JP3403078B2 - 引戸の停止装置 - Google Patents

引戸の停止装置

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JP3403078B2
JP3403078B2 JP19086398A JP19086398A JP3403078B2 JP 3403078 B2 JP3403078 B2 JP 3403078B2 JP 19086398 A JP19086398 A JP 19086398A JP 19086398 A JP19086398 A JP 19086398A JP 3403078 B2 JP3403078 B2 JP 3403078B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は引戸の停止装置に関し、
特に自閉機構を有する引戸を所望の位置で停止させる引
戸の停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1.第1の従来技術 第1の従来技術として特開平7−82942号公報に記
載された引戸の停止装置を掲げる。この停止装置を図1
8、図19および図20に示す。
【0003】図18に示すように、引戸10に固定され
た戸車取付具41、42には、それぞれ戸車43、44
が取り付けられている。この戸車43、44は壁面30
に設けられたレール46に載っており、戸車43、44
が転動することによって引戸10はレール46上に沿っ
て開放(矢印90方向)または閉鎖(矢印91方向)す
る。
【0004】戸車取付具42にはタイミングベルト40
の一端が固定され、戸車取付具41にはタイミングベル
ト40の他端が固定されている。そして、このタイミン
グベルト40は、引戸クローザ回転部45とプーリー6
0とに架けられている。
【0005】引戸10を矢印90方向に開放した場合、
タイミングベルト40によって引戸クローザ回転部4
5、プーリー60は矢印96方向に回転する。そして、
引戸10に対する力を解除した場合、引戸クローザのぜ
んまい機構によって引戸クローザ回転部45は矢印97
方向に逆転復帰し、引戸10を自動的に閉鎖(矢印91
方向)させる。
【0006】プーリー60には図19および図20に示
す停止装置61が設けられている。停止装置61内には
矢印90、91方向に移動可能なスライダー63が収納
されており、このスライダー63は圧縮バネ62によっ
て付勢されている。スライダー63内にはストッパーア
ーム軸65Jを中心に揺動可能なストッパーアーム65
が支持されており、このストッパーアーム65の後端と
固定ピン66との間に引張バネ64が架けられている。
引張バネ64の付勢力によって、ストッパーアーム65
の先端部は基準線L9に近づく方向に常時付勢され、プ
ーリー60外周面上のタイミングベルト40に常に接す
るようになっている。
【0007】引戸10の開放によってプーリー60が矢
印96方向に回転した場合、ストッパーアーム65は図
19に示す状態にはね上がり、開閉者が直ちに力を解除
すると引戸クローザの自動閉鎖力にしたがってプーリー
60は矢印97方向に逆転してストッパーアーム65の
先端部は基準線L9を越えて引き下げられる(図20
B)。
【0008】これに対して、開閉者が引戸10を所定時
間停止させた後に力を解除した場合は、ストッパーアー
ム65の先端部は基準線L9上に位置し、圧縮バネ62
の押圧力によってプーリー60のタイミングベルト40
を加圧して引戸10をその位置で停止させる。ストッパ
ーアーム65の先端部が基準線L9上に位置するとき
は、スライダー63は矢印90方向にスライド移動す
る。
【0009】なお、図20Aに示す停止状態から開閉者
が引戸10を矢印90方向または矢印91方向に移動さ
せたときは、プーリー60の回転方向に従ってストッパ
ーアーム65の先端部は図19に示す状態、または図2
0Bに示す状態に切り換わり、引戸10の移動が行われ
る。
【0010】2.第2の従来技術 第2の従来技術として特開平9−256728号公報に
記載された装置を掲げる。この第2の従来技術に係る装
置を図21および図22に示す。強制解除装置70は停
止装置61の下方に設けられている。停止装置61の構
成は上記第1の従来技術において説明したのものと同様
である。
【0011】たとえば、火災等が発生した場合、強制閉
鎖装置70には信号が与えられ、強制閉鎖装置70が有
しているソレノイド69は励磁してソレノイド軸68が
突出し、移動部材25を矢印91方向に移動させる。移
動部材25の移動によってレバー72はレバー軸72J
を中心に矢印96方向に揺動し、解除用シャフト73を
矢印92方向に押し上げる。
【0012】これによって、図22に示すように解除用
シャフト73は、停止装置61のストッパーアーム65
を押圧し、プーリー60に対するストッパーアーム65
の制限を解除し、引戸10を強制的に閉鎖させる。
【0013】3.第3の従来技術 次に、第3の従来技術として特開平4−176983号
公報に記載された引戸開閉装置を掲げる。図23は引戸
の戸車75の断面図である。戸車75内の3箇所にはそ
れぞれ押圧ピン77、78が設けられており、これらは
弾性ベルト79によって内側に加圧されている。また、
押圧ピン77、78と戸車軸75Jとの間には各々ニー
ルドベアリング76が位置している。このニールドベア
リング76は、押圧ピン77、78のほぼ中央部に位置
して戸車軸75Jを押圧するようになっている。
【0014】たとえば引戸の開放によって戸車75が矢
印97方向に回転した場合、ニールドベアリング76
は、一方の押圧ピン78側に接する。そして、引戸を所
望の位置で停止させた場合、ニールドベアリング76
は、弾性ベルト79による加圧を受けて、図23に示す
状態から押圧ピン77、78のほぼ中央部に復帰し戸車
軸75Jを押圧する。この3箇所のニールドベアリング
76が戸車軸75Jを押圧することによって、戸車75
が回転しないように固定され、引戸10はその位置で停
止する。
【0015】4.第4の従来技術 引戸の停止装置の第4の従来例として実開平4−417
1号公報に記載されている引戸の開放状態保持装置を掲
げる。図24に示すように、引戸10のブラケット80
には、戸車81とともに停止手段82が取り付けられて
いる。停止手段82は停止手段軸82Jを中心に回動可
能であり、先端には停止ローラ83が設けられている。
停止手段82はバネを内蔵しており、このバネによって
停止ローラ83は矢印201方向に向ってレール46を
加圧している。
【0016】図24は引戸10を矢印90方向に開放し
ているときの状態を示している。引戸10の矢印90方
向への移動にしたがって停止手段82は引戸10の移動
方向とは逆方向の矢印91方向に傾いている。そして、
引戸10を所望の位置で停止させた場合、引戸10の自
動閉鎖力が矢印91方向に働くが、停止ローラ82がブ
レーキとなって引戸10の停止状態が維持される。
【0017】この停止状態から引戸10を閉鎖する場合
は、引戸10に対して矢印91方向に力を加える。する
と、停止手段82内のバネが圧縮され、停止手段82は
停止手段軸82Jを中心に矢印200方向に回動し、停
止手段82は逆方向に傾くことになる。停止手段82が
逆方向に回動することによて、ブレーキが解除され、以
後は自動閉鎖力によって引戸10は矢印91方向に閉鎖
する。
【0018】5.第5の従来技術 続いて、第5の従来技術として特開平7−18939号
公報に記載されている回転部材の作動自動切換装置を掲
げる。図25に示すように、引戸10には取付金具85
が固定されており、この取付金具85には戸車84Jを
介して戸車84が設けられている。戸車84にはギヤ部
が形成されており、戸車84と一体となって回転する。
【0019】取付金具85には、ピン86Jを中心とし
て、回動可能に回動板86が取り付けられており、この
回動板86にはさらに制御歯車体軸87Jを中心に回転
可能な制御歯車体87が設けられている。制御歯車体8
7に一体的に設けられたギヤ部は、戸車84のギヤ部と
噛合している。
【0020】回動板86には電磁石88が設けられてお
り、電磁石88からはストッパー89が出没制御され
る。取付金具85側には、ストッパー89に対応する係
止孔が形成されており、ここに突出したストッパー89
が嵌入されて、戸車84のギヤ部と制御歯車体87のギ
ヤ部との噛合が保持されている。
【0021】開閉者が引戸10を開放した場合、この開
放動作に応じて戸車84はレール46上を転動し、これ
によってギヤ部を介して噛合している制御歯車体87も
回転する。ここで、制御歯車体87内にはクラッチ機構
が組み込まれており、引戸10が開放されて停止した場
合、その停止位置で制御歯車体87はロック状態となり
回転しなくなる。制御歯車体87の回転がロックされる
ことにより、引戸10は開放された位置で停止する。
【0022】制御歯車体87内のクラッチ機構は、所定
