JP3401453B2 - 棚段高さ調整棚 - Google Patents

棚段高さ調整棚

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JP3401453B2
JP3401453B2 JP15418499A JP15418499A JP3401453B2 JP 3401453 B2 JP3401453 B2 JP 3401453B2 JP 15418499 A JP15418499 A JP 15418499A JP 15418499 A JP15418499 A JP 15418499A JP 3401453 B2 JP3401453 B2 JP 3401453B2
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博之 織田
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日本ファイリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棚段の高さ調整が
可能な棚に関する。
【0002】
【従来の技術】棚段の高さ調整が可能な組立棚等では、
棚柱枠を連結する横桟が棚段を構成しており、その横桟
が両端に固着された係止金具を左右の支柱に係止して架
設される。
【0003】一般に支柱には高さ方向に所定のピッチで
係止孔が穿設されており、係止金具には係止孔に対応し
たピンが突設されていて、ピンを係止孔に係止すること
で係止金具が支柱に支持され、支持された左右の係止金
具を介して横桟が左右の支柱間に水平に架設される。係
止金具のピンを支柱の別の係止孔に係止させることで段
ピッチ(棚段のピッチ)を変更することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年スペース効率の良
い棚段高さ調整棚が望まれ、そのため段ピッチを細かく
設定できて収納効率の優れた組立棚が要求されるように
なってきた。しかるに従来の棚段高さ調整棚は、係止孔
が高さ方向に所定のピッチで支柱に形成されており、該
ピッチ間隔でしか段ピッチを変えることができない。
【0005】係止孔のピッチを小さくすれば段ピッチを
細かく設定できるが、係止孔は高さ方向に所定の大きさ
で穿設されるので、ピッチを小さくすれば上下の係止孔
間の間隔が狭くなり、収納物品の荷重が掛かる係止金具
のピンを係止するに十分な係止孔の強度を得ることがで
きなくなる。
【0006】そこで支柱を規格化して利用に供する場合
に、支柱に穿設される係止孔のピッチには最小限度があ
り、それ以上に細かく段ピッチを調整することはできな
かった。
【0007】また収納物品を変更する場合に、新たに収
納しようとする物品に合わせて段ピッチを調整しようと
しても、支柱の係止孔のピッチ間隔でしか高さを調整す
ることができず、収納効率を高めることができない場合
がある。
【0008】本発明は、斯かる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、段ピッチを支柱に形成された
係止孔のピッチ以下の間隔で簡単に調整することがで
き,収納効率を向上させることができる棚段高さ調整棚
を供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本発明は、隣り合う支柱間に高さ方向
に複数連結桟が高さを調整されて架設され、同じ高さに
架設された複数の連結桟により各棚段が構成される棚段
高さ調整棚において、前記支柱は高さ方向に所定ピッチ
pで係止孔が複数形成され、前記連結桟が上下対称な形
状をして両端に前記支柱に沿った係止金具が対称に固着
され、前記係止金具には前記ピッチpの整数倍だけ離れ
た上下一対のピンが前記支柱の係止孔に係止可能に突設
され、前記左右の係止金具に対して前記上下のピンの中
心点よりp/4だけ上下方向にずれて前記連結桟が固着
され、前記連結桟を上下逆さに使用してp/2間隔で棚
段の高さを調整できる棚段高さ調整棚とした。
