JP3401570B2 - 高温時の長時間安定性が改善されたガラス基質の製造方法 - Google Patents

高温時の長時間安定性が改善されたガラス基質の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高温時の長時間安定性が改善されたガラス
基質の製造方法、特にガラス基質が被覆層を備えてお
り、被覆層がある程度の残留多孔性を持ち、その結果、
高温が作用した時体積収縮が起こるような方法に関す
る。
基材ガラスの様々な特性を改善するために、ガラスが
Si、Ti、Zr、Alなどをベースとする材料からなる被覆層
を備えることができることは、公知である。この場合、
基本的には、湿式化学プロセス(例えばゾルゲルプロセ
ス)により、被覆層が基材ガラス上に塗布され、この層
は次いで加温により収縮して無気孔薄膜になる。この種
の被覆層は、特にその膨張係数が基材ガラスのそれより
も小さい場合に、例えばガラスの強度を高めることも知
られている。この時の機構は、2つに分けることができ
る。その1つは、ガラス表面の欠陥数の減少であり、他
の1つは、冷却時の層の熱膨張係数がより小さいため、
収縮後に表面の近傍領域に圧縮応力が生じることにあ
る。このような圧縮応力は、一般にガラスの強度を高め
るので、これは熱的安定性にも、影響を及ぼす。何故な
ら、これにより高温時に応力が生じても、負荷が一段と
大きくなって初めて破壊に至るからである。熱的または
化学的に硬化されたガラスについても、同様のことが知
られている;このことは、耐熱衝撃安定性の向上によっ
ても実証されている。それ故、この種のガラスは、熱的
負荷に耐えることが必要とされる領域、例えば耐火の領
域に使われる。
従って、ガラスの耐熱衝撃挙動を改善する方法は既に
存在するが、高温時にその長時間安定性を満足するよう
なガラスを提供すること、例えば長時間にわたって高温
度に曝された時に、流れ出し始めないような窓ガラスを
開発することには、未だ成功していない。特に簡単に且
つコスト的に有利に製造でき(従って、多くの用途に好
んで使われる)ガラス、例えばソーダ−ライムガラス
は、通常、その化学組成の結果として、低いガラス転移
温度、或いは特定用途の範囲内でこのガラスが曝される
温度において低い粘度を示す。この種のガラスは、比較
的温和な温度でも、軟化や流動の点で、問題を起こすこ
とがある。高温度に(場合によっては、腐食条件と組み
合わされて)曝される可能性のあるガラスの実例は、炉
の覗き窓、防火ガラス、光学ガラスおよび化学品容器で
ある。
本発明の課題は、従って、できるだけ安価な基本ガラ
スを出発点として、コスト的に有利に、改善された流動
挙動、即ち高温時の改善された長時間安定性を達成し得
る方法を提供することにある。
本発明によれば、上記の課題は、ガラス基質の表面上
の被覆物を利用して、特に高温負荷時の昇温乃至加熱期
間において、耐熱衝撃安定性改善のために、従来方法に
おける様な圧縮応力ではなく、引張応力を発生させるこ
とにより解決される。このことは、高温の作用下にその
熱機械学的乃至熱化学的特性によって体積が縮小する傾
向があり、その結果ガラス基質の表面に引張応力を発生
させる様な層をガラス基質上に塗布する場合に、達成さ
れる。この様な層は、ガラス基質上に慣用の方法で被覆
層を作るに際し、被覆層を完全には収縮させない場合
に、形成される。換言すれば、被覆層は、それが生成さ
れた後にも、ある程度の残留気孔を有している。
従って、本発明は、高温における改善された長時間安
定性を備えたガラス基質を製造するための方法を以下の
様にして提供する; (a)ガラス基材上に被覆組成物を塗布する;この被覆
組成物は、少なくとも1種の液状のおよび/または溶剤
に溶解したSi、Al、TiおよびZrからなる群から選ばれた
少なくとも1種の元素の化合物および/または対応する
予備縮合物(Vorkondensat)の加水分解および縮合によ
り得られる;この反応は、必要ならば、アルカリ金属
(例えばNa、K、Li)、アルカリ土類金属(例えばCa、
Mg、Ba)および硼素のグループから選ばれた少なくとも
1種の元素の化合物であって、反応媒体に可溶なものと
組み合わせて行っても良く、また必要ならば、縮合触媒
の存在下で行っても良い;次に (b)こうして得られた被覆層を熱処理する。
この方法の特徴とするところは、被覆層が完全には収
縮していない、言い換えると熱処理の終わりにおいて