以上のトルクが加えられるとロック状態が解かれ、制御
歯車体87が回転可能な状態に切り換わるようになって
いる。すなわち、引戸10が開放された状態から、開閉
者が閉鎖方向に向けて所定以上の力を加えるとロック状
態が解除され、戸車84は回転可能になり、傾斜してい
るレール46上を引戸10は自重によって自動的に閉鎖
するようになる。なお、閉鎖した状態から引戸10を開
放する場合も、開閉者が所定以上の力を加えると制御歯
車体87の逆方向へのロックが解除され開放可能にな
る。
【0023】たとえば火災等が発生した場合、電磁石8
8に信号を与え、ストッパー89を吸引する。ストッパ
ー89が吸引されることによって、ストッパー89と取
付金具85に形成された係止孔85H(図25B)との
嵌合が解かれ、回動板86は自重によって矢印202方
向に回動して倒れる。これによって、制御歯車体87の
ギヤ部と、戸車84のギヤ部との噛合が解除され、戸車
84はフリーの状態になり、引戸10は自重よって自動
的に閉鎖する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】引戸の停止装置の上記
各従来技術には、以下のような問題があった。まず、図
18、図19および図20に示す第1の従来技術につい
ては、ストッパーアーム65の先端部が基準線L9上に
位置することによって、プーリー60のタイミングベル
ト40を加圧して引戸10を停止させる。
【0025】このため、圧縮バネ62の矢印91方向へ
の押圧力が弱い場合、図20Aに示すストッパーアーム
65の状態が不安定になるおそれがある。すなわち、引
戸10の停止位置を確実に保持できないという問題があ
る。
【0026】これに対して、圧縮バネ62の矢印91方
向への押圧力を強力に設定した場合、引戸10の所望の
停止位置を確実に保持することは可能になる。しかし、
この場合、引戸10が閉鎖された状態におけるプーリー
60のタイミングベルト40も、ストッパーアーム65
は強力に押圧することになってしまう。このため、閉鎖
された状態の引戸10を開放させるとき、開閉者は引戸
10に対して矢印90方向に大きな力を加えなければな
らず、開放動作の負担が大きくなるという問題が生じ
る。
【0027】また、図21および図22に示す第2の従
来技術については、次のような問題がある。強制解除装
置70は、解除用シャフト73によってストッパーアー
ム65を押し上げ、プーリー60に対するストッパーア
ーム65の制限を強制的に解除させる。
【0028】上述のように、引戸10の停止位置を確実
に保持するため、圧縮バネ62の矢印91方向への押圧
力を強力に設定した場合、強制解除装置70はこれに応
じた大きな力でストッパーアーム65を押し上げる必要
がある。この際、ストッパーアーム65やプーリー60
の摩擦によってストッパーアーム65等の耐久性が低下
するという問題が生じる。また、停止装置61に対抗さ
せるために強力な作動力を有する強制解除装置70が必
要となるという問題も生じる。
【0029】図23に示す第3の従来技術は、弾性ベル
ト79による加圧によってニールドベアリング76を介
して戸車軸75Jを押圧し、引戸10を所望の位置で停
止させる。このため、引戸10を確実に停止させようと
すると、強力な加圧力を備えた弾性ベルト79を用いる
必要がある。
【0030】この場合、上記第1の従来技術と同様、閉
鎖された状態の引戸10を開放させるとき、開閉者は引
戸10に対して大きな力を加えなければならず、開放動
作の負担が大きくなるという問題が生じる。
【0031】また、図24に示す第4の従来技術につい
ても、引戸10を確実に停止させようとすると、停止手
段82内のバネとして強力なものを用いる必要があり、
この場合、閉鎖された状態の引戸10を開放させると
き、開閉者は引戸10に対して大きな力を加えなければ
ならず、開放動作の負担が大きくなるという問題が生じ
る。
【0032】さらに、図25に示す第5の従来技術につ
いても、引戸10を確実に停止させようとすると、制御
歯車体87ロックを解除するためのトルクを大きく設定
しておく必要があり、この場合、閉鎖された状態の引戸
10を開放させるとき、開閉者は引戸10に対して大き
な力を加えなければならず、開放動作の負担が大きくな
るという問題が生じる。
【0033】また、引戸10を強制的に閉鎖させる場
合、電磁石88のストッパー89を吸引して係止孔85
Hとの嵌合を外し、回動板86を自重によって回動させ
て制御歯車体87のギヤ部と戸車84のギヤ部との噛合
を解除している。しかし、回動板86の自重を利用する
構成では、確実にギヤ部の噛合を解除させることができ
ないおそれがある。
【0034】以上のように、第1の従来技術ないし第5
の従来技術のいずれの構成についても、引戸10に対し
て強力な力を作用させ、引戸10を所望の位置で確実に
停止させようとすると、その反面、閉鎖状態の引戸10
を開放させるとき、開閉者は引戸10に対して大きな力
を加えなければならず、開放動作の負担が大きくなると
いう問題が生じる。
【0035】とくに病院などにおいては、開放した引戸
を所望の位置で確実に停止させる必要性とともに、閉鎖
状態にある引戸の開放動作の負担(とくに初期動作の負
担)を軽減させる必要性がある。上記の各従来技術で
は、このような必要性を十分に満足することはできな
い。
【0036】そこで本発明は、引戸を所望の位置で確実
に停止させることができ、かつ閉鎖状態の引戸の開放動
作の負担を軽減させることができ、さらに小さい作動力
で確実に引戸を強制閉鎖させることができ、装置の耐久
性の低下を回避できる引戸の停止装置の提供を目的とす
る。
【0037】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に係る引戸の停止装置においては、引戸の開放が停止
したとき、揺動部材の係合部と凹部部材の第1凹部との
係合状態が維持され、抵抗を生じさせる第1連動ローラ
と伝達部との接触によって伝達部の閉鎖時方向への移動
が阻止されることにより、引戸の停止位置が保持され
る。
【0038】そして、凹部部材の第1凹部から凹部部材
軸までの第1距離は、第2凹部から凹部部材軸までの第
2距離よりも短く形成されている。このため、揺動部材
の係合部が、凹部部材を凹部部材軸を中心に揺動させて
第2凹部から第1凹部に移動する場合に比べて、第1凹
部から第2凹部には容易に移動しない。
【0039】また、凹部部材の山部の第2傾斜は第1傾
斜よりも緩やかな傾斜をもって形成されている。このた
め、揺動部材の係合部が、凹部部材を凹部部材軸を中心
に揺動させて、山部の第2傾斜から第1傾斜に沿って山
部を乗り越え第2凹部から第1凹部に移動する場合に比
べて、山部の第1傾斜から第2傾斜に沿って容易に山部
を乗り越えることができず、第1凹部から第2凹部には
容易に移動しない。
【0040】以上のように、揺動部材の係合部は第1凹
部から第2凹部には容易に移動しないため、揺動部材の
係合部と凹部部材の第1凹部との係合状態を確実に維持
することができ、抵抗を生じさせる第1連動ローラと伝
達部との接触を通じて引戸の停止位置を確実に保持する
ことができる。
【0041】また、引戸を開放する方向に加圧したと
き、当該加圧を受け、伝達部は開放時方向へ移動して、
第2連動ローラによる抵抗に起因して、接触の対象を第
2連動ローラから中間連動部を介して第1連動ローラに
切り換え、揺動部材を揺動部材軸を中心として揺動させ
ると同時に、揺動部材の係合部は、付勢部材の付勢に反
して凹部部材を凹部部材軸を中心に揺動させつつ、山部
の第2傾斜から第1傾斜に沿って山部を乗り越え、第2
凹部から第1凹部に係合する。
【0042】そして、凹部部材の第1凹部から凹部部材
軸までの第1距離は、第2凹部から凹部部材軸までの第
2距離よりも短く形成されている。このため、揺動部材
の係合部が、凹部部材を凹部部材軸を中心に揺動させて
第1凹部から第2凹部に移動する場合に比べて、第2凹
部から第1凹部には容易に移動することができる。
【0043】また、凹部部材の山部の第2傾斜は第1傾
斜よりも緩やかな傾斜をもって形成されている。このた
め、揺動部材の係合部が、凹部部材を凹部部材軸を中心
に揺動させて、山部の第1傾斜から第2傾斜に沿って山
部を乗り越え第1凹部から第2凹部に移動する場合に比
べて、山部の第2傾斜から第1傾斜に沿って容易に山部
を乗り越えることができ、第2凹部から第1凹部には容
易に移動することができる。
【0044】以上のように、揺動部材の係合部は第2凹
部から第1凹部には容易に移動することができるため、
引戸を閉鎖する場合に比べて容易に引戸を開放すること
が可能となり、引戸の開放動作の負担を軽減させること
ができる。
【0045】また、凹部部材は、付勢部材によって揺動
部材の係合部に向けて付勢されている。このため、凹部
部材を揺動部材の係合部に対して常時、接触させること
ができる。したがって、揺動部材の係合部を確実に第1
凹部または第2凹部に係合させることができ、引戸の停