【0010】上下対称な形状の連結桟が左右の係止金具
に対して上下のピンの中心点よりp/4だけ上下方向に
ずれて固着されているので、これを上下逆さにして支柱
の同じ係止孔に係止金具のピンを係止して連結桟を架設
すると、連結桟の上面(棚面)をp/2だけ高さを変え
ることができる。すなわち支柱の係止孔のピッチがpで
あっても、連結桟を上下逆さ使用を含めて架設すると、
p/2間隔で棚面の高さを調整することができる。
【0011】支柱に形成された係止孔の強度的に最小限
度とされるピッチよりも、半分の間隔で棚面の高さを調
整でき、より一層細かい高さ調整により収納効率を向上
させることができる。また収納物品を変更する場合に、
新たに収納しようとする物品に合わせて段ピッチを支柱
の係止孔のピッチ間隔以下に細かく調整することがで
き、既存の棚を用いて収納効率を高めることができる。
【0012】請求項2記載の発明は、前後一対の支柱を
連結材により連結した柱枠が互いに対向して左右方向に
配列され、左右方向に隣り合う支柱間に横桟が高さ方向
に複数架設され、前後同じ高さに架設された一対の横桟
により各棚段が構成される組立棚である棚段高さ調整棚
において、前記支柱は高さ方向に所定ピッチpで係止孔
が複数形成され、前記横桟が上下対称な形状をして両端
に前記左右の支柱に沿った係止金具が左右対称に固着さ
れ、前記係止金具には前記ピッチpの整数倍だけ離れた
上下一対のピンが前記支柱の係止孔に係止可能に突設さ
れ、前記左右の係止金具に対して前記上下のピンの中心
点よりp/4だけ上下方向にずれて前記横桟が固着さ
れ、前記横桟を上下逆さに使用してp/2間隔で棚段の
高さを調整できる棚段高さ調整棚とした。
【0013】上下対称な形状の横桟を上下逆さにして支
柱の同じ係止孔に係止金具のピンを係止して横桟を架設
すると、横桟の上面(棚面)をp/2だけ高さを変える
ことができ、支柱の係止孔のピッチがpであっても、横
桟を上下逆さ使用を含めて組立てをすると、p/2間隔
で棚面の高さを調整できる組立棚とすることができる。
【0014】支柱に形成された係止孔の強度的に最小限
度とされるピッチよりも、半分の間隔で棚面の高さを調
整でき、より一層細かい高さ調整により収納効率を向上
させることができ、また収納物品を変更する場合に、新
たに収納しようとする物品に合わせて段ピッチを支柱の
係止孔のピッチ間隔以下に細かく調整することができ、
既存の組立棚を用いて収納効率を高めることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の棚
段調整棚において、前記棚段を構成する前後一対の横桟
間に縦桟が左右方向に複数着脱自在に架設されたことを
特徴とする。
【0016】横桟自体が上下対称な形状をしているの
で、横桟を上下逆さに使用しても、縦桟を着脱自在に架
設することができる。収納物品の大小に拘わらず縦桟に
より物品を確実に収納支持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1乃至図14に図示し説明する。図1は、本実
施の形態に係る棚段調整棚であるパレットラック1の斜
視図である。
【0018】前後一対の支柱3,3を3段に亘る連結材
たる筋交い4及び水平材5により連結して柱枠2が形成
されており、該柱枠2,2を左右に互いに対向させ、左
右方向に隣り合う前側支柱3,3間及び後側支柱3,3
間に横桟6が高さ方向に間隔を開けて3本ずつ水平に架
設されている。
【0019】前後同じ高さに架設された横桟6,6によ
りそれぞれ棚段7が構成され、各棚段7の横桟6,6間
に縦桟8が4本所定位置に架設されている。収納するパ
レット9及び荷の大きさにより棚段7の数及び高さ、縦
桟8の数及び位置を変えることができる。
【0020】図2及び図3に示すように支柱3は、上面
視で外壁3a,左右側壁3b,3b,開口を有する内壁
3cにより矩形をなした長尺のチャンネル状部材であ
る。外壁3aには高さ方向に所定ピッチpで複数の係止
孔10が穿設されており、左右に並んで2列配列されてい
る。
【0021】係止孔10は最も大きく穿設された上部から