も、未だある程度の残留気孔性(例えば1〜10容積パー
セントの範囲)を呈することである。この残留気孔は、
好ましい実施態様では、非常に高い比率で基本的に低い
nm−領域(≦20nm)の孔径を持ったミクロポアーで構成
される。
被覆組成物は、ゾル/−ゲル法によって製造されたも
のが好ましい。
上記の目的のためには、ミクロポーラスな層が、特に
好適である。この様な層は、例えばSiO2−比率が比較的
高い層である(例えば、存在する中心原子全体に対し
て、少なくとも80モル%、特に少なくとも90モル%のS
i)。このような層は、高い界面エネルギーを有してお
り、加熱により緻密になる。しかしながら、ミクロ気孔
は、例えば、アルキルトリアルコキシシラン化合物を被
覆組成物の出発化合物として使うことによっても、生成
できる。この際、仕上がった被覆層中に加水分解できな
いアルキル基が未だ存在するが、これは、例えば熱的に
除去でき、これにより“隙間”(細孔)が残る。さら
に、この種の化合物(例えばメチルトリエトキシシラ
ン)の使用は、被覆物の脆さを低下させる(可塑性を増
大させる)ので、この理由からも、好ましい。この種の
出発化合物を50モル%以上、特に75モル%以上使うこと
が好ましい。後で詳しく述べるが、例えばシリカゾルの
添加によっても、被覆層の多孔性を高めることが出来
る。ただし、この場合には(好ましい)ミクロ多孔性と
は、関連しない。
上述の方法で被覆されることになるガラス基材の基本
ガラスとしては、アルカリ−および/またはアルカリ土
類成分(例えばNa、K、Ca、Ba)を含むか含まない、特
にシリケートガラス(例えば窓ガラスおよび瓶ガラ
ス)、鉛シリケートガラス、燐酸塩−、硼酸塩−および
希土類ガラス(La、Ce、Yおよび類似物)が、対象とな
る。しかしながら、他のガラス、例えばハロゲニド(例
えばフルオリド)ガラスおよびカルコゲニド(例えばサ
ルフェート)ガラスも、本発明の方法により、被覆でき
る。
ガラス基材は、任意の物理的形状、例えば板状、棒
状、管状または繊維状あるいは中空体の形状であっても
よい。特殊な実施態様においては、ガラス−またはセラ
ミック繊維織布が、本発明の被覆組成物により含浸さ
れ、この場合には、防火目的に特に好適な材料が得られ
る。
本発明においては、被覆組成物としては、SiO2−、Al
2O3−、ZrO2−、TiO2−、SiO2/TiO2−、SiO2/ZrO2−、B
2O3/SiO2−、Na2O/B2O3/SiO2−およびNa2O/Al2O3/B2O3/
SiO2−組成物が好ましい。特に、SiO2−、SiO2/ZrO2
およびSiO2/TiO2−被覆組成物が好ましい。
被覆組成物の出発化合物としては、上記の元素の液状
の化合物および/または反応媒体(溶剤)に可溶な化合
物、例えば水酸化物、アルコキシド、ハロゲナイド(フ
ルオライド、クロライド、ブロマイド、イオダイド)、
酸、有機酸または無機酸或いは塩基との塩および錯化合
物乃至付加化合物が好適である。
上記の化合物の具体的な例は、NaOH、KOH、Mg(OH)
、Ca(OH)およびAl(OH)の様な水酸化物;NaO
R、KOR、Mg(OR)、Ca(OR)、Al(OR)、B(O
R)、Si(OR)、RSi(OR)、R2Si(OR)、Ti
(OR)およびZr(OR)の様な加水分解可能なアルコ
キシド、ここで、Rは、炭素原子数が1〜6個(好まし
くは1〜4個)の直鎖状または分岐状であって置換若し
くは非置換のアルキル基(例えばメチル、エチル、プロ
ピルまたはブチル基)である;NaCl、KBr、CaCl2、SiC
l4、R'SiCl3、R'2SiCl2、TiCl4およびZrCl4(R'=上記
のアルキル基から誘導されたアルコキシ基)の様なハロ
ゲナイド;硼酸の様な酸;硼酸塩、硝酸塩、燐酸塩、カ
ルボキシレート(例えば、フォルミエート、アセテー
ト、シトレート、タートレート、塩基性アセテートおよ
びベンゾエート)およびフェノレートの様な塩;並びに
アセチルアセトネートおよびサリチレートの様な錯化合
物および、例えばZr(NO3・ジオキサン、THF、ピリ
ジンおよび類似物の様な配位−(付加−)化合物であ
る。
出発化合物中の1つは、一般式が(I)である化合物
が好ましい: Si(OR) (I) ここでRは、上で定義した通りである。
本発明の他の好ましい実施態様では、上記の式(I)
のようなものの他に、出発化合物は、一般式(II)のよ