止位置を確実に保持することができる。
【0046】さらに、揺動部材には中間連動部が形成さ
れている。そして、引戸を開放する方向に加圧したと
き、伝達部は接触の対象を当該中間連動部を介して第2
連動ローラから第1連動ローラに切り換える。また、引
戸を閉鎖する方向に加圧したとき、伝達部は接触の対象
を当該中間連動部を介して第1連動ローラから第2連動
ローラに切り換える。このため、伝達部の接触の対象
を、第1連動ローラ、第2連動ローラの間で円滑かつ確
実に切り換えることができる。
【0047】請求項2に係る引戸の停止装置において
は、引戸の開放が停止したとき、揺動部材の係合部と凹
部部材の第1凹部との係合状態が維持され、抵抗を生じ
させる第1連動ローラと伝達部との接触によって伝達部
の閉鎖時方向への移動が阻止されることにより、引戸の
停止位置が保持される。
【0048】そして、凹部部材の第1凹部から凹部部材
軸までの第1距離は、第2凹部から凹部部材軸までの第
2距離よりも短く形成されている。このため、揺動部材
の係合部が、凹部部材を凹部部材軸を中心に揺動させて
第2凹部から第1凹部に移動する場合に比べて、第1凹
部から第2凹部には容易に移動しない。
【0049】したがって、揺動部材の係合部と凹部部材
の第1凹部との係合状態を確実に維持することができ、
抵抗を生じさせる第1連動ローラと伝達部との接触を通
じて引戸の停止位置を確実に保持することができる。
【0050】また、引戸を開放する方向に加圧したと
き、当該加圧を受け、伝達部は開放時方向へ移動して、
第2連動ローラによる抵抗に起因して、接触の対象を第
2連動ローラから第1連動ローラに切り換え、揺動部材
を揺動部材軸を中心として揺動させると同時に、揺動部
材の係合部は、凹部部材を凹部部材軸を中心に揺動させ
て第2凹部から第1凹部に係合する。
【0051】そして、凹部部材の第1凹部から凹部部材
軸までの第1距離は、第2凹部から凹部部材軸までの第
2距離よりも短く形成されている。このため、揺動部材
の係合部が、凹部部材を凹部部材軸を中心に揺動させて
第1凹部から第2凹部に移動する場合に比べて、第2凹
部から第1凹部には容易に移動することができる。
【0052】したがって、引戸を閉鎖する場合に比べて
容易に引戸を開放することが可能となり、引戸の開放動
作の負担を軽減させることができる。
【0053】請求項3に係る引戸の停止装置において
は、引戸の開放が停止したとき、揺動部材の係合部と凹
部部材の第1凹部との係合状態が維持され、抵抗を生じ
させる第1連動ローラと伝達部との接触によって伝達部
の閉鎖時方向への移動が阻止されることにより、引戸の
停止位置が保持される。
【0054】そして、凹部部材の山部の第2傾斜は第1
傾斜よりも緩やかな傾斜をもって形成されている。この
ため、揺動部材の係合部が、凹部部材を凹部部材軸を中
心に揺動させて、山部の第2傾斜から第1傾斜に沿って
山部を乗り越え第2凹部から第1凹部に移動する場合に
比べて、山部の第1傾斜から第2傾斜に沿って容易に山
部を乗り越えることができず、第1凹部から第2凹部に
は容易に移動しない。
【0055】したがって、揺動部材の係合部と凹部部材
の第1凹部との係合状態を確実に維持することができ、
抵抗を生じさせる第1連動ローラと伝達部との接触を通
じて引戸の停止位置を確実に保持することができる。
【0056】また、引戸を開放する方向に加圧したと
き、当該加圧を受け、伝達部は開放時方向へ移動して、
第2連動ローラによる抵抗に起因して、接触の対象を第
2連動ローラから第1連動ローラに切り換え、揺動部材
を揺動部材軸を中心として揺動させると同時に、揺動部
材の係合部は、凹部部材を凹部部材軸を中心に揺動させ
つつ、山部の第2傾斜から第1傾斜に沿って山部を乗り
越え、第2凹部から第1凹部に係合する。
【0057】そして、凹部部材の山部の第2傾斜は第1
傾斜よりも緩やかな傾斜をもって形成されている。この
ため、揺動部材の係合部が、凹部部材を凹部部材軸を中
心に揺動させて、山部の第1傾斜から第2傾斜に沿って
山部を乗り越え第1凹部から第2凹部に移動する場合に
比べて、山部の第2傾斜から第1傾斜に沿って容易に山
部を乗り越えることができ、第2凹部から第1凹部には
容易に移動することができる。
【0058】したがって、引戸を閉鎖する場合に比べて
容易に引戸を開放することが可能となり、引戸の開放動
作の負担を軽減させることができる。
【0059】請求項4に係る引戸の停止装置において
は、接続部は、少なくとも第2連動ローラに直接または
間接に接続されている。そして、強制閉鎖制御部は、与
えられた制御信号に基づき、接続部を移動させ、少なく
とも第2連動ローラを伝達部から離れる方向に退避さ
せ、第2連動ローラと伝達部との接触を解除する。
【0060】このため、たとえば火災等の異常発生時に
は、強制閉鎖制御部に制御信号を与えて第2連動ローラ
と伝達部との接触を解除し、自閉機構によって引戸を自
動的に閉鎖させることができる。したがって、異常発生
時に確実に引戸を強制閉鎖することができる。
【0061】また、第2連動ローラを伝達部から離れる
方向に退避させることによって、第2連動ローラと伝達
部との接触を解除する。このため、小さい作動力で第2
連動ローラと伝達部との接触を解除して引戸を強制閉鎖
することができる。しかも、解除時における第2連動ロ
ーラと伝達部との摩擦を抑えることができ、装置の耐久
性の低下を回避できる。
【0062】さらに、第2連動ローラに直接または間接
に接続されている接続部を移動させるため、より確実に
第2連動ローラと伝達部との接触を解除し、引戸を強制
閉鎖することができる。
【0063】請求項5に係る引戸の停止装置において
は、凹部部材を揺動部材の係合部に向けて付勢する付勢
部材を備えている。このため、凹部部材を揺動部材の係
合部に対して常時、接触させることができる。したがっ
て、揺動部材の係合部を確実に第1凹部または第2凹部
に係合させることができ、引戸の停止位置を確実に保持
することができる。
【0064】請求項6に係る引戸の停止装置において
は、付勢部材の付勢力を調整する付勢力調整部を備えて
いる。このため、凹部部材と揺動部材の係合部との係合
の強度を調整することができ、伝達部と第1連動ローラ
および第2連動ローラとの接触の強度を調整することが
可能である。したがって、引戸の停止位置を保持する保
持力、および引戸を開放する際の開放動作力を自在に設
定することができる。
【0065】請求項7に係る引戸の停止装置において
は、揺動部材には中間連動部が形成されている。そし
て、引戸を開放する方向に加圧したとき、伝達部は接触
の対象を当該中間連動部を介して第2連動ローラから第
1連動ローラに切り換え、引戸を閉鎖する方向に加圧し
たとき、伝達部は接触の対象を当該中間連動部を介して
第1連動ローラから第2連動ローラに切り換える。
【0066】このため、伝達部の接触の対象を、第1連
動ローラ、第2連動ローラの間で円滑かつ確実に切り換
えることができる。
【0067】
【発明の実施の形態】1.第1の実施形態 本発明に係る引戸の停止装置の第1の実施形態を図1な
いし図11に基づいて説明する。図1は本実施形態にお
ける停止装置2が設けられた引戸10を示す正面図であ
り、引戸10が矢印91方向に閉鎖されている状態を示
す図である。また図2は、図1に示す引戸10が矢印9
0方向に開放された状態を示す正面図である。
【0068】図3Aは停止装置2の正面図であり、図3
Bは図4Aに示すI-I方向の矢視断面図である。また図
4Aは停止装置2の平面図であり、図4Bは図3Aに示
すII-II方向における一部の矢視断面図である。
【0069】さらに図5は、図3Aに示すIII方向から
の矢視図である。図6Aは図3Aに示す回動板3の詳細
を示す正面図であり、図6Bは図3Aに示すレバー20
の詳細を示す正面図である。
【0070】図7A、B、Cは、停止装置2の正面図で
あり作動状態を示す図である。図8A、Bは電気錠6を
示す正面図である。また図9Aは図3Aに示すV方向の
矢視部分断面図であり、図9Bは図9Aに示す電気錠6
がベース金具4から分離された状態を示す図である。
【0071】図10A、Bは、図4Aに示すIV-IV方向
の矢視断面図である。図11は停止装置2の正面図であ
り、強制閉鎖を行なう際の状態を示す図である。
【0072】(1-1) 引戸10の自閉機構の説明 図1に示すように引戸10には戸車取付金具41、42
が固定されており、この戸車取付金具41、42にそれ
ぞれ回転可能に戸車43、44が支持されている。壁面
30にはレール46が設けられておりこのレール46に
戸車43、44が載っている。
【0073】引戸10を矢印90または91方向に開閉
した場合、戸車43、44はレール46上を転動し、引
戸10はレール46に沿って移動する。戸車取付金具4
2にはベルト固定具42Hによってタイミングベルト4
0の一端が固定されており戸車取付金具41にはベルト
固定具41Hによってタイミングベルト40の他端が固
定されている。
