JP3123373U - 家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 扉等の移動可能な部品を確実にロックし、且つ、ユーザの意図にあわせて確実に解除できる技術を提供する。
【解決手段】 家具は、1個の家具ケースと、この家具ケースの中又はこの家具ケースに移動自在に軸受けされている家具部品と、閉姿勢から最初の開姿勢までこの移動自在の家具部品を移動させるための少なくとも1個の放出部材と、この放出部材のためのロック自在な1台の駆動装置と、その駆動装置のロックを解除するロック解除装置を装備している。ロック解除部材(26)は、移動自在の家具部品(3)が閉姿勢(S)の場合に、家具部品(3)に遊び無しに隣接するように形成され、配置されている、ロック解除機構(25)の1部である。
【選択図】図6a

Description

本考案は、1個の家具ケースと、この家具ケースの中又はこの家具ケースに対して移動自在に軸受されている扉等の家具部品と、閉姿勢から最初の開姿勢までこの移動自在の家具部品を移動させるための少なくとも1個の放出部材(Ausstosselement)と、この放出部材のロックを自在に行うための少なくとも1台の駆動装置と、その移動自在の家具部品を使ってロック解除部材を操作することができる、駆動装置のロックを解除するロック解除部材を備えている家具に関するものである。
このタイプの家具は、いわゆる「タッチ・ラッチ」機構と称されている放出装置等の分野では公知である。ここにおいて移動自在な家具部品の方へプッシュを行使(タッチ)することにより、ロック解除部材を操作し、さらに、駆動装置のロックを解除(ラッチ)することから、その移動自在な家具部品はその放出部材によってその閉姿勢から最初の開姿勢まで移動させられる。この家具部品を閉じる過程では、駆動装置にロックがかけられると、ロック解除部材にも一旦ロックが掛けられる。この移動自在な家具部品は、閉区間の最後の部分においてユーザーの手によるか、或いはヒンジ又は引張装置のいずれかにより閉姿勢まで運ばれて、そこに保持される。
この移動自在の家具部品は必ずしも正確に同じ閉姿勢をとるとは限らないので、この移動自在の家具部品の閉姿勢と、ロック解除姿勢との間には、不規則なロック解除区間が存在していた。移動自在の家具部品が、プッシュを行使してもロック解除姿勢の操作位置に到達し得えないという点は、従来の技術における欠点であることが判明した。
本考案の目的は、それを利用することにより従来の技術に基づく欠点等を回避することができる改良された家具を提供することである。
本考案はこの課題を、ロック解除部材が、閉姿勢における移動自在の家具部品に、遊び無しに解除部材を接触させるために形成かつ設置されている一つのロック解除機構の一部分となっていることにより解決している。その際、構造上簡単な解決策は、そのロック解除機構に、ロック解除部材以外の偏心輪の形を呈している回転体が付けられていることで達成される。そこでは、ロック解除部材とその回転体は歯車により連結されている。
駆動装置に一旦ロックが掛かると、その後ロック解除部材がもはや動かなくなる従来の技術とは異なり、このロック解除部材の本考案に係る形態の場合、このロック解除部材が駆動装置のロック後に閉姿勢をとっている移動自在な家具部品の方向へロック解除機構の一部として動かされると、閉姿勢をとっている移動自在な家具部品の各動きの都度、このロック解除部材が閉方向へ一緒に動かされる措置がとられている。即ち、閉姿勢をとっている移動自在の家具部品が動く都度、そのロック解除過程がスタートさせられるのである。
これに加えて駆動装置から隔離されたロック解除部材は、回転体と歯車により連結させられており、その際、本考案の特に好適な1実施形態によれば、その回転体は動力蓄積体として形成されているリターン部材の衝撃を受け、また、一層好都合なことに放出部材に配置されている駆動歯車と噛み合うべく形成されている。そこにおいて、回転体の回転運動中に移動させられた駆動歯車がその回転体と噛み合った結果、動力蓄積体に動力の蓄積が行われる。ここでは動力蓄積体は1個の引張ばね又はうず巻きばねによって形成可能であり、これは移動自在の家具部品の閉過程において好都合にも放出レバーに設置されている1つの駆動歯車を介して緊張させられる。
駆動歯車と回転体との噛み合わせが解除されるとき、これは駆動装置が再びロックされて、その移動自在な家具部品が出発姿勢をとっている時に行われるのが通例であるが、回転体は、ばねの緊張が緩む際に動かされ、その際この回転体の運動は、ロック解除部材との歯車による連結に基づき、ロック解除部材へ伝達される。ロック解除部材は、閉姿勢の移動自在な家具部品の方へ、即ち、そのロック解除部材が移動自在な家具部品に遊びなしに接するまで動かされる。
本考案では動力蓄積体から衝撃を受ける回転体の使用を制限しているのではないことは自明のことである。従ってこのロック解除部材は、例えば、ロッド又は歯車装置と連結可能である。本考案の基本的な考え方は、駆動装置をロックした後に、閉姿勢をとっている移動自在な家具部品の方向へロック解除部材を移動させるという点にある。
解除部材がその移動自在の家具部品を閉姿勢から開の姿勢までプッシュすることを阻止するため、本考案に係るその他の1実施例によれば、リターン部材の作用力がヒンジ、又はその移動自在の家具部品を閉姿勢に保っている補助駆動装置の作用力より小さくなるように調整されている。
ロック解除過程をスタートさせる際、そのロック解除部材の動きをロック機構へ伝達することは、さまざまな方法により遂行可能である。その他の一手段によると、信頼の置ける駆動装置のロック解除は、そのロック解除機構がレバー上の連結部品を介してロック機構と連結されている場合に遂行可能となる。
本考案の特に好適とされるロック解除機構は、少なくとも1個のロック解除部材と、偏心輪の形を呈している回転体と、くさび形の調整体と、ロック解除レバーと、回転体と作用上連動しているリターン部材を備えている。
本考案においてこのくさび形の調整体は、一方では、特に、ボールヘッド・ジョイントにより回転体とフレキシブルに連結されており、他方では、特にロッカジョイントを介して、引張ばねとして形成されているリターン部材を引っ張る際、くさび形の調整体が回転体とロック解除レバー間の裂け目から飛び出すように構成されている。また、リターン部材の緊張が緩んでいる際には、回転体を用いてこの裂け目の中へ進入することができるように連結されているか、或いはこのように連結することができるので、ロック解除レバーの遮断に基づき、ロック解除部材が移動自在の家具部品の方へ移動させられることになる。
回転体の駆動歯車との噛み合わせを確保するため、本考案に係るその他の形態によれば、ひげぜんまいの装置が備えられている。更に、リターン部材によってロックが解除された回転体の回転運動を緩衝するために、その回転体へ作用する緩衝体が用意されている時には、これによって回転体に衝突する際に発生する騒音を回避できることになるので、特に好都合であることが判明した。