うなものをも包含する: RSi(OR) (II) ここでRは、上で定義した通りであり、Rは、Rまた
はアリール基、特にフェニル基を表す。
出発化合物は、好ましくは水または有機溶剤或いは水
とそれに混合可能な有機溶剤(好ましくはアルコール)
との混合物に溶かされて、加水分解的に重縮合される。
達成される改良された被覆層特性の見地からは、有機溶
剤が好ましく、水と少なくとも一部は混合可能な溶剤
が、特に好ましい。好適な有機溶剤の実例は、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリ
コールおよびグリセリンなどの一価または多価のアルコ
ール;ジメトキシエタン、テトラヒドロフランおよびエ
チレングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル;
酢酸エステルおよびジエチレングリコールアセテートな
どのエステル;アセトンおよびメチルエチルケトンなど
のケトン;ベンゼンおよびトルエンなどの炭化水素;四
塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素;およびジメチル
フォルムアミドである。有機溶剤の中では、アルコール
が好ましい。
加水分解と重縮合は、存在する加水分解可能な基の完
全な加水分解のために化学量論的に少なくとも必要な水
量の存在下で、一段階で実施できる。これとは別に、ま
ず、完全加水分解に必要な水量或いは存在する加水分解
可能な基について化学量論的に必要な水量よりも少ない
水量の存在下で予備縮合を行い、次いで少なくとも残っ
た加水分解可能な基の加水分解に必要な水量を添加し
て、その後の縮合を行ってもよい。
重縮合は、必要ならば、縮合触媒、例えばプロトンま
たはヒドロキシルイオン分離化合物あるいはアミンの存
在下に行うことが出来る。このための具体的な例は、塩
酸、硫酸、燐酸、蟻酸および酢酸のような有機酸および
無機酸、並びにアンモニア、アルカリ金属の水酸化物お
よびアルカリ土類金属の水酸化物(例えばNaOH、KOHま
たはCa(OH))および反応媒体に可溶なアミド、およ
び低級アルキルアミンおよびアルカノールアミンであ
る。ここでは、揮発性の酸および塩基、特に塩酸、アン
モニアおよびトリエチルアミンがより好ましい。触媒の
総濃度は、例えば5モル/リッター以下である。
溶剤に対する出発化合物(1種または2種以上)の濃
度は、それに続く被覆操作で被覆組成物に好適な粘度が
与えられる様に、調整される。
加水分解および部分的予備縮合操作は、通常室温で行
われるが、より高温、好ましくは使用溶剤の沸点以下の
温度を採用しても良い。反応条件は、生成する被覆物溶
液が、例えば1〜5mPas程度の、薄層状態の基材ガラス
の被覆に好適な粘度を有する様に、調整される。
得られた積層用溶液(被覆組成物)は、次いで通常の
方法により、好ましくは浸漬、液中移動または噴霧によ
り、処理対象のガラス基材に塗布される。浸漬法が、よ
り好ましい。
塗布量は、熱処理後に得られる被覆物の層厚さが、約
0.8〜8μm、好ましくは1.5〜3μm、例えば2μmと
なるように選択される。
特に、層厚さを2μm以上にしようとする場合には、
例えばSiO2、TiO2、Al2O3および/またはZrO2或いは対
応する混合酸化物の分散物を水および/または被覆物溶
液用の他の適当な溶剤に添加するか、或いは製造プロセ
スに加えることが好ましい。使われる分散物の微粒子の
径は、予定された用途により異なるが、4〜200nmが好
ましい。
被覆物溶液には、通常量の流動性促進添加物を加えて
も良い。その種の添加物の例は、メチルセルロースおよ
びヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース誘導
体、エチレングリコール、グリセリン、ポリエチレング
リコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコー
ルおよびそれらの類似物である。
ガラス製造時に、仕上げプロセスからの未だ熱い基本
ガラス上に被覆組成物を例えばエヤゾル積層法により、
直接塗布することができる。この場合には、別個の乾燥
および熱処理段階は、不要となる。そうでない場合に
は、例えば事後に積層されることになっているガラス基
材への積層の際には、被覆物の乾燥が、常圧または減圧
で、且つ使用した溶剤の沸点近傍の温度、例えば110℃
で10分間行われる。