下方に先細に延びた特殊形状をしている。斯かる支柱3
の下端に座板11が添設されて座板11を介して支柱3は立
設される。
【0022】開口を有する内壁3cを対向させて2本の
支柱3,3を前後に配して、内壁3cに基端を固着して
内側に突出させたブラケット12に筋交い4と水平材5の
端部をボルト・ナット13により共締めして(図12参
照)、支柱3,3を連結し柱枠2を構成する。
【0023】一方横桟6は、図4乃至図9に図示するよ
うに断面が略Σ字形状の上下対称な形状をなした鋼材か
らなり、この略Σ字の中央の屈曲部は実際は平坦な中央
鉛直外壁6aをなし、その上下の傾斜壁6b,6bを経
て屈曲部も平坦な鉛直外壁6c,6cをなし、同鉛直外
壁6c,6cから屈曲した上下の水平壁6d,6dは僅
かに段部が形成され、その端部が互いに近づく方向に屈
曲して鉛直内壁6e,6eが形成されている(図9参
照)。
【0024】水平壁6d,6dから鉛直内壁6e,6e
にかけての上下の屈曲部には、左右方向に亘って複数の
切込み6fが縦桟8の幅間隔で形成されており、この切
込み6fを含めて横桟6は上下対称な形状をしている。
【0025】該横桟6の両端には上下方向に長尺の係止
金具15,15が一体に溶接されている。係止金具15は、矩
形の鋼鈑をL字状に屈曲し、横桟6に溶接される側壁15
bと前後外側となる外壁15aとからなり、外壁15aの左
右幅は支柱3の左右幅の半分弱程あり、同外壁15aには
4個の円孔15cが上下一列に穿設されており、上下2個
の円孔15c,15c間の距離は、前記支柱3の係止孔10の
ピッチpの4倍の4pである(図7及び図9参照)。
【0026】係止金具15の外壁15aと側壁15bの角部
を、支柱3の外壁3aと側壁3bの角部に合わせ、上下
に摺動して調整すると、上下2個の円孔15c,15cを支
柱3の上下に4個離れた2個の係止孔10,10に一致させ
ることができる。この上下の2個の円孔15c,15cに係
止ピン16,16が嵌着される。
【0027】係止ピン16は、図8に示すように左右方向
に長径を有する長円状をした頭部16a,その短径を外径
とする円柱係止部16b,小径部16cの順に形成されてい
て、小径部16cを係止金具15の所定円孔15cに内側から
貫通させ、外側に突出した部分をかしめ付け、頭部16a
と円柱係止部16bを内側に突出させて係止ピン16を係止
金具15に固着する。
【0028】支柱3側の係止孔10は前記したように特殊
形状をしており、係止ピン16の頭部16aは係止孔10の最
も大きく穿設された上部を貫通し、係止金具15を係止ピ
ン16とともに若干下げることで、円柱係止部16bが係止
孔10の下方先細部に食い込むようにして係止される。
【0029】斯かる係止金具15が横桟6の両端に溶接さ
れるのであるが、係止金具15に対して横桟6を上下方向
中央位置に固着するのではなく、図7及び図9に示すよ
うに上下の係止ピン16,16の中心点高さMより上方にp
/4だけずれた位置に固着する。左右の係止金具16,16
は、左右対称に固着される。
【0030】以上のように左右に係止金具15,15を固着
した横桟6を、左右の支柱3,3に係止金具15,15を介
して架設する。その際係止金具15の上下の係止ピン16,
16が係止される係止孔10,10を選択して係止金具15を係
止し、所要高さに横桟6を架設する。
【0031】なお係止金具15の下から2番目の円孔15c
と対応する支柱3の係止孔10には頭部から下方へ屈曲し
た形状の抜け止め用のピン17が挿入されていて、係止金
具15に上方への力が掛かったときに係止金具15の上方へ
の移動を規制して係止ピン16が係止孔10から外れるのを
防止することができる。
【0032】本実施の形態では、図1に示すように横桟
6を上下3段に亘って架設しており、同じ高さにある対
応する前後の横桟6,6間に縦桟8が架設される。縦桟
8は図10及び図11に図示するように、断面が略コ字
状をなす前後に長尺の部材であり、上壁8aの両側で屈
曲した左右側壁8b,8bの前後端には下端から上方へ
