Aのいずれかの値と、上
述の記憶手段に記憶される操作量検出信号の最大値と制
御弁開口面積との関数関係とからブリードオフ制御弁1
12の開口面積の目標値を求めるとともに、この目標値
と、上述の記憶手段に記憶される制御弁開口面積と電磁
比例弁駆動信号との関数関係から、電磁比例弁114を
駆動する駆動信号を演算する演算手段を含んでいる。
【0044】そして、コントローラ113は、図2の手
順S5で示すように、演算手段で求めた電磁比例弁駆動
信号を出力する出力手段を含んでいる。
【0045】このように構成した第1の実施例では、微
操作(ハーフ操作)どうしのアクチュエータの複合操
作、例えば微操作のブームシリンダ81と微操作のアー
ムシリンダ82との複合操作の場合には、操作レバー9
1,92の操作量は小さく、したがって、操作量検出手
段91B,92Bから出力される操作量検出信号91
A,92Aの値は小さいものとなる。
【0046】これらの操作量検出信号91A,92Aは
図2の手順S1に示すように、コントローラ113の入
力手段に入力される。以下、コントローラ113におけ
る処理がおこなわれる。図2の手順S2では、コントロ
ーラ113に内蔵される選択手段で、入力される操作量
検出信号の最大値の選択、すなわち、操作量検出信号9
1Aと92Aの値のうちの大きい方を最大値として選択
することがおこなわれる。今は共に微操作であるのでそ
れぞれの値は比較的小さい。ここで例えば操作量検出信
号91Aが最大値として選択されるものとする。次に手
順S3に移り、コントローラ113に内蔵される演算手
段で、あらかじめ記憶手段に記憶されている操作量検出
信号の最大値と制御弁開口面積との関数関係と、上述の
ようにして選択された最大値、すなわち比較的小さな値
である操作量検出信号91Aの値とに基づいて、ブリー
ドオフ制御弁113の開口面積の目標値を求める演算が
おこなわれる。今は操作量検出信号の最大値が比較的小
さいことから開口面積の目標値もゼロと最大開口との中
間の値となる。次に手順S4に移り、同演算手段で引き
続いて、あらかじめ記憶手段に記憶されているブリード
オフ制御弁113の開口面積と電磁比例弁114の駆動
信号との関数関係と、上述の手順S3で求めたブリード
オフ制御弁113の開口面積の目標値とから、電磁比例
弁114の駆動信号を求める演算がおこなわれる。今は
開口面積の目標値がゼロと最大開口との中間の値となる
ことから、電磁比例弁駆動信号の値も最大とゼロの中間
の値となる。次に手順S5に移り、このコントローラ1
13の出力手段から、前述の手順S4で求めた電磁比例
弁駆動信号が出力される。
【0047】このようにして、コントローラ113から
出力される駆動信号により、図1に示す電磁比例弁11
4は、例えばパイロット管路117から供給されるパイ
ロット圧の大きさを半減させて出力するように駆動す
る。これに応じてパイロット管路115を経て、ブリー
ドオフ制御弁112のパイロット室に、それまでに比べ
て半減されたパイロット圧が与えられ、このブリードオ
フ制御弁112に備えられるばねの力とのバランスで、
このブリードオフ制御弁112は図3の操作量「ハー
フ」に対応する半開状態の開口面積に制御される。
【0048】その一方、前述した操作レバー91,92
の操作量に応じて流量制御弁41,42が切換え操作さ
れ、図11,12に示すように、それぞれのメータイン
絞り41A,42A、及びブリードオフ絞り41B,4
2Bも半開状態に保持される。
【0049】油圧ポンプ3から吐出される圧油は、吐出
管路101、流量制御弁41,42のメータイン絞り4
1A,42A、主管路81A等を経てブームシリンダ8
1、アームシリンダ82のそれぞれに供給され、戻り油
は主管路81B等、流量制御弁41,42のメータアウ
ト絞り41C,42Cを介してタンクに戻される。ま
た、流量制御弁41,42のメータイン絞り41A,4
2Aの下流の圧油の一部は、この流量制御弁41,42
に内蔵されるブリードオフ絞り41B,42B、チエッ
ク弁45,46、ブリードオフ接続管路111、ブリー