次の操作段階において、被覆物は、基本ガラスの軟化
点以下の温度で、好ましくは550℃以下で、被覆物の完
全な収縮が起こらない様に、熱処理される。処理温度
は、形状変化が起こらない様に、選ばれる。これは、例
えば平板ガラス(窓ガラス)の場合、温度を500℃以上
にすべきではないことを意味する。
このようにして製造されたガラス基材が使用箇所で、
例えば炉の覗き窓乃至防火ガラスとして高温に曝される
と、残存する多孔性のために、昇温期間中に前に述べた
被覆物中での体積収縮と引張応力の生成が起こり、これ
が、求める流動挙動の改善の原因となる。
以下の実施例は、発明をより詳しく説明するためのも
のであり、発明を限定するものではない。
実施例 1 SiO2ゾルの製造 必要な1薬品: メチルトリエトキシシラン 20ml テトラエトキシシラン 6ml 水 6ml プロパノール 6ml 濃HCl 0.02ml アルコキシシランを攪拌下に混合し、プロパノール3m
lを添加する。水、残りのプロパノール3mlと濃塩酸を混
合し、攪拌しながら徐々に流し込む。20分後、このゾル
を室温まで冷却し、0.2μmスプレーフィルターで濾過
する。
液浸漬層装置を使って、窓ガラスを積層する(引張速
度1〜8mm/s)。作られた新しい層を60℃で15分間乾燥
し、次いで炉内で下記の温度プログラムに従って(不完
全)収縮させる: 1K/分で室温から400℃まで 0.3K/分で400℃から500℃まで。
上記の温度条件は、被覆物を完全に収縮させるには、
不充分である。それどころか多数の小さい、肉眼では見
えないマイクロポアーが被覆物中に残った。仕上がり被
覆物の厚みは、約1.5μmであった。
実施例 2 TiO2分を含んだゾルの製造 必要な薬品: メチルトリエトキシシラン 16.8ml テトラエトキシシラン 2.3ml 水 8ml チタン(IV)イソプロピレート 4ml エタノール 21ml 濃HCl 0.04ml アルコキシシランを混合し、エタノール2ml、HCl0.04
mlおよび水1mlと反応させる。5分間の激しい攪拌の
後、チタン(IV)イソプロピレート4mlを加え、さらに
1分間攪拌する。その後水7mlとエタノール19mlとを加
え、20分後に得られた混合物を0.8μmスプレーフィル
ターで濾過する。
液浸漬層装置を使って、窓ガラスを積層する(引張速
度1〜6mm/s)。新たに形成された層を60℃で15分間乾
燥し、次いで炉内で下記の温度プログラムに従って収縮
させる: 1K/分で室温から400℃まで 0.3K/分で400℃から500℃まで。
仕上がり被覆物の厚みは、1〜1.5μmであった。
実施例 3 シリカゾル分を含んだ被覆物ゾルの製造 必要な薬品: メチルトリエトキシシラン 20ml テトラエトキシシラン 6ml バイエル(Bayer)−シリカゾルタイプ300、30重量% 15g (45重量%に濃縮) 濃HCl 0.3ml プロパノール 5ml まずシランを入れ、激しく攪拌しながらシリカゾルを
加える。エマルジョンが生成した後(約20秒)、加水分
解を開始させるために、塩酸を添加する。混合物は更に
20〜60秒間は濁ったままであるか、続いて突然まず半流
動状となり、次いで希薄溶液状で透明になる。この反応
中に、このゾルは約40℃まで温度上昇する。室温まで冷
却した後、5μm前置フィルター付きの0.8μmフィル
ターで濾過される。こうして製造されたゾルは、エタノ
ールを使って所望の粘度に調整され、少なくとも6時間
は積層に利用できる。
液浸漬層装置を使って、窓ガラスを引張速度3〜10mm
/sで積層する。新たに作られた層は、60℃で15分間乾燥
され、次いで炉内で下記の温度プログラムに従って収縮
される: 1K/分で室温から400℃まで 0.3K/分で400℃から500℃まで 仕上がり被覆物の厚みは、2〜6.5μmであった。
実施例 4 酸化ジルコニウム分を含む被覆物ゾルの製造 必要な薬品: メチルトリエトキシシラン 19.2ml テトラエトキシシラン 2.6ml H2O 5.1ml ジルコニウム(IV)ブチレート(80%ブタノール溶
液) 2.7ml プロパノール 10.0ml 濃HCl 0.05ml まずシランを入れ、塩酸と水1mlで5分間予備加水分
解する。溶液を均質化するために、さらにプロパノール
3mlを添加する。5分間経過後、激しく攪拌しながらプ
ロパノール3mlとジルコン(IV)ブチレート2.7mlとの混
合物を予備加水分解物に加える。1分後に残りの水(4.
