JP3402136B2 - 真空スイッチ及び真空スイッチギヤ - Google Patents

真空スイッチ及び真空スイッチギヤ

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JP3402136B2
JP3402136B2 JP19675897A JP19675897A JP3402136B2 JP 3402136 B2 JP3402136 B2 JP 3402136B2 JP 19675897 A JP19675897 A JP 19675897A JP 19675897 A JP19675897 A JP 19675897A JP 3402136 B2 JP3402136 B2 JP 3402136B2
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electrode
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H31/00Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H31/003Earthing switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/666Operating arrangements
    • H01H33/6664Operating arrangements with pivoting movable contact structure

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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空スイッチ及び真
空スイッチギヤに係り、例えば受変電機器に採用するに
好適な真空スイッチ及び真空スイッチギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】都市部の消費電力集中地域の増加する需
要に対して、配電用変電所の立地困難,配電用配管の配
置余裕なし及び高い供給設備稼働率化への要求等によ
り、配電電圧の昇圧、即ち回線当たりの容量が大きく出
来るより高い電圧系統に積極的に負荷吸収を図ること
が、効率的な電力供給設備形成につながる。このために
配電器材・受変電設備の更なるコンパクト化を図る必要
がある。
【0003】コンパクト化を図る受変電機器としては、
例えば特開平3−273804号公報に記載されたSF
6 ガス絶縁スイッチギヤが考えられる。このスイッチギ
ヤは配電函に絶縁ガスを充填したユニット室及び母線室
に、遮断器,2個の断路器、及び接地開閉器を個別に製
作して収納している。遮断器として真空遮断器を使用す
る場合、操作器により可動電極が固定電極に対して上下
に移動することで投入,遮断したり、或いは特開昭55
−143727号公報に記載された真空遮断器の如く、
主軸を支点として可動電極が左右に回動し、固定電極に
対して接離することで投入,遮断する。
【0004】ガス絶縁スイッチギヤは、例えば電力会社
からの電力を断路器とガス遮断器などで受電し、変圧器
で負荷に最適な電圧に変え、負荷例えばモータなどに電
力を供給している。受変電機器を保守・点検するには、
ガス遮断器を切後、ガス遮断器と別個に設けた断路器を
開放し、更に接地開閉器を接地することにより、残留電
荷,誘導電流を接地に流し、かつ、電源からの再印加を
防止して、作業者の安全を守っている。また、母線が充
電されたまま接地開閉器を接地すると、事故につながる
ので、断路器と接地開閉器との間にはインターロックを
設けている。
【0005】例えば特開平3−273804号公報に記
載されたSF6 ガス絶縁開閉装置は、配電函にSF6
スを充填したユニット室及び母線室に、ガス遮断器,2
個の断路器、及び接地開閉器を個別に製作して収納して
いる。遮断器として真空遮断器を使用する場合、操作器
により可動電極が固定電極に対して上下に移動すること
で投入,遮断したり、或いは特開昭55−143727
号公報に記載された真空遮断器では、主軸を支点として
可動ブレードに相当する可動リード線及び可動電極が左
右に回動して固定電極に対して接離することで投入,遮
断している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者で
は可動ブレード及び可動電極は通電しながら固定電極に
当接するので、可動ブレードは通電時の発生熱を考慮し