入った切込みにより係止爪部8c,8cが形成されてい
る。その他の左右側壁8b,8bの下端は内側に屈曲し
ている。
【0033】この縦桟8の前後の係止爪部8c,8cを
前後の横桟6,6の所要の切込み6f,6fに上方から
嵌入させて縦桟8を架設する。各棚段7にそれぞれ4本
の縦桟8が所要左右位置に架設される。なお横桟6の水
平壁6dには段部を有して、その低い部分に縦桟8の上
壁8aの端部が載り横桟3の上面と縦桟8の上面が略同
一面をなし、棚段7の棚面を構成する。
【0034】こうしてパレットラック1は組み立てられ
る。図13及び図14において横桟6を実線で示す姿勢
で架設すると、棚段7の高さ調整は係止孔10のピッチp
ごとに行われることになり、さらに細かい調整はできな
いが、横桟6を上下逆さにした姿勢で使用すると、同じ
係止孔10に係止ピン16を係止させて係止金具15を支持さ
せたとして図13及び図14に2点鎖線で示すように、
p/2だけ棚段7の高さが低い位置となる。
【0035】すなわち横桟6の上下逆さの使用を含めて
組立棚1を組み立てると、棚段7の高さ調整は係止孔10
のピッチpの半分のp/2間隔で細かく調整することが
できる。したがって収納物品に最も適した棚段7の高さ
を設定し、棚段を増加させ収納効率を向上させる可能性
を高くすることができる。
【0036】規格化された組立棚の場合、支柱に形成さ
れる係止孔のピッチpは、50mmが最小限度であり、これ
以下のピッチは強度的に無理がある。そのため従来棚段
の高さ調整は50mm間隔で行うのが限度であったが、本発
明の組立棚では、25mm間隔で細かく棚段の高さ調整を行
うことが可能である。
【0037】また収納物品を変更する場合等に棚段の高
さを調整することがあるが、斯かる場合に既存の組立棚
を用いて支柱に設けられた係止孔のピッチpの半分のp
/2間隔で細かく調整することができ、収納効率を高め
ることができる。
【0038】なお横桟6を上下逆さにした場合でも横桟
6自体が上下対称な形状をしているので、上側になった
水平壁6dと鉛直内壁6eに形成された切込み6fに縦
桟8の係止爪部8bを嵌入させて前後の横桟6,6に同
様に縦桟8を架設することができる。
【0039】通常棚段7に載せられるパレット9は、奥
行が前後の横桟6,6間に掛かって載る程の長さを有す
るが、パレット9が前後にずれたとき、縦桟8がないと
パレット9が横桟6から外れ落ちることがあるので、こ
れを縦桟8が防止している。また縦桟8があることで、
小さいパレットも載置することができる。
【0040】以上の実施の形態では1連のパレットラッ
ク1を示したが、支柱3の外壁3aには高さ方向に配列
される係止孔10が左右に2列あるので、支柱3(柱枠
2)を共通にして左右に新たなパレットラックを順次構
成して多連のパレットラックとすることができる。
【0041】ここでより具体的な実施例について図15
に基づき説明する。本パレットラック20は、支柱21に形
成された係止孔のピッチpが90mmであり、棚段(横桟)
22の厚みが100mmであり、床から天井までの高さが4850m
mの倉庫に設置されている。いまパレットを含め荷高100
0mmの荷23が収容されるとする。
【0042】フォークリフト等荷役機器により搬出入を
行うため収容された荷23とその上の棚段22との間に最低
100mmのアッパークリアランスが必要である。そこで従
来の棚段調整棚であると、図15の(a)に示すように90m
mのアッパークリアランスでは不十分なため1ピッチ大
きい180mmのアッパークリアランスとしており、よって
段ピッチは1280(1000+180+100)mmであり、床面を1段
目として4段の棚段が形成される。
【0043】したがって4段目の棚面の高さは3840mmと
なり、その棚面から天井までの高さは1010mmであり、よ
って4段目の棚段に荷高1000mmの荷23を収容する余裕は
あるが、アッパークリアランスが10mmしかなく搬出入作
業ができず、結局4段目の棚段には荷23を収容すること
ができず収容効率を低下させている。
【0044】これに対して本発明においては、横桟を上
