JP2002165319A - 真空スイッチギヤ - Google Patents

真空スイッチギヤ

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JP2002165319A
JP2002165319A JP2001304803A JP2001304803A JP2002165319A JP 2002165319 A JP2002165319 A JP 2002165319A JP 2001304803 A JP2001304803 A JP 2001304803A JP 2001304803 A JP2001304803 A JP 2001304803A JP 2002165319 A JP2002165319 A JP 2002165319A
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Japan
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movable electrode
conductor
load
electrode
movable
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JP2001304803A
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Toru Tanimizu
徹 谷水
Yoshitomo Goto
芳友 後藤
Makoto Terai
誠 寺井
Ayumi Morita
歩 森田
Minoru Suzuki
実 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H31/00Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H31/003Earthing switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/666Operating arrangements
    • H01H33/6664Operating arrangements with pivoting movable contact structure

Landscapes

  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】真空遮断器は接触している可動電極と固定電極
との背面からロッドを介して外部の電源及び負荷に電流
を流していたので、電流通路が長くなり、電気抵抗が大
きくなり、電力損失が多かった。 【解決手段】本発明では、接地装置6と固定電極5との
間に配置された可動電極7は負荷側導体9と可動ブレー
ド30とを一直線上に配置し、可動電極7と負荷側導体
9との間をフレキシブル導体22で接続する。 【効果】可動電極7と負荷側導体9及びケーブルヘッド
10との間を最短距離で接続することができるので、電
流通路が短くなり、電気抵抗が少なく、回路分スイッチ
ギヤが小型化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空スイッチに係
り、例えば受変電機器に採用するに好適な真空スイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】都市部の消費電力集中地域の増加する需
要に対して、配電用変電所の立地困難,配電用配管の配
置余裕無し及び高い供給設備稼働率化への要求等によ
り、配電電圧の昇圧、即ち回線当たりの容量が大きく出
来るより高い電圧系統に積極的に負荷吸収を図ること
が、効率的な電力供給設備形成につながる。このために
配電器材・受変電設備の更なるコンパクト化を図る必要
がある。
【0003】コンパクト化を図る受変電機器としては例
えば特開平3−273804 号公報に記載されたSF6 ガス絶
縁スイッチギヤが考えられる。このスイッチギヤは配電
函に絶縁ガスを充填したユニット室及び母線室に、遮断
器,2個の断路器および接地開閉器を個別に製作して収
納している。遮断器として真空遮断器を使用する場合、
真空遮断器の操作器により可動電極が固定電極に対して
上下に移動して、投入,遮断したり、或いは特開昭55−
143727号公報に記載された真空遮断器の如く、主軸を支
点して可動電極が左右に回動して固定電極に対して接離
して、投入,遮断している。
【0004】ガス絶縁スイッチギヤは、例えば電力会社
からの電力を断路器とガス遮断器などで受電し、変圧器
で負荷に最適な電圧に変え、負荷例えばモータなどに電
力を供給している。受変電機器を保守・点検するには、