【0074】そして、このタイミングベルト40は壁面
30側に設けられた引戸クローザ回転部45とプーリー
31との間に掛けられている。引戸10を矢印90、9
1方向に開閉した場合、引戸10の開閉はタイミングベ
ルト40を通じて引戸クローザ回転部45、プーリー3
1に伝達され、引戸クローザ回転部45、プーリー31
は回転する。
【0075】なお、戸車取付金具42に設けられている
スプリング47によってタイミングベルト40には十分
な張力が確保されるようになっている。引戸10を矢印
90方向に開放した場合(図2)、これに従って引戸ク
ローザ回転部45およびプーリー31はそれぞれ矢印9
6方向に回転する。
【0076】引戸クローザ回転部45の矢印96方向へ
の回転力は引戸クローザが備えるゼンマイ機構に蓄積さ
れ、このゼンマイ機構によって引戸クローザ回転部45
は矢印97方向に自動的に逆転し、引戸10は矢印91
方向に自動閉鎖するようになっている。
【0077】本実施形態においてはプーリー31が伝達
部であり、矢印96方向が開放時方向、矢印97方向が
閉鎖時方向である。本実施形態においては、引戸10の
自閉機構としてゼンマイ機構を例示したが、たとえばレ
ール46を傾斜させて壁面30に設け、引戸10の自重
によって自閉するようにしてもよい。
【0078】(1ー2) 停止装置2の詳細の説明 本実施形態においては、プーリー31に対して停止装置
2が設けられている。図3Bに示すようにプーリー31
はベース金具4に支持されている。プーリー31はベー
ス金具4に取り付けられたプーリー軸31Jを中心に回
転自在である。そして、このベース金具4がプーリー金
具29を介して壁面30に固定されている(図4A、
B)。
【0079】図3Bに示すようにタイミングベルト40
の内面にはベルト係合歯40Kが形成されている。一
方、プーリー31の外周面にはプーリー係合歯31Kが
形成されており、ベルト係合歯40Kがこのプーリー係
合歯31Kに噛合している。プーリー係合歯31Kとベ
ルト係合歯40Kとが噛合していることによって、タイ
ミングベルト40の移動に応じてプーリー31が確実に
回転するようになっている。
【0080】図4A、Bに示すように、プーリー31に
はプーリー歯車31a、31bが一体的に設けられてい
る。本実施形態においては停止装置2はプーリー31と
ともにベース金具4に対して設けられている。停止装置
2は図4A、Bに示すように2枚のユニット金具5を備
えている。そして、このユニット金具5は、ベース金具
4に設けられたユニット軸ボルト5Jに取り付けられて
いる。ユニット金具5は、ユニット軸5Jを中心に矢印
96、97方向(図3A)に揺動可能に支持されてい
る。
【0081】2枚のユニット金具5の内部には、揺動部
材軸としての回動板軸3Jが設けられており、この回動
板軸3Jに揺動部材である回動板3が取り付けられてい
る。回動板3は回動板軸3Jを中心に矢印96、97方
向に揺動可能である。図6Aに示すように回動板3の裏
面には、中間連動部である中間ギヤ14がボルト24に
よって固定されている。なお、図3B、図4Bに示すよ
うに、中間ギヤ14はプーリー31のプーリー歯車31
bに噛合可能に配置されている。
【0082】また回動板3にはローラ軸13Jが設けら
れており、このローラ軸13Jを中心に回転自在にロー
ラ13が支持されている。ローラ13が本実施形態にお
ける係合部である。このローラ13は、回動板軸3Jを
中心として中間ギヤ14に対向する箇所に位置してい
る。
【0083】図3Bに示すように、回動板3には切換歯
車軸11J、12Jが設けられている。そして、切換歯
車軸11Jには第1連動ローラである切換歯車11が取
り付けられており、切換歯車軸12Jには第2連動ロー
ラである切換歯車12が取り付けられている。
【0084】なお、回動板3が矢印97方向に揺動した
場合、切換歯車11はプーリー31のプーリー歯車31
aに噛合可能に配置されている。また、回動板3が矢印
96方向に揺動した場合、切換歯車12はプーリー31
のプーリー歯車31aに噛合可能に配置されている。
【0085】切換歯車11は矢印97方向には回転する
が矢印96方向には回転しないワンウェイクラッチであ
る。すなわち、切換歯車11は、プーリー31の矢印9
6方向への回転に対しては従動して矢印97方向にフリ
ー状態で回転するが、プーリー31の矢印97方向への
回転に対しては矢印96方向に回転せずロック状態とな
り、プーリー31に対して抵抗を生じさせる。
【0086】また、切換歯車12は矢印96方向には回
転するが矢印97方向には回転しないワンウェイクラッ
チである。すなわち、切換歯車12は、プーリー31の
矢印97方向への回転に対しては従動して矢印96方向
にフリー状態で回転するが、プーリー31の矢印96方
向への回転に対しては矢印97方向に回転せずロック状
態となり、プーリー31に対して抵抗を生じさせる。
【0087】図3A、図4Bに示すように、2枚のユニ
ット金具5の内部には、凹部部材軸であるレバー軸20
Jが固定されている。そして、このレバー軸20Jには
凹部部材としてのレバー20が矢印96、97方向に揺
動可能に設けられている。
【0088】図6Bに示すように、レバー20には第1
凹部であるレバー凹部21、および第2凹部であるレバ
ー凹部22が形成されている。そして、レバー凹部21
とレバー凹部22との間にはレバー山部23が形成され
ている。
【0089】このレバー山部23は、レバー凹部21側
の第1傾斜であるレバー傾斜21K、およびレバー凹部
22側の第2傾斜であるレバー傾斜22Kを有して構成
されている。なお、レバー軸20Jからレバー凹部21
までの長さL1(第1距離)は、レバー軸20Jからレ
バー凹部22までの長さL2(第2距離)よりも短く形
成されている。また、レバー山部23のレバー傾斜22
Kは、レバー傾斜21Kよりも緩やかな傾斜をもって形
成されている。
【0090】2枚のユニット金具5内部には付勢部材で
あるバネ16が設けられている。このバネ16の一端は
レバー20に接しており、レバー20をローラ13に向
けて矢印96方向に付勢している。図4Bに示すよう
に、2枚のユニット金具5内部に固定されているユニッ
ト側壁5Mには、付勢力調整部である調整ボルト15が
螺入、貫通しており、調整ボルト15の先端にはバネ受
け座19が当接している(図4B参照)。
【0091】そして、このバネ受け座19に対してバネ
16の他端が組み込まれて接続されており、調整ボルト
15を回転操作することによってレバー20に対する付
勢力を調整できるようになっている。なお、調整ボルト
15にはナット18が取り付けられており、ユニット側
壁5Mに対する調整ボルト15の位置を確実に保持でき
るようになっている。
【0092】回動板3が回動板軸3Jを中心として矢印
96方向に揺動した場合、回動板3のローラ13がレバ
ー20のレバー凹部22(図6B)に係合するようにな
っている(図7A参照)。また、回動板3が回動板軸3
Jを中心として矢印97方向に揺動した場合、回動板3
のローラ13がレバー20のレバー凹部21(図6B)
に係合するようになっている(図7C参照)。このよう
に、レバー20のレバー凹部21、22には、回動板3
のローラ13が選択的に係合する。
【0093】なお、図3A、Bは、回動板3のローラ1
3がレバー20のレバー山部23(図6B)に接した状
態を示しているが、通常はローラ13はレバー20のレ
バー凹部21またはレバー凹部22のいずれかに係合し
た状態で安定している。
【0094】図9A、Bに示すように、ユニット金具5
には接続部としての入解除軸7が一体的に固定されてお
り、この入解除軸7は停止装置2の背面方向に向けて突
出している。図10A、Bに示すように、ベース金具4
にはベース切り欠き4Sが形成されており、入解除軸7
はこのベース切り欠き4Sを貫通して位置している。
【0095】ベース金具4の背面には、図8A、Bに示
す強制閉鎖制御部である電気錠6が固定される(図9
A)。電気錠6には、図8A、Bに示すように電気錠切
り欠き6Sが形成されている。また、この電気錠6はフ
ック軸8Jを備えており、フック軸8Jにフック8が矢
印96、97方向に揺動可能に取り付けられている。フ
ック8先端部にはフック切り欠き8Sが形成されてお
り、このフック切り欠き8S部分は図8に示すように電
気錠切り欠き6Sから露出している。
【0096】電気錠6はケーブル25を通じて与えられ
た制御信号に基づき、フック8を矢印96、または97
方向に揺動制御する。図9Bに示す電気錠6を矢印99
方向に取り付け、ベース金具4に固定する。電気錠6を
ベース金具4に固定した場合、入解除軸7はフック8の
フック切り欠き8S内に位置する(図8A、B、図9A
参照)。
【0097】フック8が図10Aに示す状態から矢印9
6方向に揺動した場合、入解除軸7はフック8によって
押圧され、フック8に従動して入解除軸7は揺動する
(図10B参照)。入解除軸7はユニット金具5に固定
されており、このユニット金具5には上述のように、レ