ドオフ制御弁112を介して、ブリードオフ流量として
タンクに戻される。
【0050】このような微操作どうしのアクチュエータ
の複合操作では、アクチュエータ要求流量は比較的小さ
く、したがって油圧ポンプ3の吐出可能流量の方がアク
チュエータ要求流量よりも大きく、ブリードオフ流量を
生じるもののブームシリンダ81,アームシリンダ82
には、流量制御弁41,42のメータイン絞り41A,
42Aの開口面積に相応した比較的少ない流量が供給さ
れ、これによりブームシリンダ81,アームシリンダ8
2を微小速度で作動させることができ、また、ブリード
オフ流量を生じさせるにより、前述した図13で示す比
較的小さな駆動圧に、これらのブームシリンダ81,ア
ームシリンダ82を制御することができる。
【0051】また例えば、フル操作のアクチュエータと
微操作(ハーフ操作)のアクチュエータの複合操作が実
施されるとき、例えば掘削作業に際して、負荷圧が高く
なるアームシリンダ82をフル操作し、負荷圧が比較的
低くなるブームシリンダ81を微操作するような複合操
作が実施されるときには、油圧ポンプ3の吐出可能流量
よりもアクチュエータ要求流量の方が大きくなる。この
第1の実施例では、このようなフル操作と微操作の複合
操作時には以下のように動作する。
【0052】すなわち、操作レバー91を微操作、操作
レバー92をフル操作することにより、流量制御弁41
がハーフストローク切換え操作され、メータイン絞り4
1A及びブリードオフ絞り41Bがそれぞれ半開状態の
開口面積に保持され、流量制御弁42がフルストローク
切換え操作され、メータイン絞り42Aが最大開口面積
に保持され、ブリードオフ絞り42Bが開口面積ゼロに
保持される。
【0053】その一方、操作レバー91,92の操作量
が操作量検出手段91B,92Bによつて検出され、操
作量検出信号91A,92Aがコントローラ113の入
力手段に入力される。コントローラ113では、図2の
手順S2に示すように、選択手段で、今の場合はフル操
作されているアームシリンダ82に係る操作量検出信号
92Bの値を最大値として選択する。次に、図2の手順
S3で、演算手段によりブリードオフ制御弁112の開
口面積の目標値が求められ、今の場合の操作量検出信号
92Bの値はフル操作における値であることから、開口
面積の目標値がゼロと求められる。次に図2の手順S4
で、演算手段により電磁比例弁駆動信号が求められる
が、今の場合、ブリードオフ制御弁112の開口面積の
目標値がゼロであることから、電磁比例弁駆動信号の値
は最大となる。したがって、手順S5においては、この
コントローラ113の出力手段から、最大の値をとる電
磁比例弁駆動信号が図1に示す電磁比例弁114に出力
される。
【0054】これにより、図1に示す電磁比例弁114
は、同図1の下段位置に切換えられ、パイロット管路1
15に供給されるパイロット圧の値が小さくなり、ブリ
ードオフ制御弁112はばねの力により、図3に例示す
るように全閉位置に切換えられる。
【0055】したがって、流量制御弁41の制御によ
り、ブームシリンダ81の微操作を実施できるととも
に、この流量制御弁41のブリードオフ絞り41Bが開
いているにもかかわらず、ブリードオフ制御弁112が
閉じることにより、ブリードオフ絞り41Bからタンク
へのブリードオフ流量は生じることがなく、そのブリー
ドオフ流量に相当する流量が、特に、高負荷圧側を形成
するフル操作されるアームシリンダ82への増量分とし
て供給される。これにより、アームシリンダ82の作動
速度の低下を抑制することができる。
【0056】このように、第1の実施例にあっては、従
来技術と同様に微操作時のアクチュエータの駆動圧の制
御機能を有するとともに、フル操作と微操作(ハーフ操
作)が混在するアクチュエータの複合操作にあって、油
圧ポンプ3の吐出可能流量よりもアクチュエータ要求流
量の方が大きくなっても、アクチュエータのフル操作に
伴ってブリードオフ制御弁112が開口面積をゼロに変
化させるように切換えられ、ブリードオフ流量をなく