本考案の第2の実施形態によれば、ロック解除機構が、特に偏心輪状の回転体であると好都合であるが、少なくとも1個のロック解除部材であって、その回転体と共に特に1個のピニオンを介して作用上連通させられているリターン部材とこのリターン部材用の軸受部品を備えている。
本考案においては、リターン部材を回転緩衝器として形成し、更に回転体を、ロッカジョイントを仲立ちにすると特に好都合である。また、直接ロック解除部材とフレキシブルに連結してある場合には、少数のシングル部材としては有利であることが判明した。
本考案のその他の実施形態によれば、このレバー状の連結部品は、その一端において軸受部品と回転自在に連結可能とされており、また、その向かい側の他端では、継手に設けられている突起と噛み合うべく形成されている1個のもどり止めを持っている。
さらに本考案には、家具を開く1つの方法も提供されている。これは即ち、このロック解除機構のロック解除部材が、閉過程の終了後ないしこれを終わらせる際に、閉姿勢をとっており、移動自在の家具部品に接触させられるという特徴がある。
これに加えて本考案に係る方法の特に好都合とされる1実施例によれば、ロック解除部材の遊び無しの接触は好都合なことに偏心輪状の回転体を用いて行われることが企図されている。その際、回転体は動力蓄積体を持っているか或いは動力蓄積体として形成されているリターン部材の衝撃を受け、また、ロック解除部材と特にロッカジョイントを仲立ちとして歯車によって連結されており、その際、好都合なことに、リターン部材の動力蓄積体は、ロック解除部材を遊び無しに接触させるため、少なくとも部分的に緊張が緩められ、また、移動自在の家具部品の閉過程中には、特に放出部材を用いて動力の蓄積が行われることができる。
図示されているこれらの実施の形態は実用新案請求の範囲を制限するものではない。数多くの可能性を示す個々の例は、放出部材を装備する、移動自在の家具部品のための放出装置の考案としての考えを実現するためのものであり、そこでは、放出過程が終了すると、さらに開方向へ移動させられる放出部材を用いてその移動自在の家具部品が移動させられることは自明のことである。
図1は、家具ケース2に2個のヒンジ28を用いて移動自在の家具部品3が回転自在に軸受されている、本考案に係る一般的な家具1を示す斜視図である。放出装置4は、同じく回転自在に軸受されている放出部材5が移動自在の家具部品3を開方向ORへ移動させることができるように、その家具ケース2に内側で、基本的には家具ケース2の前縁と同一平面上に設置されている。
図2aは図1中に図示されている家具1の一部分を示す上面図であり、そこでは移動自在の家具部品3は、閉じられた最終の姿勢をとって位置している。その家具部品3と家具ケース2間に残っている空間は、この移動自在の家具部品3をその閉じられた最終の姿勢から、(更に閉じる方向へ向かって)その後方に位置する、ここでは放出部材のための駆動装置のロックが解除されるロック解除姿勢まで運ぶために必須である。駆動装置のロックが解除されると、放出部材5はその移動自在の家具部品3を最初の開姿勢まで押して移動させる(図2b)。駆動装置の動力蓄積体はこの時点には完全に荷重のかかっていない状態となり、また、放出部材5は放出過程を完了している。参照番号26は放出装置の放出部材を示しており、これについては後に詳しく説明することにする。この図2b中に図示されている姿勢までは、公知の「タッチ・ラッチ」機構の機能原理に従っている。
本考案は、ここに移動自在の家具3の図2c中に図示されている姿勢から始まる。従来の「タッチ・ラッチ」機構の場合と同様に、移動自在の家具部品3の開の状態は、図2b中に図示されている最初の開姿勢を越えるように、ユーザーの手によって行われなければならない。と言うのも、放出部材5が放出過程を既に完了してしまっているからである。しかし従来の技術では放出部材5が家具部品3の移動する際に、最初の開姿勢を越えてその姿勢を変えることができないのに引き換え、本考案に係る放出装置は、図2b中に図示されている最初の開姿勢を越えてその放出部材5を移動させる手段を持っている。
図2d中には移動自在の家具部品3も、放出部材5も完全な開姿勢となっている状態が図示されている。放出部材5は移動自在の家具部品3に完全な開姿勢の時には、もはやこれに接していない状況であるが、一方で、その放出装置の簡単な構造を許している。しかし、放出部材5が移動自在の家具部品3の完全な開姿勢においてもこれに接するように、放出部材5を放出装置中で軸受することももちろん可能である。
図3aから図3c中には、移動自在の家具部品3の異なる姿勢が図示されている。図3aは、移動自在な家具部品3が基本的に家具ケース2のフロントと略平行に整列する閉姿勢Sをとっている図である。図3b中には、移動自在の家具部品3がその最初の開姿勢をとっており、これは放出過程終了後における移動自在の家具部品3の姿勢に対応している。βはその閉姿勢Sとその最初の開姿勢O間の、移動自在な家具部品3が囲むベベル角度を示している。放出過程の終了後、移動自在の家具部品3はユーザーの手により最初の開姿勢Oを越えて、その開かれた最終姿勢Eまで動かされる。ここにおいてベベル角度β’ は移動自在の家具部品3の閉・姿勢Sと開かれた最終姿勢E間を延びている。
この開かれた最終姿勢Eは、図3c中に図示されている通り、移動自在の家具部品3の完全な開姿勢に必ずしも対応する必要がない。、即ち、移動自在の家具部品3が開かれた最終姿勢Eをとっている際のこのベベル角度β’は、移動自在な家具部品3が閉姿勢の時のベベル角度βより単純に大きくなければならない一方で、ベベル角度β’は移動自在な家具部品3が完全に開の姿勢にある時の最大のベベル角度より小さいか、これに等しくなければならないことが指摘されている。
図4aから4cは、図3aから図3cと同じく、放出装置4の中に回転自在に軸受されている放出部材5のさまざまな姿勢を示している。図4aは出発姿勢S’をとる放出部材5を示しており、これは放出装置4がロックされている場合、放出部材5の姿勢に対応し、また、閉姿勢の場合、移動自在の家具部品3に対応している。図4bは放出過程終了後の放出部材5の姿勢O’を示している。ベベル角度αは、ここでは放出部材5の姿勢O’と出発姿勢S’をとっている放出部材5の姿勢とに囲まれた角度を延びている。dは閉姿勢S’の放出部材5の衝撃点と放出過程終了後における放出部材5の衝撃点との間の隔たりを表わしているのに対して、d’は、閉姿勢S’の放出部材5の衝撃点と移動自在の家具部品の開過程終了後における放出部材5の衝撃点間との隔たりを示している。
図4bと、移動自在の家具部品3の開過程終了後における放出部材5の姿勢E’を示す図4cを比較すると、隔たりd、d’とベベル角度α、α’は両方の姿勢において異なっていることが分かる。