バー20、切換歯車11、12が取り付けられた回動板
3が設けられている。
【0098】このため、フック8が図10Aに示す状態
から図10Bに示す状態に揺動した場合、ユニット金具
5に設けられたレバー20、切換歯車11、12は、ユ
ニット軸ボルト5Jを中心として一体的に矢印96方向
に揺動する。
【0099】図10A、Bに示すように、ベース金具4
には切り欠き4Hが形成されており、この切り欠き4H
に引張コイルバネ17の一端が取り付けられている。他
方、ユニット金具5には、引掛けボルト28が固定され
ており、この引掛けボルト28に引張コイルバネ17の
他端が取り付けられる。この引張コイルバネ17によっ
て、ユニット金具5は矢印96方向に常時付勢されてい
る。
【0100】(1ー3) 停止装置2の動作説明 次に、停止装置2の動作を主に図7に基づいて説明す
る。引戸10が図1に示すように矢印91方向に閉鎖さ
れた状態のとき、プーリー31のプーリー歯車31aは
切換歯車12に噛合している(図7A参照)。そして、
回動板3のローラ13は、レバー20のレバー凹部22
に係合している。
【0101】この閉鎖状態から開閉者が引戸10を矢印
90方向に加圧して開放した場合、引戸10の移動はタ
イミングベルト40を通じてプーリー31に伝達され、
プーリー31は矢印96方向への回転を開始する。ここ
で、切換歯車12は上述のように矢印97方向には回転
せずロック状態となり抵抗を生じさせる。このため、プ
ーリー31の矢印96方向への回転は、回動板3全体を
回動板軸3Jを中心として矢印97方向に揺動させるこ
とになる。
【0102】回動板3の矢印97方向への揺動によっ
て、回動板3に固定されている中間ギヤ14がプーリー
31のプーリー歯車31bに噛合するに至る。そして、
プーリー31の回転は、中間ギヤ14とプーリー歯車3
1bとの噛合を介して回動板3に伝達され、プーリー歯
車31aと切換歯車12との噛合が解かれる(図7B参
照)。
【0103】図7Bに示す状態から引き続きプーリー3
1は矢印96方向に回転し、プーリー歯車31bと中間
ギヤ14との噛合が解かれる。この時点で、回動板3に
取り付けられているローラ13は、レバー20のレバー
傾斜21K側に当接している。このため、レバー20は
バネ16の付勢を受けてローラ13を加圧し、図7Bに
示す状態から回動板3を矢印97方向に回動させる(図
7C参照)。
【0104】以上のようにして、回動板3は回動し、回
動板3に取り付けられているローラ13はレバー20の
レバー凹部22からレバー凹部21に移動する。そし
て、同時にプーリー31は噛合の対象を切換歯車12か
ら切換歯車11に切り換える。
【0105】なお、図7Aに示す状態から回動板3が矢
印97方向に揺動して図7Bに示す状態に至る際、回動
板3が備えるローラ13は、レバー20のレバー傾斜2
2Kに沿って移動し、レバー山部23を乗り越える。ロ
ーラ13がレバー傾斜22Kに沿って移動する際、バネ
16の付勢に反して、レバー20はレバー軸20Jを中
心として矢印97方向に揺動する。
【0106】上述のように、レバー20のレバー軸20
Jからレバー凹部21までの長さL1は、レバー軸20
Jからレバー凹部22までの長さL2よりも短く形成さ
れている。また、レバー凹部22側に形成されているレ
バー傾斜22Kはレバー凹部21側に形成されているレ
バー傾斜21Kよりも緩やかに形成されている。
【0107】このためローラ13がレバー凹部21から
レバー凹部22に向かって移動する場合に比べて、レバ
ー凹部22からレバー凹部21に向かって移動する場
合、ローラ13は比較的容易にレバー20を押圧し、レ
バー軸20Jを中心として揺動させることができる。
【0108】このように、回動板3に取り付けられてい
るローラ13は、レバー20のレバー凹部22からレバ
ー凹部21に比較的容易に移動することができるため、
開閉者は引戸10を容易に開放することが可能となり、
開放動作の負担を軽減させることができる。
【0109】開閉者の開放動作の初期において、停止装
置2は図7Aに示す状態から図7Cに示す状態に移行
し、以後、図7Cの状態で引戸10は矢印90方向に開
放されることになる。引戸10は矢印90方向に開放さ
れている間、プーリー31は引き続き矢印96方向に回
転し、切換歯車11は矢印97方向にフリー状態で回転
する。
【0110】開閉者が引戸10の開放を所望の位置で停
止させた場合、これに伴ってプーリー31、切換歯車1
1も回転を停止する。上述のように、引戸10には引戸
クローザのゼンマイ機構によって、矢印91方向への自
閉力が働き、これに応じてプーリー31も矢印97方向
に回転しようとする。
【0111】しかし、上述のように切換歯車11は矢印
96方向には回転せずロック状態となる。そして回動板
3のローラ13はレバー20のレバー凹部21に係合し
ており、バネ16の付勢を受けてローラ13とレバー凹
部21との係合状態が維持される。
【0112】ここで、レバー軸20Jからレバー凹部2
2までの長さL2は、レバー軸20Jからレバー凹部2
1までの長さL1よりも長く形成されている。また、レ
バー傾斜21Kはレバー傾斜22Kに比べて、急な傾斜
として形成されている。
【0113】このためローラ13がレバー凹部22から
レバー凹部21に向かって移動する場合に比べて、レバ
ー凹部21からレバー凹部22に向かって移動する場
合、ローラ13がレバー20を押圧して揺動させるため
の負荷が大きくなる。
【0114】以上のように、回動板3のローラ13は、
レバー20のレバー凹部21からレバー凹部22に容易
に移動しないため、ローラ13とのレバー凹部21との
係合状態を確実に維持することができる。そして、抵抗
を生じさせる切換歯車11とプーリー31のプーリー歯
車31aとの噛合によってプーリー31の矢印97方向
への回転が阻止され、引戸10の停止位置を確実に保持
することができる。
【0115】引戸10を閉鎖させる場合、開閉者は図2
に示す状態の引戸10を矢印91方向に加圧する。この
引戸10の加圧によって、プーリー31は図7Cに示す
状態から矢印97方向に回転を開始する。ここで、切換
歯車11は上述のように矢印96方向には回転せずロッ
ク状態となり抵抗を生じさせる。このため、プーリー3
1の矢印97方向への回転は、回動板3全体を回動板軸
3Jを中心として矢印96方向に揺動させることにな
る。
【0116】回動板3の矢印96方向への揺動によっ
て、回動板3に固定されている中間ギヤ14がプーリー
31のプーリー歯車31bに噛合するに至る。そして、
プーリー31の回転は、中間ギヤ14とプーリー歯車3
1bとの噛合を介して回動板3に伝達され、プーリー歯
車31aと切換歯車11との噛合が解かれる(図7B参
照)。
【0117】図7Bに示す状態から引き続きプーリー3
1は矢印97方向に回転し、プーリー歯車31bと中間
ギヤ14との噛合が解かれる。この時点で、回動板3に
取り付けられているローラ13は、レバー20のレバー
傾斜22K側に当接している。このため、レバー20は
バネ16の付勢を受けてローラ13を加圧し、図7Bに
示す状態から回動板3を矢印96方向に回動させる(図
7A参照)。
【0118】こうして、回動板3は回動し、回動板3に
取り付けられているローラ13はレバー20のレバー凹
部21からレバー凹部22に移動する。そして、同時に
プーリー31は噛合の対象を切換歯車11から切換歯車
12に切り換える。以上のようにして、停止装置2は図
7Cに示す状態から図7Bに示す状態を経て図7Aに示
す状態に復帰する。
【0119】開閉者が引戸10を矢印91方向に加圧
し、停止装置2が図7Aに示す状態に復帰した以後は、
引戸10は引戸クローザのゼンマイ機構によって自動的
に矢印91方向に閉鎖する。引戸10の自閉によって、
プーリー31は引き続き矢印97方向に回転し、切換歯
車12は矢印97方向にフリー状態で回転する。
【0120】(1ー4) 引戸10の強制閉鎖機構 火災等の異常が発生した場合、延焼や煙の蔓延を防止す
るため、開放状態(図2)で停止している引戸10を強
制的に閉鎖させる必要がある。この場合、たとえば集中
管理室等から制御信号を発信し、電気錠6のケーブル2
5を通じてこの制御信号を与える。
【0121】電気錠6は平常時には図8Aに示す状態に
位置している。そして、電気錠6はケーブル25を通じ
て制御信号が与えられた場合、この制御信号に基づきフ
ック8を矢印96方向に揺動させる。上述のように、フ
ック8が図8Aに示す状態から図8Bに示す状態に揺動
した場合、入解除軸7を介してユニット金具5は、ユニ
ット軸ボルト5Jを中心として一体的に矢印96方向に
揺動する。
【0122】引戸10が開放状態で停止しているとき、
停止装置2の回動板3は図7Cに示す状態に位置し、プ
ーリー31の回転を阻止している。レバー20、切換歯
車11、12が取り付けられた回動板3は、ユニット金
具5に一体的に設けられている。
【0123】このため、ユニット金具5が矢印96方向