し、そのブリードオフ流量に相当する流量を高負荷側の
アクチュエータに増量させることができ、このフル操作
と微操作が混在するアクチュエータの複合操作時の作業
能率の向上を実現させることができる。
【0057】なお、上記第1の実施例では、ブームシリ
ンダ81の微操作とアームシリンダ82のフル操作の複
合操作時に、開口面積がゼロとなるブリードオフ制御弁
112を設けたが、図4に示すように、アクチュエータ
の操作量の増加に応じて開口面積が徐々に小さくなるも
のの、アクチュエータのフル操作時でも、小さな開口面
積は確保されるようなブリードオフ制御弁120を設け
る構成にしてもよい。このようなブリードオフ制御弁1
20を設けた場合でも、微操作とフル操作の混在するア
クチュエータの複合操作時には、タンクへのブリードオ
フ流量を少なくすることができ、少なくし得た流量に相
当する流量を高負荷側のアクチュエータへの増量に活用
させることができ、前述した第1の実施例と同様に、フ
ル操作と微操作が混在するアクチュエータの複合操作時
の作業能率を向上させることができる。
【0058】図5は本発明の請求項1,2,3,4,6
に対応する第2の実施例を示す回路図、図6は図5に示
す第2の実施例に備えられるコントローラの構成及び処
理手順を示す図、図7は図5に示す第2の実施例で得ら
れる駆動圧の特性を示す図である。
【0059】この第2の実施例では、コントローラ11
3の記憶手段は、アクチュエータの操作量の増加に応じ
てブリードオフ制御弁112の開口面積が小さくなるよ
うに変化させる関数関係を、異なる複数の関数関係とし
て記憶するものであるとともに、このコントローラ11
3に上述した異なる複数の関数関係のそれぞれに対応す
る指示信号を出力可能な指示装置、例えば切換スイッチ
118を備えている。
【0060】この第2の実施例のコントローラ113
も、前述した第1の実施例におけるコントローラ113
と同様に、例えばマイクロコンピュータで構成され、入
力手段と、選択手段と、記憶手段と、演算手段と、出力
手段とを含んでいるが、このうち特に記憶手段と演算手
段が第1の実施例と異なっている。
【0061】すなわち、この第2の実施例のコントロー
ラ113に備えられる記憶手段は、図6の手順S14,
17で示すように、アクチュエータの操作量の増加に応
じて、すなわち、操作量検出信号91A,92A,93
Aの最大値が大きくなるにつれて、ブリードオフ制御弁
112の開口面積が小さくなるように変化させる操作量
検出信号の最大値と制御弁開口面積との関数関係とし
て、異なる複数の関数関係を記憶している。手順S14
に示す関数関係は、操作量検出信号の最大値がゼロのと
きのブリードオフ制御弁112の開口面積は最大開口に
設定してあるが、手順S17において示す関数関係は、
操作量検出信号の最大値がゼロのときのブリードオフ制
御弁112の開口面積は最大開口の半分程度に設定して
ある。つまり、操作量検出信号の最大値の変化に対する
ブリードオフ制御弁112の開口面積の変化率を、手順
S14における関数関係の場合に比べて、手順S17に
おける関数関係では比較的ゆるやかなものにしてある。
【0062】また、この第2の実施例における前述した
切換スイッチ118は、例えば図6の手順S14の関数
関係に対応する指示信号すなわちスイッチ信号を出力さ
せる切換位置aと、図6の手順S17の関数関係に対応
するスイッチ信号を出力させる切換位置bとを備えてい
る。
【0063】そして、図5に示すコントローラ113
は、図6の手順S13に示すように、切換スイッチ11
8から出力されるスイッチ信号が、切換位置aの信号
か、切換位置bの信号かを判断する判断手段も備えてい
る。
【0064】これに伴い、図5に示すコントローラ11
3に備えられる演算手段は、選択手段で選択された操作
量検出信号91A,92A,93Aのいずれかの値と、
記憶手段で記憶される操作量検出信号の最大値と制御弁
開口面積との関数関係とからブリードオフ制御弁112
の開口面積の目標値を求める演算をおこなう際に、上述