本考案の基本的な考えは、放出過程終了後の放出部材5を、更に開方向へ向かって、姿勢O’の後方に位置する姿勢E’であって、移動自在な家具部品3の開過程終了後における放出部材5の姿勢に対応する姿勢へ移動するという点にある。これによって、その移動自在な家具部品が閉過程の始まる時点ないしその開始直後に放出部材5と結合可能となることにより、放出部材5が駆動装置と然るべく連結されている場合、動力蓄積体への動力の蓄積は、閉区間の最初の部分において既にスタートされている。一方、公知の装置の場合には、動力蓄積体への動力の蓄積は、移動自在な家具部品の閉区間の、閉の姿勢をとっている一部分において行うのである。
本考案では、放出過程の終了後の放出部材が、駆動装置の動力蓄積体に関連して、放出課程終了後の開区間で放出部材が自由に移動できるように形成されている。放出装置のこのラッチ原理に従うこの形態により、動力蓄積体には、常に、即ち、何れのポジションでも衝撃を与えることができるが、閉じる際に移動自在の家具部品が戻る区間全体が基本的には動力蓄積体への蓄積に利用可能とされる。ここでは一方において、動力蓄積体への蓄積過程中に移動自在の家具部品が戻る区間は、放出過程中に移動自在の家具部品が戻る区間より大きくなるべく選択されていることから、ユーザーはその延長された区間に基づき動力蓄積体に蓄積するための少な目のパワーを掛ける必要がある。
第2の方法は、蓄積過程(Ladevorgang)と放出過程(Ausstossvorgang)において移動自在の家具部品が戻る区間を基本的には等しい長さにし、この部分を、この移動自在の家具部品の閉区間又は開区間の開かれた最終姿勢の直ぐ近くに置くというものである。これによりユーザーは、動力蓄積体に蓄積する動力を、閉過程の開始時点と同時に掛け始めることになるため、そのユーザーには移動可能な部品の閉過程に要する力が一様であるという印象が与えられることになる。
図5aから図15、及び図16aから図28の2通りの図示されている実施例に基づき、下記には、開過程と閉過程における本考案に係る家具の機能の推移を詳しく説明することにする。
ここで、図5aは本考案に係る放出装置4の第1実施例を示す分解図である。本考案に係る放出装置4の部品はすべて、閉じられたケース20中に配置されており、その際、ケースカバーは見通しよくする理由により図示されていない。ケース20中に回転自在にセットされている放出部材5は単一アームのレバーとして形作られており、また、上部27と下部27’ が用意されている。旋回中心の向かい側にあるその端には、滑車29が回転自在に配置されており、その際、滑車29と放出部材5の回転軸は基本的に平行である。この滑車29を仲立ちとして放出部材5は移動自在の家具部品と結ばれる。
放出部材5の下部27’と上部27間には同じく回転自在で放出部材5と同軸上にある軸受部材13、継手16と連結部材14が配置されている。軸受部材13中には、ねじれないように連結されているピニオン12と制動体19が、放出部材5乃至軸受部材13の回転軸に対して基本的には平行な軸の中に回転自在に軸受されている。このピニオン12は放出部材5の上部27に接している歯車状の部分Z(図5b)と噛みあうべく形成されており、他方、制動体19は、継手16に配置されている歯車状の部分Z’と噛みあうべく形成されている。継手16と制動体19の間には、更に案内部材30が配置されており、これを利用すると、制動体19にぐるりと付けられている歯を歯車状の部分Z’中へ正確に噛み込ませることができる、換言すると、制動体19を継手16と噛み合わせる際、制動体19の歯先が歯車状の部分Z’の歯先と接することが阻止される。
ここに図示されている実施例の場合、放出部材5を動かすための媒体は、2台の補助駆動装置23、23’である。補助駆動装置23、23’は、最初の開姿勢の状態を基本状態として形成されている。その際、らせんばねの形の補助駆動装置23’は、放出部材5の移動に必要とされるフリーホイールを制動体19と継手16間に確保するために、ケース内に設置されている停止部材22によってその可動性が制限されている軸受部材13を、開方向へ押しつけている。第2の補助駆動装置23’は、ねじりばねとして形作られており、その最初のアーム24は放出部材5の上部27を把持しており、他方、第2のアーム24’ は回転自在にしかも場所を固定して放出装置4のケース20と連結されている。
更に、放出装置4の中にはこの放出部材5用の駆動装置6が配置されており、これは引張ばねの形の、手によって積み込まれる動力蓄積体8、動力蓄積体8用の支持クリップ(Haltebuegel)7と動力蓄積体8を調整するための調整体9を持っている。この調整体9はケース20中で、外から出し入れできるように配置されていることから、動力蓄積体8の簡単且つ容易な調整が確保されている。その一つの自由端には駆動装置6の引張ばねとして形成されている動力蓄積体8が、連結部材14の凹部10に掛けられていることから、動力蓄積体8の力を緩める際、連結部材14が駆動装置6の方へ移動させられることになる。
駆動装置6のロックはここに図示される実施例の場合、トグルレバー17とデッドポイント機構を介して行われる。ここにおいて、最初のトグルレバー17の制御ハンドル18は、その一方の自由端が連結部材14と回転自在に連結されている。他方の2番目のハンドル18’は自由に回転自在であるが、場所を不動に放出装置4のケース20に配置されている。デッドポイント機構は、一方端でトグルレバー17のトグルと回転自在に結ばれており、また、もう一方端では継手16と回転自在に結ばれているレバー15を付けている。この駆動装置6のロックは、放出部材5を仲立ちとして動力蓄積体8に積み込む際、継手16が制動体19に噛み込むこと、及び連結部材14が継手16と、動力蓄積体8への動力の蓄積が完了するまで右へ移動させられることに基づき、トグルレバー17並びに連結部材14がロックされることにより遂行される。
この駆動装置6のロック解除は、ロック解除部材26、偏心輪状の回転体33、回転体33用のひげぜんまい32、くさび形の調整体34、ロック解除レバー35、緩衝体36とこの緩衝体36による衝撃を受ける回転体33用のリターン部材37から構成されるロック解除機構25を仲立ちとして行う。ロック解除機構25のデッドポイント機構のレバー15との連結は、特に、レバー状の連結部品38であって、その一方端に回転自在にロック解除レバー35と連結されており、また、その向かい側の端ではデッドポイント機構のレバー15乃至継手16と回転自在に連結されているものを仲立ちとして行う。
図6a中には、動力蓄積体8にロックが掛っている時のロック解除装置4が図示されている。移動可能な部品3は閉姿勢をとっており、その際ロック解除機構25のロック解除部材26は移動自在な家具部品3に遊び無しに接している。基本的にはリターン部材37の衝撃を受けるくさび形の調整体34を用いて行う、ロック解除部材26の移動自在な家具部品3への遊び無しの接触については、後に詳述することにする。