ガス遮断器を切後、ガス遮断器と別個に設けた断路器を
開放し、更に接地開閉器を接地することにより、残留電
荷,誘導電流を接地に流し、かつ、電源からの再印加を
防止して、作業者の安全を守っている。また、母線が充
電されたまま接地開閉器を接地すると、事故につながる
ので、断路器と接地開閉器との間にはインターロックを
設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば特開平3−27380
4 号公報に記載されたSF6 ガス絶縁開閉装置は、配電
函にSF6 ガスを充填したユニット室及び母線室にガス
遮断器,2個の断路器および接地開閉器を個別に製作し
て収納している。遮断器として真空遮断器を使用する場
合、真空遮断器の操作器により可動電極が固定電極に対
して上下に移動して、投入,遮断したり、或いは特開昭
55−143727号公報に記載された真空遮断器では、主軸を
支点して可動ブレードに相当する可動リード線及び可動
電極が左右に回動して固定電極に対して接離して、投
入,遮断している。
【0006】しかしながら、これらの真空遮断器では可
動電極が固定電極に投入後、両電極と接続している可動
側及び固定側リード線であるロッドを介して電源と負荷
側のケーブルヘッドに接続しているので、接続距離が長
くなり、電力損失及び発生熱が多くなる。
【0007】本発明の目的は、可動電極が固定電極から
電源と負荷側のケーブルヘッドに接続する距離を短くし
て、電力損失及び発生熱を少なくして小型化した真空ス
イッチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、接地された真
空容器内に配置された接地側導体と、負荷側導体と、複
数相の母線と接続している固定電極と、主軸を介して回
動し、固定電極と接地側導体とに接離する可動電極とを
備え、可動電極と負荷側導体との間をフレキシブル導体
で接続し、固定電極と接地側導体との間の可動電極が遮
断位置にあるとき、前記可動電極と可動ブレード及び負
荷側と導体フレキシブル導体とが略一直線状に位置する
真空スイッチを特徴とする。
【0009】前記可動電極は固定電極の投入位置から接
地装置の接地位置に移動する間に遮断位置及び断路位置
を有する。
【0010】更に本発明は、接地された真空容器内に配
置された負荷側導体と、複数相の母線と接続している固
定電極と、主軸を介して回動し、固定電極と接離する可
動電極とを備え、可動電極と負荷側導体との間をフレキ
シブル導体で接続し、固定電極と接地側導体との間の可
動電極が遮断位置にあるとき、前記可動電極と可動ブレ
ード及び負荷側と導体フレキシブル導体とが略一直線状
に位置する真空スイッチを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ない
し図5より説明する。図1の回路図は集合型スイッチギ
ヤの全体を示し、図1の1回路分の回路スイッチギヤの
構造に合わせた電気回路を示すと図2となり、また図1
の1回路分の回路スイッチギヤの構造を示したのが図
3,図4である。図5は回路スイッチギヤ各相間を母線
で接続する中継端子板27である。
【0012】多回路例えば3回路分スイッチギヤ1,
2,3を接地Eされた真空容器4内に配置した。各回路
スイッチギヤ1,2,3は構成が同じなので、第2の回
路スイッチギヤ2を説明し、他の回路スイッチギヤの説
明を省略する。回路スイッチギヤ2は相スイッチギヤ2
X,2Y,2Zの三相を集合したものである。各相スイ
ッチギヤ2X,2Y,2Zは構成が同じなので、第1相
の相スイッチギヤ2Xのみを説明し、他の相スイッチギ
ヤ2Y,2Zの説明を省略する。
【0013】相スイッチギヤ2Xは遮断機能,断路機
能,接地機能及び母線を一体に集合したものである。即
ち、相スイッチギヤ2Xは主として固定電極5と接地装
置6との間を移動する可動電極7とから構成している。
固定電極5は内部母線8に接続している。可動電極7は
負荷側導体9に接続し、負荷側導体9は真空容器外に伸
びるケーブルヘッド10に接続している。また可動電極
7は後述する可動ブレードと機械的に連結し、図示して
いない操作機構部により駆動される可動ブレードの回動
により上下方向或いは左右方向に回動する。可動電極7
が固定電極5から接地装置6まで移動すると、図2の4
位置に停止する。
【0014】また回路スイッチギヤ1は可動電極7と接
続した電源側ケーブル11により系統電源12に電気的
に接続している。
【0015】即ち、可動電極7が回動するのに応じて、
可動電極7が固定電極5に接触する投入位置Y1で通電
し、投入位置Y1より下側に回動して遮断位置Y2で可
動電極7が固定電極5と離れ電流を遮断する。更に下側