に揺動したことによって、停止装置2は図7Cに示す状
態から図11に示す状態に変化する。なお、ベース金具
4とユニット金具5との間に掛けられた引掛けボルト2
8によって、ユニット金具5は確実に矢印96方向に揺
動する。
【0124】図11に示すように、切換歯車11はプー
リー歯車31aから離れる方向に移動し、切換歯車11
とプーリー歯車31aとの間には間隔L3が形成され両
者の噛合が解除される。これによって、プーリー31は
切換歯車11による制限を解かれ、フリーの状態にな
る。
【0125】この後、引戸10は引戸クローザのぜんま
い機構に従って矢印91方向に自動的に閉鎖する。以上
のように、集中管理室等から制御信号を発信して電気錠
6に与えるだけで、確実に引戸10を強制閉鎖させるこ
とができる。
【0126】2.第2の実施形態 次に、本発明に係る引戸の停止装置の第2の実施形態を
図12、図13に基づいて説明する。図12、図13は
停止装置2が取り付けられた引戸10の正面図である。
【0127】引戸クローザ回転部45にクローザ歯車4
8が一体的に形成されている。そして、停止装置2の切
換歯車11、切換歯車12はこのクローザ歯車48に噛
合可能に取り付けられている。クローザ歯車48には中
間ギヤ14も噛合可能である。本実施形態においては、
引戸クローザ回転部45が伝達部であり、引戸クローザ
回転部45の矢印96方向が開放時方向、矢印97方向
が閉鎖時方向である。
【0128】停止装置2の構成、作用は上記第1の実施
形態におけるものと同様である。クローザ歯車48は、
第1の実施形態におけるプーリー歯車31a、プーリー
歯車31bに対応させて2枚のものを引戸クローザ回転
部45に固定している。そして、切換歯車11、切換歯
車12を一方のクローザ歯車48に噛合可能に配置し、
中間ギヤ14を他方のクローザ歯車48に噛合可能に配
置している。
【0129】図12は引戸10が矢印91方向に閉鎖さ
れている状態を示しており、クローザ歯車48と停止装
置2の切換歯車12が噛合した状態である。図12に示
す状態から開閉者が引戸10を矢印90方向に加圧した
場合、回動板3は回動板軸3Jを中心に矢印97方向に
揺動し、クローザ歯車48は中間ギヤ14を介して切換
歯車11に噛合する。そして、以後、切換歯車11はフ
リー状態で回転し、引戸10は矢印90方向に開放され
る。図13は引戸10が矢印90方向に開放された状態
である。
【0130】上記第1の実施形態と同様に、図13に示
す状態から開閉者が引戸10を離した場合、切換歯車1
1がロック状態となり、引戸クローザ回転部45は矢印
97方向への回転を阻止され、引戸10はこの位置で停
止する。
【0131】図13に示す状態から開閉者が引戸10を
矢印91方向に加圧した場合、回動板3は回動板軸3J
を中心に矢印96方向に揺動し、クローザ歯車48は中
間ギヤ14を介して切換歯車12に噛合する。そして、
以後、切換歯車12はフリー状態で回転し、引戸10は
矢印91方向に自動的に閉鎖する。
【0132】3.第3の実施形態 次に、本発明に係る引戸の停止装置の第3の実施形態を
図14、図15に基づいて説明する。図14、図15は
停止装置2が取り付けられた引戸10の正面図である。
【0133】戸車取付金具41に支持された戸車43に
歯車49が一体的に形成されている。そして、停止装置
2も戸車取付金具41に設けられており、停止装置2の
切換歯車11、切換歯車12はこの歯車49に噛合可能
に取り付けられている。歯車49には中間ギヤ14も噛
合可能である。
【0134】本実施形態においては、歯車49が伝達部
であり、歯車49の矢印97方向が開放時方向、矢印9
6方向が閉鎖時方向である。引戸10の開閉に対し、歯
車49は、上記第1の実施形態におけるプーリー31、
上記第2の実施形態における引戸クローザ回転部45と
は逆方向に回転する。
【0135】このため、停止装置2内の機構も図3Aに
おいて上下対称に構成されている。図14、図15に示
す切換歯車11は矢印97方向へは回転せずロック状態
となり、矢印96方向へはフリーで回転する。また、切
換歯車12は矢印96方向へは回転せずロック状態とな
り、矢印97方向へはフリーで回転する。停止装置2の
その他の機構、作用は上記第1の実施形態におけるもの
と同様である。
【0136】歯車49は、第1の実施形態におけるプー
リー歯車31a、プーリー歯車31bに対応させて2枚
のものを戸車43に固定している。そして、切換歯車1
1、切換歯車12を一方の歯車49に噛合可能に配置
し、中間ギヤ14を他方の歯車49に噛合可能に配置し
ている。
【0137】図14は引戸10が矢印91方向に閉鎖さ
れている状態を示しており、歯車49と停止装置2の切
換歯車12が噛合した状態である。図14に示す状態か
ら開閉者が引戸10を矢印90方向に加圧した場合、回
動板3は回動板軸3Jを中心に矢印96方向に揺動し、
歯車49は中間ギヤ14を介して切換歯車11に噛合す
る。そして、以後、切換歯車11はフリー状態で回転
し、引戸10は矢印90方向に開放される。図15は引
戸10が矢印90方向に開放された状態である。
【0138】上記第1の実施形態と同様に、図15に示
す状態から開閉者が引戸10を離した場合、切換歯車1
1がロック状態となり、戸車43は矢印97方向への回
転を阻止され、引戸10はこの位置で停止する。
【0139】図15に示す状態から開閉者が引戸10を
矢印91方向に加圧した場合、回動板3は回動板軸3J
を中心に矢印97方向に揺動し、歯車49は中間ギヤ1
4を介して切換歯車12に噛合する。そして、以後、切
換歯車12はフリー状態で回転し、引戸10は矢印91
方向に自動的に閉鎖する。
【0140】4.第4の実施形態 続いて、本発明に係る引戸の停止装置の第4の実施形態
を図16に基づいて説明する。本実施形態においては、
上記第1の実施形態において説明したレール46にラッ
ク52が一体的に固定されている。
【0141】そして、停止装置2は引戸10と一体的に
移動する部分、たとえば上記第1の実施形態で示した戸
車取付金具41や戸車取付金具42等に固定されてい
る。停止装置2の切換歯車11、切換歯車12は、この
ラック52に噛合可能に取り付けられている。ラック5
2には中間ギヤ14も噛合可能である。
【0142】本実施形態においては、レール46が伝達
部であり、停止装置2に対するレール46の相対的な矢
印91方向への移動(すなわち、レール46に対する停
止装置2の矢印90方向への移動)が開放時方向であ
る。また、停止装置2に対するレール46の相対的な矢
印90方向への移動(すなわち、レール46に対する停
止装置2の矢印91方向への移動)が閉鎖時方向であ
る。停止装置2の機構、作用は上記第1の実施形態にお
けるものと同様である。
【0143】ラック52は、第1の実施形態におけるプ
ーリー歯車31a、プーリー歯車31bに対応させて2
枚のものをレール46に固定している。そして、切換歯
車11、切換歯車12を一方のレール46に噛合可能に
配置し、中間ギヤ14を他方のレール46に噛合可能に
配置している。
【0144】図16は引戸10が矢印91方向に閉鎖さ
れている際の停止装置2の状態を示しており、ラック5
2と停止装置2の切換歯車12が噛合した状態である。
図16に示す状態から開閉者が引戸10を矢印90方向
に加圧した場合、回動板3は回動板軸3Jを中心に矢印
97方向に揺動し、ラック52には中間ギヤ14を介し
て切換歯車11が噛合する。そして、以後、切換歯車1
1はフリー状態で回転し、引戸10は矢印90方向に開
放される。
【0145】上記第1の実施形態と同様に、開閉者が引
戸10を開放させた状態で離した場合、切換歯車11が
ロック状態となり、停止装置2に対するレール46の相
対的な矢印90方向への移動(すなわち、レール46に
対する停止装置2野矢印91)が阻止され、引戸10は
この位置で停止する。
【0146】この停止状態から開閉者が引戸10を矢印
91方向に加圧した場合、回動板3は回動板軸3Jを中
心に矢印97方向に揺動し、ラック52には中間ギヤ1
4を介して切換歯車12が噛合する。そして、以後、切
換歯車12はフリー状態で回転し、引戸10は矢印91
方向に自動的に閉鎖する。
【0147】5.第5の実施形態 次に、本発明に係る引戸の停止装置の第5の実施形態を
図17に基づいて説明する。上記第1の実施形態ないし
第4の実施形態においては、引戸10を強制閉鎖させる
場合、ユニット金具5がユニット軸ボルト5Jを中心に
揺動させることによって、プーリー31のプーリー歯車
31aと切換歯車11との噛合を解除している。
【0148】本実施形態においては、ユニット金具5を
ユニット軸ボルト5Jを中心に揺動させる代わりに、ユ
ニット金具55をベース金具54に対して矢印90、9
1方向に平行にスライド移動可能としている。
【0149】図17Aに示すようにユニット金具55に
は上下位置にガイド穴55Hが形成されている。他方、
ベース金具54側にはスライド用バー54Tがガイド穴