の判断手段でスイッチ信号aと判断されたときは、手順
S14に示す変化率が比較的急になる関数関係に基づい
て演算をおこない、また、上述の判断手段でスイッチ信
号bと判断されたときは、手順S17に示す変化率が比
較的ゆるやかな関数関係に基づいて演算をおこなう。
【0065】このコントローラ113の他の入力手段、
選択手段、出力手段については、前述した第1の実施例
におけるものと同じである。
【0066】また、この第2の実施例の他の構成につい
ては、前述した第1の実施例と同等である。
【0067】このように構成した第2の実施例では、前
述した第1の実施例と同等の作用効果を奏する他、特
に、図5に示す切換スイッチ118による切換位置a,
bのいずれかを指示することにより、図6に示す手順S
13においてコントローラ113の判断手段で、「スイ
ッチ信号はaかbか」判断され、スイッチ信号がaと判
断されたときは、コントローラ113の演算手段は手順
S14に示す関数関係に基づいてブリードオフ制御弁1
12の開口面積の目標値を求める演算をおこない、また
スイッチ信号がbと判断されたときは、演算手段は手順
S17に示す関数関係に基づいてブリードオフ制御弁1
12の開口面積の目標値を求める演算をおこなう。この
点が前述した第1の実施例と相違する。
【0068】図6の手順S14に示す関数関係は、例え
ば前述した第1の実施例に係る図2の手順S3の関数関
係と同等に設定してあり、したがって、この図6の手順
S14における演算がなされるとき、すなわち図5の切
換スイッチ118で切換信号aが指示されたときは、第
1の実施例と同様の動作をおこなう。この場合に得られ
るアクチュエータの出し得る最大の駆動圧の特性、すな
わち最大可能駆動圧は、図7のaで示す特性となる。
【0069】また、コントローラ113の演算手段で図
6の手順S17における演算がなされるとき、すなわ
ち、図5の切換スイッチ118で切換位置bが指示され
たときは、手順S14の演算の場合に比べてブリードオ
フ制御弁112の開口面積は閉じ気味に制御され、した
がって、操作量検出信号の最大値が同じであっても、ア
クチュエータの最大可能駆動圧は、図7のbで示す特性
のように、aの特性に比べて高くすることができる。
【0070】この第2の実施例では、微操作時のアクチ
ュエータの最大可能駆動圧を高い場合と、低い場合にオ
ペレータの指示に応じて選択的に変えることができ、作
業の種類を考慮して、より適切な駆動圧を確保でき、精
度の高い作業を実施することができ、優れた作業性を有
する。
【0071】この第2の実施例の他の動作については、
前述した第1の実施例と同等であるので説明を省略す
る。
【0072】図8は本発明の請求項1,3,4,5,6
に対応する第3の実施例を示す回路図である。この第3
の実施例では、主油圧ポンプとして2つの可変容量型油
圧ポンプ3A,3Bを設けてあり、油圧ポンプ3Aの吐
出管路101Aにブームシリンダ81、アームシリンダ
82等のアクチュエータを並列に接続し、油圧ポンプ3
Bの吐出管路101Bに旋回モータ83、走行モータ8
4等のアクチュエータを並列に接続してある。走行モー
タ84を制御する流量制御弁44も、他の流量制御弁4
1,42,43等と同様の手動操作式の流量制御弁であ
り、それぞれメータイン絞り44A、メータアウト絞り
44C、及びブリードオフ管路84C、ブリードオフ絞
り44Bを内蔵している。
【0073】また、流量制御弁44の操作レバー94の
操作量を検出し、操作量検出信号94Aをコントローラ
113に出力する操作量検出手段94Bを備えている。
【0074】上述した流量制御弁41,42,43,4
4のそれぞれには、負荷圧検出管路61,62,63,
64を接続してあり、これらの負荷圧のうちの最大負荷
圧Lmaxが最大負荷圧検出管路7を介して、油圧ポン
プ3Aの吐出量を制御するポンプレギュレータ2Aの一
方のパイロット室と、油圧ポンプ3Bの吐出量を制御す
るポンプレギュレータ2Bの一方のパイロット室に与え
られる。ポンプレギュレータ2A,2Bのそれぞれの他