に回動して断路位置Y3で可動電極7が固定電極5と離
れ、雷などで絶縁破壊しないこと及び負荷導体側で作業
員が感電しない絶縁距離を取る。更に下側に可動電極7
が回動して接地位置Y4で可動電極7が接地装置6と接
触する。尚、断路位置Y3を省略して遮断位置Y2から
接地位置Y4に移動しても本発明の下記効果を損なうも
のではない。高絶縁体である真空中で、可動電極7が固
定電極5から接地装置6に回動する間に一つの操作で連
続的に4位置すなわち機能を持つことが出来るので、操
作がしやすく使い勝手が良いばかりか、また可動電極
7,固定電極5,接地装置6を一個所に集合化したの
で、上述の従来技術に比べてより小型化することができ
る。更に断路位置Y3を設けると、異電源突合せ例えば
2つの系統電源を持つ2回線受電において、いずれか1
回線の相スイッチギヤ2Xが投入位置Y1で運転中にあ
り、他回線の相2Xが断路位置Y3で待機中の時にはこ
の回路の負荷側導体9に作業員が接触しても安全である
ばかりか、待機中から運転或いは運転中から待機に切り
替える場合も連続して操作ができるので、作業スピード
が速く、操作がしやすい。
【0016】更に通電電流を変流器13で検出して、保
護リレー14を動作させて、操作機構部(図示せず)を
トリップさせることにより、系統の事故にも対応する。
【0017】接地Eされた真空容器4は、ステンレス部
材を使用し、その一部が球面又は曲面形状に形成し、真
空容器4の機械的強度の増加を図り、真空容器壁の厚み
を薄くして軽量化を図っている。真空容器4は配電盤1
6に収納されている。配電盤16は真空容器4の上側及
び下側に操作コンパートメント17及び導体コンパート
メント18を設けている。操作コンパートメント17は
真空容器4の右側つまり奥行側に凹んで配置され、正面
側には開閉自在な扉19を取り付けている。又導体コン
パートメント18は真空容器4の左側つまり手前側に配
置されている。真空容器4を介して操作コンパートメン
ト17と導体コンパートメント18とは斜めに対称に配
置されている。操作コンパートメント17は可動ブレー
ド及び可動電極17を回動する操作機構部を収納してい
る。導体コンパートメント18は負荷側導体9及びケー
ブルヘッド10を収納している。操作コンパートメント
17の手前側真空容器上に操作コンパートメント内を保
守点検する工具などを置くことができ、保守点検が容易
である。又導体コンパートメント18を操作コンパート
メント17より手前の正面側に配置してケーブルヘッド
10の取付け作業を安全に行うことが出来るようにして
いる。
【0018】真空容器正面側の壁は9個のブッツング2
1を取り付けている。第1の回路スイッチギヤ1におい
て三相の電源側ケーブル11の一方側は、ブッツング2
1を貫通して外部の系統電源12に接続している。第2
及び第3の回路スイッチギヤ2,3でも各三相の一方側
負荷側導体9はブッツング21を貫通してケーブルヘッ
ド10に接続している。接続する時には負荷側導体9に
設けたケーブルヘッド10を挿入して行う。ブッツング
21内の負荷側導体9ではフレッキシブル導体22を使
用し、トランス,モータ等の負荷に接続している。第2
の回路スイッチギヤ2のケーブルヘッド10の各相に、
図4に示すように変流器13を設け貫通している。他の
回路スイッチギヤ1,3にも変流器13を負荷条件など
必要に応じて設けられる。
【0019】接地装置6は9個のケーブルヘッドに対応
し、その上部に配置され、共通接地導体24とを接地導
体38で接続している。共通接地導体24の両端は接地
ネジ25により配電盤16に固定している。これらのケ
ーブルヘッド10,接地導体38,変流器13は全て正
面側から見ることができるようにして、取付け忘れを防
止していると共に、取付け取外し作業を作業員がやりよ
くして、作業能率を図っている。
【0020】各3回路分スイッチギヤ間は図1では内部
母線8が直接回路スイッチギヤ間を接続しているが、こ
れは実施例を容易に理解するために回路スイッチギヤ間
を直接接続したのである。図1の中継端子板27の実際
は、図5の9個の固定電極5の一部で構成した中継端子
26を有する中継端子板27を真空容器内壁面に取付
け、各中継端子26に上述した各内部母線8を接続して
いる。各内部母線8を中継端子板27に配置する場合に
は、中継端子板27の左側から右側に行くに従い順次、
第1の回路スイッチギヤから第2,第3の回路スイッチ
ギヤの内部母線8を配置する。配置に際しては、各回路
スイッチギヤの内部母線8は、第1相1X,2X,3X
を一方側に第2相及び第3相2X〜2Z,3X〜3Zを
他方側にラップしながら配置して、配線を容易にし、且
つ配線間違の防止と内部母線の分散配置により熱劣化の