て設計しなければならず、機械的強度を考慮したり、特
別な材料等を使用しなければならないなどの問題があ
り、装置が大型化したり、或いは高価になったりする恐
れがある。
【0007】本発明の目的は、可動電極の駆動手段の通
電時における発生熱を抑えて小型で、かつ、安価な真空
スイッチ及び真空スイッチギヤを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、接地された真空容器と、接地装置と、該
接地装置と対向配置され、かつ、母線と電気的に接続さ
れた固定電極と、該固定電極と接地装置との間を回動し
て両者と接離する可動電極と、該可動電極を機械的に駆
動する駆動手段と、前記可動電極から駆動手段に電流が
流れるのを阻止する絶縁手段と、前記可動電極と電気的
に接続された負荷側導体とを備え、前記真空容器内に、
前記接地装置,負荷側導体,母線,固定電極,可動電
極、及び絶縁手段を収納すると共に、前記接地装置、こ
の接地装置と対向配置された固定電極、及び前記駆動手
段により駆動される可動電極、この可動電極と電気的に
接続された負荷側導体が十字状に配置されている真空ス
イッチとしたことを特徴とする。
【0009】本発明の他の実施形態は、上記した真空ス
イッチのいずれかが配電盤内に収納されると共に、可動
電極を回動する操作機構部を収納している操作コンパー
トメント、負荷側導体と接続されるケーブルヘッドを収
納している導体コンパートメントを備え、前記操作コン
パートメントを真空容器の上側の奥行側に配置し、前記
導体コンパートメントを真空容器の手前側に配置する真
空スイッチギヤとしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1乃
至図5に基づいて説明する。図1の回路図は集合型スイ
ッチギヤの全体を示し、図1の1回路分の回路スイッチ
ギヤの構造に合わせた電気回路を示すと図2となり、ま
た、図1の1回路分の回路スイッチギヤの構造を示した
のが図3,図4である。図3に示すスイッチギヤは、真
空スイッチに導体コンパートメント18及び操作コンパ
ートメント17を備えている。本発明では、導体コンパ
ートメント18及び操作コンパートメント17が配置さ
れているものをスイッチギヤと称し、それらがないもの
を単にスイッチと称する。図5は回路スイッチ各相間を
母線で接続する中継端子板27である。
【0011】多回路例えば3回路分スイッチ1,2,3
を接地Eされた真空容器4内に配置した。各回路スイッ
チ1,2,3は構成が同じなので、第2の回路スイッチ
2を説明し、他の回路スイッチギヤの説明を省略する。
回路スイッチ2は相スイッチ2X,2Y,2Zの3相を
集合したものである。各相スイッチ2X,2Y,2Zは
構成が同じなので、第1相の相スイッチギヤ2Xのみを
説明し、他の相スイッチ2Y,2Zの説明を省略する。
【0012】相スイッチ2Xは遮断機能,断路機能,接
地機能及び母線を一体に集合したものである。即ち、相
スイッチ2Xは主として固定電極5と接地装置6との間
を移動する可動電極7とから構成している。固定電極5
は内部母線8に接続している。可動電極7は負荷側導体
9に接続し、負荷側導体9は真空容器外に伸びるケーブ
ルヘッド10に接続している。また可動電極7は後述す
る可動ブレードと機械的に連結し、図示していない操作
機構部により駆動される可動ブレードの回動により上下
方向或いは左右方向に回動する。可動電極7が固定電極
5から接地装置6まで移動すると、図2の4位置に停止
する。また回路スイッチ1は可動電極7と接続した電源
側ケーブル11により系統電源12に電気的に接続して
いる。
【0013】即ち、可動電極7が回動するのに応じて、
可動電極7が固定電極5に接触する投入位置Y1で通電
し、投入位置Y1より下側に回動して遮断位置Y2で可
動電極7が固定電極5と離れ電流を遮断する。更に下側
に回動して断路位置Y3で可動電極7が固定電極5と離
れ、雷などで絶縁破壊せずかつ負荷導体側で作業員が感
電しない絶縁距離を取る。更に下側に可動電極7が回動
して接地位置Y4で可動電極7が接地装置6と接触す
る。尚、断路位置Y3を省略して遮断位置Y2から接地
位置Y4に移動しても本発明の効果を損なうものではな
い。
【0014】高絶縁体である真空中で、可動電極7が固
定電極5から接地装置6に回動する間に1つの操作で連
続的に4位置すなわち機能を持つことが出来るので、操
作がしやすく使い勝手が良い。また可動電極7,固定電
極5,接地装置6を一個所に集合化したので、上述の従
来技術に比べてより小型化することができる。更に断路