55Hに挿入された状態で設けられている。ユニット金
具55には、上記第1の実施形態で説明した入解除軸7
が固定されている。また、ベース金具54の背面には、
上記第1の実施形態で説明した電気錠6が固定されてい
る。
【0150】火災等の異常が発生した場合、電気錠6は
制御信号を受け図10で示したフック8を矢印96方向
に揺動させ入解除軸7を押圧する。これによってユニッ
ト金具55はベース金具54に対して矢印90方向にス
ライド移動し、図17Bに示す状態になる。
【0151】図17Bに示すように、切換歯車11はプ
ーリー歯車31aから離れる方向に移動し、切換歯車1
1とプーリー歯車31aとの間には間隔L3が形成され
両者の噛合が解除される。これによって、プーリー31
は切換歯車11による制限を解かれ、フリーの状態にな
る。この後、引戸10は引戸クローザのぜんまい機構に
従って矢印91方向に自動的に閉鎖する。
【0152】6.その他の実施形態 本発明に係る引戸の停止装置は、上記各実施形態におい
て例示したものに限定されない。たとえば、上記第1の
実施形態においては、プーリー31には2枚のプーリー
歯車31a、31bが固定されており、切換歯車11、
12がプーリー歯車31aに噛合し、中間ギヤ14がプ
ーリー歯車31bに噛合している。しかし、単一で幅広
の切換歯車のみを設け、切換歯車11、12、中間ギヤ
14を噛合させるようにしてもよい。
【0153】第2ないし第4の実施形態においても、そ
れぞれ2枚のクローザ歯車48、歯車49、ラック52
を設けているが、同様に単一で幅広のクローザ歯車4
8、歯車49、ラック52のみを設けて、切換歯車1
1、12、中間ギヤ14を噛合させるようにしてもよ
い。
【0154】また、上記各実施形態においては、中間連
動部として中間ギヤ14を例示したが、中間連動部をた
とえばゴム部材によって構成し、このゴム部材をプーリ
ー31(第1の実施形態)、引戸クローザ回転部45
(第2の実施形態)、戸車43(第3の実施形態)また
はレール46(第4の実施形態)のいずれかの箇所に接
触可能に配置し、この接触によって揺動部材(回動板
3)が揺動するようにしてもよい。
【0155】また、第1連動ローラ(切換歯車11)、
第2連動ローラ(切換歯車12)が確実に伝達部(プー
リー31等)に接触(噛合)して切り換え可能であれ
ば、中間連動部を設けなくてもよい。
【0156】さらに、上記各実施形態においては、接続
部(入解除軸7)はユニット金具5、回動板3を介して
間接的に第2連動ローラ(切換歯車12)に接続されて
いる。しかし、たとえば第2連動ローラに直接的に接続
されているものを採用してもよい。
【0157】また、ユニット金具5には、レバー20、
切換歯車11、12が取り付けられた回動板3が一体的
に設けられており、強制閉鎖時にこれらを一体的に移動
させて第2連動ローラの噛合を解除している。しかし、
少なくとも第2連動ローラが伝達部から離れる方向に移
動するものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る引戸の停止装置の第1の実施形態
を示す正面図であり、引戸10が矢印91方向に閉鎖さ
れている状態を示す図である。
【図2】図1に示す引戸10が矢印90方向に開放され
た状態を示す正面図である。
【図3】Aは停止装置2の正面図であり、Bは図4Aに
示すI-I方向の矢視断面図である。
【図4】Aは停止装置2の平面図であり、Bは図3Aに
示すII-II方向における矢視部分断面図である。
【図5】図3Aに示すIII方向の矢視図である。
【図6】Aは図3Aに示す回動板3の詳細を示す正面図
であり、Bは図3Aに示すレバー20の詳細を示す正面
図である。
【図7】A、B、Cは、停止装置2の正面図であり、作
動状態を示す図である。
【図8】A、Bは電気錠6を示す正面図である。
【図9】Aは図3Aに示すV方向の矢視部分断面図であ
り、Bは図9Aに示す電気錠6がベース金具4から分離
された状態を示す図である。
【図10】A、Bは、図4Aに示すIV-IV方向の矢視断
面図である。
【図11】停止装置2の正面図であり、強制閉鎖を行な
う際の状態を示す図である。
【図12】本発明に係る引戸の停止装置の第2の実施形
態を示す正面図であり、引戸10が矢印91方向に閉鎖
された状態を示す図である。
【図13】図12に示す引戸10が矢印90方向に開放
された状態を示す正面図である。
【図14】本発明に係る引戸の停止装置の第3の実施形
態を示す正面図であり、引戸10が矢印91方向に閉鎖
された状態を示す図である。
【図15】図14に示す引戸10が矢印90方向に開放
された状態を示す正面図である。
【図16】本発明に係る引戸の停止装置の第4の実施形
態を示す正面図である。
【図17】A、Bは本発明に係る引戸の停止装置の第5
の実施形態を示す正面図である。
【図18】第1の従来技術に係る引戸の停止装置を示す
図であり、停止装置、引戸の正面図である。
【図19】図18に示す停止装置の正面図であり、一部
断面図である。
【図20】A、Bは、図18に示す停止装置の正面図で
あり、一部断面図である。
【図21】第2の従来技術に係る引戸の停止装置を示す
正面図である。
【図22】第2の従来技術に係る引戸の停止装置を示す
正面図である。
【図23】第3の従来技術に係る引戸の停止装置を示す
正面図である。
【図24】第4の従来技術に係る引戸の停止装置を示す
正面図である。
【図25】A、B、第5の従来技術に係る引戸の停止装
置を示す正面図である。
【符号の説明】
2・・・・・停止装置 3・・・・・回動板 3J・・・・・回動板軸 6・・・・・電気錠 7・・・・・入解除軸 10・・・・・引戸 11、12・・・・・切換歯車 13・・・・・ローラ 14・・・・・中間ギヤ 15・・・・・調整ボルト 16・・・・・バネ 20・・・・・レバー 20J・・・・・レバー軸 21、22・・・・・レバー凹部 21K、22K・・・・・レバー傾斜 23・・・・・レバー山部 31・・・・・プーリー 31a、31b・・・・・切換歯車 43・・・・・戸車 45・・・・・引戸クローザ回転部 46・・・・・レール 48・・・・・クローザ歯車 49・・・・・歯車 52・・・・・ラック L1、L2・・・・・長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 3/16 E05C 17/64

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自閉機構を有する引戸の開放または閉鎖に
    従い、開放時方向または閉鎖時方向に移動する伝達部に
    対して設けられる引戸の停止装置であって、 揺動部材軸を中心に揺動可能であり、係合部を有する揺
    動部材、 前記揺動部材に支持された第1連動ローラであって、前
    記伝達部に接触したとき、伝達部の開放時方向の移動に
    対しては従動して回転し、伝達部の閉鎖時方向の移動に
    対しては回転せず抵抗を生じさせる第1連動ローラ、 前記揺動部材に回転可能に支持されており、第1連動ロ
    ーラとは異なる位置に配置された第2連動ローラであっ
    て、前記伝達部に接触したとき、伝達部の閉鎖時方向の
    移動に対しては従動して回転し、伝達部の開放時方向の
    移動に対しては回転せず抵抗を生じさせる第2連動ロー
    ラ、 前記揺動部材に形成された中間連動部、 凹部部材軸を中心に揺動可能であり、第1凹部、第2凹
    部、および第1凹部と第2凹部との間に位置し、第1凹
    部側の第1傾斜と第2凹部側の第2傾斜とを有する山
    部、が形成された凹部部材であって、前記揺動部材の揺
    動に応じて、前記係合部が第1凹部または第2凹部に選
    択的に係合する凹部部材、 凹部部材を前記揺動部材の係合部に向けて付勢する付勢
    部材、 を備えており、 前記凹部部材の第1凹部から凹部部材軸までの第1距離
    は、第2凹部から凹部部材軸までの第2距離よりも短く
    形成されており、かつ山部の第2傾斜は第1傾斜よりも
    緩やかな傾斜をもって形成されており、 引戸が閉鎖された状態のとき、伝達部は第2連動ローラ
    に接触し、かつ揺動部材の係合部は凹部部材の第2凹部
    に係合しており、 引戸を開放する方向に加圧したとき、当該加圧を受け、
    伝達部は開放時方向へ移動して、第2連動ローラによる
    抵抗に起因して、接触の対象を第2連動ローラから中間
    連動部を介して第1連動ローラに切り換え、揺動部材を
    揺動部材軸を中心として揺動させると同時に、揺動部材
    の係合部は、付勢部材の付勢に反して凹部部材を凹部部
    材軸を中心に揺動させつつ、山部の第2傾斜から第1傾
    斜に沿って山部を乗り越え、第2凹部から第1凹部に係
    合し、 引戸が開放されている間、伝達部の開放時方向の移動に
    対して第1連動ローラが従動して回転し、かつ揺動部材