防止等の対策を施している。
【0021】第1ないし第3の回路スイッチギヤ1〜3
は接地Eされた真空容器内に配置され、次のような構成
をしているが、各相スイッチギヤ2X〜2Zは構成が同
じなので、1相分の相スイッチギヤ2Xの構成のみ説明
し、他の相スイッチギヤ2Y,2Zの説明は省略する。
接地Eされた真空容器4の内部は接地装置6と対応して
配置された固定電極5との間を回動する可動電極7を配
置し、可動電極7にケーブルヘッド10が対応配置され
ており、これらは全体として十字形状に配置されてい
る。真空容器4に形成した3個の貫通穴(図示せず)を
貫通した接地装置6と可動ブレード30及び負荷側導体
9を真空容器外に延ばしている。
【0022】接地装置6は一端側に接地側底金具31を
設け、他端側が開口しているセラミック材より成る接地
側ブッシング32を有し、接地側ブッシング32の外周
にフランジ33を設け、フランジ33に取付けた接地側
封止金具34を真空容器4に溶着している。接地側ブッ
シング内に接地側ベローズ35及びバネ36と接地側導
体37を配置している。接地側導体37は接地側底金具
31を貫通して外部に伸びており、その端部がネジによ
り接地導体38が前述した共通接地導体24に接続して
いる。接地導体38はフレキシブル導体で構成され、接
地側導体37が動いたときでも電気的に接続できる。ま
た、これと反対側の接地側導体37には接地電極39を
固定している。接地電極39を接地側底金具側に押す
と、接地側ベローズ35と共にバネ36も縮むが、その
時にバネ36は縮んだ力により、常に接地電極39を可
動電極7方向に押圧している。
【0023】接地装置6と対応配置された固定電極5は
3相の内部母線8と接続している。3相の内部母線8は
図5に示したように配置されている。固定電極5および
中継端子26は固定中継金具41を介してセラミック材
より成る固定絶縁筒42に支持されている。固定絶縁筒
42の他端を支持している固定支持金具43はロー材に
より真空容器に固定されている。つまり固定絶縁筒42
の両端に固定中継金具41と固定支持金具43とを予め
取付けてある。
【0024】可動電極7は接地装置6と固定電極5との
間に配置され、可動電極7を可動中継金具44を介して
セラミック材の可動絶縁筒45に支持されており、可動
支持部45の一端は前述と同様に可動支持金具46に支
持され、可動支持金具46は可動ブレード30に支持さ
れている。可動ブレード30は可動支持板47を貫通し
て外部に延びている。可動支持板47は真空容器4に固
定されている。可動ブレード30は伸縮自在な可動ベロ
ーズ48に包囲され、可動ベローズ48に一端は可動支
持金具46に、他端は可動支持板47にそれぞれ取付け
られ、可動ブレード30が左右,上下へ回動する動きを
できるようにしている。可動ブレード30は主軸49を
支点として矢印方向に回動し、接地装置6と固定電極5
とに接離する。
【0025】可動ブレード30の先端は連結した図示し
ていない操作機構部の駆動により、可動ブレード30は
主軸49を支点として回動する。動作軸50は可動ブレ
ード30と操作機構部とを連結している。尚、可動ブレ
ード30の先端に可動電極を設けただけの構造でもよ
い。この場合、可動ブレードと操作機構部とのいずれか
の1部に電圧を遮断する絶縁手段が必要である。
【0026】可動電極7の先端と負荷側導体9とはフレ
キシブル導体22により接続している。負荷側導体9
は、セラミック材より成る負荷側ブッシング21を貫通
してケーブルヘッド10に接続している。負荷側ブッシ
ング21端部に負荷側封止金具53を設け、負荷側封止
金具53を真空容器4に空けた開口の周囲にロー材に溶
着して支持すると共に、真空容器4の外部とケーブルヘ
ッド10の間に露出している負荷側ブッシング21のセ
ラミック表面は接地金属層54を設け、漏電流が真空容
器4を介して接地Eに流がれるようにし、作業員がケー
ブルヘッド10周辺に接触しても危険が生じないように
安全対策を施している。
【0027】次に相スイッチギヤの動作を図6ないし図
8により説明する。可動電極7は図6のように接地装置
6と固定電極5との間に配置された図2の遮断位置Y2
及び断路位置Y3におり、この位置から可動電極7を矢
印方向X1に回動して、図7に示す如く可動電極7が接
地電極39に接触した所が接地位置Y4であり、常に接
地電極39は可動電極方向にバネ36により押圧してい
る。また、可動電極7は矢印方向X2に回動して、図8
に示すごとく可動電極7が固定電極5に接触していると
共に、負荷側導体9にも接続した所が投入位置Y1であ
る。
【0028】投入位置Y1では可動電極7が固定電極5
に接触していると共に、負荷側導体9に接続している。