見通しをよくするという理由から、ケース20のカバーと放出部材5の上部27は図面に示されてない。図示されているこの姿勢の時、駆動装置6の動力蓄積体8に動力の蓄積が行われる。即ち、動力蓄積体8を形成している引張ばねは、ばね保持器7中で軸受されており、また連結部材14によって緊張状態にある。ケース20は移動自在の家具部品3に面しているその正面に、放出部材5および解除部材26用の出口開口21を持っている。放出装置4のその他の部品は全て、動力蓄積体8用の調整体9を除いて、閉じたケース20の中に配置されている。
動力蓄積体8のロックは連結部材14へ作用するトグルレバー17を仲立ちとして行われ、これはデッドポイント機構のレバー15を介して図示されている姿勢のままロックされている。放出部材5は、ねじりばねとして形成されている補助駆動装置23を介して、その出発姿勢S’のままロックされる。ここでは、ばねの一方のアーム24’ がケースの支点40に置かれており、また補助駆動装置23の第2アーム24が放出部材5の下部27’ の支点39にフレキシブルに置かれているように、補助駆動装置23を配置してある。
支点39が放出部材5の出発姿勢において、放出部材5と支点40の旋回の中心を結ぶラインVの右側に位置する(図6b)ことにより、補助駆動装置23が放出部材5をその出発姿勢のままロックすることが確保される。放出過程中の放出部材5の回転運動に基づき、この支点39はこれがラインVを越えるまで左へ移動することから、補助駆動装置23は放出部材5を開方向へぶつけることになる。即ち、回転圧縮ばねとして形成されている補助駆動装置23は、駆動装置6と類似してデッドポイント機構によりロックされる。
従ってこの図示の姿勢では、連結部材14、継手16と放出部材5はロックされたトグルレバー17乃至補助駆動装置23の姿勢に基づき自由に動くことができないが、他方、軸受部材13並びにピニオン12と制動体19は回転しながら移動することができる。ここにおいて、軸受部材13はコイルばねとして形成されている補助駆動装置23’の衝撃を受け、また、この補助駆動装置から移動自在の家具部品の開方向へ衝撃を受け、その際、ピニオン12の歯は歯車状に形作られている放出部材5の上部27のZ部分の中に噛み込む。
軸受部材13は補助駆動装置23’を仲立ちとして継手16によって押し返されるので、開過程中に継手16と制動体19間に必要とされるフリーホイールが確保可能とされる。即ち、制動体19が開過程において継手16の歯車状に形成された部分Z’に噛み込むと、これに起因してピニオン12並びに放出部材5をブロックする結果になる。即ち、放出部材5による移動自在な家具部品3への衝撃はこのような配列では全く不可能となる。
図6bは、放出部材5の上部27に1個の駆動歯車41が形成されている点だけが図6aとは異なっている図面である。
図7は、閉方向SRへ向かって移動自在な家具部品3の閉姿勢Sの後方に位置するロック解除姿勢Aをとっているこの移動自在な家具部品3を示しており、その際、この移動自在の家具部品3はここに図示されている実施例の場合、ユーザーの手によってこの移動自在な家具部品を目指して押し付けられることにより、閉姿勢Sからロック解除姿勢Aへ移動させられる。移動自在な家具部品3を用いると、ロック解除部材26は更にケース20中へ移動させられ、また、くさび形の調整体34を介してロック解除レバー35は左へ移動させられる。ロック解除部材26、くさび形の調整体子34とロック解除レバー35はここではロッカジョイントの一部として歯車により動かされるように形成並びに配置されている。L字形に形成されているロック解除レバー35とレバー状の連結部品38を介して、デッドポイント機構のレバー15は同じく左へ移動させられるので、トグルレバーの遮断並びに動力蓄積体8のロックは解除される。
たとえ図示されているこのロック解除機構が一つの好都合とされる実施例を示しているとしても、本考案は図示されているこの実施例によって制限されない。従って移動自在な家具部品3を利用する代りに、例えば、スイッチ、キーを用いて或いはロック解除部材26を直にプッシュすることにより放出装置のロック解除を実現化させることも可能であるし、それを想定することもできる。
図8中では放出過程が終了して、その移動自在な家具部品3はその最初の開姿勢Oに達している。動力蓄積体8を緩めることにより連結部材14は左へ、またこの連結部材14を介して放出部材5はケース20から開方向ORへ移動させられた。放出部材5の移動自在な家具部品3との結合は、ここでは滑車29を介して行われるので、移動自在な家具部品3は放出部材5に沿って簡単にスライドすることができる。継手16は、その一方端が折り曲げられたトグルレバー17と結ばれているレバー15を仲立ちとして、同様に開方向ORへ移動する。即ち、制動体19と歯車状の部分Z’の間に継手16が残り、また、案内部材30との間では、裂け目が残るほど遠くまで開くように移動させられることから、放出部材5(図示せず)の上部27の歯車状の部分Zと噛み合っているピニオン12には回転性が付与されていることになる。
補助駆動装置23’によって開方向ORへぶつけられた軸受部材13が更に飛び出す移動は、ケース20中にセットされている停止部材22(図5a)によって阻止される。
更に、図8を見ると、回転圧縮ばねとして形成されている補助駆動装置23のアーム24のための支点39は、図6bとの比較すると、放出部材の旋回の中心と補助装置23の支点40を結ぶ結線ラインVの反対側にあることから、補助装置23はここでは放出部材5に開方向ORへ衝撃を与える。ここにおいて補助駆動装置23の作用力は、これが放出部材5のみ外へ移動可能であるが、そのパワーでは、その放出部材5を仲立ちとして放出部材5と隣接している移動自在な家具部品3を更に開くには十分でないように選択されている。
補助駆動装置23を利用して放出部材5のみならず、移動自在な家具部品3も最初の開姿勢Oを越えて、開の最終姿勢Eまで移動可能とすることのできる大きさに補助駆動装置23の作用力を選択することも同様に可能であることは自明のことである。従来のこの種の形態では、ユーザは、移動自在な家具部品3を閉じる際に、動力蓄積体8に蓄積されることが必要とされるパワーに加えて、補助駆動装置に積み込むための比較的大きなパワーを掛けなければならないことから、ユーザーには動きの重い移動自在な家具部品という印象を与えることになる。これに対して、補助駆動装置23の作用力が然るべく大きいために、この移動可能な部品3と放出装置4を装備している家具1は実現可能となっている。ここでユーザーは、移動自在な家具部品3を閉姿勢から開の最終姿勢まで移動させるため、放出装置4のロックを例えば移動自在な家具部品をプッシュしたりして解除する必要がある。移動自在な家具部品3は、初めの移動の段階では放出部材5により、更に、その次の移動の段階では補助駆動装置23を利用してその開の端姿勢まで移動させられるため、ユーザーが改めて助力する必要はない。