1ml)とプロパノール4mlを混合し、添加する。溶液を室
温まで冷却し、0.8μmフィルターで濾過した後には、
少なくとも8時間は積層に使用できる。
液浸漬層装置を使って、窓ガラスを引張速度1〜6mm/
sで積層する。新たに作られた層を60℃で15分間乾燥
し、次いで炉内で下記の温度プログラムに従って収縮さ
せる: 1K/分で室温から400℃まで 0.3K/分で400℃から500℃まで 仕上がり被覆物の厚みは、1〜1.5μmであった。
実施例 5 含浸ガラス繊維織布の製造 メチルトリエトキシシラン200ml、テトラエトキシシ
ラン60mlと30%シリカゾル(Bayer シリカゾル、タイ
プ300)を激しく攪拌し、濃塩酸1.8mlと混合する。10分
後エタノール50mlで希釈する。
積層操作1: ゾルをポリエチレン製浸漬槽に満たす。重量が400m2/
gの市販のE−ガラス製のガラス繊維織布(30×60cm)
をこの溶液中に浸し、滞留時間1分後引張速度6mm/sで
引出す。次いで、織布を乾燥機中100℃で20分間乾燥す
る。
積層操作2: ゾルをエタノール100mlでさらに希釈し、圧搾空気噴
霧器を使って、織布が濡れるまで、フリーに吊るしたガ
ラス繊維織布を両面から噴霧する。次いで、熱風ファン
を使って、織布を約100℃の熱風で乾燥する。
上記の処理の後、ガラス繊維織布は、2個のブタンガ
スバーナー(最高温度:1750℃)に耐える。補強効果を
数量化するため、温度負荷の下での織布の伸びを記録す
る測定装置により、サイズが10×5cmの織布片を試験し
た。これによれば、無積層の織布の軟化点は、約840℃
であるのに対し、積層試料は、約1050℃でようやく切断
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨンシュケル ゲルハルト ドイツ国 ディー―66583 エルファー スベルク グリューネヴァルトシュトラ ーセ 12 (72)発明者 シュミット ヘルムート ドイツ国 ディー―66130 ザールブリ ュッケン―ギディンゲン イム ケーニ ッヒスフェルト 29 (56)参考文献 特開 平1−297471(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 17/00 - 17/44

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次のステップを含む、コートされたガラス
    基質を製造するための方法: (i)以下のものを加水分解および縮合させることによ
    りコーティング組成物を調製する: (a)少なくとも1つの式(I)の化合物: Si(OR) (I) 式中、Rは、C1〜6のアルキル基を表す;及び (b)式(II)及び式(III)の化合物の少なくとも1
    つ: RSi(OR) (II) R2Si(OR) (III) 式中、Rは上記で定義した通りであり、Rは、Rまた
    はC6〜C14のアリール基を表す; 前記化合物(a)及び(b)は液体であるか、又は溶媒
    に溶けているか、またはその両方である; (ii)ステップ(i)の前記コーティング組成物をガラ
    ス基材上に塗布する;及び (iii)ステップ(ii)のコートされた前記ガラス基材
    を、完全にコーティングを収縮しないように熱処理し、
    高温における改善された長時間安定性のコートされたガ
    ラス基材を調製する。
  2. 【請求項2】ステップ(i)において次の特徴を有す
    る、コートされたガラス基質を製造するための、請求の
    範囲1に記載の方法: (i)以下のものを加水分解および縮合させることによ
    りコーティング組成物を調製する: (a)少なくとも1つの式(I)の化合物: Si(OR) (I) 式中、Rは、C1〜6のアルキル基を表す;及び (b)式(II)及び式(III)の化合物の少なくとも1
    つ: RSi(OR) (II) R2Si(OR) (III) 式中、Rは上記で定義した通りであり、Rは、Rまた
    はC6〜C14のアリール基を表す;及び (c)Si、Al、Ti、及びZrからなる群から選択される元
    素の他の化合物の少なくとも1つ;及び/又は (d)前記化合物(a)〜(c)の予備縮合物(Vorkon