位置Y3を設けると、異電源突合せ例えば2つの系統電
源を持つ2回線受電において、いずれか1回線の相スイ
ッチギヤ2Xが投入位置Y1で運転中にあり、他回線の
相2Xが断路位置Y3で待機中の時にはこの回路の負荷
側導体9に作業員が接触しても安全である。待機中から
運転或いは運転中から待機に切り替える場合も連続して
操作ができるので、作業スピードが速く、操作がしやす
い。
【0015】更に通電電流を変流器13で検出して、保
護リレー14を動作させて、操作機構部(図示せず)を
トリップさせることにより、系統の事故にも対応する。
接地Eされた真空容器4として、ステンレス部材を使用
し、その一部が球面又は曲面形状に形成し、真空容器4
の機械的強度の増加を図り、真空容器壁の厚みを薄くし
て軽量化を図っている。真空容器4は配電盤16に収納
される。配電盤16は真空容器4の上側及び下側に操作
コンパートメント17及び導体コンパートメント18を
設ける。操作コンパートメント17は真空容器4の右側
つまり奥行側に凹んで配置され、正面側には開閉自在な
扉19を取付ける。又導体コンパートメント18は真空
容器4の左側つまり手前側に配置される。
【0016】真空容器4を介して操作コンパートメント
17と導体コンパートメント18とは斜めに対称に配置
される。操作コンパートメント17は可動ブレード及び
可動電極17を回動する操作機構部を収納する。導体コ
ンパートメント18は負荷側導体9及びケーブルヘッド
10を収納する。操作コンパートメント17の手前側真
空容器上に操作コンパートメント内を保守点検する工具
などを置くことができ、保守点検が容易である。又導体
コンパートメント18を操作コンパートメント17より
手前の正面側に配置してケーブルヘッド10の取付け作
業を安全に行うことが出来る。
【0017】真空容器正面側の壁は、9個のブッシング
21を取付けている。第1の回路スイッチ1において、
3相の電源側ケーブル11の一方側は、ブッシング21
を貫通して外部の系統電源12に接続している。第2及
び第3の回路スイッチ2,3でも、各3相の一方側負荷
側導体9はブッシング21を貫通してケーブルヘッド1
0に接続している。接続するときには、負荷側導体9に
設けたケーブルヘッド10を挿入して行う。ブッシング
21内の負荷側導体9ではフレキシブル導体22を使用
し、トランス,モータ等の負荷に接続している。第2の
回路スイッチ2のケーブルヘッド10の各相に、図4に
示すように変流器13を設ける。他の回路スイッチ1,
3にも変流器13を負荷条件など必要に応じて設けられ
る。
【0018】接地装置6は9個のケーブルヘッドに対応
し、その上部に配置され、共通接地導体24とを接地導
体38で接続する。共通接地導体24の両端は接地ネジ
25により配電盤16に固定する。これらのケーブルヘ
ッド10,接地導体38,変流器13は全て正面側から
見ることができるようにして、取付け忘れを防止してい
ると共に、取付け取外し作業を作業員がやりよくして、
作業能率の向上を図っている。
【0019】各3回路分スイッチ間は図1では内部母線
8が直接回路スイッチ間を接続しているが、実施例を容
易に理解するために回路スイッチギヤ間を直接接続し
た。図1は中継端子板27を示す。図5の9個の固定電
極5の一部で構成した中継端子26を有する中継端子板
27を真空容器内壁面に取付け、各中継端子26に上述
した各内部母線8を接続する。各内部母線8を中継端子
板27に配置する場合には、中継端子板27の左側から
右側に行くに従い順次、第1の回路スイッチから第2,
第3の回路スイッチギヤの内部母線8を配置する。配置
に際しては、各回路スイッチの内部母線8は、第1相1
X,2X,3Xを一方側に、第2相及び第3相2X〜2
Z,3X〜3Zを他方側にラップしながら配置して、配
線を容易にする。また、配線間違いの防止のため、内部
母線の分散配置により熱劣化の防止等対策も施す。
【0020】第1ないし第3の回路スイッチ1〜3は接
地Eされた真空容器内に配置され、次のような構成をし
ている。各相スイッチ2X〜2Zは構成が同じなので、
1相分の相スイッチ2Xの構成のみ説明し、他の相スイ
ッチ2Y,2Zの説明は省略する。接地Eされた真空容
器4の内部は接地装置6と対応して配置された固定電極
5との間を回動する可動電極7を配置し、可動電極7に
ケーブルヘッド10が対応配置されており、これらは全
体として十字形状に配置されている。真空容器4に形成
した3個の貫通穴(図示せず)を貫通した接地装置6と
可動ブレード30及び負荷側導体9を真空容器外に延ば
す。