この場合、従来技術と異なり可動ブレード30を経由す
ることなく、可動電極7より固定電極5とフレキシブル
導体22を介して負荷側導体9に電力を供給しているの
で、電流通路を従来技術のそれに比べて大幅に短縮でき
るようになり、電気抵抗が少なくなり、この分電力損失
及び発生熱を少なくすることが出来るようになった。
【0029】一方、投入位置Y1では常時電力を負荷に
供給しており、この運転時間は他の位置での使用時間よ
りも長く、フレキシブル導体22を使用しなければ、可
動電極7が直接負荷側導体9に摺動接触することが考え
られる。これは、可動電極7が直接負荷側導体9に摺動
接触し、可動電極7及び負荷側導体9が接触した状態で
電流を流し続けることになり、真空容器4内の真空中で
はこの発生熱により可動電極7及び負荷側導体9は簡単
溶着してしまう。この結果、溶着している可動電極7と
負荷側導体9とを剥離するために、操作機構部の回動力
を大きくすれば、最低限使用出来るが、操作機構部の大
型化は避けることは出来ず、真空遮断器は大型化及びコ
スト高になる。
【0030】又発生熱中に摺動することは、摩耗が激し
く寿命が短い。更に可動電極7が負荷側導体9に摺動す
る時には、可動電極7及び負荷側導体9から発生した金
属微粒子が真空容器内で拡散し、残留するので、絶縁破
壊しやすくなる。
【0031】これに対して、本発明では可動電極7が直
接負荷側導体9に摺動しないフレキシブル導体22で負
荷側導体9と可動電極7との間を接続しており、可動電
極7及び負荷側導体9の溶着は生じることがなく、操作
機構部の回動力は前述より大きくならず、操作機構部も
小型化することが出来るばかりか、可動電極7及び負荷
側導体9の寿命も前述より長くなり、経済的にも有利で
ある。又フレキシブル導体22で負荷側導体9と可動電
極7との間を接続しており、前述のように可動電極7が
負荷側導体9に摺動する時の金属微粒子を発生すること
もなく、絶縁性能が前述よりは大幅に向上することは明
らかであり、この分、真空容器4を小型化することがで
きる。
【0032】更に、本発明は接地装置及び断路位置を除
去しても使用でき、除去したとき更に真空容器,操作機
構部を小型化できるので、回路スイッチギヤも当然小型
化できることは言うまでもない。
【0033】また、接地装置6と固定電極5との間に配
置された可動電極7は負荷側導体9と可動ブレード30
とを一直線上に配置すれば、可動電極7と負荷側導体9
との間を接続するフレキシブル導体22は、可動電極7
と負荷側導体9及びケーブルヘッド10との間を最短距
離で接続することができるので、電気抵抗が少なくな
り、この分真空容器内の発生熱を低くすることが出来
る。またフレキシブル導体22を使用したので可動電極
7を負荷側導体9と電気的に接続しながら左右に回動で
きる。
【0034】次に他の実施例を図9,図10により説明
する。接地型真空容器4内に負荷側共通導体56を取付
け、負荷側共通導体56は負荷側導体9に接続している
と共に、その上に接地側接点57及び負荷側接点58と
取り付けている。真空容器4に支持された接地可動電極
59及び可動電極7は接地側接点57及び負荷側接点5
8に対応して配置されている。可動電極7が負荷側接点
58に接触している時には、可動電極59は接地側接点
57と離れており、互いに反対の動作をする。両電極の
外側には複数相の母線8と接続している固定電極5及び
接地側導体37と両電極との間はフレキシブル導体22
により接続している。
【0035】即ち、可動電極7と負荷側接点57とが接
触した投入状態で、負荷側接点58から可動電極7を上
方に移動すると同時に、接地可動電極59が下方に移動
して接地側接点58に接触して接地状態になる。また前
者では投入状態から遮断状態になる。この実施例では可
動電極7と負荷側接点58との直角方向つまり横方向に
複数相の母線8と接続している固定電極5を配置し、固
定電極5と可動電極7との間及び接地可動電極59と接
地側接点58との間をフレキシブル導体22で接続した
スイッチギヤにも使用できる。又、固定電極5と可動電
極7との間をフレキシブル導体22を使用すれば、固定
・可動電極など負荷側導体9以外のものと接続しても本
案と同等の効果が得られるのは言うまでもない。
【0036】本発明の回路分スイッチギヤは、上述の他
に可動電極が固定電極と開閉する遮断器,真空遮断器等
の開閉器,固定電極と可動電極が接離する断路器,接地
開閉器,開閉器等の単独製品としても使用することが出
来る。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可動電極
を介して固定電極よりフレキシブル導体を介して負荷側
導体に電力を供給しているので、電流通路を従来技術の