これに対して、図示されている実施例の場合、補助駆動装置23の作用力は放出部材5を移動自在な家具部品3へ後から案内するのに十分であることから、補助駆動装置23により移動自在な家具部品3を閉じる際に、ユーザーの手によって掛けられる力はユーザーにはまったく感じられない程度である。
移動自在な家具部品3の開の最終姿勢Eは図9中に図示されている。図8との比較において、移動自在な家具部品3、放出部材5と補助駆動装置23の姿勢の変わっていることが分かる。補助駆動装置3の力が緩められ、また、移動自在の家具部品3がユーザーの手により開の最終姿勢Eまで運ばれたことにより、放出部材5が移動自在な家具部品3の動きに追随することができた。ピニオン12の姿勢も同じく放出部材5の上部27に配置されている歯車状の部分Zに関連して変わっており、言い換えると、ピニオン12の歯車上の部分Zへの噛込みは、ここでは、歯車状の部分Zの滑車29から更に離れた点に噛み込んでいる。
ここにおいて、その移動自在な家具部品3がその開の最終姿勢Eから、閉方向SRへ移動させられると、図10中に図示されている通り、最初に継手16の歯車状の部分Z’と噛み合うことになる。これにより歯車状の部分Zに沿ったピニオン12の回転は放出部材5において阻止され、また、継手16は放出部材5の閉方向への移動に起因してケース20中へ入り込むことになる。連結部材14は、継手16とこれに蝶番止めされているトグルレバー17を介して右へ、駆動装置6の動力蓄積体8が動力の蓄積を完了するまで移動させられる。これと同時に、この移動の際、補助駆動装置23、23’にも動力の蓄積が行われる(図11a)。
図10から更に明らかになる通り、制動体19の歯先が継手16の歯車状の部分Z’に付属の歯元に噛み込むように、そのディスク状の制動体19と継手16の歯車状の部分Z’は相互に噛み合うべく、案内部材30により位置決めされていることから、放出部材5並びに移動自在な家具部品3の不意な移動が阻止されている。
図11bは、デッドポイント機構のレバー15がトグルレバー17のデットポイントを既に超えてしまったので、駆動装置6の動力蓄積体8がロック状態にあるという点において、図11aと相違している。従って動力蓄積体8への動力の蓄積過程は、移動自在な家具部品3が、再びその最初の開姿勢Oに到達する前に終了している。動力蓄積体8への動力の蓄積過程が終了してしまうと、移動自在な家具部品3の閉区間における残りの区分上で、ロック解除機構25のロック解除部材26は遊び無しにその移動自在な家具部品3に接することになる。
それに加えて、図11bから明らかになる通り、ロック解除機構25の偏心輪の形を呈している回転体33と噛み合わせるために形成されている駆動歯車41が放出部材5の上部27に付いている。この偏心輪状の回転体33は、放出部材5をケース20中へ押し込む際、回転体33を把持するため、放出部材5の閉方向SRへ調整ばね32から衝撃を与えられる。
図12では、駆動歯車41が既に偏心輪状の回転体33を把持して、これを放出部材5の閉方向SRへ連れてゆく。放出部材5のこのような運動中、動力蓄積体8用の放出装置4のロック部材は移動せずに残っていると同時に、駆動装置のロックもそのまま保たれている。
図13では、補助駆動装置23の支点39が放出部材5の旋回の中心とケース20に付属の補助駆動装置23の支点40とを結ぶラインVを越えていることから、補助駆動装置23はその放出部材5にここでは反対方向への衝撃を与える、即ち、放出部材5は補助駆動装置23によってその出発姿勢へ戻され、そこにロックされる。放出部材5の駆動歯車41が回転体33をその最終姿勢まで運ぶことから、リターン部材37は完全な緊張状態になっている。偏心輪状の回転体33は、引張ばねとして形成されているリターン部材37の緊張を緩める際に、その回転体33のリターン運動を緩衝し、また、その回転体33を衝突させることにより、そのもう一方の端姿勢の部分に生じる恐れのある騒音を回避するため、図示されていない歯車状の部分を介して緩衝体36のピニオンと連結されている。ボールヘッドによりくさび形の調整体34を偏心輪状の回転体33に形成されているボールソケット中で軸受けすることにより、このくさび形の調整体34は偏心輪状の回転体33と一緒に移動させられる。
図14では、移動自在の家具部品3が再び閉の姿勢Sをとっており、そこでは、例えばヒンジ28を介して家具部品3が支持されている。偏心輪の形を呈している回転体33は既に駆動歯車41で放出部材5のヒンジ28によって固定されて(schnappen)、リターン部材37によって左へ移動させられる。この回転体33を用いてくさび形の調整体34を同じく左へ移動させることから、そのくさび形の調整体34と放出部材26間に形成されるロッカジョイントに基づき、放出部材26はケース20から移動自在な家具部品3の方へ移動、即ち、ロック解除部材26が遊びなしにその移動自在な家具部品3に接するまで移動させられる(図15)。
図15中に示されている姿勢は、図6b中に図示されている姿勢に対応している。即ち、放出部材5は駆動装置6にロックが掛けられている場合、出発姿勢をとっており、移動自在な家具部品3は閉姿勢をとっており、また、ロック解除部材26は遊びなしに移動自在な家具部品3に隣接している。
図16aは図5aと類似して本考案に係る放出装置4の第2の実施例を示す分解図である。同一部品には等しい参照番号が付けて、これらの部品の詳細な説明を省略する。
図16aから図28中に図示されている第2の実施例が図5aから図15中に図示されている最初の実施例と異なっている点は、先ず、ロック解除機構25の構造である。又、くさび形の連結部品38を介して行われる継手16とのその結合構造が異なっている。
最初の実施例の場合、ロック解除機構25にロック解除部材26、偏心輪の形を呈している回転体33と緩衝体36が付いており、そこにおいて、軸受部品42、リターン部材として機能する回転緩衝体43とピニオン44が緩衝体エレメント36に包括されている。最初の実施例と異なり、ロック解除部材26は第2の実施例において、偏心輪の形を呈している回転体33とロッカジョイントを介して直接連結されている。ロック解除機構25の継手16との連結は、その一方端で緩衝体エレメント36の軸受部品42と回転自在に連結されているレバー状の連結部品38を介して再度行われる。つまり、第2実施例に基づく軸受部品42ないし回転緩衝体43は、最初の実施例に基づくロック解除レバー35乃至リターン部材37の機能を引き受けている。