    densats);又は前記化合物(a)〜(c)と前記予備
    縮合物の組合せ; 前記化合物(a)〜(c)及び前記予備縮合物(d)は
    液体であるか、又は溶媒に溶けているか、またはその両
    方である。
  3. 【請求項3】ステップ(i)において、アルカリ金属、
    アルカリ土類金属、及びホウ素からなる群から選択され
    る元素の化合物少なくとも1つと組み合わせ、前記の少
    なくとも1つの化合物は反応媒体に溶けることを特徴と
    する、コートされたガラス基質を製造するための、請求
    の範囲1及び2のいずれかに記載の方法。
  4. 【請求項4】ステップ(i)は縮合触媒の存在下で行わ
    れることを特徴とする、コートされたガラス基質を製造
    するための、請求の範囲1〜3のいずれかに記載の方
    法。
  5. 【請求項5】被覆組成物が、ゾルゲル法によって製造さ
    れる事を特徴とする請求の範囲1〜4のいずれかに記載
    の方法。
  6. 【請求項6】ガラス基材として、アルカリ−および/ま
    たはアルカリ土類成分を含み若しくは含まないシリケー
    トガラス、鉛シリケートガラス、燐酸塩−、硼酸塩−ま
    たは希土類ガラスを対象とする事を特徴とする請求の範
    囲1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】被覆組成物が、SiO2−、Al2O3−、ZrO
    2−、TiO2−、SiO2/TiO2−、SiO2/ZrO2−、B2O3/SiO
    2−、Na2O/B2O3/SiO2−、またはNa2O/Al2O3/B2O3/SiO2
    −の組成物であることを特徴とする請求の範囲1乃至6
    のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】溶剤に溶かされる出発化合物として、上記
    元素の水酸化物、アルコキシド、ハロゲニド、酸、塩、
    錯体化合物および/または付加化合物が用いられる事を
    特徴とする請求の範囲1乃至7のいずれかに記載の方
    法。
  9. 【請求項9】溶剤が、水または水/アルコール混合物で
    ある事を特徴とする請求の範囲1〜8のいずれかに記載
    の方法。
  10. 【請求項10】加水分解および縮合が、酸性または塩基
    性の縮合触媒の存在下で行われることを特徴とする請求
    の範囲1乃至9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】被覆組成物に、その製造前、製造中およ
    び/または製造後に、SiO2、TiO2、Al2O3および/また
    はZrO2或いはそれらの混合酸化物の水および/または有
    機溶剤中の分散物を添加することを特徴とする請求の範
    囲1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】被覆組成物の塗布を液中浸漬、引張また
    はスプレーによって行なうことを特徴とする請求の範囲
    1乃至11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】被覆物の熱処理を基材ガラスの軟化点以
    下の温度で行うことを特徴とする請求の範囲1乃至12の
    いずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】熱処理された被覆物が、0.8〜8μmの
    厚みを備えていることを特徴とする請求の範囲1乃至13
    のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】請求の範囲1乃至14のいずれかに記載の
    方法により得られ、高温時の長時間安定性が改善された
    ガラス基材。
  16. 【請求項16】請求の範囲15に記載のガラス基材ででき
    た炉覗き窓、防火ガラス、防火繊維マット、光学ガラス
    および化学品容器。
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