方のパイロット室には、ポンプ吐出圧検出管路5A,5
Bを介してポンプ吐出圧Pdが与えられる。すなわち、
この第2の実施例にあっても、ポンプ吐出圧Pdと最大
負荷圧Lmaxとの差圧に応じたロードセンシング制御
が実施される。
【0075】ブームシリンダ81を制御する流量制御弁
41のブリードオフ絞り41Bが配置されるブリードオ
フ管路81Cと、アームシリンダ82を制御する流量制
御弁42のブリードオフ絞り42Bが配置されるブリー
ドオフ管路82Cとは、それぞれチェック弁45,46
を介してブリードオフ接続管路111Aに接続してあ
る。また、旋回モータ83を制御する流量制御弁43の
ブリードオフ絞り43Bが配置されるブリードオフ管路
83Cと、走行モータ84を制御する流量制御弁44の
ブリードオフ絞り44Bが配置されるブリードオフ管路
84Cとは、それぞれチェック弁47,48を介してブ
リードオフ接続管路111Bに接続してある。また、ブ
リードオフ接続管路111Aと、ブリードオフ接続管路
111Bとは、ブリードオフ接続管路111Cを介して
タンクに接続してある。このブリードオフ接続管路11
1Cに、ブリードオフ制御弁112を配置してある。流
量制御弁41,42,43,44のそれぞれを切換え操
作する操作レバー91,92,93,94の操作量が操
作量検出手段91B,92B,93Bから操作量検出信
号91A,92A,93A,94Aとしてコントローラ
113に出力され、コントローラ113では、これらの
操作量検出信号91A,92A,93A,94Aに基づ
く処理がなされる。
【0076】その他の構成については、前述した第1の
実施例と同等である。このように構成した第3の実施例
でも、操作レバー91,92,93,94のいずれかが
微操作のみされるときには、ブリードオフ制御弁112
は半開状態となってブリードオフ流量をタンクに流し、
所望の微操作をおこなうことができ、操作レバー91,
92,93,94のいずれかが微操作され、少なくとも
他の1つがフル操作される複合操作時には、コントロー
ラ113における前述と同等の演算手段により、ブリー
ドオフ制御弁112は全閉状態となってブリードオフ流
量がなくなり、そのブリードオフ流量に相当する流量を
フル操作される高負荷圧のアクチュエータに増量させて
供給することができ、第1の実施例と同様に作業能率を
向上させることができる。
【0077】図9は本発明の請求項1,2,3,4,
5,6に対応する第4の実施例を示す回路図である。こ
の第4の実施例は、前述した図8に示す第3の実施例の
構成において、前述した図5に示す第2の実施例の切換
スイッチ118を設け、コントローラ113を前述した
図5に示す第2の実施例と同等に構成したものである。
【0078】したがって、この第4の実施例は、前述し
た図8に示す第3の実施例と同様の作用効果を奏する
他、前述した図5に示す第2の実施例で述べたように、
オペレータが切換スイッチ118を切換位置a、あるい
は切換位置bに切換えることにより、微操作時のアクチ
ュエータの最大可能駆動圧を高い場合と、低い場合に選
択的に変えることができ、作業の種類を考慮して、より
適切な駆動圧を確保でき、精度の高い作業を実施するこ
とができ、優れた作業性を有する。
【0079】なお、上記各実施例では、油圧ポンプ3,
3A,3Bの吐出量を、ポンプ吐出圧Pdと最大負荷圧
Lmaxとのロードセンシング差圧により制御する構成
にしてあるが、このポンプ制御はロードセンシングシス
テムによらなくてもよく、例えば操作レバー91〜94
の操作量に応じてポンプ吐出量を増加させる制御、すな
わちポジコン制御により構成してもよい。
【0080】また、上記各実施例では、全ての流量制御
弁41〜44にブリードオフ絞り41B〜44Bを設け
てあるが、アクチュエータの種類に応じて選択的にブリ
ードオフ絞りを設ける構成にしてもよい。
【0081】また、上記各実施例では、全てのアクチュ
エータに対して1つのブリードオフ制御弁112を設け
てあるが、1つのアクチュエータに対して1つのブリー