その反対側の端上では、レバー状の連結部品38が自由に回転できないように継手16と連結されている。そのかわりレバー状の連結部品38の自由端では、もどり止め45がセットされており、これは継手16に形成されている突起46と噛み込むために形成されている。継手16はそちら側において、トグルレバー17用のデッドポイント機構のレバー15と再び回転自在に連結されている。
最初の実施例とは異なり、第2の実施例は、連結部材14と放出部材5間で働く取っ手状のばねによって形成されている補助駆動装置23だけを持っている。その他の相違点は、ディスク状の制動体19並びに継手16のこれに対応する部分Z’の表面の形態にある。最初の実施例の場合、制動体19と継手16間の噛込みは、その歯車状の形態に基づき、主に形がぴったりと合うように噛み込むのに引き換え、第2の実施例の場合、制動体19と継手16は摩擦接触により相互に噛み合う。
図17中には、動力蓄積体8にロックが掛けられている際のロック解除装置4が図示されている。移動自在な家具部品3は閉姿勢Sをとっており、その際、ロック解除機構25のロック解除部材26は移動自在な家具部品3に遊びをとらずに接している。図示されている姿勢において動力蓄積体8への動力の蓄積が行われており、また、駆動装置6はロックされている。ここでは、デッドポイント機構のレバー15を介して図示されている姿勢のままロックされている、連結部材14へ作用するトグルレバー17を介してロックを行う。
放出部材5はヒンジ28を用いてその出発姿勢Sにロックされている。連結部材14、継手16と放出部材5は、ロックの掛かっているトグルレバー17とヒンジによってその閉姿勢のまま支持されている移動自在な家具部品3に基づき、自由には移動できないが、他方、軸受部材13と同時に、ピニオン12並びに制動体19は回転自在に移動可能である。継手16と制動体19間のフリーホイールに必要なフリーホイールは、ケース20中で軸受部材13に衝突させることによりストッパ22で簡単に確保される。
この実施例の場合、ヒンジの支持力が、放出部材5に可動の部品3の開方向ORへ永久に衝撃を与えている補助駆動装置23の作用力より大きくなるように、措置をとる必要がある。
図18は、放出部材5の上部27が透視可能に(破線で)図示されている点だけが図18bとは異なっている。その上、図18中には、移動自在の家具部品3へ既に圧力が掛けられており、ロック解除レバー15の姿勢の変化に基づいてこのことを確認することができる。
図19は、閉姿勢Sから更に閉方向へ向かって、ロック解除姿勢Aをとっている移動自在な家具部品3を図示しており、その際、その移動自在な家具部品3はユーザーによりプッシュされて、閉姿勢Sから、ロック解除姿勢Aまで移動させられる。移動自在な家具部品3によりロック解除部材26は続いてケース20中へ進入させられることから、ロッカジョイントに起因してのみ、その偏心輪を呈している回転体33が、そしてこれと一緒に、軸受部品42が、左へ移動させられる。レバーの形を呈している連結部品38に設けられているもどり止め45(図16a)を介して、同時に継手16並びにデッドポイント機構のレバー15は同じく左へ移動させられることから、トグルレバー17の遮断並びに動力蓄積体8のロックが中断されている。
図20中では放出過程は終了しており、また、移動自在な家具部品3はその最初の開姿勢Oまで到達した。動力蓄積体8の緊張を緩めることにより連結部材14は左へ、また、連結部材14を仲立ちとして放出部材5はケース20から開方向へ移動させられた。放出部材5の移動自在な家具部品3との結合は、同様に滑車29を介して行うので、移動自在な家具部品3は容易に放出部材5に沿ってスライド可能となる。軸受部材13の更なる飛び出し移動はケース中にセットされているストッパ22(図16a)によって阻止される。
開過程において放出部材5の駆動歯車41を介して左へ移動させられる偏心輪を呈している回転体33が、駆動歯車41の通過後、移動自在な家具部品を閉じる際に駆動歯車41が偏心輪を呈している回転体33を再び把持することのできる姿勢まで戻ることができるため、ケース20と偏心輪を呈している回転体33との間にひげぜんまい32を設けてある。
移動自在な家具部品3の開の最終姿勢Eは、図21a中に図示されている。図21aと比較すると、この移動自在な家具部品3、放出部材5と補助駆動装置13の姿勢の変わったことが明らかである。この移動自在な家具部品3はユーザーの手によって開の最終姿勢Eまで運ばれたので、補助駆動装置23は緊張を緩めることができ、また、放出部材5は移動自在な家具部品3の動きに従うことができた。ピニオン12の姿勢も同じく、放出部材5の上部27に設けられている歯車状の部分Zと関連して変えられている、即ち、この歯車状の部分Zへのピニオン12の噛込みは、ここでは、滑車29によって更に引き離された歯車状の部分Zの点で行われる。
図21bは、図21a中に図示されている放出部材4の姿勢に対応しているが、制動体19の表面と継手16のこれに対応する部分Z’が既に最初の実施例において歯車状に形成されている点だけが異なっている。またもや制動体19の継手16との不意の噛込みを避けるため、継手16に案内部材30がセットされている。
ここにおいて移動自在な家具部品3が、その開の最終姿勢から、閉方向SRへ移動させられると、図22aと図23中に図示されている通り、先ず制動体19が継手16の一部分Z’と噛み込むことになる。これによって放出部材5のZ’部分に沿ってのピニオン12の回転は阻止され、また、閉方向SRへ放出部材5を移動させることにより継手16はケース20の中へ進入することになる。クラッチ16とこれに止められているトグルレバー17を介して、連結部材14は、駆動装置6の動力蓄積体8への動力の蓄積が完了するまで、右へ移動させられる。これと同時に、この動作に伴って補助駆動装置23にも動力の蓄積が行われる。
図22bはこれまた、そこでは制動体19の表面と継手16の一部分Z’が歯車状に形成されている変形を図示している。ここでは、制動体19と継手16の歯車状の一部分Z’が、その都度、制動体19の歯先が継手16の一部分Z’に沿って歯元の中へ噛み込むことにより、放出部材5並びに可動部品3の不意な動きを阻止可能となるように、相互に噛み合わせる措置が案内部材30を用いて確保されていること分かる。
図24は、デッドポイント機構のレバー15がトグルレバー17のデッドポイントを既に越えてしまったことにより、駆動装置6の動力蓄積体8はロック状態にある点により図23と相違している。従って動力蓄積体8への動力の蓄積過程は、移動自在の家具部品3がその最初の開姿勢Oに再び達する前に、中断してしまっている。動力蓄積体8への動力の蓄積過程が終了してしまうと、移動自在な家具部品3の閉区間の内、残っている一部の区間では、ロック解除機構25のロック解除部材26が移動自在な家具部品3に遊び無しに隣接させられる。