【0021】接地装置6は一端側に接地側底金具31を
設け、他端側が開口しているセラミック材より成る接地
側ブッシング32を有する。接地側ブッシング32の外
周にフランジ33を設け、フランジ33に取付けた接地
側封止金具34を真空容器4に溶着している。接地側ブ
ッシング内に接地側ベローズ35及びバネ36と接地側
導体37を配置している。接地側導体37は接地側底金
具31を貫通して外部に伸びており、その端部がネジに
より接地導体38が前述した共通接地導体24に接続し
ている。接地導体38はフレキシブル導体で構成され、
接地側導体37が動いたときでも電気的に接続できる。
また、これと反対側の接地側導体37には接地電極39
を固定している。接地電極39を接地側底金具側に押す
と、接地側ベローズ35と共にバネ36も縮むが、その
時にバネ36は縮んだ力により、常に接地電極39を可
動電極7方向に押圧する。
【0022】接地装置6と対応配置された固定電極5は
3相の内部母線8と接続する。3相の内部母線8は図5
に示したように配置されている。固定電極5および中継
端子26は固定中継金具41を介してセラミック材より
成る固定絶縁筒42に支持されている。固定絶縁筒42
の他端を支持している固定支持金具43はロー材により
真空容器に固定されている。つまり固定絶縁筒42の両
端に固定中継金具41と固定支持金具43とを予め取付
ける。
【0023】可動電極7は接地装置6と固定電極5との
間に配置され、可動電極7を可動中継金具44を介して
セラミック材の可動絶縁筒45に支持されており、可動
支持部45の一端は前述と同様に可動支持金具46に支
持され、可動支持金具46は可動ブレード30に支持さ
れる。可動ブレード30は可動支持板47を貫通して外
部に延びている。可動支持板47は真空容器4に固定さ
れる。可動ブレード30は伸縮自在な可動ベローズ48
に包囲され、可動ベローズ48の一端は可動支持金具4
6に、他端は可動支持板47にそれぞれ取付けられ、可
動ブレード30が左右,上下へ回動する動きをできる。
可動ブレード30は主軸49を支点として矢印方向に回
動し、接地装置6と固定電極5とに接離する。
【0024】可動ブレード30の先端は連結した図示し
ていない操作機構部の駆動により、可動ブレード30は
主軸49を支点として回動する。動作軸50は可動ブレ
ード30と操作機構部とを連結している。尚、可動ブレ
ード30の先端に可動電極を設けただけの構造でもよ
い。この場合、可動ブレードと操作機構部とのいずれか
の一部に電圧を遮断する絶縁手段が必要である。
【0025】可動電極7の先端と負荷側導体9とはフレ
キシブル導体22により接続する。負荷側導体9は、セ
ラミック材より成る負荷側ブッシング21を貫通してケ
ーブルヘッド10に接続する。負荷側ブッシング21の
端部に負荷側封止金具53を設け、負荷側封止金具53
を真空容器4に空けた開口の周囲にロー材に溶着して支
持する。また、真空容器4の外部とケーブルヘッド10
の間に露出している負荷側ブッシング21のセラミック
表面は接地金属層54を設け、漏電流が真空容器4を介
して接地Eに流れるようにし、作業員がケーブルヘッド
10周辺に接触しても危険が生じないように安全対策を
施している。
【0026】次に相スイッチの動作を図6ないし図8に
より説明する。可動電極7は図6のように接地装置6と
固定電極5との間に配置された図2の遮断位置Y2及び
断路位置Y3におり、この位置から可動電極7を矢印方
向X1に回動して、図7に示す如く可動電極7が接地電
極39に接触した所が接地位置Y4であり、常に接地電
極39は可動電極方向にバネ36により押圧する。ま
た、可動電極7は矢印方向X2に回動して、図8に示す
ごとく可動電極7が固定電極5に接触していると共に、
負荷側導体9にも接続した所が投入位置Y1である。
【0027】投入位置Y1では可動電極7が固定電極5
に接触していると共に、負荷側導体9に接続する。この
場合、従来技術と異なり可動ブレード30を経由するこ
となく、可動電極7より固定電極5とフレキシブル導体
22を介して負荷側導体9に電力を供給しているので、
電流通路を従来技術のそれに比べて大幅に短縮できる。
また、電気抵抗が少なくなり、電力損失及び発生熱を少
なくすることが出来るようになった。
【0028】一方、投入位置Y1では常時電力を負荷に
供給しており、この運転時間は他の位置での使用時間よ
りも長く、フレキシブル導体22を使用しなければ、可
動電極7が直接負荷側導体9に摺動接触することが考え
られる。可動電極7が直接負荷側導体9に摺動接触し、