ドオフ制御弁112あるいは120を設けてもよく、ま
た、複数のアクチュエータごとに別々のブリードオフ制
御弁112あるいは120を設ける構成にしてもよい。
【0082】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る発明は、微操作
とフル操作の混在するアクチュエータの複合操作時に
は、コントローラにおける演算処理により、タンクへの
ブリードオフ流量を少なくすることができ、少なくし得
た流量に相当する流量をアクチュエータへの増量に活用
させることができ、これにより従来に比べて作業能率を
向上させることができる。
【0083】また、本発明の請求項2に係る発明は、請
求項1に係る発明の効果に加えて、微操作時のアクチュ
エータの最大可能圧を、作業の種類を考慮した適切な駆
動圧に選択的に変えることができ、精度の高い作業を実
施することができ、優れた作業性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の制御装置の第1の実施例を
示す回路図である。
【図2】図1に示す第1の実施例に備えられるコントロ
ーラの構成及びコントローラにおける処理手順を示す図
である。
【図3】図1に示す第1の実施例に備えられるブリード
オフ制御弁の特性を示す図である。
【図4】ブリードオフ制御弁の別の例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図6】図5に示す第2の実施例に備えられるコントロ
ーラの構成及び処理手順を示す図である。
【図7】図5に示す第2の実施例で得られる駆動圧の特
性を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図9】本発明の第4の実施例を示す回路図である。
【図10】従来の建設機械の制御装置を示す回路図であ
る。
【図11】図10に示す従来の建設機械の制御装置に備
えられる流量制御弁に設けられるメータイン絞りの特性
を示す図である。
【図12】図10に示す従来の建設機械の制御装置に備
えられる流量制御弁に設けられるブリードオフ絞りの特
性を示す図である。
【図13】図10に示す従来の建設機械の制御装置で得
られる圧力制御特性を示す図である。
【符号の説明】
1 原動機 2 ポンプレギュレータ 3 可変容量型油圧ポンプ 3A 可変容量型油圧ポンプ 3B 可変容量型油圧ポンプ 41 流量制御弁 41A メータイン絞り 41B ブリードオフ絞り 42 流量制御弁 42A メータイン絞り 42B ブリードオフ絞り 43 流量制御弁 43A メータイン絞り 43B ブリードオフ絞り 44 流量制御弁 44A メータイン絞り 44B ブリードオフ絞り 45 チェック弁 46 チェック弁 47 チェック弁 48 チェック弁 81 ブームシリンダ(アクチュエータ) 81A 主管路 81B 主管路 81C ブリードオフ管路 82 アームシリンダ(アクチュエータ) 82C ブリードオフ管路 83 旋回モータ(アクチュエータ) 83C ブリードオフ管路 84 走行モータ(アクチュエータ) 84C ブリードオフ管路 91 操作レバー 91A 操作量検出信号 91B 操作量検出手段 92 操作レバー 92A 操作量検出信号 92B 操作量検出手段 93 操作レバー 93A 操作量検出信号 93B 操作量検出手段 94 操作レバー 94A 操作量検出信号 94B 操作量検出手段 101 吐出管路 101A 吐出管路 101B 吐出管路 111 ブリードオフ接続管路 111A ブリードオフ接続管路 111B ブリードオフ接続管路 111C ブリードオフ接続管路 112 ブリードオフ制御弁 113 コントローラ 114 電磁比例弁 115 パイロット管路 116 パイロットポンプ 117 パイロット管路 118 切換スイッチ 119 パイロットリリーフ弁 120 ブリードオフ制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/22 F15B 11/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機と、この原動機によって駆動する