これに加えて、図25から明らかになる通り、放出部材5の上部27に、ロック解除機構25を偏心輪状の回転体33と噛み込むように形成されている、駆動歯車41がつけられている。この偏心輪状の回転体33は、ケース20中へ放出部材5を進入させる際に駆動歯車41が回転体33を把持するのを確保するため、上述の通り、ひげぜんまい32の衝撃をうける。
図25中では駆動歯車41が既に偏心輪状の回転体33を把持しており、また、これを放出部材5の閉方向SRへ連行する。放出部材5のこの運動中、動力蓄積体8用の放出装置4のロック部材は変化しないと同時に、駆動装置8のロックもそのままである。
図26は、放出部材5の駆動歯車41が偏心輪状の回転体33をその一つの端姿勢へ運んでしまった図である。この偏心輪状の回転体33は図示されていない歯車状の部分を介してピニオン44および回転緩衝体36の回転緩衝器43と、回転体33のリターン運動を緩衝するべく連結されている。
図27中では移動自在の家具部品3が既に閉姿勢Sをとっており、その際、これはヒンジにより支持されている。偏心輪状の回転体33は放出部材5の駆動歯車41を介して固定されて、緩衝体36により左へ移動させられていることから、偏心輪状の回転体33とロック解除部材26間に形成されているロッカジョイントに基づき、ロック解除部材26はケース20から移動自在の家具部品3の方向へ移動させられる、即ち、ロック解除部材26が移動自在の家具部品3に遊びなしに接するまで移動させられる(図28)。
図28中に図示されている姿勢は、図17中に図示されている姿勢に対応している。即ち、放出部材5はロックされた駆動装置6の付近で出発姿勢をとっており、移動自在の家具部品3は閉姿勢S、そしてロック解除部材26は移動自在な家具部品3に遊び無しに接している。
回転自在に軸受けされている移動自在な家具部品を持つ本考案に係る最初の実施例の家具の斜視図である。 移動自在な家具部品と放出部材を示す上面図である。 移動自在な家具部品と放出部材を示す上面図である。 移動自在な家具部品と放出部材を示す上面図である。 移動自在な家具部品と放出部材を示す上面図である。 移動自在な家具部品の姿勢を模式的に示す概略図である。 移動自在な家具部品の姿勢を模式的に示す概略図である。 移動自在な家具部品の姿勢を模式的に示す概略図である。 放出部材の姿勢を模式的に示す概略図である。 放出部材の姿勢を模式的に示す概略図である。 放出部材の姿勢を模式的に示す概略図である。 本考案の第1実施例の放出装置の分解図である。 第1実施例の放出装置の上部の背面図である。 第1実施例の閉状態の移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 第1実施例の、閉状態の移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 第1実施例の、閉状態で力を加えられた移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第1実施例の、開過程にある移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第1実施例の、開過程にある移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第1実施例の、開状態で、閉じる方向の力を加えられた移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第1実施例の、閉過程にある移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第1実施例の、閉過程にある移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第1実施例の、閉過程にある移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第1実施例の、閉過程にある移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第1実施例の、閉状態となった移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第1実施例の、閉状態で、開く方向の力を加えられた移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 本考案の第2実施例の放出装置の分解図である。 第2実施例の、放出部材の上部の背面図である。 第2実施例の、閉状態で力を加えられた移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第2実施例の、閉状態で力を加えられた移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第2実施例の、開過程にある移動自在な家具部品の一部と、放出装置の断面図である。 第2実施例の、開過程にある移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 第2実施例の、開過程にある移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 第2実施例の、図21aの状態にある放出装置の部分断面図である。 第2実施例の、第2の実施例の、閉過程にある移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 第2実施例の、図22aの状態にある放出装置の部分断面図である。 第2実施例の、閉過程にある移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 第2実施例の、閉過程にある移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 第2実施例の、閉過程にある移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 第2実施例の、閉過程にある移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 第2実施例の、閉過程にある移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。 第2実施例の、閉状態の移動自在な家具部品の一部と放出装置の断面図である。
符号の説明
1 家具
2 家具ケース
3 家具部品
4 放出装置
5 放出部材
6 放出部材用駆動装置
7 支持クリップ
8 動力蓄積体
9 調整対
10 凹部
12,44 ピニオン
13 軸受部材
14 連結部材
15 レバー
16 継手
17 トグルレバー
18、18’ ハンドル
19 制動体
20 ケース
21 出口開口
22 停止部材
23,23’ 補助駆動装置
24,24’ アーム
25 ロック解除機構
26 放出部材
27 放出部材の上部