可動電極7及び負荷側導体9が接触した状態で電流を流
し続けると、真空容器4内の真空中ではこの発生熱によ
り可動電極7及び負荷側導体9は簡単に溶着してしま
う。溶着している可動電極7と負荷側導体9とを剥離す
るために、操作機構部の回動力を大きくすれば、最低限
使用出来るが、操作機構部の大型化は避けることは出来
ず、真空遮断器は大型化及びコスト高になる。又発生熱
下で摺動することは、フレキシブル導体の摩耗が激しく
寿命が短くなる。更に可動電極7が負荷側導体9に摺動
する時は、可動電極7及び負荷側導体9から発生した金
属微粒子が真空容器内で拡散し、残留するので、絶縁破
壊しやすくなる。
【0029】これに対して、本発明では可動電極7が直
接負荷側導体9に摺動しないフレキシブル導体22で負
荷側導体9と可動電極7との間を接続しており、可動電
極7及び負荷側導体9の溶着は生じることがない。操作
機構部の回動力は前述より大きくならず、操作機構部も
小型化することが出来る。可動電極7及び負荷側導体9
の寿命も前述より長くなり、経済的にも有利である。又
フレキシブル導体22で負荷側導体9と可動電極7との
間を接続しており、前述のように可動電極7が負荷側導
体9に摺動する時の金属微粒子を発生することもなく、
絶縁性能が前述よりは大幅に向上する。この分、真空容
器4を小型化することができる。更に、本発明は接地装
置及び断路位置を除去しても使用でき、除去したとき更
に真空容器,操作機構部を小型化できるので、回路スイ
ッチも当然小型化できる。
【0030】更に、接地装置6と固定電極5との間に配
置された可動電極7と可動ブレード30との間は従来技
術とは異なり、絶縁セラミック材の可動絶縁筒45を設
けているので、可動ブレード30には固定電極5から電
流が流れ込まない。可動ブレード30を駆動して可動電
極7を強く固定電極5に当接しても、可動ブレード30
は電流発生熱を考慮した設計を必要としない。このた
め、従来技術とは異なり、電流発生熱を考慮した機械的
強度及び特殊な材料等を必要としないから、この分、可
動電極7と可動ブレード30及び操作機構部を小型で、
安価に製作することが出来るようになった。可動絶縁筒
45は絶縁セラミック材を使用したが、真空接地容器内
の高温に耐える絶縁部材であれば、他の絶縁部材を使用
しても本発明の精神を損なうものではない。また、本発
明による可動絶縁筒45は真空容器4内の高絶縁媒体で
ある真空中にある。従来は真空絶縁の外部、つまり真空
容器4外では、空気やSF6 ガス絶縁など他の絶縁媒体
構造を追加せねばならず、全体構造が複雑であったし、
可動絶縁筒45も大きくせねばならなかった。本発明で
はこの課題も解決できる。
【0031】次に、他の実施例を図9,図10により説
明する。接地されている真空容器4内に負荷側共通導体
56を取付け、負荷側共通導体56は負荷側導体9に接
続していると共に、その上に接地側接点57と負荷側接
点58を取付ける。真空容器4に支持された接地可動電
極59及び可動電極7は、接地側接点57及び負荷側接
点58に対応して配置されている。可動電極7が負荷側
接点58に接触している時には、接地可動電極59は接
地側接点57と離れており、互いに反対の動作をする。
両電極の外側には、複数相の母線8と接続している固定
電極5及び接地側導体37が配置され、固定電極5と可
動電極7、及び接地側導体37と接地可動電極59との
間はフレキシブル導体22により接続されている。
【0032】即ち、可動電極7と負荷側接点58とが接
触した投入状態で、負荷側接点58から可動電極7を上
方に移動すると同時に、接地可動電極59が下方に移動
して接地側接点57に接触して接地状態になる。また、
前者では投入状態から遮断状態になる。この実施例では
可動電極7と負荷側接点58との直角方向、つまり横方
向に複数相の母線8と接続している固定電極5を配置
し、固定電極5と可動電極7との間及び接地側導体37
と接地可動電極59との間をフレキシブル導体22で接
続したスイッチギヤにも使用できる。又、接地装置6と
固定電極5との間に配置された可動電極7と可動ブレー
ド30との間は絶縁セラミック材の可動絶縁筒45を設
けているので、可動ブレード30には固定電極5から電
流が流れ込まず、可動ブレード30は電流発生熱を考慮
した設計を必要としないので、従来技術とは異なり、電
流発生熱を考慮した機械的強度及び特殊な材料等を必要
としないから、可動電極7と可動ブレード30及び操作
機構部を小型で、安価に製作することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の真空スイッチ及び