それに比べて大幅に短縮できるようになり、電気抵抗が
少なくなり、この分電力損失及び発生熱を少なくするこ
とが出来る。又可動電極が直接負荷側導体に摺動しない
フレキシブル導体で負荷側導体と可動電極との間を接続
しており、負荷側導体及び可動電極に溶着は生じること
がなく、操作機構部及び真空スイッチを小型化すること
が出来るばかりか、また絶縁性能も向上するので、この
分、更に真空容器を小型化できる。更に、接地装置を除
去したスイッチにも使用することができ、接地装置を除
去した分真空容器,操作機構部も小型化できるので、真
空スイッチも当然小型化できることは云までもない。
【0038】接地装置と固定電極との間に配置された可
動電極及び負荷側導体と可動ブレードとを略一直線状に
配置すれば、可動電極と負荷側導体との間を接続するフ
レキシブル導体は、可動電極と負荷側導体及びケーブル
ヘッドとの間を最短距離で接続することができるので、
電気抵抗が少なく、この分真空容器内の発生熱が低くな
り、真空スイッチを小型化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である集合型スイッチの回路
図。
【図2】図1の回路スイッチの構成を示す回路図。
【図3】図1に使用した回路スイッチの構成を示す側断
面図。
【図4】図2を左側から見た正面図。
【図5】図1及び図3に示した母線接続端子板の平面
図。
【図6】図3に示した回路スイッチの遮断,断路位置で
の側断面図。
【図7】図3に示した回路スイッチの接地位置での側断
面図。
【図8】図3に示した回路スイッチの投入位置での側断
面図。
【図9】本発明の他の実施例である回路スイッチの構成
を示す側断面図。
【図10】図9の回路スイッチの接地状態を示す側断面
図。
【符号の説明】
1〜3…回路スイッチ、2X〜2Y…相スイッチ、4…
真空容器、5…固定電極、6…接地装置、7…可動電
極、8…内部母線、9…負荷側導体、11…電源側ケー
ブル、22…フレッキブル導体、30…可動ブレード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺井 誠 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 森田 歩 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 鈴木 実 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 Fターム(参考) 5G017 AA22 AA23 AA27 BB01 BB02 BB03 BB10 JJ01 5G026 CA02 5G028 GG24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地された真空容器内に配置された接地側
    導体と、負荷側導体と、複数相の母線と接続している固
    定電極と、主軸を介して回動し、前記固定電極と接地側
    導体とに接離する可動電極とを備え、前記可動電極と負
    荷側導体との間をフレキシブル導体で接続し、前記固定
    電極と接地側導体との間の可動電極が遮断位置にあると
    き、前記可動電極と可動ブレード及び負荷側と導体フレ
    キシブル導体とが略一直線状に位置することを特徴とす
    る真空スイッチギヤ。
  2. 【請求項2】前記可動電極が固定電極の投入位置から接
    地装置の接地位置に移動する間に遮断位置及び断路位置
    を有することを特徴とする請求項1記載の真空スイッチ
    ギヤ。
  3. 【請求項3】接地された真空容器内に配置された固定電
    極と、主軸を介して回動し固定電極と接離する可動電極
    とを備え、前記可動電極と負荷側導体との間をフレキシ
    ブル導体で接続し、前記固定電極と接地側導体との間の
    可動電極が遮断位置にあるとき、前記可動電極と可動ブ
    レード及び負荷側と導体フレキシブル導体とが略一直線
    状に位置することを特徴とする真空スイッチギヤ。
  4. 【請求項4】前記真空容器がステンレス部材で構成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    項記載の真空スイッチギヤ。
  5. 【請求項5】前記真空容器の出入口にセラミック部材の
    ブッツングを使用することを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか1項記載の真空スイッチギヤ。
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