27’ 放出部材の下部
28 ヒンジ
29 滑車
30 案内部材
32 ひげぜんまい
33 回転体
34 調整体
35 ロック解除レバー
36 緩衝体
37 リターン部材
38 連結部品
39,40 支点
41 駆動歯車
42 軸受部品
43 回転緩衝体
A ロック解除姿勢
E 家具部品の最終姿勢
O 家具部品の開姿勢
S 家具部品の閉姿勢
O’ 放出課程修了後の放出部材の姿勢
S’ 放出部材の出発姿勢
α、α’、β、β’ ベベル角度
Z、Z’ 歯車状の部分
V 結線ライン
OR 開方向
SR 閉方向

Claims (17)

  1. 1つの家具ケースと、この家具ケース中又はこの家具ケースに接して移動自在に軸受けされている1個の家具部品と、この移動自在な家具部品を閉姿勢から最初の開姿勢まで移動させるための少なくとも1個の放出部材と、この放出部材のための少なくとも1個のロック可能な駆動装置を持っている放出装置と、この駆動装置のロックを解除するための一つのロック解除部材を備えている家具であって、
    このロック解除部材は移動自在の家具部品を用いて操作可能であり、
    前記ロック解除部材(26)はロック解除機構(25)の一部であり、該ロック解除機構は、前記ロック解除部材(26)を前記移動自在な家具部品(3)に閉姿勢(S)のまま遊び無しに隣接するように形成され、かつ設置されていることを特徴とする家具。
  2. 前記ロック解除機構(25)は、前記ロック解除部材(26)以外に、偏心輪の形を呈している1個の回転体(33)を備えており、そこにおいて前記ロック解除部材(26)と前記回転体(33)は歯車により連結されていることを特徴とする請求項1に記載の家具。
  3. 前記回転体(33)は動力蓄積体として形成されているリターン部材(37、43)からの衝撃を受けるように構成されており、更に好適には、放出部材(5)に設置されている駆動歯車(41)と噛み合うべく形成されており、
    移動された当該駆動歯車(41)が前記回転体(33)と噛み合った結果、前記回転体(33)が回転中の前記動力蓄積体に動力を蓄積することを特徴とする請求項1又は2に記載の家具。
  4. 前記リターン部材(37、43)の作用力が、ヒンジ(28)、又は、それによって前記移動自在の家具部品(3)が閉姿勢(S)に支持されている補助駆動装置(23)の作用力より弱いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の家具。
  5. 前記ロック解除機構(25)が、レバー状の連結部品(38)を介してロック機構(15、16、17)と結ばれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の家具。
  6. 前記ロック解除機構(25)は、少なくとも1個のロック解除部材(26)と、更に好適には偏心輪の形を呈している1個の回転体(33)と、くさび形の調整体(34)と、ロック解除レバー(35)と、前記回転体(33)と作用上連結されるリターン部材(37)とを備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の家具。
  7. 前記ロック解除機構(25)は、前記回転体(33)に作用するひげぜんまい(32)を備えていることを特徴とする請求項第6に記載の家具。
  8. 前記リターン部材(37)を用いてロックが解除された前記回転体(33)の回転運動を緩衝するために、前記回転体(33)へ作用する1個の緩衝体(36)を更に備えていることを特徴とする請求項6又は7に記載の家具。
  9. 前記くさび形の調整部材(34)は、一方が前記ボールヘッド・ジョイントを介して前記回転体(33)とフレキシブルに連結されており、他方が好適にはロッカジョイントを介して前記ロック解除部材(26)とフレキシブルに連結されているか、或いは連結可能であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の家具。
  10. 前記レバー状の連結部品(38)は、その一方の端部が、前記ロック解除機構(25)の前記ロック解除レバー(35)と回転自在に連結されており、また、その向かい側の端では、1個の継手(16)と回転自在に連結されていることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の家具。
  11. 前記ロック解除機構(25)は、少なくとも1個のロック解除部材(26)と、偏心輪の形を呈している回転体(33)と、該回転体(33)とピニオン(44)を介して連結されているリターン部材(43)と、該リターン部材(43)用の軸受部品(42)とを備えていることを特徴とする請求項第1乃至5のいずれか1項に記載の家具。
  12. 前記リターン部材(43)が回転緩衝体として形成さていることを特徴とする請求項11に記載の家具。
  13. 前記回転体(33)が、前記ロック解除部材(26)と、1個のロッカジョイントを介して連結されていることを特徴とする請求項11又は12に記載の家具。
  14. 前記レバー状の連結部品(38)は、その一方の端部が前記軸受部品(42)と回転自在に連結されており、また、その向かい側の他端部では、前記継手(16)に設けられている1つの突起(46)と噛み合わせるために形成されている1つのもどり止め(45)を持っていることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の家具。
  15. 前記ロック解除機構(25)のロック解除部材(26)は、閉過程の終了後、乃至はこれが終了する時点において、閉姿勢(S)をとっている移動自在の家具部品(3)に接触させられることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の家具を開く方法。
  16. 前記ロック解除部材(26)と家具部品の遊びのない接触は、偏心輪の形を呈している回転体(33)を介して行われ、その際、該回転体(33)は、動力蓄積体として動作するか或いは動力蓄積体の構成を備えたリターン部材(37、42)からの作用を受けており、
    また、より好適にはロッカジョイントを用いて、前記ロック解除部材(26)と歯車によってリターン部材が連結されていることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記リターン部材(37、42)の前記動力蓄積体としての構成は、前記ロック解除部材(26)を遊び無しに接触させるために、少なくとも部分的に緊張が緩められ、また、前記移動自在な家具部品(3)の閉過程中は、前記放出部材(5)による動力の蓄積が行われることを特徴とする請求項16に記載の方法。
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