真空スイッチギヤによれば、可動電極とその駆動手段と
あるいは更に固定電極と真空容器の間に絶縁手段を設け
ているので、それらの間の距離を短く出来、真空容器を
小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である集合型スイッチギヤの回
路図。
【図2】図1の回路スイッチギヤの構成を示す回路図。
【図3】図1に使用した回路スイッチギヤの構成を示す
側断面図。
【図4】図2を左側から見た正面図。
【図5】図1及び図3に示した母線接続端子板の平面
図。
【図6】図3に示した回路スイッチギヤの遮断,断路位
置での側断面図。
【図7】図3に示した回路スイッチギヤの接地位置での
側断面図。
【図8】図3に示した回路スイッチギヤの投入位置での
側断面図。
【図9】本発明の他の実施例である回路スイッチギヤの
構成を示す側断面図。
【図10】図9の回路スイッチギヤの接地状態を示す側
断面図。
【符号の説明】
1〜3…回路スイッチ、2X,2Y…相スイッチ、4…
真空容器、5…固定電極、6…接地装置、7…可動電
極、8…内部母線、9…負荷側導体、11…電源側ケー
ブル、22…フレキシブル導体、30…可動ブレード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02B 13/04 M (72)発明者 柴田 昜蔵 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (56)参考文献 特開 平9−153320(JP,A) 特開 昭63−200425(JP,A) 特開 平8−306269(JP,A) 特開 平8−336214(JP,A) 特公 昭49−41903(JP,B1) 特公 昭51−5189(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 13/02,13/075 H01H 33/66,33/42 H01H 31/28 - 31/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地された真空容器内に、接地装置と、該
    接地装置と対向配置され、かつ、母線と電気的に接続さ
    れた固定電極と、該固定電極と接地装置との間を回動し
    て両者と接離する可動電極と、該可動電極を機械的に駆
    動する駆動手段と、前記可動電極から駆動手段に電流が
    流れるのを阻止する絶縁手段と、前記可動電極と電気的
    に接続された負荷側導体とを備え、前記真空容器内に、
    前記接地装置,負荷側導体,母線,固定電極,可動電
    極、及び絶縁手段を収納すると共に、前記接地装置、こ
    の接地装置と対向配置された固定電極、及び前記駆動手
    段により駆動される可動電極、この可動電極とフレキシ
    ブル導体を介して電気的に接続された負荷側導体が十字
    状に配置されていることを特徴とする真空スイッチ。
  2. 【請求項2】前記可動電極が固定電極と接触する投入位
    置から前記接地装置と接触する接地位置に移動する間に
    遮断及び断路位置をとることを特徴とする請求項1の真
    空スイッチ。
  3. 【請求項3】前記真空容器がステンレス部材で構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の真空スイッチ。
  4. 【請求項4】前記負荷側導体がセラミック部材のブッシ
    ングを介して前記真空容器に取付けられていることを特
    徴とする請求項1記載の真空スイッチ。
  5. 【請求項5】前記絶縁手段が、絶縁セラミックであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の真空スイッチ。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の真空ス
    イッチが配電盤内に収納されると共に、前記可動電極を
    駆動する操作機構部を収納している操作コンパートメン
    ト、前記負荷側導体と接続されるケーブルヘッドを収納
    している導体コンパートメントを備え、前記操作コンパ
    ートメントを真空容器の上側の奥行側に配置し、前記導
    体コンパートメントを真空容器の手前側に配置すること
    を特徴とする真空スイッチギヤ。
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