下逆さに使用することで、支柱21の係止孔のピッチ90mm
の半分の45mmピッチで棚段の高さ調整ができるので、ア
ッパークリアランスを45mm小さくした135mmとして搬出
入作業が可能であり、この場合図15の(b)に示すよう
に段ピッチは1235(1000+135+100)mmとなる。
【0045】4段目の棚面の高さは3705mmとなり、その
棚面から天井までの高さは1145mmであり、荷高1000mmの
荷23を収容してかつアッパークリアランスを145mm確保
できるので、4段目の棚段にも荷23を収容することがで
きる。したがって収容効率を向上させることができる。
【0046】また段ピッチを細かく調整できるので、最
上段の棚面の高さをできるだけ低く設定することが可能
であり、フォークリフトでの作業もし易くして作業効率
を上げることができる。
【0047】次に縦桟の横桟への係止構造について異な
る例を図16乃至図22に図示し説明する。
【0048】図16乃至図18に図示するように本横桟
31は、概略形状が前記横桟6と等しく、断面が中央鉛直
外壁31,その上下の傾斜壁31b,31b,鉛直外壁31c,
31c,水平壁31d,31dから略Σ字をなしているが、水
平壁31d,31dの端部は内側に折り返している。そして
傾斜壁31b,31bに左右方向に亘って複数の切込み31f
が縦桟35の幅間隔で形成されており、この切込み31fを
含めて横桟31は上下対称な形状をしている。
【0049】横桟31の両端に溶接される係止金具32は、
前記係止金具15と同じ形状をしてL字状に屈曲した外壁
32aと側壁32aとからなり、外壁32aにはピッチpの4
個の円孔32cが穿設され、上下の2個の円孔32c,32c
に係止ピン33,33が嵌着されている。
【0050】そして係止金具32,32は、横桟31の両端に
左右対称に溶接される。その際係止金具32に対して横桟
31を上下方向中央位置に固着するのではなく、図16に
示すように上下の係止ピン33,33の中心点高さMより上
方にp/4だけずれた位置に固着する。したがって本横
桟31を上下逆さにすると、横桟31の水平壁31d,31dは
p/2だけ上下にずれる。
【0051】縦桟35は、図19乃至図21に示すように
縦桟本体36が断面コ字状を有し下方を開放して左右にフ
ランジを有しており、そのフランジのない前後端部に係
止部材37,37が固着されている。係止部材37は、断面コ
字状をして上方を開放し、左右側壁37a,37aが前後一
方に延出して係止爪部37b,37bが下端縁に切り欠きを
有して形成されている。
【0052】係止部材37は、左右側壁37a,37aで挟む
ようにして縦桟本体36の端部に下方から嵌合し係止爪部
37b,37bを外側に突出させて溶接される。この縦桟35
の前後の係止爪部37b,37bを前後の横桟31,31の所要
の切込み31f,31fに挿入して係止させ、縦桟35が架設
される(図22参照)。縦桟35が架設されると、横桟31
と縦桟35の上面は同一面の棚面を構成する。
【0053】図22において横桟31を実線で示す姿勢で
架設すると、棚段の高さ調整はピッチpごとに行われる
ことになり、さらに細かい調整はできないが、横桟31を
上下逆さにした姿勢で使用すると、同じ係止孔に係止ピ
ン33を係止させて係止金具32を支持させたとして図22
に2点鎖線で示すように、p/2だけ棚段7の高さが低
い位置となる。
【0054】すなわち横桟31の上下逆さの使用を含めて
組立棚を組み立てると、棚段の高さ調整は係止孔のピッ
チpの半分のp/2間隔で細かく調整することができ
る。横桟31を上下逆さにした場合でも横桟31自体が上下
対称な形状をしているので、上側になった傾斜壁31bに
形成された切込み31fに縦桟35の係止爪部37bを嵌入さ
せて前後の横桟31,31に同様に縦桟31を架設することが
できる。
【0055】本実施の形態では、図22に示すように縦
桟35の端部が横桟31の上側の水平壁31dの下方に入り込
んでいるので、何らかの原因で縦桟35に上向きの力が加