    主油圧ポンプと、この主油圧ポンプから吐出される圧油
    により駆動する複数のアクチュエータと、これらのアク
    チュエータのそれぞれに対応して設けられ、上記主油圧
    ポンプから上記アクチュエータに供給される圧油の流れ
    を制御するとともに、内部にブリードオフ絞りを有する
    流量制御弁とを備え、これらの流量制御弁の切換え操作
    に伴って上記アクチュエータの最大駆動圧の制御が可能
    な建設機械の制御装置において、 上記アクチュエータ
    のそれぞれの操作量を検出する操作量検出手段と、 上記ブリードオフ絞りとタンクとを接続する管路に設け
    られ、開口面積を変えることのできるブリードオフ制御
    弁とを備えるとともに、 上記操作量検出手段で検出される操作量の最大値を選択
    する選択手段と、上記アクチュエータの操作量の増加に
    応じて上記ブリードオフ制御弁の開口面積が小さくなる
    ように変化させる関数関係をあらかじめ記憶する記憶手
    段と、上記選択手段で選択された操作量と上記記憶手段
    に記憶される関数関係とから上記ブリードオフ制御弁の
    開口面積の目標値を求める演算手段とを有し、この演算
    手段で求めた開口面積の目標値に相応する駆動信号を出
    力するコントローラを備え、 このコントローラから出力される駆動信号に応じて上記
    ブリードオフ制御弁を駆動させることを特徴とする建設
    機械の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記コントローラの記憶手段は、上記ア
    クチュエータの操作量の増加に応じて上記ブリードオフ
    制御弁の開口面積が小さくなるように変化させる関数関
    係を、異なる複数の関数関係として記憶するものである
    とともに、 上記複数の関数関係のそれぞれに対応する指示信号を出
    力可能な指示装置を備え、 上記コントローラの上記演算手段は、上記指示装置から
    出力される指示信号に対応する関数関係を上記記憶手段
    から選定し、その選定された関数関係に基づいて上記ブ
    リードオフ制御弁の開口面積の目標値を求めることを特
    徴とする請求項1記載の建設機械の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記ブリードオフ制御弁を駆動させるパ
    イロット圧を供給可能なパイロットポンプと、 このパイロットポンプと上記ブリードオフ制御弁のパイ
    ロット室とを連絡するパイロット管路と、 このパイロット管路に設けられ、このパイロット管路を
    流れるパイロット圧の大きさを調整可能な電磁比例弁と
    を備え、 上記コントローラから出力される駆動信号を上記電磁比
    例弁に与え、この電磁比例弁を駆動することを特徴とす
    る請求項1または2記載の建設機械の制御装置。
  4. 【請求項4】 上記流量制御弁のブリードオフ絞りのう
    ちの複数に連通するブリードオフ接続管路を設け、この
    ブリードオフ接続管路の下流に上記ブリードオフ制御弁
    を配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の建設機械の制御装置。
  5. 【請求項5】 上記主油圧ポンプが複数の油圧ポンプか
    らなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の建設機械の制御装置。
  6. 【請求項6】 建設機械が油圧ショベルであることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の建設機械の制
    御装置。
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