    の係合部は凹部部材の第1凹部に係合しており、 引戸の開放が停止したとき、揺動部材の係合部と凹部部
    材の第1凹部との係合状態が維持され、抵抗を生じさせ
    る第1連動ローラと伝達部との接触によって伝達部の閉
    鎖時方向への移動が阻止されることにより、引戸の停止
    位置が保持され、 引戸を閉鎖する方向に加圧したとき、当該加圧を受け、
    伝達部は閉鎖時方向へ移動して、第1連動ローラによる
    抵抗に起因して、接触の対象を第1連動ローラから中間
    連動部を介して第2連動ローラに切り換え、揺動部材を
    揺動部材軸を中心として揺動させると同時に、揺動部材
    の係合部は、付勢部材の付勢に反して凹部部材を凹部部
    材軸を中心に揺動させつつ、山部の第1傾斜から第2傾
    斜に沿って山部を乗り越え、第1凹部から第2凹部に係
    合し、 引戸が閉鎖されている間、伝達部の閉鎖時方向の移動に
    対して第2連動ローラが従動して回転し、かつ揺動部材
    の係合部は凹部部材の第2凹部に係合している、 ことを特徴とする引戸の停止装置。
  2. 【請求項2】自閉機構を有する引戸の開放または閉鎖に
    従い、開放時方向または閉鎖時方向に移動する伝達部に
    対して設けられる引戸の停止装置であって、 揺動部材軸を中心に揺動可能であり、係合部を有する揺
    動部材、 前記揺動部材に支持された第1連動ローラであって、前
    記伝達部に接触したとき、伝達部の開放時方向の移動に
    対しては従動して回転し、伝達部の閉鎖時方向の移動に
    対しては回転せず抵抗を生じさせる第1連動ローラ、 前記揺動部材に回転可能に支持されており、第1連動ロ
    ーラとは異なる位置に配置された第2連動ローラであっ
    て、前記伝達部に接触したとき、伝達部の閉鎖時方向の
    移動に対しては従動して回転し、伝達部の開放時方向の
    移動に対しては回転せず抵抗を生じさせる第2連動ロー
    ラ、 凹部部材軸を中心に揺動可能であり、第1凹部、第2凹
    部が形成された凹部部材であって、前記揺動部材の揺動
    に応じて、前記係合部が第1凹部または第2凹部に選択
    的に係合する凹部部材、 を備えており、 前記凹部部材の第1凹部から凹部部材軸までの第1距離
    は、第2凹部から凹部部材軸までの第2距離よりも短く
    形成されており、 引戸が閉鎖された状態のとき、伝達部は第2連動ローラ
    に接触し、かつ揺動部材の係合部は凹部部材の第2凹部
    に係合しており、 引戸を開放する方向に加圧したとき、当該加圧を受け、
    伝達部は開放時方向へ移動して、第2連動ローラによる
    抵抗に起因して、接触の対象を第2連動ローラから第1
    連動ローラに切り換え、揺動部材を揺動部材軸を中心と
    して揺動させると同時に、揺動部材の係合部は、凹部部
    材を凹部部材軸を中心に揺動させて第2凹部から第1凹
    部に係合し、 引戸が開放されている間、伝達部の開放時方向の移動に
    対して第1連動ローラが従動して回転し、かつ揺動部材
    の係合部は凹部部材の第1凹部に係合しており、 引戸の開放が停止したとき、揺動部材の係合部と凹部部
    材の第1凹部との係合状態が維持され、抵抗を生じさせ
    る第1連動ローラと伝達部との接触によって伝達部の閉
    鎖時方向への移動が阻止されることにより、引戸の停止
    位置が保持され、 引戸を閉鎖する方向に加圧したとき、当該加圧を受け、
    伝達部は閉鎖時方向へ移動して、第1連動ローラによる
    抵抗に起因して、接触の対象を第1連動ローラから第2
    連動ローラに切り換え、揺動部材を揺動部材軸を中心と
    して揺動させると同時に、揺動部材の係合部は、凹部部
    材を凹部部材軸を中心に揺動させて第1凹部から第2凹
    部に係合し、 引戸が閉鎖されている間、伝達部の閉鎖時方向の移動に
    対して第2連動ローラが従動して回転し、かつ揺動部材
    の係合部は凹部部材の第2凹部に係合している、 ことを特徴とする引戸の停止装置。
  3. 【請求項3】自閉機構を有する引戸の開放または閉鎖に
    従い、開放時方向または閉鎖時方向に移動する伝達部に
    対して設けられる引戸の停止装置であって、 揺動部材軸を中心に揺動可能であり、係合部を有する揺
    動部材、 前記揺動部材に支持された第1連動ローラであって、前
    記伝達部に接触したとき、伝達部の開放時方向の移動に
    対しては従動して回転し、伝達部の閉鎖時方向の移動に
    対しては回転せず抵抗を生じさせる第1連動ローラ、 前記揺動部材に回転可能に支持されており、第1連動ロ
    ーラとは異なる位置に配置された第2連動ローラであっ
    て、前記伝達部に接触したとき、伝達部の閉鎖時方向の
    移動に対しては従動して回転し、伝達部の開放時方向の
    移動に対しては回転せず抵抗を生じさせる第2連動ロー
    ラ、 凹部部材軸を中心に揺動可能であり、第1凹部、第2凹
    部、および第1凹部と第2凹部との間に位置し、第1凹
    部側の第1傾斜と第2凹部側の第2傾斜とを有する山
    部、が形成された凹部部材であって、前記揺動部材の揺
    動に応じて、前記係合部が第1凹部または第2凹部に選
    択的に係合する凹部部材、 を備えており、 前記凹部部材の山部の第2傾斜は第1傾斜よりも緩やか
    な傾斜をもって形成されており、 引戸が閉鎖された状態のとき、伝達部は第2連動ローラ
    に接触し、かつ揺動部材の係合部は凹部部材の第2凹部
    に係合しており、 引戸を開放する方向に加圧したとき、当該加圧を受け、
    伝達部は開放時方向へ移動して、第2連動ローラによる
    抵抗に起因して、接触の対象を第2連動ローラから第1
    連動ローラに切り換え、揺動部材を揺動部材軸を中心と
    して揺動させると同時に、揺動部材の係合部は、凹部部
    材を凹部部材軸を中心に揺動させつつ、山部の第2傾斜
    から第1傾斜に沿って山部を乗り越え、第2凹部から第
    1凹部に係合し、 引戸が開放されている間、伝達部の開放時方向の移動に
    対して第1連動ローラが従動して回転し、かつ揺動部材
    の係合部は凹部部材の第1凹部に係合しており、 引戸の開放が停止したとき、揺動部材の係合部と凹部部
    材の第1凹部との係合状態が維持され、抵抗を生じさせ
    る第1連動ローラと伝達部との接触によって伝達部の閉
    鎖時方向への移動が阻止されることにより、引戸の停止
    位置が保持され、 引戸を閉鎖する方向に加圧したとき、当該加圧を受け、
    伝達部は閉鎖時方向へ移動して、第1連動ローラによる
    抵抗に起因して、接触の対象を第1連動ローラから第2
    連動ローラに切り換え、揺動部材を揺動部材軸を中心と
    して揺動させると同時に、揺動部材の係合部は、凹部部
    材を凹部部材軸を中心に揺動させつつ、山部の第1傾斜
    から第2傾斜に沿って山部を乗り越え、第1凹部から第
    2凹部に係合し、 引戸が閉鎖されている間、伝達部の閉鎖時方向の移動に
    対して第2連動ローラが従動して回転し、かつ揺動部材
    の係合部は凹部部材の第2凹部に係合している、 ことを特徴とする引戸の停止装置。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3に係る
    引戸の停止装置において、 少なくとも前記第2連動ローラに直接または間接に接続
    されている接続部、 与えられた制御信号に基づき、接続部を移動させ、少な
    くとも第2連動ローラを前記伝達部から離れる方向に退
    避させ、第2連動ローラと伝達部との接触を解除する強
    制閉鎖制御部、 を備えたことを特徴とする引戸の停止装置。
  5. 【請求項5】請求項2または請求項3に係る引戸の停止
    装置において、 前記凹部部材を前記揺動部材の係合部に向けて付勢する
    付勢部材を備えている、 ことを特徴とする引戸の停止装置。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項5に係る引戸の停止
    装置において、 前記付勢部材の付勢力を調整する付勢力調整部を備えて
    いる、 ことを特徴とする引戸の停止装置。
  7. 【請求項7】請求項2または請求項3に係る引戸の停止
    装置において、 前記揺動部材には中間連動部が形成されており、 引戸を開放する方向に加圧したとき、伝達部は接触の対
    象を当該中間連動部を介して第2連動ローラから第1連
    動ローラに切り換え、 引戸を閉鎖する方向に加圧したとき、伝達部は接触の対
    象を当該中間連動部を介して第1連動ローラから第2連
    動ローラに切り換える、 ことを特徴とする引戸の停止装置。
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