わったとしても水平壁31dがストッパとして働き、係止
爪部37bの係止が外れることを防止している。
【0056】なお以上の実施の形態では断面が略Σ字の
横桟を使用していたが、単純なCチャンネル状あるいは
パイプ状の横桟を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るパレットラックの
斜視図である。
【図2】支柱の上面図である。
【図3】支柱の部分的正面図である。
【図4】横桟の正面図である。
【図5】同上面図である。
【図6】同側面図である。
【図7】同部分的拡大正面図である。
【図8】同部分的拡大上面図である。
【図9】図7においてIX−IX線に沿って切断した断面図
である。
【図10】縦桟の側面図である。
【図11】同正面図である。
【図12】組み立てられたパレットラックの部分的平面
図である。
【図13】同正面図である。
【図14】同部分的に断面とした側面図である。
【図15】具体的な一実施例のパレットラックの説明図
である。
【図16】別の実施の形態に係る横桟の部分的正面図で
ある。
【図17】同上面図である。
【図18】図16においてXVIII−XVIII線に沿って切断
した断面図である。
【図19】縦桟の側面図である。
【図20】同上面図である。
【図21】同正面図である。
【図22】組み立られたパレットラックの部分的に断面
とした側面図である。
【符号の説明】
1…パレットラック、2…柱枠、3…支柱、4…筋交
い、5…水平材、6…横桟、7…棚段、8…縦桟、9…
パレット、10…係止孔、12…ブラケット、13…ボルト・
ナット、15…係止金具、16…係止ピン、17…ピン。20…
パレットラック、21…支柱、22…棚段、23…荷、31…横
桟、32…係止金具、33…係止ピン、35…縦桟、36…縦桟
本体、37…係止部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 47/02 A43B 57/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合う支柱間に高さ方向に複数連結桟
    が高さを調整されて架設され、同じ高さに架設された複
    数の連結桟により各棚段が構成される棚段高さ調整棚に
    おいて、 前記支柱は高さ方向に所定ピッチpで係止孔が複数形成
    され、 前記連結桟が上下対称な形状をして両端に前記支柱に沿
    った係止金具が対称に固着され、 前記係止金具には前記ピッチpの整数倍だけ離れた上下
    一対のピンが前記支柱の係止孔に係止可能に突設され、 前記左右の係止金具に対して前記上下のピンの中心点よ
    りp/4だけ上下方向にずれて前記連結桟が固着され、 前記連結桟を上下逆さに使用してp/2間隔で棚段の高
    さを調整できることを特徴とする棚段高さ調整棚。
  2. 【請求項2】 前後一対の支柱を連結材により連結した
    柱枠が互いに対向して左右方向に配列され、左右方向に
    隣り合う支柱間に高さ方向に複数横桟が高さを調整され
    て架設され、前後同じ高さに架設された一対の横桟によ
    り各棚段が構成される組立棚である棚段高さ調整棚にお
    いて、 前記支柱は高さ方向に所定ピッチpで係止孔が複数形成
    され、 前記横桟が上下対称な形状をして両端に前記左右の支柱
    に沿った係止金具が左右対称に固着され、 前記係止金具には前記ピッチpの整数倍だけ離れた上下
    一対のピンが前記支柱の係止孔に係止可能に突設され、 前記左右の係止金具に対して前記上下のピンの中心点よ
    りp/4だけ上下方向にずれて前記横桟が固着され、 前記横桟を上下逆さに使用してp/2間隔で棚段の高さ
    を調整できることを特徴とする棚段高さ調整棚。
  3. 【請求項3】 前記棚段を構成する前後一対の横桟間に
    縦桟が左右方向に複数着脱自在に架設されたことを特徴
    とする請求項2記載の棚段高さ調整棚。
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